JP4327300B2 - 蓋付紙箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り部を介して開閉可能な蓋体を有する蓋付紙箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓋付紙箱としては、方形の底板の四方に側板が折り立てられ、この側板の隣接する端部同士が互いに連結された本体と、この本体後部の側板上端から折り部を介して本体上に被さる方形の蓋板の前及び左右縁から対応する本体の側板の外面側に被さる縁板が折り立てられ、この縁板の隣接する端部同士が互いに連結された蓋体とを有する蓋付紙箱が知られている(実公昭61−28757号公報)。
【0003】
また、上記のような蓋付紙箱の蓋体左右の縁板後部を対応する本体の側板に接着し、開封時にこの接着した縁板後部を切り離すための切れ目を形成したシール部付の蓋付紙箱も知られている(実公昭63−11066号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の蓋付紙箱における蓋体左右の縁板は、蓋体後部には縁板がないことから、後端部が拘束されていない状態となっており、この蓋体左右の縁板が外側に拡開して張り出し、体裁が悪くなる問題がある。これを是正するためにフィルム等でラッピングして押さえることもできるが、体裁を整えられるのは開封するまでであり、開封後の体裁の低下を防止できない問題がある。
【0005】
一方、上記従来のシール部付の蓋付紙箱は、蓋体左右の縁板後部が対応する本体の側板に接着されていることから、上記のようなラッピングを施さなくても蓋体左右の縁板が拡開して外側に張り出すのを防止することができる。
【0006】
しかしながら、開封後は本体左右の側板に接着された蓋体左右の縁板後部が切り離されるので、やはり開封後の体裁の低下を防止できない問題がある。また、開封時に蓋体左右の縁板後部を切れ目に沿って切り離さなければならず、単に蓋体を持ち上げただけではこの切り離しが行いにくいことから、無理な力を加えて蓋体を変形させたり破損させやすいという問題もある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、方形の底板の四方に側板が折り立てられ、この側板の隣接する端部同士が互いに連結された本体と、この本体後部の側板上端から折り部を介して本体上に被さる方形の蓋板の前及び左右縁から対応する本体の側板の外面側に被さる縁板が折り立てられ、この縁板の隣接する端部同士が互いに連結された蓋体とを有する蓋付紙箱において、開封の前後を問わず、蓋体左右の縁板が拡開してしまうことによる体裁の低下を防止できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的のために、方形の底板の四方に側板が折り立てられ、この側板の隣接する端部同士が互いに連結された本体と、この本体後部の側板上端から折り部を介して本体上に被さる方形の蓋板の前及び左右縁から対応する本体の側板の外面側に被さる縁板が折り立てられ、この縁板の隣接する端部同士が互いに連結された蓋体とを有する蓋付紙箱において、
本体の左右の側板の中間部後方寄りに差し込みスリットがそれぞれ1箇所ずつ形成されており、しかも、この差し込みスリットの位置に対応する蓋体の左右の縁板の中間部後方寄りに、蓋体の閉鎖時に差し込みスリットに差し込み可能な差し込み片が形成されていると共に、蓋体の左右の縁板は前から後方に高さが漸減されていることを特徴とする蓋付紙箱を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に基づいて本発明に係る蓋付紙箱の一例を説明する。
【0010】
図1は開封前の状態を示す斜視図、図2は開封して蓋体Bを開いた状態の斜視図、図3は展開図で、これらに示されるように、本蓋付紙箱は、本体Aと、折り部5を介して開閉可能な蓋体Bとから構成されている。
【0011】
本体Aは、方形の底板1の四方に連接された側板2a〜2dを上向きに折り立て、この側板2a〜2dの隣接する端部同士を糊代3a〜3dによって互いに連結したものとなっている。
【0012】
本体A前部の側板2aの上端中央部には、図2及び図3に示されるように、側板2aの外面側に折り返されるストッパー片4が連接されている。このストッパー片4の先端側左右のコーナー部は円弧状に形成されている。ストッパー片4の役割については後述する。
【0013】
蓋体Bは、この本体A後部の側板2d上端から折り部5を介して本体A上に被さる方形の蓋板6を有するものとなっている。この方形の蓋板6の前及び左右縁にはそれぞれ縁板7a〜7cが連接されており、各縁板7a〜7cは折り立られて、隣接する端部同士が糊代8a,8bによって互いに連結されている。各縁板7a〜7cは、蓋体Bの閉鎖時に、対応する本体Aの側板2a〜2cの外面側に被さるものとなっている。
【0014】
上記糊代8a,8bは、縁板7b,7cの前端から延出したもので、縁板7aの内面に接着されて、縁板7b,7cの端部をそれぞれ縁板7aの左右の端部に連結している。この糊代8a,8bの先端側上部コーナー部は凹形の円弧状に切り欠かれて係止部9a,9bを形成している。この係止部9a,9bは、蓋体Bの閉鎖時に、前述したストッパー片4の先端側左右の円弧状コーナー部と係合されるものである。このストッパー片4及び係止部9a,9bは必須のものではないが、これらを設けておくと、開封後の蓋体bの閉鎖時に、折り部5の反発力で蓋体Bが半開きになるのを防止することができるので好ましい。また、係合するストッパー片4の先端側左右と係止部9a,9bとが共に円弧状であることから、蓋体Bを開くときに両者の係合が無理なく解除され、蓋体Bに無理な力を加えて損傷させることを防止できる。
【0015】
蓋体B前部の縁板7aの中央部には、下部を切り離すことができるよう、ミシン目や断続的なスリット等により、下向きコ字形の開封ライン10が形成されている。この開封ライン10の内側部分は本体A前部の側板2に接着されている。図1に示される開封前の状態においては、開封ライン10の内側部分が本体A前部の側板2に接着されていることで、封止状態を得ることができる。また、開封ライン10に沿ってその内側部分を切り離すことによって、図2に示されるように開封して蓋体Bを開くことができる。
【0016】
ところで、本体A左右の側板2b、2cの中間部後方寄りには差し込みスリット11a,11bが形成されている。また、蓋体B左右の縁板7b、7cは、前から後方向に高さが漸減するものとなっており、この差し込みスリット11a,11bの位置に対応する中間部後方寄りに、蓋体Bの閉鎖時に差し込みスリット11a,11bに差し込み可能な差し込み片12a,12bが下向きに突出している。蓋体Bの閉鎖時に差し込みスリット11a,11bに差し込み片12a,12bを差し込んでおくと、開封の前後を問わず、蓋体B左右の縁板7b、7dが拡開して外側に張り出し、体裁が悪くなるのを防止することができる。
【0017】
差し込みスリット11a,11bと差し込み片12a,12bの形成位置は、縁板7b,7cの後部ほど拡開しやすいことから、これを押さえやすくするために、上記のように後方寄りとなっている。また、縁板7b,7cは、縁板7b、7c後部の拡開をより目立たなくするために、図示されるように、前から後方向に高さが漸減するものとなっている
【0018】
差し込みスリット11a,11bは、直線状に形成したものであっても良いが、差し込み片12a,12bを差し込みやすくするために、図4(a)又は(b)に明示されるようなものとすることが好ましい。即ち、下向き凸形状をなして内側に舌片13a,13bが形成された差し込みスリット11a,11bとすると共に、この舌片13a,13bを縦に二分する補助スリット14a,14bを形成しておくことが好ましい。このようにしておくと、蓋体Bの閉鎖後、側方から差し込み片12a,12b付近を指で押すと、舌片13a,13bが弾性的に内側に押し込まれると共に、差し込み片12a,12bが反って差し込みスリット11a,11b内に押し込まれ、差し込み片12a,12bを差し込みスリット11a,11b内に差し込むことができる。この場合の差し込み片12a,12bは、側方から差し込みスリット11a,11bに押し込める範囲で、差し込みスリット11a,11bより下方まで延出した下向き凸形状のものとしておけばよい。
【0019】
尚、図4(a)に示される差し込みスリット11a,11bの中央部は下向きに凸の円弧状、図4(b)に示される差し込みスリット11a,11bの中央部は下向きに凸の三角形状となっているが、これはそれぞれ差し込み片12a,12bの形状に合わせておくことで差し込み片12a,12bをより差し込みやすくするためのものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りのものであり、差し込みスリット11a,11bに差し込み片12a,12bを差し込んでおくことによって、開封の前後を問わず、蓋体B左右の縁板7b,7cが拡開してしまうことによる体裁の悪化を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋付紙箱の一例を示す開封前の斜視図である。
【図2】図1に示される蓋付紙箱を開封して蓋体を開いた状態の斜視図である。
【図3】図1に示される蓋付紙箱の展開図である。
【図4】差し込みスリットと差し込み片の拡大説明図である。
【符号の説明】
A 本体
B 蓋体
1 底板
2a〜2d 側板
3a〜3d 糊代
4 ストッパー片
5 折り部
6 蓋板
7a〜7c 縁板
8a,8b 糊代
9a,9b 係止部
10 開封ライン
11a,11b 差し込みスリット
12a,12b 差し込み片
13a,13b 舌片
14a,14b 補助スリット

Claims (3)

  1. 方形の底板の四方に側板が折り立てられ、この側板の隣接する端部同士が互いに連結された本体と、この本体後部の側板上端から折り部を介して本体上に被さる方形の蓋板の前及び左右縁から対応する本体の側板の外面側に被さる縁板が折り立てられ、この縁板の隣接する端部同士が互いに連結された蓋体とを有する蓋付紙箱において、
    本体の左右の側板の中間部後方寄りに差し込みスリットがそれぞれ1箇所ずつ形成されており、しかも、この差し込みスリットの位置に対応する蓋体の左右の縁板の中間部後方寄りに、蓋体の閉鎖時に差し込みスリットに差し込み可能な差し込み片が形成されていると共に、蓋体の左右の縁板は前から後方に高さが漸減されていることを特徴とする蓋付紙箱。
  2. 差し込みスリットが下向き凸形状をなして内側に舌片が形成されており、しかもこの舌片を縦に二分する補助スリットが形成されている一方、差し込み片が、蓋体の閉鎖時に側方から差し込みスリットに押し込める範囲で差し込みスリットより下方まで延出した下向き凸形状をなしていることを特徴とする請求項1の蓋付紙箱。
  3. 本体前部の側板上端に、当該側板の外面側に折り返されたストッパー片が連接されている一方、蓋体左右の縁板の前端から延出して蓋体前部の縁板内面に接着された糊代の上部先端部が凹形の円弧状に切り欠かれて係止部を形成しており、上記ストッパー片の先端側左右のコーナー部が、蓋体の閉鎖時に上記係止部と係合する円弧状をなしていることを特徴とする請求項1又は2の蓋付紙箱。
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