JPS6360183B2 - - Google Patents

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JPS6360183B2
JPS6360183B2 JP11103980A JP11103980A JPS6360183B2 JP S6360183 B2 JPS6360183 B2 JP S6360183B2 JP 11103980 A JP11103980 A JP 11103980A JP 11103980 A JP11103980 A JP 11103980A JP S6360183 B2 JPS6360183 B2 JP S6360183B2
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JP
Japan
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watertight
base
hollow part
outside air
watertight packing
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JP11103980A
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JPS5736241A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、構築物の目地部における水密構造
に関するもので、簡単な構造で水密性能の向上を
図ることを目的とするものである。
〔従来の技術〕
一般のこの種の目地部に使用される水密パツキ
ングは、第12図に示すように、例えば合成ゴム
あるいは合成樹脂製の基部aの両側各面にそれぞ
れ互いにほぼ平行な複数の突条b,b…を突設し
て成り、そして、隣接する外装部材c,c間の目
地部d内に嵌装されるようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように構成される水密パツキングにおい
て、室外側から突条b,b間の空間e内に侵入す
る雨水等はこの空間eを介して排水処理されるの
であるが、空間eを流れて最終端に到達するまで
に雨水等の一部は室内側に侵入して漏水の原因と
なるという問題があり、十分な水密構造とはいえ
なかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記問題を解決することを企図し
てなされたもので、その要旨とするところは、構
築物の外面に配設される外装部材間に形成される
目地部内に嵌装される水密パツキングを、長手方
向に連続する少なくとも1つの中空部を有する基
部と、この基部の両側各面にそれぞれ互いにほぼ
平行に突設されかつその先端部が前記外装部材に
当接する1又は複数の突条とで構成するととも
に、室内側に位置する前記突条より室外側におけ
る前記基部の適宜箇所には前記中空部と外気とを
連通しうる開口を穿設して成り、かつこの水密パ
ツキングの長手方向の端部における中空部を外気
に開口させるようにしたことを特徴とする構築物
の目地部における水密構造を提供しようとするも
のである。
〔作用〕
以下にこの発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図及び第2図はこの発明に使用される水密
パツキングの第一実施例を示すもので、水密パツ
キング1は、長手方向に連続する中空部2を有す
る基部3と、この基部3の両側各面において、そ
れぞれ長手方向に沿つて互いにほぼ平行に突設さ
れる1又は複数(図面では3個)の突条4a,4
b及び4cとから成る、例えば合成ゴムあるいは
合成樹脂等で形成されており、そして、室内側に
位置する突条4aより室外側に位置する前記基部
3の適宜箇所、この場合、突条4aと4cとの間
の側面には、第1図に示すように適宜間隔をおい
てその外側と連通しうる開口5,5…が穿設され
て成り、このように構成されるこの発明に使用さ
れる水密パツキング1は、第2図に示すように、
隣接する外装部材6,6間に形成される目地部7
内に前記突条4a,4b及び4cの先端部が外装
部材6の端面6′に当接した状態で嵌装されて使
用に供される。したがつて、室外側から突条4c
と外装部材6とのすき間を介して室内側に侵入す
る雨水等があつたとしても、その雨水等は中空部
2内に流れ込み、この中空部2の端部から安全に
排出処理することができるようになつている。な
おこの場合、第3図に示すように、突条4aと4
bとの間における基部3にも同様に開口5,5…
を穿設すれば、一層水密性能を向上することがで
きる。
第4図はこの発明の第二実施例を示すもので、
基部3の中央部に仕切り壁8を形成して第1の中
空部2aと第2の中空部2bとを区画形成し、そ
して、突条4aと4bとの間の基部3には前記第
1の中空部2aと連通する開口5,5…を穿設
し、また、突条4bと4cとの間の基部3には第
2の中空部2bと連通する開口5,5…を穿設し
たいわゆる2段構造とした場合である。このよう
に構成することにより、万一、突条4bと外装部
材6とのすき間から室内側に侵入する雨水等があ
つたとしても、突条4aと4bとの間の開口5,
5…から第1の中空部2a内に流して排出処理す
ることができ、一層水密性能の向上を図ることが
できるようになつている。
第5図はこの発明に使用される水密パツキン
グ、第三実施例を示すもので、基部3の両側各面
にそれぞれ2個の突条4a,4bを突設し、この
突条4aと4bとの間の基部3に開口5,5…を
穿設した場合である。このように構成することに
より、水密パツキング1を簡略化して部材の節減
を図ることができる。
第6図はこの発明に使用される水密パツキング
の第四実施例を示すもので、前記第三実施例の水
密パツキング1の基部3の室外側面に中空部2と
連通する開口5′を設けるとともに、水密パツキ
ング1を嵌装した後、目地部7の室外側にシール
受け材9を介してシール材10を充填した場合で
ある。このように構成することにより、一層水密
性能の構造を図ることができる。なおこの場合、
第7図に示すように、前記開口5′にかえて突条
4bの先端部に切り欠き部5″を設けてもよい。
またシール材10を兼用する場合、第7a図のよ
うに突条は1対とすることも可能となる。
上記のように構成されるこの発明に使用される
水密パツキングは、基部3の中央部に長手方向に
連続する中空部2又は2a,2bを設けて成り、
かつ、両側面に突設された室内側の突条4aより
室内側における基部3には前記中空2又は2a,
2bを外気と連通しうる開口5,5…を穿設して
成るので、中空部2又は2a,2b内を排水樋と
して利用することができ、その結果、従来の如く
複数の突条及び外装部材にできる空隙を排水樋と
する必要がなくなり、良好な水密構造とすること
ができるのである。
また、この発明に使用される水密パツキングの
2又は2a,2bの端部から外気圧を導入するこ
とにより等圧原理を利用した水密構造として使用
することができる。
この発明は、前記水密パツキング1を使用して
構築物の目地部における水密性能を向上させる水
密構造を提供するものである。以下にその構造を
第8図ないし第11図を参照して説明すると、第
8図ないし第10図はこの発明の水密構造の第一
実施例であつて、構築物Aの屋根部Bを構成する
外装部材すなわち屋根部材6a,6a間に形成さ
れる目地部7内に前記第一実施例の水密パツキン
グ1を嵌装した場合を示す。この場合、屋根部材
6aは通常の屋根部材で構成されているが、太陽
熱集熱器を収納するケーシングであつてもよい。
この屋根部材6aには補強材6a′が取り付けられ
ており、そして、この屋根部材6aは、第10図
に示すように、樋部11を構成する底面部12の
ほぼ中央に取り付け部13を立設するとともに、
その両側端に支持部14,14を立設して成る骨
材を構成するたるき15の前記支持部14の頂部
に装着される先付けパツキング16上に載置され
た後、前記取り付け部13の上部から両側に向つ
て突出する押圧片13a,13aの先端下部とこ
の屋根部材6aの上面との間に挿入される打ち込
みパツキング17によつて挾持支持されている。
このように取り付けられる屋根部材6a,6a…
の屋根部Bの流れ方向に対して直交する側の隣接
する屋根部材6a,6a間に形成される目地部7
内には第9図に示すように、その両側面に突出す
る突条4a,4b及び4cの先端部が屋根部材6
aの端面に当接した状態で嵌装され、水密パツキ
ング1の上部にはシール受け材9を介してシール
材10が充填されている。一方、この水密パツキ
ング1を嵌装した目地部7と直交する目地部すな
わち屋根部Bの流れ方向に沿う目地部は、前記し
たように屋根部材6aの端部を挾持支持するたる
き15によつて構成されるとともに、たるき15
と屋根部材6aとの間には空隙18が形成されて
おり、そしてこの空隙18内に前記水密パツキン
グ1の端部が突入している。また、この空隙18
は、前記押圧片13aに穿設される外気導入口1
9及び取り付け部13の頂部にねじ等の固定具2
0によつて被着固定されるカバー21に穿設され
たた外気導入口19′によつて外気と連通されて
いる。したがつて、前記水密パツキング1の中空
部2内は間接的に外気と連通されて外気圧と等圧
となり、この水密パツキング1を嵌装した目地部
7において、室外側から室内側へ内外の圧力差に
よつて侵入する雨水等はなくなり、万一他の要因
により侵入する雨水があつても、その侵入する雨
水等を開口5,5…から中空部2内に流し込み、
そして、中空部2内を流して樋部11に落し込
み、樋部11から室外側へ排出処理することがで
きるようになつている。
なお、上記実施例では構築物Aの屋根部Bにお
ける目地部の水密構造について説明してあるが、
第11図に示すようなカーテンウオール構造にも
適用することができるものである。すなわち、外
装部材6b,6b…をカーテンウオール構成用方
立22の両側に押縁23及びパツキング24,2
5を介して挾持支持させるとともに、方立22と
外装部材6bとの間に空隙26を形成して、この
空隙26を方立22及び押縁23に穿設した外気
導入口27及び27′によつて外気と連通してお
き、一方、無目方向における外装部材6b,6b
間の目地部には図示しないが前記第一実施例と同
様に水密パツキング1が嵌装されており、そし
て、この水密パツキング1の長手方向の端部を前
記空隙26内に突入させることにより、水密パツ
キング1の中空部2内を間接的に外気と連通させ
て外気圧と等圧にし、その結果、等圧原理を利用
して良好な雨仕舞が得られるのである。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、この発明の水密構造に
よれば、水密パツキングの基部に中空部を形成す
るとともに、この中空部内に外気を導入するよう
に構成してあるので、目地部において室外側から
室内側に圧力差により侵入する雨水等はなくなり
簡単な構造で充分な水密を計ることができる。ま
た必要によりその侵入する雨水等を中空部内に流
し込み、中空部を介して外部へ排出処理すること
もできる。以上の通り、この発明の水密構造は、
簡単な構造であるとともに、極めて高い水密性能
が得られるので、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に使用される水密パツキング
の第一実施例を示す断面斜視図、第2図はその取
り付け状態を示す断面図、第3図は第一実施例の
別の形態を示す断面図、第4図ないし第7図はそ
れぞれこの発明に使用される水密パツキングの別
の実施例を示す断面図、第7a図は第7図の変形
を示す断面図、第8図はこの発明の水密構造の第
一実施例の取り付け状態を示す概略斜視図、第9
図及び第10図はそれぞれ第8図の−線及び
−線に沿う拡大断面図、第11図はこの発明
の水密構造の第二実施例を示す断面図、第12図
は従来の水密構造を示す断面図である。 図において、1……水密パツキング、2,2
a,2b……中空部、3……基部、4a,4b,
4c……突条、5,5′……開口、6,6b……
外装部材、6a……屋根部材、7……目地部、8
……仕切り壁、11……樋部、15……たるき
(骨材)、18,26……空隙、19,19′,2
7,27′……外気導入口、22……方立(骨材)
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 構築物の外面に配設される外装部材間に形成
    される目地部内に嵌装される水密パツキングを、
    長手方向に連続する少なくとも1つの中空部を有
    する基部と、この基部の両側各面にそれぞれ互い
    にほぼ平行に突設されかつその先端部が前記外装
    部材に当接する1又は複数の突条とで構成すると
    ともに、室内側に位置する前記突条より室外側に
    おける前記基部の適宜箇所には前記中空部と外気
    とを連通しうる開口を穿設して成り、かつ、この
    水密パツキングの長手方向の端部における中空部
    を外気に開口させるようにしたことを特徴とする
    構築物の目地部における水密構造。
JP11103980A 1980-08-14 1980-08-14 Kochikubutsutonomejibuniokerusuimitsupatsukinguoyobisuimitsukozo Granted JPS5736241A (ja)

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JP11103980A JPS5736241A (ja) 1980-08-14 1980-08-14 Kochikubutsutonomejibuniokerusuimitsupatsukinguoyobisuimitsukozo

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JPS5736241A JPS5736241A (ja) 1982-02-27
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JP11103980A Granted JPS5736241A (ja) 1980-08-14 1980-08-14 Kochikubutsutonomejibuniokerusuimitsupatsukinguoyobisuimitsukozo

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JPS5736241A (ja) 1982-02-27

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