JP3089907B2 - 内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転数制御装置

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JP3089907B2
JP3089907B2 JP05216401A JP21640193A JP3089907B2 JP 3089907 B2 JP3089907 B2 JP 3089907B2 JP 05216401 A JP05216401 A JP 05216401A JP 21640193 A JP21640193 A JP 21640193A JP 3089907 B2 JP3089907 B2 JP 3089907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のアイドル回転
数制御装置に係り、特に内燃機関の運転状態に応じて適
切な運転特性を確保するために点火時期制御が実行され
る内燃機関のアイドル回転数制御に適した内燃機関のア
イドル回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用内燃機関には、アイドリング時の
快適な乗り心地と低燃費とを両立させるため安定したア
イドル回転数を維持できることが要求される。このため
従来より、内燃機関のアイドル回転数を制御する装置が
普及している。このような装置としては、吸気管内に設
けたスロットルバルブをバイパスする通路を設け、この
通路の導通を制御することでアイドリング時においてス
ロットルバルブが全閉となった際に流通する空気量を制
御するものが広く知られている。
【0003】ここで、上記したバイパス通路の導通制御
は、ISCV(Idle Speed ControlValve)と呼ばれる
バルブの開度を制御することで行うのが一般的である。
この場合、ISCVを内燃機関の冷却水温度(THW)
等に基づいて設定した基準開度付近でフィードバック制
御することにより適正なアイドル回転数を維持すること
が可能である。
【0004】ところで、車載用内燃機関には、良好な排
気エミッションを確保し得ることが要求される。このた
め、従来より車載用内燃機関の排気通路に排気ガス中の
未燃成分等を浄化する触媒装置を配設し、これにより適
切な排気エミッションを確保する手法が採用されてい
る。
【0005】ここで、上記した触媒装置は、所定の活性
化温度領域に達するまでは浄化機能を発揮することがで
きず、内燃機関の始動直後等においては十分な浄化能力
を発揮することができないものである。言い換えれば、
良好な排気エミッションを得るためには、内燃機関の始
動後できるだけ早期に触媒装置の暖機を完了させる必要
がある。
【0006】かかる要求を満たす手法としては、内燃機
関の始動直後における点火時期を遅角制御する手法が公
知である。点火時期を遅角させることにより混合気の燃
焼速度を遅らせ、燃焼中のガスを排気ガスとして排出す
ることにより排気温の高温化を図るものである。
【0007】ところが、このような点火時期遅角制御
は、意識的に燃焼効率を悪化させることにより排気温を
高めるものであり、内燃機関に対して高い出力が要求さ
れている場合には実行すべくではない。従って、近年で
は運転者によって加速操作が行われた際には点火時期遅
角制御を解除して、良好な加速性を得るため反対に進角
側に制御するのが主流となっている。
【0008】このように、近年では触媒装置の早期暖機
と内燃機関の良好な出力特性とを両立させるべく点火時
期の遅角、または進角制御が一般に行われている。そし
て、かかる機能を備える内燃機関においては、上記した
ISCVの開度制御を行うにあたって点火時期をも考慮
する必要がある。点火時期によって混合気の燃焼特性が
変化する以上、何らかの処置を講じないとその燃焼特性
の変化に伴ってアイドル回転数が変動することになるか
らである。
【0009】特開平1−253547号公報は、上記の
点に着目し、設定された点火時期に応じてISCVの開
度を演算する装置を開示している。つまり、点火時期が
進角された場合は混合気の燃焼性が向上することに鑑み
てバルブ開度の基準値を小さく補正し、点火時期が遅角
された場合は、燃焼性が悪化することに鑑みてバルブ開
度の基準値を大きく補正して、アイドル回転数の安定化
を図ったものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置は、内燃機関がアイドリング状態であるか否かにか
かわらず点火時期の変動をISCVの基準開度に反映さ
せる構成である。つまり、アイドリング状態中に徐々に
点火時期が変動する場合にその変動を相殺してアイドリ
ング回転数の安定化を図る他、加速時等アイドリング状
態が解除された状況下においても、点火時期さえ変動す
ればそれに連れてISCVの基準開度が変更される構成
である。
【0011】従って、点火時期の遅角制御の下アイドリ
ング状態でISCV開度が大きく確保された状況から内
燃機関が加速状態に移行して点火時期が進角制御に逆転
されると、これに伴ってISCVの開度は小さく制御さ
れる。尚、この場合は、内燃機関の運転状況に影響する
のは吸気管とバイパス通路とを流通する空気量のトータ
ルであることから、ISCVの開度変化は何らの弊害を
伴うものではない。
【0012】ところが、かかる状況から再び内燃機関が
アイドリング状態となった場合、点火時期の遅角制御は
瞬時に復帰する一方、ISCVの開度や、その開度に応
じてバイパス通路を流通する空気量が遅角制御に対応し
た大きな値に復帰するには一定の時間を要するため問題
がある。
【0013】つまり、内燃機関の状態からアイドリング
状態の復帰が検出されてから、その状態変化に応じてI
SCVが大きく開弁するまでに要する時間、及び大きく
開弁されたISCVを通過した空気がバイパス通路等を
流通して実際に内燃機関に到達するまでに要する時間
は、加速時の進角制御時に小さく補正されたISCVに
応じた過少な空気量でアイドル回転数制御が実行される
こととなり、一時的な回転数の低下の原因となる。
【0014】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、内燃機関がアイドリング状態である場合は点火時
期に応じた基準開度でISCVを駆動する一方、アイド
リング状態を脱した場合には、アイドリング状態が解除
された際の基準開度を基にISCVを駆動することによ
り上記の課題を解決し得る内燃機関のアイドル回転数制
御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の目的を達
成する内燃機関のアイドル回転数制御装置の原理構成図
を示す。すなわち、上記の目的は図1に示すように、内
燃機関1の運転状態に応じて点火時期を制御すべく、運
転状態を検出する運転状態検出手段2と、該運転状態検
出手段2の検出結果に基づいて演算した所定の点火時期
に点火プラグ3へ点火信号を供給する点火時期制御手段
4とを設けた内燃機関のアイドル回転数を制御する装置
であって、該内燃機関1の吸気管5内に設けられたスロ
ットルバルブ6をバイパスする通路の導通を制御するバ
イパスバルブ7と、アイドリング状態またはアイドリン
グ状態が解除された状態に拘わらず前記点火時期制御手
段4により設定された点火時期の変動に応じ適性なアイ
ドル回転数を確保し得る前記バイパスバルブ7の開度を
演算するバルブ開度演算手段8とを備える内燃機関のア
イドル回転数制御装置において、前記運転状態検出手段
2により前記内燃機関1がアイドリング状態にあること
が検出されている場合は、前記バルブ開度演算手段8の
演算結果に従って前記バイパスバルブ7を駆動し、前記
運転状態検出手段2により前記内燃機関1がアイドリン
グ状態でないことが検出された場合は、アイドリング状
態が解除された時点における前記バルブ開度演算手段8
の演算結果を基に設定した開度に前記バイパスバルブ7
を駆動するバルブ駆動手段9を備えてなる内燃機関のア
イドル回転数制御装置により達成される。
【0016】
【作用】本発明に係る内燃機関のアイドル回転数制御装
置において、前記内燃機関1がアイドリング状態にある
場合は、前記スロットルバルブ6が全閉となるため前記
バイパスバルブ7を通過する空気の量によってアイドル
回転数が決定される。
【0017】一方、前記内燃機関1は、前記点火時期制
御手段4を備えており前記運転状態検出手段2の検出す
る状態に応じて点火時期を変動させる機能を有してい
る。この場合、点火時期の変動は混合気の燃焼性の変化
を伴うため、安定したアイドル回転数を維持するために
は点火時期の変動に応じて前記バイパスバルブ7の開度
を補正する必要がある。
【0018】前記バルブ開度演算手段8は、かかる特質
を考慮して前記点火時期制御手段4により設定された点
火時期に対して適正なアイドル回転数を確保し得る開度
を演算する。従って、前記内燃機関がアイドリング状態
にある場合は、前記バルブ開度演算手段8の演算結果に
従って前記バイパスバルブ7を駆動すれば、安定したア
イドル回転数が得られることになる。
【0019】ところが、前記バルブ開度演算手段8は、
前記点火時期制御手段4の設定する点火時期が変動する
と、その変動の原因に関わらずバルブ開度を新たな値に
更新するものである。そして、前記点火時期制御手段4
は、前記運転状態検出手段2が点火時期を変動させるべ
き状態を検出すると、その状態変化に対応すべく点火時
期を更新するものである。
【0020】このため、前記内燃機関1が点火時期の遅
角制御を伴うアイドリング状態から加速状態に移行した
場合にも、高出力を確保すべく点火時期が進角制御さ
れ、その結果前記バルブ開度演算手段8の演算結果が、
アイドリング時に比べて小さな開度に更新される。
【0021】この場合において、前記バイパスバルブ7
の開度がかかる演算結果の更新に伴って変更されるとす
れば、再びアイドリング状態が復帰した直後において前
記バイパスバルブ7の応答速度や空気の流通時間等に起
因してアイドリング回転数の不当な低下が生ずることに
なる。
【0022】これに対して本発明においては、前記バル
ブ駆動手段9が前記内燃機関1がアイドリング状態であ
る場合には前記バルブ開度演算手段8の演算結果に従っ
て前記バイパスバルブ7を駆動する一方、前記内燃機関
1がアイドリング状態でない場合にはアイドリング状態
が解除された時点における前記バルブ開度演算手段8の
演算結果を基に前記バイパスバルブ7を駆動する機能を
備えている。
【0023】従って、前記内燃機関1がアイドリング状
態を脱した際に前記バルブ開度演算手段8で実行される
演算値の更新が前記バイパスバルブ7の開度に反映され
ることがなく、アイドリング状態の復帰時において即座
に適切なアイドル回転数が確保されることになる。
【0024】
【実施例】図2は本発明の一実施例であるアイドル回転
数制御装置を備えた内燃機関のシステム構成図である。
本実施例は、多気筒4サイクル火花点火式内燃機関20
に本願発明を適用した例を示しており、同図は多気筒の
内任意の一気筒の構造断面図を示している。この内燃機
関20は、後述する電子制御装置(以下、ECUと称
す)21によってシステム各部が制御される。
【0025】同図において、内燃機関20のシリンダブ
ロック22内に図中、上下方向に往復運動するピストン
23が収納され、また燃焼室24が吸気弁26を介して
インテークマニホルド25に連通される一方、排気弁2
7を介してエキゾーストマニホルド28に連通されてい
る。また、燃焼室24にプラグギャップが突出するよう
に点火プラグ29が設けられている。
【0026】インテークマニホルド25の上流側はサー
ジタンク30を介して多気筒共通に吸気管31に連通さ
れている。この吸気管31には、流通する空気量に応じ
た電圧信号を発生する吸入空気量センサ32、及び吸気
管31内を流通する空気量を制御するスロットルバルブ
33が設けられている。
【0027】ここで、スロットルバルブ33はアクセル
ペダルに連動して開度が調整される構成とされており、
アクセルペダルが全閉の場合は、吸気管31の導通を遮
断すべく全閉状態となる。またその開度は、全閉状態を
検出するアイドルスイッチLLが組み込まれたスロット
ルポジションセンサ34によって検出される構成であ
る。
【0028】また、吸気管31には、スロットルバルブ
33をバイパスし、かつ、スロットルバルブ33の上流
側と下流側とを連通するバイパス通路36が設けられて
いる。そして、そのバイパス通路36の途中には、駆動
電流のデューティ比に応じた弁開度が得られるISCV
(Idle Speed Control Valve)37が取付けられてい
る。尚、このISCVは前記したバイパスバルブに相当
するバルブである。
【0029】従って、スロットルバルブ33が全閉状態
であっても、ISCV37が適当な弁開度で開弁してい
る場合、その弁開度に応じた空気がスロットルバルブ3
3をバイパスして流通することになる。本実施例のアイ
ドル回転数制御装置は、このISCV37の開度を適切
に制御することによりスロットルバルブ33の全閉時に
おけるアイドル回転数を制御するものである。
【0030】ここで、上記した吸入空気量センサ32
は、スロットルバルブ33の開度やISCV37の開度
に関わらず、常に吸気管31を流通する空気量とバイパ
ス通路36を流通する空気量とを合わせた流通量を検出
する構成である。従って、混合気を適切な空燃比とする
ためにインジェクタ38から噴射すべき燃料の量は、I
SCV37の開度等に関わらず吸入空気量センサ32の
検出結果に基づいて演算すれば足りる構成である。
【0031】また、酸素濃度検出センサ(O2 センサ)
39はエキゾーストマニホルド28を一部貫通突出する
ように設けられ、触媒装置40に入る前の排気ガス中の
酸素濃度を検出するセンサである。この触媒装置40
は、排気ガス中の未燃成分(CO,HC等)や酸化物
(NOx等)を浄化する部材であり、混合気の空燃比が
理論空燃比付近に維持されている場合に最も効率よく排
気ガスを浄化することができる。上記したO2 センサ3
9は、触媒装置40のかかる特質に鑑み、内燃機関20
に供給する混合気を精度良く理論空燃比付近に維持すべ
くフィードバック制御を実行するために設けたものであ
る。
【0032】内燃機関20のシリンダブロック22に
は、その一部を貫通してウォータジャケット内に先端が
突出するように水温センサ42が設けられている。この
水温センサ42は、内燃機関の冷却水温THWに応じた
電気信号を発するセンサであり、ECU21は供給され
た電気信号に基づいて内燃機関20の暖機状態を検出
し、その暖機状態に応じた種々の制御を実行する。
【0033】また、ECU21には、ECU21が所定
のタイミングで送信する点火時期信号に合わせて高圧の
点火信号を発生するイグナイタ43が接続されている。
そして、このイグナイタ43には、イグナイタ43の発
生した点火信号をクランクシャフトの回転角に応じて適
宜各気筒の点火プラグ29へ分配するディストリビュー
タ44が接続されている。
【0034】また、ディストリビュータ44は、クラン
クシャフトの基準位置検出信号を発生する気筒判別セン
サ45と、内燃機関の回転数信号を例えば30℃A毎に
発生する回転角センサ46とを内蔵しており、これら気
筒判別センサ45及び回転各センサ46の発するパルス
信号をECU21に供給している。そして、ECU21
は、これらのパルス信号を基準信号として上記した点火
時期信号の送信タイミングを決定する。
【0035】ところで、上記した触媒装置40は、所定
の活性化温度領域にまで昇温されて始めて排気ガス中の
未燃成分等を浄化する機能を発揮する特性を有してい
る。従って、内燃機関20の始動直後等においては排気
ガス上記機能が発揮されず、排気エミッションを向上さ
せるためにはできる限り早期に活性化温度領域まで暖機
する必要がある。
【0036】この場合、点火時期を遅角制御して排気温
を高温化するのが有効であることは上記した通りであ
る。このため、本実施例のECU21は、水温センサ4
2によって検出された冷却水温THWが十分に暖機され
ていない場合、一定の条件下で点火時期を遅角制御し、
以後THWの上昇と共に遅角量を小さくし、やがて遅角
制御を終了する処理を行うこととしている。
【0037】ところで、内燃機関20のアイドリング時
にこのような点火時期の変動が生ずると、吸入空気量が
同一であれば当然にアイドル回転数が変動することにな
る。従って、本実施例の如くISCV37の開度を調整
してアイドル回転数の安定化を図る装置にあっては、点
火時期の変動に応じてISCV37の開度を補正する必
要がある。このため、本実施例においては、ISCV3
7の弁開度を決める駆動電流のデューティ比Duty
を、図3に示す如き構成で設定している。
【0038】ここで、図3中DGは、基本となるデュー
ティ成分であり本実施例においては約7%に設定してい
る。また、DTHWは冷却水温THWに応じて設定され
るデューティ成分であり、以下の表1に示す如く35%
の範囲内で適当な値が設定されるものである。
【0039】
【表1】
【0040】そして、図3中にDACLDで示す成分が
上記した点火時期の変動に対応したデューティ成分であ
り、本実施例においては以下の表2に示す如く18%の
範囲で適当な値を設定することとしている。
【0041】
【表2】
【0042】ここで、上記表2中においてACLDは点
火時期の進角量を表しており、上死点前(BTDC)何
度の時点を点火時期として設定しているかを示す値であ
る。つまり、ACLDが0[°BTDC]の場合を基準
とし、これより遅角されている場合(ACLDが負の場
合)は混合気の燃焼性の悪化を補うべく、これより進角
されている場合(ACLDが正の場合)は燃焼性向上の
要求に応えるべく、それぞれDACLD成分により弁開
度を大きく補正しようとするものである。
【0043】ところで、点火時期の遅角制御により触媒
装置40の早期暖機を図る場合、暖機中に加速要求が生
じた際にも遅角制御が解除されないとすると、著しく運
転特性が悪化することになる。点火時期の遅角制御は、
意識的に混合気の燃焼性を悪化させることにより排気温
度を高めるものであり、出力特性の悪化を伴うものだか
らである。
【0044】このため、本実施例においては、以下の表
3に示す如く、アイドルスイッチLLがオンの場合、
内燃機関20の負荷状態を表す機関1回転あたりの吸入
空気量Q/Nが小さい場合、及び大きい場合の3つ
のケースに分けて点火時期の進角量を設定することとし
ている。
【0045】
【表3】
【0046】この場合、上記表3中〜に設定した進
角量ACLDは、冷却水温THWが−10℃を下回る極
寒時には共に進角側(正の値)に設定されている。かか
る状況下では内燃機関20を安定した状態で運転させる
ことが触媒装置40の早期暖機に優先するため、混合気
の燃焼に有利な進角制御を行うべきだからである。
【0047】そして、THWが0℃付近の場合は、表3
中に示すようにアイドリング時は点火時期の遅角制御
を実行すべく負の値を、表3中、に示すようにアイ
ドリング状態が解除されている場合は良好な出力特性を
確保すべく正の値を、それぞれACLDとして設定して
いる。
【0048】このため、上記図3及び表2に示すDAC
LD成分は、冷却水温THWの関数として変動するだけ
でなく内燃機関の負荷状態によっても変動することにな
り、例えばTHWが10℃であるときにアイドリング状
態から急加速された場合、ACLDが“−10”から
“3”へと変化する(表3)のに伴い、14%から
0%付近まで減少する(表2)ことになる。
【0049】図4は、かかる状況が生じた場合の機関回
転数NEの変化状況(同図(A))、アイドルスイッチ
LLの変化状況(同図(B))、点火時期の進角値AC
LDの変化状況(同図(C))、上記DACLD成分の
変化状況(同図(D))、及びバイパス通路36経由で
内燃機関20に供給される1回転あたりの吸入空気量G
/Nの変化状況(同図(E))を表したものである。
【0050】すなわり、時刻t1 にアイドリング状態が
解除され(同図(B))、これに伴ってNEが上昇する
と(同図(A))、その変化に対応すべく上記したよう
にACLD(同図(C))及びDACLDが変化する
(同図(D)中破線で示す状況)。
【0051】このため、バイパスバルブ37の開度にこ
のDACLDの変化が反映されるとすれば、バイパス通
路36を経由して内燃機関20に到達するQ/Nは、バ
イパスバルブ37の応答遅れ、及びバイパスバルブ37
から内燃機関20までの流通時間に起因する遅延を伴っ
て同図(E)中に破線で示すように減少することにな
る。
【0052】そして、このようにQ/Nが減少した場合
は、時刻t2 にスロットルバルブ33が全閉となりアイ
ドリング状態が復帰し(同図(B))、これと同時にA
CLD(同図(C))及びDACLDが復帰しても(同
図(D)中破線で示す状況)、同図(E)に示すように
所定の遅延時間が経過するまではればQ/Nが復帰しな
いことから、一時的に機関回転数NEが不当に低下する
ことになる(同図(A)中破線で示す状況)。
【0053】本実施例のアイドル回転数制御装置は、か
かる機関回転数NEの低下を防止して、図4(A)中に
実線または一点鎖線で示す如く円滑に安定したアイドリ
ング状態への復帰を図り得る点に特徴を有している。
【0054】以下、かかる機能を発揮すべくECU21
が実行する処理について詳細に説明する。
【0055】図5及び図6は、ECU21に接続される
各種センサの出力より、内燃機関20の運転状態を表す
パラメータ値を演算するためのA/D変換ルーチン、及
びメインルーチンの一例のフローチャートを示す。本実
施例においては、ECU21がこれらの処理を行うこと
により前記した運転状態検出手段2を実現している。
【0056】すなわち、図5に示すようにECU21
は、比較的頻繁に状態が変化するスロットル開度TAに
ついては8ms毎にスロットルポジションセンサ34の出
力信号をA/D変換し(ステップ100)、比較的緩や
かに変化する冷却水温THWについては64ms毎に水温
センサ42の出力信号をA/D変換し(ステップ10
2)、また頻繁に変化する吸入空気量GAについては4
ms毎に吸入空気量センサ32の出力信号をA/D変換し
て(ステップ104)状況変化を把握している。
【0057】そして、上記ルーチンを実行することによ
りディジタル信号化した値、及び回転角センサ46から
供給されるNEを表すパルス信号に基づいて図6に示す
メインルーチンを実行し、スロットル開度TA,冷却水
温THW,及び吸入空気量GAと機関回転数NEとから
求める1回転あたりの吸入空気量G/Nをそれぞれ算出
する(ステップ200〜208)。
【0058】図7は、上記図5及び図6に示すルーチン
を実行することにより検出した内燃機関20の運転状
態、及び予めECU21が記憶している上記表3に示す
ACLDマップに基づいて、点火時期の進角量を演算す
るルーチンの一例のフローチャートを示す。尚、本実施
例においては、ECU21がかかるルーチンを実行する
ことにより前記した点火時期制御手段4を実現するもの
である。
【0059】すなわち、図7に示すルーチンが起動する
と先ずステップ300において冷却水温THWの値を入
力し、続くステップ302でアイドルスイッチLLがオ
ンであるか、すなわち内燃機関20がアイドリング状態
であるかを判別する。そしてLLがオンしていないと判
別された場合は、ステップ304へ進んで内燃機関20
の負荷状態を表すG/Nが所定値を越えているかを判別
する。
【0060】上記表3に示すように、本実施例において
はTHWに対して内燃機関20の負荷状態に応じて3つ
のマップ(表3〜)を設定しており、何れのマップ
を参照するべきかを判断するためである。
【0061】上記ステップ302,304の処理により
内燃機関20の負荷状態が特定されたら、その状態に応
じてステップ306,308,310の何れかのステッ
プへ進み、上記表3に示すACLDマップ〜中の対
応するマップをTHWで検索する。そして、このように
して内燃機関20の負荷状態、及び暖機状態に応じた進
角量ACLDの検索を行ったら、ステップ312で検索
結果をメモリに記憶した後ステップ314へと進む。
【0062】ステップ314は、点火時期の最終演算値
AOPを求めるステップである。本実施例においては、
上記したACLDの他、内燃機関20の特性に応じて種
々のパラメータより演算した基準進角値ABSEの概念
をも導入しており、これらの加算値を最終演算値AOP
としている。
【0063】以後、ステップ306へ進み、このように
して求めた点火時期AOPを基準としてイグナイタ43
へ向けて点火時期信号を出力して本ルーチンを終了す
る。この結果、内燃機関20においては、触媒装置40
の早期暖機と暖機中における運転特性とが両立されるこ
とになる。
【0064】そして、このようにして実行する点火時期
制御に対して、ECU21は図8に示すISCVデュー
ティ比演算ルーチンを実行することによりアイドル回転
数の安定化を図るものである。以下、ISCVデューテ
ィ比演算ルーチンの一例のフローチャートである図8を
参照して、ECU21が前記したバルブ開度演算手段8
及びバルブ駆動手段9を実現すべく実行する処理の内容
について説明する。
【0065】図8に示すルーチンが起動すると、先ずス
テップ400において上記図7に示すルーチン内で演算
した進角量ACLDを入力する。本ルーチンは点火時期
の変動をも考慮して安定したアイドル回転数を維持すべ
く実行するルーチンであり、設定された進角量ACLD
を検出することが前提となるからである。
【0066】そして、ACLDの入力を終えたら、ステ
ップ402へ進んで入力したACLDで上記表2に示す
DACLDマップを検索し、検索結果をtDACLDと
して記憶する。本実施例のアイドル回転数制御装置は、
この様にして記憶したtDACLDを内燃機関20がア
イドリング状態にある場合にのみ用いる点に特徴を有し
ている。
【0067】すなわち、上記ステップ402の処理を終
えたら、続くステップ404においてアイドルスイッチ
LLがオンであるかを判別し、LLがオンでないと判別
された場合には、ステップ406において前回のDAC
LDの値DACLD0をロードする処理を行う。そし
て、ステップ410でこのDACLD0を今回のDAC
LDとしてストアし、またステップ412において新た
なDACLD0として再度前回のDACLD0をストア
する。
【0068】尚、アイドリング状態か否かは、上記した
如くアイドルスイッチLLがオンか否かのほか、吸入空
気量G/Nの変化量ΔG/Nが所定の判定値より大きい
か、またはスロットルバルブ33の開度TAの変化量Δ
TAが所定の判定値を越えているか、等によっても判断
可能である。
【0069】一方、上記ステップ404においてLLが
オンである、すなわち内燃機関20がアイドリング状態
であると判別された場合は、その後ステップ410へと
ジャンプし、今回求めてtDACLDにストアしておい
た値を新たなDACLDとしてストアし、またステップ
412においてはその値を新たなDACLD0としてス
トアする。
【0070】この結果、ステップ410においてストア
されるDACLDの値は、内燃機関20がアイドリング
状態である場合には適宜新たな値に更新されるが、アイ
ドリング状態が解除された場合には、解除直前に求めら
れたDACLDに固定されることになる。
【0071】つまり、内燃機関20が冷間始動されて暖
機が進行するにつれてアイドリング時における進角量A
CLDが変動する場合には、このACLDの変動が適切
にDACLDに反映され、安定したアイドル回転数を維
持し得る弁開度にISCVが制御されることになるが、
上記図4に示すように内燃機関20の負荷状態の変化に
伴ってACLDが変化する場合には、図4(D)中に実
線で示すようにDACLDがその変動に影響されること
がない。
【0072】このため、本実施例のアイドル回転数制御
装置においては、図4中時刻t1 以後ISCV37の開
度が変動することがなく、従ってISCV37を経由し
て内燃機関20に到達するG/Nも図4(E)中に実線
で示すように変化することがなく、時刻t2 においてア
イドリング状態が復帰すると、図4(A)中に実線で示
すようにその後即座に安定したアイドル回転数が確保さ
れることになる。
【0073】尚、上記したようにISCV37の駆動信
号のデューティ比Dutyは、進角量ACLDに応じた
変動成分DACLDに、冷却水温THWに応じた変動成
分と固定成分DGとを加算した値である。このため、ス
テップ412までの処理を終えたら、その後ステップ4
14へ進んでDuty=DTHW+DACLD+DGを
演算し、ステップ416においてその演算値に基づいて
ISCV37を駆動して本ルーチンを終了する。
【0074】図9は、本実施例のECU21が前記した
バルブ開度演算手段8及びバルブ駆動手段9を実行すべ
く実行するISCVデューテュ比演算ルーチンの他の例
のフローチャートを示す。尚、同図中ステップ500〜
504、510〜516については、上記図8中ステッ
プ400〜404、410〜416と処理内容が同一で
あるため説明は省略する。
【0075】すなわち、図9に示すルーチンは、ステッ
プ504においてアイドルスイッチLLがオンではない
と判別された際に実行されるステップ506,508の
処理内容に特徴を有するものである。
【0076】つまり、ステップ504でLLがオフ(内
燃機関20が非アイドリング状態)であることが検出さ
れた場合、本ルーチンにおいてはステップ506におい
てアイドリング状態が解除される直前のDACLD、す
なわち前回のDACLDの値DACLD0から所定値α
を減算し、その値をDACLD1としてストアする。
【0077】また、ステップ508は、DACLD1が
所定値β未満となることがないようにガードするステッ
プであり、上記ステップ506で演算したDACLD1
がβ未満である場合は、DACLD1にβを代入する処
理を行う。
【0078】このようにしてDACLD1の値が定まっ
たら、以後上記図8に示すルーチンと同様にDACLD
1の値を新たなDACLD,DACLD0としてストア
し(ステップ510,512)、新たなDACLDに基
づいてISCV37を駆動して(ステップ514,51
6)今回の処理を終了する。
【0079】以後本ルーチンが起動される度に上記ステ
ップ500以降の処理が繰り返し実行され、ステップ5
04において内燃機関20が非アイドリング状態である
と判別され続ける場合は、DACLDがβを最小値とし
て所定値αの幅で徐々に減少することになる。そして、
アイドリング状態が復帰次第、点火時期の進角量ACL
Dに応じて設定した値がDACLDとして採用されるこ
とになる(ステップ500〜504,510)。
【0080】このような処理を行うこととすると、図4
中に一点鎖線で示すように時刻t1において内燃機関2
0のアイドリング状態が解除されると、その後徐々にD
ACLDが減少し、その結果ISCV37を経由して内
燃機関20に到達する空気量G/Nも所定の遅延時間を
伴って徐々に減少する。
【0081】ところで、内燃機関20が時刻t1 におい
てアイドリング状態から非アイドリング状態に移行し、
その後非アイドリング状態が比較的長期間に渡って継続
すると、その間に内燃機関20の暖機が進行してTHW
が上昇することになる。この場合、アイドリング状態復
帰時に要求される遅角量はアイドリング状態が解除され
る以前に比べて小さくて足り、復帰直後(図4中時刻t
2 直後)のDACLDがアイドリング状態解除時(図4
中時刻t1 )のDACLDに比べて適当に減少している
ことが望ましい。
【0082】これに対して本ルーチンを実行する場合
は、上記したように非アイドリング状態におけるDAC
LDが徐々に減少する構成である。このため、アイドリ
ング状態の復帰時におけるDACLDの要求値と、非ア
イドリング状態におけるDACLDの値とを適切に整合
させることが可能であり、上記図8に示すルーチンを実
行する場合に比べて更に実情に沿った制御を実現するこ
とができる。
【0083】尚、時刻t2 においてアイドリング状態が
復帰した際に、未だ時刻t1 以前に要求されていたDA
CLDと同等のDACLDが要求されていたとしても、
DACLDがβ以上にガードされていることからそのギ
ャップは小さく、図4(A)中に一点鎖線で示すように
機関回転数NEが不当に低下することはない。
【0084】ところで、上記図8及び図9に示すルーチ
ンにおいては、DACLDを進角量ACLDに応じて随
時更新するか更新を凍結するかの判断を、アイドルスイ
ッチLLの状態に基づいて実行しているが、この他にも
例えば進角量ACLDの符号、DACLDの値、または
DACLDの変化量(DACLD0−DACLDの大き
さ)等に着目してかかる判断を実行することとしてもよ
い。
【0085】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、内燃機関
の運転状態の変化に伴って点火時期が変動すると、その
変動に応じてバイパスバルブの開度が変動する。このた
め、点火時期の変動による混合気の燃焼性の変化が、ア
イドリング時に内燃機関に供給される空気量の変化によ
って相殺され、適切なアイドル回転数が維持されること
になる。
【0086】そして、バイパスバルブの開度が直接内燃
機関の運転特性に意味を持たない非アイドリング時にお
いては、点火時期が変動してもその変動がバイパスバル
ブの開度の変動として反映されることがないため、アイ
ドリング状態が復帰した際のバイパスバルブの開度が、
適切なアイドル回転数を確保し得る開度から大きく外れ
ていることがなく、安定したアイドリング状態を円滑に
復帰させることができる。
【0087】このように、本発明に係る内燃機関のアイ
ドル回転数制御装置によれば、点火時期制御を行うこと
により内燃機関に要求される諸特性を適切に確保しつ
つ、アイドリング時において、常時適切なアイドル回転
数を確保することができるという特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関のアイドル回転数制御装
置の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である内燃機関のアイドル回
転数制御装置の全体構成図である。
【図3】ISCVの駆動信号のデューティ比の成分を表
す図である。
【図4】本実施例装置の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図5】本実施例装置の電子制御装置が実行するA/D
変換ルーチンの一例のフローチャートである。
【図6】本実施例装置の電子制御装置が実行するメイン
ルーチンの一例のフローチャートである。
【図7】本実施例装置の電子制御装置が実行する進角値
演算ルーチンの一例のフローチャートである。
【図8】本実施例装置の電子制御装置が実行するISC
Vデューティ比演算ルーチンの一例のフローチャートで
ある。
【図9】本実施例装置の電子制御装置が実行するISC
Vデューティ比演算ルーチンの他の例のフローチャート
である。
【符号の説明】
1,20 内燃機関 2 運転状態検出手段 3,29 点火プラグ 4 点火時期制御手段 5,31 吸気管 6,33 スロットルバルブ 7 バイパスバルブ 8 バルブ開度演算手段 9 バルブ駆動手段 21 電子制御装置(ECU) 32 吸入空気量センサ 34 スリットルポジションセンサ 36 バイパス通路 37 ISCV 38 インジェクタ 39 O2 センサ 40 触媒装置 42 水温センサ 46 回転角センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−253547(JP,A) 特開 平5−195855(JP,A) 特開 平4−269377(JP,A) 特開 平5−99062(JP,A) 特開 昭60−122251(JP,A) 特開 平2−37148(JP,A) 特開 昭55−156227(JP,A) 特開 平3−233156(JP,A) 特開 昭59−176445(JP,A) 実開 平1−119860(JP,U) 実開 平2−3037(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 41/40 F02P 5/15 F02D 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態に応じて点火時期を
    制御すべく、運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    該運転状態検出手段の検出結果に基づいて演算した所定
    の点火時期に点火プラグへ点火信号を供給する点火時期
    制御手段とを設けた内燃機関のアイドル回転数を制御す
    る装置であって、該内燃機関の吸気管内スロットルバル
    ブをバイパスする通路の導通を制御するバイパスバルブ
    と、アイドリング状態またはアイドリング状態が解除さ
    れた状態に拘わらず前記点火時期制御手段により設定さ
    れた点火時期の変動に応じ適性なアイドル回転数を確保
    し得る前記バイパスバルブの開度を演算するバルブ開度
    演算手段とを備える内燃機関のアイドル回転数制御装置
    において、 前記運転状態検出手段により前記内燃機関がアイドリン
    グ状態にあることが検出されている場合は、前記バルブ
    開度演算手段の演算結果に従って前記バイパスバルブを
    駆動し、前記運転状態検出手段により前記内燃機関がア
    イドリング状態でないことが検出された場合は、アイド
    リング状態が解除された時点における前記バルブ開度演
    算手段の演算結果を基に設定した開度に前記バイパスバ
    ルブを駆動するバルブ駆動手段を備えてなることを特徴
    とする内燃機関のアイドル回転数制御装置。
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