JPH0327484B2 - - Google Patents

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JPH0327484B2
JPH0327484B2 JP61285849A JP28584986A JPH0327484B2 JP H0327484 B2 JPH0327484 B2 JP H0327484B2 JP 61285849 A JP61285849 A JP 61285849A JP 28584986 A JP28584986 A JP 28584986A JP H0327484 B2 JPH0327484 B2 JP H0327484B2
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tower
gelling
spherical silica
gelation
organic solvent
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JP61285849A
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JPS6360104A (ja
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Jinjun Cho
Chinko Boku
Oko Kin
Yasutoshi Kin
Hisanori U
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KANKOKU ENERUGII KENKYUSHO
Original Assignee
KANKOKU ENERUGII KENKYUSHO
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Publication of JPH0327484B2 publication Critical patent/JPH0327484B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/113Silicon oxides; Hydrates thereof
    • C01B33/12Silica; Hydrates thereof, e.g. lepidoic silicic acid
    • C01B33/14Colloidal silica, e.g. dispersions, gels, sols
    • C01B33/157After-treatment of gels
    • C01B33/158Purification; Drying; Dehydrating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • C01P2004/32Spheres

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、球型シリカゲルの製造方法及び装置
に関する。 [従来の技術及び問題点] シリカゲルは、吸収剤及び触媒担体を始めとし
て種々の産業分野で使用されている。例えば、過
去においては加工食品、医薬品の防湿剤として使
用されていたが、近年では電子産業や精密機械産
業の生産製品の内部の防湿剤として利用されてい
るのみならず、生活用品にも広く使用されてい
る。また、かかるシリカヒゲルは使用目的に応じ
てその強力な吸収能を利用し、特殊な物質内に含
有された微量の水分量を検知する監視剤にも使用
されている。 ところで、上述したシリカゲルは従来より水ガ
ラス製造の中間段階である半乾燥状態のシリカヒ
ドロゲルを破砕して250℃程度に乾燥させること
によつて破砕型のシリカゲルを製造する方法が知
られている。このような破砕型のシリカゲルは、
使用目的によつては利用されているものの、以下
に説明する背景から球型のシリカゲルが要求され
ている。 即ち、破砕型シリカゲルはその形状が一定では
ない。このため、かかるシリカゲルを加工食品や
医薬品の防湿剤として使用した場合、特に運搬中
にシリカゲルの粒子相互でその荒い表面同志が衝
突されて破砕され、小さい破砕粒子等が製品に不
純物として混入する。その結果、製品不良を招い
たり、人体に悪影響を及ぼすため、防湿剤として
使用することが不向きであつた。こうした破砕粒
子の製品中への混入を防止するために破砕型シリ
カゲルを包装することが考えられるが、包装費用
によるコストの増大を招く。また、前記破砕型シ
リカゲルはシリカゲルの製造中の微細な破砕粒子
を選別して廃棄する等の繁雑な作業を必要とす
る。更に、破砕型のシリカゲルは粒子間の不規則
な面の接触によつて遊動化速度が増加されたり、
遊動化による混合の効果が少なく、反応が低下し
て最終生成物の変換効率が低下するため、生産効
率、コストの面でも問題があつた。 このようなことから、球型シリカゲルを製造す
る技術が開発されている。その一つとして、シリ
カヒドロゾルを噴射させて球型になる間にゲル化
させ、洗浄する工程等により安定した球型のシリ
カゲルを製造する方法が知られている。しかしな
がら、かかる方法に使用されるシリカヒドロゾル
は一般的に水ガラスと硫酸とを反応させて製造さ
れるが、該反応に際しての2つの物質の混合比率
が僅かに変化しても製造されるシリカヒドロゾル
のPH値変化に多大に影響する。その結果、シリカ
ヒドロゾルのPH変化に伴つてゲル化時間が大幅に
変動するという問題があつた。これは、水ガラス
の成分であるNa2OとH2SO4のモル比率の変化に
よるPH変動、ゲル化時間の変動を示す第4図から
も明らかである。なお、第4図中のAはシリカヒ
ドロゾルの製造に際してSiO2が18重量%含む水
ガラスと12規定の硫酸を用い、前記NA2O/
H2SO4のモル比率を変化させた場合の特性線、
Bはシリカヒドロゾルの製造に際してSiO2が12
重量%含む水ガラスと7規定の硫酸を用い、前記
Na2O/H2SO4のモル比率を変化させた場合の特
性線、Cはシリカヒドロゾルの製造に際して
SiO2が9.3重量%含む水ガラスと4.5規定の硫酸を
用い、前記Na2O/H2SO4のモル比率を変化させ
た場合の特性線である。 上述した水ガラスと硫酸の混合比率の僅かな変
化によるゲル化時間の大幅な変動は、シリカヒド
ロゾルの噴射直後にゲル化が生じたり、噴射後に
おいてもゲル化せずに洗浄等の工程でゲル化した
りするという事態が起こる。シリカヒドロゾルの
ゲル化に適した時間は、シリカヒドロゾルの製造
装置等によつて多少の差はあるものの、通常、数
10秒間乃至数分間である。しかしながら、ゲル化
時間を数10秒間乃至数分間に制御するには前述し
た第4図から分るように水ガラスと硫酸の混合比
率の誤差範囲を1%以内にする必要があり、更に
濃度の高い水ガラスを使用する場合には前記混合
比率の誤差範囲を0.5%以内にする必要があ。こ
の範囲を外れると、酬間的にゲル化されるか、噴
射する間にノズル等の中でゲル化されるか、或い
はゾルと非混合性の状態においてもゲル化されな
いため、球型シリカゲルを製造することが困難と
なる。従つて、既述した従来方法では水ガラスと
硫酸の混合比率を前記誤差範囲に納めるように操
業する必要があるが、工業的に操作状態を前記誤
差範囲(±0.5%)に制御することは殆ど不可能
である。 このようなことから、水ガラスと硫酸の混合比
率の誤差範囲を拡大して操業を容易にする目的で
硫酸に硫酸アルミニウムを添加し、水ガラスとの
反応によりアルミナ−シリカヒドロゲルを製造す
ることによつて、適切なゲル化時間に見合う混合
比率の誤差範囲を2%まで広める方法が知られて
いる。しかしながら、かかる方法ではシリカ濃度
の高い水ガラスを使用した場合には、硫酸アルミ
ニウムを添加しない場合と大差なく、前記混合比
率の誤差範囲の拡大に寄与できないという問題が
あつた。 また、他の方法として水ガラスの硫酸を単一の
ノズルで反応させて生成されたシリカヒドロゾル
を直接ガス層に噴射させ、球型シリカヒドロゲル
を製造する方法が知られている。しかしながら、
かかる方法ではシリカヒドロゾルがガス層で瞬間
的にゲル化させる必要があるため、ノズル詰まり
現象が生じ易い、その結果、早い速度でシリカヒ
ドロゾルを噴射させる必要が生じ、これに伴つて
シリカヒドロゲルの形状が比較的に不規則とな
り、微細な粒子等が相当発生され、ゲル化粒子の
大きさを制御することが困難であるという問題が
あつた 本発明は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、水ガラスとシリカヒドロゾルと
の混合比率の誤差範囲を最高35%になつても、更
に該水ガラスのシリカ濃度を最高14%まで高めて
もシリカヒドロゾルのPH及びゲル化時間を目的と
する範囲内に制御でき、安定した寸法の球型シリ
カゲルを簡単な工程で量産的に製造し得る方法並
びにその製造装置を提供しようとするものであ
る。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本願第1の発明は、6〜12規定の硫酸水溶液又
は硫酸と硫酸アルミニウムからなる混合溶液に、
SiO2が18重量%以下含む水ガラスを反応させて
少なくとも24時間の間ゲル化されないPH1.5〜3.5
の安定なシリカヒドロゾルを生成する工程と、こ
のシリカヒドロゾルと3〜19重量%濃度の水ガラ
スとを2:1〜7:1の比率で混合反応させる工
程と、ゲル化塔内の大層上に一定の速度で上向移
送、循環される60〜100℃の温度に維持された有
機溶媒中に前記反応生成物を噴射ノズルを通して
噴射して球型、ゲル化を行なう工程と、ゲル化塔
の底部の水層に沈降した球型シリカヒドロゲルを
水と共に取出し、分離する工程とを具備したこと
を特徴とする球型シリカゲルの製造方法である。 上記噴射ノズルにおいて、そのノズル径及び噴
射速度を調節することにより有機溶媒中に造られ
るシリカヒドロゲルの粒径を制御できる。具体的
には、平均粒径1〜10mmのシリカヒドロゲルを製
造するには直径が2〜7mmの噴射ノズルを使用
し、レイノズル数を3000以下に保持すればよい。 上記有機溶媒は、沸点が高く、比重がシリカヒ
ドロゲルより小さいものが適しており、具体的に
は灯油、パラフインオイル等を挙げることができ
る。かかる有機溶媒の温度は、シリカヒドロゾル
のゲル化時間を短縮させる観点から60〜100℃に
設定する必要があり、より好ましい温度範囲は75
〜80℃である。 上記有機溶媒の上向移送、循環は、有機溶媒の
温度を均一に維持すると共に、該有機溶媒に生成
されたシリカヒドロゲルの沈降速度を低下させて
シリカヒドロゾルをゲル化させるに必要な充分な
時間を与え、更に既にゲル化がなされたシリカヒ
ドロゲルを熟成させて強度の高い球型シリカヒド
ロゲルを得るために行なう。かかる有機溶媒の上
向移送速度は、2cm/sec以下にすることが望ま
しい。この理由は、該上向移送速度が2cm/sec
を越えると、有機溶媒中で生成されたシリカヒド
ロゲルの沈降が阻害され、ひいては浮動層として
有機溶媒中に残留し、甚だしい場合には有機溶媒
と共に循環系を通して外部に流出する恐れがあ
る。 また、本願第2の発明は下部に水層が、この上
に有機溶媒が収容されるゲル化塔と、このゲル化
塔内の有機溶媒を上向移送、循環させると共に60
〜100℃に加熱する手段と、前記ゲル化塔の上方
に配置され、上部にPH1.5〜3.5の安定なシリカヒ
ドロゾルが供給される注入口を有する混合ノズル
と、この混合ノズル内に挿着された水ガラスの注
入管と、前記混合ノズルの下端に連結され、前記
ゲル化塔内の有機溶媒の直上に位置する少なくと
も1本以上の分配ノズルを有する分配容器と、前
記ゲル化塔の下部に連結され、球型シリカヒドロ
ゲルを水と共に取出し、輸送する輸送管と、この
輸送管により輸送された水から球型シリカヒドロ
ゲルを分離する手段とを具備したことを特徴とす
る球型シリカゲルの製造装置である。 上記水ガラスの注入管と混合ノズルの直径比は
1.2:1〜2:1程度に、該注入管のテーパ状出
口と混合ノズル、分配容器間の連結管との直径比
は1.3:1〜2:1程度に設定することが望まし
い。また、前記注入管出口と前記連結管入口の距
離は短い程混合反応の効果が高くなることから、
前記距離は連結管の直径の0〜2倍程度すること
が望ましい。 上記加熱循環機構としては、例えば該ゲル化塔
の水層上の側壁部分に対向して装着され、ゲル化
塔内の有機溶媒と接触する前面に多孔板を有する
一対の分配部と、これら分配部及び前記ゲル化塔
の上部側壁に連結された循環管と、この循環管に
介装されたポンプ及びヒータとから構成される。 上記輸送管により輸送された水から球型シリカ
ヒドロゲルを分離する手段としては、例えば所望
のメツシユの採集網等が挙げられる。かかる採集
網に輸送管から供給されるシリカヒドロゲルを含
む水の流速は、15mm/sec以上に維持することが
望ましい。なお、ゲル化塔内から輸送管を通して
輸送された水は、シリカヒドロゲルの分離手段で
分離された後において、再度、ゲル化塔に循環さ
れる。 しかして、本発明によれば6〜12規定の硫酸水
溶液又は硫酸と硫酸アルミニウムからなる混合溶
液に、SiO2が18重量%以下含む水ガラスを反応
させて少なくとも24時間の間ゲル化されないPH
1.5〜3.5の安定なシリカヒドロゾルを生成し、こ
のシリカヒドロゾルと3〜19重量%濃度の水ガラ
スとを2:1〜7:1の比率で混合反応させるこ
とによつて、最終のシリカヒドロゾルのPH及びゲ
ル化時間を制御でき、この後かかる反応生成物
を、噴射ノズルを通してゲル化塔内の一定の速度
で上向移送、循環される60〜100℃の温度に維持
された有機溶媒中に噴射させることにより、瞬間
的にゲル化されゲル化塔内でゲル化がなくされな
いという問題を解消でき、更に操業が容易でかつ
安定的に球型シリカヒドロゲルを製造できると共
に、球型シリカヒドロゲルの粒径を容易に制御で
きる。従つて、かかるシリカヒドロゲルを洗浄、
乾燥することにより充分な強度を有する球型シリ
カゲルを得ることができる。また、本発明では、
かかる球型シリカゲルを製造できる構造が簡単な
製造装置を提供できる。 [発明の実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。 実施例 1 第1図は本発明の球型シリカゲルの製造装置を
示す概略図、第2図A、B及び第3図は夫々第1
図の装置の要部断面図である。図中の1は、下部
に水層2、その上に有機溶媒である灯油3が収容
された例えば直径20cm、高さ2.5mのゲル化塔で
ある。このゲル化塔1の側壁には、前記灯油3を
上向移送、循環させると共に、60〜100℃に加熱
するための加熱循環機構4が設けられている。こ
の加熱循環機構4は、第1図及び第2図A、Bに
示すように前記ゲル化塔1の水層2上の側壁部分
に対向して装着され、該ゲル化塔1内の灯油3と
接触する前面に多孔板5a、5bを有する一対の
分配部6a、6bと、これら分配部6a、6bに
一端側がループ状に連結され、他端側が該ゲル化
塔1の上部側壁に連結された循環管7と、この循
環管7に前記ゲル化塔1の上部側壁の連結部側か
ら順次介装されたポンプ8及びヒータ9とから構
成されている。 また、前記ゲル化塔1の上方には第1図及び第
3図に示すようにシリカヒドロゾルの注入口10
を上部側壁に形成された混合ノズル11が配置さ
れている。この混合ノズル11内には、水ガラス
の注入管12が一体的に挿着されており、該注入
管12の下端の注入出口13はテーパ部を介して
小径となつている。前記混合ノズル11は、連結
管14を介して分配容器15に連結されている。
この分配容器15の下面には、前記ゲル化塔1の
灯油3に浸漬された複数本の噴射ノズル16が設
けられている。なお、前記混合ノズル11と注入
管12の直径比は2:1に、注入管11の出口1
3と連結管14の直径比は2:1に夫々設定さ
れ、かつ前記核噴射ノズル16の直径は5mmに設
定されている。 更に、前記ゲル化塔1の下部には三方継手17
を介して該ゲル化塔1内の水層2をシリカヒドロ
ゲルと共に輸送する輸送管18が連結されてい
る。この輸送管18の一端には、貯蔵槽19が取
着されており、該貯蔵槽19の上方に採集網20
が配置されている。前記輸送管18の他端は、前
記採集網20に延出されている。前記貯蔵槽19
と三方継手17との間の前記輸送管18には、ポ
ンプ21が介装されている。なお、輸送管18に
よりシリカヒドロゲルと共に輸送された水はシリ
カヒドロゲルの採集網20での分離において貯蔵
槽19に溜められ、輸送管18を通して再度ゲル
化塔1に戻される。 次に、前述したシリカゲル製造装置を用いてシ
リカゲルの製造方法を説明する。 まず、水ガラス(比重1.38g/c.c.、SiO228重量
%含有)を水に希釈してSiO2濃度が18重量%の
水ガラス溶液85とした後、この水ガラスを8N
の硫酸13に混合してPHが2.3のシリカヒドロゾ
ルを調製した。このシリカヒドロゾルは、少なく
とも36時間以内でゲル化されない安定なものであ
つた。 次いで、加熱循環機構4のポンプ8を作動する
と共に、ヒータ9の加熱温度を90℃に設定するこ
とにより、ゲル化塔1内の灯油3を循環管7分配
不6a、6b及び多孔板5a、5bを通して循環
させた。この時、ゲル化塔1の灯油3は78℃に保
持した状態で1cm/secの条件にて上向移送、循
環された。つづいて、前記シリカヒドロゾル及び
7%の水ガラス溶液30を混合ノズル11の注入
口10と注入管12を通して1時間供給しなが
ら、これらシリカヒドロゾルと水ガラスを混合ノ
ズル11、連結管14及び分配容器15内で混合
反応させ、生成された反応物を分配容器15の各
噴射ノズル16から直接ゲル化塔1内の上向移
送、循環がなされた78℃の灯油3に噴射し、同灯
油3内でゲル化させた。この後、ゲル化塔1底部
の水層2に沈降したシリカヒドロゲルを水と共に
三方継手16を通して輸送管18に排出させ、ポ
ンプ21を作動することにより該シリカヒドロゲ
ルを含む水を22cm/secの条件で採集網20に送
り、ここでシリカヒドロゲルを水から分離した。 得られたシリカヒドロゲルは、平均粒径7mmの
球型をなし、これを洗浄し、乾燥させたところ、
平均粒径が約3mmのシリカゲルを得ることができ
た。また、この洗浄、乾燥工程において球型シリ
カヒドロゲルは破砕されることなく、良好な強度
を有していることが確認された。 実施例 2 実施例1により調製したPHが2.3のシリカヒド
ロゾルと下記第1表に示すSiO2濃度及び量の異
なる水ガラス溶液を実施例1と同様な方法により
処理してシリカヒドロゲルを製造した。 得られた各シリカヒドロゲルの性状及び洗浄、
乾燥により得られた各シリカゲルの性状を調べ
た。その結果を同第1表に併記した。
【表】 実施例1により綻製したPHが2.3のシリカヒド
ロゾルとシリカ濃度が7の水ガラス溶液30とを
夫々供給時間を下記第2表に示すように変えて混
合ノズル10の注入口9及び注入管11から供給
した以外、実施例1と同様な方法により処理して
シリカヒドロゲルを製造した。 得られた各シリカヒドロゲルの平均粒径を調べ
た。その結果を、同第2表に併記した。
【表】 * 微細なシリカヒドロゲルが相当生成され
た。
実施例 4 まず、9Nの硫酸500mlと硫酸アルミニウム80g
を溶解した溶液にSiO2濃度が14重量%の水ガラ
ス溶液とを混合してPHが3.2とし、24時間の間ゲ
ル化されないゲルを調製した。つづいて、このゲ
ルをSiO2濃度が5%の水ガラス溶液と3:1の
比率で2本のノズルからなる混合ノズルに供給し
て混合反応させた後、前記実施例1と同様なゲル
化塔内の灯油に噴射させてヒドロゲルを製造し
た。 得られたヒドロゲルを実施例1と同様な方法で
分離した後、洗浄、乾燥したところ、2.2重量%
のアルミナを有する球型アルミナ−シリカゲルを
得ることができた。 [発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば水ガラスと
シリカヒドロゾルとの混合比率の誤差範囲を最高
35%になつても、更に該水ガラスのシリカ濃度を
最高14%まで高めてもシリカヒドロゾルのPH及び
ゲル化時間を目的とする範囲内に制御でき、ひい
てはゲル化塔下部から水と共に取出したシリカヒ
ドロゲルを分離、洗浄、乾燥することにより安定
した寸法で強度の高い球型シリカゲルを簡単かつ
量産的に製造し得る方法、並びにかかる球型シリ
カゲルを容易に製造し得る構造が簡単に装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す球型シリカゲ
ルの製造装置を示す概略図、第2図Aは第1図の
加熱循環機構付近を示す拡大断面図、同図Bは同
図Aの横断面図、第3図は第1図の混合ノズル付
近を示す拡大断面図、第4図はNa2O/H2SO4
モル比とPH及びゲル化時間との関係を示す特性図
である。 1…ゲル化塔、2…水層、3…灯油(有機溶
媒)、4…加熱循環機構、7…循環管、8、21
…ポンプ、9…ヒータ、11…混合ノズル、12
…注入管、15…分配容器、16…噴射ノズル、
18…輸送管、20…採集網。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 6〜12規定の硫酸水溶液又は硫酸と硫酸アル
    ミニウムからなる混合溶液に、SiO2が18重量%
    以下含む水ガラスを反応させて少なくとも24時間
    の間ゲル化されないPH1.5〜3.5の安定なシリカヒ
    ドロゾルを生成する工程と、このシリカヒドロゾ
    ルと3〜19重量%濃度の水ガラスとを2:1〜
    7:1の比率で混合反応させる工程と、ゲル化塔
    の内の水層上に一定の速度で上向移送、循環され
    る60〜100℃の温度で維持された有機溶媒中に前
    記反応生成物を噴射ノズルを通して噴射して球
    型、ゲル化を行なう工程と、ゲル化塔の底部の水
    層に沈降した球型シリカヒドロゲルを水と共に取
    出し、分離する工程とを具備したことを特徴とす
    る球型シリカゲルの製造方法。 2 有機溶媒の上向移送、循環を2cm/sec以下
    の条件で行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の球型シリカゲルの製造方法。 3 噴射ノズルの直径を2〜7mmとし、かつ該直
    径の噴射ノズルから噴射される反応生成物のレイ
    ノズル数を3000以下に設定することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の球型シリカゲルの製
    造方法。 4 下部に水層が、この上に有機溶媒が収容され
    るゲル化塔と、このゲル化塔内の有機溶媒を上向
    移送、循環させると共に60〜100℃に加熱する加
    熱循環機構と、前記ゲル化塔の上方に配置され、
    上部にPH1.5〜3.5の安定なシリカヒドロゾルが供
    給される注入口を有する混合ノズルと、この混合
    ノズル内に挿着された水ガラスの注入管と、前記
    混合ノズルの下端に連結され、前記ゲル化塔内の
    有機溶媒の直上に位置する少なくとも1本以上の
    噴射ノズルを有する分配容器と、前記ゲル化塔の
    下部に連結され、球型シリカヒドロゲルを水と共
    に取出し、輸送する輸送管と、この輸送管により
    輸送された水から球型シリカヒドロゲルを分離す
    る手段とを具備したことを特徴とする球型シリカ
    ゲルの製造装置。 5 加熱循環機構は、該ゲル化塔の水層上の側壁
    部分に対向して装着され、ゲル化塔内の有機溶媒
    と接触する前面に多孔板を有する一対の分配部
    と、これら分配部及び前記ゲル化塔の上部側壁に
    連結された循環管と、この循環管に介装されたポ
    ンプ及びヒータとから構成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の球型シリカゲ
    ルの製造装置。
JP61285849A 1986-08-27 1986-11-29 球型シリカゲルの製造方法及びその製造装置 Granted JPS6360104A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1986-7120 1986-08-27
KR1019860007120A KR890002545B1 (ko) 1986-08-27 1986-08-27 구형 실리카겔의 제조방법 및 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6360104A JPS6360104A (ja) 1988-03-16
JPH0327484B2 true JPH0327484B2 (ja) 1991-04-16

Family

ID=19251946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61285849A Granted JPS6360104A (ja) 1986-08-27 1986-11-29 球型シリカゲルの製造方法及びその製造装置

Country Status (2)

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JP (1) JPS6360104A (ja)
KR (1) KR890002545B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3889227A1 (en) 2020-03-31 2021-10-06 Société BIC Peelable ink composition for porous substrates
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