JPS6364095A

JPS6364095A - 電子音板打楽器

Info

Publication number: JPS6364095A
Application number: JP61209261A
Authority: JP
Inventors: 水口　正明
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 1986-09-05
Filing date: 1986-09-05
Publication date: 1988-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は電子音板打楽器、詳しくは別の音板打楽器とと
もに使用され、センサに電気信号を発生させる被打撃体
をその支持フレームに対して移動可能に配設した電子音
板打楽器に関する。

〈従来の技術〉一般に、マリンバ、シロフオン等の音板打楽器の演奏に
際しては、同一の演奏者が音板打楽器だけでなく、電子
ドラム、効果音の制御スイッチガ１等を操作することが
ある。かかる音板打楽器と電子ドラム等とのアンサンプ
ル演奏においては、音板楽器１例えばマリンバ１と電子
トラム３とが第８図に示されているように互いに近接し
て配置され、演奏者はマリンバ１の一方の側に立ち、楽
曲の調べに従って、マリンバ１の音板５，７．・・をマ
レット９で打撃しつつ、マリンバ１の他方の側に立設さ
れ、音板７上に張り出した電子ドラム３のパネル１１．
１３．　　・・をも打撃して演奏を行う。

〈発明が解決しようとする問題点〉しかしながら、このような従来の音板打楽器にあっては
、同一の演奏者がマリンバ１と電子ドラム３と演奏しよ
うとすると、電子ドラム３の複数パネル１１，１３．　
　・・をマレットで打撃できる範囲に配置しなければな
らず、槌来のアンサンプル演奏時には、複数パネル１１
，１３．　　・・を派生音名の楽ｔ＋発生用のΔ板７上
に張り出させていた。かかる電子ドラム３のパネル配置
により、演奏者はマリンバ１の演奏中にパネル１１，１
３．　　・・を素早く打撃できるものの、演奏のリズム
を取るべくマレット９を大きく振ると、マレット９がパ
ネル１１，１３．　　・・に当ってしまい、演奏動作が
制約されるという問題点があった。

さらに、マリンバ１の他方の側に相当の打撃面積を有す
るパネル１１．１３．　　・・を複数枚並べると、演奏
者と聴衆との視覚による接触が妨げられ、演奏者は聴衆
の反応を確かめつつ演奏に変化を付けることができにく
いという問題点もあった。

本発明は上記問題点に鑑み、演奏動作や演奏者の視野に
制約を与えることなく被打撃体を配設した電子音板打楽
器を礎供せんとするものである。

く問題点を解決するための手段〉本発明に係る電子音板打楽器は、所定の被打撃面を有す
る複数の被打撃体と、これらの被打撃体を支持するフレ
ームと、これらの被打撃体に加えられた打撃により発生
する振動を検出し、その検出結果に基づき電気信号を出
力するセンサと、を備え、他の音板打楽器の近傍に配設
される電子音板打楽器において、上記被打撃体は上記フ
レームに対して移動可能に支持された構成である。

く作用および効果〉上記構成に係る電子音板打楽器を演奏するには、マレッ
ト等の打撃具で他の音板打楽器の音板を打撃しつつ、必
要に応じてこの電子音板打楽器の被打撃体に打撃を加え
る。被打撃体に加えられた打撃により発生した振動はセ
ンサにより検出され、電気信号として出力される。かか
る被打撃体の振動に基づく電気信号は矛め定められた目
的に使用され、音板打楽器の演奏に変化と彩りを添える
ことができる。

次に、かかる音板打楽器を構成する音板と電子音板打楽
器の被打撃体との相対配置に着目すれば、被打撃体はそ
の支持フレーｔ１に移動自在に設けられているので、演
奏の邪魔にならない位置に、例えば音板打楽器の音板群
の前方にこの被打撃体を配置することができ、５板打楽
器の音板群の上方空間には打撃ＩＬの操作を妨げる障害
物が何等存在しておらず、演奏者は思いのままの動作で
演奏することができる。また、上記相対配置を取ること
により、演奏者と聴衆との間には何等障害物が存在しな
くなり、演奏者は聴衆の反応を観察しつつ演奏すること
もできる。

〈実施例〉以１へ、図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図〜第４図は１本発明の第１実施例を示すものであ
る。この第１実施例は本発明に係る被打撃体を木製の音
板で形成し、該被打撃体を他の音板楽器の音板群と同一
の配ｆさでその前方に配置したものである。

第１図は第１実施例を示す平面図であり、第２図はこの
第１図の■−■矢視断面図、第：３図は第２図の拡大図
、第４図はその制御回路を示すブロック図である。

第１図〜第３図において、２０は電子音板打楽器を示し
、この電子音板打楽器は図示していない別の音板打楽器
、例えばマリンバ等の近傍に立設されている。そして、
このマリンバとともに演奏において使用されるものであ
る。

この電子音板打楽器２０は、基台２２と、この基台２２
上に立設された平行な２本のレール２４．２６と、これ
らのレール２４．２６に摺動自在に支持された複数の木
製の音板２８．３ｏ、・・・と、を有している。

また、この電子音板打楽器２０は、別の音板打楽器と略
同−の高さに立設されている。

そして、これらの木製の音板２８．３０、・・には、第
２図に示すように、それぞれの内部に圧電素子からなる
センサ４７が埋設されている。

すなわち、これらの音板２８．３ｏ、・・が所定の被打
撃面（音機の上面）を有する被打撃体を。

上記基台２０がこれらの被打撃体を支持するフレームを
、それぞれ構成するのである。また、上記圧電素子４７
は、これらの被打撃体に加えられた打撃により発生する
振動を検出し、その検出結果に基づき電気信号を出力す
るものである。

ここで、第３図に示すように、上記レール２４．２６は
、円形断面の金属棒の外周を硬質ゴム、樹脂２７等（振
動吸収体）で被覆したものである。

また、これらのガイドレール２４・・はそれ自体を硬質
のゴムで形成してもよい。

なお、上記基台（フレーム）２０は脚２１により支持さ
れているが、この脚２１は基台２ｏに対して着脱自在に
取り付けられている。

このように、被打撃体であるこれらの音板２８・・・は
上記レール２４．２６に沿ってスライド可能に設けられ
ているため、その音板２８・・・は演奏に際して最適の
位置に任意に配置することができる。すなわち、演奏者
は演奏する曲の音域、演奏者の腕の長さ等に従い最も打
撃しやすい位置に被打撃体２８・・・を配置させること
ができるのである。

さらに、これらの音板２８・・・とその発音音名とは一
般的には固定的な対応関係にセットするが、演奏曲目に
合せて変更することもできる。

ここで、第４図に示すように、各圧電素子４７は音源ユ
ニット６５に被打撃体２８に生じた振動に相似する波形
の電気信号Ｓ１を供給する。音源ユニット６５では音名
選択回路６７が電気信号Ｓ１に基づきこれに対応した音
高（音名）情報を選択しピッチ情報を表す電気信号Ｓ２
を出力する。

圧電素子４７から供給される電気信号Ｓ１は比較回路６
９にも供給され、比較回路６９で参照電圧Ｖ　ｒ　ｅ　
ｆ　、と比較され、電気信号Ｓ１の電圧値が参照電圧Ｖ
　ｒ　ｅ　ｆ　、の電圧値を超えている間高レベルに移
行するゲートオン信号Ｓ３をゲート回路７１に供給して
発振器７３から出力されるクロックパルスＣＫを通過さ
せる。このゲート回路７１を通過したクロックパルスＧ
Ｋはカウンタ７５にて計数され、この計数値を表すアド
レス信号ＡＤはゲートオン信号Ｓ３の立下りを微分して
得られる制御信号ＣＮに同期して読み出し専用メモリ（
ＲＯＭ）７７に供給される。上記ゲートオン信号Ｓ３が
高レベルに留まる期間は被打撃体２８に発生する振動の
ダイナミックレンジおよび継続期間に比例しているので
、カウンタ値に対応するＲＯＭ　７７のアドレスには上
記振動のダイナミックレンジおよび継続期間に関する情
報を記憶させておけば、ＲＯＭ７７から読み出されるこ
れらの情報を表すコード信号ＣＤと上記ピッチ情報を表
す電気信号Ｓ２とに基づき楽音形成回路７９は所定のピ
ッチ、エンベロープおよびダイナミックレンジを表す楽
音信号を形成し、該楽音信号をサウンドシステム８１に
供給して電子ドラムの演奏音を発生させること等ができ
る。

第５図〜第７図は本発明の第２実施例を示している。

第５図は本発明の第２実施例に係る電子音板打楽器を示
すその平面図、第６図は第５図のｖｔ　−ｖｔ矢視断面
図、第７図はその制御回路を示すブロック図である。

第５図及び第６図に示すように、この実施例では、電子
音板打楽器９０において、その被打撃体を音叉１０１で
構成した例である。この音叉１０１はそのＵ字形の湾曲
部分に丁字形の嵌合部１０２が突設され、この嵌合部１
０２がガイドレール１０３の溝にはめ込まれ、摺動自在
に支持されている。すなわち、各音叉１０１はこれを支
持するガイドレール１０３に沿って移動可能に設けられ
ている。

これらの音叉１０１の下方の部分にはそれぞれ圧電素子
４７が貼着されており、この音叉１０１の振動を検出し
て電気信号Ｓ１を発生させる。

また、第７図に示すように、各音叉（被打撃体）１０１
に取り付けられたセンサ４７からの各電気信号は、セン
サピックアップ回路１０５に入力されている。このセン
サピックアップ回路１０５は、各音叉１０１に加えられ
た打撃の強さ、その時間などを所定の電気信号に変換し
、音扱情報コード化回路１０６に出力する。この音板情
報コード化回路１０６は音板情報をコード化して音名割
当メモリ回路１０７に人力する。そして、この音名割当
メモリ回路１０７では各音板１０１を予め任意の音名に
割り当てておき、この割り当てられた音名に対応する電
気信号を音板情報として音源回路１０８に送出する。

その他の構成及びその作用は上述のそれと同様であり、
省略する。

なお、上記各実施例の圧電素子４７から得られる電気信
号Ｓｌからは、第１実施例に関して説明したように電子
ドラムの楽音信号を形成するためのピッチ音高（音名）
情報等を抽出したが、比較回路６９からの出力に基づき
チャイム、ベル等の効果音を発生させるようにしてもよ
い、また、比較回路６９からの出力に基づきテープレコ
ーダ。

シンセサイザ、リズム音源ユニット等をスタートさせ、
テープに予め録音してあったメロディ−の再生１合成楽
音によりメロディ−およびリズムを発生させることもで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る電子音板打楽器を示
す平面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図、第３図はそのレール部分を示す第２図の部分拡大断面図
、第４図は第１実施例の電気回路を示すブロック図、第５図は第２実施例の電子音板打楽器を示す平面図、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ矢視断面図、第７図は第２
実施例の電気回路を示すブロック図。第８図は従来例を示す斜視図である。２０・・・・・・・・・電子音板打楽器。２２・・・・・・・・・基台（フレーム）、２８．３０
・・・・・・音板（被打撃体）、４７・・・・・・・・
・圧電素子（センサ）。特許出願人　　　　　日本楽器製造株式会社代理人　　
　弁理士　桑　井　清　− 第　１　又１ｉ４１寿庸例の平面図第　２　回　　　　　第　３　図第１囚のＸ−１１恢視斬面因　　　第２図の部分拡大断
面邑第５　図第２実施例の平面図茅　６　図第５図のｖｒ−ｖｒ失初断面図従来例の１Ｑ吃圓

Claims

【特許請求の範囲】所定の被打撃面を有する複数の被打撃体と、これらの被
打撃体を支持するフレームと、これらの被打撃体に加えられた打撃により発生する振動
を検出し、その検出結果に基づき電気信号を出力するセ
ンサとを備え、他の音板打楽器の近傍に配設される電子音板打楽器にお
いて、上記被打撃体は上記フレームに対して移動可能に支持さ
れたことを特徴とする電子音板打楽器。