JP2520443Y2 - スライドファイル - Google Patents
スライドファイルInfo
- Publication number
- JP2520443Y2 JP2520443Y2 JP1991107345U JP10734591U JP2520443Y2 JP 2520443 Y2 JP2520443 Y2 JP 2520443Y2 JP 1991107345 U JP1991107345 U JP 1991107345U JP 10734591 U JP10734591 U JP 10734591U JP 2520443 Y2 JP2520443 Y2 JP 2520443Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- elastic slider
- slide
- substrate
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、単葉もしくは２，３葉
の紙葉類を簡便に収納および取外すことができるファイ
ルに関する。
の紙葉類を簡便に収納および取外すことができるファイ
ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】前述したようなファイルとしては、従来
は、クリップ式あるいは綴棒式ファイルが使用されてい
た。しかしながら、これらのファイルは、何れも、綴具
を必要とするため、構成が複雑、大形となると共に操作
が比較的繁雑となり、しかも綴具が露呈して美観を損な
う難点を有していた。また、特にクリップ式において
は、ファイルされた紙葉類が乱雑、不安定となり、一方
綴棒式においては各紙葉類に綴込用の穿孔を必要とする
等の難点を有していた。
は、クリップ式あるいは綴棒式ファイルが使用されてい
た。しかしながら、これらのファイルは、何れも、綴具
を必要とするため、構成が複雑、大形となると共に操作
が比較的繁雑となり、しかも綴具が露呈して美観を損な
う難点を有していた。また、特にクリップ式において
は、ファイルされた紙葉類が乱雑、不安定となり、一方
綴棒式においては各紙葉類に綴込用の穿孔を必要とする
等の難点を有していた。
【０００３】そこで、本出願人は、先にファイル表紙お
よびファイル台紙の一端縁部を貼着する細長形状のファ
イル基板と、このファイル基板にその幅方向にスライド
可能に外挿される弾性スライダとからなる新規なスライ
ドファイルを開発し、特許出願を行った（特開平１−１
５６０９８号）。この発明によれば、綴具を必要としな
いためにファイルを小形かつスマートに形成できると同
時に、紙葉類は弾性スライダをスライドするだけで処理
し得るのでファイル操作を極めて簡便に行うことができ
る。
よびファイル台紙の一端縁部を貼着する細長形状のファ
イル基板と、このファイル基板にその幅方向にスライド
可能に外挿される弾性スライダとからなる新規なスライ
ドファイルを開発し、特許出願を行った（特開平１−１
５６０９８号）。この発明によれば、綴具を必要としな
いためにファイルを小形かつスマートに形成できると同
時に、紙葉類は弾性スライダをスライドするだけで処理
し得るのでファイル操作を極めて簡便に行うことができ
る。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た新規なスライドファイル（以下、従来技術と称する）
には、なお改良されるべき余地が残されていた。
た新規なスライドファイル（以下、従来技術と称する）
には、なお改良されるべき余地が残されていた。
【０００５】すなわち、前記スライドファイルは、弾性
スライダのファイル基板に対する開、閉位置を規制する
ことが必要であるが、従来技術においては、前記位置規
制のために弾性スライダおよびファイル基板の両部材に
対して互いに対応する多数の係合部を必要としていた。
このため、ファイル全体の構造が複雑となり高価となる
欠点を有していた。
スライダのファイル基板に対する開、閉位置を規制する
ことが必要であるが、従来技術においては、前記位置規
制のために弾性スライダおよびファイル基板の両部材に
対して互いに対応する多数の係合部を必要としていた。
このため、ファイル全体の構造が複雑となり高価となる
欠点を有していた。
【０００６】そこで、本考案の目的は、比較的簡単な構
成により弾性スライダの開閉操作をより一層安定化する
ことができるスライドファイルを提供することにある。
成により弾性スライダの開閉操作をより一層安定化する
ことができるスライドファイルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係るスライドファイルは、細長形状の平板
状板体からなり表面側長手方向の外側および内側端縁部
にそれぞれファイルの表紙および台紙の一端縁部を貼着
するファイル基板と、一側方を開放したＵ字状細長形状
の表、裏両板体からなり前記ファイル基板に外挿されて
前記表紙および台紙の前記貼着端部である開閉位置の間
をファイル基板の幅方向にスライドする弾性スライダと
から構成してなるスライドファイルにおいて、前記ファ
イル基板および弾性スライダのそれぞれの長手方向両端
縁部に互いに係合する係合案内部および係合舌片部を設
けると共に、前記係合案内部は、係合舌片部が挿通摺動
する係合切起し面部と、この切起し面部の外側２面部を
囲繞する案内規制壁とから構成し、前記弾性スライダの
ファイル基板に対する前記開閉位置をそれぞれ規制する
ように構成することを特徴とする。
め、本考案に係るスライドファイルは、細長形状の平板
状板体からなり表面側長手方向の外側および内側端縁部
にそれぞれファイルの表紙および台紙の一端縁部を貼着
するファイル基板と、一側方を開放したＵ字状細長形状
の表、裏両板体からなり前記ファイル基板に外挿されて
前記表紙および台紙の前記貼着端部である開閉位置の間
をファイル基板の幅方向にスライドする弾性スライダと
から構成してなるスライドファイルにおいて、前記ファ
イル基板および弾性スライダのそれぞれの長手方向両端
縁部に互いに係合する係合案内部および係合舌片部を設
けると共に、前記係合案内部は、係合舌片部が挿通摺動
する係合切起し面部と、この切起し面部の外側２面部を
囲繞する案内規制壁とから構成し、前記弾性スライダの
ファイル基板に対する前記開閉位置をそれぞれ規制する
ように構成することを特徴とする。
【０００８】この場合、ファイル基板は、その裏面側の
幅方向外側端縁部を段付突出部に形成すると共に、表面
側の幅方向内側端縁部に折り曲げリムを形成し、弾性ス
ライダは、その裏板体の幅方向外側端縁部を前記段付突
出部に対接する対接縁部に形成すると共に、裏板体の内
面に前記折り曲げリムに対接する立設リムを形成するこ
とができる。また、前記ファイル基板の裏面側には、段
付突出部に隣接して適宜長さの係合突条を設け、これを
弾性スライダの裏板体の対接縁部に形成した突条部に係
脱可能に係合させると共に、前記段付突出部の幅方向反
対側端縁部に膨出ストッパ部を設けて、これを前記突条
部に対接するように構成することができる。さらに、前
記ファイル基板および弾性スライダは、それぞれ一体成
形により構成することができる。
幅方向外側端縁部を段付突出部に形成すると共に、表面
側の幅方向内側端縁部に折り曲げリムを形成し、弾性ス
ライダは、その裏板体の幅方向外側端縁部を前記段付突
出部に対接する対接縁部に形成すると共に、裏板体の内
面に前記折り曲げリムに対接する立設リムを形成するこ
とができる。また、前記ファイル基板の裏面側には、段
付突出部に隣接して適宜長さの係合突条を設け、これを
弾性スライダの裏板体の対接縁部に形成した突条部に係
脱可能に係合させると共に、前記段付突出部の幅方向反
対側端縁部に膨出ストッパ部を設けて、これを前記突条
部に対接するように構成することができる。さらに、前
記ファイル基板および弾性スライダは、それぞれ一体成
形により構成することができる。
【０００９】
【作用】本考案に係るスライドファイルによれば、弾性
スライダのファイル基板に対する開閉装置の規制は、こ
れら両部材に設けられる係合案内部と係合舌片部によっ
て達成される。従って、スライドファイルの弾性スライ
ダの開閉操作がより一層安定化することができる。
スライダのファイル基板に対する開閉装置の規制は、こ
れら両部材に設けられる係合案内部と係合舌片部によっ
て達成される。従って、スライドファイルの弾性スライ
ダの開閉操作がより一層安定化することができる。
【００１０】
【実施例】次に、本考案に係るスライドファイルの一実
施例を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
施例を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【００１１】図１において、まず、スライドファイル１
０は細長形状の平板状板体からなるファイル基板１２
と、一側方を開放したＵ字状細長形状の弾性スライダ１
４とから構成される。そして、このファイル基板１２
は、図２，３および４にも拡大して示すように、表面側
長手方向の外側および内側端縁部１２ａ，１２ｂにそれ
ぞれファイル表紙１６および台紙１８の一端縁部を貼着
する。一方、弾性スライダ１４は、図５および６にも拡
大して示すように、表裏両板体２０，２２からなり、フ
ァイル基板１２に外挿されて表紙１６および台紙１８の
貼着端部である開閉位置、すなわちファイル基板１２の
外側および内側端縁部１２ａ，１２ｂの間をスライドす
るように構成されている。
０は細長形状の平板状板体からなるファイル基板１２
と、一側方を開放したＵ字状細長形状の弾性スライダ１
４とから構成される。そして、このファイル基板１２
は、図２，３および４にも拡大して示すように、表面側
長手方向の外側および内側端縁部１２ａ，１２ｂにそれ
ぞれファイル表紙１６および台紙１８の一端縁部を貼着
する。一方、弾性スライダ１４は、図５および６にも拡
大して示すように、表裏両板体２０，２２からなり、フ
ァイル基板１２に外挿されて表紙１６および台紙１８の
貼着端部である開閉位置、すなわちファイル基板１２の
外側および内側端縁部１２ａ，１２ｂの間をスライドす
るように構成されている。
【００１２】しかるに、本実施例のスライドファイル１
０において、ファイル基板１２および弾性スライダ１４
のそれぞれの長手方向両端縁部には、互いに係合する係
合案内部２４および係合舌片部２６が設けられる。そし
て、係合案内部２４は、係合舌片部２６が挿通摺動する
係合切起し面部２８と、この切起し面部２８の外側２面
部を囲繞する案内規制壁３０とから構成されている。す
なわち、弾性スライダ１４は、係合舌片部２６が係合案
内部２４に係合案内されることにより、ファイル基板１
２の外側端縁部１２ａおよび内側端縁部１２ｂの間、す
なわち開閉位置の間をスライドしかつ規制されるように
構成される。因みに、前記開閉位置は、図３において、
２点鎖線より図示される係合舌片部２６の位置によって
示される。
０において、ファイル基板１２および弾性スライダ１４
のそれぞれの長手方向両端縁部には、互いに係合する係
合案内部２４および係合舌片部２６が設けられる。そし
て、係合案内部２４は、係合舌片部２６が挿通摺動する
係合切起し面部２８と、この切起し面部２８の外側２面
部を囲繞する案内規制壁３０とから構成されている。す
なわち、弾性スライダ１４は、係合舌片部２６が係合案
内部２４に係合案内されることにより、ファイル基板１
２の外側端縁部１２ａおよび内側端縁部１２ｂの間、す
なわち開閉位置の間をスライドしかつ規制されるように
構成される。因みに、前記開閉位置は、図３において、
２点鎖線より図示される係合舌片部２６の位置によって
示される。
【００１３】なお、弾性スライダ１４の表板体２０の幅
方向外側端縁部は、折り曲げ状の弾性押圧部３２として
構成され、後述するように、ファイル表紙１６のファイ
ル台紙１８に対する押圧力を確保するように構成されて
いる。また、ファイル基板１２は、その裏面側の幅方向
外側端縁部が段付突出部３４（図３、図４参照）に形成
されると共に、幅方向内側端縁部が折り曲げリム３６に
形成される。一方、弾性スライダ１４は、その裏板体２
２の幅方向外側端縁部が対接縁部３８（図５、図６参
照）に形成されると共に、裏板体２２の内面に立設リム
４０が形成される。そして、前記段付突出部３４と前記
対接縁部３８および前記折り曲げリム３６と前記立設リ
ム４０が、それぞれ対接することにより、弾性スライダ
１４のファイル基板１２に対する前記閉位置が、正確に
位置決めされるように構成されている。なお、前記両リ
ム３６、４０は、それぞれファイル基板１２および弾性
スライダ１４の補強を兼ねるものである。そして、これ
ら両部材１２、１４は、適宜プラスチック材料によっ
て、一体成形により構成することができる。
方向外側端縁部は、折り曲げ状の弾性押圧部３２として
構成され、後述するように、ファイル表紙１６のファイ
ル台紙１８に対する押圧力を確保するように構成されて
いる。また、ファイル基板１２は、その裏面側の幅方向
外側端縁部が段付突出部３４（図３、図４参照）に形成
されると共に、幅方向内側端縁部が折り曲げリム３６に
形成される。一方、弾性スライダ１４は、その裏板体２
２の幅方向外側端縁部が対接縁部３８（図５、図６参
照）に形成されると共に、裏板体２２の内面に立設リム
４０が形成される。そして、前記段付突出部３４と前記
対接縁部３８および前記折り曲げリム３６と前記立設リ
ム４０が、それぞれ対接することにより、弾性スライダ
１４のファイル基板１２に対する前記閉位置が、正確に
位置決めされるように構成されている。なお、前記両リ
ム３６、４０は、それぞれファイル基板１２および弾性
スライダ１４の補強を兼ねるものである。そして、これ
ら両部材１２、１４は、適宜プラスチック材料によっ
て、一体成形により構成することができる。
【００１４】次に、図７は、前記両部材１２、１４が、
前述した閉位置にある状態、すなわち段付突出部３４と
対接縁部３８並びに両リム３６、４０が、それぞれ対接
している状態を示すものである。そして、紙葉類４２
は、弾性押圧部３２によって押圧されるファイル表紙１
６および台紙１８の間に確実に挾持されている。そこ
で、この状態から弾性スライダ１４をファイル基板１２
に対して、その幅方向外側へスライドすると、図８に示
すように、係合舌片部２６が係合案内部２４の案内規制
壁３０（折り曲げリム３６部分）に対接する位置まで移
動する。すなわち、両部材１２、１４が、前述した開位
置に設定される。そして、この状態において、紙葉類４
２は、弾性押圧部３２の押圧から解放されているので、
ファイル表紙１６および台紙１８の間に対して、自由に
収納あるいは取外すことができる。
前述した閉位置にある状態、すなわち段付突出部３４と
対接縁部３８並びに両リム３６、４０が、それぞれ対接
している状態を示すものである。そして、紙葉類４２
は、弾性押圧部３２によって押圧されるファイル表紙１
６および台紙１８の間に確実に挾持されている。そこ
で、この状態から弾性スライダ１４をファイル基板１２
に対して、その幅方向外側へスライドすると、図８に示
すように、係合舌片部２６が係合案内部２４の案内規制
壁３０（折り曲げリム３６部分）に対接する位置まで移
動する。すなわち、両部材１２、１４が、前述した開位
置に設定される。そして、この状態において、紙葉類４
２は、弾性押圧部３２の押圧から解放されているので、
ファイル表紙１６および台紙１８の間に対して、自由に
収納あるいは取外すことができる。
【００１５】また、本実施例において、ファイル基板１
２の裏面側には、図７および図８に示すように、段付突
出部３４に隣接して適宜長さの係合突条４４を適宜個所
に設け、この突条４４を弾性スライダ１４の裏板２２の
対接縁部３８に形成した突条部３８ａに係脱可能に係合
させるよう構成する。さらに、前記段付突出部３４の幅
方向反対側端縁部には膨出ストッパ部４６を設け、これ
を前記突条部３８ａに対接させるよう構成する。このよ
うに構成することにより、弾性スライダ１４を矢印方向
（図７参照）へスライドさせてスライドファイル１０を
閉じる際に、前記突条４４と突条部３８ａとの弾着作用
により閉じ動作の完了が確認できると同時に、閉じ位置
を確実に保持することができる（図３参照）。また、弾
性スライダ１４を前記矢印方向とは反対側へスライドさ
せてスライドファイル１０を開く際には（図８参照）、
前記ストッパ部４６と突条部３８ａとの対接によって、
スライドファイル１０の開き位置（ファイル基板１２と
弾性スライダ１４との関係位置）を規制しかつこの状態
を安定に保持することができる。
２の裏面側には、図７および図８に示すように、段付突
出部３４に隣接して適宜長さの係合突条４４を適宜個所
に設け、この突条４４を弾性スライダ１４の裏板２２の
対接縁部３８に形成した突条部３８ａに係脱可能に係合
させるよう構成する。さらに、前記段付突出部３４の幅
方向反対側端縁部には膨出ストッパ部４６を設け、これ
を前記突条部３８ａに対接させるよう構成する。このよ
うに構成することにより、弾性スライダ１４を矢印方向
（図７参照）へスライドさせてスライドファイル１０を
閉じる際に、前記突条４４と突条部３８ａとの弾着作用
により閉じ動作の完了が確認できると同時に、閉じ位置
を確実に保持することができる（図３参照）。また、弾
性スライダ１４を前記矢印方向とは反対側へスライドさ
せてスライドファイル１０を開く際には（図８参照）、
前記ストッパ部４６と突条部３８ａとの対接によって、
スライドファイル１０の開き位置（ファイル基板１２と
弾性スライダ１４との関係位置）を規制しかつこの状態
を安定に保持することができる。
【００１６】このようにして、本考案によれば、ファイ
ルを構成するファイル基板と弾性スライダに対して、基
本的には係合案内部と係合舌片部とを設けるだけの簡単
な構成で、スライドファイルの有する優れたファイル特
性、すなわち綴具等を必要とすることなく簡単小形に構
成することができると共に、簡便に操作することができ
るという利点を、確実に得ることができる。
ルを構成するファイル基板と弾性スライダに対して、基
本的には係合案内部と係合舌片部とを設けるだけの簡単
な構成で、スライドファイルの有する優れたファイル特
性、すなわち綴具等を必要とすることなく簡単小形に構
成することができると共に、簡便に操作することができ
るという利点を、確実に得ることができる。
【００１７】以上、本考案の好適な実施例について説明
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、本
考案の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変
更をすることが可能である。例えば、弾性スライダの表
板体２０の内面に、インデックス４４（図１参照）を設
けること等も可能である。
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、本
考案の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変
更をすることが可能である。例えば、弾性スライダの表
板体２０の内面に、インデックス４４（図１参照）を設
けること等も可能である。
【００１８】
【考案の効果】前述したように、本考案に係るスライド
ファイルは、このスライドファイルを構成するファイル
基板と、このファイル基板の幅方向にスライド可能に外
挿される弾性スライダとに対して、その長手方向両端縁
部に互いに係合する係合案内部および係合舌片部を設け
ると共に、前記係合案内部は、係合舌片部が挿通摺動す
る係合切起し面部と、この切起し面部の外側２面部を囲
繞する案内規制壁とから構成し、前記弾性スライダのフ
ァイル基板に対する前記開閉位置をそれぞれ規制する構
成としたことにより、弾性スライダのファイル基板に対
する紙葉類の開閉位置を規制することができ、これによ
りスライドファイルの有する優れたファイル特性、すな
わち綴具等を要することなく、簡単かつ小形に構成する
ことができ、しかも弾性スライダの開閉操作をより一層
確実にかつ安定化することができるというファイル特性
を、簡単な構成により容易に達成することができる。
ファイルは、このスライドファイルを構成するファイル
基板と、このファイル基板の幅方向にスライド可能に外
挿される弾性スライダとに対して、その長手方向両端縁
部に互いに係合する係合案内部および係合舌片部を設け
ると共に、前記係合案内部は、係合舌片部が挿通摺動す
る係合切起し面部と、この切起し面部の外側２面部を囲
繞する案内規制壁とから構成し、前記弾性スライダのフ
ァイル基板に対する前記開閉位置をそれぞれ規制する構
成としたことにより、弾性スライダのファイル基板に対
する紙葉類の開閉位置を規制することができ、これによ
りスライドファイルの有する優れたファイル特性、すな
わち綴具等を要することなく、簡単かつ小形に構成する
ことができ、しかも弾性スライダの開閉操作をより一層
確実にかつ安定化することができるというファイル特性
を、簡単な構成により容易に達成することができる。
【図１】本考案に係るスライドファイルの一実施例を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図２】図１におけるスライドファイルのファイル基板
の表側面の一側端縁部を示す要部拡大平面図である。
の表側面の一側端縁部を示す要部拡大平面図である。
【図３】図２におけるスライドファイルのIII −III 線
断面図である。
断面図である。
【図４】図２におけるスライドファイルの側端面図であ
る。
る。
【図５】図１におけるスライドファイルの弾性スライダ
の一側端縁部を示す一部切欠拡大平面図である。
の一側端縁部を示す一部切欠拡大平面図である。
【図６】図５におけるスライドファイルのＶＩ−ＶＩ線
断面図である。
断面図である。
【図７】図１におけるスライドファイルＶII−ＶII線断
面図であって紙葉類閉位置の状態における係合案内部お
よび係合舌片部の横断面図である。
面図であって紙葉類閉位置の状態における係合案内部お
よび係合舌片部の横断面図である。
【図８】図１に示すスライドファイルの紙葉類開位置の
状態における図７に対応する断面図である。
状態における図７に対応する断面図である。
１０ スライドファイル １２ ファイル基板 １４ 弾性スライダ １６ ファイル表紙 １８ ファイル台紙 ２０ 表板体 ２２ 裏板体 ２４ 係合案内部 ２６ 係合舌片部 ２８ 係合切起し面部 ３０ 案内規制壁 ３２ 弾性押圧部 ３４ 段付突出部 ３６ 折り曲げリム ３８ 対接縁部 ３８ａ 突条部 ４０ 立設リム ４２ 紙葉類 ４４ 突条 ４６ ストッパ部
Claims (4)
- 【請求項１】 細長形状の平板状板体からなり表面側長
手方向の外側および内側端縁部にそれぞれファイルの表
紙および台紙の一端縁部を貼着するファイル基板と、一
側方を開放したＵ字状細長形状の表、裏両板体からなり
前記ファイル基板に外挿されて前記表紙および台紙の前
記貼着端部である開閉位置の間をファイル基板の幅方向
にスライドする弾性スライダとから構成してなるスライ
ドファイルにおいて、 前記ファイル基板および弾性スライダのそれぞれの長手
方向両端縁部に互いに係合する係合案内部および係合舌
片部を設けると共に、前記係合案内部は、係合舌片部が
挿通摺動する係合切起し面部と、この切起し面部の外側
２面部を囲繞する案内規制壁とから構成し、前記弾性ス
ライダのファイル基板に対する前記開閉位置をそれぞれ
規制するように構成することを特徴とするスライドファ
イル。 - 【請求項２】 ファイル基板は、その裏面側の幅方向外
側端縁部を段付突出部に形成すると共に、表面側の幅方
向内側端縁部に折り曲げリムを形成し、弾性スライダ
は、その裏板体の幅方向外側端縁部を前記段付突出部に
対接する対接縁部に形成すると共に、裏板体の内面に前
記折り曲げリムに対接する立設リムを形成してなる請求
項１記載のスライドファイル。 - 【請求項３】 ファイル基板の裏面側には、段付突出部
に隣接して適宜長さの係合突条を設け、これを弾性スラ
イダの裏板体の対接縁部に形成した突条部に係脱可能に
係合させると共に、前記段付突出部の幅方向反対側端縁
部に膨出ストッパ部を設けて、これを前記突条部に対接
するように構成してなる請求項２記載のスライドファイ
ル。 - 【請求項４】 ファイル基板および弾性スライダは、そ
れぞれ一体成形してなる請求項１ないし３のいずれかに
記載のスライドファイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107345U JP2520443Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライドファイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107345U JP2520443Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライドファイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553986U JPH0553986U (ja) | 1993-07-20 |
| JP2520443Y2 true JP2520443Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=14456701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991107345U Expired - Lifetime JP2520443Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライドファイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520443Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5237897B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2013-07-17 | 株式会社キングジム | 書類挟み |
| JP6307777B1 (ja) * | 2017-01-12 | 2018-04-11 | 修三 山下 | クリップボード |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5826152Y2 (ja) * | 1978-11-22 | 1983-06-06 | 凸版印刷株式会社 | 簡易ファイル |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP1991107345U patent/JP2520443Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0553986U (ja) | 1993-07-20 |
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