JPS6361586B2 - - Google Patents

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JPS6361586B2
JPS6361586B2 JP59277608A JP27760884A JPS6361586B2 JP S6361586 B2 JPS6361586 B2 JP S6361586B2 JP 59277608 A JP59277608 A JP 59277608A JP 27760884 A JP27760884 A JP 27760884A JP S6361586 B2 JPS6361586 B2 JP S6361586B2
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JP
Japan
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pressure
urethane foam
polyol
hydroxyl value
mmhg
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JP59277608A
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JPS61153476A (ja
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Publication date
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Priority to DE8585116491T priority patent/DE3584672D1/de
Priority to EP19850116491 priority patent/EP0188806B1/en
Priority to US06/812,512 priority patent/US4668555A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫,冷凍プレハブ等に利用する
断熱体に関するものである。 従来の技術 第3図は、従来の断熱体を示している。以下に
従来例の構成について第3図を参考に説明する。 近年、断熱箱体の断熱性能を向上させるため内
部を減圧した断熱体を用いることが注目されてい
る。この断熱体の心材としては、パーライト等の
粉末、ハニカム、及び発泡体等が用いられる。例
えば、特開昭57―133870号に示されるように連続
気泡を有する硬質ウレタンフオームを心材とする
提案がなされている。この特開昭57―133870号を
第3図で説明すると、図において、1は断熱性構
造体であり、連続気泡を有する硬質ウレタンフオ
ーム2を気密性薄膜から成る容器3で被い、内部
を0.001mmHgまで減圧し密閉している。硬質ウレ
タンフオーム2は気泡骨格径が300〜1000μm程度
の市販の一般材料を高温高湿下で真空脱気して気
泡膜を破り、連続気泡を得ることが特徴となつて
いる。 発明が解決しようとする問題点 このような断熱性構造体1においては、硬質ウ
レタンフオーム2の気泡骨格径が300〜1000μmで
あるため、0.001mmHg以下の圧力にしないと気体
の熱伝導率は十分に小さくならず、優れた断熱性
は得られないものである。基本的に気体の熱伝導
率は、気体層の壁間距離(本構成においては、気
泡骨格径)が気体の平均自由工程より短かくなる
と急激に減少するが、壁間距離が長いほど、同じ
気体熱伝導率を得るのにより低い圧力が必要とな
る。一般式としては、以下の(1)式で示される。 Kg=AρCr〔Lfd/(Lf+d)〕 ……(1)式 A:定数 ρ:密度〔Kg/m2〕 r:平均分子
速度〔m/s〕 Lf:平均自由工程 Cr:定容
比熱〔kCal/Kg℃〕 d:壁間距離〔m〕 よつて、従来例においては、気泡骨格径が、
300〜1000μmであるため、10-3mmHg以下という
工業的に取扱いにくい圧力が必要となり、量産で
の大規模な設備や排気時間が長くなる等の問題が
あつた。さらに、10-3mmHg以下の圧力域では材
料のガス放出量の影響を受けやすく、低分子量の
モノマー成分を含有しやすい有機体の本構成の場
合、特に排気時間が長くかかる問題があり、量産
効率が悪かつた。 本発明は、上記問題点に鑑み、工業的に取扱い
やすい低真空度域で優れた断熱性能を得ることに
より、排気時間を短縮化し、量産を可能とするも
のである。 問題点を解決するための手段 本発明は、芳香族ジアミンにアルキレンオキサ
イドを付加重合して得られる水酸基価300〜550mg
KOH/gのポリエーテルポリオールを70重量%
以上含んだポリオール,有機ポリイソシアネート
触媒,発泡剤及び気泡連通化剤を使つて得られる
連続気泡構造の硬質ウレタンフオームを断熱体の
心材として用いるものである。本発明で用いるこ
とのできる芳骨族ジアミンとしては、たとえば、
トリレンジアミン(オルト、メタ、パラ及びそれ
らの混合体)、4―4′ジフエニールメタンジアミ
ン、などを挙げることができる。 作 用 本発明は上記構成により心材は微細な気泡骨格
のため、この心材を、金属―プラスチツクスラミ
ネートフイルムから成る容器で被い、内部を減圧
すると、0.1〜0.01mmHg程度の工業的に取扱いや
すい圧力によつても優れた断熱性能が得られたも
ので、排気時間の短縮化によつて、量産効率が大
巾に向上するのである。 実施例 以下、本発明の一実施例を第1図,第2図を参
考に説明する。 図において、4は下表に示す原料を用いてウレ
タン高圧発泡機で発泡し、硬化させた硬質ウレタ
ンフオームで、常温でエージングした後、所定の
大きさに切断したものである。
【表】
【表】 表において、ポリオールAは、トリレンジアミ
ンを開始剤としてプロピレンオキサイド(以下、
POと呼ぶ)を付加重合せしめて得た水酸基価442
mgKOH/gのポリエーテルポリオール、ポリオ
ールBは、トリレンジイソシアネート製造残滓の
芳香族アミン系化合物を開始剤としてPO付加重
合せしめて得た水酸基価400mgKOH/gのポリエ
ーテルポリオール、ポリオールCは、蔗糖―ジエ
チレングリコールを開始剤としてPOを付加重合
せしめた水酸基価400mgKOH/gのポリエーテル
ポリオール、ポリオールDは、蔗糖―ジエチレン
グリコールを開始剤としてPOを付加せしめた水
酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオール
である。整泡剤は、信越化学(株)製シリコーン界面
活性剤F―318、発泡剤は、昭和電工(株)製フロン
R―11、触媒Aは、ジメチルエタノールアミ
ン、触媒Bは、ジブチルチンジラウレート、気泡
連通化剤は、日本油脂(株)製ステアリン酸カルシウ
ムである。有機ポリイソシアネートは、日本ポリ
ウレタン(株)製粗製ジエフエールメタンジイソシア
ネート(アミン当量136)である。これらの原料
を種々組合せて発泡を行ない、この一部を実施例
として、No.1〜4、比較例としてNo.A,Bを表わ
した。得られた硬質ウレタンフオーム4の密度、
連続気泡率及び気泡骨格径も表に示す。この後、
得られた硬質ウレタンフオーム4を120℃で約2
時間加熱し、吸着水分を蒸発させてアルミ蒸着ポ
リエステルフイルムとポリエチレンフイルムのラ
ミネート構成、金属―プラスチツクスラミネート
フイルムから成る容器5で被い、内部を0.001,
0.01,0.1,0.5,1.0mmHgまで減圧し、密閉して断
熱体6を得た。このときの排気時間は、実施例No.
1からNo.4はそれぞれ、35分,5分,2分,1分
30秒間であり、比較例No.A,Bはそれぞれ28分,
5分,2分,1分,30秒間であつた。得られた断
熱体6の密閉直後の熱伝導率も表に示した。なお
熱伝導率は、真空理工(株)製K―Maticを用い、平
均温度24℃で測定した。 表から明らかなように、芳香族ジアミンにアル
キレンオキサイドを付加重合して得られる水酸基
価300〜550mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ルを70重量%以上含んだポリオール,有機ポリイ
ソシアネート,触媒,発泡剤,整泡剤,及び気泡
連通化剤を使つて得られる連続気泡構造の硬質ウ
レタンフオーム4は、気泡骨格が非常に微細なも
のになることが判つた。これは、原料の相溶性や
樹脂硬化に至る粘度上昇特性が影響していると考
えられるが、本プロセスの詳細は解明に至つてい
ない。そして、この微細な気泡骨格を有する硬質
ウレタンフオーム4を断熱体6の心材として用い
ることにより、断熱体6中の気体熱伝導は、気泡
骨格のより大きなものに比べて、高い圧力でも同
等まで低減でき、工業的に取扱いやすい0.1〜
0.01mmHgで優れた断熱性能を発揮する。この結
果、排気時間が短時間ですむため、量産しやす
く、又、排気装置も簡易なもので圧力が得られる
等、生産性に大きく寄与するものである。 なお、気泡骨格を微細化すると、排気抵抗が増
加し、所定の圧力まで減圧するのに要する排気時
間は長くなると考えられるが、0.01mmHg域では、
影響はなく、さらに分子流領域が支配する0.001
mmHgで影響が現われる。よつて、微細化しても
断熱性能が十分発揮される0.1〜0.01mmHgの圧力
を用いることにより生産性に対しての問題はな
い。 発明の効果 本発明は、上記の説明から明らかなように、以
下に示すような効果が得られるのである。 芳香族ジアミンにアルキレンオキサイドを付加
重合して得られる水酸基価300〜550mgKOH/g
のポリエーテルポリオールを70重量%以上含むポ
リオール、有機ポリイソシアネート、触媒,整泡
剤,発泡剤、及び気泡連通化剤を使つて得られる
連続気泡構造の硬質ウレタンフオームは、極めて
微細な気泡骨格を有するため、これを金属―プラ
スチツクスラミネートフイルムから成る容器で被
い、内部を減圧すると、工業的に取扱いやすい
0.01〜0.1mmHgの圧力でも十分に気体の熱伝導が
低下し優れた断熱性が得られ、短時間かつ容易な
排気設備で量産することが可能となり、大巾な生
産性向上に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における硬質ウレタ
ンフオームの外観斜視図、第2図は同断熱体の断
面図で、第3図は従来例の断熱性構造体の断面図
である。 4……硬質ウレタンフオーム、5……容器、6
……断熱体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 芳香族ジアミンにアルキレンオキサイドを付
    加重合して得られる水酸基価300〜550mgKOH/
    gのポリエーテルポリオールを70重量%以上含む
    ポリオール、有機イソシアネート、触媒、整泡
    剤、発泡剤、及び気泡連通化剤を用いて得られる
    連続気泡構造の硬質ウレタンフオームを金属―プ
    ラスチツクスラミネートフイルムから成る容器で
    被い、内部を減圧して密閉した断熱体。
JP59277608A 1984-12-27 1984-12-27 断熱体 Granted JPS61153476A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59277608A JPS61153476A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 断熱体
DE8585116491T DE3584672D1 (de) 1984-12-27 1985-12-23 Polyurethanhartschaum enthaltender waermeisolierender koerper.
EP19850116491 EP0188806B1 (en) 1984-12-27 1985-12-23 Rigid polyurethane foam containing heat insulating body
US06/812,512 US4668555A (en) 1984-12-27 1985-12-23 Heat insulating body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59277608A JPS61153476A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 断熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61153476A JPS61153476A (ja) 1986-07-12
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JP59277608A Granted JPS61153476A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 断熱体

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JPS63201477A (ja) * 1987-02-18 1988-08-19 松下冷機株式会社 断熱体

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JPS61153476A (ja) 1986-07-12

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