JPS6356248A - 生果実の防疫処理法及び該方法に使用する装置 - Google Patents

生果実の防疫処理法及び該方法に使用する装置

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JPS6356248A
JPS6356248A JP61199146A JP19914686A JPS6356248A JP S6356248 A JPS6356248 A JP S6356248A JP 61199146 A JP61199146 A JP 61199146A JP 19914686 A JP19914686 A JP 19914686A JP S6356248 A JPS6356248 A JP S6356248A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、生果実の防疫処理法及び該方法に使用する
装置に関するものである。
「従来技術及びその問題点」 従来、生果実例えばマンゴウの生果実は、生産地におけ
る蒸熱処理施設において、飽和蒸気を使用して、生果実
の中心温度を46.0度とし、その温度以上で10分間
消毒するか、或いはくん蒸施設において、エチレンダイ
ブロマイド等を使用して。
26度以上の温度で2時間くん蒸することにより行なっ
ていた。
しかして、前者の飽和蒸気を使用する方法は。
飽和蒸気を大量に必要とするためコスト高になる欠点が
あり、また後者のエチレンダイブロマイド等を使用する
方法は、該薬剤が猛毒であるため、安全衛生上の点で大
きな問題があった。
一方、遠赤外線は、赤外線領域の長波長側に現われる強
い熱作用をもつ放射線であり、加熱すべき物体の分子の
固有の振動数と同調して共鳴吸収現象を起こし、それに
よって放射されたエネルギーを吸収し、内部から温度が
上昇するものであり、特に最近は省エネルギー源として
注目されている。
木発明者は、この遠赤外線を生果実に照射すると、内部
からの温度上昇のため表面加熱による表面硬化などの悪
影゛習は少なく、しかも直接遠赤外線ヒーターに温度制
御をとることができるので、高い精度の温度制御ができ
るほか、設置スペースが小さく、コンパクトなため設備
費は少なくて済む等の点に着目し、従来の色和蒸気を使
用する生果実の消毒法のコスト高になる原因を生果実の
中心温度を46.0℃とする点にある事実をつきとめな
されたものであり、生果実の中心温度を上記遠赤外線照
射により、48.0℃付近に上昇させ、もってエネルギ
ーの節減と生果実の生鮮度の保持を計ったことを特徴と
する。
「問題点を解決するための手段」 即ち本発明の生果実の防疫処理法は、生果実に遠赤外線
を照射して、生果実の中心温度を所定の温度に予熱し、
ついで、該生果実を飽和蒸気中で、生果実の中心温度を
規定の温度に規定時間維持することによって、生鮮度を
保持して、殺虫、殺卵、殺菌消毒することを特徴とする
また木発明の生果実の防疫処理装置は、放熱面をアール
状に湾曲させてなる筒状遠赤外線照射室と、遠赤外線照
射後所定温度に所定時間維持する飽和蒸気室と、該蒸気
室を減圧にする装置と、前記蒸気室に蒸気を導入するノ
ズルと、前記蒸気室が設定温度以下または飽和蒸気圧以
下になったときに自動的にノズルを開口させる蒸気の噴
出を制御する手段と、を具備してなることを特徴とする
「実施例」 次に、木発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
1は1台車2にマンゴウを積込むための作業室であり、
ここでマンゴウの積込み作業が行なわれる。
台iN2は、四本の柱3に直交連結してなる四角形カゴ
受枠4に、四角形の金網カゴ5をaaし得るようになっ
ており、下端に゛は車輪7が固定されている。
マンゴウを入れた金網カゴ5を台車2に積込んだ後、第
1の扉15を開いて、台車2を円筒型に形成した処理室
内に送る。尚5台車2は該処理室内のレール6の上を電
気的手段によって、自動的に走行、停止し得るようにな
っている。
予熱待機室8に送入された台車2は、一定時間待機する
と走行し、エアーカーテン9を通って、遠赤外線室lO
に送入される。ついで直ちに第1のIJ?15を開いて
マンゴウを乗せた新たな台車2を予熱待機室8に送入す
るようにする。
遠赤外線室lOは、円筒形のトンネル状に形成され、こ
の遠赤外線室10の内周面は放熱面に形成され、この放
熱面は電子コントロール装置によって一定温度に保たれ
ている。このように放熱面を円筒形に形成することによ
って、生果実に効果的な集中放射ができるとともに、放
射される遠赤外線は、あらゆる部分で再輻射を繰り返す
ことになり、その結果、輻射密度は更に増大し、中時間
のうちに効率良く生果実の中心を所定温度に加熱する生
果実の中心が所定温度に加熱される予め定められた時間
が経過すると、第2の扉16が開き、台車2を第1の気
圧調整室11に送入し、同時に第4のWP17を開き飽
和蒸気処理室18内の台車2を第2の気圧調整室12に
送る。この状態では、第1の気圧調整室11は1気圧と
なっており、第2の気圧調整室12は、通風乾燥室13
と同じ圧力となっている。ついで、第1の気圧調整室1
1の蒸気の混入した空気をポンプ24で吸入し、吸入し
た空気を第2の気圧調整室12に送り、第1の気圧調整
室11を飽和蒸気処理室18と同じ減圧度とし、第2の
気圧調整室12を通風乾燥室13と同じ圧力とする。そ
れから第3の扉21を開き、台車2を飽和蒸気処理室1
Bに送入すると同時に、第5の扉14が開き、第2の気
圧調整室12内の台車2を通風乾燥室13に送る。
ついで、第5の扉15が閉じると、第2の気圧調整室1
2内の蒸気の混入した空気をポンプ24で第1の気圧調
整室11に送り、第1の気圧調整室11を1気圧に、第
2の気圧調整室12を飽和蒸気処理室18と同じ圧力と
し、第2の扉18と第4の扉17を開く、飽和蒸気処理
室18内は、10台の台車を収がし得るようになってお
り、1分毎に1台の台車がこの蒸気処理室内を出、直ち
に新たな台車2が送入されるようになっている。従って
、台車は、10分間この蒸気処理室内に留まるこ°とに
なる。
飽和蒸気処理室内の温度は、48℃若しくはこれより若
干高い温度に維持されている。また、飽和蒸気とするた
め、飽和蒸気処理室1日内は減圧調整口22に連結され
たポンプ23によって所定の減圧度にag!整されてい
る。
飽和蒸気処理室内には、温度検知管及び蒸気圧検知管が
装備されており、所定温度以下及び飽和蒸気圧以下にな
ると、飽和蒸気処理室内に装備されているノズルの弁を
開口させて、蒸気を飽和蒸気処理室内に自動的に噴出さ
せるようになっている。
通風乾燥室13は、フィルターを通した乾燥空気を常時
通風し、台車に乗せた生果実を通風乾燥するものである
このようにして乾燥された生果実は、冷却・梱包室20
に送られる。
冷却・梱包室20は、ノズルから液体窒素を噴出するこ
とにより冷却されており、外部からの空気の混入を避け
るため、1.1気圧程度の1気圧より若干高い圧力に維
持している。
冷却・梱包室20の出口付近にはエヤシャワーが上方か
ら下方に噴出しており、冷却した生果実に5このエアシ
ャワーを当てながら防虫−防菌状態で防虫網25を張っ
た箱28に箱詰めされ、冷蔵コンテナーで搬送される。
尚、このエアシャワーに使用するエアーは、紫外線によ
って殺菌されたものを使用している。尚、使用終了した
台jlf2は、自動的に積込み作業室1に戻されるよう
になっている。
上記第2の扉〜第6の扉は、生果実を乗せた台車が通過
した後は、自動的に閉じられるようになっているのはい
うまでもない。
上記実施例で使用した第2の扉〜第5の扉は、第3図に
示すように、2個の扉体27を中間部で軸支されたアー
ム28で伸縮自在に連結してなり、開口時は扉は戸袋に
収容されており、閉じる時は扉は自動的に通路から移動
して通路を閉じ、ついで2個の扉体を連結するアームを
X字状に開脚させて、通路を密閉する。このような扉の
駆動手段は、油圧を使用する公知の方法によって行なえ
ばよい、尚、層を開くときは、アーム28を閉脚させて
2個の扉体27を1つの扉に重ね合せ、ついで。
扉を戸袋に収容する。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明によれば遠赤外線により生果実
を予熱するものであるので、生果実の中心温度を短時間
且つ小エネルギーで目的温度に上昇させることができ、
また本発明は、このように予熱された生果実を、この生
果実と同−若しくはその付近の温度の飽和蒸気に所定時
間保持するものであるから、蒸気のエネルギーは生果実
の加熱には必要ではなく、蒸気の使用量は、実質的には
中に熱損失によるものだけであるので、蒸気の使用量を
大幅に節減でき、生果実の消毒コストを大幅に引き下げ
ることができると共に、省資源、省エネルギーの要請に
も合致するものである。また、本発明によれば、果肉を
中心温度以上とすることなく中心温度を目的温度とする
ことができるので、果肉の生鮮度を保持して殺虫、殺卵
及び殺菌消毒することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の生果実の防疫消毒装置を示す一斜視
図。 第2図は、本発明の処理装置内で生果実を処理している
状態を示す図、 第3図は、本発明で使用する扉を示す横断面図である。 図中、 2・・・台車、4・・・遠赤外線室、11・・・第1の
気圧調整室、12・・・第2の気圧調整室、18・・・
飽和蒸気処理室第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生果実に遠赤外線を照射して、生果実の中心温度
    を所定の温度に予熱し、ついで、該生果実を飽和蒸気中
    で、生果実の中心温度を規定の温度に規定時間維持する
    ことによって、生鮮度を保持して、殺虫、殺卵及び殺菌
    消毒することを特徴とする生果実の防疫処理法。
  2. (2)放熱面をアール状に湾曲させてなる筒状遠赤外線
    照射室と、遠赤外線照射後所定温度に所定時間維持する
    飽和蒸気室と、該蒸気室を減圧にする装置と、前記蒸気
    室に蒸気を導入するノズルと、前記蒸気室が設定温度以
    下または飽和蒸気圧以下になったときに自動的にノズル
    を開口させる蒸気の噴出を制御する手段と、を具備して
    なることを特徴とする生果実の防疫処理装置。
  3. (3)前記飽和蒸気処理室の前後に隣接して、第1の気
    圧調整室と第2の気圧調整室とを設け、この両気圧調整
    室間で強制的に蒸気と空気の移動を行ない、前記台車の
    飽和蒸気室への出し入れを同圧力で行なうと共に、蒸気
    の使用量の節減を計った特許請求の範囲第2項に記載の
    生果実の防疫処理装置。
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