JPH0315170Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315170Y2
JPH0315170Y2 JP1986028603U JP2860386U JPH0315170Y2 JP H0315170 Y2 JPH0315170 Y2 JP H0315170Y2 JP 1986028603 U JP1986028603 U JP 1986028603U JP 2860386 U JP2860386 U JP 2860386U JP H0315170 Y2 JPH0315170 Y2 JP H0315170Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
roll
paint
sheet
bucking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986028603U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62140972U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986028603U priority Critical patent/JPH0315170Y2/ja
Publication of JPS62140972U publication Critical patent/JPS62140972U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315170Y2 publication Critical patent/JPH0315170Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塗布装置に関し、特にシートがゴム
製バツキングロール(以下、単にバツキングロー
ルと言う)に接している間に塗料を塗布する方式
の塗布装置の改良に関するものである。
(従来技術) 紙、フイルムのようなシートに塗料を塗布する
場合、高速度で塗布でき、しかも平滑な塗布面が
得られる等の理由からブレード塗布装置が多用さ
れている。ブレードによつて塗布する場合、通
常、シートを介して反対側にはバツキングロール
が配設されており、シートがバツキングロールに
接している間に塗料が供給され、過剰の塗料部分
はシートがバツキングロールが離れる前段におい
てブレードで掻き取られることになる。このよう
な塗布方式において、塗料を塗布する場合、通常
採られている耳残し(シートの両側端部に約5〜
10mm程の塗り残し部分を設ける)をすると、その
部分と接するブレード部分は特に加熱され摩耗が
早まるという問題がある。更に摩耗したブレード
の両端部に対応する塗布部分は他の部分に比べて
塗布量が多くなり、ひいてはこれが巻取つた際に
は累積され、巻取り両端部がふくれ上がりシート
の波うち、皺等の発生原因となる。このようなこ
とからシートに塗料を塗布する場合は、シート幅
をはみ出た状態で塗料を塗布する方法が一般に採
られている。
ところが、シート幅をはみ出た塗料はバツキン
グロールに付着するため、これをクリーニングし
なければならない。その方法としては、例えばバ
ツキングロールの頂点をこえた位置に全幅にわた
るフロークリンドクターを設置し、そこに洗滌水
を供給してクリーニングするという方法が採られ
ている。
ところが洗滌済み液は排水として処理されるた
め、公害問題を惹起させるだけでなく、排水処理
コストが高くつくこと及び塗料ロスによる経済的
損失も相当なものになる。という問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本考案は、シート幅からはみ出しバツキングロ
ールに付着した塗料部分を回収し、再使用に供し
うるように構成した塗布装置を提供することを目
的とするものである。
(問題を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するため、鋭意検
討を重ねて来た結果、以下の構成を採ることによ
つて課題を解決した。即ち、本考案の塗布装置は
シートがバツキングロールに接する間に、シート
幅をはみ出た状態で塗料を塗布する方式の塗布装
置において、シート幅からはみ出しバツキングロ
ールに付着した塗料部分を掻き取るために、シー
トがバツキングロールから離れた近傍の位置に、
バツキングロールとブレードとの接点に於いてバ
ツキングロールの回転方向に対して後方に接線を
引き、その接線とブレードとが鋭角に接するブレ
ードを設け、ブレードの塗料受け部とカラーパン
とをパイプで連結したことを特徴とするものであ
る。以下、本考案を図面に基づいて更に詳述す
る。
第1図は、本考案に係る塗布装置を側面からと
らえた概略説明図であり、第2図は、第1図の塗
布装置を矢印方向から見た部分的説明図である。
上記図において、シート巻取(図示していない)
から繰り出されるシート1は、回転するバツキン
グロール2に接する間にアプリケーターロール3
によつてカラーパン4の塗料5がシート幅をはみ
出た状態で過剰気味に塗布される。シートに塗布
された過剰分の塗料はブレード6で掻き取られ
る。掻き取られた塗料はカラーパンの戻りと併合
され再使用に供される。上記の塗布形式は、いわ
ゆるブレードコーターによる塗布であるが、本考
案の場合はロールコーターによる塗布の場合も対
象とすることは勿論である。
而して、シート幅からはみ出しバツキングロー
ル2に付着した塗料部分7は、シート1がバツキ
ングロール2から剥がれた近傍の位置で掻き取り
装置8によつて掻き取られることになる。掻き取
られた塗料はカラーパンの戻りと併合され再使用
に供される。なお、バツキングロール2に付着す
る塗料部分7はシートの両側に生じるため、従つ
てこの掻き取り装置8も両側に各々設置する必要
がある。掻き取り装置8の構成は、その機能とし
てバツキングロールに付着した塗料を掻き取るこ
とが出来るように先端部にはブレード9が、バツ
キングロールとブレードとの接点に於いてバツキ
ングロールの回転方向に対して後方に接線を引
き、その接線とブレードとが鋭角になるように付
設され、ブレードで掻き取つた塗料はブレードを
つたい塗料受け部10に入り、パイプを通つてカ
ラーパンの戻りに通じるようになつている。な
お、掻き取り装置8は、例えば冷却水を通して冷
却しうる機構にしておくことによつて、掻き取つ
た塗料が付着乾燥するのを防止することができ
る。
(効果) 本考案に係る塗布装置によると、シート幅をは
み出した状態で塗料を塗布した際にバツキングロ
ールに付着する塗料は回収再使用することが出来
るため、公害問題がくい止められるだけでなく、
排液処理コストも軽減出来、しかも塗料ロスが少
なくなるため、経済的損失も少なくなる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る塗布装置の側面からと
らえた概略説明図であり、第2図は第1図の塗布
装置を矢印方向から見た部分的説明図である。 1……シート、2……バツキングロール、3…
…アプリケーターロール、4……カラーパン、5
……塗料、6……ブレード、7……バツキングロ
ールに付着した塗料、8……掻き取り装置、9…
…掻き取り装置先端部のブレード、10……掻き
取り装置の塗料受け部、11……フロークリンド
クター、12……シヤワー、13……冷却装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートがゴム製のバツキングロールに接する間
    に、シート幅をはみ出た状態で塗料を塗布する方
    式の塗布装置において、シート幅からはみ出しバ
    ツキングロールに付着した塗料部分を掻き取るた
    めに、シートがバツキングロールから離れた近傍
    の位置に、バツキングロールとブレードとの接点
    に於いてバツキングロールの回転方向に対して後
    方に接線を引き、その接線とブレードとが鋭角に
    接するブレードを設け、ブレードの塗料受け部と
    カラーパンとをパイプで連結したことを特徴とす
    る塗工装置。
JP1986028603U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0315170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986028603U JPH0315170Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986028603U JPH0315170Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140972U JPS62140972U (ja) 1987-09-05
JPH0315170Y2 true JPH0315170Y2 (ja) 1991-04-03

Family

ID=30831720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986028603U Expired JPH0315170Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315170Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156454A (ja) * 1983-02-28 1984-09-05 Hitachi Ltd カレンダ−作業における耳のり回収装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156454A (ja) * 1983-02-28 1984-09-05 Hitachi Ltd カレンダ−作業における耳のり回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62140972U (ja) 1987-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0453427B1 (en) Method for limitation of the width of coating in coating of paper or board and a device intended for carrying out the method
GB2096025A (en) Coating both surfaces of a moving web
JPH05228412A (ja) 繊維質帯状体のための塗布装置
US3029780A (en) Coater with margin control means
JPH0315170Y2 (ja)
JPH0414149Y2 (ja)
US1942383A (en) Method for coating paper and the like
JPH06170306A (ja) 塗布装置
JP2591432Y2 (ja) 塗工装置
JPS60108378U (ja) 帯状体の部分塗装装置
JPH06170312A (ja) バー塗布方法及び装置
JPH0123574Y2 (ja)
JP3927021B2 (ja) ブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置
JP2568447Y2 (ja) 鋼帯へのロール塗装装置
JPS63119876A (ja) 帯状物体の塗装方法と装置
JPH043663Y2 (ja)
JP2667033B2 (ja) ローラーカーテン塗装方法
JPS5827827Y2 (ja) 流体噴射ワイピング装置
JPH09234404A (ja) ロールコータ方式塗装装置
JPS6313816Y2 (ja)
JP4506015B2 (ja) 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置
JPH0435440Y2 (ja)
EP1643034A1 (de) Auftragsvorrichtung
JPH02293069A (ja) リバースロールコータ式塗布装置
JPH0559697A (ja) 塗抹装置