JPS635595Y2 - - Google Patents

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JPS635595Y2
JPS635595Y2 JP8071280U JP8071280U JPS635595Y2 JP S635595 Y2 JPS635595 Y2 JP S635595Y2 JP 8071280 U JP8071280 U JP 8071280U JP 8071280 U JP8071280 U JP 8071280U JP S635595 Y2 JPS635595 Y2 JP S635595Y2
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JP
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back plate
leaf spring
frame
presser
pressing
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JP8071280U
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JPS575070U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板ばねを利用した額縁用裏板押え具
に関する。
額縁枠の後端面と裏板との間に段差がある場合
に、通常は支持片を介してネジによる締付けによ
り裏板押えを行なつている。
一方、ネジ止めによらず、手軽で安価な裏板押
え具として板ばね等の弾性板を利用することが知
られている。
例えば、短冊状板ばねの両端を尖鋭にし、枠内
面と裏板外面にその尖鋭端をそれぞれ突き刺すこ
とにより裏板を固定する技術(実公昭52−21273)
が知られてる。
また、両端を尖鋭にしたピアノ線等の弾性材を
額縁枠の隅部に突き刺し架橋させたり(実開昭54
−65798)、あるいは中心の支点部材を介して棒状
または板状ばねの両端を相対向する枠骨間に架橋
させることにより裏板を押える技術(実開昭51−
138396)がある。
しかし上記従来例では、弾性体の弾発力に対し
ての支持が不安定であり、先端が尖鋭のため枠材
や裏板に傷が付き、また取扱いに注意を要する。
特に、反撥的に飛び出した場合は非常に危険であ
る。
更には、額縁の隅角部において、筋かい板を係
合させたもの(実公昭50−11038)、或いは架橋片
を配設させたもの(実公昭52−11679)が知られ
ている。
この両従来例はいずれも、筋かい板又は架橋片
の両端部を額縁の隅角の枠骨溝に係合させるよう
に構成し、且つ筋かい板又は架橋片の中央部に設
けたネジの上下動により裏板又は作品の隅角部の
みを押圧するものである。
この両従来例は、確かに、小形額縁の四隅にお
ける裏板等への押圧効果は認めることができた。
しかし、大形額縁や長形の額縁においては、四
隅以外の中間部分までの押圧効果は得られないと
いう最大の欠点があつた。然も、隅角部における
各押圧はそれぞれ1点づつの押圧にすぎないた
め、安全性、安定性に欠け、且つネジを使用する
ので作業は不便であり、コスト高にもなるという
欠点があつた。
このように、従来の弾性体を利用した上記技術
は、額縁の裏板押え具としては、安全性、安定
性、合理性、経済性についてほとんど配慮されて
おらず、中途半端なものであつた。
本考案はこれを改良するもので、弾性体の取付
け・取外し操作が安全かつ簡単であり、枠骨とは
確実かつ堅固に嵌合して自在な箇所において裏板
押えをなすことのできる安価で量産可能な額縁用
裏板押え具を提供することを目的とする。
次に図面に基づいて実施例を説明する。
第1図は本考案実施例押え具の構造を示す外観
斜視図、第2図および第3図はその使用状態を示
す図で、第3図は第2図のA−A線矢視断面図で
ある。
第1図に示す本考案実施例押え具1は、両端部
に湾曲の小さい裏板押圧部10,10′がそれぞ
れ連設された弓形に湾曲した帯状の板ばね部2
と、この帯状板ばね部2の中央側部より帯状長手
方向に対し略直角方向に一体的に突設されたつま
み部4とから構成されている。
この押え具1の使用には、例えば、第2図に示
す枠骨構造が適する。すなわち、枠骨5の後部側
において、枠骨周壁6の内面全長にわたり裏板7
に対しほヾ平行に内部側に向かう突条壁8を設
け、この突条壁8の内面すなわち裏板7と対面す
る壁面上に突縁9を突設させ周壁6との間に
「コ」字状溝15を形成した枠骨構造に適する。
この場合、板ばね2は、上記枠骨の「コ」字状
溝15の長手方向に嵌まることができるよう、そ
の幅は上記溝15の幅より小さく形成されてい
る。
また押え具1は、ばね鋼材または合成樹脂材
(ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリアミド樹脂など)により一体成形にて量産す
ることができる。
さらに上記板ばね2に連設したその両端部は、
湾曲を小さくし略平坦状に形成した裏板押圧部1
0,10′に構成されこの湾曲の小さい押圧部1
0,10′が裏板7の平面に対して二叉状に均等
に押圧するので、押圧状態が非常に安定となる。
然も、押え具一個当たりの押圧部が二叉状に配さ
れた各2点ずつとなる点でも安定性は一層向上す
る。
この押え具1は、第2図に示すように、裏板7
と枠骨5の上記突条壁8との段差間に挿入され
る。
すなわち、つまみ部4を保持しながら板ばね2
の湾曲中央部を指で押圧し、湾曲高さを低くさせ
て上記段差間の長手方向に板ばね2部分を挿入す
る。
板ばね2の幅が枠骨5の上記「コ」字形溝15
の幅に嵌合し得る位置にまで挿入したところで板
ばね2の押圧を解消する。このとき、板ばね2の
湾曲した両側部2a,2bは、第3図に示すよう
に、「コ」字形溝15の内壁すなわち突条壁8の
内面に圧接的に嵌合する。
そして、板ばね2の湾曲両側部2a,2bおよ
び両端の裏板押圧部10,10′は、板ばね2自
体の復元力により、それぞれ裏板7および枠骨突
条壁8内面を弾発的に圧迫する。
これにより、裏板7を枠骨5に押圧固定させる
ことができる。
また、このようにして圧接嵌合した押え具1は
単につまみ部4を引くだけでは、取外すことはで
きない。
第4図は本考案の第2の実施例押え具の構造を
示す外観斜視図、第5図ないし第7図はその使用
状態を示す図、第7図は第6図のB−B断面図で
ある。
この第2の実施例押え具1は、板ばね2の中央
側部に沿つて一体的突設されたつまみ部4におい
て、板ばね2との連設部に沿つて下方に屈曲して
溝3を形成した例である。
この場合の押え具1では、第5図に示すよう
に、つまみ部4の溝3と枠骨5の上記突縁9とが
嵌合し得る位置にまで、板ばね2が枠骨5内に挿
入される。
このとき、溝3と突縁9とは第7図に示すよう
に圧接的に嵌合し、裏板7は板ばね2の復元力に
より枠骨5の前部壁15側に押圧固定される。
なお押え具1は、第6図の平面図に示すよう
に、額縁の大きさ・枠骨の長さに応じて、適当間
隔に適当数使用される。特に枠骨の長い部分に
は、複数個を適当間隔に並設しておくことができ
る。然も、外観上は、つまみ部4が枠骨5から臨
いているだけである。また、つまみ部4中央部に
設けた孔16は、つまみ易いように指の滑り止め
孔である。
第8図及び第9図に示す本考案押え具1は、別
の実施例である。
第8図に示す本考案の第3の実施例押え具1
は、板ばね2の両端押圧部10,10′にゴム製
バンド11を嵌め込んだものである。このゴムバ
ンド11により、本考案押え具1のずれおよび裏
板7の傷をより一層完壁に防止することができ
る。
第9図に示す本考案の第4の実施例押え具1
は、板ばね2の中央部に、表面の滑らかな合成樹
脂材12が嵌め込まれている。この合成樹脂材1
2により、押え具1の上記段差間への嵌入を滑ら
かに行なうことができる。
以上説明したように本考案押え具によれば、次
の様な優れた効果が得られる。
1 板ばね部の両端部に湾曲の小さい裏板押圧部
が連設され、この湾曲の小さい押圧部によつて
裏板を押圧し、然も一押え具の両端でもつて二
叉状に均等に二点押圧されるので押圧状態が従
来例よりも非常に安定している。
即ち、従来例の筋かい板(実公昭50−11038)
や架橋片(実公昭52−11679)では中央部のネ
ジ込みによつて生じる両端係合部の枠骨への押
上力の反作用を利用してネジの下端部のみで裏
板を押圧しようとするものであたので、押圧状
態は非常に不安定であつた。
2 押え具のセツトは、従来例の如く額縁の四隅
に限定されることは決してなく、枠骨の長手方
向の任意の箇所に手で簡単に押込むことによつ
て素早くセツトすることができる。然も額縁の
大きさ、形状によつて必要個数を適当間隔に並
列させてセツトすることもできる。
3 ネジ等の別部材を一切必要とせず、弾性を有
する一部材で全形状を簡単に成形することがで
きる。従つて大量生産が可能であり、安価に提
供するこをができる。
4 弓形湾曲の丁度頂点部分(中央部分)よりつ
まみ部が突設しているので、板ばね部を枠骨に
出し入れする操作が非常に確実となり且つ容易
である。然も第6図に示すように、枠骨の後部
突条壁の下に長手方向に沿つて板ばね部の長手
方向を押し込み装着するので、本考案押え具の
板ばね部は枠骨内に隠れてしまい、つまみ部だ
けが枠骨より額縁内に突出した形となる。この
点からしても、従来例より安全性に優れ、且つ
セツト後の外見においても従来例より優れてい
るのである。
なお上記実施例では、板ばねの湾曲面が平面状
である場合について説明したが、板ばねの表面状
態はこの例に限定するものではない。例えば、板
ばね上面の長手方向に突条を設け、上記枠骨の突
縁との掛合をより良好にし、板ばねの飛び出しを
完全に防止することができる。
さらに、板ばね自体の補強を目的として、板ば
ね表面に凹状または凸状のリブを適当に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例押え具の構造を示す外観
斜視図、第2図および第3図はその使用状態を示
す図で第3図は第2図のA−A線矢視断面図。第
4図は本考案の第2の実施例押え具の構造を示す
外観斜視図。第5図ないし第7図はその使用状態
を示す図で第7図は第6図のB−B線断面図。第
8図及び第9図は別の本考案実施例押え具の構造
を示す外観斜視図。 2……板ばね部、3,15……溝、4……つま
み部、5……枠骨、7……裏板、8……突条壁、
9……突縁、10,10′……裏板押圧部、11
……ゴムバンド、12……合成樹脂材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部に湾曲の小さい裏板押圧部がそれぞれ連
    設されこの押圧部を裏板に二叉状に当てて枠骨の
    後部突条壁の下に押し込み得るように構成された
    弓形状に湾曲した帯状板ばね部と、この帯状板ば
    ね部の中央部より帯状長手方向に対し略直角方向
    に一体的に突設されたつまみ部とから成る額縁用
    裏板押え具。
JP8071280U 1980-06-10 1980-06-10 Expired JPS635595Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071280U JPS635595Y2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071280U JPS635595Y2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10

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Publication Number Publication Date
JPS575070U JPS575070U (ja) 1982-01-11
JPS635595Y2 true JPS635595Y2 (ja) 1988-02-16

Family

ID=29443141

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604596Y2 (ja) * 1982-06-25 1985-02-09 株式会社石川時鉄工所 石抜クラッシャ−
JPS6042354U (ja) * 1983-08-31 1985-03-25 遠藤 重治 ビリ砂利の破砕装置
JPS63197639U (ja) * 1987-06-10 1988-12-20
US9040810B2 (en) 2009-04-21 2015-05-26 Mitsubishi Electric Corporation Solar cell module

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JPS575070U (ja) 1982-01-11

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