JPS6360105A - 球型シリカゲルの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

球型シリカゲルの製造方法及びその製造装置

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JPS6360105A
JPS6360105A JP61285850A JP28585086A JPS6360105A JP S6360105 A JPS6360105 A JP S6360105A JP 61285850 A JP61285850 A JP 61285850A JP 28585086 A JP28585086 A JP 28585086A JP S6360105 A JPS6360105 A JP S6360105A
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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、球型シリカゲルの製造方法及びその装置Nに
関する。
[従来の技術及び問題点コ シリカゲルは、吸収剤及び触媒担体を始めとして種々の
産業分野で使用されている。例えば、過去においては加
工食品、医薬品の防湿剤として使用されていたが、近年
では電子産業や精密機械産業の生産製品の内部のvJH
剤として利用されているのみならず、生活用品にも広く
使用されている。
また、かかるシリカゲルは使用E」的に応じてその強力
な吸収能を(す用し、特殊な物質内に含有された微量の
水分二を検知する監視剤にも使用されている。
ところで、1述したシリカゲルは従来より水ガラス製造
の中間段階である半乾燥状態のシリカヒドロゲルを破砕
して250℃程度に乾燥させることによって破砕型のシ
リカゲルを製造する方法が知られている。このような破
砕型のシリカゲルは、使用目的によっては利用されてい
るものの、以下に説明する背景から球型のシリカゲルが
要求されている。
即ち、破砕型シリカゲルはその形状が一定ではない。こ
のため、かかるシリカゲルを加工食品や医薬品の防湿剤
として使用した場合、特に運搬中にシリカゲルの粒子相
互でその荒い表面同志が衝突されて破砕され、小さい破
砕粒子等が製品に不純物として混入する。その結果、製
品不良を招いたり、人体に悪影響を及ぼすため、防湿剤
として使用することが不向きであった。こうした破砕粒
子の製品中への混入を防止するために破砕IX!!シリ
カゲルを包装することが考えられるが、包装費用による
コストの増大を招く。また、前記破砕型シリカゲルはシ
リカゲルの製造中の微細な破砕粒子を選別して廃棄する
等の繁雑な作業を必要とする。
更に、破砕型のシリカゲルは粒子間の不規則な面の接触
によって遊動化速度が増加されたり、遊動化による混合
の効果か少なく、反応が低下して最終生成物の変換効率
が低−ドするため、生産効率、コストの面でも問題かあ
った。
このようなことから、球型シリカゲルを製造する技術が
開発されている。その一つとして、水ガラスと硫酸を混
合してシリカヒドロゾルを造り、これをゾルと混合され
ない高温の何機溶媒が収容されたゲル化塔に噴射する方
法がある。この方法において、ゾルはゲル化塔内で表面
張力の差異により球型化され、この球型を維持する間、
安定なゲルに変化されるのを利用して球型シリカヒドロ
ゲルが製造される。かかる操業過程においては、水ガラ
スの成分であるNa2OとH2SOaのモル比率の変化
によるl) H1動、ゲル化時間の変動を示す第5図よ
り明らかなようにpH値が約3以1−5で容易にケル化
されるので、それより低いpH値でシリカヒドロケルを
製造することが考えられるが、ゲル化所要時間か20秒
間以下であるので、シリカヒドロゾルのilA合器から
ゲル化塔の注入部までの移送時間を20秒間以内にする
必要があり、これより長い時間移送させると、移送管内
でゲル化されてシリカヒドロゲルの製造が困難となる。
なお、第5図中のAはシリカヒドロゾルの製造に際して
SiO2が18重門%含む水ガラスと12規定の硫酸を
用い、前記N a 20 / H2S O4のモル比率
を変化させた場合の特性線、Bはシリカヒドロゾルの製
造に際して5102か12重量96含む水ガラスと7規
定の硫酸を用い、前記Na20/H2SO4のモル比率
を変化させた場合の特性線、Cはシリカヒドロゾルの装
造に際17て5102が9.3iffQ%含む水ガラス
と4.5規定の硫酸を用い、前記N a 20/ H2
S O4のモル比率を変化させた場合の特性線である。
−ノJ1 シリカヒドロゾルのpH値を3以下に調節す
ることが考えられるか、ゲル化の所要時間が一挙に2時
間以上と長くなるため、ゾルを高温の白゛機溶媒中に噴
射させても安定なゲルを生成できず、次の洗浄工程での
取扱いが困難となる。ifって、シリカヒドロゾルのI
3 H値を3で略瞬時にゲル化されながらpH値6まで
に調節する必要かあるが、このZI異硫酸と水ガラスの
混合誤差が2%以内であって水ガラスのSiO2濃度が
上昇するに伴って略065%まで現象されるため、pH
値の調節が困難となる。
その他の方法として、ゲル化塔の上部に配置したノズル
で既に造られた水ガラスと硫酸を夫々注入して瞬間的に
混合することによりシリカヒドロゾルを製造し、このゾ
ルをゲル化塔に分散する方法がある。しかしながら、か
かる方法ではpH値のゲル化所要時間に影響を及ぼすの
で、ノズル中のpH値を調節してゲル化所要時間を数秒
間乃至数十秒間と低くするために水ガラスと硫酸の供給
範囲の誤差を夫々上1.0%以内にする必要がある。
こうした条件が満たされないと、ゲル化塔内においても
ゲル化されないか、噴射口が詰まって球型のシリカヒド
ロゲルの製造が困難となる。従って、かかる方法は水ガ
ラスの1崩又はゲルの表面積を制御可能なpH調節剤で
ある硫酸を供給するポンプの流れが変動する゛場合があ
るので、多量にシリカゲルを製造することは不可能で工
業的に利用することは不適当である。
また、シリカヒドロゾルを製造する工程において、水ガ
ラス中のN a 20と硫酸との酸アルカリ反応で熱が
発生し、この熱によってゾルの温度が゛上昇してゾルの
生成前に沈澱物が形成される。このような沈澱物が生じ
ると、最終製品であるシリカゲルの外観が悪化し、吸湿
性も低下する等のシリカゲルの品質低下を招くばかりか
、乾燥工程に際して不均一な乾燥が生じて製造されたシ
リカゲルに亀裂が発生したり、崩れ易くなったりする。
従来では、−に連した沈澱物の生成を防ぐために約5℃
まで冷却する必要かあるか、これは0℃の冷却水を必要
とし、球型シリカゲルの製造価格の高騰の一因となる。
本発明は、」−記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、比較的高い温度でシリカヒドロゾルを生成す
ることを可能として反応物質である水ガラスと硫酸の混
合比率を拡大して流量等の変動が生じても安定してシリ
カゲルを製造し得る方法並びにその製造装置を提供しよ
うとするものである。
E問題点を解決するための手段及び作用]本願第1の発
明は、7〜9規定の硫酸水溶液とSiO2a度が10〜
16重量%の水ガラスを反応させて少なくとも24時間
の間ゲル化されないpH2〜2.5のシリカヒドロゾル
を生成する工程と、このシリカヒドロゾルを50〜80
℃の加熱水が循環される熱交換器に所望時間滞留するよ
うに通過させて熱的熟成を行なう工程と、ゲル化塔内に
底部側の水層と共に収容され、前記熱交換器より高い温
度に維持された有機溶媒中に前記熱的熟成後のシリカヒ
ドロゾルをノズルを通して噴射して球型、ゲル化を行な
う工程と、ゲル化塔の底部の水層に沈降した球型シリカ
ヒドロゲルを水と共に取出し、分離する工程とを具備し
たことを特徴とする球型シリカゲルの製造方法である。
上記シリカヒドロゾルは、pH値を2〜2.5の範囲と
し、24時間の間で安定である必要がある。
この場合、既述した第5図に示すように水ガラスと硫酸
の混合比率は拡大され、ある程度の注入はの変動に対し
ても容易ににpH値を調節できる。
上記シリカヒドロゾルをを機溶媒中に噴射させる前に5
0〜80℃の加熱水が循環される熱交換器を通すのは、
次のような理由によるものである。即ち、前3Q p 
H値のシリカヒドロゾルにおいてゲル化時間が極めて遅
く、そのままゲル化塔の有機溶媒に噴射しても充分にゲ
ル化されない。このため、シリカヒドロゾルを50〜8
0℃の加熱水が循環される熱交換器を通して熱的熟成を
行なうことにより、ゲル化所要時間は極めて短くなって
pH値が高い場合と同様な現象を表わす。換言すれば、
熱的熟成を行なったシリカヒドロゾルを該熟成;1!i
度より高い温度の有機溶媒にノズルを通して噴射、分散
させることによって球型化がなされると共に、球型状態
を維持しながらゲル化され、所望のシリカヒドロゲルが
得られる。
上記有機溶媒の温度は、熱的熟成後のシリカヒドロゾル
を充分にゲル化させる観点から、熱的熟成温度より高い
温度に設定する必要がある。なお、該有機溶媒はその温
度を均一に維持するとJl−に、該−a機溶媒に生成さ
れたシリカヒドロゲルの沈降速疫を低ドさせてシリカヒ
ドロゾルをゲル化させるに必要な充分な時間を与え、史
に強度の高い球型シリカヒドロゲルをilるために1−
向移送、循環させることが望ましい。
また、本願第2の発明は7〜1〕規定の硫酸水溶液とS
iO2濃度10〜16重瓜96の水ガラスが供給され、
少なくとも24時間の間ゲル化されないp H2〜2.
5のシリカヒドロゾルを生成するゾル製造器と、下部に
水層が、この上にa機溶媒が収容されるゲル他塔と、こ
のゲル他塔の上方に配置され、前記ゾル製造器と連結し
てそのシリカヒドロゾルが供給されると共に前記ゲル他
塔のata溶媒に熱的熟成後のシリカヒドロゾルを噴射
するノズルを存する熱交換器と、前記ゲル他塔の下部に
連結され、球型シリカヒドロゲルを水と共に取出し、輸
送する輸送管ど、この輸送盾により輸送された水から球
型シリカヒドロゲルを分離する手段とを具偏したことを
特徴とする球型シリカゲルの製造装置である。
以下、本’:i、i+第2の発明の製造装置について第
1図〜第4図を参!!<(して説明する。
第1図は本発明の球型シリカゲルの製造装置を示ず1(
1略図、第2図は第1図のゾル製造器の要部拡大図、第
3図は第1図の熱交換a;の拡大図、第4図は第3図の
熱交換器の要部拡大断面図である。
図中の1は、例えば96市二%の濃硫酸を7〜9規定の
硫酸水溶液にするための第1の希fR槽、図中の2は例
えばSiO2濃iか28〜30重−?6の水ガラスをS
iO21農度lO〜16に希釈するための第2の希釈槽
である。前記第1の希釈槽1は、ポンプ3が介装された
硫酸供給管4を介]7てゾル装造器5に連結されている
。このゾル製造器5は、第1図及び第2図に示すように
20℃前後の冷却水が循環される配管6が付設され、か
つ前記供給者4が」一部に連結された水冷式反応槽7を
倫えている。
この反応槽7内に゛は、二段羽根を有する債拌機8か設
けられている。前記反応槽7の一ド部には、三方バルブ
9を介して循環用バイパス管IOか連結されている。こ
のバイパス管lOには、吸入側に攪拌用インペラー11
、吐出側に噴射「】12を夫々)1ユ成した混合ポンプ
13が介装されている。また、前記第2の希釈槽2はポ
ンプ14を介装した水ガラス供給管15を介して前記混
合ポンプI3の吸入側の前記バイパス管10に連結され
ている。なお、バイパス管10は生成されたシリカヒド
ロゾルの該管内への滞留を防止するために傾斜描込にな
っている。かかるゾル製造:(;5は、次のような動作
かなされる。
即ち、配管6より冷却水を循環させて反応tilI7の
外壁温度を20℃前後として、後述する水ガラスと硫酸
水溶液の反応により生じる反応熱の上昇を防ぐ。つづい
て、三方バルブ9をバイパス管lO側に切換え、第1の
希釈槽1の硫酸水溶液を硫酸供給管4から水冷式反応槽
7に供給すると共に、混合ポンプ13を駆動して該硫酸
水溶成金バイパス管i。
を通じて循環させなから第2の希釈槽2内の水ガラスを
水ガラス供給管15から該混合ポンプ13の吸入側のバ
イパス管10に供給する。こうして供給された硫酸水溶
dk及び水ガラスは、前記混合ポンプ13のインペラー
上により瞬間的に激しく混合され、川に該混合、トレブ
13の吐出側の噴射口12からの反応槽7への噴射及び
二段羽根を自する攪拌機8の攪拌により一層効果的な混
合かなされる。このような効率的な攪拌、混合により反
応槽7内での沈澱物の生成か回避され、量産化に適した
;”:l je度の水ガラスの供給が可能となる。
また、前記ゾル製造器5は前記三方バルブ9の配V 1
 Bを介してゲル他塔17−に三方に配置された熱交換
器18の上部に連結されている。前記配管16には、流
量計19が介装されCいる。前記熱交換+11!18は
、前記ゾル製造器5のシリカヒドロゾルを加熱熟成する
もので、その加熱は恒iR槽20の加熱水をポンプ21
により循環させることによりなされる。前1記熱交換器
18は、第3図及び第4図に示すように前記加熱水か循
環される本体容器22を倫えている。
この本体容器22 +−’は、前記ゾル製造器5のシリ
カヒドロゾルを流通させる複数本の熱交換チューブ23
が−L下方向には通されており、該容器22のチューブ
23出入り口付近にはチュー ブ23を液密にシール、
固定するための治具24a 、 24bか設けられてい
る。前記各熱交換チューブ21(の下端には、継手25
が夫々取付けられており、各継手25にはリング状のゴ
ムパツキン26が夫々介装されている。前記各継手25
には、ゴムチューブ27が嵌告され、かつこれらゴムチ
ューブ27の下端にはノズル28が夫々挿管されている
。これらノズル28は、夫々前記ゲル他塔17の上方に
配置した固定板29の連結部30に伸行されている。
更に、前記ゲル他塔17の下部には水層31が、該水層
31上に有機溶媒32が夫々収容されている。このゲル
他塔17の前記水層31−1=の側壁部分には、循環管
33の一端側が連結され、かつ該循環管33の他端側は
該ゲル他塔17−に部側壁に連結されている。
この循環管33にはポンプ34及びヒータ35が介装さ
れている。こうした循環管33を付設することによりゲ
ル他塔17内の9機溶媒32が上向移送、循環させると
共に、90〜100℃に加熱される。また、前記ゲル他
塔17の下部には三方継手3Bを介して該ゲル他塔17
内の水層31をシリカヒドロゲルと共に輸送する輸送管
37が連結されている。この輸送管37の一端には、貯
蔵槽38が取着されており、該貯蔵JFi3gの」三方
には採集網39が配置されている。前記輸送管37の他
端は、前記採集網39に延出されている。前記貯蔵槽3
8と三方継手36との間の前記輸送管37には、ポンプ
40が介装されている。なお、輸送管37によりシリカ
ヒドロゲルと共に輸送された水はシリカヒドロゲルの採
集網39での分離において貯蔵槽38に溜められ、輸送
管37を通して再度ゲル他塔17に戻される。
しかして、本発明によれば所定濃度の硫酸水溶液と所定
のSiO2濃度の水ガラスを反応させ、少なくとも24
時間の間ゲル化されないpH2〜2.5のシリカヒドロ
ゾルを生成し、このシリカヒドロゾルを熱交換器を通じ
て流通しながら徐々に加熱すると共に熱的熟成を行なっ
た後、このゾルをノズルを通してゲル化塔内の有機溶媒
に直接噴射させることによって、容易にゲル化させつつ
球型化できる。この際の熱交換器に供給される加熱水の
温度と、水ガラスのNa20と硫酸のモル比率、ゲル化
所要時間及びゲル化される温度との関係は下記第1表の
通りである。
第1表 上記第1表より明らかな如く加熱水の温度が、一定の場
合、N a 20/ H2S Oaのモル比率は0.9
3〜1.0まで変化させたにも拘らずゲル化所要時間は
略一定になってゲル化される温度に相関する。これは、
混合モル比率を約7%まで変化させてもこれを熱的に熟
成させれば略同じ時間、同じ温度でゲル化されことを食
味する。従って、混合範囲、つまりpH値を極めて正確
に制御しなくてもよく、一定温度まで一定時間の間熱的
熟成を行なえば容易にゲル化される。かかる作用を利用
してシリカヒドロゾルをゲル化所要時間より若干短く熱
的熟成させた後、熟成させたシリカヒドロゾルを熟成温
度より高い温度の有機溶媒にノズルを通して噴射させる
ことによって、球型を維持しつつゲル化することができ
る。この際、混合比率の範囲が相当に広がるので、工業
的な利用か容易となる。この後、得られたドロケルを洗
浄、乾燥することにより充分な強度を有する球型シリカ
ゲルを得ることかできる。また、本発明では、かかる球
型シリカゲルを製造できるもも造か簡単な製造装置を提
供できる。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例を前述した第1図〜第4図の製造
装置を参照して説明する。
実施例1 まず、ゾル製造器5の配管6より冷却水を循環させて冷
却式反応槽7の外壁温度を20℃前後とした後、三方バ
ルブ9をバイパス管IO側に切換え、第1の希釈槽1の
9Nの硫酸水溶液5(17’を硫酸供給管4から水冷式
反応槽7に供給すると共に、混合ポンプ13を駆動して
該硫酸水溶液をバイパス管IOを通じて循環させながら
第2の希釈槽2内のSiO2濃度12重量%の水ガラス
(成分重量比SiO2  :Na20=2B:9)24
0J!を水ガラス供給管15から該混合ポンプ13の吸
入側のバイパス管10に供給した。こうして供給された
硫酸水溶液及び水ガラスは、前記混合ポンプ13のイン
ペラー上により瞬間的に激しく混合され、更に該混合ポ
ンプ13の吐出側の噴射口12からの反応槽7への噴射
及び二段羽根を有する攪拌機8の攪拌により一層効果的
な混合されてシリカヒドロゾルが調製された。このシリ
カヒドロゾルは、 N a 20/ H2S 04のモル比率が0.984
で、ゲル化所要時間は少なくとも24時間であるpHが
2.3のものであった。
次いで、三方バルブ9を切換えてゾル製造器5の反応槽
7のシリカヒドロゾルを配管16を通して恒温槽20か
ら加熱水が循環される温度75℃の熱交換器18の各熱
交換チューブ23に供給した。この時、熱交換チューブ
23の内径を5 CHIとし、前記シリカヒドロゾルの
レイノズルNi1.550〜2000の範囲にしてシリ
カヒドロゾルの滞留時間を5〜40分間とするために該
チューブ23の長さを271Lに設定し、更にチューブ
23の本体容器22内に挿着する本数を7本とし、全体
のシリカヒドロゾルの処理速度を6.12.25.30
.4(lj’/hrに設定した。つづいて、各熱交換チ
ューブ23下端の連結されたノズル28を通して循環管
33、ポンプ34及びヒータ45により上向移送、循環
されるゲル他塔17の湿度80℃の有機溶媒32に噴射
し、同を機溶媒32内で球型化させつつゲル化させた。
この後、ゲル他塔17底部の水層31に沈降したシリカ
ヒドロゲルを水と共に三方継手36を通して輸送管37
に排出させ、ポンプ40を作動することにより該シリカ
ヒドロゲルを含む水を採集網39に送り、ここでシリカ
ヒドロゲルを水から分離した。
しかして、熱交換器へのシリカヒドロゾルの処理速度を
6.12.25.30.40)/hrと変化させること
により得られたシリカヒドロゲルの堅固性及ゲル状態を
観察した。その結果を下記第2表に示した。
第  2  表 上記第2表中のNα2のシリカヒドロゲルを水洗、乾燥
したところ、それらの工程で球型シリカヒドロゲルは破
砕されることなく、良好な強度を有する球型シリカゲル
を得ることができた。
更に、モル比率が0.931以下であるp H1,5〜
2に対してゲル化に伴うシリカヒドロゲルの堅固性を観
察すると、加熱温度65℃でゲル化現象が40分間以内
で現われず、90℃付近ではゾルか+13騰して冷却さ
れてもゼリ状態となり、充分なゲル化がなされない。
実施例2 熱交換器の加熱水の温度を75℃、Na2O/H2SO
4のモル比率を0.984シリカヒドロゾルの熱交換器
への処理速度を12.18.25.30ノ/hrとし、
ノズルを光景を変えた以外、実施例1と同様な方法でシ
リカヒドロゲルを製造した。
得られた各シリカヒドロゲルの・1ス均拉径を調べた。
その結果を上記第3表に示した。
第3表 上記第3表中のN11l〜3のシリカヒドロゲルを水洗
、乾燥したところ、それらの工程で球型シリカヒドロゲ
ルは破砕されることなく、良好な強度を有する球型シリ
カゲルを得ることができた。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば比較的高い温度でシ
リカヒドロゾルを生成することを可能として反応物質で
ある水ガラスと硫酸の混合比率を拡大して流量等の変動
が生じてもゲル化塔内で安定してシリカヒドロゲルを生
成でき、ひいてはゲル化塔下部から水と共に取出したシ
リカヒドロゲルを分離、洗浄、乾燥することにより安定
した寸法で強度の高い球型シリカゲルを簡単かつ量産的
に製造し得る方法、並びにかかる球型シリカゲルを容品
に製造し得る構造が簡単な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の球型シリカゲルの製造装置を示す概略
図、第2図は第1図のゾル製造器の要部拡大図、第3図
は第1図の熱交換器の拡大図、第4図は第3図の熱交換
器の要部拡大断面図、第5図はNa20/H2S04の
モル比とpH及びゲル化時間との関係を示す特性図であ
る。 l・・・第1の希釈槽、2・・・第2の希釈槽、5・・
・ゾル製造器、7・・・冷却式反応槽、8・・・攪拌機
、1o・・・バイパス管、11・・・攪拌用インペラー
、12・・・噴射口、13・・・混合ポンプ、17・・
・ゲル他塔、18・・・熱交換器、20・・・恒温槽、
22・・・本体容器、23・・・熱交換チューブ、25
・・・継手、28・・・ノズル、31・・・水層、32
・・・有機溶媒、33・・・循環管、35・・・ヒータ
、37・・・輸送管、39・・・採集網。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 M2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、7〜9規定の硫酸水溶液とSiO_2濃度が1
    0〜16重量%の水ガラスを反応させて少なくとも24
    時間の間ゲル化されないpH2〜2.5のシリカヒドロ
    ゾルを生成する工程と、このシリカヒドロゾルを50〜
    80℃の加熱水が循環される熱交換器に所望時間滞留す
    るように通過させて熱的熟成を行なう工程と、ゲル化塔
    内に底部側の水層と共に収容され、前記熱交換器より高
    い温度に維持された有機溶媒中に前記熱的熟成後のシリ
    カヒドロゾルをノズルを通して噴射して球型、ゲル化を
    行なう工程と、ゲル化塔の底部の水層に沈降した球型シ
    リカヒドロゲルを水と共に取出し、分離する工程とを具
    備したことを特徴とする球型シリカゲルの製造方法。
  2. (2)、7〜9規定の硫酸水溶液とSiO_2濃度10
    〜16重量%の水ガラスが供給され、少なくとも24時
    間の間ゲル化されないpH2〜2.5のシリカヒドロゾ
    ルを生成するゾル製造器と、下部に水層が、この上に有
    機溶媒が収容されるゲル化塔と、このゲル化塔の上方に
    配置され、前記ゾル製造器と連結してそのシリカヒドロ
    ゾルが供給されると共に前記ゲル化塔の有機溶媒に熱的
    熟成後のシリカヒドロゾルを噴射するノズルを有する熱
    交換器と、前記ゲル化塔の下部に連結され、球型シリカ
    ヒドロゲルを水と共に取出し、輸送する輸送管と、この
    輸送管により輸送された水から球型シリカヒドロゲルを
    分離する手段とを具備したことを特徴とする球型シリカ
    ゲルの製造装置。
  3. (3)、ゾル製造器は、上部に硫酸供給管が連結された
    水冷式反応槽と、この反応槽内に設けられた攪拌機と、
    前記反応槽の下部に三方バルブを介して連結された循環
    用バイパス管と、このバイパス管に介装され、吸入側に
    攪拌用インペラー、吐出側に噴射口が夫々形成された混
    合ポンプと、この混合ポンプの吸入側の前記バイパス管
    に連結された水ガラス供給管とから構成されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の球型シリカゲ
    ルの製造装置。
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