JP3033039U - ファイルの紙類押え保持装置 - Google Patents

ファイルの紙類押え保持装置

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JP3033039U JP1996006988U JP698896U JP3033039U JP 3033039 U JP3033039 U JP 3033039U JP 1996006988 U JP1996006988 U JP 1996006988U JP 698896 U JP698896 U JP 698896U JP 3033039 U JP3033039 U JP 3033039U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 綴込帯を押えコマで折込み係止し、次に折返
しコマで折返し係止して係止力が増大され、綴込帯の先
端部が押え具から抜けることなく、長期にわたり安定し
て保持できるファイルの紙類押え保持装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 基盤12に取付け綴込帯14と、綴込帯に貫
通される挿通孔16を備えた長板18とこの長板の長手
方向に摺動自在に取り付けられた押えコマ20を有する
押え具22とを備え、綴込帯に紙類の紙孔を貫通させ、
その上から挿通孔を介して押え具を載置させ、押えコマ
を摺動させつつ綴込帯の先端側を横方向に折込み係止さ
せるファイルの紙類押え保持装置において、押え具の長
板には、押えコマで折込み係止した綴込帯の先端部を、
その折込み方向と逆方向に折返し係止する折返しコマ4
6が摺動自在に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、書類、新聞、カタログ等の紙類を保存整理するファイルの紙類押え 保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、書類、新聞、カタログ等の紙類を保存整理するファイルは、多くの種類 があり、例えば、孔を開孔して綴じ込むものと、孔を開孔しないで綴じ込むもの とに大別され、サイズも異なり、また、表紙等の基盤も多種多様なものが使用さ れている。孔を開孔しないで綴じ込むものは、綴じ込み易い代わりに綴じ込んだ 紙類等が離脱し易い欠点がある。紙類に孔を開孔して綴込むファイルにおいては 、基盤に取り付けられて上方に向け突出する綴込帯と、この綴込帯に貫通される 挿通孔を備えた長板の両縁に設けた案内部に係合して摺動自在に取付けられた押 えコマを有する押え具とを備えている。そして、ファイルすべき紙類に穿孔させ た紙孔を綴込帯に貫通し、その上から前記挿通孔を介して押え具を載置させた後 で綴込帯を緊張させ、この緊張させた綴込帯の先端部を長板の挿通孔の位置で長 板上面に沿って横方向に折り込み、折込んだ綴込帯の上面へ押えコマを摺動させ て押えコマと長板とで綴込帯の先端部を挟着状に係止している。そして、綴込ん だ紙類の離脱が少なく、綴込帯を係止した押え具の構造も簡単で、製造コストも 安価であるため、多くの事業所、役所、学校等の事務処理等に多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ファイルにおいては、綴込んだ紙類が厚くなると、綴込帯 に作用する紙類の荷重負荷が大きくなり、綴込帯の先端部を挟着状に係止した押 えコマと長板との挟着係止力で綴込帯の係止が不能となり、綴込帯が挿通孔から 引き抜けたり、或は押えコマが係止方向と逆方向に横滑りして紙類の綴込み不良 や離脱を発生し易い等の問題点があった、
【0004】 本考案は、上記従来の問題点を解消するために考案されたものであり、その目 的は、押え具に押えコマで折込み係止した綴込帯の先端部を、その折込み方向と 逆方向に折返し係止する折返しコマを設けたことにより、ファイルする紙類の厚 みが増加しても綴込不良や離脱を発生することがなく、押え具の長板と押えコマ 及び折返しコマで綴込帯を強固に係止でき、綴込んだ紙類等を長期にわたり安定 して保持できるファイルの紙類押え保持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る考案は、基盤12に取り付けられ て上方に向け突出する綴込帯14と、この綴込帯14に貫通される挿通孔16を 備えた長板18とこの長板18の長手方向に摺動自在に取り付けられた押えコマ 20を有する押え具22とを備え、前記綴込帯14にファイルすべき紙類42の 紙孔44を貫通させ、その上から前記挿通孔16を介して押え具22を載置させ 、前記押えコマ20を摺動させつつ前記綴込帯14の先端側を横方向に折り込み 係止させるファイルの紙類押え保持装置において、前記押え具22の長板18に は、前記押えコマ20で折り込み係止した綴込帯14の先端部14aを、その折 込み方向と逆方向に折返し係止する折返しコマ46が摺動自在に設けられてなる ファイルの紙類押え保持装置10から構成される。
【0006】 また、請求項2に係る考案では、前記長板18の縁には、押えコマ20を案内 する案内部30、30が設けられると共に、前記押えコマ20及び折返しコマ4 6の滑止め50が設けられてなることとしてもよい。
【0007】 また、請求項3に係る考案では、前記押えコマ20及び折返しコマ46は前記 長板18の幅方向にまたがるようにアーチ状に形成され、これら押えコマ20及 び折返しコマ46の両縁が前記案内部30、30に係合し、前記滑止め50は、 これら押えコマ20及び折返しコマ46が前記長板18と係合する部分に形成さ れた波形部52であることとしてもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案に係るファイルの紙類押え保持装置は、基盤に取り付けられて上方に向 け突出する綴込帯と、この綴込帯に貫通される挿通孔を備えた長板とこの長板の 長手方向に摺動自在に取り付けられた押えコマを有する押え具とを備えている。 基盤は、硬質紙材、硬質合成樹脂材等を素材とし、表紙と裏表紙とを連結した 背表紙とを有し、この背表紙に、その長手方向に間隔をおいて2個の綴込帯が取 付けられている。しかし、基盤は、表紙と裏表紙とを連結した背表紙に限るもの では、例えば、矩形状の厚板、その他紙類を綴込む平板状のものであればよい。 これらの基盤の縁部寄り位置に綴込帯を取付ける。 綴込帯は、自由に曲成可能で復帰弾力を有した軟質合成樹脂、金属板ばね等を 素材とし、細帯状、或は棒状等に形成されている。この綴込帯は、押えコマや折 返しコマと接摺する面に凹凸面を成型して接摺係合力を増加させてもよい。また 、綴込帯は自由に折曲可能なコイルばね体で形成してもよい。
【0009】 押え具は、金属板、合成樹脂等を素材とした長板で形成され、この長板には、 基盤に取り付けた2個の綴込帯を貫通させる2個の挿通孔が長板の中央に対して 対称に穿孔されている。更に、長板の幅方向の両縁には、押えコマを案内する案 内部が設けられ、この案内部は、長板の上面側へコ字状に曲成された溝形案内に 形成されている。この案内部は、必ずしも溝形案内に限ることなく、例えば、棒 状案内でもよい。このときには、押えコマの両端に棒状案内と係合しながら摺動 するガイドジョーを設ける。 前記長板の中央部に二つの挿通孔へ向け二つの押えコマが摺動自在に取付られ ている。この押えコマは、内部が中空で長板の幅方向に跨がるアーチ状に形成さ れた両側端に溝形案内に係合したスライド板と、挿通孔と対峙する一端側に設け られた綴込帯の折込み口と、他端側に長板の上面に接摺する摺動板とを有してい る。基盤に取り付けた2個の綴込帯にファイルすべき紙類の紙孔を貫通させ、更 に、綴込帯に長板の挿通孔を貫通させて紙類の上面に押え具を載置する。この状 態で二つの押えコマを挿通孔の綴込帯へ向け摺動させ、挿通孔の縁位置で綴込帯 を二つの押えコマの折込み口で長板に沿った横方向へ折込み係止する。
【0010】 本考案は、押えコマで綴込帯を長板に沿った横方向に折り込み係止するファイ ルの紙類押え保持装置において、押え具の長板に、押えコマで折込み係止した綴 込帯の先端部を、更に押えコマの折込み方向と逆方向に折返し係止する折返しコ マを摺動自在に設けてなるものである。 即ち、長板の両端寄り位置に二つの折返しコマが挿通孔を挟んで二つの押えコ マと対峙して摺動自在に設けられている。この折返しコマは、内部が中空で長板 の幅方向に跨がるアーチ状に形成され、かつ押えコマの上面へ反転状に折返した 綴込帯を押圧状態で係止し得る高さを有し、更に、その幅方向の両側端に溝形案 内の上面側から長板の下面側へ係合した断面略コ字状の係合スライド板を有して いる。そして、長板の上面で綴込帯を挟んで押えコマと折返しコマとが対峙して いる。
【0011】 これにより、綴込帯は、押えコマで横方向に折込まれた後で、折返しコマで逆 方向へ反転して折返えされ押え具に強固に係止され、綴込帯にファイルした紙類 が増加しても、綴込帯の先端部が押え具から抜けることがなく、ファイルした紙 類等を長期にわたり安定して押え保持できる。 実施例では、長板の中央部側に押えコマが、両端側に折返しコマがそれぞれ配 置されているが、これに限ることなく、逆に長板の中央部側に折返しコマを、両 端側に押えコマを配置することとしてもよい。
【0012】 前記押えコマは、長板の幅方向の両縁に設けた案内部で案内されると共に、長 板には押えコマ及び折返しコマの滑止めが設けられている。この滑止めは、長板 に開孔した各挿通孔の両側と案内部との間隔位置において、案内部と並列状に長 板に設けられている。また、長板の幅方向にまたがるようにアーチ状に形成され た押えコマや折返しコマの両縁が案内部に係合して案内されるときに、前記滑止 めは、これら押えコマ及び折返しコマが長板と係合する部分に波形部として形成 されている。 即ち、波形部52、52は、挿通孔の両側と案内部との間隔位置で長板の上下 面に波形部が波形状に成型され、押えコマの両側端のスライド板が案内部と係合 しながら波形部の上面に接摺する。また、案内部の溝形案内の上面側から下面側 へ係合する折返しコマの両側端の係合スライド板が長板の下面側の波形部に接摺 すしてそれぞれ滑り止めされる。
【0013】 これにより、押えコマ及び折返しコマで折曲された綴込帯の復帰弾力が、折曲 位置で押えコマ及び折返しコマに加わっても、押えコマ及び折返しコマは長板に 設けた滑止めとの接摺抵抗で滑動することがなく、綴込帯の折込み、折返し状態 を保持できることとなる。また、滑止めは波形部に限ることなく、凹凸阻面、或 はローレット目で形成してもよい。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例を説明する。 図1には、本考案の実施例に係るファイルの紙類押え保持装置(以下、紙類押 え保持装置と省略する。)10が示されている。 図より明らかな様に、紙類押え保持装置10は、基盤12に取り付けられて上 方に向け突出する綴込帯14と、この綴込帯14に貫通される挿通孔16を備え た長板18とこの長板18の長手方向に摺動自在に取り付けられた押えコマ20 を有する押え具22とを備えている。
【0015】 基盤12は、硬質紙材、硬質合成樹脂材等を素材とし、表紙24と裏表紙26 とを連結した背表紙28とを有し、この背表紙28に、その長手方向に間隔をお いて2個の綴込帯14、14が取付けられている。前記基盤12は、表紙24と 裏表紙26とを連結した背表紙28に限ることなく、例えば、矩形状の厚板であ ってもよい。 綴込帯14、14は、金属板ばね、軟質合成樹脂等を素材とした細帯状、或は 棒状等に形成されている。この綴込帯14、14は、その側面側には押え具22 や押えコマ20、或は折返しコマ46との接摺係合力を増加するため、図示しな い凹凸面を成型してもよい。また、綴込帯14は、金属ばね、軟質合成樹脂で細 帯状、或は棒状等に形成したものに限ることなく、自由に折曲可能なコイルばね 体で形成してもよい。
【0016】 押え具22の長板18は、金属、合成樹脂等を素材とし、二つの綴込帯14、 14を貫通させる2個の挿通孔16、16と、その幅方向の両縁に設けられ、押 えコマ20を案内する二つの案内部30、30を備えている。 図4、図5に示す様に、案内部30は、長板18の幅方向の端部を上面側へ略 コ字状に曲成した溝形案内32に形成されている。また、長板18には、その強 度を増加するために長手方向の中央部に沿って凹陥された凹陥部34が設けられ 、この凹陥部34の両側の段差部が補強リブとなって長板18の強度が増加され ている。
【0017】 図1に示す様に、長板18には、その中央側から二つの挿通孔16、16へ向 け摺動し得る様に二つの押えコマ20、20が取付られている。この各押えコマ 18は、図2、図4に示す様に、内部が中空で長板18の幅方向に跨がるアーチ 状に形成されたコマ本体21と、このコマ本体21の両側端に前記溝形案内32 、32に嵌合したスライド板36、36と、挿通孔16と対峙した一端側に設け られた綴込帯の折込み口38と、他端側には長板18の上面に接摺する摺動板4 0とを有している。 この基盤12に取り付けた2個の綴込帯14、14にファイルすべき紙類42 の紙孔44、44を貫通させ、その上から前記挿通孔16、16を介して押え具 22を載置させ、前記押えコマ20、20を図1矢印イ方向へ摺動させて挿通孔 16、16の縁位置で綴込帯14、14を折込み口38で押え込み状に折込み係 止させる。
【0018】 本発明の特徴的なことは、前記紙類押え保持装置10において、前記押え具の 長板には、前記押えコマで折込み係止した綴込帯の先端部を、その折込み方向と 逆方向に折返し係止する折返しコマを摺動自在に設けたことにある。 即ち、図1に示す様に、長板18の両端寄り位置に二つの折返しコマ46、4 6が挿通孔16、16を挟んで二つの押えコマ20、20と対峙して摺動自在に 設けられている。
【0019】 この各折返しコマ46は、図3、図5に示す様に、内部が中空で長板18の幅 方向に跨がる様に形成されたアーチ状本体47を備え、このアーチ状本体47は 、押えコマ20の上面へ反転状に折返した綴込帯14を押圧状態で係止し得る高 さを有している。更に、折返しコマ46は、アーチ状本体47の幅方向の両側端 に前記溝形案内32、32の上面側から長板18の下面側へ係合した断面略コ字 状の係合スライド板48、48を有している。 これにより、多数の紙類42を二つの綴込帯14、14にファイルして長板1 8の挿通孔16、16から上方へ突出した二つの綴込帯14、14の先端部14 a、14aを、二つの押えコマで20、20を矢印イ方向に摺動させて折込み係 止し、次に、各綴込帯14、14の先端部14a、14aを押えコマで20、2 0の上面へ反転させて二つの折返しコマ46、46を反転方向へ矢印ロ方向へ向 けて移動させてアーチ状本体47の下面で綴込帯14の先端部14aを係止する 。即ち、綴込帯14の先端部14aは、押えコマ20の上面へ折返されて折返し コマ46で係止される結果、強固に係止されることとなり、綴込帯14の先端部 14aが押え具22から抜けることがなく、ファイルした多数の紙類42等を長 期にわたり安定して押え保持できる。
【0020】 図1に示す様に、前記押えコマ20は、長板18の幅方向の両縁に設けた案内 部30、30で案内されると共に、長板18には、押えコマ20及び折返しコマ 46の滑止め50が設けられている。図に示す様に、滑止め50は、長板18に 開孔した各挿通孔16の両側と案内部30、30との間隔位置において、二つの 滑止め50、50が各案内部30と並列状に長板18に設けられている。 これにより、長板18の上面で綴込帯14の先端部14aを折込む押えコマ2 0が案内部30に案内されて長板18の上面から浮き上がることがなく綴込帯1 4を安定して押え保持できると共に、押えコマ20及び折返しコマ46で折曲さ れた綴込帯14の復帰弾力が、折曲位置で押えコマ20及び折返しコマ46に加 わっても、押えコマ及び折返しコマは長板に設けた滑止め50、50との接摺抵 抗で滑動することがなく、綴込帯14、14の折込み、折返し状態を維持できる 。
【0021】 また、長板18の幅方向にまたがるようにアーチ状に形成された押えコマ20 及び折返しコマ46の両縁が案内部30、30に係合し、前記滑止め50、50 は、これら押えコマ20及び折返しコマ46が長板18と係合する部分に波形部 52、52として形成されている。 即ち、前記波形部52、52は、図6、図7に示す様に、挿通孔16の両側と 案内部30、30との間隔位置で長板18の上下面に波形部52、52が成型さ れ、押えコマ20の両側端のスライド板36、36が案内部30、30の溝形案 内32、32と係合しながら波形部52、52の上面に接摺し、また、案内部3 0、30の溝形案内32、32の上面側から下面側へ係合する折返しコマ46の 両側端の係合スライド板48、48が波形部52、52の下面に接摺してそれぞ れ滑り止めされる。
【0022】 これにより、押えコマ20と折返しコマ46との両側縁が長板18と係合する 部分に滑止めとしての波形部が設けられているため、綴込帯14を折曲係止した 押えコマ20と折返しコマ46とは係合した波形部52、52との接摺抵抗で滑 動することなく、ファイルした紙類を長期にわたり安定して押え保持できると共 に、滑止めとしての波形部52、52は、1枚の長板18にプレス成型等により 形成して1つの部材でその上面側及び下面側の滑止めを同時に行え、構成部材の 簡素化を行い、コスト減、補修の容易性等を確保できる。 また、折返しコマ46の両側端の係合スライド板48、48にも、図7に示す 様に、長板18の下面側の滑止め52、52と係合する波形部52a、52aを 設けてもよく、これにより折返しコマ46を、押えコマ20の上面へ反転させた 綴込帯14の先端部14aへ移動させて係止させたときに、折返しコマ46の係 合スライド板48、48の波形部52a、52aが長板18の下面側の波形部5 2、52に係合して接摺抵抗が増大され、折返しコマ46による綴込帯14の先 端部14aを強固に係止できることとなる
【0023】 次に、本発明の実施例に係るファイル紙類押え保持装置の作用を説明する。 各類基盤12に設けたファイルの紙類押え保持装置10で書類、新聞、カタロ グイ等の紙類42をファイルする場合においては、紙類42の綴込む側に紙孔4 4、44を開孔させてこの紙孔44、44を基盤12に設けた綴込帯14、14 に通係する。その後で、図1に示す様に、押え具22に開孔している挿通孔16 、16を綴込帯14、14の先端部14a、14aに挿通させて紙類42の上面 に密着させ、綴込帯14、14を上方へ緊張させた状態で押えコマ20、20を 案内部30、30の溝形案内32、32内に押えコマ20の両端のスライド板3 6、36を係合させて挿通孔16、16へ向け矢印イ方向へ摺動させ、綴込帯1 4、14を長板18の両端方向へ向けて横方向に折込む。その後で、綴込帯14 、14の先端部14a、14aを押えコマ20、20の上面へ反転状に折返し、 同時に長板18の両端側に待機している折返しコマ46、46を押えコマ20、 20の移動方向と逆方向の矢印ロ方向へ向け摺動させ、押えコマ20、20の上 面と折返しコマ46、46の下面とで綴込帯14、14の先端部14a、14a を係止する。
【0024】 これにより、綴込帯の先端部を押えコマで横方向に折込み係止したうえ、更に 、その綴込帯の先端部を反転させて折返すから、折返しコマで二重に折込み、折 返して係止する結果、係止力が強固となり、押えコマのスライド板が案内部内に 係合しながら長板上面の滑止めと接摺し、また、折返しコマの両端の係合スライ ド板も案内部から長板の下面へ係合しながら長板下面の滑止めと接摺し、この押 えコマと折返しコマとに折曲された綴込帯14の反力が加わっても摺動すること もなく、綴込帯の先端部が押え具から抜けることがなく、ファイルした多数の紙 類等を長期にわたり安定して押え保持できる。
【0025】
【考案の効果】
以上、説明した様に請求項1に係るファイルの紙類押え保持装置によれば、基 盤に取り付けられて上方に向け突出する綴込帯と、この綴込帯に貫通される挿通 孔を備えた長板とこの長板の長手方向に摺動自在に取り付けられた押えコマを有 する押え具とを備え、前記綴込帯にファイルすべき紙類の紙孔を貫通させ、その 上から前記挿通孔を介して押え具を載置させ、前記押えコマを摺動させつつ前記 綴込帯の先端側を横方向に折り込み係止させるァイルの紙類押え保持装置におい て、前記押え具の長板には、前記押えコマで折り込み係止した綴込帯の先端部を 、その折り込み方向と逆方向に折返し係止する折返しコマが摺動自在に設けられ てなることにより、綴込帯の先端部を押えコマで横方向に折込み係止したうえ、 更に、その綴込帯の先端部を反転させて折返すから、折返しコマで二重に折込み 、折返して係止する結果、係止力が強固であり、綴込帯の先端部が押え具から抜 けることがなく、ファイルした多数の紙類等を長期にわたり安定して押え保持で きる。
【0026】 また、請求項2によれば、前記長板の縁には、押えコマを案内する案内部が設 けられると共に、前記押えコマ及び折返しコマの滑止めが設けられてなることに より、長板の上面で綴込帯の先端部を折込む押えコマが、案内部に案内されて長 板の上面から浮き上がることがなく綴込帯を安定して押え保持できると共に、押 えコマ及び折返しコマで折曲された綴込帯の復帰弾力が、折曲位置で押えコマ及 び折返しコマに加わっても、押えコマ及び折返しコマは長板に設けた滑止めとの 接摺抵抗で滑動することがなく、綴込帯の折込み、折返し状態を維持できる。
【0027】 また、請求項3によれば、前記押えコマ及び折り返しコマは前記長板の幅方向 にまたがるようにアーチ状に形成され、これら押えコマ及び折返しコマの両縁が 前記案内部に係合し、前記滑止めは、これら押えコマ及び折り返しコマが前記長 板と係合する部分に形成された波形部であることにより、押えコマと折り返しコ マとの両縁が長板と係合する部分に滑止めとしての波形部が設けられているため 、綴込帯を折曲係止した押えコマと折返しコマとは係合した波形部との接摺抵抗 で滑動することなく、ファイルした紙類を長期にわたり安定して押え保持できる と共に、滑止めとしての波形部は、1枚の長板にプレス成型等により形成して1 つの部材でその上面側及び下面側の滑止めを同時に行え、構成部材の簡素化を行 い、コスト減、補修の容易性等を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るファイルの紙類押え保持
装置を綴込帯に通係した紙類の上面で綴込帯に挿通孔を
挿通して配置した状態を示した斜視説明図である。
【図2】押え具の挿通孔に通係させた綴込帯を押えコマ
で折込む状態を示した一部拡大縦断面図である。
【図3】押え具の挿通孔に通係させた綴込帯を押えコマ
で横方へ折込み、更に押えコマの上面へ折返して折返し
コマで強固に係止させた状態を示した一部拡大縦断面図
である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】押え具の挿通孔と案内部との間隔位置に設けた
滑止めを示した押え具の一部平面図である。
【図7】図6に示す滑止めが波形部として成型され、底
面側にも滑止めが成型された状態を示した押え具の一部
底面図である。
【符号の説明】
10 ファイルの紙類押え保持装置 12 基盤 14 綴込帯 16 挿通孔 18 長板 20 押えコマ 22 押え具 30 案内部 42 紙類 46 折返しコマ 50 滑止め 52 波形部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤に取り付けられて上方に向け突出す
    る綴込帯と、この綴込帯に貫通される挿通孔を備えた長
    板とこの長板の長手方向に摺動自在に取り付けられた押
    えコマを有する押え具と、を備え、前記綴込帯にファイ
    ルすべき紙類の紙孔を貫通させ、その上から前記挿通孔
    を介して押え具を載置させ、前記押えコマを摺動させつ
    つ前記綴込帯の先端側を横方向に折り込み係止させるフ
    ァイルの紙類押え保持装置において、 前記押え具の長板には、前記押えコマで折込み係止した
    綴込帯の先端部を、その折込み方向と逆方向に折返し係
    止する折返しコマが摺動自在に設けられてなるファイル
    の紙類押え保持装置。
  2. 【請求項2】 前記長板の縁には、押えコマを案内する
    案内部が設けられると共に、前記押えコマ及び折返しコ
    マの滑止めが設けられてなる請求項1記載のファイルの
    紙類押え保持装置。
  3. 【請求項3】 前記押えコマ及び折り返しコマは前記長
    板の幅方向にまたがるようにアーチ状に形成され、 これら押えコマ及び折返しコマの両縁が前記案内部に係
    合し、 前記滑止めは、これら押えコマ及び折り返しコマが前記
    長板と係合する部分に形成された波形部である請求項1
    または2記載のファイルの紙類押え保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524240U (ja) * 1991-09-10 1993-03-30 株式会社アルプスツール ツールヘツド

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JPH0524240U (ja) * 1991-09-10 1993-03-30 株式会社アルプスツール ツールヘツド

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