JPH01104376A - 塗布方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ａ＞産業上の利用分野 本発明は、塗布方法に関するものである。特に写真感光
材料の製造において、高速連続走行している疎水性粗面
を有する長尺帯状支持体に水性塗イＩ液を塗布する方法
に関する。

（Ｂ）従来技術及びその問題点 一般に写真感光材料は、可撓性プラスチックフィルム、
例えば醋酸セルロースフィルム、ニトロセルＣ１−スフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレ
フタシー１〜フイルム、ポリスチレンフィルムおるいは
両面ポリエチレン被覆紙などの疎水性表面を有する支持
体上に感光性乳剤層、表面保護層、バック層、中間層、
フィルター層、受像層などの写真用親水性コロイド層を
塗布して製造されているが、近年、親水性コロイド層を
支持体上に塗布する方法には著しい改良がなされ、多層
同時塗布ｌｒ、高速塗布、薄層塗イ１ｉ化が推進されて
来ている。

しかし、このような多層同時塗布、高速塗布、薄層塗布
化に伴い、感光性乳剤等の親水性コロイドより成る塗布
液が支持体上に均一に塗布されないという、いわゆる塗
布ムラの発生が問題化して来ている。

このような塗布ムラは、支持体の単位面積当りの塗イ５
液口が少ない程、或いは、支持体の走行速度が人である
程、つまり、塗布の助層化、高速化に伴い、より顕在化
することが認められているが、これらの現象は疎水性表
面を有する支持体において、支持体の表面粗さが大ぎく
なるほどその傾向が顕著になることが分った。

（Ｃ）発明の目的 本発明の目的は疎水性粗面を有する長尺帯状支持体にム
ラのない均一な塗布層を得ることのできる水性塗布液の
塗布方法を提供するにある。

（Ｄ）発明の構成 本発明の目的は、連続走行している中心線平均粗さ０．
１μ以上の疎水性粗面を有する長尺帯状支持体に水性塗
布液を塗布する方法であって、塗布に先立ち、予め支持
体表面に親水化処理を施した後、該表面を多湿し、該表
面が完全に乾燥しないうちに該表面に水性塗布液を塗布
することを特徴とする塗布方法によって達成された。

本発明における疎水性粗面を有する支持体は、酢酸セル
ロースフィルム、ニトロセルロースフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリスチレンフィルム、両面ポリエチレン被覆紙な
どの可撓性プラスチックフィルムの片面又は両面をエン
ボス加工することにより、ｊｑられるが、中心線平均粗
さが、０．１μ以上、好ましくは０．５μ以上の表面粗
さを有するーｂのである。

ここで、中心線平均粗さ（Ｒａ）は［１本工業規格　Ｊ
ＩＳ　　Ｂ−０６０１に記載の方法によるものとする。

本発明における親水化処理は支持体の疎水性表面への接
着と同［１，’、に、支持体表面への多湿を均一、かつ
効率的に行うものであり、代表的なものとしてコロナ処
理を挙げることができる。本発明の実施に際してのコロ
ナ処理出力電流値は０．５〜１．５へ程度が適当である
。親水化処理は、支持体製造後、多湿まての間に行われ
るが、処理後時間を経過するに従い接着力が低下するの
で、多湿直前、通常１分以内が好ましい。

本発明における多湿は、例えば、超音波式、蒸気式、高
圧スプレー式等の種々の霧化器によって発生した微細か
つ粒径分布の狭い液滴を支持体表面にイ」￥ｊざけるこ
とにより行うことができるが、これに限定されない。

多湿に使用される液体は、水道水が最も利用しやすく便
利であるが、この伯に蒸溜水、鉱物質を含有しない水、
及び水と水に可溶性の液体との混合液、界面活性剤溶液
、更には、メタノール、エタノール等溶剤も使用可能で
あり、塗布液に影響のないもの、塗布後充分乾燥するも
のであればよい。また、霧化器を使用したときの液適の
大きさは０．５〜１５μ、好ましくは０．５〜１０μ、
更に好ましくは０．５〜５μの粒径分布中心を有するも
のが適当でおる。液滴の大きさが１５μより大であると
乾燥負荷が増大し、未乾燥塗膜の形成、液滴層と接する
塗布液層の乱れの発生の恐れがあり、霧化器からベース
表面へ液滴を運ぶことが困難になる場合も生じてくる。

また、一方、液滴の大きさが０．５μ以下の場合には、
液滴が支持体に付着しにくくなり望ましくない。

液滴の噴霧口は、噴霧する液体の種類や、塗イ５液の種
類、液滴をウェアにいかなる位置で供給するか等により
適当な値を異にするが、一般に０．１〜５ｃｃ／Ｔｄ、
好ましくは、０．１〜２ＣＣ／′ｒＩｔ１更に好ましく
は０．１〜１．５　ｃｃ／　ｒｄが適当である。付着■
が５ＣＣ／７７ｆより大であると、乾燥負荷が増大し、
未乾燥塗膜゛の形成、液滴層と接する塗布液層の乱れの
発生の恐れがあるので好ましくない。また−方、イ；１
着早が０．１ｃｃ／ｍ以下の場合には、多湿の効果が現
れないか極めて小ざい。

液滴の支持体への供給位置は塗布前における付る液滴の
乾燥を考慮すると塗布部の直前であることが望ましい。

しかし、液滴の付着量を制御ずれば、塗イＩｉ　ｍにお
ける液滴として付着した液体の層が、その上に塗布され
る塗布液に生ずる剪断応力を緩和するとともに塗イ１１
液の支持体に対する濡れ性を向上させるのに必要な付着
間となる位置であればよい。

また、液滴の支持体上への噴霧はできる限り均一になさ
れることが望ましい。

本発明に用いられる塗布り式としては、ビード塗布方式
、エクス１〜ルージヨン塗布方式、カーテン塗イ５方式
をはじめ、種々の公知の塗イロ方式を適用することが可
能である。

本発明は特に８０ｍ／分以上の高速塗布において、その
効果が著しい。

（Ｅ）実施例 次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定され
ない。

図に示した塗布装置を用いた。塗布ヘッド４としてスラ
イドホッパー、親水化処理装置５としてコロナ処理装置
、多湿器６として蒸気式霧化器（７は蒸気配管）、支持
体２としては一方の面に中心線平均粗さ０．０３μ、０
．５μ、１．５μの型付粗面を有する写真用両面ポリエ
チレン被覆紙３種類を用い、前記各々の粗面表面に表１
に示す水性塗布液を重層同時塗布した。

塗布に際しての各条件は、塗布速度Ｂｏｍ／分減圧室８
のビード背圧１５馴ｆ−１２０、ビードギャップ２５０
譚、コロナ処理用ツノ電流１．ＯＡであり、多湿は液滴
粒径中心的１μ、液滴噴霧ｆｆｉ　１．０　ｃｃ／尻の
条件で実施した。塗布結果を表２に示した。

表　　１ 表２ 評価　Ｏ塗布ムラなし Δ　塗布ムラ微小発生 Ｘ　塗布ムラ著しく発生 表２より、支持体表面の粗さが大ぎい場合に、本発明の
効果か暑しいことが分かる。

（］：）発明の効果 本発明により、表面粗さの大きい疎水性粗面を有する長
尺帯状支持体上に、高速塗布及び薄層塗イｌｉておって
も、塗イ［ムラのない均一な塗布層を得ることができる
こととなり、生産性向上とランニングコス（〜の低下が
実現された。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実ｔＭ態様を示す塗イ５装置の説
明図である。 １・・・・・・塗イ５液、２・・・・・・支持体、３・
・・・・・バックアップロール、４・・・・・・塗布ヘ
ッド５・・・・・・親水化処理装置 ６・・・・・・多湿器、　７・・・・・・配管８・・・
・・・減圧室、　９・・・・・・ビードギャップ第１図 手続ネ甫正書（自発） １．事件の表示　昭和６２年　特許願第２６１４１３＠
２、発明の名称 塗布方法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　　　東京都千代田区丸の内三丁目４番２号！
　　（６００）　２４８１ ４、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 別　　紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続走行している中心線平均粗さ０．１μ以上の疎水性
   粗面を有する長尺帯状支持体に水性塗布液を塗布する方
   法であつて、塗布に先立ち、予め支持体表面に親水化処
   理を施した後、該表面を多湿し、該表面が完全に乾燥し
   ないうちに該表面に水性塗布液を塗布することを特徴と
   する塗布方法。