JPS6363266B2 - - Google Patents

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JPS6363266B2
JPS6363266B2 JP56184902A JP18490281A JPS6363266B2 JP S6363266 B2 JPS6363266 B2 JP S6363266B2 JP 56184902 A JP56184902 A JP 56184902A JP 18490281 A JP18490281 A JP 18490281A JP S6363266 B2 JPS6363266 B2 JP S6363266B2
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JP
Japan
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coating
web
joint
bead
hopper
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JP56184902A
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JPS5888074A (ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は走行するウエブに塗液を塗布する方法
に関し、特に接合部を有するウエブに塗液をビー
ド塗布方式で連続的に塗布する方法に関する。 写真工業において、写真フイルムや印画紙など
の写真材料はポリエチレンテレフタレートフイル
ム、バライタ紙あるいは両面ポリエチレン被覆紙
等の長尺帯状支持体(以下ウエブという)にハロ
ゲン化銀乳剤をはじめとする種々の写真塗液を一
層あるいは二層以上塗布することによつて製造さ
れる。これらの写真材料の製造は通常生産効率を
高め、コストを低下させるため連続塗布される。
ところが写真材料の支持体となるウエブは通常長
さに限度があり、連続塗布に供するためにウエブ
を接合テープ等により、より長尺状とすることが
一般に行われている。 ウエブの接合テープによる接合は、通常一方の
ウエブの後端ともう一方のウエブの先端とを突き
合せ、ウエブの片面あるいは両面を接合テープに
て接合する所謂突き合せ接合が多く行われてお
り、片面のみを接合テープで接合する場合は塗液
を塗る側の面に接合テープを貼るのが塗工上有利
である。 しかしながら、このような接合部を有するウエ
ブに連続して塗液を塗布した場合、種々の問題が
発生する。第1図はスライドホツパー型ビード塗
布装置による塗布状況を示したものであるが、コ
ーテイングビードが形成されているウエブ表面と
ホツパー先端との間隔aは通常300〜350μであ
り、ウエブの接合部がコーテイングビード形成部
を通過する際には、例えばウエブの表面にのみ接
合テープを貼りつけた状態では、第2図に示した
ように瞬間的にウエブ表面(この場合接合テープ
表面)とホツパー先端との間隔はテープの厚さの
分だけ狭くなり、塗液の塗布厚さが乱れ、又塗液
が二層以上の多層を同時塗布する場合には塗布層
間の乱れが生じる。又、接合部が通過すると接合
テープに付着している接着剤やゴミ等によつて、
更には空気の混入に起因する泡の発生により、塗
液の塗布されたウエブ表面に縦筋状の塗布筋ムラ
が相当な長さに亘つて生じるという欠点がある。 これらの塗布不良となつたウエブは全く商品価
値がないので廃棄処分されるが、廃棄される量が
多くなるに比例して生産性が低下し、製造コスト
が高くなるという不都合が生じることとなる。 第1図及び第2図において1はコーテイングロ
ール、2はスライドホツパー、3は矢印方向に走
行するウエブ、4は塗布液及び5は接合テープを
示す。 上述したような接合部通過時の欠点を改良する
方法として、ウエブの接合部に予め何らかの処理
をほどこすことが例えば特公昭47−42725同48−
4371、特開昭52−31727等により提案されている
が、それなりにある程度の効果はみられるものの
満足出来る大きな効果は期待できず、又ウエブの
接合部に予じめ処理をしなければならないという
煩雑さが伴う。 一方、ウエブ接合部の予備処理を必要としない
方法として、ウエブの接合部がコーテイングビー
ドを通過する直前に、ホツパーをコーテイングロ
ールから引き離して塗布を中断し、接合部が通過
後ホツパーを元の位置に戻して塗布する方法があ
るが、この方法には次に示すような問題点があ
る。その一つはホツパーを引き離して塗布を中断
すると、この中断の間塗液が第3図に示したよう
に、ホツパーの前面壁をつたつて流れ、塗液がホ
ツパーの前面壁に付着し、時間の経過に伴つて乾
燥固化したこの付着塗液の組成物がホツパーの前
面壁から剥れるなどしてコーテイングビードを形
成しながら流動している塗液とビード部で接触し
て塗布筋ムラの原因となる。他の一つは塗布中断
後、再び塗布を開始した時に、泡や所謂ハジキ
(塗液がウエブ面ではじかれて部分的に付着しな
い現象)が発生したり、塗りはじめと同様の塗布
層の乱れや塗布ムラが発生する。又、塗布中断の
間、ウエブと塗液のロスが生じる。 本発明の目的はウエブ接合部の予備処理を必要
とせず、かつウエブの接合部がコーテイングビー
ドを通過しても、泡ハジキ、塗布ムラ及び塗液層
の乱れ等を有効に減少させることの出来る連続塗
布方法を提供するものである。 本発明の目的はウエブの接合部がコーテイング
ビードを通過する直前にコーテイングビード部で
塗液がウエブ面から離れない程度にホツパーをコ
ーテイングロールから僅かに引き離して(第4図
参照)ホツパー先端とウエブの接合部面、すなわ
ち接合テープ面との間隔が、接合部以外のウエブ
面を塗布しているときの間隔と略同一以上にし、
ウエブ接合部がコーテイングビードを通過後、速
かにホツパーを元の位置に戻すことにより達成さ
れる。 すなわち本発明は、走行する接合部を有するウ
エブに塗液をビード塗布方式で塗布する方法にお
いて、ウエブの接合部がコーテイングビードを通
過する際、塗液がウエブ面から離れない程度に、
コーテイングヘツドをコーテイングロールの反対
方向に移動させ、該接合部が通過後コーテイング
ヘツドを再びコーテイングロールの方向に移動さ
せて元の位置に戻し、連続して塗布することを特
徴とする塗布方法である。コーテイングヘツドを
移動させてから元の位置に戻す迄の時間は短いほ
ど塗布のロスが少ないので好ましい。 本発明に於けるビード塗布方式の代表的なもの
としてはスライドホツパーあるいは押出しホツパ
ーを用いた方式がある。 本発明はウエブ接合部のコーテイングビード通
過時にコーテイングヘツドを僅か移動させるが、
その移動巾はホツパー先端と接合部の接合テープ
面との間隔が、接合部以外のウエブ面を塗布して
いるときの間隔と略同一以上であり、かつ塗液が
ウエブ面から液離れしない範囲である。この範囲
は塗液の粘度等によつて異なるが本発明を実施す
るに際して好ましい範囲は約500〜2500μ(塗布中
のコーテイングビード間隔に対し約1.4〜8.3倍で
ある。 本発明に適用される塗液はハロゲン化銀写真乳
剤をはじめ有機高分子化合物、例えばゼラチン、
ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン
酸共重合体等の天然又は合成高分子をバインダー
とする感光性、非感光性の種々の液状組成物がそ
の例として挙げられる。これらの塗布組成物には
通常塗布助剤としてアニオン型、カチオン型、ベ
タイン型、ノニオン型の種々の界面活性剤が添加
される。 これらの塗液は一般紙、硫酸バリウムを表面塗
布した所謂バライタ紙、ポリエチレン両面被覆
紙、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリ
スチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム等の
ウエブ上に一層あるいは二層以上の積層状態で塗
布される。 本発明を実施するに当つては、ウエブがコーテ
イングヘツドに到る手前のウエブ走行路に接合部
検出手段を設け、この検出信号に基き、例えば検
出手段による接合部検出位置からコーテイングビ
ード通過直前の位置及び通過直後の位置までの設
定された距離を数えるカウンター、あるいは前記
距離と塗布速度との関係から設定された時間を数
えるタイマー等を作動させ、接合部がコーテイン
グビードの通過直前の位置に到達したときにコー
テイングヘツドがコーテイングロールの反対方向
に、そして接合部がコーテイングビードの通過直
後の位置に到達したときにコーテイングヘツドが
元の位置に戻るように自動的に作動するようにコ
ーテイングヘツド作動手段を設けることによつ
て、高速塗布においても適格に実施することがで
きる。 次に本発明の実施例を説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。 実施例 第1図に示されるスライドホツパー型ビード塗
布装置を用い、両面をポリエチレンで被覆した紙
ウエブの片面にコロナ放電処理した後、その面に
次に示した塗液を下記方法にて同時重層塗布し
た。支持体は100μ厚の接合テープで塗布面側の
一方のみを接着突き合せ接合したものを用いた。
塗布速度は60m/分、ホツパー先端部と支持体表
面との間隔は350μとした。 最下層:イエローカプラーを含有した青感性ゼラ
チン−ハロゲン化銀乳剤。湿潤被覆量40g/
m2。 第2層:ゼラチン水溶液。湿潤被覆量15g/m2。 第3層:マゼンタカプラーを含有した緑感性ゼラ
チン−ハロゲン化銀乳剤。湿潤被覆量35g/
m2。 最上層:ゼラチン水溶液。湿潤被覆量15g/m2。 尚、これらの塗液には塗布助材として界面活性
剤を適当量含有させた。 (本発明) 支持体の接合部がコーテイングビードを通過す
る20cm手前でホツパーを瞬時移動させてホツパー
先端部と接合テープ面との間隔を1200μにし、接
合部通過後直ちにホツパーの位置を元に戻したと
ころ、若干の塗布層間の乱れを生じたがスムース
に連続塗布できた。 (比較1) ホツパーを全く移動させずそのまま支持体接合
部を通過させ連続塗布し、直ちに接合部より後の
塗布部を検査したところ筋状塗布ムラが発見され
た。対策としてホツパーを後方に下げて塗布を一
時中断し、ホツパー先端を掃除して筋状塗布ムラ
の原因を取り除いた後再び塗布を開始した。接合
部通過後の筋状塗布ムラ発見にはかなりの時間を
要し、又塗布再開の際しばらくの間、泡、ハジ
キ、塗布ムラが発生した。又、塗布を中断し、ホ
ツパー先端部を掃除する間の走行ウエブと供給塗
液はロスとなる。 (比較2) 支持体の接合部がコーテイングビードを通過す
る20cm手前でホツパーを20mm後方に移動させて塗
布を一時中断し、接合部通過後直ちにホツパーを
元の位置に戻し引き続き塗布したところ、塗布中
断の間走行ウエブと供給塗液にロスを生じ、ホツ
パーを元の位置に戻した際に泡、ハジキ及び塗布
ムラが発生し、元の安定状態に戻るのに時間を要
した。 上記本発明及び比較塗布方法によつて生じた塗
布ウエブの廃棄量及びウエブのロス(すなわち塗
布されずに通過したウエブ)を下表に示した。
【表】
【表】 上記結果から比較に比べ本発明は接合部通過時
の塗布ウエブの廃棄量はきわめて少なく、又ウエ
ブロスはないので生産性向上及びコスト低減に効
果的であることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はスライドホツパー型ビード塗
布装置を用いた塗布状況を示したものであり第1
図は正常に塗布されている状況を示す概略図、第
2図は比較1、第3図は比較2及び第4図は本発
明の実施例の塗布状況を示す概略図である。 1……コーテイングロール、2……コーテイン
グヘツド、3,3′……ウエブ、4……塗液、5
……接合テープ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウエブの塗液を塗布する面側を接合テープで
    接合した接合部を有するウエブを走行させて、該
    ウエブ面に塗液をビード塗布方式で塗布する方法
    において、 前記ウエブの接合部がコーテイングビードを通
    過する際、コーテイングビード部で塗液がウエブ
    面から離れない程度にコーテイングヘツドをコー
    テイングロールの反対方向に移動させ、該接合部
    の通過後、コーテイングヘツドをコーテイングロ
    ールの方向に移動させ元の位置に戻し連続して塗
    布する方法であつて、 前記移動の巾はコーテイングヘツド先端部と接
    合部の接合テープ面との間隔がコーテイングヘツ
    ド先端部とウエブ表面との間で形成されている塗
    布中のコーテイングビードの間隔に対し、約1.4
    〜8.3倍の範囲であり、 前記移動はウエブ走行路のコーテイングヘツド
    に到る手前に設けられた接合部検出手段からの検
    出信号に基き作動するコーテイングヘツド作動手
    段によつて行われる塗布方法。
JP18490281A 1981-11-18 1981-11-18 接合部を有するウエブの連続塗布方法 Granted JPS5888074A (ja)

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JPS5888074A JPS5888074A (ja) 1983-05-26
JPS6363266B2 true JPS6363266B2 (ja) 1988-12-06

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JP18490281A Granted JPS5888074A (ja) 1981-11-18 1981-11-18 接合部を有するウエブの連続塗布方法

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