JPH084314Y2 - ファイル等の背見出し構造 - Google Patents

ファイル等の背見出し構造

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JPH084314Y2
JPH084314Y2 JP1990014407U JP1440790U JPH084314Y2 JP H084314 Y2 JPH084314 Y2 JP H084314Y2 JP 1990014407 U JP1990014407 U JP 1990014407U JP 1440790 U JP1440790 U JP 1440790U JP H084314 Y2 JPH084314 Y2 JP H084314Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファイルやバインダ等の背表紙において背
見出し用紙が挿抜自在に着装される背見出し構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来のファイルやバインダ、或は、アルバム(以下、
ファイル等という)の背表紙に形成される背見出し用紙
の収容部たる背見出し構造は、ファイル等の背表紙に一
枚の透明な縦長の合成樹脂製のフィルム、又は、シート
(以下、フィルム等という)を重ね合せ、このフィルム
等の両側をファイル等の表,裏の表紙側に折曲げてその
部でヒートシールし、背表紙とフィルム等の間に背見出
し用紙を挿入する構造となっている。
従来のファイル等の背見出し構造においては、ファイ
ル等を左右に大きく開いてファイル等の背表紙とフィル
ム等の間に隙間を形成させ、この隙間に多少厚手の紙等
により形成した縦長の背見出し用紙を挿入した後ファイ
ル等を閉じ、上記用紙を背表紙部分に密着挿装するよう
になっている。
このようにしてファイル等の背表紙から表,裏表紙に
かかる部位である背部に挿抜自在に密着挿装される背見
出し用紙は、ファイル等を分類、整理する上で極めて重
要な役割を有すると共に、ファイル等の外観上のデザイ
ンを構成する一要素となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、上記従来のファイル等の背見出し構造に
おいては次のような問題があった。
上述のようにファイル等の背部に密接に着装された背
見出し用紙は、当該背見出し用紙の両側が背表紙から
表,裏表紙側に出ているため、この背見出し用紙の両側
部分はファイル等の表,裏表紙と背表紙の境界線に沿っ
て表紙と同様に折り曲げられる。従って、背見出し用紙
には折曲り癖が付いてしまい、そのため、ファイル等を
左右に大きく開いたとき、ファイル等の背部とフィルム
等の間に形成される隙間内において前記折曲り癖が付い
た背見出し用紙がファイル等の背表紙から離れ、その折
曲った両側が背表紙に連なる表,裏の表紙に跨がるよう
な状態となる。
このような状態からファイル等を閉じると背見出し用
紙はその両側が拡開せずにそのまま内側に折れ曲ってし
まう巻込み現象が起きるという問題があった。
また、背見出し構造を構成するフィルム等はその両側
のみがファイル等の表,裏表紙にヒートシールされてい
るため、ファイル等の背部に密接に着装されている背見
出し用紙がファイル等の下側に一部突出したり、或は、
抜け落ちてしまうという問題もあった。
この背見出し用紙のファイル等からの突出或は抜け落
ち現象を防止するため、背見出し用紙の収容部を形成す
るフィルム等の下側もファイル等の背部にヒートシール
することも可能であるが、その場合は、背見出し用紙の
下端がヒートシール線より上側に位置することとなり、
特に、ファイル等の色と背見出し用紙の色が異なってい
る場合には美感上好ましくない。
本考案は、上記従来のファイル等の背見出し構造にお
ける問題点を解決し、背見出し用紙の巻込み現象や背見
出し用紙のファイル等からの突出或は抜落ち現象がな
く、しかも美感上においても従来のファイル等と変らな
いファイル等の背見出し構造を提供することをその課題
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本考案の構成は、ファイル
等の背表紙から表又は裏表紙にかかる部位に、一枚の透
明な縦長矩形の合成樹脂製フィルム又はシートをその長
さ方向で二つ折りして側面略U字状に形成した帯体を当
てがい、この帯体の左右両側を前記ファイル等の表又は
裏表紙に接着して取付けたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本考案のファイル等の背見出し構造においては、合成
樹脂製のフィルム等をその長さ方向で二つ折りしてファ
イル等の背部に重ね合せ、その両側をファイル等の表,
裏の表紙に接着した帯体により形成した背見出し用紙の
収容部に背見出し用紙が挿入されるから、背見出し用紙
の折曲り癖による巻込み現象を防止することができると
共に、上記フィルム等の折り曲げ箇所が帯体による背見
出し用紙の収容部の底部を形成するから、背見出し用紙
がファイル等の下側から突出したり、抜け落ちる現像を
防止することができる。
更に、帯体の下端辺はファイル等の背部にヒートシー
ルされないからファイル等の美感を損ねることがなく、
特に帯体の下端辺をファイル等の背部下端に揃えて成る
ものは従来のファイル等の背見出し用紙収容部と変わら
ない美感を有する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本考案背見出し構造の実施例における構成要
素を示す斜視図、第2図はファイルを左右に開いた状態
における本考案背見出し構造の一例の平面図、第3図は
第2図に示すファイルを閉じた状態における背部の縦断
面図、第4図は本考案背見出し構造の他の実施例の部分
拡大図である。
第1図〜第3図において、1はバインダ形式のファイ
ル、2はファイル1の表紙、2′は裏表紙、3はファイ
ル1の表,裏表紙2,2′に折れ曲り箇所m,mを介して連設
形成された背表紙、4は背表紙3の内側に取付けられて
いるバインダ金具である。
5は、ファイル1の背表紙3から表,裏表紙2,2′に
かかる背部に着装される背見出し用紙の収容部を形成す
る側面略U字状の帯体で、この帯体5は一枚の透明な縦
長矩形の合成樹脂製のフィルム6をその長さ方向で二つ
折りして形成されている。尚、6aは帯体5の内側フィル
ム、6bは外側フィルム、6cは底部である。
本考案背見出し構造は、第1図に示すように、帯体5
を矢印P1の方向に移動させて背表紙3に重ね合せると共
に、この帯体5の両側を矢印P2の方向に折り曲げてその
側端縁を表,裏表紙2,2′にヒートシールして成るもの
である。lは帯体5の両側の表,裏表紙2,2′へのヒー
トシールラインを示す。
7は縦長矩形状の背見出し用紙であり、本考案背見出
し構造における上方の開口部から内,外側のフィルム6
a,6b間に挿入される。
第2図は背見出し用紙7が本考案背見出し構造により
ファイル1の背部に着装されている平面状態で、ファイ
ル1の表,裏表紙2,2′は左右に開かれている。
このとき、背見出し用紙7はファイル1の折れ曲り箇
所m,mにおいて折曲げられているため内側に折曲り癖が
付いているが、いわゆる巻込み現象は生じない。
即ち、従来のファイル等の見出し構造では、ファイル
等の表紙を第2図のように左右に開くと背見出し用紙の
両側端が表紙に対し直角に近い角度で当接するため、フ
ァイル等の表紙を閉じたとき背見出し用紙の両側端が内
側に折れ曲ってしまう、いわゆる巻込み現象があった
が、本考案背見出し構造においては、背見出し用紙7は
収容部を形成している帯体5における内,外側のフィル
ム6a,6bの間にあるため、該用紙7の両側端は表,裏表
紙2,2′に当接することがなく、また、ファイル1の
表,裏表紙2,2′が閉じられるとき帯体5の内側フィル
ム6aが上記用紙7の両側端を拡開するように案内するた
め、およそ巻き込み現象が生じることはないのである。
また、第3図に示したように帯体5は底部6cを有して
いるため、背見出し用紙7はファイル1の下側に突出し
たり抜け落ちたりすることがない。
更に、帯体5の底部6cはフィルム6を表紙にヒートシ
ールして形成されるのではなく、上述したようにフィル
ム6を二つ折りした下端部に形成されるため、背見出し
用紙7の下端は帯体5の底部6cに揃うように収容できる
から、背見出し用紙7の下端と背表紙3の下端を揃える
ことができ、ファイル1の美感を損うこともない。
尚、上記実施例の背見出し構造は、バインダ構造のフ
ァイルに適用したが、これ以外にレターファイル,写真
ファイル,クリアーファイル等の各種ファイル、或は、
データバインダ,アルバム等にも適用できる。また、こ
れらのファイル等の背表紙の幅に形成した帯体を、その
背表紙に接着して本考案背見出し構造とすることも可能
である。
更に、表,裏表紙を中央部で二つ折りしたただけで背
表紙のないファイルにも本考案背見出し構造は適用でき
る。
一方、上記本考案背見出し構造の実施例では、帯体5
の底部6cをファイル1の下端部に揃えてあるが、底部6c
がファイル1の中間部の適宜位置に来るようにしてもよ
い。更に、帯体5を形成するフィルムの代わりに多少厚
手の透明な合成樹脂製のシートを使用してもよい。ま
た、帯体5の接着はヒートシールの外、接着剤を用いた
接着でもよい。
次に、本考案背見出し構造の他の実施例について第4
図に拠り説明する。
第4図に示す本考案背見出し構造は、フィルム6′
を、その長さ方向で二つ折りして形成される帯体5′を
ファイル1の背部に着装したもので、6a′は帯体5′の
内側フィルム、6b′は外側フィルムである。
この背見出し構造は外側フィルム6b′の上端略中央部
に窪み8を形成した点に、先の実施例にはない特徴があ
る。
この窪み8は、背見出し用紙7を内,外側フィルム6
a′,6b′の間に挿抜し易くするために設けたものであ
る。
第4図に示す本考案背見出し構造の他の部分の構成
は、第1図乃至第3図に示したものと同じである。
〔考案の効果〕
本考案背見出し構造は上述の通りであって、ファイル
等の表紙の開閉により背見出し用紙の両側が内側に折れ
曲る巻き込み現象が生じることがなく、また、背見出し
用紙がファイル等の下側に突出したり、或は、下側から
抜け落ちたりすることもない。
更に、本考案背見出し構造における帯体の下側はファ
イル等の表紙や背表紙にヒートシールされないため、フ
ァイル等の美感を損ねることもないという実用上の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案背見出し構造の実施例における構成要素
を示す斜視図、第2図はファイルを左右に開いた状態に
おける本考案背見出し構造の一例の平面図、第3図は第
2図に示すファイルを閉じた状態における背部の縦断面
図、第4図は本考案背見出し構造の他の実施例の部分拡
大図である。 1……ファイル、2……表表紙、2′……裏表紙、3…
…背表紙、4……バインダ金具、5,5′……帯体、6,6′
……フィルム、6a,6a′……内側フィルム、6b,6b′……
外側フィルム、7……背見出し用紙、8……窪み、m…
…折れ曲り箇所、l……ヒートシールライン、P1,P2
…矢印

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイル等の背表紙から表又は裏表紙にか
    かる部位に、一枚の透明な縦長矩形の合成樹脂製フィル
    ム又はシートをその長さ方向で二つ折りして側面略U字
    状に形成した帯体を当てがい、この帯体の左右両側を前
    記ファイル等の表又は裏表紙に接着して取付けたことを
    特徴とするファイル等の背見出し構造。
  2. 【請求項2】帯体の下端辺はファイル等の背表紙部の下
    端に揃えて成る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    ファイル等の背見出し構造。
JP1990014407U 1990-02-16 1990-02-16 ファイル等の背見出し構造 Expired - Fee Related JPH084314Y2 (ja)

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JP5194235B1 (ja) * 2012-04-25 2013-05-08 倉松 八代 背見出収納具
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