JPH043663Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043663Y2
JPH043663Y2 JP596685U JP596685U JPH043663Y2 JP H043663 Y2 JPH043663 Y2 JP H043663Y2 JP 596685 U JP596685 U JP 596685U JP 596685 U JP596685 U JP 596685U JP H043663 Y2 JPH043663 Y2 JP H043663Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
coating
blade
liquid
coating liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP596685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61121972U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP596685U priority Critical patent/JPH043663Y2/ja
Publication of JPS61121972U publication Critical patent/JPS61121972U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043663Y2 publication Critical patent/JPH043663Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塗布シート上にストリークが発生し
た場合に、塗布装置の速度を変更することなく短
時間にブレード刃先の異物を効果的に洗滌除去で
きる塗布装置に関するものである。
(従来技術) 製糸工場、写真フイルム製造工場或いは磁気テ
ープ製造工場などにおいては、連続のシートの基
体上に目的に応じて調成した塗液をその片面或い
は両面に塗布するために、種々のタイプの塗布装
置が使用されている。
かかる塗布装置のなかでブレードコーターは、
他のタイプの塗布装置に比較して平滑な塗布面が
得られ、900m/分以上の高速度塗布が可能であ
り、しかも固型分濃度で50%以上の塗液が使用で
き乾燥速度が高められるなどの優れた特徴を有す
るもので多用されている。
ところが、かかるブレードコーターを使用する
場合に、シートの基体中に含まれたり、基体表面
に付着しているチリなどの異物や塗液中の異物な
どが、ブレード刃先に引つ掛かり塗布面に長い線
状の傷、所謂ストリークを発生することがある。
ストリークが発生した塗布シートは、外観が悪い
のみならず例えば紙などでは印刷工場で印刷され
た場合に、その個所でインキ抜けを起こしたりシ
ートの破断を発生したりする。そのため、作業員
が後工程でその部分を除去する必要があるが、巻
取状の塗布シートの場合には巻き戻しながら塗布
面のチエツクを要し、枚葉状の場合には一枚々々
めくりながらの手作業選別が必要であるため、作
業員に多大の負担をかけることになる。
ストリークの発生を防止するべくチリの少ない
シートの使用、或いは塗液のより厳密なスクリー
ニングの実施など様々な対策を採つても、まだス
トリークの発生を完全に防止できていないのが現
状である。
従来、ストリークが発生した場合にはブレード
刃先の異物を取り除くべく、運転を停止するなど
してブレード刃先をバツキングロールから離し、
刃先の掃除を行う必要がある。
ブレード刃先の掃除に伴うロスタイムは非常に
大きく、時にはシートの破断を起こしてしまう。
(目的) 本考案の目的は、塗布シートにストリークが頻
繁に発生した場合でも塗布装置の速度を変更する
ことなく短時間でブレード刃先の異物を効果的に
洗滌除去できる塗布装置を提供することである。
(構成) 本考案は、バツキングロール1に接して走行す
るシート2上に液溜り3から塗液4を予め塗布
し、次にブレード刃5で過剰の塗液をかき落と
し、シート上に一定量を塗布する塗布装置におい
て、塗布シート6上にストリークが発生した際に
ブレード刃の前段の位置に於いて、シートへ水を
供給するための水供給装置7を設置したことを特
徴とする塗布装置である。
(実施例) 本考案を図面に基づき、更に詳細に説明する。
第1図は、ブレードコーターの一種であるシヨー
トドウエルコーター8に本考案に係る水供給装置
7を適用した場合の一実施例を示す。
第1図に示すように、ゴム被覆されたバツキン
グロール1に接して連続的に走行するシート2の
片面に塗液4を塗布するべく、コーターヘツド9
が図示されない加圧装置によりシートを介してバ
ツキングロールに当接されている。ブレード刃5
は、空気圧を利用したエアーチユーブ10によつ
て押し付けられているので、第1図に示すように
撓んだ状態である。バツキングロール上を走行す
るシート2、ブレード刃5、上壁部11とで形成
される空隙部3は塗液4の液溜りとして使用さ
れ、液溜りにはチヤンバー12から塗液が供給さ
れる。液溜りの塗液は、シートの進行に伴いシー
トに引き摺られて図中上方に移動するので、ブレ
ード先端部とシートのなす楔状部分ではハイドロ
プレツシヤー力を生じてブレードを押し拡げよう
とする。このハイドロプレツシヤー力とブレード
の撓みに対する復元力との平衝状態により塗布量
が決定される。
本考案の主要部をなす水供給装置7は、液溜り
により塗液が供給される前段の位置或いはされて
からブレード刃5によりかき落とされるまでの間
に設置されるが、効果の面からするとシートがバ
ツキングロールに接触してから液溜りにより塗液
が供給されるまでの間に設置するのがより効果的
であり好ましい。その構成は、シート表面に全巾
に亘り水を供給可能な構成のものであれば、適宜
に選択して使用可能である。本実施例では、適当
なピツチのシヤワー穴或いはシヤワーノズルを有
するシヤワーパイプによりシート表面に水を供給
する構成のものを使用している。
本考案の水供給装置7について、その使用法を
上記実施例との関連においてさらに具体的に説明
する。通常の操業において塗布シート6上にスト
リークが発生した場合は、例えば塗布装置に設置
されたストリーク検出計により検出されて警報器
が鳴らされる。警報により作業員は直ちにシヤワ
ーヘツダーパイプ7の水供給ラインのバルブを開
き、シート上に水を供給する。シート上に供給さ
れた水はシート上を層状となつて持つてゆかれ、
液溜りの中の塗液と接触する。しかしながら、層
状の水は塗液とともにブレード5の刃先に持つて
ゆかれ、ブレードの刃先を通過する際に、ブレー
ド先端部に引つ掛かつているストリークの原因で
ある異物を効果的に洗滌除去する。異物の洗滌除
去が完了すると、上記のストリーク警報は鳴り終
わり、作業員は直ちにバルブを閉じることにな
る。
なお、本考案に係る水供給装置は、上述のシヨ
ートドウエルコーター以外に、ポンドブレードコ
ーター(トレーリング)、フレキシブレードコー
ター、フアウンテインブレードコーター、フラデ
ツドニツプコーターなどへの適用も可能である。
また、本考案に係るシヤワーパイプを複数の独立
したセクシヨンに分け、各セクシヨンに入る配管
中に電磁バルブを設置すれば、ストリーク検出計
によつて検出されたストリーク発生位置に対応す
る個所の電磁バルブのみを開いて水を供給するこ
とも可能であり、シートの破断発生を低減させる
ことができる。
(効果) 本考案に係る水供給装置を備えた塗布装置を使
用すれば、塗布シート上にストリークが頻繁に発
生した場合でも、塗布装置を停止することなく短
時間でブレード刃先の異物を効果的に洗滌除去で
きる。従つて、ロスタイムの最小化が可能とな
り、シート破断の発生も防止できるため、製品ロ
スが大巾に減少できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る水供給装置をブレード
コーターの一種であるシヨートドウエルコーター
に適用した場合の一実施例を示す。 1……バツキングロール、2……シート、3…
…液溜り(空隙部)、4……塗液、5……ブレー
ド刃(ブレード)、6……塗布シート、7……水
供給装置(シヤワーヘツダーパイプ)、8……シ
ヨートドウエルコーター、9……コーターヘツ
ド、10……エアーチユーブ、11……上壁部、
12……チヤンバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バツキングロール1に接して走行するシート2
    上に液溜り3から塗液4を予め塗布し、次にブレ
    ード刃5で過剰の塗液をかき落とし、シート上に
    一定量を塗布する塗布装置において、塗布シート
    6上にストリークが発生した際にブレード刃の前
    段の位置に於いて、シートへ水を供給するための
    水供給装置7を設置したことを特徴とする塗布装
    置。
JP596685U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH043663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP596685U JPH043663Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP596685U JPH043663Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61121972U JPS61121972U (ja) 1986-08-01
JPH043663Y2 true JPH043663Y2 (ja) 1992-02-04

Family

ID=30482971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP596685U Expired JPH043663Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043663Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61121972U (ja) 1986-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5368902A (en) Method for making patterned thin film
KR930010306B1 (ko) 코우팅 장치 및 코우팅 방법
EP1314486B1 (de) Reinigungseinrichtung für ein Leimauftragsorgan
CA1121114A (en) Moisture stripping device for film cleaning apparatus
JPH043663Y2 (ja)
JP3542772B2 (ja) グラビア塗工装置
EP1349729A1 (en) Method and apparatus for washing a roll
JPS5888074A (ja) 接合部を有するウエブの連続塗布方法
JP3604918B2 (ja) カーテン塗工方法およびその装置
JP3785974B2 (ja) 塗工紙の断紙防止方法
KR100369472B1 (ko) 습식 전자사진방식 칼라 인쇄기의 스퀴징장치
JPH06246215A (ja) ブレードレス コータ
JP3276502B2 (ja) 塗布方法
JPH11216412A (ja) カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
JPH05168999A (ja) 塗布量制御機構を付帯するカーテン塗布装置
JPH0228458A (ja) クリーニング方法及びその装置
JPH0315170Y2 (ja)
JPH06154688A (ja) 塗被方法及び塗被装置
JPH084136Y2 (ja) 塗工装置
JP2001259501A (ja) 塗布方法及び塗布装置
JPS6313816Y2 (ja)
JPH0435440Y2 (ja)
JPH07155680A (ja) バー塗工方法
JPH01180267A (ja) 塗布装置
JPH0283060A (ja) バッキングロール洗浄装置