JP2020134188A - 漏油検出装置及び漏油検出方法 - Google Patents

漏油検出装置及び漏油検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合でも、漏油を正確に検出できるようにすることができる漏油検出装置及び漏油検出方法を提供する。【解決手段】油入機器に光を照射する光源と、油入機器を撮影する撮像機と、光源及び撮像機の動作を制御する制御装置と、撮像した画像を保存する記憶装置と、保存された画像を処理する画像処理装置と処理結果を表示する表示装置で構成され、油入機器の漏油を検出する漏油検出装置であって、光源と撮像機は対象物である油入機器表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されるとともに、画像処理装置は、撮像した画像について、輝度の異なる明るさの部位と、暗い部位を有する輝度の三層構造が観察される場合に、画像上で最も明るい部位とこの最も明るい部位に隣接している暗い部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出装置。【選択図】図1

Description

本発明は、漏油検出装置及び漏油検出方法に係り、特に、変圧器、コンデンサ、GIS(ガス絶縁開閉装置)の油圧操作器、整流器、コンバータ、インバータなどの油入機器の漏油検出に好適な、漏油検出装置及び漏油検出方法に関する。
従来から、貯油タンクや変圧器等の油入機器では、劣化或いは事故等により、油漏れ(漏油)が発生する懸念があった。漏油は、環境汚染や災害につながる可能性があるため、初期段階の漏油を簡易、かつ、高精度に検出する技術が求められてきた。
この問題を解決する従来技術として、特許文献1に記載されたものがある。この文献には、漏油の吸収波長を含む紫外光を被測定物(変圧器などの検査対象物)に照射した際に、漏油が反射する蛍光を検出することで漏油を検出する技術が記載されており、より具体的には、紫外光照射中の撮影画像の各ピクセルを画像処理することで各ピクセルの明度と彩度を演算し、明度−彩度グラフおよび明度−彩度特性曲線を作成するとともに、この明度−彩度特性曲線から所定値以上乖離したピクセルを蛍光箇所、すなわち、漏油箇所と認識する。
特開2016−90560号公報
特許文献1に記載の技術は、夜間などの照度が低い時間帯における漏油の検出には効果的だが、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合、漏油の検出精度が低下する。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合でも、漏油を正確に検出できるようにすることができる漏油検出装置及び漏油検出方法を提供することを目的とする。
以上のことから本発明においては「油入機器に光を照射する光源と、油入機器を撮影する撮像機と、光源及び撮像機の動作を制御する制御装置と、撮像した画像を保存する記憶装置と、保存された画像を処理する画像処理装置と処理結果を表示する表示装置で構成され、油入機器の漏油を検出する漏油検出装置であって、光源と撮像機は対象物である油入機器表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されるとともに、画像処理装置は、撮像した画像について、輝度の異なる明るさの部位と、暗い部位を有する輝度の三層構造が観察される場合に、画像上で最も明るい部位とこの最も明るい部位に隣接している暗い部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出装置」としたものである。
また本発明においては「油入機器に光を照射する光源と、油入機器を撮影する撮像機と、光源及び撮像機の動作を制御する制御装置と、撮像した画像を保存する記憶装置と、保存された画像を処理する画像処理装置と処理結果を表示する表示装置で構成され、油入機器の漏油を検出する漏油検出装置であって、光源と撮像機は対象物である油入機器表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されるとともに、画像処理装置は、撮像した画像について、画像の端部に輝度の暗い部位の内部に明るい部位が観察される場合に、明るい部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出装置」としたものである。
また本発明においては「油入機器に光を照射し油入機器を撮影して得られた画像を用いて油入機器の漏油を検出する漏油検出方法であって、撮影した画像について、輝度の異なる明るさの部位と、暗い部位を有する輝度の三層構造が観察される場合に、画像上で最も明るい部位とこの最も明るい部位に隣接している暗い部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出方法」としたものである。
また本発明においては「油入機器に光を照射し油入機器を撮影して得られた画像を用いて油入機器の漏油を検出する漏油検出方法であって、撮影した画像について、画像の端部に輝度の暗い部位の内部に明るい部位が観察される場合に、明るい部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出方法」としたものである。
本発明によれば、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合でも、漏油を正確に検出できる。
実施例1に係る漏油検出装置100の概略構成例を示す図。 本発明に係る漏油検出方法の考え方を説明するための図。 機械学習の手法を利用して、漏油部位を抽出する考え方を示す図。 実施例1に係る漏油検出装置100の概略構成例を示す図。 実施例2の油を紫外光照射した際のスペクトルポーチ図。 図6は、実施例2における対象物表面からの反射光を説明するための図。 実施例2のフィルタ14を利用する場合の光源強度低減を説明する概略図。 本発明の実施例3に係る漏油検出方法の考え方を説明するための図。 本発明の実施例4に係る漏油検出方法の考え方を説明するための図。
以下、図面を用いながら、本発明の漏油検出装置及び漏油検出方法の実施例を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1から図3を用いて、油入機器表面に付着した油を検査する本発明の実施例1に係る漏油検出装置100及び漏油検出方法を説明する。本実施例は変電所内の油入変圧器を例として説明する。
図1は、検査対象物1と、実施例1に係る漏油検出装置100の概略構成例を示す図である。この検査対象物1は、変圧器、コンデンサ、GIS(ガス絶縁開閉装置)の油圧操作器、整流器、インバータ、コンバータ等の油入機器である。
本実施例では、変電所の中に配置されている油入変圧器を検査対象物1として説明する。
図1に示す如く、漏油検出装置100は、光源2、撮像機3、前記各装置2、3の動作を制御する制御装置4、撮像した画像を保存する記憶装置5、保存された画像を処理する画像処理装置6、処理結果を表示する表示装置7で構成され、検査対象物1の表面に付着した漏油8を撮影して、最終的には表示装置7に漏油の検査結果を表示する。
ここで光源2は、可視光が含まれるランプを利用すればよい。撮像機3は、可視光を撮影するデジタルカメラや監視カメラ等の汎用品を利用することができる。
本発明では、可視光源である光源2を利用し、撮像機3により油の鏡面反射光を撮影することで、微少漏油を検出する。
図2は、本発明に係る漏油検出方法の考え方を説明するための図である。対象物表面の鏡面反射部位のみ示す。図2の上方には漏油8が付着した対象物1の表面を示しており、図2の下方には対象物1の表面の撮像画像における各部の輝度を表している。
図2の上方に示すように、漏油8が対象物1の表面に付着する場合、油の最表面8aは対象物1の表面と並行するが、油と対象物表面の境界部8bが形成される。ここでは光源2と撮像機3は対象物1の表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されているものとする。図1の例では、対象物1の表面に直交する方向、位置に光源2と撮像機3が設置されており、対象物1の表面からの反射光を撮像機3により撮像する。これにより鏡面反射光の部位に、油8が付着した場合、油8からの鏡面反射光も同じように撮影される。
しかし、油8と対象物1の境界部位8bでは、反射光は撮像機3の方向とは異なる他の方向に向いているため、撮像機3で鏡面反射光が観察されない。そのため、撮影された画像上では、油8の最表面8aに対応する油表面鏡面反射光部位10および、油が付着していない面に対応する対象物表面鏡面反射光部位9は明るいが、油と対象物の境界部位8bに対応する油表面鏡面反射光部位11が暗いことになる。
また油表面鏡面反射光部位10および対象物表面鏡面反射光部位9を比較してみると、可視光に対する油8の反射率は対象物1の表面の反射率より高いため、油表面鏡面反射光部位10は対象物表面鏡面反射光部位9より明るい画像として観測される。
つまり図2下に示すように、画像上では、油表面鏡面反射光部位10の輝度をK1、油と対象物の境界部位11の輝度をK2、対象物表面鏡面反射光発生部位9の輝度をK3とすると、K1>K3>K2の関係がある。
結果として、観測された画像には図2の下方に示すような三層構造が観察される。油表面鏡面反射部位10は最も明るい、隣接した油と対象物の境界部位11は暗い、続いて隣接した対象物表面の鏡面反射部位9は明るい。かつ、油表面鏡面反射部位10の輝度は対象物表面の鏡面反射部位の輝度より低いものとして観測される。
このように、輝度K1>K3>K2の部位として隣接した三層構造が観察される場合に、油表面鏡面反射部位10と、隣接した油8と対象物1の境界部位11の両方が漏油部位として認識される。
さらに、上記の三層構造で構成されたパターンの特徴を利用し、機械学習の手法を利用して、漏油部位のみ抽出することができる。
図3は機械学習の手法を利用して、漏油部位を抽出する考え方を示す図である。図3に示すように、機械学習の手法としては、まず、各種対象物1の形状、光源の照射形状、漏油の状態を考え、大量の画像を撮影して画像1aから画像1nを学習データとして得、画像処理装置6において漏油パターンを自己学習する。つぎに、判定画像1xを入力し、学習した結果に基づいて判定画像1xから漏油8のみ抽出する。
抽出した漏油8のこの部位をマーカつけなどの手法で元画像あるいは光源照射無し場合に得た同じ画像上に付与して表示装置7上に表示すると、非熟練の点検員でも漏油場所を簡単に同定できる。
なお本実施例のすべての手順を実施する必要はなく、また実施する場所の状況に応じて、一部の手順のみを実施するものとできる。
本実施例の漏油検出装置により、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合、高精度に漏油の検出ができる。
図4から図6を用いて、油入機器表面に付着した油を検査する本発明の実施例2に係る漏油検出装置100及び漏油検出方法を説明する。なお実施例1との共通点は、重複説明を省略する。
図4に示す実施例2に係る漏油検出装置100では、光源12からの光には紫外光と可視光の両方が含まれる。光源12の前にフィルタ13を装着する。フィルタ13は、中心波長365nm、半値幅約10nmの紫外光、及び中心波長405nm、半値幅10nm程度の可視光を透過させる。無論、二枚フィルタを利用してもよい。同様に撮像機3の前にフィルタ14を装着する。フィルタ14は中心波長405nm、半値幅10nm程度の可視光を透過させる。
図5に、365nmのピーク値をもつ紫外光源を変圧器用鉱油に照射した際に得られたスペクトルのポーチ図を示す。405nm付近に最も強いピークが観察された。
図6は、実施例2における対象物表面からの反射光を説明するための図である。図6に示すように、365nmのピーク値をもつ紫外光を油8に照射すると、反射光に加え、油からの蛍光も観察される。このとき、油表面鏡面反射部位10からの光の強度K1´=鏡面反射光K1+蛍光の強度、隣接した油と対象物の境界部位11からの光の強度はK2´=拡散反射光+蛍光の強度、続いて隣接した対象物表面の鏡面反射部位9からの光の強度はK3´=鏡面反射光の強度である。このように、油が付着していない部位では蛍光が観測されない。このようにすると、油表面鏡面反射発生部位10の光の強度をさらに向上できるため、検出感度の向上ができる。
一般的に、蛍光の強度は鏡面反射光と比べて弱いため、油8と対象物1の境界部位11の輝度は油表面鏡面反射部位10と対象物表面の鏡面反射部位9の輝度と比較すると、同じように最も低い。
一方で、中心波長405nm、半値幅10nm程度のフィルタ14を利用すると、環境光の強度は約90%低減できる。例えば、図7に示すように、フィルタ14利用しない場合、光源の強度P1は環境光強度BG1より大きいものが必要であるが、フィルタ14を利用すると、光源の強度P2は環境光強度BG2より大きい程度のものでよい。そのため、必要な光源の強度も大きく低減できる。
もちろん、油の種類によって、照射光源の波長と蛍光の色が違う場合には、適切な波長範囲のフィルタを選択すれば、本手法が適用できる。
なお本実施例のすべての手順を実施する必要はなく、また実施する場所の状況に応じて、一部の手順のみを実施するものとできる。
本実施例の漏油検出装置により、必要な光源の強度が低減でき、検出装置のコストが低減できる。
図8を用いて、油入機器表面に付着した油を検査する本発明の実施例3に係る漏油検出方法を説明する。なお、実施例1との共通点は重複説明を省略する。
実施例3では、図8に示すように、対象物表面の鏡面反射部位9に漏油8が付着した場合と対象物表面鏡面反射部位の近傍15に漏油8Aが付着した場合を想定する。このときには、油表面鏡面反射部位10以外に、漏油8Aと対象物の境界部位11Aから鏡面反射光が撮像機3で観察される。これは撮像した画像の中心部と周辺部にそれぞれ漏油があることを想定したものである。
このようなケースでは、図8の下方に示すような五層構造が観察される。対象物表面鏡面反射部位の近傍15が暗い、漏油8Aと対象物の境界部位11Aと油表面鏡面反射発生部位10とは最も明るい、隣接した油と対象物の境界部位11は暗い、続いて隣接した対象物表面の鏡面反射部位9は明るいという結果になる。且、漏油8Aと対象物の境界部位11Aと油表面鏡面反射発生部位10の輝度は対象物表面の鏡面反射部位9の輝度より高い。
この場合には、対象物表面鏡面反射部位の近傍に、明るく観察された部位11A、と対象物表面の鏡面反射部位に、油表面鏡面反射発生部位10と、隣接した暗い部位11は漏油付着部位と認識する。
このケースは、図2の画像中心部における三層構造以外に、画像端部に明るい部位と暗い部位が観察されたものであり、この場合には明るい部位を漏油部分とすることができる。つまり画像端部に明るい部位と暗い部位が観察され、特に暗い部位内に明るい部位が観察される場合には明るい部位を漏油部分とすることができる。
なお、油と対象物の境界部位11と対象物表面鏡面反射光発生部位の近傍15の輝度はほぼ同等な場合がある。
さらに、上記の五層構造で構成されたパターンの特徴を利用し、機械学習の手法を利用して、実施例1と同じように漏油部位のみ抽出することができる。
上記の通り、本実施例の漏油検出装置により、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合、高精度に漏油の検出ができる。
次に、図9を用いて、油入機器表面に付着した油を検査する本発明の実施例4に係る漏油検出方法を説明する。なお、実施例1と実施例3との共通点は重複説明を省略する。
図9では、対象物表面の鏡面反射部位9に漏油8が付着しておらず、且、対象物表面鏡面反射部位の近傍15に漏油8Aが付着した場合を想定している。これは撮像した画像の対象物表面鏡面反射部位の周辺部にのみ漏油があることを想定したものである。このときには、漏油8Aと対象物の境界部位11Aから鏡面反射光のみが撮像機3で観察される。
このように、図9の下方に示すような三層構造が観察されるが、このときには対象物表面鏡面反射光発生部位の近傍15が暗い、隣接した漏油8Aと対象物の境界部位11Aは最も明るい、隣接した対象物表面の鏡面反射発生部位9は明るいが、境界部位11Aより輝度が低いものとなる。
この場合にも、実施例3と同様に画像端部に明るい部位と暗い部位が観察され、暗い部位内に明るい部位が観察されたものであり、この場合には明るい部位を漏油部分とすることができる。
さらに、上記の三層構造で構成されたパターンの特徴を利用し、機械学習の手法を利用して、実施例1と同じように漏油部位のみ抽出することができる。
上記の通り、本実施例の漏油検出装置により、昼間の太陽光によるバックグランドノイズが大きい場合、高精度に漏油の検出ができる。
なお、実施例1から4まで、さまざまの組み合わせは可能。検出結果に影響しない。上記パターンは状況により、さまざまの変化が有、基本原理は同じである。
100:漏油検出装置
1、1a、1b、1n、1x:検査対象物
2:光源
3:撮像機
4:制御装置
5:記憶装置
6:画像処理装置
7:表示装置
8:漏油
9:対象物表面鏡面反射部位
10、10a:油表面鏡面反射部位
11、11a:油と対象物の境界部位
12:光源
13:フィルタ
14:フィルタ
15:対象物表面鏡面反射部位の近傍

Claims (6)

  1. 油入機器に光を照射する光源と、前記油入機器を撮影する撮像機と、前記光源及び前記撮像機の動作を制御する制御装置と、撮像した画像を保存する記憶装置と、保存された画像を処理する画像処理装置と処理結果を表示する表示装置で構成され、前記油入機器の漏油を検出する漏油検出装置であって、
    前記光源と前記撮像機は対象物である前記油入機器表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されるとともに、
    前記画像処理装置は、撮像した画像について、輝度の異なる明るさの部位と、暗い部位を有する輝度の三層構造が観察される場合に、画像上で最も明るい部位とこの最も明るい部位に隣接している暗い部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出装置。
  2. 請求項1に記載の漏油検出装置であって、
    前記画像処理装置は、観察された前記輝度の三層構造について、機械学習により漏油部位のみ抽出し、前記表示装置は元画像あるいは光源照射無し場合に得た同じ画像上にマーカつけして表示することを特徴とする漏油検出装置。
  3. 請求項1に記載の漏油検出装置であって、
    前記光源の光は紫外光と可視光の両方を含むとともに、前記光源の前に紫外光と可視光を透過するフィルタを装着し、前記撮像機の前に可視光を透過するフィルタを装着していることを特徴とする漏油検出装置。
  4. 油入機器に光を照射する光源と、前記油入機器を撮影する撮像機と、前記光源及び前記撮像機の動作を制御する制御装置と、撮像した画像を保存する記憶装置と、保存された画像を処理する画像処理装置と処理結果を表示する表示装置で構成され、前記油入機器の漏油を検出する漏油検出装置であって、
    前記光源と前記撮像機は対象物である前記油入機器表面からの鏡面反射光が撮影できるように配置されるとともに、
    前記画像処理装置は、撮像した画像について、画像の端部に輝度の暗い部位の内部に明るい部位が観察される場合に、明るい部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出装置。
  5. 油入機器に光を照射し前記油入機器を撮影して得られた画像を用いて前記油入機器の漏油を検出する漏油検出方法であって、
    撮影した画像について、輝度の異なる明るさの部位と、暗い部位を有する輝度の三層構造が観察される場合に、画像上で最も明るい部位とこの最も明るい部位に隣接している暗い部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出方法。
  6. 油入機器に光を照射し前記油入機器を撮影して得られた画像を用いて前記油入機器の漏油を検出する漏油検出方法であって、
    撮影した画像について、画像の端部に輝度の暗い部位の内部に明るい部位が観察される場合に、明るい部位を漏油付着部位と認識することを特徴とする漏油検出方法。
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