JPS635771Y2 - - Google Patents

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JPS635771Y2
JPS635771Y2 JP1984059899U JP5989984U JPS635771Y2 JP S635771 Y2 JPS635771 Y2 JP S635771Y2 JP 1984059899 U JP1984059899 U JP 1984059899U JP 5989984 U JP5989984 U JP 5989984U JP S635771 Y2 JPS635771 Y2 JP S635771Y2
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JP
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ammonia
temperature
automatic
dissolution tank
ammonia gas
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JP1984059899U
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JPS60171540U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案はアンモニア自動溶解装置に関し、さ
らに詳細にはアンモニア溶液濃度/導電率特性を
利用して所定濃度のアンモニア溶液を得るための
アンモニア自動溶解装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、アンモニア溶液濃度/導電率特性は温
度により影響を受けるため、何らかの温度補償手
段が必要となる。従来の温度補償手段は導電率計
の製造業者により供給される温度補償セルであつ
たが、ここで使用される温度補償曲線はNaCl溶
液についてのものであつた。すなわち、従来の導
電率計はNaCl溶液に特有の温度特性に従う温度
補償セルを使用していた。しかしながら、アンモ
ニア溶液に対する曲線はこれとは若干異なるため
周囲温度の変化によつてアンモニア溶解濃度に誤
差を生ずるという欠点がある。したがつて、アン
モニア溶液自身に対する温度曲線による温度補償
セルが必要であるにも拘らず、まだ開発されてい
ない現状である。また従来のアンモニア自動溶解
装置は、添付第2図に示すように、溶解タンク1
0と、この溶解タンクへの水供給を制御する弁
SV1と、前記溶解タンク10へのアンモニアガス
の供給を制御する弁SV2と、このアンモニアガス
供給弁SV2に連携させたアンモニア溶液用の導電
率計CEと、溶解タンク10内の液位が上限Hま
たは下限Lに達した際水供給弁SV1の開閉を行な
うレベルスイツチLSと、溶解タンク内のアンモ
ニア溶液の温度を検出する温度計TEとからなつ
ている。このアンモニア自動溶解装置は次の順序
で操作される: (1) 溶解タンク10の液位が下限Lになると、水
供給弁SV1が開となつて希釈水を溶解タンク内
へ導入する。
(2) 溶解タンク10の液位が上限Hになると、水
供給弁SV1が閉となつて水の供給を停止する。
(3) 次いで、アンモニアガス供給弁SV2が開とな
り、アンモニアガスを溶解タンク10中へ導入
してその溶解を開始する。
(4) アンモニア溶液の濃度が上昇するにつれて導
電率計CEにより測定される導電率も上昇する。
(5) 警報設定器CSに設定した導電率設定値に達
すると、アンモニアガス供給弁SV2が閉となつ
てアンモニアガスの供給を停止する。
(6) かくして、アンモニアの自動溶解を完了す
る。
しかしながら、上記の構成および操作による従
来のアンモニア自動溶解装置は、(1)NaCl溶液の
温度特性による温度補償セルを使用しているため
実際の使用に際しアンモニア溶液の温度補償が不
完全になつて濃度誤差を生じ、(2)この波及効果と
してアンモニア注入制御系への外乱が生じて安定
したpHコントロールが不可能となり、(3)温度や
導電率設定値の或る条件下では幾らアンモニアガ
スを導入しても設定値に達することができず、し
たがつて溶解を完了し得ないこともある、などの
欠点を有する。
〔考案の目的〕
したがつて、本考案の目的は、上記欠点を除去
すると共に、アンモニア溶液温度を検出して関数
発生器によりその温度における最適導電率設定値
を自動的に選択し、溶液温度による溶解時の濃度
誤差を極力小さくすることにある。
本出願人の知る限り、NaCl溶液に対する温度
補償セルを備えた導電率計は存在するものの、本
考案の意図する関数発生器はアンモニア溶液につ
いてもNaCl溶液についても従来存在しない。
〔考案の要点〕
上記目的は、本考案によれば、上記構成のアン
モニア自動溶解装置において温度計と導電率計と
に連携させてアンモニアガス供給弁を制御する関
数発生器と比較器とよりなる温度補償装置を設
け、関数発生器から出力されるその時の溶液温度
に対応した導電率設定値に達した際アンモニアガ
ス供給弁を閉にしてアンモニアガスの導入を停止
するよう構成することにより達成される。本考案
のアンモニア自動溶解装置に関数発生器を使用す
る構成は、本出願人の知る限り、アンモニア溶液
の製造に関するものは勿論のことNaCl溶液の製
造についても或いはその他の全ゆる種類の溶液の
製造についても存在しない。
〔考案の実施例〕
以下、添付第1図を参照して本考案を説明す
る。
本考案によれば、第2図に示した従来の装置に
おける警報設定器CSおよび温度補償セルを使用
することなく、温度計TEと導電率計CEとの連携
させてアンモニアガス供給弁SV2を制御する関
数発生器F(x)と比較器CMとよりなる自動温
度補償装置を設ける。かくして、関数発生器F
(x)から出力されるその時の溶液温度に対応し
た導電率設定値に達すると(第3図参照)、比較
器CMとの対比においてアンモニアガス供給弁
SV2が閉鎖され、アンモニアガスの導入が停止
される。すなわち、本考案によるアンモニア自動
溶解装置は次の順序で操作される: (1) 溶解タンク10の液位が下限Lになると、水
供給弁SV1が開となつて希釈水を溶解タンク
内へ導入する。
(2) 溶解タンク10の液位が上限Hになると、水
供給弁SV1が閉となつて水の供給を停止する。
(3) 次いで、アンモニアガス供給弁SV2が開と
なり、アンモニアガスを溶解タンク10中へ導
入してその溶解を開始する。
(4) アンモニア溶液の濃度が上昇すると共に、導
電率計CEにより測定される導電率も上昇する。
(5) 関数発生器F(x)から出力されるその時の
溶液温度に対応した導電率設定値に達した時、
SV2が閉となつてアンモニアガスの導入を停
止する。
(6) かくして、アンモニアの自動溶解を完了す
る。
このように、手順5以外は従来型と同じ操作で
あることが理解されよう。なお、溶解を完了した
所定濃度のアンモニア溶液は、溶解タンクからポ
ンプ12などを介して使用場所または貯槽へ転送
しうることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、(1)溶液温度に対応した導電率
設定値を逐次自動選択しうるので溶解濃度の誤差
を小さくすることができ、(2)従来型に比べ関数発
生器および比較器など電気部品しか増えないので
既設の装置の改造が容易であり(溶解タンク自身
の改造を必要としない)、しかもその改造により
装置が大型化したり複雑化したりすることがな
く、(3)温度補償曲線は関数発生器に入力されるの
で装置個々につき現地調整が可能であり、(4)濃度
変化によるアンモニア注入制御系への外乱が無く
なるのでプロセス内のpHコントロールが安定化
する、など多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動温度補償装置を備え
たアンモニア自動溶解装置の略図、第2図は従来
のアンモニア自動溶解装置の略図、第3図は第1
図の装置に使用した関数発生器により得られる温
度と導電率との間の関数f(x)曲線図である。 10……溶解タンク、12……ポンプ、LS…
…レベルスイツチ、CE……導電率計、CS……警
報設定器、TE……温度計、SV1,SV2……弁、
CM……比較器、F(x)……関数発生器、H…
…上限液位、L……下限液位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶解タンクと、この溶解タンクへの水供給を制
    御する弁と、前記溶解タンクへのアンモニアガス
    の供給を制御する弁と、このアンモニアガス供給
    弁に連携させたアンモニア溶液用の導電率計と、
    溶解タンク内の液位が上限または下限に達した際
    水供給弁の開閉を行うレベルスイツチと、溶解タ
    ンク内のアンモニア溶液の温度を検出する温度計
    とからなるアンモニア自動溶解装置において、前
    記温度計と前記導電率計とに連携させて前記アン
    モニアガス供給弁を制御するアンモニア水溶液に
    特有の温度と導電率との間の関数を示す関数発生
    器と比較器とよりなる自動温度補償装置を設け、
    関数発生器から出力されるその時の溶液温度に対
    応した導電率設定値に達した際アンモニアガス供
    給弁を閉にしてアンモニアガスの導入を停止する
    よう構成したことを特徴とする自動温度補償装置
    を備えたアンモニア自動溶解装置。
JP5989984U 1984-04-25 1984-04-25 自動温度補償装置を備えたアンモニア自動溶解装置 Granted JPS60171540U (ja)

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JPS60171540U JPS60171540U (ja) 1985-11-13
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63111452A (ja) * 1986-10-29 1988-05-16 Nikkiso Co Ltd アンモニアガス自動溶解制御方法
JP4818688B2 (ja) * 2005-10-27 2011-11-16 東亜ディーケーケー株式会社 薬剤溶解装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592937Y2 (ja) * 1979-10-04 1984-01-26 権士 近藤 フラツクス管理装置

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JPS60171540U (ja) 1985-11-13

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