JPS6361582A - 映像信号の記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号の記録再生装置に関する。特に、入力
映像信号から記録信号に変換する際に、走査線数を変更
することにより記録信号の周波数帯域を狭帯域とする映
像信号記録再生装置に関するものである。

従来の技術 ニューメディア時代の到来とともに、高品位テレビジョ
ンの開発が盛んに行なわれている。日本では特にハイビ
ジョンといわれる方式がよく知られている。これは日本
放送協会が中心になって開発を推進しているもので、第
１表に示す暫定規格がある。

第１表 このように広帯域の映像信号をＶＴＲで記録するには。

（１〕　　映像信号を多チャンネルに分けて記録する。

（２）テープ／ヘッド相対速度を高速にする。

の方式がある。

ＮＴＳＣ方式等の現行テレビ方式用のＶＴＲに上記（１
）や（２）の方式を導入して広帯域映像信号を記録しよ
うとした場合、Ｈ並びの条件が限られているため磁気テ
ープ上の１トラツク内の水平走査線数を変えたりトラッ
クピッチを変える等すると、隣接トラック間で水平同期
信号記録位置が並ぶことすなわちＨ並びが成立しなくな
ってしまう。

しかしながら、記録する信号が高品位映像信号であるこ
とを考えると、隣接トラックからのクロストークを極力
抑えることが必要であり、Ｈ並びが成立することが重要
である。また特殊再生を容易に行なうためにも、Ｈ並び
が成立することが必要である。従来ではテープ送り速度
を変更する等して１機械的に何とかＨ並びを実現しよう
としていた。

発明が解決しようとする問題点 通常入力アナログ信号をそのまま記録する場合には、や
むを得ず入力信号のすべての走査線を記録しているが、
純粋に情報記録装置としてみれば、垂直ブランキング等
の映像信号が全くない部分まで記録する必要はなく、従
来方式では不必要な情報まで記録していることになる。

ＮＴＳＣ方式等の一般の映像信号であれば上記のような
冗長性はあまり問題ではないが、帯域２０　ＭＨｚ　　
以上にもなる高品位映像信号等をチャンネル分割によっ
て狭帯域信号とし、さらにセグメント分割してＶＴＲで
記録するような場合には、上記のような冗長性がたとえ
わずかな量であっても、システムの最終性能に大きく影
響を及ぼす。

ところで、現行テレビ方式ＶＴＲ等において隣接トラッ
ク間のクロストーク特に水平同期信号の影響が問題であ
り、そのために隣接トラック間で水平同期信号の記録位
置をそろえるＨ並べの方法がとられている。高品位映像
信号を記録する場合、クロストーク等の問題については
現行方式のものよりもはるかに影響が厳しく隣接トラッ
ク間のＨ並びが必要不可欠となる。また、スチル、スロ
ー等の特殊再生を可能にするだめにもＨ並びしているこ
とが必要である。今、例えば第２図のように映像信号を
２チャンネル分割して２倍に時間軸伸長し、３セグメン
トでテープ上に記録する場合を考える。第２図において
２４は磁気テープ、２６はセグメントトランク、ｖｔ　
はテープ送り速度、θはテープ走行時ビデオトラック傾
斜角、αＨはフィールド間Ｈアライメント、βＨはセグ
メント間Ｈアライメント、Ｐはセグメントトラックピッ
チである。仮りに後述するように１フレームを１０４６
ラインに間引いたとすると上記チャンネル分割やセグメ
ント分割等によって１水平走査期間のテープ上での距離
が変わるが１セグメント１チヤンネルあたり１０４ｅ／
（６Ｘ２）＝８７十％ラインであるから、αＨ＝（５／
２）Ｈ，βＨ−（５／６）Ｈとなれば第３図のようにＨ
並びが成立する。第３図において２６は磁気テープ、２
７はセグメントトランク、２８は水平同期位置である。

ところが１セグメントトラツクあたりの走査線数及びテ
ープ送り速度Ｖ（等のパラメータ設定の関係でβＨ＝１
Ｈとなった場合、記録パターンは第４図のようになシ、
Ｈ並びしなくなってしまう。

Ｈ並びを成立させるためにはテープ送シ速度ｖｔ等ノパ
ラメータを変更すればよいが、高品位映像信号記録用の
ＶＴＲにおいては、記録帯域、Ｓ／Ｎ。

記録時間等の設定が一般のＶＴＲよりも厳密に行なわれ
なければならず、各パラメータを適当に決めるわけには
行かない。そのうえテープ送り速度ｖｔ、フィールド間
Ｈアライメ、ントαＨ、トラックピッチＰ等の各パラメ
ータは機械的に互いて関係付けられており、それぞれを
独立には決定できず、１つのパラメータの値を決めると
それが他のパラメータに影響を及ぼすため自由度も小さ
く、すべてのパラメータを最適値に設定したうえでＨ並
びを成立させるのは非常に困難である。

本発明はかかる点に鑑み、映像信号をブランキング等の
不要部分を除いたうえでチャンネル分割時間軸伸長し磁
気テープ上にセグメント記録し、その時映像信号データ
を時間軸方向に電気的にシフトさせることで、水平走査
線の本数やテープ送シ速度等がどのような値であっても
必ずＨ並びが成立するようにした映像信号の記録再生装
置を提供することを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 本発明は１フレームＮ本の走査線から成る入力映像信号
のうちＮ−Ｍ本（Ｍ≧１）の走査線の映像信号をｎチャ
ンネル（ｎ≧１）に分割する回路と、前記分割した映像
信号を略ｎＮ／（Ｎ−Ｍ）倍に時間軸伸長する回路と、
前記時間軸伸長した映像信号を１フィールドＬセグメン
ト（Ｌ≧１）に分割する回路と、前記分割した映像信号
を磁気テープ上でＨ並びが成立するように前記セグメン
ト単位で所定時間時間軸シフトさせる回路とを少なくと
も備え、前記時間軸シフトさせた映像信号の１フィール
ドをＬセグメントの記録トラックとしてヘリカルスキャ
ン方式ビデオテープレコーダーで記録媒体上に記録する
映像信号の記録再生装置である。

作　　用 本発明は上記した構成により、１フレームＮ本の走査線
から成る入力映像信号において、その狭帯域化をより動
電的に行なうだめに垂直ブランキング等のＭ本の走査線
を除き、１フレームＮ　−Ｍ本の走査線としたうえでそ
れをｎチャンネルに分割して略ｎＮ／（Ｎ−Ｍ）倍に時
間軸伸長して、１フィールドをＬセグメントで磁気テー
プ上に記録する。そして上記の操作等のためＨ並びが成
シ立だなくなっだ場合でも記録帯域幅、Ｓ／Ｎ、記録時
間等のトレードオフを自由知行なったうえで各セグメン
トの記録信号を電気的に所定時間だけシフトさせること
により、Ｈ並びを成立させることができる。

実施例 本実施例では１フレームの周波数が３０　Ｈｚで１１２
６ラインの走査線から成る高品位映像信号について考え
る。

第６図は高品位映像信号の１フレーム及びそれを処理し
たものである。第６図（ａ）に示すように、１１２５ラ
インのうち第１フィールドは盃６１からｉＫ　５５４ま
での５０４ライン、第２フィールドは扁６１３からＡ１
１１６までの６０４ラインの合計１０ｏ８ラインをアク
ティブラインとする。

そしてこの映像信号を信号帯域を下げ記録波長を長くす
るために、２チヤンネルに分割して１フィールドあたり
３セグメントで磁気テープ上に記録することだする。ま
だ、機械的なセグメント間ＨアライメントがβＨ＝１Ｈ
であったとする。

第１図て本発明の一実施例（（おける映像信号の記録再
生装置のブロック図を示す。第１図において１は映像信
号の入力端子、２はＡ／Ｄ　変換器、３はブランキング
検出及び除去回路、４は２チヤンネル分割及び時間軸伸
長回路、５はセグメント処理及び時間軸シフト回路、６
及び７はＤ／Ａ変換器、８及び９ばＦＭ変調器、１０及
び１１は記録ヘッド、１２は磁気テープ、１３及び１４
は再生ヘッド、１６及び１６はＦＭ復調器、１７及び１
８はＡ／Ｄ　変換器、１９は時間軸シフト及びセグメン
ト処理回路、２０は時間軸圧縮及び２チャンネル合成回
路、２１はブランキング付加回路、２２はＤ／Ａ　変換
器、２３は映像信号出力端子である。

以上のように構成された本実施例の映像信号の記録再生
装置について、以下その動作を説明する。

入力端子１から入力した第６図（−）で示される高品位
映像信号はＡ／Ｄ　変換器２でディジタル量に変換され
た後、ブランキング検出及び除去回路３に入力される。

ここでヘッド切換え、セグメント処理等のためて必要な
Ｖブランキング３８ラインを残して、あとの不要なＶブ
ライキング了９ラインを拾て記録ライン数１０４６　ラ
インとし、第５図中）のようになる。次に２チヤンネル
分割及び時間軸伸長回路４で、まず２チヤンネルに分割
され、その後２　Ｘ　１１２６／１０４６倍に時間軸伸
長され、第５図（Ｃ）９ようになる。セグメント処理及
び時間軸シフト回路６はフレームメモリで構成されてお
り、第６図（Ｃ）のよってなった映像信号を−Ｈメモリ
に書き込んだ後１フレーム１チヤンネルについて８７％
ラインを１セグメントとして６つのセグメントに分割し
、１つのセグメント内においては８４ラインをアクティ
ブラインとし、その前後をブランキングラインとする。

そして上記のようにセグメント処理した映像信号を第１
セグメントはそのまま、第２セグメントは３Ａ　Ｈ、第
３セグメントは２／６Ｈ１第４セグメントは３／６Ｈ１
第４セグメントは４／６Ｈ１第６セグメントは５／６Ｈ
だけそれぞれ時間軸シフト（この場合は遅延）させて読
み出す。この操作によって映像信号は第５図（ｄ）に示
すようなタイミング関係となる。これをＤ／Ａ変換器６
．７でアナログ量に変換した後、ＦＭ変調器８．９及び
記録ヘッド１０．１１を介して磁気テープ１２に記録す
ると、上記時間軸シフトを行なわない場合は第４図に示
すような記録パターンとなるものが、第６図に示すよう
にＨ並べが成立したものとなる。

再生時は、記録時とまったく逆の操作を行なうことで第
６図（ａ）に示すところのもとの映像信号を得ることが
できる。すなわち、第６図に示される記録トラックを再
生ヘッド１３．１４で再生し、ＦＭ復調器１６．１６で
復調するとそのときの再生映像信号は第６図（ｄ）に示
すものとなる。この再生映像信号はＡ／Ｄ　変換器１７
．１８でディジタル量に変換された後、時間軸シフト及
びセグメント処理回路１９に入力する。

ここでは、二旦上記再生映像信号をメモリに書き込んだ
後、第１セグメントは６／６Ｈ１第２セグメントば４／
６Ｈ１第３セグメントは３／６Ｈ１第４セグメントは２
／６Ｈ，第６セグメントは１／６Ｈだけそれぞれ遅延さ
せて読み出す。第６セグメントはそのまま読み出す。こ
の時間軸シフト処理によってすべての水平同期期間の距
離が等しくなる。

そしてアクティブラインとブランキングラインとの順序
を入れ換えて分離することで第６図（ｃ）の映像信号と
なる。この信号を時間軸圧縮及び２チヤンネル合成回路
２０で１０４（３／２Ｘ１１２６倍した後、２チヤンネ
ルを１チヤンネルに合成することで第６図（ｂ）となる
。そしてブランキング付加回路で不足分のブランキング
を補って合計１１２６ラインとした後、Ｄ／Ａ　変換器
２２でアナログ信号にもどせば、出力端２３には第５図
（−）の映像信号が得られる。

本実施例では、機械的セグメントＨアライメントβＨが
１Ｈである場合について説明したが、βＨの値がいくら
であっても時間軸シフト及びセグメント処理回路５，９
において時間軸シフト量を適当に選ぶことで、Ｈ並びを
成立させることができる。まだ本実施例では入力映像信
号を走査線数１１２６ラインの高品位映像信号とし、そ
のうちのブランキング７９ラインを削って１０４６ライ
ンな記録するものとしたが、一般にＮラインの走査線を
有する映像信号のうちＭラインだけ削ってＮ−Ｍライン
の走査線を記録するとしても成り立つ。さらに本実施例
では映像信号を２チャンネル分割時間軸伸長して３セグ
メントで記録する場合について考えだが、一般にｎチャ
ンネル分割時間軸伸長して１フィールドあたシムセグメ
ントで記録する場合でも時間軸シフト景を適当に選ぶこ
とで記録パターンのＨ並びを成立させることができるの
は明らかである。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば高品位映像信号等の
広帯域信号をチャンネル分割時間軸伸長セ、グメント方
弐でＶＴＲに記録する場合、あらかじめ入力映像信号の
■ブランキング等の不要部分を取り除いてその分だけ時
間軸伸長率を増すことにより、より効率的な信号狭帯域
化が図れる。

そして上記操作等によって記録パターンのＨ並びが成立
しなくなった場合、上記セグメント単位で映像信号を所
定時間だけ電気的にシフトさせることにより、テープ送
シ速度等を変更することなくＨ並びを成立させることが
できる。逆に言えば、テープ送り速度、トラックピッチ
等のパラメータを決定するときにＨ並びのことを考慮え
入れる必要がないため、上記パラメータ設定の自由度が
犬きく広がり、その効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における映像信号の記録再生
装置のブロック図、第２図は磁気テープ上の一般的な記
録トランクを示すパターン図、第３図は機械的ＶｃＨ並
びが成立した場合の記録トラックパターン図、第４図は
Ｈ並びが成立しなかった場合の記録トラックパターン図
、第６図は第１図の映像信号の記録再生装置に入力する
映像信号及びチャンネル分割等の処理を受けた後の映像
信号の時間軸の変化と、アクティブラインとブランキン
グの位置関係を示す説明図、第６図は電気的処理でＨ並
びが成立するようにした場合の記録トラックパターン図
である。 １・・・・・・入力端子、２，１７．１８・・・・・・
Ａ／Ｄ　変換器、３・・・・・・ブランキング検出及び
除去回路、４・・・・・・２チャンネル分割及び時間軸
伸長回路、５・・・・・・セグメント処理及び時間軸シ
フト回路、６，７゜２２・・・・・・Ｄ／Ａ　変換器、
８．９・・・・・・ＦＭ変調器、１０．１１・・・・・
・記録ヘッド、１２・・・・・・磁気テープ、１３．１
４・・・・・・再生ヘッド、１５．１６・・・・・・Ｆ
Ｍ復調器、１９・・・・・・時間軸シフト及びセグメン
ト処理回路、２０・・・・・・時間軸圧縮及び２チャン
ネル合成回路、２１・・・・・・ブランキング付加回路
、２３・・・・・・出力端子、２４．２６・・・・・・
磁気テープ、２５゜２７・・・・・・セグメントトラン
ク、２８・・・・・・水平同期位置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第３図 第４図 第　６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １フレームＮ本の走査線から成る入力映像信号のうちＮ
   −Ｍ本（Ｍ≧１；Ｎ、Ｍ整数）の走査線の映像信号をｎ
   チャンネル（ｎは整数でｎ≧１）に分割する回路と、前
   記分割した映像信号を略ｎＮ／（Ｎ−Ｍ）倍に時間軸伸
   長する回路と、前記時間軸伸長した映像信号の１フィー
   ルドをＬセグメント（Ｌは整数でＬ≧１）に分割する回
   路と、前記分割した映像信号を磁気テープ上で隣接する
   トラック間で水平同期信号の記録位置が並ぶように前記
   セグメント単位で所定時間時間軸シフトさせる回路とを
   少なくとも備え、前記時間軸シフトさせた映像信号の１
   フィールドをＬセグメントの記録トラックとしてヘリカ
   ルスキャン方式ビデオテープレコーダーにて記録媒体上
   に記録することを特徴とする映像信号の記録再生装置。