JPS6356412B2 - - Google Patents
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- JPS6356412B2 JPS6356412B2 JP16808286A JP16808286A JPS6356412B2 JP S6356412 B2 JPS6356412 B2 JP S6356412B2 JP 16808286 A JP16808286 A JP 16808286A JP 16808286 A JP16808286 A JP 16808286A JP S6356412 B2 JPS6356412 B2 JP S6356412B2
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用内燃機関の燃料制御装置に関
し、特に燃料遮断後の燃料再供給機能に関するも
のである。
し、特に燃料遮断後の燃料再供給機能に関するも
のである。
自動車用内燃機関の燃料制御装置(燃料噴射装
置、気化器等)においては、減速時の排気浄化性
能及び燃費性能の向上や排気浄化用の触媒装置の
焼損防止等を目的として減速時に燃料遮断を行な
う機能及び燃料遮断後の燃料再供給機能を備えた
ものがある。
置、気化器等)においては、減速時の排気浄化性
能及び燃費性能の向上や排気浄化用の触媒装置の
焼損防止等を目的として減速時に燃料遮断を行な
う機能及び燃料遮断後の燃料再供給機能を備えた
ものがある。
燃料遮断は、減速状態(スロツトル弁全閉時)、
機関回転数、機関冷却水温等の機関運転状態に応
じた条件判定を行ない、所定の条件(例えばスロ
ツトル弁が全閉であり、機関回転数が所定値以上
であり、かつ冷却水温が所定値以上の場合)を満
足する減速状態の場合に燃料遮断を行なうように
構成されている。
機関回転数、機関冷却水温等の機関運転状態に応
じた条件判定を行ない、所定の条件(例えばスロ
ツトル弁が全閉であり、機関回転数が所定値以上
であり、かつ冷却水温が所定値以上の場合)を満
足する減速状態の場合に燃料遮断を行なうように
構成されている。
したがつて上記のごとき装置においては、運転
状態に応じて燃料遮断が行なわれたり、解除(す
なわち燃料再供給)されたりするが、燃料遮断及
びその解除は車両に対する駆動トルクの変動を生
ずるので、乗員に不快なシヨツクを与える場合が
ある。特に変速機の変速位置が低速位置(変速比
の大きな状態)の場合には、駆動トルクが大きい
ので、燃料遮断及びその解除の際のトルク変動が
大きく、乗員に与えるシヨツクも大きくなるとい
う問題があつた。
状態に応じて燃料遮断が行なわれたり、解除(す
なわち燃料再供給)されたりするが、燃料遮断及
びその解除は車両に対する駆動トルクの変動を生
ずるので、乗員に不快なシヨツクを与える場合が
ある。特に変速機の変速位置が低速位置(変速比
の大きな状態)の場合には、駆動トルクが大きい
ので、燃料遮断及びその解除の際のトルク変動が
大きく、乗員に与えるシヨツクも大きくなるとい
う問題があつた。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであ
り、変速機の変速位置に応じて燃料遮断後の燃料
再供給の判定条件を切り換えることによつて乗員
に与える不快感を減少させた燃料制御装置を提供
することを目的とする。
り、変速機の変速位置に応じて燃料遮断後の燃料
再供給の判定条件を切り換えることによつて乗員
に与える不快感を減少させた燃料制御装置を提供
することを目的とする。
以下図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の全体の構成を示す一実施例の
ブロツク図である。第1図において、1はエンジ
ン本体であり、この運転状態を検知するため次の
センサ類がついている。すなわち、2はクランク
軸の回転数Nを検知するためのクランク回転セン
サ、3はエンジン1の暖機状態を検知する冷却水
温センサである。また4はエアフローメータであ
り、吸気管5を流れる吸入空気量に応じて吸気管
5の内部に設けたフラツプ開度が変わり、このフ
ラツプに連動する吸入空気量センサ6が吸入空気
量に応じた電気信号を作り出す。7はスロツトル
バルブであり、これに応動するスロツトル全閉検
出器(以下アイドルSW)8によりスロツトル全
閉信号を作り出す。9はスピードメータで、これ
に付随する車速センサ10が車速に比例した周波
数のパルス信号を作り出す。
ブロツク図である。第1図において、1はエンジ
ン本体であり、この運転状態を検知するため次の
センサ類がついている。すなわち、2はクランク
軸の回転数Nを検知するためのクランク回転セン
サ、3はエンジン1の暖機状態を検知する冷却水
温センサである。また4はエアフローメータであ
り、吸気管5を流れる吸入空気量に応じて吸気管
5の内部に設けたフラツプ開度が変わり、このフ
ラツプに連動する吸入空気量センサ6が吸入空気
量に応じた電気信号を作り出す。7はスロツトル
バルブであり、これに応動するスロツトル全閉検
出器(以下アイドルSW)8によりスロツトル全
閉信号を作り出す。9はスピードメータで、これ
に付随する車速センサ10が車速に比例した周波
数のパルス信号を作り出す。
11は排気管12に取りつけた触媒コンバータ
13の温度を検出する触媒温度センサである。1
4は変速機15のニユートラル位置を検出するニ
ユートラルスイツチである。
13の温度を検出する触媒温度センサである。1
4は変速機15のニユートラル位置を検出するニ
ユートラルスイツチである。
これらのセンサ信号はコントロールユニツト1
6の入出力制御装置17に取り入れられる。それ
らの信号のうち、それぞれ吸入空気量センサ6、
冷却水温センサ3、触媒温度センサ11によつて
検出された吸入空気量信号Q、冷却水温信号Tw、
触媒温度信号Tcはアナログ信号であり、A/D
変換器18によつてデイジタル信号に変換されて
からCPU(中央演算装置)19に取り入れられ、
またアイドルSW8、車速センサ10、クランク
回転センサ2、ニユートラルスイツチ14によつ
てそれぞれ検出されたスロツトル全閉信号Iα、車
速信号VSP、回転数信号N、ニユートラル信号TN
はデイジタル信号であり、そのままCPU19に
取り入れられて演算に用いられる。また、コント
ロールユニツト16には読み出しのみ可能な
Read Only Memory(以下ROM)20及び読み
出し書きこみ自在のRandom Access Memory
(以下RAM)21の2種類のメモリがある。
6の入出力制御装置17に取り入れられる。それ
らの信号のうち、それぞれ吸入空気量センサ6、
冷却水温センサ3、触媒温度センサ11によつて
検出された吸入空気量信号Q、冷却水温信号Tw、
触媒温度信号Tcはアナログ信号であり、A/D
変換器18によつてデイジタル信号に変換されて
からCPU(中央演算装置)19に取り入れられ、
またアイドルSW8、車速センサ10、クランク
回転センサ2、ニユートラルスイツチ14によつ
てそれぞれ検出されたスロツトル全閉信号Iα、車
速信号VSP、回転数信号N、ニユートラル信号TN
はデイジタル信号であり、そのままCPU19に
取り入れられて演算に用いられる。また、コント
ロールユニツト16には読み出しのみ可能な
Read Only Memory(以下ROM)20及び読み
出し書きこみ自在のRandom Access Memory
(以下RAM)21の2種類のメモリがある。
ROM20には制御プログラム及び制御用のデ
ータが記憶されており、入出力制御装置17及び
A/D変換器18からの入力信号とROM20の
制御データとによつてCPU19がROM20の制
御プログラムに従つてエンジン1を制御するため
の出力信号を作り出す。RAM21は、この演算
の際に各入力信号や演算結果を記憶しておくのに
用いられる。
ータが記憶されており、入出力制御装置17及び
A/D変換器18からの入力信号とROM20の
制御データとによつてCPU19がROM20の制
御プログラムに従つてエンジン1を制御するため
の出力信号を作り出す。RAM21は、この演算
の際に各入力信号や演算結果を記憶しておくのに
用いられる。
またコントロールユニツト16には、クロツク
発生器22及び変速機の種類(自動と手動)によ
る切換えを行なう切換端子23が設けられてい
る。
発生器22及び変速機の種類(自動と手動)によ
る切換えを行なう切換端子23が設けられてい
る。
エンジン1の制御はスロツトルバルブ7をバイ
パスする空気量及び吸気管5に取りつけた燃料噴
射を行なうインジエクタ24の噴射量を制御する
ことにより行なう。バイパス空気量はコントロー
ルユニツト16から出力されるパルス信号IOUTに
より、負圧制御弁25の電磁弁をデユーテイ制御
(該弁をONとOFFにする比率を変える)して所
望の負圧を作り、これを吸入空気量制御弁26に
導いてスロツトルバルブ7をバイパスする側路2
7を通る空気量を変化させることによつて制御す
る。
パスする空気量及び吸気管5に取りつけた燃料噴
射を行なうインジエクタ24の噴射量を制御する
ことにより行なう。バイパス空気量はコントロー
ルユニツト16から出力されるパルス信号IOUTに
より、負圧制御弁25の電磁弁をデユーテイ制御
(該弁をONとOFFにする比率を変える)して所
望の負圧を作り、これを吸入空気量制御弁26に
導いてスロツトルバルブ7をバイパスする側路2
7を通る空気量を変化させることによつて制御す
る。
またインジエクタ24は、コントロールユニツ
ト16から出力されるパルス信号Tiのパルス巾に
応じた燃料を噴射する。
ト16から出力されるパルス信号Tiのパルス巾に
応じた燃料を噴射する。
次にコントロールユニツト16による制御内容
について説明する。
について説明する。
燃料噴射量を制御するパルス信号Tiの計算は一
定時間(例えば10ms)毎に行なわれる。まず吸
入空気量Qと回転数N及びROM20に記憶され
ている定数Kとから基本パルス巾Tp=K×Q/Nを 算出する。次に冷却水温に応じてあらかじめ
ROM20に記憶している補正値のテーブルテー
タから冷却水温信号Twに相当する補正値KTWを
算出し、基本パルス巾Tpから下記(1)式に基づい
てTiを演算する。
定時間(例えば10ms)毎に行なわれる。まず吸
入空気量Qと回転数N及びROM20に記憶され
ている定数Kとから基本パルス巾Tp=K×Q/Nを 算出する。次に冷却水温に応じてあらかじめ
ROM20に記憶している補正値のテーブルテー
タから冷却水温信号Twに相当する補正値KTWを
算出し、基本パルス巾Tpから下記(1)式に基づい
てTiを演算する。
Ti=Tp(1+KTW ……(1)
なお第2図に冷却水温とKTWとの特性を示す。
一方、スロツトル全閉状態を検出するアイドル
SW8は、減速時及びアイドリング時のようにア
クセルを戻した状態でONとなり、アクセルを踏
み込んだ状態でOFFとなるスイツチであり、
CPU19は常にこれの状態を読み込んでいる。
一方、スロツトル全閉状態を検出するアイドル
SW8は、減速時及びアイドリング時のようにア
クセルを戻した状態でONとなり、アクセルを踏
み込んだ状態でOFFとなるスイツチであり、
CPU19は常にこれの状態を読み込んでいる。
またCPU19は回転数信号Nと車速信号VSPと
から両者の比を算出し、手動変速機の変速位置を
常に判断している。
から両者の比を算出し、手動変速機の変速位置を
常に判断している。
またCPU19では常に触媒温度信号Tcを読み
込んでおり、Tcが第1設定レベル(例えば870℃
相当)を越えた時触媒温度警報用信号SAを出力
し、第1設定レベルより低い第2設定レベル(例
えば850℃相当)より下がつた時触媒温度警報用
信号SAを解除している。
込んでおり、Tcが第1設定レベル(例えば870℃
相当)を越えた時触媒温度警報用信号SAを出力
し、第1設定レベルより低い第2設定レベル(例
えば850℃相当)より下がつた時触媒温度警報用
信号SAを解除している。
コントロールユニツト16のROM20には、
手動変速機仕様車(M/T)用の制御プログラム
とデータ及び自動変速機仕様車(A/T)用の制
御プログラムとデータが共にはいつており、コン
トロールユニツト16内のA/T・M/Tの切換
端子23の電圧レベルをあらかじめ切換えること
により、プログラムとデータを切り換えている。
手動変速機仕様車(M/T)用の制御プログラム
とデータ及び自動変速機仕様車(A/T)用の制
御プログラムとデータが共にはいつており、コン
トロールユニツト16内のA/T・M/Tの切換
端子23の電圧レベルをあらかじめ切換えること
により、プログラムとデータを切り換えている。
またROM20には、減速時に燃料遮断を行な
うための回転数の判定レベルのデータとして設定
回転数NC1、NC2(共に燃料遮断を行なわせる回
転数であり、条件に応じていずれかを選択する)
及びNR(燃料遮断を停止し、燃料を再供給する
回転数)が第3図に示すごとく、冷却水温に対応
したテーブルデータとして記憶されている。テー
ブルデータは冷却水温のいくつかの点(例えば16
点)に対して設定しており、その点間は補間計算
により算出する。なおNC1、NC2、NR等はA/
T、M/Tについてそれぞれ別のテーブルデータ
としてもよい。
うための回転数の判定レベルのデータとして設定
回転数NC1、NC2(共に燃料遮断を行なわせる回
転数であり、条件に応じていずれかを選択する)
及びNR(燃料遮断を停止し、燃料を再供給する
回転数)が第3図に示すごとく、冷却水温に対応
したテーブルデータとして記憶されている。テー
ブルデータは冷却水温のいくつかの点(例えば16
点)に対して設定しており、その点間は補間計算
により算出する。なおNC1、NC2、NR等はA/
T、M/Tについてそれぞれ別のテーブルデータ
としてもよい。
またコントロールユニツト16は、内部で
CPU19を作動させるためのクロツク信号(ク
ロツク発生器22の出力)を分周して一定周期の
パルスを発生させ、このパルスを燃料噴射量を計
算するプログラムを起動するために使う他に、
CPU19でこのパルスを計数し、RAM21の中
に記憶しておくことによつて時間の計測をも行な
つている。
CPU19を作動させるためのクロツク信号(ク
ロツク発生器22の出力)を分周して一定周期の
パルスを発生させ、このパルスを燃料噴射量を計
算するプログラムを起動するために使う他に、
CPU19でこのパルスを計数し、RAM21の中
に記憶しておくことによつて時間の計測をも行な
つている。
通常は、前記の演算によつて算出されたTiに応
じて燃料噴射が行なわれているが、第6図に示す
条件を満足するような減速時には燃料遮断を行な
う。
じて燃料噴射が行なわれているが、第6図に示す
条件を満足するような減速時には燃料遮断を行な
う。
なお第6図において、アイドルSWがOFFはス
ロツトル弁が開状態、ONは閉状態にあることを
示す。また触媒温度警報がOFFは触媒温度が正
常範囲にある場合、ONは異常に高温の場合を示
す。またNC1及びNC2は燃料遮断を行なわせる回
転数の設定値であり、NC1>NC2である。また通
常走行時(暖機完了後)においては、水温は70〜
80℃程度であり、第6図の水温65℃以上の範囲と
なる。すなわち、この場合には第6図の条件1、
2、5、6、9及び10のいずれかに入る。
ロツトル弁が開状態、ONは閉状態にあることを
示す。また触媒温度警報がOFFは触媒温度が正
常範囲にある場合、ONは異常に高温の場合を示
す。またNC1及びNC2は燃料遮断を行なわせる回
転数の設定値であり、NC1>NC2である。また通
常走行時(暖機完了後)においては、水温は70〜
80℃程度であり、第6図の水温65℃以上の範囲と
なる。すなわち、この場合には第6図の条件1、
2、5、6、9及び10のいずれかに入る。
次に、燃料遮断後の燃料再供給の動作について
説明する。すなわち、一旦、燃料遮断を行なつた
後は、次の三つの条件のうちの少なくとも一つが
満足された場合に燃料遮断を解除(燃料供給再
開)する。
説明する。すなわち、一旦、燃料遮断を行なつた
後は、次の三つの条件のうちの少なくとも一つが
満足された場合に燃料遮断を解除(燃料供給再
開)する。
1 アイドルSWがONからOFFになつた時。
2 車速が8Km/h以下になつた時。
3 エンジン回転数が所定値以下になつた時。
上記の3における所定値は、変速機の種類及び
変速位置に応じて異なつた値をとる。例えば、自
動変速機の場合は1200rpm(NR1)、手動変速機で
低速位置(1、2、3速)の場合は2000rpm
(NR2)、手動変速機で高速位置(4、5速)の
場合は1000rpm(NR3)とする。なお、低速回転
のときほど燃料供給再開時のシヨツクが大きいの
で、低速位置のときはなるべく高回転で燃料供給
を再開してシヨツクを小さくする必要があるた
め、NR2は高い値になつている。
変速位置に応じて異なつた値をとる。例えば、自
動変速機の場合は1200rpm(NR1)、手動変速機で
低速位置(1、2、3速)の場合は2000rpm
(NR2)、手動変速機で高速位置(4、5速)の
場合は1000rpm(NR3)とする。なお、低速回転
のときほど燃料供給再開時のシヨツクが大きいの
で、低速位置のときはなるべく高回転で燃料供給
を再開してシヨツクを小さくする必要があるた
め、NR2は高い値になつている。
また、上記のごとく変速位置に応じて条件3の
所定値を異なつた値に設定するように構成したこ
とにより、変速機の高速位置の燃料再供給回転数
(NR3)を低速位置のそれより低く設定すること
が出来るので、減速時の燃料遮断回転領域を拡大
して有害排気の放出防止及び燃費の改善をはかる
ことが出来る。
所定値を異なつた値に設定するように構成したこ
とにより、変速機の高速位置の燃料再供給回転数
(NR3)を低速位置のそれより低く設定すること
が出来るので、減速時の燃料遮断回転領域を拡大
して有害排気の放出防止及び燃費の改善をはかる
ことが出来る。
また燃料供給再開時には、再開時のシヨツクを
減少させるため、計算されたパルス巾Tiに対応し
た燃料を直ちに噴射するのではなく、少ない量か
ら徐々に増加させてやる。例えば第4図に示すご
とく、燃料供給再開時点からのエンジンの延べ回
転数(積算値)に応じて予め設定されている補正
値KFCをTiに乗算し、所定回転後にKFC=1.0(100
%)にしてやるように構成している。
減少させるため、計算されたパルス巾Tiに対応し
た燃料を直ちに噴射するのではなく、少ない量か
ら徐々に増加させてやる。例えば第4図に示すご
とく、燃料供給再開時点からのエンジンの延べ回
転数(積算値)に応じて予め設定されている補正
値KFCをTiに乗算し、所定回転後にKFC=1.0(100
%)にしてやるように構成している。
一方、側路27を通る空気すなわちスロツトル
をバイパスする空気の制御は、エンジン毎回転に
つき、1回ずつの演算が行なわれる。制御内容は
アイドリング時と加速・定常走行時と減速時とで
それぞれ異なり、これらの判別はアイドルSW、
ニユートラルSW、車速センサの信号によつて行
なう。
をバイパスする空気の制御は、エンジン毎回転に
つき、1回ずつの演算が行なわれる。制御内容は
アイドリング時と加速・定常走行時と減速時とで
それぞれ異なり、これらの判別はアイドルSW、
ニユートラルSW、車速センサの信号によつて行
なう。
すなちアイドルSWがONであり、且つ車速が
一定値以下(実施例では8Km/h以下)、又はア
イドルSWがONであり、且つニユートラル時に
はアイドリングとして判定し、冷却水温に対応し
てあらかじめROM20に記憶されている目標回
転数に一致させるようにフイードバツク制御を行
なう。
一定値以下(実施例では8Km/h以下)、又はア
イドルSWがONであり、且つニユートラル時に
はアイドリングとして判定し、冷却水温に対応し
てあらかじめROM20に記憶されている目標回
転数に一致させるようにフイードバツク制御を行
なう。
アイドルSWがOFFの時は加速・定常走行とし
て判定し、固定値又はそれ以前のフイードバツク
制御により定まつていた値に現エンジン回転に対
応してあらかじめ第5図に示すようにROM20
に記憶している補正分ITRを加算して出力する。
なおITRは車速に対応して設定しておいてもよい。
て判定し、固定値又はそれ以前のフイードバツク
制御により定まつていた値に現エンジン回転に対
応してあらかじめ第5図に示すようにROM20
に記憶している補正分ITRを加算して出力する。
なおITRは車速に対応して設定しておいてもよい。
アイドルSWがONであつてアイドリングでな
い場合(前記のアイドリングの条件を満足してい
ない場合)は、減速時と判定し、減速にはいる前
の加速・定常走行時の出力に対し、補正分ITRを
例えばエンジン一定回転につき一定値ずつ0にな
るまで減少させた値を出力する。この値一定時間
につき一定値ずつ減少させてもよい。このように
減速時にバイパス空気を流すことにより、吸気管
負圧が高くなつて未燃ガスが多量に発生すること
がないようにしている。
い場合(前記のアイドリングの条件を満足してい
ない場合)は、減速時と判定し、減速にはいる前
の加速・定常走行時の出力に対し、補正分ITRを
例えばエンジン一定回転につき一定値ずつ0にな
るまで減少させた値を出力する。この値一定時間
につき一定値ずつ減少させてもよい。このように
減速時にバイパス空気を流すことにより、吸気管
負圧が高くなつて未燃ガスが多量に発生すること
がないようにしている。
すなわち、減速時には、バイパス空気を流して
やることにより吸気管負圧が一定レベルより大き
くならないようにしてやることで、吸気管負圧が
異常に大きくなることによる排気ガス中のHC、
COの多量発生を回避することができるので、排
気浄化性能が低下することもなく、且つ適当な傾
斜でバイパス空気を少なくしてゆくことにより、
エンジンブレーキの効果をそこなうことがないよ
うにしている。また、バイパス空気量を減速には
いる前から流しておくことにより、従来の減速時
排気減少デバイス(BCDD、ABバルブ等)のよ
うに減速にはいつた瞬間の応答遅れがない。
やることにより吸気管負圧が一定レベルより大き
くならないようにしてやることで、吸気管負圧が
異常に大きくなることによる排気ガス中のHC、
COの多量発生を回避することができるので、排
気浄化性能が低下することもなく、且つ適当な傾
斜でバイパス空気を少なくしてゆくことにより、
エンジンブレーキの効果をそこなうことがないよ
うにしている。また、バイパス空気量を減速には
いる前から流しておくことにより、従来の減速時
排気減少デバイス(BCDD、ABバルブ等)のよ
うに減速にはいつた瞬間の応答遅れがない。
次に、燃料遮断の動作について説明する。
まず手動変速機仕様の場合について説明する。
例えば暖機終了後(冷却水温70〜80℃)で走行中
アクセルを戻して減速にはいつた場合を考える。
この時車速が30〜70Km/hで変速位置は4速(高
速位置)にあつたとすると、第6図の条件5に該
当し、エンジン回転数がNC2以上であれば燃料遮
断を行なう。ところが同じ条件でも、1速、2
速、3速(低速位置)であつたときは燃料遮断を
行なわない。この場合にはエンジン負荷は大きく
なく燃料噴射量も比較的少なく触媒温度も高くは
ないので燃料遮断を行なわなくても済む。この時
は条件10に相当するので条件5の場合より高い設
定回転数NC1を越えていなければ燃料遮断を行な
わない。エンジンが車両に与えるトルクは変速位
置が低速位置である程大きく、従つて燃料遮断・
復帰のシヨツクの小さい高速位置(4、5速)の
場合は燃料遮断を行ない、シヨツクの大きい低速
位置(1、2、3速)では燃料遮断を行なわない
ことにより、運転性を大きく改善することが出来
る。燃料遮断を行なわない場合でも吸入空気量制
御弁26が作動しており、減速直後にもある一定
レベルの空気量が確保されているので、吸気管負
圧が非常に高くなつて未燃のHCやCOのガスが多
量に生じるということはない。しかもこのバイパ
ス空気量は、減速時にエンジン一定回転毎に所定
の比率で低下させる(一定時間毎に所定の比率で
低下させてもよい)ので、エンジンブレーキが効
かないということも起こらない。なお加速・定常
走行時にもバイパス空気は流れているので減速に
はいつた瞬間にも応答遅れはない。
例えば暖機終了後(冷却水温70〜80℃)で走行中
アクセルを戻して減速にはいつた場合を考える。
この時車速が30〜70Km/hで変速位置は4速(高
速位置)にあつたとすると、第6図の条件5に該
当し、エンジン回転数がNC2以上であれば燃料遮
断を行なう。ところが同じ条件でも、1速、2
速、3速(低速位置)であつたときは燃料遮断を
行なわない。この場合にはエンジン負荷は大きく
なく燃料噴射量も比較的少なく触媒温度も高くは
ないので燃料遮断を行なわなくても済む。この時
は条件10に相当するので条件5の場合より高い設
定回転数NC1を越えていなければ燃料遮断を行な
わない。エンジンが車両に与えるトルクは変速位
置が低速位置である程大きく、従つて燃料遮断・
復帰のシヨツクの小さい高速位置(4、5速)の
場合は燃料遮断を行ない、シヨツクの大きい低速
位置(1、2、3速)では燃料遮断を行なわない
ことにより、運転性を大きく改善することが出来
る。燃料遮断を行なわない場合でも吸入空気量制
御弁26が作動しており、減速直後にもある一定
レベルの空気量が確保されているので、吸気管負
圧が非常に高くなつて未燃のHCやCOのガスが多
量に生じるということはない。しかもこのバイパ
ス空気量は、減速時にエンジン一定回転毎に所定
の比率で低下させる(一定時間毎に所定の比率で
低下させてもよい)ので、エンジンブレーキが効
かないということも起こらない。なお加速・定常
走行時にもバイパス空気は流れているので減速に
はいつた瞬間にも応答遅れはない。
次に冷却水温が低い場合(65℃未満)に同じ減
速をした時には、1、2、3速の場合でも条件3
にあてはまるため低い判定回転数NC2以上の回転
数で燃料遮断を行なう。これは低温時にはTiのパ
ルスに水温による増量補正がかかつているため
で、燃料遮断を行なわないと濃い混合気が減速時
に排気管を流れ排気ガス中の未燃HC、COガスが
増加するのでこれを防ぐためである。
速をした時には、1、2、3速の場合でも条件3
にあてはまるため低い判定回転数NC2以上の回転
数で燃料遮断を行なう。これは低温時にはTiのパ
ルスに水温による増量補正がかかつているため
で、燃料遮断を行なわないと濃い混合気が減速時
に排気管を流れ排気ガス中の未燃HC、COガスが
増加するのでこれを防ぐためである。
次に、車速70Km/h以上の高車速からの減速で
は、触媒がかなり熱くなつており、大量の酸素が
触媒を流れると触媒劣化を早めるので、燃料遮断
に入るまでの時間を遅らせている。すなわち条件
9に示すごとく、車速70Km/h以上でアイドル
SWがOFFからONになつた場合は、ONの状態
が30秒経過した時点で車速が30Km/h以上であ
り、かつN>NC2の場合にのみ燃料遮断を行な
う。ただし、触媒温度情報をONにしなければな
らない程触媒温度が高い場合には、触媒を焼損す
るおそれがあるのですぐに燃料遮断を行なう(条
件2、4、6、8)。
は、触媒がかなり熱くなつており、大量の酸素が
触媒を流れると触媒劣化を早めるので、燃料遮断
に入るまでの時間を遅らせている。すなわち条件
9に示すごとく、車速70Km/h以上でアイドル
SWがOFFからONになつた場合は、ONの状態
が30秒経過した時点で車速が30Km/h以上であ
り、かつN>NC2の場合にのみ燃料遮断を行な
う。ただし、触媒温度情報をONにしなければな
らない程触媒温度が高い場合には、触媒を焼損す
るおそれがあるのですぐに燃料遮断を行なう(条
件2、4、6、8)。
以上説明したごとく本発明によれば、変速機の
変速位置に応じて燃料遮断後の燃料再供給を行な
う判定条件(特に回転数)を変化させることによ
り、乗員に対する不快なシヨツクを減少させるこ
とが出来る。
変速位置に応じて燃料遮断後の燃料再供給を行な
う判定条件(特に回転数)を変化させることによ
り、乗員に対する不快なシヨツクを減少させるこ
とが出来る。
また、減速時には、変速機の高速位置の燃料再
供給回転数(NR3)を低速位置のそれより低く
設定することが出来るので、減速時の燃料遮断回
転領域を拡大して有害排気の放出防止及び燃費の
改善をはかることが出来る。
供給回転数(NR3)を低速位置のそれより低く
設定することが出来るので、減速時の燃料遮断回
転領域を拡大して有害排気の放出防止及び燃費の
改善をはかることが出来る。
第1図は本発明の全体の構成を示す一実施例の
ブロツク図、第2図は冷却水温と補正値KTWとの
特性図、第3図は設定回転数と冷却水温との特性
図、第4図は補正値KFCと延べ回転数との特性
図、第5図は補正分ITRと回転数との特性図、第
6図は燃料遮断条件の一実施例を示す図である。 <符号の説明> 1……エンジン本体、2……
クランク回転センサ、3……冷却水温センサ、4
……エアフローメータ、5……吸気管、6……吸
入空気量センサ、7……スロツトルバルブ、8…
…アイドルSW、9……スピードメータ、10…
…車速センサ、11……触媒温度センサ、12…
…排気管、13……触媒コンバータ、14……ニ
ユートラルスイツチ、15……変速機、16……
コントロールユニツト、17……入出力制御装
置、18……A/D変換器、19……CPU、2
0……ROM、21……RAM、22……クロツ
ク発生器、23……切換端子、24……インジエ
クタ、25……負圧制御弁、26……吸入空気量
制御弁、27……側路。
ブロツク図、第2図は冷却水温と補正値KTWとの
特性図、第3図は設定回転数と冷却水温との特性
図、第4図は補正値KFCと延べ回転数との特性
図、第5図は補正分ITRと回転数との特性図、第
6図は燃料遮断条件の一実施例を示す図である。 <符号の説明> 1……エンジン本体、2……
クランク回転センサ、3……冷却水温センサ、4
……エアフローメータ、5……吸気管、6……吸
入空気量センサ、7……スロツトルバルブ、8…
…アイドルSW、9……スピードメータ、10…
…車速センサ、11……触媒温度センサ、12…
…排気管、13……触媒コンバータ、14……ニ
ユートラルスイツチ、15……変速機、16……
コントロールユニツト、17……入出力制御装
置、18……A/D変換器、19……CPU、2
0……ROM、21……RAM、22……クロツ
ク発生器、23……切換端子、24……インジエ
クタ、25……負圧制御弁、26……吸入空気量
制御弁、27……側路。
Claims (1)
- 1 燃料遮断機能を備え、かつ、内燃機関の各種
運転状態に応じた条件判定を行ない、所定の条件
を満足したときに燃料遮断後の燃料再供給を行な
う機能を備えた燃料制御装置において、変速機の
変速位置を検出する第1の手段と、変速位置に応
じて燃料再供給の判定条件を変化させる第2の手
段とを備え、変速位置に応じて異なつた条件で燃
料遮断後の燃料再供給を行なうことを特徴とする
内燃機関の燃料制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16808286A JPS6270637A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 内燃機関の燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16808286A JPS6270637A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 内燃機関の燃料制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54067712A Division JPS6038542B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 内燃機関の燃料制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270637A JPS6270637A (ja) | 1987-04-01 |
JPS6356412B2 true JPS6356412B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=15861510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16808286A Granted JPS6270637A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 内燃機関の燃料制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6270637A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2863845B2 (ja) * | 1988-07-12 | 1999-03-03 | トーソク株式会社 | 自動変速機付車両の速度制御装置 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP16808286A patent/JPS6270637A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6270637A (ja) | 1987-04-01 |
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