JPS6360938A - 修飾組織型プラスミノ−ゲン活性化因子およびその製造方法 - Google Patents

修飾組織型プラスミノ−ゲン活性化因子およびその製造方法

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JPS6360938A
JPS6360938A JP61205201A JP20520186A JPS6360938A JP S6360938 A JPS6360938 A JP S6360938A JP 61205201 A JP61205201 A JP 61205201A JP 20520186 A JP20520186 A JP 20520186A JP S6360938 A JPS6360938 A JP S6360938A
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group
blood
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JP61205201A
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Katsumi Ajisaka
勝美 鰺坂
Itsuro Yokota
横田 逸郎
Yoshitaka Hamaguchi
濱口 好孝
Hiroko Nishida
浩子 西田
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Meiji Dairies Corp
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Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、組織型プラスミノーゲン活性化因子分子内の
アミノ酸残基のアミン基に結合し得るように活−性化し
たポリエチレングリコールを活性基を介して結合するこ
とにより組織型プラスミノーゲン活性化因子の生理活性
の少なくとも本質的な部分を保持しつつ、血中半減期が
遅延されかつ抗原性を消失せしめた修飾組織型プラスミ
ノーゲン活性化因子およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年医学分野において酵素蛋白質を非経口的に投与して
治療するいわゆる酵素療法に関する研究が盛んである。
酵素療法の欠点は酵素療法に用いられる酵素蛋白質が、
その由来がヒト以外の場合には、直接ヒトに投与した場
合生体内の免疫系を刺激して抗体を産生させ場合によっ
ては重篤な症状をひきおこすことと、ヒト由来を含めた
酵素蛋白質が酵素療法の目的で生体に投与されると生体
内における生理活性が非常に早く消失してしまうことで
ある。
このためこれらを医薬品として用いるに際しては、その
活性を保持したまま、生体内生理活性保持時間を延長さ
せ、さらにその抗原性を脆弱させる必要があり、その目
的で酵素蛋白質のアミノ酸残基と有機化合物を結合させ
たいわゆる化学修飾酵素蛋白質の研究が数多く行なわれ
ている(稲田ら生化学、第52巻、第12号、p122
5−1267(1980))。
血栓溶解作用を有するいわゆるプラスミノーゲン活性化
因子は、その免疫学的特徴に基すいてウロキナーゼ型プ
ラスミノーゲン活性化因子および組織型プラスミノーゲ
ン活性化因子に区別されている。これらのプラスミノー
ゲン活性化因子はいずれも不活性前駆体プラスミノーゲ
ンをプラスミンに変換する作用をもつエンドプロテアー
ゼであυ、その効能は心筋梗塞、肺塞栓症、胸部静脈血
栓症、末梢動脈閉塞症およびその他の血栓症におよぶ。
既に市販されている血栓溶解作用を有する2椙の蛋白製
剤ウロキナーゼとストレプトキナーゼについても一般に
行なわれている蛋白の化学修飾を応用することによシ免
疫原住の消失化、血中半減期の遅延化および生理活性の
保持が研究されている。
ヒト由来ウロキナーゼの場合、リジン残基およびN末端
アミノ基に平均分子[5000のポリエチレングリコー
ル誘導体を活性カップリング剤を用いることにより化学
修飾し、これを正常家兎に静注した場合ウロキナーゼの
血中半減期が延長されたと報告されている(特開昭58
−96026号)。またストレプトキナーゼの場合も分
子中のアミノ基の5〜10%の水素原子に対しトリアジ
ン環を介して分子量750〜10000のポリエチレン
グリコール残基を結合させることにより、抗血栓作用を
示す酵素活性を保持しつつ抗原性を著シく消失させたス
トレプトキナーゼが得られたと報告されティる(%開F
K357−118789号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ウロキナーゼおよびストレプトキナーゼは、組織型プラ
スミノーゲン活性化因子(以下t−PAと称す)とくら
べて繊維素(フィブリン)に対する親和性が低いため、
溶解したい繊維素と結合しているプラスミノーゲンを優
先的に活性化することがない。即ち無制限にプラスミノ
ーゲンを活性化するため生成するプラスミンの多くは血
栓に到達する前に中和されてしまう。このため血栓溶解
剤として使用した場合所望の結果を得るためには、大量
に投与する必要があり内出血等の副作用の可能性を生じ
る。またストレプトキナーゼは強度に免疫原性であり、
高抗体価の患者には投与できない。
一方t−PAは、繊維素(フィブリン)に対する親和性
が高いため、fX!1.維素と結合しているプラスミノ
ーゲンを優先的に活性化する。このよりなt−PAのす
ぐれた特性は血栓症の治療に効果的でちるが、生体に投
与された場合t−PAは、複雑な構造を持つ(Co11
en et al。
Thromb、Haemostas 52 24−26
 (1984) )が故に諸々の生体内インヒビターの
阻害を受けやすいこと、又t−PA自体代謝が極めて速
いことなどから血中半減期が2〜3分と極めて短い(C
Korpin ger Thromb、Haemost
as 4 (El 658−661(1981))。本
研究者の研究によると血中半減期は、諸々の実験条件に
よって違いニューシーラント白兎にネンプタール注射液
を耳静脈より注射し全身麻酔をかける方法では血中半減
期が1重鎖t−PAでは約66秒、2本鎖t−PAでは
約39秒と更に短い。
しかしながらt−PAの生体内投与上の前述の欠点を解
消すべく、その安定化のための化学修飾に関する報告は
現在までのところない。
以上の理由からt−PAの生体内における血中半減期の
遅延化、免疫原性の消失化のためにt−PAを修飾する
ことの実用的′を義は極めて太きい。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは鋭意研究の結果、t−p人のzyペプチド
鎖上に突出したりシン残基のアミノ基に平均分子量50
00の?リエチジングリコールを結合させた修飾t−P
Aを白兎にューゾーランド産)に静注した場合その血中
半減期が約8倍に延長され、且つ少なくとも10%以上
の残存活性を保持したまま1時間以上失活しないことを
見いだした。
すなわち1本発明は1式(I) R+  (0CHtCHt) tt−OH(1)(式中
R4は炭素数1〜5個のアルキル基を、nは40〜14
0の整数を示す)で示される/ 17エチレングリコー
ルの末端水酸基を組織型プラスミノーゲン活性化因子の
アミノ酸残基のアミノ基と結合し得るように活性化し、
該活性化ポリエチレングリコールを組織型プラスミノー
ゲン活性化因子のアミノ酸残基のアミノ基に活性基を介
して結合してなる修飾組織型プラスミノーゲン活性化因
子を提供することにある。
本発明におけるt−PAは、微生物培養系または細胞培
養系によシ産生されプロテアーゼ部分を含み、生体組織
中に存在するt−PAと極めてよく似た生理活性を有す
る物質を全て包含する。即ちt−p人は遺伝子操作によ
る産物、ヒト内皮細胞、ヒト子宮細胞などの正常細胞、
ヒトメラノーマ、乳癌細胞などの腫瘍細胞およびこれら
のセルライン化されたものから得られたもの全てを含む
本発明におけるt−PAの理化学的性質は次の通りであ
る。
■分子量 62000〜73011Q ■作用および基質特異性 不活性前駆体プラスミノーゲンをゾラスミンに変換しフ
ィブリンを溶解する。市販の酵素製剤ウロキナーゼにく
らべてフィブリンに対する強い親和性を示す。合成基質
S−2288(第一化学。
夏1−D−Imol eueyl−L−prolyl−
L−argin ine −p −nltroani口
d* dlhydroehlolid@)でのKrnは
3.6X 10−’ M、 Vmax 116 pmo
l / min、1.U、である。
■至適pH7〜11 ■安定pH4,5〜11 ■作用適温 30〜45℃ ■温度耐性 90分の加熱処理で50℃までは殆ど失活
しない。
■紫外線吸収スペクトル 280 nmに極太吸収あり。
■溶剤に対する溶解度 水あるいはリン酸緩衝液などの塩類溶液に対する溶解度
  50μf/d それ以外の場合は溶解促進剤が必要。
■物質の性状 凍結乾燥品は白色粉末。
[相]呈色反応  PAS反応で糖蛋白に特有なピンク
色を呈す。
■等電点   pH7,5〜8.0 本発明の活性化ポリエチレングリフール(以下活性化P
EGと称す)は、以下に示す自体公知の方法で合成され
る。
式(1)で示されるポリエチレングリコール(以下PE
Gと称す)の水酸基を脂肪、族ジカルボン酸(炭素数3
〜6)でエステル化し、次いで末端のカルメキシル基と
N−ヒドロキシスクシニルイミドとをエステル結合させ
て以下の式で示されるN−ヒドロキシスクシニルイミド
破りグリコートを得る。
■ 式中R,d、  メチル、エチル、プロピル、イソゾロ
ビル、ブチル、イソブチルまたはペンチル基を示し、こ
のうち特にメチル基が好ましい。
式中−Co−(C)I、)m−〇〇−は、架橋性残基を
示し。
mは1〜4の整数であり、具体的には、マロニル基(−
CO−CH,−CO−)、 スクシニル基(−co−(
CH2)!−〇〇−)、グルタリル基(−Co−(CH
2)、−C0−)またはアノビル基(−CO−(CH,
)、−CO−)等があげられる。
これらの架橋性残基は、その一端をPEGの末端水酸基
の残存a!累と結合し、他の一端をt −PA分子内の
アミノ基残基群のうちリシン残基のε−アミノ基および
N末端のa−アミノ基と結合するものである。
この他にHPEGとハロゲン化シアヌル、例えば塩化シ
アヌルとを反応させ活性化させる方法(Inada e
t aL Immunocbemistry 12 、
899−902(1975))があげられ反応式は次式
で示される。
et et (式中R1およびnは前述とおなし) 0− (CH2CH20)n R1 et 2−フルコキシPEG−4,6−ジクロロ−1゜3.5
−トリアジン 更にはPEGの末端ヒドロキシル基金クロル酢酸、次い
でジアゾメタンと反応させカルピキシメチルエステルを
得、ヒドラゾンで処理してアシルアシドの付加された活
性化PEGを得る方法(特公昭56−23587号)等
を用いてよい。
本発明に用いる活性化PEGは、前述のもの以外に中性
付近で反応性が高く反応条件が緩和でリシン残基のC−
アミノ基に対する選択性が高く人体に投与した時副作用
のない条件を満足するものであれば使用できる。
次にこうして得られた活性化PEGとt −PAとの修
飾反応は、t−PAの活性が極力失われない条件下で行
なわれなければならず通常の化学反応とは区別される。
t−FAの場合フィブリンと親和性を示すクリングル(
Kringl・)領域とプラスミノーゲンに特−’−j
’+−2:”−、j’−i 異的に働いてこれを活性なプラスミンに変換するセリン
ゾロテアーゼ部分を有している( Co11eaeti
l−Natur*301 214−221(1983)
)。
従ってt−PAi修飾する場合、前述の活性部位を出来
るだけ保持するように修飾条件を設定しなくてはならな
い。
しかしながら、t−PAの活性を維持しつつ、血中半減
期を延長させる修飾試薬の選定および修飾条件の設定が
望ましいことであるが、一般に行なわれている酵素蛋白
の修飾においても非免疫性を与える為にある程度の活性
を犠牲にせざるを得ないのが現状である。t−PAの修
飾においてもt−p人が複雑な構造を肩し、リシン残基
のε−アミノ基の局所環境の多様性から選択的な修飾を
行なうことは非常に難しい。
活性化PEGによるt−phの修飾方法を以下に例示す
る。
t−PALモル当たりN−ヒドロキシスクシニルイ ミ
ドビリグリコートと2.41X10’ 〜1.27X1
0’倍モルとをpH6,5〜9.0.好まt、<ハpu
s、5〜7.5のホウ酸緩衝液又はリン酸緩衝液中で室
温以下で反応させる。この時のPEG平均分子量は19
00〜5000の範囲が好ましい結果を与える。
t−PA−NH。
+ R,−(OCR,CM、) n−o−co−(cH,)
n、−coNu−t−PAこのようにして得られた修飾
t−p人のrI製は。
t −FAの生理活性を低下させない公知の蛋白精製法
1例えば透析、限外ろ過、ゲルろ過等を適宜組み合わせ
て行なう。
他の活性化PEGとして例えば塩化シアヌルの付加され
た2−アルコキシPEG−4,6−”/クロロー1.3
.5−トリアゾンを用いる場合。
t−PAと該活性化PEGとをホウ酸緩衝液中で反応さ
せ、反応終了後未反応の活性化PEGを公知の方法で取
り除き修飾t−PAを得る。
0−(CH,CH,O) n−R。
t O−(CH,C)1.0)n−R。
t 〔発明の効果〕 こうして得られた修飾t−PAは、生体内インヒビター
の影響を受けに<<、かつ血中の活性持続時間が延長さ
れた血栓溶解剤として有効である。
得られた修飾t−PAは、  t−p人の繊維素溶解活
性を少なくとも15%以上保持しており物理化学的に安
定で生体に投与した場合の血中半減期は。
t−p人のそれと比べて約8倍に延長される。
また未修飾t−PAが約20分で完全に活性を失うのに
対し修飾t−pムはその活性の血中保持効果において少
なくとも10%以上の残存活性を1時間以上保持しうる
本発明による修飾t−PAは、血栓症1例えば心筋梗塞
、肺塞栓症、胸部静脈血栓症、末梢動脈閉塞症等の治療
に安全にかつ有効に使用できる。
本発明の修飾t−PAを医薬品として使用する場合、血
管内、特に血栓を生じた部位に投与することができるが
、通常は静脈内投与するのが望ましいO 組成物の添加物としては、塩化ナトリウム、マンニット
、ブドウ糖等の等張引剤、マンニット、アルブミン、ゼ
ラチン、亜硫酸水素ナトリウム等の安定剤等が適当であ
る。投与量は患者の体重、年齢、症状、経過等によるが
50 pf〜500ffgの範囲で投与ができる。静脈
内投与の方法としては。
注射による投与がのぞましいが1点滴静注等の方法も可
能である。
〔実施例〕
以下に実施例を示す。
〔実施例1〕 活性化PEG誘導体による1−PAの修
飾 ■精製t−PA ヒト横絞筋肉腫変異株xyM−g(明治乳業株式会社所
有株)(以下KYM−Eと称す)培養上清より亜鉛キレ
ートカラム、抗t−FAモノクローナル抗体アフイニイ
テイークロマトグラフイー、セファクリール5−200
カラムクロマトグラフイーによシ精製したもので蛋白濃
度は26.9pf/*l、0.3 M NaC1,0,
01%Twe會n 80含有10mMリン酸緩衝液pi
(6,5中に溶解しであるものを使用した〇 ■修飾試薬 平均分子15000のPEGのコハク酸エステルQN−
ヒドロキシスクシニルイミドによシ活性化したN−ヒド
ロキシスクシニルイミド?リグリコート(日本油脂)(
以下活性化PEG、。。と称す)を使用した。このもの
は次式であられされる。
■修飾方法 精製1−PA(分子量約701100.3995IU/
d)75−を1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7,5)
に対して4℃にて一昼夜透析、緩衝液の交換を行なった
次に該t−pA液に活性化PZGso。。(日本油脂製
)を2.4flO回にわけて添加し4℃にて2時間反応
させた。この時のt−PAおよび活性化PEG、。。。
の濃度は各々5.76X10−’Mおよび4.37 X
 10−”Mであった、 この反応液を0.02%(W / V ) twsen
 80と0、15 M NaCtを含有する10mMリ
ン酸緩衝液(PH7,5)で透析し、9履lに濃縮した
。この時の活性は% 3467IU/TILlであった
反応終了後得られた修飾t−PAについて高速液体クロ
マトグラフィー(スー、Q−ロース12、Pharma
cia社)カラムを用いた蛋白質の分子量測定標準曲線
(Ca目bratloncurve )からその分子量
を推定すると約120000でめった。1−2人の分子
量が約70000であることから約10個のP EG、
。。が架橋性残基を介して1−2人のポリペプチドのり
シン残基およびN末端アミノ基に結合した。
〔実施例2 E  Bowes株由来t−PAの修飾B
owss株よりn摂したt−F A(米国Americ
anDiagnostlca 社)について色々な修飾
条件によυ実施した。修飾試薬は実施例1と同様の活性
化PEG、。。。を使用した。結果を表1に示す0(試
験例1)  KYM−E由来の修飾t−PAの血中半減
期および血中活性保持効 果試験 体N2.8〜3.2陽の雄二ユージランド白兎にネンブ
タール注射液(30■/9、大日本製薬)で全身麻酔し
、固定後耳静脈よシ実施例1で得た修#t−PA(34
671,U、/d)を2 ml投与し、投与後玉1.2
.3.4.5.6.8.10.15.20.30.45
.60分で、3.8チクエン酸す) IJウム0.3 
mlを予め添加しておいた試験管に経時的に採血(各2
.7mt1回)した。コントロールとしてKYM−E由
来t−PA(4550r、U、/ml)を2d同様にし
て兎に投与し、経時的に採血(Z 7 ml 7回)し
た。
倍に希釈した後2%酢酸で〜pH5,9に調整し、4℃
にで30分Dllif後遠心分離しEuglobl i
n分画を沈殿として得た。上清を除去後、Euglob
ulin分画沈殿を緩衝液A (0,1MNaCt、 
0.25%ゼラチな0、O1%Twe@a 80含有5
0 rnMリン酸緩衝液。
PH7,75)に溶解した。
これらのEuglobulln分画についてt−2人の
活性測定をRljkinら(Rijiken at a
l、J、Biol。
Ch@m、256 7035−7041(1981))
の方法を改良したフィブリンクロット溶解時間法により
行なった。フィブリンクロットは% 2.4119/N
lヒトフィブリノ−ダン0.5d、標準ウロキナーゼ液
あるいはEuglobul In分画液o、 1 al
 s  0.3 ”gヒトデラスミノ−ダン0.05 
al、4ONIH単位/−トロンビン0.05 mlを
順次添加して形成した。
なおすべての試液は緩衝浪人で希釈調製した。トロンビ
ンの添加直後よりストップウォッチを始動し37℃の恒
温水槽中で2分間インキニベートしフィブリンクロット
を完成させた後、直径3.2mmのナイロンゴールをフ
ィブリンクロットの上に静置しナイロンゴールが試験管
の底面に到達するまでの経過時間を測定した。
各濃度のウロキナーゼを用いた場合のフィブリン溶解時
間(秒)を測定し、ウロキナーゼ単位と溶解時間を両対
数グラフにプロットし検量線を作製した。
Eugl obu 11t+分画中の残存活性はウロキ
ナーゼの検量線から希釈倍数を乗じて算出しウロキナー
ゼ国際単位(IU)で表示した。
ゼロ時における残存活性を100%とした場合の各時間
における残存活性の%を第1図に示し念。
修飾t−p人はゼロ時における残存活性を100%とし
た場合未修飾t−PAより明らかに延長され、t−PA
の半減期が約40秒だったのに対し修飾t−PAの半減
期は約320秒と約8倍延長された。
又修飾t−PAは、少なくとも10%以上の活性を保持
したまま60分以上失活せずに血中に存在したのに対し
、未修飾t−PAは約20分で完全に失活した。
活性化PEGの修飾は% t−p人の血中での長時間の
活性保持に極めて有効であった。
〔試験例2〕 修飾条件による修飾t−PAの血中半減
期 実施例2で得られた各々の修飾t−PAについて血中半
減期を試験例1と同様な方法で白色家兎に投与し経時的
に採血し、Euglobulin分画を得た。
これらのEuglobulin分画について各々のt−
PA活性をフィブリンクロット溶解時間法の改良法によ
って測定した。結果を表2に示す。
表  2 表2の結果から修飾t−PAの血中半減期は未修飾t−
PAの血中半減期39秒と比較して大幅に延長された。
残存活性は、少なくとも15チ以上保持されていた。
〔試験例3〕 修飾t−PAの抗原性 KYM−E由来t−PAを135 nf金含有る0、1
Mホウ酸緩衝液(pH8,5)500ptK活性化PE
G5000を0.5〜25H?粉末状態で添加し4℃に
て2時間反応させた。
反応終了後、サンドイッチ型酵素免疫測定法(以下EI
Aと称す)により活性化モノメトキシPEGを添加した
修飾t−PAおよび未修飾を−PAについて抗原性を測
定したつ EIAは、試料液を1mMMgctt  、0.15 
MNaCL 、 0.1%牛血清アルブミン、0.1%
NaN3を含有する10mMす/酸緩衝液(pH7,0
)で20倍、200倍に希釈したものを測定試料とした
この試料駅150μtに抗t−PA抗体(兎IgG)結
合ポリスチレンピース(直径3.2 rum )を1個
加え37℃で4時間インキュベートし、更に1夜反応さ
せた。反応後0.9%NaC’lでビーズを3回洗浄し
β−ガラクトシダーゼ標識抗体(兎Fab’)2000
単位加え37℃にて6時間インキュベートした。反応後
0.9%NaCtで3回洗浄し、ビーズに結合したβ−
ガラクトシダーゼ活性を4−メチルランペリフェリール
ーβ−D−ガラクトシドを基質とし反応させ、生成した
4−メチルラン未すフエロンの螢光強度を励起波長36
0圃、螢光波長450 nmで測定した。酵素反応は3
7℃にて20分間行なった。第2図にその結果を示す。
修飾t−PAは修飾による抗原性の消失がみられ、10
mM活性化PEG−E誘導体添化修飾t−PAではほぼ
100%消失していた。0.2 mMでも50%以下に
なっていた。
この事は、本発明による修飾法がt−PAの抗原性を消
失させるのに極めて有効であること全示温1図はKYM
−E由来修飾t−PAの兎における血中デラスミノーグ
ンアクチペーター活性の経時変化を示す。第2図はPE
G各濃度での修飾におけるEIAによる残存抗原性の変
化を示す0以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) R_1−(OCH_2CH_2)_n−OH( I )(
    式中R_1は炭素数1〜5個のアルキル基を、nは40
    〜140の整数を示す)で示されるポリエチレングリコ
    ールの末端水酸基を組織型プラスミノーゲン活性化因子
    のアミノ酸残基のアミノ基と結合し得るように活性化し
    、該活性化ポリエチレングリコールを組織型プラスミノ
    ーゲン活性化因子のアミノ酸残基のアミノ基に活性基を
    介して結合してなる修飾組織型プラスミノーゲン活性化
    因子。
  2. (2)式( I ) R_1−(OCH_2CH_2)_n−OH( I )(
    式中R_1は炭素数1〜5個のアルキル基を、nは40
    〜140の整数を示す)で示されるポリエチレングリコ
    ールの末端水酸基を組織型プラスミノーゲン活性化因子
    のアミノ酸残基のアミノ基と結合し得るように活性化し
    、該活性化ポリエチレングリコールを組織型プラスミノ
    ーゲン活性化因子のアミノ酸残基のアミノ基に活性基を
    介して結合させることを特徴とする修飾組織型プラスミ
    ノーゲン活性化因子の製造方法。
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JP (1) JPS6360938A (ja)

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