JPS636297B2 - - Google Patents
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- JPS636297B2 JPS636297B2 JP19131484A JP19131484A JPS636297B2 JP S636297 B2 JPS636297 B2 JP S636297B2 JP 19131484 A JP19131484 A JP 19131484A JP 19131484 A JP19131484 A JP 19131484A JP S636297 B2 JPS636297 B2 JP S636297B2
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Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
《発明の目的》
〈産業上の利用分野〉
本発明は各種の配管用部品として利用される金
属管体の冷間加工方法に関するものであつて、特
にフランジを具え且つフランジ側において孔が閉
じられている特殊仕様の比較的長尺のフランジ付
管の製造方法に係るものである。
属管体の冷間加工方法に関するものであつて、特
にフランジを具え且つフランジ側において孔が閉
じられている特殊仕様の比較的長尺のフランジ付
管の製造方法に係るものである。
〈従来技術と解決課題〉
例えばアルミニウムを代表とする軽金属の物理
的特性を利用して冷間鍛造による成型が行われて
いた。しかしながらこのような冷間鍛造の手法
は、高圧力のプレスによる塑性加工であるから、
成型品の形状も自ずと限定され、複雑なもの、あ
るいはこの種の加工が不向きな形状のものは、成
型し得ないという問題を有していた。即ち前項に
おいて述べた本発明の対称とする製品は、比較的
長尺であること、及び管孔が一端において閉鎖し
ていることが隘路となつて、未だこれを冷間鍛造
によつて製造する手法は存在しない。これはこの
種の管体を成型するにあたつては、管孔部を芯金
で案内して成型するように図るものであるが、そ
の一端が閉鎖していることが条件とされているた
め金型による素材の押圧に伴い、その押圧力が芯
金に直接掛るようになり、その圧力に芯金の強度
が耐えられず破損して、加工不能になるというも
のであつた。特にこの傾向は比較的長尺な管体を
製造するにあたつては、芯金自体も細く長く形成
されているから、その傾向が著しく、従来はこの
種の製品の加工は不可能なものとして、むしろ冷
間鍛造による加工手法は顧みられなかつたもので
ある。
的特性を利用して冷間鍛造による成型が行われて
いた。しかしながらこのような冷間鍛造の手法
は、高圧力のプレスによる塑性加工であるから、
成型品の形状も自ずと限定され、複雑なもの、あ
るいはこの種の加工が不向きな形状のものは、成
型し得ないという問題を有していた。即ち前項に
おいて述べた本発明の対称とする製品は、比較的
長尺であること、及び管孔が一端において閉鎖し
ていることが隘路となつて、未だこれを冷間鍛造
によつて製造する手法は存在しない。これはこの
種の管体を成型するにあたつては、管孔部を芯金
で案内して成型するように図るものであるが、そ
の一端が閉鎖していることが条件とされているた
め金型による素材の押圧に伴い、その押圧力が芯
金に直接掛るようになり、その圧力に芯金の強度
が耐えられず破損して、加工不能になるというも
のであつた。特にこの傾向は比較的長尺な管体を
製造するにあたつては、芯金自体も細く長く形成
されているから、その傾向が著しく、従来はこの
種の製品の加工は不可能なものとして、むしろ冷
間鍛造による加工手法は顧みられなかつたもので
ある。
《発明の構成》
〈課題解決の手段〉
しかしながらこのような現状にあつて本発明者
は、冷間鍛造による加工がもたらす種々の利点に
鑑み、前述のような特殊形状の管体の製造方法を
開発を試み、本発明の案出に至つたものである。
即ち本発明たる一端を閉孔したフランジ付管の製
造方法は、素材の押圧部とその下方に連なる管成
型孔を設け、更に管成型孔内には芯金を具えてな
る下型と、下型における押圧部において素材を押
圧する上型とによつて押圧部内の素材を塑性変形
させて成型する方法において、前記素材には予め
穿孔部を形成すると共に、前記上型の押圧方向へ
の移動に応動して芯金も同一方向に退去させるよ
うにしたことを特徴として構成されたものであ
る。
は、冷間鍛造による加工がもたらす種々の利点に
鑑み、前述のような特殊形状の管体の製造方法を
開発を試み、本発明の案出に至つたものである。
即ち本発明たる一端を閉孔したフランジ付管の製
造方法は、素材の押圧部とその下方に連なる管成
型孔を設け、更に管成型孔内には芯金を具えてな
る下型と、下型における押圧部において素材を押
圧する上型とによつて押圧部内の素材を塑性変形
させて成型する方法において、前記素材には予め
穿孔部を形成すると共に、前記上型の押圧方向へ
の移動に応動して芯金も同一方向に退去させるよ
うにしたことを特徴として構成されたものであ
る。
〈発明の作用〉
このような方法をとることによつて、芯金は上
型の移動に応動して退くようになつたから、上型
の押圧力は素材にのみ作用して芯金には直接作用
しないようになつたものであり、これによつて芯
金の破損を完全に防止し、この種の管体の製造を
可能としたものである。
型の移動に応動して退くようになつたから、上型
の押圧力は素材にのみ作用して芯金には直接作用
しないようになつたものであり、これによつて芯
金の破損を完全に防止し、この種の管体の製造を
可能としたものである。
〈実施例〉
まず本発明の説明に先立ち本発明の加工対象と
なる一端を閉孔したフランジ付の管１について説
明する。このものは第１図に示すように、管本体
２の一端にフランジ３を有し、その管孔４はフラ
ンジ３の側において閉孔するとともに、他端にお
いては開放されているものである。次にこのよう
な管１の成型を行う金型を主体とした装置につい
て説明する。まず符号１０は下型、２０は上型で
ある。下型１０は上型２０が進入する部分を押圧
部１１とするとともに、この押圧部１１に連通し
てその下方に管成型孔１２を設けるものである。
そしてこの管成型孔１２内には芯金１３を設ける
ものである。この芯金１３は下型１０と独立して
それのみで下方に降下し得るように構成されるも
のである。
なる一端を閉孔したフランジ付の管１について説
明する。このものは第１図に示すように、管本体
２の一端にフランジ３を有し、その管孔４はフラ
ンジ３の側において閉孔するとともに、他端にお
いては開放されているものである。次にこのよう
な管１の成型を行う金型を主体とした装置につい
て説明する。まず符号１０は下型、２０は上型で
ある。下型１０は上型２０が進入する部分を押圧
部１１とするとともに、この押圧部１１に連通し
てその下方に管成型孔１２を設けるものである。
そしてこの管成型孔１２内には芯金１３を設ける
ものである。この芯金１３は下型１０と独立して
それのみで下方に降下し得るように構成されるも
のである。
以下第３図に従つて本発明の方法を説明する。
出発材料の供給
出発材料としての素材Ａは第３図イに示すよ
うに一例として扁平な円筒状のブロツクであり
管孔４の形成される部分が予め穿孔されてなる
ものである。尚、この予め素材Ａに穿孔されて
いる部分を符号４′で示すものであり、この穿
孔部４′の最奥部と素材Ａの端面部までの肉厚
ｄは完成した製品たる管１における閉孔部の厚
さｄと同じかほぼ等しいものである。尚、この
ように予め穿孔部４′を穿つておくのは管１の
フランジ３に幾分か管孔４が進入した状態で閉
鎖するような寸法設定をとるためである。従つ
て管孔４をどこまで成型するかによつて素材Ａ
に対して穿孔部４を形成する状態が異なつてく
るものである。
うに一例として扁平な円筒状のブロツクであり
管孔４の形成される部分が予め穿孔されてなる
ものである。尚、この予め素材Ａに穿孔されて
いる部分を符号４′で示すものであり、この穿
孔部４′の最奥部と素材Ａの端面部までの肉厚
ｄは完成した製品たる管１における閉孔部の厚
さｄと同じかほぼ等しいものである。尚、この
ように予め穿孔部４′を穿つておくのは管１の
フランジ３に幾分か管孔４が進入した状態で閉
鎖するような寸法設定をとるためである。従つ
て管孔４をどこまで成型するかによつて素材Ａ
に対して穿孔部４を形成する状態が異なつてく
るものである。
加工準備
このような出発材料としての素材Ａを第３図
ロに示すように下型１０における押圧部１１に
セツトし、その上方から上型２０を宛がうよう
にするものである。そしてこの際芯金１３も穿
孔部４′の最奥部（最上部）に当接するまで上
昇させるものである。
ロに示すように下型１０における押圧部１１に
セツトし、その上方から上型２０を宛がうよう
にするものである。そしてこの際芯金１３も穿
孔部４′の最奥部（最上部）に当接するまで上
昇させるものである。
加工開始
このような状態で上型２０を降下させると第
３図ハに示すようにその圧力により素材Ａは押
圧されてその圧力を受け、下型１０における管
成型孔１２と芯金１３との間に形成される空間
から順次下方に素材Ａの一部が押し出されてゆ
くのである。このとき上型２０の押し込みに応
動して芯金１３も上型２０と同じかほぼ等しい
移動量で退去するように移動してゆくものであ
る。このため芯金１３に対しては直接的にもま
た素材Ａを介して間接的にも全く上型２０の押
圧力は伝達されない状態で加工が進められるの
である。
３図ハに示すようにその圧力により素材Ａは押
圧されてその圧力を受け、下型１０における管
成型孔１２と芯金１３との間に形成される空間
から順次下方に素材Ａの一部が押し出されてゆ
くのである。このとき上型２０の押し込みに応
動して芯金１３も上型２０と同じかほぼ等しい
移動量で退去するように移動してゆくものであ
る。このため芯金１３に対しては直接的にもま
た素材Ａを介して間接的にも全く上型２０の押
圧力は伝達されない状態で加工が進められるの
である。
加工完了
このようにして上型２０を所定のストローク
移動させると、第３図ニに示すように予め設計
された量だけ素材Ａが一定寸法の管状に押し出
されて成型されるのである。
移動させると、第３図ニに示すように予め設計
された量だけ素材Ａが一定寸法の管状に押し出
されて成型されるのである。
《発明の効果》
本発明は以上述べたような手法をとるものであ
り、特に上型の移動に従つて芯金も退去するよう
な方法をとるから、芯金には殆ど無理な荷重が掛
らず、その破損も殆どなく常に安定した製造が可
能となるものである。
り、特に上型の移動に従つて芯金も退去するよう
な方法をとるから、芯金には殆ど無理な荷重が掛
らず、その破損も殆どなく常に安定した製造が可
能となるものである。
第１図は本発明を適用するフランジ付管の一部
破断斜視図、第２図は本発明に使用する装置の断
面図、第３図は本発明の方法を工程ごとに示す説
明図である。 １；管、２；管本体、３；フランジ、４；管
孔、１０；下型、１１；押圧部、１２；管成型
孔、１３；芯金、２０；上型、Ａ；素材。
破断斜視図、第２図は本発明に使用する装置の断
面図、第３図は本発明の方法を工程ごとに示す説
明図である。 １；管、２；管本体、３；フランジ、４；管
孔、１０；下型、１１；押圧部、１２；管成型
孔、１３；芯金、２０；上型、Ａ；素材。
Claims (1)
- １ 素材の押圧部と、その下方に連なる管成型孔
とを有し、更に管成型孔内には芯金を具えてなる
下型と、下型における押圧部において素材を押圧
する上型とによつて押圧部内の素材を塑性変形さ
せて成型する方法において、前記素材には予め穿
孔部を形成すると共に、前記上型の押圧方向への
移動に応動して芯金も同一方向に退去させるよう
にしたことを特徴とする一端を閉孔したフランジ
付管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19131484A JPS6171147A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 一端を閉孔したフランジ付管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19131484A JPS6171147A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 一端を閉孔したフランジ付管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6171147A JPS6171147A (ja) | 1986-04-12 |
| JPS636297B2 true JPS636297B2 (ja) | 1988-02-09 |
Family
ID=16272492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19131484A Granted JPS6171147A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 一端を閉孔したフランジ付管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6171147A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002153940A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-28 | Somic Ishikawa Inc | 継手装置およびそのハウジングの製造方法 |
| JP2014136255A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Iizuka Seisakusho:Kk | 鍛造方法及び鍛造装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108856630A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-11-23 | 昆山麦克司博精密机械有限公司 | 汽车用特殊套管的冷镦成型工艺 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP19131484A patent/JPS6171147A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002153940A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-28 | Somic Ishikawa Inc | 継手装置およびそのハウジングの製造方法 |
| JP4610721B2 (ja) * | 2000-11-22 | 2011-01-12 | 株式会社ソミック石川 | ボールジョイントおよびそのハウジングの製造方法 |
| JP2014136255A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Iizuka Seisakusho:Kk | 鍛造方法及び鍛造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6171147A (ja) | 1986-04-12 |
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