JPS644112B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS644112B2
JPS644112B2 JP60199831A JP19983185A JPS644112B2 JP S644112 B2 JPS644112 B2 JP S644112B2 JP 60199831 A JP60199831 A JP 60199831A JP 19983185 A JP19983185 A JP 19983185A JP S644112 B2 JPS644112 B2 JP S644112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
urethane foam
heat
foam
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60199831A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6262173A (ja
Inventor
Kazuto Uekado
Kazuo Okada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co, Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP60199831A priority Critical patent/JPS6262173A/ja
Priority to US06/812,512 priority patent/US4668555A/en
Priority to DE8585116491T priority patent/DE3584672D1/de
Priority to EP19850116491 priority patent/EP0188806B1/en
Priority to KR1019850009890A priority patent/KR900005028B1/ko
Publication of JPS6262173A publication Critical patent/JPS6262173A/ja
Publication of JPS644112B2 publication Critical patent/JPS644112B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫、冷凍プレハブ等に利用する
断熱体に関するものである。 従来の技術 第3図は、従来の断熱体を示している。以下に
従来例の構成について第3図を参考に説明する。 近年、断熱箱体の断熱性能を向上させるため内
部を減圧した断熱体を用いることが注目されてい
る。この断熱体の心材としてはパーライト等の粉
末,ハニカム,及び発泡体等が用いられている。
例えば、特開昭57−133870号公報に示されるよう
に連続気泡を有する硬質ウレタンフオームを心材
とする提案がなされている。この特開昭57−
133870号公報を第3図で説明すると、図におい
て、1は断熱性構造体であり、連続気泡を有する
硬質ウレタンフオーム2を気密性薄膜から成る容
器3で被い、その内部を0.001mmHgまで減圧し、
密閉している。硬質ウレタンフオーム2は、独立
気泡率が約80〜90%程度の市販の材料を高温高湿
下で真空脱気して気泡膜を破り、連続気泡を得る
ことが特徴となつている。 発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の断熱性構造体1で
は汎用の樹脂原料を用いて通常の発泡方法によつ
て製造した硬質ウレタンフオーム2を基材として
用いているため気泡骨格を通じて伝導する固体熱
伝導分が大きく、気体の熱伝導分を十分に小さく
しなければ実用上充分な断熱性能は、得られなか
つた。 すなわち、従来例においては気泡骨格径がほぼ
300〜1000μmであるため、0.001mmHgまで減圧し
ないと気体熱伝導の寄与は十分に小さくならず、
優れた断熱性能が得られなかつた。しかしながら
生産効率の点からみると300〜1000μm程度の気泡
骨格径を有する断熱性構造体1の内部を0.001mm
Hgまで排気することは、排気コンダクタンスが
非常に小さく、排気時間が非常に長くかかり、ひ
いては量産性に大きな問題があつた。さらに
0.001mmHgの高真空域では材料からのガス放出の
影響を受けやすく、特に低分子量の未反応モノマ
ー成分を含みやすい有機物発泡体の場合には排気
時間を長くする必要があるなどの問題があつた。 本発明は、上記問題点に鑑み、工業的に取扱い
やすい真空度域においても優れた断熱性能を示す
硬質ウレタンフオームを得ることにより排気時間
が短縮され量産可能な断熱体を提供することを目
的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために有機ポ
リイソシアネート,ポリオール,触媒,整泡剤,
発泡剤及び気泡連通化剤を用いて連続気泡構造の
硬質ウレタンフオームを製造するにあたり、有機
ポリイソシアネートとポリオールとのNCO/OH
当量比を1.3〜3.0とし、触媒としてイソシアネー
ト三量化触媒を用いて発泡させ、このようにして
得られた連続気泡構造の硬質ウレタンフオームを
真空断熱体の心材とするものである。 原料となる有機ポリイソシアネート,ポリオー
ル,配合剤である整泡剤,発泡剤は、従来から硬
質ウレタンフオームを製造する際に用いられてい
るものをそのまま用いることができる。また、イ
ソシアネート三量化触媒としては有機カルボン酸
金属塩,第3級アミン化合物、第4級アンモニウ
ム塩などがあり、具体的にはたとえば、DABCO
−TMR(三共エアープロダクツ(株)製)、
POLYCAT−41(サンアボツト(株)製)などを用い
ることができる。三量化触媒はポリオール100部
に対して0.5〜5部用いられる。このような三量
化触媒と共に従来からウレタンフオームを製造す
る際に使われている。いわゆるウレタン化触媒を
伴用してもよい。気泡連通化剤としては、たとえ
ばステアリン酸の2価金属塩(たとえばステアリ
ン酸カルシウム)を用いることができる。 作 用 上記構成によつて発泡過程で気泡膜が破れて連
続気泡率が実質的に100%となり、かつ気泡骨格
を介して伝熱する固体熱伝導の寄与が小さい心材
を金属−プラスチツクスラミネートフイルムから
成る容器で被い、その内部を減圧にする。ほぼ
0.1〜0.01mmHg程度の工業的に取扱いやすい圧力
下においても優れた断熱性能を示す断熱体を得る
ことができるものである。 なお、連続気泡構造の硬質ウレタンフオームを
金属プラスチツクスラミネートフイルムからなる
容器で被う前に必要に応じて加熱処理し、フオー
ムが吸着する水分などを除去しておくのがよい。 実施例 以下、実施例を挙げて本発明の断熱体を第1
図,および第2図に基づいて説明する。 図において、4は下表に示す原料及び配合部数
を用いてウレタン高圧発泡機で製造した硬質ウレ
タンフオームであり、常温でエージングした後、
所定の大きさに切断したものである。
【表】
【表】 表において、ポリオールAは、芳香族ジアミン
を開始剤としてプロピレンオキサイドを付加重合
させて得た水酸基価440mgKOH/gのポリエーテ
ルポリオールである。整泡剤は、ゴールドシユミ
ツト(株)製テゴスターブB−8404、発泡剤は、昭和
電工(株)製フロンR−11である。触媒Aは、三共エ
アープロダクツ(株)製DABCO−TMR、触媒Bは、
ジメチルエタノールアミンである。又、気泡連通
化剤は、日本油脂(株)製ステアリン酸カルシウムで
ある。有機ポリイソシアネートAはトルイレンジ
イソシアネートとトリメチルプロパン及びジエチ
レングリコールを反応させて得たアミン当量150
のポリイソシアネート,有機ポリイソシアネート
Bは日本ポリウレタン(株)製アミン当量136の粗製
ジフエニールメタンジイソシアネートである。こ
れらの原料を種々組合せて発泡を行ない、実施例
としてNo.1〜No.6、参考例としてNo.A,Bを表に
示した。これらの硬質ウレタンフオーム4の密
度、連続気泡率を表に示した。 この後、120℃で約2時間熱処理し、吸着水分
や未反応モノマーを蒸発させて、アルミ蒸着ポリ
エステルフイルムとポリエチレンフイルムのラミ
ネート構成による金属−プラスチツクスラミネー
トフイルムから成る袋状の容器5で被い、内部を
0.01mmHg,0.1mmHgまでそれぞれ減圧し、密閉し
て断熱体6を得た。このときの排気時間は、それ
ぞれ、5分,2分であつた。得られた断熱体6の
熱伝導率を表下段に示した。熱伝導率は真空理工
(株)製K−Maticを使つて平均温度24℃で測定し
た。 表から明らかなように本発明の断熱体6は、工
業的に取扱いやすい0.1〜0.01mmHgの圧力でも優
れた断熱性能を示すことが判つた。これは、気体
熱伝導による伝熱が大きくなつてもそれ以上に固
体熱伝導による伝熱が小さくなつているためであ
ると考えられる。 すなわち、NCO/OH当量比が1.3以上でイソ
シアネート三量化触媒を添加することによりイソ
シアネート三量化反応が起つて熱振動エネルギー
に強い分子構造が得られて樹脂の熱伝導率が小さ
くなり、また三量化反応が樹脂のゲル化近傍で急
激に起こる結果、気泡骨格がより配向し、同じ平
均気泡径でも気泡骨格上を伝わる伝熱距離が長く
なるため伝熱抵抗が増加し、固体熱伝導率を小さ
くしているものと考えられる。なお、実施例1の
フオームは参考例Aのフオームに比べて耐熱性に
おいてすぐれているため、より高温で処理するこ
とができ、このため加熱時間を大巾に短縮するこ
とができ、ひいては生産性向上につながる利点を
具備している。 なお、NCO/OH当量比が3.0を越えると反応
速度が非常に不安定となり破泡が進んで遂には消
泡してしまい、断熱体6の心材としては不適当な
ものとなつた。 発明の効果 本発明は、上記の説明からも明らかなように、
以下に示すような効果が得られるものである。す
なわち、本発明の真空断熱体は真空度が0.1〜
0.01mmHgであつても極めてすぐれた断熱性能を
有する。この結果、短時間かつ容易な排気設備に
よつて量産することが可能となり、大巾な生産性
向上に寄与するという利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における硬質ウレタ
ンフオームの外観斜視図、第2図は同断熱体の断
面図、第3図は従来例の断熱性構造体の断面図で
ある。 4……硬質ウレタンフオーム、5……容器、6
……断熱体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機ポリイソシアネート、ポリオール、触
    媒、整泡剤、発泡剤及び気泡連通化剤を用いて連
    続気泡構造の硬質ウレタンフオームを製造するに
    あたり、有機ポリイソシアネートとポリオールと
    のNCO/OH当量比を1.3〜3.0とし、触媒として
    イソシアネート三量化触媒を用いて発泡させ、こ
    のようにして得られた連続気泡構造の硬質ウレタ
    ンフオームを金属−プラスチツクスラミネートフ
    イルムから成る容器で被い、その内部を減圧にし
    て密閉した断熱体。
JP60199831A 1984-12-27 1985-09-10 断熱体 Granted JPS6262173A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60199831A JPS6262173A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 断熱体
US06/812,512 US4668555A (en) 1984-12-27 1985-12-23 Heat insulating body
DE8585116491T DE3584672D1 (de) 1984-12-27 1985-12-23 Polyurethanhartschaum enthaltender waermeisolierender koerper.
EP19850116491 EP0188806B1 (en) 1984-12-27 1985-12-23 Rigid polyurethane foam containing heat insulating body
KR1019850009890A KR900005028B1 (ko) 1984-12-27 1985-12-27 열 절연체(熱絶緣體)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60199831A JPS6262173A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 断熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6262173A JPS6262173A (ja) 1987-03-18
JPS644112B2 true JPS644112B2 (ja) 1989-01-24

Family

ID=16414365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60199831A Granted JPS6262173A (ja) 1984-12-27 1985-09-10 断熱体

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JP (1) JPS6262173A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04120620U (ja) * 1991-04-19 1992-10-28 大峡製鞄株式会社 ランドセル等背負鞄用背負ベルト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04120620U (ja) * 1991-04-19 1992-10-28 大峡製鞄株式会社 ランドセル等背負鞄用背負ベルト

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JPS6262173A (ja) 1987-03-18

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