JPS6358543B2 - - Google Patents

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JPS6358543B2
JPS6358543B2 JP56105638A JP10563881A JPS6358543B2 JP S6358543 B2 JPS6358543 B2 JP S6358543B2 JP 56105638 A JP56105638 A JP 56105638A JP 10563881 A JP10563881 A JP 10563881A JP S6358543 B2 JPS6358543 B2 JP S6358543B2
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JP
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bag
feed
hot water
treatment tank
heat treatment
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JP56105638A
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JPS589660A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蚕用人工飼料の調製方法に関するもの
であり、その目的とするところは、飼料調製工程
のうち、飼料原料の練合、殺菌及び成形を行う工
程を合理化し、必要な作業量を低減すると共に保
存性及び品質のすぐれた蚕用人工飼料を提供する
ことにある。
従来蚕用人工飼料は、桑葉粉末やセルロース粉
末等の栄養成分に寒天等の賦形剤を加えた粉体原
料を予め加熱した水の中に投入し、撹拌しながら
95〜100℃に20〜40分間程度加熱して殺菌し、そ
の後80〜85℃の高温を保持しつつ所定容量の成形
用型に分注するか平板状に押出し、冷水浸漬、冷
水散布等により賦形剤の固化温度まで冷却する方
法によつて調製していた。このような従来の調製
方法による場合には、飼料の加熱殺菌がニーダー
等の加熱・混練装置を用いて常圧で行われるた
め、こげつきや水分蒸散による損失あるいは品質
低下が避けられなかつた。また練合・殺菌直後の
高温の飼料をニーダーから成形用の型へ分注し更
に密封する操作は通常手作業によつて行うので危
険が大きく、一方この危険を回避するために飼料
温度を下げるとかなりの時間を要する分注作業中
に飼料が細菌汚染する恐れがあるという欠点があ
つた。
本発明はこのような従来方法のかかえる問題点
を解消したものであつて、蚕用人工飼料の全粉体
原料に温水を加えて練合し、得られたペースト状
物を飼料成形用の型内に用意された袋に充填し、
袋を密封後、上記型と共に耐圧性熱処理槽に移
し、熱処理槽の蓋を閉じて90〜110℃の熱水を熱
処理槽中に送り、熱水と上記袋とを接触させるこ
とにより袋内のペースト状物を加熱して殺菌し、
次いで、袋を熱処理槽内に静置したまま、破袋防
止に十分な空気圧供給下に熱水を抜取つたのち冷
水を送つて冷却することにより袋内のペースト状
物を固化させることを特徴とするものである。
以下本発明を工程順に詳しく説明する。
本発明の飼料調製方法において用いる飼料原料
には制限はなく、桑葉粉末、大豆粉末、セルロー
ス粉末、クロレラ、ビタミン、無機塩類等の栄養
成分及び寒天、カラギナン等の賦形剤を適宜配合
したものを用いることができる。これらの粉体原
料に加える温水の温度は、練合終了まで、賦形剤
のゲル化が起こらない温度に飼料混合物の温度を
維持するのに十分でありさえすればよく、その温
度は通常42℃以上である。賦形剤及びその他の水
溶性成分は、あらかじめこの温水に溶かしておい
てもよい。
練合を終つた原料は直ちに任意の移送手段によ
り練合装置から取り出して袋詰めする。袋として
は、いわゆるレトルト食品の袋のように、約120
℃又はそれ以上の加熱に耐える耐熱性の良いもの
を用いる。そしてこの袋は、飼料の成形用の型に
合せて作り、袋の開口部を型の開口部に仮止めし
て型内に用意しておき、飼料の充填が終つた後、
なるべく袋内に空気を残さないようにして、密封
する(例えば減圧下にヒートシールする)。
型としてはステンレス鋼製又はアルミニウム製
のものがよい。その形状は特に限定されるもので
はなく、集積効率や熱伝導効率等を考慮して適宜
決定すればよいが、なるべく薄目の直方体状のも
の(例えば420mm×300mm×80mm程度のもの)がよ
い。
飼料を充填した袋は型に入れたまま耐圧性熱処
理槽へ移送する。処理槽としてはレトルト食品の
殺菌に利用される耐圧釜を利用することができる
が、装置内に熱水及び冷水を供給することがで
き、更に熱処理終了後も冷却完了まで内部を加圧
状態に維持するための空気圧供給手段を備えたも
のでなければならない。
処理槽の蓋を閉鎖した後、熱水を供給し、飼料
を充填した袋を収容した型が熱水に浸漬されるよ
うにする。熱水は常時加熱装置との間で循環させ
て液温を維持すると共に加熱の効率を高めること
が望ましい。熱水の温度は、飼料の賦形剤がその
ゲル形成能を失わないよう、110℃以下でなけれ
ばならないが、一方あまり低いと殺菌に時間がか
かりすぎたり殺菌が不十分になつたりするので、
100℃以上とすることが望ましいが、90〜100℃で
も実施可能である。
上述のような熱処理を通常40〜90分間行うこと
により飼料は十分殺菌されるから、空気圧を供給
して破袋防止に十分な加圧状態を維持したまま、
熱水を抜取り、次いで冷水を送り込んで、殺菌を
終つた飼料を冷却する。十分冷却が進んで賦形剤
のゲル化により全体が固化したのち冷却を止め、
処理槽内を常圧に戻してから、袋詰めの飼料を型
と共に槽外に取り出す。飼料は袋に入つたまま型
のとおりに成形されているから、これを型から取
出し、袋詰めのまま冷蔵する。
本発明は以上のような構成のものであるから、
従来の飼料調製法に比べると下記のように多くの
利点を有するものである。
常圧開放状態での練合は、均一化だけを目的
として行うものであるから、比較的低い温度
で、しかも短時間でよく、こげつきによる飼料
の変質及び損失がほとんどない。
袋詰する段階の飼料の温度が比較的低いか
ら、袋詰作業がやり易く、危険も少ない。
ニーダー等で撹拌しながら加熱殺菌するのと
比べると部分的に過熱されることもなく殺菌が
均一に行われ、また動力費も少なくて済む。
加熱殺菌と殺菌後の冷却固化・成形を同一装
置内で行うので、高温の被処理物の取扱い・移
送が不要である。したがつて、人手が少なくて
済むだけでなく、安全性及び作業環境の維持の
点でも有利である。
飼料は袋に充填された後に殺菌され、以後、
使用時迄雑菌汚染の機会もないから、前述のよ
うな殺菌処理の均一性とあいまつて、製品が腐
敗したりする事故の恐れもない。
以下実施例を示して本発明を説明する。
実施例 桑葉粉末 5.3 重量部 大豆粉末 2.5 〃 ブドウ糖 0.5 〃 アスコルビン酸 0.15 〃 デンプン 1.0 〃 寒天 0.5 〃 ソルビン酸 0.05 〃 上記組成を有する原料粉体を80℃の熱水30重量
部を用いて往復回転アジター撹拌機により練合
し、得られたペースト状物を耐熱性合成樹脂袋を
内装した成型用型に10Kgずつ充填、密封後、耐圧
性処理槽内に収容する。処理槽を密閉し、温水槽
と等圧の0.8Kg/cm2に加圧して、温水槽中の105℃
の熱水を処理槽内に注入し、この熱水を温水槽−
処理槽−蒸気吹込み加熱装置の間で40分間循環さ
せ、飼料を殺菌する。殺菌終了後、破袋防止のた
めの加圧を続けながら熱水を温水槽に戻し、処理
槽に15〜20℃の冷却水を30分間流し続けて飼料を
冷却した後、槽内の冷却水を加圧排出する。この
後、飼料を処理槽から取り出し、更に型から外
す。
上述のようにして調製した人工試料300袋を5
℃の冷蔵庫内で1カ月保存したのち開封し、外観
及び切削面を検査すると共にPH及びゲル強度を測
定することにより変質の有無を検査したが、全試
料とも、異常は全く認められなかつた。
またこの試料を用いて2令迄の稚蚕飼育を行な
つたが、摂食、生長共にきわめて良好であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蚕用人工飼料の全粉体原料に温水を加えて練
    合し、得られたペースト状物を飼料成形用の型内
    に用意された袋に充填し、袋を密封後、上記型と
    共に耐圧性熱処理槽に移し、熱処理槽の蓋を閉じ
    て90〜110℃の熱水を熱処理槽中に送り熱水と上
    記袋とを接触させることにより袋内のペースト状
    物を加熱して殺菌し、次いで、袋を熱処理槽内に
    静置したまま、破袋防止に十分な空気圧供給下に
    熱水を抜取つたのち冷水を送つて冷却することに
    より袋内のペースト状物を固化させることを特徴
    とする蚕用人工飼料の調製方法。
JP56105638A 1981-07-08 1981-07-08 蚕用人工飼料の調製方法 Granted JPS589660A (ja)

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JP56105638A JPS589660A (ja) 1981-07-08 1981-07-08 蚕用人工飼料の調製方法

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Publication Number Publication Date
JPS589660A JPS589660A (ja) 1983-01-20
JPS6358543B2 true JPS6358543B2 (ja) 1988-11-16

Family

ID=14412992

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JP56105638A Granted JPS589660A (ja) 1981-07-08 1981-07-08 蚕用人工飼料の調製方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019004941A1 (en) * 2017-06-29 2019-01-03 Agency For Science, Technology And Research PROCESS FOR PRODUCING MODIFIED SILK FROM SILKWORM AND FOOD COMPOSITION FOR PRODUCING THE SAME
CN114258982A (zh) * 2021-12-28 2022-04-01 嵊州陌桑高科股份有限公司 一种应用于工厂化养蚕的高压灭菌式的人工饲料生产工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50129383A (ja) * 1974-03-18 1975-10-13
JPS547711A (en) * 1977-06-20 1979-01-20 Nitto Chemical Industry Co Ltd Method of stabilizing nature of soil
JPS5779844A (en) * 1980-11-04 1982-05-19 Bridgestone Corp Preparation of artificial feed for silkworm

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JPS589660A (ja) 1983-01-20

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