JPS643522B2 - - Google Patents

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JPS643522B2
JPS643522B2 JP24436284A JP24436284A JPS643522B2 JP S643522 B2 JPS643522 B2 JP S643522B2 JP 24436284 A JP24436284 A JP 24436284A JP 24436284 A JP24436284 A JP 24436284A JP S643522 B2 JPS643522 B2 JP S643522B2
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JP
Japan
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flow rate
pattern
water
coagulation
water quality
Prior art date
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Expired
Application number
JP24436284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61125415A (ja
Inventor
Hiromasa Kaihatsu
Shunichi Shiono
Yoshikatsu Sato
Isao Watabiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Ebara Infilco Co Ltd
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Infilco Co Ltd, Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Ebara Infilco Co Ltd
Priority to JP24436284A priority Critical patent/JPS61125415A/ja
Publication of JPS61125415A publication Critical patent/JPS61125415A/ja
Publication of JPS643522B2 publication Critical patent/JPS643522B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流入原水の経時的に変動する流量、
水質に即応して常に適正な処理条件となるように
自動的に制御する装置を配備した凝集沈殿装置に
関するものである。
〔従来技術〕
工場廃水等の凝集沈殿処理において、原廃水の
水量、水質が大幅に変動する場合、できるだけ大
きな調整槽を配設することによつてこれらの変動
を極力抑えながら、管理者の熟練された伴断によ
つて運転条件の設定が行われていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の管理者の熟練された判断によ
る運転では、安定した処理を行うためには、複数
の熟練した管理者を必要としているが、廃水処理
設備の効率化をはかる上からも管理の省力化が望
まれている。
本発明は、このような要望に応じ、変動する原
廃水の水量、水質の変動に即応した適正なる処理
条件に自動的に制御し、もつて装置の信頼性を向
上させ、管理の省力化をはかろうとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、少なくとも流入水量検出機構を備え
た調整槽、流量調節兼流量測定機構を備えた送水
ポンプ、流入量調節薬注機構を備えた凝集混和
槽、処理水水質検出機構を備えた沈殿槽を直列に
配設した凝集沈殿装置において、前記流量調節兼
流量測定機構と前記流入量調節薬注機構とを連動
せしめ、あらかじめ知得された流入原水の経時変
化による流量パターン、流入原水の経時変化によ
る水質パターン、水質毎の薬注率のパターン及び
前記流量パターン、水質パターン、水質毎の薬注
率パターンからの前記沈殿槽の排泥パターンを記
憶し流入水量、薬注量、排泥量を指令する機能
と、前記水質パターンを除く前記各パターンの少
なくとも一つを修正する機能を有する演算制御装
置を配備したことを特徴とする凝集沈殿装置であ
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
ると、凝集沈殿装置としては、少なくとも、流入
水量検出機構として例えば水位計1を備えた調整
槽2と、流量調節兼流量計3を備えた送水ポンプ
4と、流入量調節薬注機構を備えた凝集混和槽例
えば凝集剤タンク5とアルカリ剤タンク8に連結
され、それぞれ流量調節器6,9を付設した薬注
ポンプ7,10を備えた混和槽11及び凝集助剤
タンク12に連結され、流量調節器13を付設し
た薬注ポンプ14を備えた凝集槽15にて構成さ
れたもの、及び処理水水質検出機構として例えば
処理水濁度計16及び排泥ポンプ17を備えた沈
殿槽18からなり、これらは原水19が順次流過
するように直列に配設され、流量調節兼流量計3
と薬注ポンプ7,10,14の流量調節器6,
9,13とは連動せしめられている。
また、場合により、混和槽11の前段に中和槽
20を設け、この中和槽20を薬注ポンプ21を
介して硫酸タンク22と連結し、中和槽20内の
PH値をPHコントロール23にて検出しPHが7にな
るように薬注ポンプ21の流量をコントロールす
る。
さらにまた、演算制御装置24が配備され、こ
の演算制御装置24は、工場の操業状態からあら
かじめ知得された流入原水の経時変化による流量
パターン、流入原水の経時変化による水質パター
ン、水質毎の薬注率パターン及び前記流量パター
ン、水質パターン、水質毎の薬注率パターンから
の沈殿槽18の排泥パターンを記憶し、流入水
量、薬注量、排泥量を指令する機能と、また水位
計1、流量調節兼流量計3、処理水濁度計16か
らの信号を入力し、前記水質パターンを除く前記
各パターンの少なくとも一つを修正する機能を有
する。
さらに好ましくは、沈殿槽18内の汚泥量を検
出しうる例えば汚泥界面計25を設けてさらに排
泥パターンを補正することも有効である。
なお、異常事態に対処するために、沈殿槽18
の処理水流出管26に設けられた流出弁27と、
処理水を調整槽2に返送する返送管28に設けら
れて返送弁29とを演算制御装置24に関連さ
せ、流出弁27と返送弁29とを逆に開閉させる
ように制御させておくことも好ましい。
しかして、工場の操業状態から廃水流量、水
質、薬注率、運転時間、汚泥発生量はほぼ一義的
に定まつてくる。
したがつて、操業状態の考えられるすべてのケ
ースについて、廃水の流量、水質、薬注率、汚泥
発生量をあらかじめ分析、計算、処理試験等によ
つてパターン化し、流入原水の経時変化による流
量パターン、流入原水の経時変化による水質パタ
ーン、水質毎の薬注率パターン、前記流量パター
ン、水質パターン、水質毎の薬注率パターンから
の沈殿槽18の排泥パターンを設定し、これらパ
ターンを演算制御装置24に記憶させておく。
まず、運転指令が出されると、調整槽2におけ
る水位計1のレベル信号の入力により、演算制御
装置24から初期流量設定値が出され、流量調節
兼流量計3を介して送水ポンプ4の流量は前記流
量パターン通りにコントロールされる。また、薬
注量は流量調節兼流量計3に連動する流量調節器
6,9,13を介して薬注ポンプ7,10,14
により薬注率パターン通りにコントロールされ、
沈殿槽18の排泥ポンプ17も排泥パターンによ
りコントロールされる。
このようにして、設定パターン通りの初期運転
が行われるが、原水19の流量、水質が大幅に変
動した場合には、次のようにコントロールされ
る。
流量が変動すると調整槽2内の水量すなわち水
位が変動するから、この変動を水位計1によつて
検出し演算制御装置24に入力する。演算制御装
置24においては、入力された水位計1の検出値
に基づいて記憶されている流量パターンを修正
し、流量調節兼流量計3を介し送水ポンプ4の流
量をコントロールする。この場合の流量のコント
ロールはその都度調整してもよいが、一定時間毎
に階段的に調節することが望ましい。この送水ポ
ンプ4の流量をコントロールする流量調節兼流量
計3は、同時に流量調節器6,9,13に連動
し、薬注ポンプ7,10,14の流量をコントロ
ールする。
また、流量調節兼流量計3の測定値および凝集
槽15、混和槽11への薬注量を演算制御装置2
4に入力し、排泥パターンを修正し、排泥ポンプ
17の流量をコントロールするが、沈殿槽18内
に汚泥界面計25を設けてその検出値により、前
記修正された排泥パターンをさらに補正するよう
にすることが好ましい。
次に、原水19の水質が変動するときは、沈殿
槽18の処理水(上澄水)の水質が悪化すること
があり、例えば処理水濁度計16によつてこれを
検出し、演算制御装置24の薬注率パターンを修
正し、流量調節器6,9,13を介して薬注ポン
プ7,10,14の流量をコントロールして薬注
率を変える。
このようにして水質の変動に際しては、薬品注
入率をコントロールして処理の適正化をはかる
が、一定時間経過しても回復しない場合には、演
算制御装置24により処理水流出管26中の流出
弁27を閉とし、返送管28中の返送弁29を開
とし、処理水を調整槽2へ返送し、処理水の水質
回復後、これら流出弁27と返送弁29の開閉を
逆にするとよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、あらかじめ
設定された工場の操業条件による廃水の流入水
量、薬注率、排泥量をパターン化して凝集沈殿装
置の正規の運転を自動化し、流入水量、水質の大
幅な変動に即応して各パターンを修正して適正な
処理条件に自動的に制御し、処理を安定化し、装
置の信頼性を向上させるとともに管理の省力化を
実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す系統説明図であ
る。 1……水位計、2……調整槽、3……流量調節
兼流量計、4……送水ポンプ、5……凝集剤タン
ク、6,9,13……流量調節器、7,10,1
4,22……薬注ポンプ、8……アルカリタン
ク、11……混和槽、12……凝集助剤タンク、
15……凝集槽、16……処理水濁度計、17…
…排泥ポンプ、18……沈殿槽、19……原水、
20……中和槽、21……薬注ポンプ、22……
硫酸タンク、23……PHコントロール、24……
演算制御装置、25……汚泥界面計、26……処
理水流出管、27……流出弁、28……返送管、
29……返送弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも流入水量検出機構を備えた調整
    槽、流量調節兼流量測定機構を備えた送水ポン
    プ、流入量調節薬注機構を備えた凝集混和槽、処
    理水水質検出機構を備えた沈殿槽を直列に配設し
    た凝集沈殿装置において、前記流量調節兼流量測
    定機構と前記注入量調節薬注機構とを連動せし
    め、あらかじめ知得された流入原水の経時変化に
    よる流量パターン、流入原水の経時変化による水
    質パターン、水質毎の薬注率パターン及び前記流
    量パターン、水質パターン、水質毎の薬注率パタ
    ーンからの前記沈殿槽の排泥パターンを記憶し流
    入水量、薬注量、排泥量を指令する機能と、前記
    水質パターンを除く前記各パターンの少なくとも
    一つを修正する機能を有する演算制御装置を配備
    したことを特徴とする凝集沈殿装置。 2 前記流量パターンを修正する機能が、前記流
    入水量検出機構の検出値により修正するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の凝集沈殿装置。 3 前記薬注率パターンを修正する機能が、前記
    処理水水質検出機構の検出値により修正するもの
    である特許請求の範囲第1項記載の凝集沈殿装
    置。 4 前記排泥パターンを修正する機能が、前記流
    量調節兼流量測定機構の測定値および前記凝集混
    和槽への薬注量により修正するものである特許請
    求の範囲第1項記載の凝集沈殿装置。 5 前記排泥パターンの修正が、前記沈殿槽内の
    汚泥量により補正されるものである特許請求の範
    囲第4項記載の凝集沈殿装置。
JP24436284A 1984-11-21 1984-11-21 凝集沈殿装置 Granted JPS61125415A (ja)

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JPS61125415A JPS61125415A (ja) 1986-06-13
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JPH03174204A (ja) * 1989-12-04 1991-07-29 Ebara Infilco Co Ltd スラリブランケット型凝集沈殿装置
JP4505772B2 (ja) * 2000-11-24 2010-07-21 横河電機株式会社 浄水場の凝集剤注入制御方法
JP2013081895A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Ulvac Japan Ltd 回収装置及び回収方法
JP7314571B2 (ja) * 2019-03-29 2023-07-26 栗田工業株式会社 水処理装置の管理システム

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