JPH0680285B2 - 蒸気タ−ビン制御装置 - Google Patents
蒸気タ−ビン制御装置Info
- Publication number
- JPH0680285B2 JPH0680285B2 JP60056540A JP5654085A JPH0680285B2 JP H0680285 B2 JPH0680285 B2 JP H0680285B2 JP 60056540 A JP60056540 A JP 60056540A JP 5654085 A JP5654085 A JP 5654085A JP H0680285 B2 JPH0680285 B2 JP H0680285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- steam turbine
- output
- opening
- turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01K—STEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
- F01K23/00—Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
- F01K23/02—Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
- F01K23/06—Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
- F01K23/10—Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle with exhaust fluid of one cycle heating the fluid in another cycle
- F01K23/101—Regulating means specially adapted therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単数もしくは複数のガスタービンからの排熱
により発生する蒸気で回転駆動する蒸気タービンの制御
装置に関し、特に蒸気タービンの回転駆動により発電す
る蒸気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気制
御弁の開度制御手段の改良に関する。
により発生する蒸気で回転駆動する蒸気タービンの制御
装置に関し、特に蒸気タービンの回転駆動により発電す
る蒸気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気制
御弁の開度制御手段の改良に関する。
近年、単数もしくは複数のガスタービンと蒸気タービン
とを組合わせたコンバインドプラントが実用に供されて
いる。このコンバインドプラントでは、蒸気タービンの
回転数が定格回転数となったとき、この蒸気タービンの
回転駆動により発電する蒸気タービン発電機を電力系統
に併入するものとなっている。
とを組合わせたコンバインドプラントが実用に供されて
いる。このコンバインドプラントでは、蒸気タービンの
回転数が定格回転数となったとき、この蒸気タービンの
回転駆動により発電する蒸気タービン発電機を電力系統
に併入するものとなっている。
ところで、上記コンバインドプラントにおいては、蒸気
タービン発電機の電力系統併入時と同時に蒸気タービン
の蒸気導入側に設けられる蒸気制御弁を一定の開度に開
くことにより、所定の初負荷すなわち発電機出力を得る
ものとなっている。しかるに、蒸気タービンは、ガスタ
ービン運転台数の変化等により蒸気発生器から供給され
る蒸気量が異なり、様々な蒸気条件下で運転されてい
る。
タービン発電機の電力系統併入時と同時に蒸気タービン
の蒸気導入側に設けられる蒸気制御弁を一定の開度に開
くことにより、所定の初負荷すなわち発電機出力を得る
ものとなっている。しかるに、蒸気タービンは、ガスタ
ービン運転台数の変化等により蒸気発生器から供給され
る蒸気量が異なり、様々な蒸気条件下で運転されてい
る。
第5図(a)(b)は、電力系統併入時における蒸気タ
ービン前蒸気圧A,発電機出力B,蒸気制御弁開度Cの時間
変化を示す図であり、同図(a)はガスタービンの運転
台数が1台でタービン前蒸気圧Aが30kg f/cm2に制御さ
れる場合を示しており、同図(b)はガスタービンの運
転台数が3台でタービン前蒸気圧Aが40kg f/cm2に制御
される場合を示している。同図(a)(b)から明らか
なように、タービン前蒸気圧Aすなわち蒸気条件が30kg
f/cm2から40kg f/cm2へ変化すると、発電機出力Bすな
わち初負荷値も変化する。さらに、第5図(a)に示す
如く、ガスタービンが1台だけ運転されているような場
合、蒸気制御弁の開度設定値によっては蒸気制御弁が急
激に開くので、電力系統併入と同時に蒸気圧が低下し、
またタービンバイパス弁の制御遅れもあって、所定の初
負荷値が得られないばかりか、一旦得られた負荷が減少
する、いわゆる逆電力が生じるおそれもあった。
ービン前蒸気圧A,発電機出力B,蒸気制御弁開度Cの時間
変化を示す図であり、同図(a)はガスタービンの運転
台数が1台でタービン前蒸気圧Aが30kg f/cm2に制御さ
れる場合を示しており、同図(b)はガスタービンの運
転台数が3台でタービン前蒸気圧Aが40kg f/cm2に制御
される場合を示している。同図(a)(b)から明らか
なように、タービン前蒸気圧Aすなわち蒸気条件が30kg
f/cm2から40kg f/cm2へ変化すると、発電機出力Bすな
わち初負荷値も変化する。さらに、第5図(a)に示す
如く、ガスタービンが1台だけ運転されているような場
合、蒸気制御弁の開度設定値によっては蒸気制御弁が急
激に開くので、電力系統併入と同時に蒸気圧が低下し、
またタービンバイパス弁の制御遅れもあって、所定の初
負荷値が得られないばかりか、一旦得られた負荷が減少
する、いわゆる逆電力が生じるおそれもあった。
このように蒸気条件が大幅に異なると、電力系統併入毎
に得られる初負荷値を一定の値に制御することは困難で
あった。そのため、最適な状態で蒸気タービン発電機を
電力系統に併入することができなかった。
に得られる初負荷値を一定の値に制御することは困難で
あった。そのため、最適な状態で蒸気タービン発電機を
電力系統に併入することができなかった。
そこで本発明は、蒸気タービンの回転により発電する蒸
気タービン発電機を最適な状態で電力系統に併入するこ
とができる蒸気タービン制御装置を提供することを目的
とする。
気タービン発電機を最適な状態で電力系統に併入するこ
とができる蒸気タービン制御装置を提供することを目的
とする。
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために次の
ような手段を講じたことを特徴としている。すなわち、
単数もしくは複数のガスタービンからの排熱により発生
する蒸気で回転駆動する蒸気タービンの前蒸気圧を蒸気
圧計測器により計測し、前記蒸気タービンの回転駆動に
より発電する蒸気タービン発電機の電力系統併入時にお
いてこの蒸気圧計測器により計測された蒸気圧の計測値
から前記蒸気タービンの蒸気導入側に設けられた蒸気制
御弁の開度を開度算出手段により所定の関数に基いて算
出し、前記蒸気制御弁の開度が開度算出手段にて算出さ
れた開度となる如く予め設定された変化率に基いて制御
するようにしたことを特徴としている。
ような手段を講じたことを特徴としている。すなわち、
単数もしくは複数のガスタービンからの排熱により発生
する蒸気で回転駆動する蒸気タービンの前蒸気圧を蒸気
圧計測器により計測し、前記蒸気タービンの回転駆動に
より発電する蒸気タービン発電機の電力系統併入時にお
いてこの蒸気圧計測器により計測された蒸気圧の計測値
から前記蒸気タービンの蒸気導入側に設けられた蒸気制
御弁の開度を開度算出手段により所定の関数に基いて算
出し、前記蒸気制御弁の開度が開度算出手段にて算出さ
れた開度となる如く予め設定された変化率に基いて制御
するようにしたことを特徴としている。
このような手段を講じたことにより、蒸気タービン発電
機の電力系統併入時に、常に一定した初負荷が滑らかに
得られる。
機の電力系統併入時に、常に一定した初負荷が滑らかに
得られる。
第1図〜第4図は本発明の−実施例を示す図であって、
第1図は複数台(この場合は3台)のガスタービンと1
台の蒸気タービンとの組合せによるコンバインドプラン
トの構成を示す系統図である。同図において、1a〜1cは
ガスタービンであり、これらガスタービン1a〜1cから排
出された排気は、各排気管2a〜2cを通って各排熱回収蒸
気発生器(以下、蒸気発生器と略称する)3a〜3cに供給
されるものとなっている。これら蒸気発生器3a〜3cは、
ガスタービン1a〜1cの排熱を回収するものであって、よ
り効率的排熱を回収するために2段またはそれ以上に分
割して設けられ、それぞれ圧力の異なった蒸気を発生さ
せるようにしたものもある。
第1図は複数台(この場合は3台)のガスタービンと1
台の蒸気タービンとの組合せによるコンバインドプラン
トの構成を示す系統図である。同図において、1a〜1cは
ガスタービンであり、これらガスタービン1a〜1cから排
出された排気は、各排気管2a〜2cを通って各排熱回収蒸
気発生器(以下、蒸気発生器と略称する)3a〜3cに供給
されるものとなっている。これら蒸気発生器3a〜3cは、
ガスタービン1a〜1cの排熱を回収するものであって、よ
り効率的排熱を回収するために2段またはそれ以上に分
割して設けられ、それぞれ圧力の異なった蒸気を発生さ
せるようにしたものもある。
これら蒸気発生器3a〜3cから発生される蒸気は、各逆止
弁4a〜4cおよび蒸気止弁5a〜5cを介して一つにまとめら
れた後、蒸気止弁6および蒸気制御弁7を介して蒸気タ
ービン8に供給されるものとなっている。この蒸気ター
ビン8は蒸気の供給によって回転駆動され、蒸気タービ
ン発電機(不図示)が発電するものとなっている。そし
て、蒸気タービン8の回転数が所定の定回転数に達した
ならば前記蒸気タービン発電機が電力系統に併入される
ものとなっている。なお、この蒸気タービン8は、前記
蒸気発生器3a〜3cから発生される蒸気の圧力に応じて高
圧タービンと低圧タービンとに分けられることもある。
弁4a〜4cおよび蒸気止弁5a〜5cを介して一つにまとめら
れた後、蒸気止弁6および蒸気制御弁7を介して蒸気タ
ービン8に供給されるものとなっている。この蒸気ター
ビン8は蒸気の供給によって回転駆動され、蒸気タービ
ン発電機(不図示)が発電するものとなっている。そし
て、蒸気タービン8の回転数が所定の定回転数に達した
ならば前記蒸気タービン発電機が電力系統に併入される
ものとなっている。なお、この蒸気タービン8は、前記
蒸気発生器3a〜3cから発生される蒸気の圧力に応じて高
圧タービンと低圧タービンとに分けられることもある。
また、前記蒸気発生器3a〜3cから発生される蒸気は、各
タービンバイパス弁9a〜9cを介して一つにまとめられ、
復水器10に供給されるものとなっている。この復水器10
から排出される水は、前記各蒸気発生器3a〜3c専用の給
水ポンプ11a〜11cにより給水され、給水制御弁12a〜12c
を介して蒸気発生器3a〜3cに供給されるものとなってい
る。
タービンバイパス弁9a〜9cを介して一つにまとめられ、
復水器10に供給されるものとなっている。この復水器10
から排出される水は、前記各蒸気発生器3a〜3c専用の給
水ポンプ11a〜11cにより給水され、給水制御弁12a〜12c
を介して蒸気発生器3a〜3cに供給されるものとなってい
る。
第2図は前記蒸気タービン8の電力系統併入時における
初負荷制御を行なう蒸気タービン制御装置の構成を示す
ブロック図である。同図において21は蒸気タービン8の
前蒸気圧計測器であり、この計測器21にて計測された蒸
気圧の計測値は、関数発生器22に与えられるものとなっ
ている。この関数発生器22は、計測値入力に対し前記蒸
気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気制御弁
7の開度目標値を、第3図に示す関数に基いて算出する
ものであり、この関数発生器22により算出される開度目
標値は、変化率制限器23に供給されるものとなってい
る。なお、上記関数発生器22の関数は、予め計算あるい
は実績テーダにより蒸気タービン8の前蒸気圧が変動し
ても初負荷が一定となるための蒸気制御弁7の開度を設
定している。
初負荷制御を行なう蒸気タービン制御装置の構成を示す
ブロック図である。同図において21は蒸気タービン8の
前蒸気圧計測器であり、この計測器21にて計測された蒸
気圧の計測値は、関数発生器22に与えられるものとなっ
ている。この関数発生器22は、計測値入力に対し前記蒸
気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気制御弁
7の開度目標値を、第3図に示す関数に基いて算出する
ものであり、この関数発生器22により算出される開度目
標値は、変化率制限器23に供給されるものとなってい
る。なお、上記関数発生器22の関数は、予め計算あるい
は実績テーダにより蒸気タービン8の前蒸気圧が変動し
ても初負荷が一定となるための蒸気制御弁7の開度を設
定している。
第2図中24は蒸気制御弁7の開度指令部であり、この開
度指令部24から出力される指令値は、前記変化率制限器
23に供給されるものとなっている。
度指令部24から出力される指令値は、前記変化率制限器
23に供給されるものとなっている。
25は前記蒸気タービン発電機に対する併入信号発生部で
あり、この信号発生部25から出力される併入信号(ON/O
FFの二値化信号)は、ワンショットパルス発生器26にて
ワンショットパルスに変換された後、論理積演算器27の
一方の入力端に供給されると共に、信号反転器28によっ
て反転された後、論理和演算器29の一方の入力端に供給
されるものとなっている。なお、前記ワンショットパル
ス発生器26は、入力される併入信号がOFFからONになっ
た瞬間にON信号を出力し、それ以外はOFF信号を出力す
るものとなっている。
あり、この信号発生部25から出力される併入信号(ON/O
FFの二値化信号)は、ワンショットパルス発生器26にて
ワンショットパルスに変換された後、論理積演算器27の
一方の入力端に供給されると共に、信号反転器28によっ
て反転された後、論理和演算器29の一方の入力端に供給
されるものとなっている。なお、前記ワンショットパル
ス発生器26は、入力される併入信号がOFFからONになっ
た瞬間にON信号を出力し、それ以外はOFF信号を出力す
るものとなっている。
30は前記関数発生器22からの出力と、前記変化率制限器
23の出力とを比較する二値比較器であり、関数発生器22
からの出力が変化率制限器23の出力よりも小さいかある
いは等しい場合にON信号を出力し、大きい場合にはOFF
信号を出力するものとなっている。この二値比較器30か
ら出力されるON/OFF二値化信号は、前記論理和演算器29
の他方の入力端に供給されると共に、信号反転器31にて
反転された後、前記論理積演算器27の他方の入力端に供
給されるものとなっている。
23の出力とを比較する二値比較器であり、関数発生器22
からの出力が変化率制限器23の出力よりも小さいかある
いは等しい場合にON信号を出力し、大きい場合にはOFF
信号を出力するものとなっている。この二値比較器30か
ら出力されるON/OFF二値化信号は、前記論理和演算器29
の他方の入力端に供給されると共に、信号反転器31にて
反転された後、前記論理積演算器27の他方の入力端に供
給されるものとなっている。
32はフリップフロップ回路であり、前記論理積演算器27
からの入力信号がONのときフリップフロップ出力信号を
ONとし、その後、論理和演算器29からの入力信号がONと
なったときフリップフロップ出力信号をOFFとするもの
であり、かつ前記論理積演算器27および論理和演算器29
からの入力信号が共にONのとき、論理和演算器29からの
入力信号が優先され、フリップフロップ出力信号はOFF
となるものである。
からの入力信号がONのときフリップフロップ出力信号を
ONとし、その後、論理和演算器29からの入力信号がONと
なったときフリップフロップ出力信号をOFFとするもの
であり、かつ前記論理積演算器27および論理和演算器29
からの入力信号が共にONのとき、論理和演算器29からの
入力信号が優先され、フリップフロップ出力信号はOFF
となるものである。
上記フリップフロップ回路32から出力されるON/OFF二値
化信号は、前記変化率制限器23に供給されるものとなっ
ている。上記変化率制限器23においては、フリップフロ
ップ回路32から供給される信号がONのときには、その出
力を前記関数発生器22から入力される目標値となる如く
予め設定された変化率の制限を受けながら変化させるも
のとし、OFFのときにはその出力を前記開度指令部15か
ら入力される指令値とするものとなっている。そして、
この変化率制御弁23からの出力は蒸気制御弁7の開度制
御部33に供給され、この開度制御部33により蒸気制御弁
7の開度制御がなされるものとなっている。
化信号は、前記変化率制限器23に供給されるものとなっ
ている。上記変化率制限器23においては、フリップフロ
ップ回路32から供給される信号がONのときには、その出
力を前記関数発生器22から入力される目標値となる如く
予め設定された変化率の制限を受けながら変化させるも
のとし、OFFのときにはその出力を前記開度指令部15か
ら入力される指令値とするものとなっている。そして、
この変化率制御弁23からの出力は蒸気制御弁7の開度制
御部33に供給され、この開度制御部33により蒸気制御弁
7の開度制御がなされるものとなっている。
次に本実施例の動作について説明する。第1図におい
て、ガスタービン1a〜1cによって各々のガスタービン発
電機(不図示)が駆動されると、ガスタービン排気が発
生され、このガスタービン排気は蒸気発生器3a〜3cによ
って回収される。そして、この蒸気発生器3a〜3cにおい
て、各給水ポンプ11a〜11cにより給水された水がガスタ
ービン排気の排熱によって加熱され、蒸気が発生され
る。このとき、蒸気発生器3a〜3cの出口圧力が予め設定
された最低圧力(例えば30kg f/cm2 G)に達するまで
は、各蒸気止弁5a〜5cは閉状態となっている。したがっ
て、蒸気発生器3a〜3cにて発生された蒸気は、前記出口
圧力が最低圧力に達するまではタービンバイパス弁9a〜
9cを通って復水器10に捨てられる。その後、前記ガスタ
ービン排気による排熱量が増加し、蒸気発生器3a〜3cの
出口圧力が前記最低圧力に到達すると、前記蒸気止弁5a
〜5cが開状態となる。その結果、発生蒸気は蒸気タービ
ン8に供給され、蒸気タービン8が回転駆動を開始す
る。そして、蒸気タービン8の回転数が定格回転数に到
達したならば、前記蒸気タービン発電機が電力系統に併
入される。
て、ガスタービン1a〜1cによって各々のガスタービン発
電機(不図示)が駆動されると、ガスタービン排気が発
生され、このガスタービン排気は蒸気発生器3a〜3cによ
って回収される。そして、この蒸気発生器3a〜3cにおい
て、各給水ポンプ11a〜11cにより給水された水がガスタ
ービン排気の排熱によって加熱され、蒸気が発生され
る。このとき、蒸気発生器3a〜3cの出口圧力が予め設定
された最低圧力(例えば30kg f/cm2 G)に達するまで
は、各蒸気止弁5a〜5cは閉状態となっている。したがっ
て、蒸気発生器3a〜3cにて発生された蒸気は、前記出口
圧力が最低圧力に達するまではタービンバイパス弁9a〜
9cを通って復水器10に捨てられる。その後、前記ガスタ
ービン排気による排熱量が増加し、蒸気発生器3a〜3cの
出口圧力が前記最低圧力に到達すると、前記蒸気止弁5a
〜5cが開状態となる。その結果、発生蒸気は蒸気タービ
ン8に供給され、蒸気タービン8が回転駆動を開始す
る。そして、蒸気タービン8の回転数が定格回転数に到
達したならば、前記蒸気タービン発電機が電力系統に併
入される。
一方、第2図において、前記蒸気タービン発電機が電力
系統に併入されるまでは、併入信号発生部25からの併入
信号はOFFとなっている。したがって、信号反転器28の
出力はONであり、論理和演算器29の出力もONであるの
で、フリップフロップ回路32の出力はOFFである。その
結果、変化率制限器23の出力は、開度指令部24から出力
される指令値(通常は蒸気タービン8の回転数制御出
力)となっている。
系統に併入されるまでは、併入信号発生部25からの併入
信号はOFFとなっている。したがって、信号反転器28の
出力はONであり、論理和演算器29の出力もONであるの
で、フリップフロップ回路32の出力はOFFである。その
結果、変化率制限器23の出力は、開度指令部24から出力
される指令値(通常は蒸気タービン8の回転数制御出
力)となっている。
その後、蒸気タービン発電機が電力系統に併入される
と、前記併入信号発生部25からの併入信号がONとなるの
で、ワンショットパルス発生器26の出力が一瞬だけONと
なる。このとき、通常、変化制限器23の出力は関数発生
器22の出力よりも小さくなっているため、二値比較器30
の出力はOFFとなっている。したがって、論理積演算器2
7の出力は一瞬だけONとなる。また、信号反転器28の出
力はOFFとなるので、論理和演算器29の出力はOFFとな
る。その結果、フリップフロップ回路32の出力はONとな
る。かくして、変化率制限器23の出力は、その直前の開
度指令部24から入力される指令値から、関数発生器22に
て蒸気圧計測器21により計測された蒸気圧に応じて算出
された目標値に向かって所定の変化率で推移する。そし
て、この蒸気変化率制限器23の出力によって蒸気制御弁
7の開度が制御される。すなわち、蒸気制御弁7は、前
記目標値に向かって許容される範囲内で徐々に開いてい
く。そして、上記変化率制限器23の出力が関数発生器22
からの入力と同値になったとき、所定の発電機出力が得
られる。
と、前記併入信号発生部25からの併入信号がONとなるの
で、ワンショットパルス発生器26の出力が一瞬だけONと
なる。このとき、通常、変化制限器23の出力は関数発生
器22の出力よりも小さくなっているため、二値比較器30
の出力はOFFとなっている。したがって、論理積演算器2
7の出力は一瞬だけONとなる。また、信号反転器28の出
力はOFFとなるので、論理和演算器29の出力はOFFとな
る。その結果、フリップフロップ回路32の出力はONとな
る。かくして、変化率制限器23の出力は、その直前の開
度指令部24から入力される指令値から、関数発生器22に
て蒸気圧計測器21により計測された蒸気圧に応じて算出
された目標値に向かって所定の変化率で推移する。そし
て、この蒸気変化率制限器23の出力によって蒸気制御弁
7の開度が制御される。すなわち、蒸気制御弁7は、前
記目標値に向かって許容される範囲内で徐々に開いてい
く。そして、上記変化率制限器23の出力が関数発生器22
からの入力と同値になったとき、所定の発電機出力が得
られる。
一方、変化率制限器23の出力が関数発生器22の出力と等
しいかあるいは大きくなったとき、二値比較器30の出力
はONとなる。そうなると、論理和演算器29の出力がONと
なるので、フリップフロップ回路32の出力はOFFとな
る。その結果、変化率制限器23の出力は、開度指令部24
からの指令値に切換わる。このとき、上記開度指令部24
からの指令値は、通常、蒸気タービン8の前蒸気圧制御
出力あるいは発電機出力制御出力であり、この指令値
を、切換わる直前の変化率制限器23からの出力にトラッ
キングさせておくことにより、安定して変化率制限器23
の出力すなわち前記開度制御部33の制御出力値を変化さ
せることができる。
しいかあるいは大きくなったとき、二値比較器30の出力
はONとなる。そうなると、論理和演算器29の出力がONと
なるので、フリップフロップ回路32の出力はOFFとな
る。その結果、変化率制限器23の出力は、開度指令部24
からの指令値に切換わる。このとき、上記開度指令部24
からの指令値は、通常、蒸気タービン8の前蒸気圧制御
出力あるいは発電機出力制御出力であり、この指令値
を、切換わる直前の変化率制限器23からの出力にトラッ
キングさせておくことにより、安定して変化率制限器23
の出力すなわち前記開度制御部33の制御出力値を変化さ
せることができる。
第4図(a)(b)は、前記蒸気タービン発電機の電力
系統併入時における蒸気タービン前蒸気圧A,発電機出力
B,蒸気制御弁開度Cの時間変化を示す図であり、同図
(a)はガスタービンの運転台数が1台でタービン前蒸
気圧Aが30kg f/cm2に制御される場合を示しており、同
図(b)はガスタービンの運転台数が3台でタービン前
蒸気圧Aが40kg f/cm2に制御される場合を示している。
同図(a)(b)から明らかなように、蒸気タービン前
蒸気圧Aが30kg f/cm2から40kg f/cm2に変化しても発電
機出力Bは一定である。また、逆電力による発電機出力
の一時的な減少も見られない。
系統併入時における蒸気タービン前蒸気圧A,発電機出力
B,蒸気制御弁開度Cの時間変化を示す図であり、同図
(a)はガスタービンの運転台数が1台でタービン前蒸
気圧Aが30kg f/cm2に制御される場合を示しており、同
図(b)はガスタービンの運転台数が3台でタービン前
蒸気圧Aが40kg f/cm2に制御される場合を示している。
同図(a)(b)から明らかなように、蒸気タービン前
蒸気圧Aが30kg f/cm2から40kg f/cm2に変化しても発電
機出力Bは一定である。また、逆電力による発電機出力
の一時的な減少も見られない。
かくして本実施例によれば、蒸気タービン発電機の電力
系統併入時に、従来のように蒸気圧の変化によって初負
荷値が変動するようなことはなく、一定の初負荷値が滑
らかに得られる。したがって、蒸気タービン発電機を最
適な状態で電力系統に併入させることができる。
系統併入時に、従来のように蒸気圧の変化によって初負
荷値が変動するようなことはなく、一定の初負荷値が滑
らかに得られる。したがって、蒸気タービン発電機を最
適な状態で電力系統に併入させることができる。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではない。た
とえば、前記実施例では複数(この場合は3台)のガス
タービンと1台の蒸気タービンとを組合わせたコンバイ
ンドプラント用の蒸気タービンに適用した場合を示した
が、1台のガスタービンと1台の蒸気タービンとを組合
わせたコンバインドプラント用蒸気タービンにも適用で
きる。このほか本発明の要旨を越えない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
とえば、前記実施例では複数(この場合は3台)のガス
タービンと1台の蒸気タービンとを組合わせたコンバイ
ンドプラント用の蒸気タービンに適用した場合を示した
が、1台のガスタービンと1台の蒸気タービンとを組合
わせたコンバインドプラント用蒸気タービンにも適用で
きる。このほか本発明の要旨を越えない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
以上詳述したように本発明は、単数もしくは複数のガス
タービンからの排熱により発生する蒸気で回転駆動する
蒸気タービンの前蒸気圧を蒸気圧計測器により計測し、
前記蒸気タービンの回転駆動により発電する蒸気タービ
ン発電機の電力系統併入時においてこの蒸気圧計測器に
より規則された蒸気圧の計測値から前記蒸気タービンの
蒸気導入側に設けられた蒸気制御弁の開度を開度算出手
段により所定の関数に基いて算出し、前記蒸気制御弁の
開度が開度算出手段にて算出された開度となる如く予め
設定された変化率に基いて制御するようにしたものであ
る。
タービンからの排熱により発生する蒸気で回転駆動する
蒸気タービンの前蒸気圧を蒸気圧計測器により計測し、
前記蒸気タービンの回転駆動により発電する蒸気タービ
ン発電機の電力系統併入時においてこの蒸気圧計測器に
より規則された蒸気圧の計測値から前記蒸気タービンの
蒸気導入側に設けられた蒸気制御弁の開度を開度算出手
段により所定の関数に基いて算出し、前記蒸気制御弁の
開度が開度算出手段にて算出された開度となる如く予め
設定された変化率に基いて制御するようにしたものであ
る。
したがって本発明によれば、蒸気タービン発電機の電力
系統併入時に常に一定した初負荷が滑らかに得られるの
で、蒸気タービン発電機を最適な状態で電力系統に併入
することができる蒸気タービン制御装置を提供できる。
系統併入時に常に一定した初負荷が滑らかに得られるの
で、蒸気タービン発電機を最適な状態で電力系統に併入
することができる蒸気タービン制御装置を提供できる。
第1図〜第4図は本発明の−実施例を示す図で、第1図
はコンバインドプラントの構成を示す系統図、第2図は
蒸気タービン制御装置の構成を示すブロック図、第3図
は関数発生器における設定関数を示す図、第4図(a)
(b)は蒸気タービン発電機の電力系統併入時における
蒸気タービン前蒸気圧,発電機出力,蒸気制御弁開度の
時間変化を示す図である。第5図(a)(b)は従来の
蒸気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気ター
ビン前蒸気圧,発電機出力,蒸気制御弁開度の時間変化
を示す図である。 1a〜1c……ガスタービン、3a〜3c……排熱回収蒸気発生
器(蒸気発生器)、7……蒸気制御弁、8……蒸気ター
ビン、10……復水器、11a〜11c……給水ポンプ、21……
蒸気タービン前蒸気圧計測器、22……関数発生器、23…
…変化率制限器、24……開度指令部、25……併入信号発
生部、26……ワンショットパルス発生部、27……論理積
演算器、28,31……信号反転器、29……論理和演算器、3
0……二値比較器、32……フリップフロップ回路、33…
…開度制御部。
はコンバインドプラントの構成を示す系統図、第2図は
蒸気タービン制御装置の構成を示すブロック図、第3図
は関数発生器における設定関数を示す図、第4図(a)
(b)は蒸気タービン発電機の電力系統併入時における
蒸気タービン前蒸気圧,発電機出力,蒸気制御弁開度の
時間変化を示す図である。第5図(a)(b)は従来の
蒸気タービン発電機の電力系統併入時における蒸気ター
ビン前蒸気圧,発電機出力,蒸気制御弁開度の時間変化
を示す図である。 1a〜1c……ガスタービン、3a〜3c……排熱回収蒸気発生
器(蒸気発生器)、7……蒸気制御弁、8……蒸気ター
ビン、10……復水器、11a〜11c……給水ポンプ、21……
蒸気タービン前蒸気圧計測器、22……関数発生器、23…
…変化率制限器、24……開度指令部、25……併入信号発
生部、26……ワンショットパルス発生部、27……論理積
演算器、28,31……信号反転器、29……論理和演算器、3
0……二値比較器、32……フリップフロップ回路、33…
…開度制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】単数もしくは複数のガスタービンからの排
熱により発生する蒸気で回転駆動する蒸気タービンの前
蒸気圧を計測する蒸気圧計測器と、前記蒸気タービンの
回転駆動により発電する蒸気タービン発電機の電力系統
併入時において一定の初負荷を得るために前記蒸気圧計
測器により計測された蒸気圧の計測値から前記蒸気ター
ビンの蒸気導入側に設けられた蒸気制御弁の開度を所定
の関数に基いて算出する開度算出手段と、前記蒸気制御
弁の開度が前記開度算出手段にて算出された開度となる
如く予め設定された変化率に基いて制御する開度制御手
段とを具備したことを特徴とする蒸気タービン制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60056540A JPH0680285B2 (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | 蒸気タ−ビン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60056540A JPH0680285B2 (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | 蒸気タ−ビン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61215409A JPS61215409A (ja) | 1986-09-25 |
JPH0680285B2 true JPH0680285B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=13029917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60056540A Expired - Lifetime JPH0680285B2 (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | 蒸気タ−ビン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680285B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2585328B2 (ja) * | 1987-12-18 | 1997-02-26 | 株式会社日立製作所 | コンバインドプラントの運転方法、および同装置 |
US20160208656A1 (en) * | 2013-08-28 | 2016-07-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Operating method for an externally heated forced-flow steam generator |
KR101755808B1 (ko) | 2015-07-13 | 2017-07-07 | 현대자동차주식회사 | 폐열회수시스템 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55114822A (en) * | 1979-02-26 | 1980-09-04 | Hitachi Ltd | Initial pressure control changeover system in combined- cycle plant |
-
1985
- 1985-03-20 JP JP60056540A patent/JPH0680285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61215409A (ja) | 1986-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK1282774T4 (da) | Fremgangsmåde til drift af et vindenergianlæg samt vindenergianlæg | |
JPS62118069A (ja) | 可変速度風力タ−ビン発電機の制御方法及び装置 | |
CA1082057A (en) | Boiler feed water pump control systems | |
JPH0264201A (ja) | 部分送入型蒸気タービンの弁絞り度減少方法及び蒸気タービン発電装置 | |
JPH0680285B2 (ja) | 蒸気タ−ビン制御装置 | |
JPS6040706A (ja) | 蒸気タ−ビンの主制御弁を試験する装置 | |
JP2578328B2 (ja) | 背圧タ−ビン発電機の出力制御方法 | |
JP2636989B2 (ja) | 蒸気供給装置の圧力制御方法 | |
JP2572404B2 (ja) | 混圧タービンの制御方法及び同制御装置 | |
JP2554099B2 (ja) | 複合発電プラントの制御装置 | |
JPS5523432A (en) | Abnormality diagnostic unit for rotary machine | |
JP2531755B2 (ja) | 給水制御装置 | |
JP2558869B2 (ja) | タービン制御装置 | |
JP3670780B2 (ja) | ポンプ流量制御方法 | |
JP3141641B2 (ja) | 容量差のある水車発電機の運転装置 | |
JPS6361864B2 (ja) | ||
JPH0732945Y2 (ja) | 水車の調速機制御装置 | |
JPH0734809A (ja) | 抽気蒸気タービンの温度制御装置 | |
JPH0116342B2 (ja) | ||
JPS6143275A (ja) | 風力熱発生装置 | |
JPS5824702A (ja) | 変圧運転ボイラにおけるbfpタ−ビンの回転数制御装置 | |
JPH03199601A (ja) | 複合発電プラントの過熱器・再熱器出口の蒸気温度制御方法および装置 | |
SU966250A1 (ru) | Способ регулировани режима работы теплофикационной турбины | |
JPH0245661A (ja) | 水車のガバナー制御装置 | |
JP2633601B2 (ja) | 蒸気タービンプラント運転制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |