JPS6361864B2 - - Google Patents

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JPS6361864B2
JPS6361864B2 JP58036608A JP3660883A JPS6361864B2 JP S6361864 B2 JPS6361864 B2 JP S6361864B2 JP 58036608 A JP58036608 A JP 58036608A JP 3660883 A JP3660883 A JP 3660883A JP S6361864 B2 JPS6361864 B2 JP S6361864B2
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JP
Japan
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power generation
load
afc
signal
load control
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JP58036608A
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JPS59162727A (ja
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は複数台の発電ユニツトで構成される複
合型発電プラントの統括負荷制御装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
最近の発電プラントにおいては、発電効率の向
上を目的として複合サイクル発電ユニツトが開発
され、実用化されつつある。この発電ユニツトは
ガスタービン、蒸気タービン、発電機を一軸上に
結合し、ガスタービンを駆動し終えた排ガスを利
用して蒸気タービンを駆動し、両者の駆動力で発
電機を駆動することにより、熱エネルギーの有効
利用を図るようにしたものである。しかし、この
発電ユニツトは単機容量が小さく、各発電ユニツ
ト毎に独立して運転するのは不経済となるため、
系統運用上は複数台で1台の発電プラントを構成
している。
ところで、発電プラントの負荷制御は、一般に
は中央給電指令所から与えられる負荷目標値と
AFC(自動周波数制御)信号とから得られる負荷
指令信号に基づいて行なわれるが、AFC制御を
行なう際にはAFC巾に対する考慮が必要となる。
発電プラントにおいては、急速に大きな負荷を
変動させると燃料流量、給水流量が大きく変化し
プラントが不安定な状態になるため、速い負荷変
化率に対応できる負荷の変動巾は限られている。
AFC信号は、系統周波数が下がれば発電機出力
を上げ、系統周波数が上がれば発電機出力を下げ
るように設定されており、系統周波数に合めせて
すばやく発電機出力を増減させる必要があるが、
前述の理由によりおのずとその巾は限られてお
り、従来の単一発電プラントにおいては、AFC
巾を定格発電量の10%程度としていた。ところ
が、複合型発電プラントの場合には、その発電ユ
ニツト運転台数が、その時々で変化するため、
AFC巾を一定にするとAFC制御がうまく行なわ
れなくなる場合が生じる。
例えば、今、8台の発電ユニツトからなる複合
発電プラントを考える。この発電プラントにおけ
るAFC巾を4台運転時の定格出力の10%に決め
たとする。すると、運転台数が1台となつた場
合、このAFC巾は1台の発電ユニツトの定格出
力の40%となり、負荷変動が大きく、制御の安定
性が悪くなり、ボイラ、タービン等の機器の熱応
力が増して機器に悪影響をおよぼす。一方、運転
台数が8台となつた場合、このAFC巾は、複合
発電プラントにとつては定格出力の5%となり、
能力以下の負荷変動しかせず、改善への寄与が少
なくなる。
〔発明の目的〕
本発明はAFCによる短期的な負荷変動制御を
効果的に行なうことのできる複合型発電プラント
の統括負荷制御装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の概要〕
このため、本発明は複数台の発電ユニツトで構
成される複合型発電プラントにおいて、AFC巾
を統括負荷制御中の発電ユニツト運転数に応じて
上下限設定することにより、従来の単一型発電プ
ラント同様のAFC制御を可能としたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る統括負荷制御
装置の構成図を示したもので、1は中央給電指令
所、2は所内モード負荷設定器、3は中央給電指
令所1から与えられる負荷目標値信号a又は所内
モード負荷設定器2から与えられる所内モード負
荷目標値信号bのどちらかを選択する切替器、4
は切替器3から出力される負荷目標値信号の変化
率を制限した上、負荷指令基準値信号cとして出
力する負荷変化率制限器である。5は中央給電指
令所1から与えられるAFC信号dの上限を決め
る上限設定器、6は下限を決める下限設定器、7
はその上下限値を決めるAFC上下限設定器であ
る。8は負荷指令基準値信号cと、上、下限設定
器5,6によりAFC巾の制限されたAFC指令値
信号eとを加算し、複合型発電プラントの負荷指
令値信号fとして出力する加算器、9は各発電ユ
ニツトからの実負荷信号を加算する加算器、10
は負荷指令値信号fと加算器9から出力される複
合型発電プラント実負荷信号gとの偏差信号hを
出力する減算器、11は偏差信号hを比例積分し
て負荷目標値信号iを作る比例積分器、12は発
電ユニツト起動停止時等に使用されるバイアス設
定器、13は負荷目標値信号iとバイアス設定器
12から出力されるバイアス信号jとの偏差をと
り負荷指令値信号kとして出力する減算器、14
は発電ユニツトの負荷指令を手動設定するための
手動設定器、15は切替器である。16は発電ユ
ニツトの実負荷を検出する負荷検出器、17は切
替器15から出力される負荷指令値信号kと負荷
検出器16からの発電ユニツト実負荷信号との偏
差を算出する減算器、18は減算器17から出力
される偏差信号lに応じて変化する速度設定信号
を出力する速度設定器である。
第2図は上記速度設定器18から先の発電ユニ
ツトの構成図を示したもので、19は減算器、2
0は演算増幅器、21はサーボ増幅器、22は燃
料調整弁、23は回転数検出器、24はガスター
ビン燃焼器、25はコンプレツサ、26はガスタ
ービン、27は発電器、28は排熱回収ボイラ、
29は蒸気加減弁、30は蒸気タービン、31は
復水器である。
以上の構成で、第1図の切替器15が減算器1
3側に切り替わつているときは、この発電ユニツ
トは統括負荷制御中にあるものとして、AFC上
下限設定器7には信号Zn(nは第n番目の発電ユ
ニツトを表わす)=「1」が入力される。一方、切
替器15が手動設定器14側に切り替わつている
ときは、信号Zn=「0」がAFC上下限設定器7に
入力される。
AFC上下限設定器7はこれらの入力信号Z1
Zoから現在統括負荷制御中の発電ユニツト運転台
数を判断し、その運転台数に対応した上限値O、
下限値Pをそれぞれ上限設定器5、下限設定器6
に与える。
これにより、中央給電指令所1から入力される
AFC信号dは上限設定器5、下限設定器6によ
り、そのAFC巾が制限されて、現在の複合型発
電プラントの発電ユニツト夏転台数に応じた
AFC信号eとして加算器8に入力される。これ
と同時に中央給電指令所1から与えられる負荷目
標値信号aも切替器3から負荷変化率制限器4を
経て負荷指令基準値信号cとして加算器8に入力
される。これらの信号eとcは加算器8で加算さ
れて負荷指令値信号fとなり、減算器10に加え
られる。一方、各発電ユニツトの実負荷は負荷検
出器16により検出されて加算器9で加算され、
複合型発電プラント実負荷信号gとして減算器1
0に加えられる。次いで、この減算器10で算出
される負荷指令値信号fと複合型発電プラント実
負荷信号gとの偏差信号hは比例積分器11に加
えられて負荷目標値信号iとなり、各発電ユニツ
トに与えられる。
各発電ユニツトにおいては、与えられた負荷目
標値信号iからバイアス信号jを減算器13で減
算することにより負荷指令値信号kが算出され、
切替器15を介して減算器17に加えられる。こ
の減算器17には負荷検出器16より偏差信号l
も加えられて偏差信号mが算出され、この偏差信
号mにより速度設定器18の設定器が増減され
る。
この速度設定器18により出力される速度指令
信号nは、第2図の減算器19に入力され、そこ
で回転数検出器23から得られるガスタービン、
蒸気タービン、発電機の回転数(ガスタービン、
蒸気タービン、発電機は連結されているため回転
数は同一)との偏差が算出される。算出された偏
差は演算増幅器20で比例演算が施されたのち、
サーボ増幅器21に加えられる。これにより、燃
料調整弁22の開度が制御され、ガスタービンの
ガスタービン燃焼器24に入る燃料量が制御さ
れ、ガスタービン26の軸トルクが制御される。
一方、蒸気タービンの方はガスタービン26の
排ガスのエンタルピーつまり燃料流量により、排
熱回収ボイラ28からの蒸気のエンタルピーが決
定されるため、蒸気加減弁29を全開または一定
開度にしておくと、復水器31の真空度との関係
で一義的に蒸気タービンの軸トルクが決定され
る。この結果、発電機がガスタービン、蒸気ター
ビンに連結されているので、ガスタービンと蒸気
タービンの軸トルクの和に発電機の効率を乗じた
ものが発電機の出力となつて電力系統に出力され
る。
このように、統括負荷制御中の発電ユニツト運
転台数が多い場合はAFC巾を大きくすることに
より、中央給電指令所1から与えられるAFC信
号dに応じた周波数制御が可能となり、また、統
括負荷制御中の発電ユニツト運転台数が少ない場
合はAFC巾を小さくすることにより、負荷指令
値信号fが運転中の台数の最大出力をオーバーす
ることを防ぐことができ、良好なAFC制御を行
なうことができるようになる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、AFC信号の上
下限値を統括負荷制御中の発電ユニツト運転台数
に応じて設定するようにしたので、複数台から成
る複合型発電プラントのAFC制御を良好に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例に係る
複合型発電プラント統括負荷制御装置の構成図で
ある。 1……中央給電指令所、2……所内モード負荷
設定器、3,15……切替器、4……負荷変化率
制限器、5……上限設定器、6……下限設定器、
7……AFC上下限設定器、8,9……加算器、
10,13,17,19……減算器、11……比
例積分器、12……バイアス設定器、14……手
動設定器、16……負荷検出器、18……速度設
定器、20……演算増幅器、21……サーボ増幅
器、22……燃料調整弁、23……回転数検出
器、24……ガスタービン燃焼器、25……コン
プレツサ、26……ガスタービン、27……発電
機、28……排熱回収ボイラ、29……蒸気加減
弁、30……蒸気タービン、31……復水器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数台の発電ユニツトから成る複合型発電プ
    ラントを中央給電指令所からの指令に基づいて負
    荷制御する複合型発電プラントの統括負荷制御装
    置において、各発電ユニツトをそれぞれ統括負荷
    制御側又は除外側に切り替える各切替器と、これ
    ら切替器からの状態信号に基づき統括負荷制御中
    の発電ユニツト運転台数を判断し、この台数に対
    応して前記中央給電指令所から与えられるAFC
    信号の上下限巾を設定する上下限設定器とを備え
    ていることを特徴とする複合型発電プラントの統
    括負荷制御装置。
JP58036608A 1983-03-08 1983-03-08 複合型発電プラントの統括負荷制御装置 Granted JPS59162727A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58036608A JPS59162727A (ja) 1983-03-08 1983-03-08 複合型発電プラントの統括負荷制御装置

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JP58036608A JPS59162727A (ja) 1983-03-08 1983-03-08 複合型発電プラントの統括負荷制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59162727A JPS59162727A (ja) 1984-09-13
JPS6361864B2 true JPS6361864B2 (ja) 1988-11-30

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JP58036608A Granted JPS59162727A (ja) 1983-03-08 1983-03-08 複合型発電プラントの統括負荷制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62131725A (ja) * 1985-12-03 1987-06-15 株式会社東芝 発電プラント運転装置

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Publication number Publication date
JPS59162727A (ja) 1984-09-13

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