JPS6355141B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6355141B2
JPS6355141B2 JP56155082A JP15508281A JPS6355141B2 JP S6355141 B2 JPS6355141 B2 JP S6355141B2 JP 56155082 A JP56155082 A JP 56155082A JP 15508281 A JP15508281 A JP 15508281A JP S6355141 B2 JPS6355141 B2 JP S6355141B2
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JP
Japan
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tape
lever
guide
pinch roller
arrow
Prior art date
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Expired
Application number
JP56155082A
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English (en)
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JPS57169964A (en
Inventor
Shin Okita
Hideo Shimizu
Noryuki Yamazaki
Fumio Sekiguchi
Toshihiko Chimura
Osamu Shinagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP56155082A priority Critical patent/JPS57169964A/ja
Publication of JPS57169964A publication Critical patent/JPS57169964A/ja
Publication of JPS6355141B2 publication Critical patent/JPS6355141B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばビデオテープレコーダのテープ
ローデイング装置に適用される傾斜ガイド装置で
あつて、第22図に示されるように、テープガイ
ド200が植設された支持レバー201をそのテ
ープガイド200に対してほゞ直交する支点軸2
02を介して往復動レバー203に回動自在に枢
支し、その往復動レバー203にてテープガイド
200を往復移動させると共に、所定位置にて支
持レバー201を支点軸202を中心に回動させ
てテープガイド200を傾斜状態に保持させるよ
うに構成して成る傾斜ガイド装置に関するもので
ある。
しかしながら上記従来例では、支点軸202が
テープガイド200にて案内されるテープ204
とは高さ的に異なる位置に配置されていた関係
で、テープガイド200が傾斜された状態でテー
プ204を案内する際に、テープ204に作用す
るテープテンシヨンT1,T2の合力がテープガイ
ド200を支点軸202を中心として回転させよ
うとする偶力(回転モーメント)となり、テープ
ガイド200の傾斜状態に変化が生じ易く、テー
プ204を安定して案内させ難かつた。またその
為テープガイド200を傾斜状態に保持させる為
の堅固な保持機構が必要で、構造が複雑なものに
なつていた。
本発明は上述の如き欠陥を是正出来る傾斜ガイ
ド装置を提供しようとするものである。
以下本発明を適用したビデオテープレコーダの
テープローデイング装置の一実施例を図面に基き
説明する。
先ずテープローデイング装置31はローデイン
グリング32を用いるものであり、装着されたテ
ープカセツト33内のテープ34を、そのローデ
イングリング32の回転によつて引出して回転ヘ
ツドドラム35の周面にヘリカル状に巻付けるよ
うになされた。いわゆるUローデイング方式のテ
ープローデイング装置である。
次に第1図〜第4図によつてテープ34のロー
デイング動作を説明する。
先ずテープカセツト33はシヤーシ等のメカ基
板37上に設けられた複数個の位置決めピン38
上に水平に装着されて位置決めされる。なおこの
カセツト装着によりそのテープカセツト33の前
蓋39が開蓋されて、そのテープカセツト33の
前面開口40が開放される。そしてこのカセツト
装着状態でテープカセツト33内のテープ34は
第1図に鎖線で示す如くパスされている。またこ
のカセツト装着によりテープカセツト33内の供
給リール41及び巻取リール42がメカ基板37
上に配置されている供給リール台43と巻取リー
ル台44とに夫々係合される。なお第1図で45
はテープカセツト33の上ハーフに一体的に成形
された下向きL字状のテープ押え板である。
一方回転ヘツドドラム35は装着されたテープ
カセツト33の前方のほゞ中央位置に配置され、
ローデイングリング32は回転ヘツドドラム35
の外周で偏心された位置に配置さている。そして
これら回転ヘツドドラム35及びローデイングリ
ング33はメカ基板37上に設けられた傾斜台4
8上に取付けられている。なお第4図に示す如く
回転ヘツドドラム35のセンターP1は垂直基準
線P0に対して第1図で矢印a方向に5゜の角度θ1
傾斜され、またローデイングリング35のセンタ
ーP2は垂直基準線P0に対して同じく第1図で矢
印a方向に10゜の角度θ2に傾斜されている。従つ
て装着されて水平に位置決めされているテープカ
セツト33の水平基準面Lに対して回転ヘツドド
ラム35は5゜傾き、またローデイングリング32
は10゜傾いている。そしてローデイングリング3
2はその傾斜面内で回転自在に構成されている。
次にローデイングリング32の上部にはテープ
ガイドを構成する4本の回転ガイド49a〜49
dが夫々回転自在に取付けられており、また先行
する回転ガイド49aの近傍部分にはピンチロー
ラ50が取付けられている。またテープガイドに
は上記回転ガイドの他に引出ガイド51が用いら
れ、更にまたテンレギ(テンシヨンレギユレータ
ーの略)52も用いられている。そして4本の回
転ガイド49a〜49d及びピンチローラ50は
ローデイングリング32に対して垂直な回転軸心
の周りで回転自在に支持されており、これらはテ
ープカセツト32の水平基準面Lに対して10゜に
傾いている。また引出ガイド51はローデイング
動作が行われた往動位置で固定される固定ガイド
であり、その固定状態では第3図に示す如く引出
ガイド51のセンターP3は垂直基準線P0に対し
て第1図で矢印b方向に所定の角度θ3に傾斜され
ている。またテンレギ52はテープカセツト32
の水平基準面Lに対して垂直な状態を保つて動作
されるように構成されている。なおメカ基板37
上にはキヤプスタン53、音声ヘツド兼用の
CTLヘツド54、音声消去ヘツド55、回転ヘ
ツドドラム35に対するテープ34の出口ガイド
56、同じく入口ガイド57、全幅消去ヘツド5
8等が取付けられている。そしてキヤプスタン5
3、CTLヘツド54、音声消去ヘツド55、出
口ガイド56は回転ガイド49a〜49dと平行
にテープカセツト33の水平基準面Lに対して
10゜に傾き、また入口ガイド57、全幅消去ヘツ
ド58はテープカセツト33の水平基準面Lに対
して垂直状に構成されている。
しかしてテープ34のアンローデイング完了状
態では回転ガイド49a〜49d及びピンチロー
ラ50は第1図に鎖線で示された復動位置に復動
されている。また同様に引出ガイド51及びテン
レギ52も第1図に鎖線で示された復動位置に復
動されている。そしてこの復動状態で、先ずテー
プカセツト33が装着されることにより、先行す
る回転ガイド49a、ピンチローラ50、引出ガ
イド51、テンレギ52が夫々第1図に鎖線の如
くパスされているテープ34の内側に挿入され
る。次にこのカセツト装着がスイツチにて検出さ
れて、ローデイングリング32が第1図で矢印c
方向に回転駆動される。この結果先行する回転ガ
イド49aにてテープ34が引つ掛けられて、そ
の回転ガイド49aの移動に伴つてテープ34が
テープカセツト33外に次第に引出されて行く。
そしてその引出されたテープ34は回転ヘツドド
ラム35の周面に第1図で反時計方向から次第に
巻付けられて行く。一方ローデイングリング32
の矢印c方向への回転に同期して引出ガイド51
が第1図で矢印d方向に移動される。そして先行
する回転ガイド49aが第1図に点線で示す位置
にほゞ達した時に、その引出ガイド51は第1図
に実線で示された往動位置に達し、以後その位置
にて固定される。またテンレギ52は引出ガイド
51の往動に連動して第1図で矢印e方向に移動
されて一度第1図に点線で示された動作位置で停
止される。またローデイングリング32は前述の
如く10゜に傾いた状態で第1図で矢印c方向へ回
転されるが、その回転に伴い、先行する回転ガイ
ド49a以後の第2、第3、第4の回転ガイド4
9b,49c,49dが順次テープ34の下を潜
り抜けてそのテープ34の内側に入り込みテープ
34を引つ掛けて行く。そして回転ガイド49a
〜49d及びピンチローラ50はテープ34を順
次引つ掛けながら次第に上昇して、回転ヘツドド
ラム35の第1図で右横(第4図で左横)の位置
に達した時に最も高い位置へ上昇され、これ以後
ローデイングリング32の第1図で矢印c方向へ
の回転に伴つて次第に下降されて行く。そしてロ
ーデイングリング32が所定の角度に回転され
て、回転ガイド49a〜49d及びピンチローラ
50が第1図に実線で示された往動位置に達した
時にローデイングが完了する。なおこのローデイ
ング完了の直前にテンレギ52は第1図に点線で
示された動作位置から更に矢印e方向に移動され
て第1図に実線で示された往動位置へ移動され
る。またこのローデイング完了がスイツチにて検
出されてローデイングリング32の回転が停止さ
れ、かつその位置にてローデイングリング32が
ロツクされる。
そして上記ローデイング完了によりテープ34
は第1図に実線で示され、かつ第2図〜第4図に
夫々示される如く回転ヘツドドラム35の周面に
巻付けられ、かつキヤプスタン53、CTLヘツ
ド54、音声消去ヘツド55、出口ガイド56、
入口ガイド57、全幅消去ヘツド58に夫々パス
される。なおこの時回転ヘツドドラム35とロー
デイングリング32との角度差が5゜であることか
ら、テープ34は回転ヘツドドラム35の周面に
5゜のリード角で、かつ180゜+αの巻付角でヘリカ
ル状に巻付けられる。
そしてこのローデイング完了状態で、記録釦や
再生釦が押されると、ピンチローラ50がテープ
34をキヤプスタン53に圧着し、テープ34が
第1図で矢印f方向に定速走行されて所望の記
録、再生が行われることになる。
なおこの際テープ34は第2図の如くテープカ
セツト33の供給リール41から水平方向に引出
されてそのまゝ進行してテンレギ52、全幅消去
ヘツド58、入口ガイド57を経由して回転ヘツ
ドドラム35の周面に入る。そしてテープ34は
第3図及び第4図の如くこの回転ヘツド35の周
面に沿つて10゜の角度で斜め下方に進行し、出口
ガイド56、音声消去ヘツド55、CTLヘツド
54、キヤプスタン53を経由して回転ガイド4
9aに進行する。そしてテープ34はこの回転ガ
イド49a部分で180゜方向転換され、第4図及び
第3図の如くピンチローラ50、回転ガイド49
b,49c,49dを経由して今度は10゜の角度
で斜め上方に進行して引出ガイド51に達する。
そしてテープ34はこの引出ガイド51部分で第
2図の如きテープカセツト33からの水平引出し
高さと同じ高さに復帰されると共に、第3図の如
くこの引出ガイド51部分で捻られて水平方向に
方向転換される。そしてテープ34はテープカセ
ツト33の巻取リール44に水平方向に送り込ま
れて巻取られる。
しかしてこのテープ34の走行状態において、
テープ34に捻りが与えられるのは固定のガイド
である引出ガイド51部分のみであり、他の部分
においてテープ34に捻りが与えられることは全
くない。即ちテープカセツト33から引出された
テープ34は、テンレギ52から、回転ヘツドド
ラム35、キヤプスタン53、回転ガイド49
a、回転ガイド49dを経由して引出ガイド51
に至るまでの間、捻りが与えられることが全くな
く、極めて円滑に走行される。
しかもこの際、特に、ローデイングリング32
上のガイドは総て回転ガイド49a〜49dであ
るから、テープ34がこれらの回転ガイド49a
〜49dに接触して走行される時に発生する走行
抵抗(摩擦抵抗)は極めて小さい。従つてテープ
34は極めて円滑に走行される。
更にまたテープ34はローデイングリング32
上に垂直に取付けられた総ての回転ガイド49a
〜49dに対して夫々直角に接触されて案内され
るから、各回転ガイド49a〜49dの回転によ
つてテープ34が各回転ガイド49a〜49dの
回転軸心方向に不測に移動されて振動等を発生す
るようなことが全くなく、テープ34は極めて安
定良く走行される。
なお記録又は再生後にエジエクト釦が押される
と、ローデイングリング32が第1図で矢印c′方
向へ回転駆動されて、前述の逆動作でテープ34
のアンローデイングがなされる。
次にテープローデイング装置31の各部の詳細
を説明する。
先ず第5図はテープローデイング装置31の全
体を示したものであつて、引出ガイド51の往復
動駆動装置61、テンレギ52を有するテンレギ
装置(テンシヨンレギユレーター装置の略)6
2、ピンチローラ50をキヤプスタン53に圧着
するピンチローラ圧着装置63等がローデイング
リング32の周辺部でメカ基板37上に取付けら
れている。
次に第6A図〜第12図によつて往復動駆動装
置62を説明する。
先ず第6A図及び第7図に示す如く、メカ基板
37上にローデイングリング駆動用のモータ66
が取付けられていて、そのモータ軸67がメカ基
板37の下方に突出され、そのモータ軸67の下
端に固着されたプーリ68と、メカ基板37にこ
れを上下に貫通する状態で軸支された中間軸69
の下端に固着されたプーリ70とがベルト71に
よつて連動されている。また第6A図及び第8図
に示す如く、メカ基板37上でローデイングリン
グ32の外側近傍位置にはリング駆動ギヤ73が
支軸74を介して軸支されている。そして中間軸
69の上端に固着されたギヤ75とリング駆動ギ
ヤ73とがメカ基板37上に固着された支軸76
〜78に夫々軸支された2段ギヤ79〜81を介
して連動されている。そしてローデイングリング
32の外周にはリングギヤ82が設けられてい
て、リング駆動ギヤ73はそのリングギヤ82に
噛合されている。
従つてモータ66の正回転又は逆回転駆動によ
り上記のギヤ機構を介してローデイングリング3
2が第1図で矢印c方向に正回転又は矢印c′方向
に逆回転駆動されるように構成されている。
次に第6A図及び第7図に示す如く、メカ基板
37上で支軸77の一側部には上端にカム83が
一体的に成形されたカムギヤ84が支軸85を介
して軸支されている。そしてこのカムギヤ84は
2段ギヤ80の小ギヤに噛合されている。
一方第10図〜第12図に示す如く、引出ガイ
ド51は支持レバー87を介して往復動レバー8
8に取付けられている。この際往復動レバー88
は第7図の如く側面形状がほゞコ字状をなしてい
て、その下端部88aがメカ基板37の下方に回
り込み、かつメカ基板37の下部で支軸85に近
接されて固着された支点軸89に回転自在に枢支
されている。なお往復動レバー88の上端部88
bの先端にはレバー支持部90が一体的に成形さ
れている。また支持レバー87は側面形状がほゞ
逆T字状をなしていて、傾斜ガイドを構成する引
出ガイド51は水平部87aの一端部上に垂直に
固着されている。そして支持レバー87の垂直部
87bには引出ガイド51に対して直交し、かつ
この引出ガイドにて案内されるテープ34のセン
ター位置(テープ幅方向のほゞ中心位置)部分に
配置された支点軸91が水平状に固着されてい
て、その支点軸91が往復動レバー88のレバー
支持部90の上端に設けられた水平状の軸支孔9
2に貫通されて回転自在に枢支されている。なお
往復動レバー88はその支点軸89の外周部分に
嵌装された捩りバネ93によつて第6A図で矢印
g方向に回転附勢され、また支持レバー87は支
点軸91の外周部分に嵌装された捩りバネ94に
よつて第11図で矢印h方向に回転附勢されてい
る。但し支持レバー87は第11図の如くその他
端に一体的に設けられた突起95をレバー支持部
90の一側面に当接されて矢印h方向の回転を規
制される。そしてその規制状態では第11図に実
線で示す如く引出ガイド51は垂直状態となる。
ところでカムギヤ84の上端に一体的に成形さ
れたカム83はほゞ渦巻き状をなしていて、第6
A図で矢印g方向に回転附勢された往復動レバー
88の上端部88bの下部に一体的に成形された
ピン96がそのカム83に押圧されている。
また第6A図、第9図、第12図に示す如く、
カムギヤ84の近傍部でメカ基板37上には連動
レバー98が支点軸99を介して回転自在に枢支
されている。そしてこの連動レバー98は後述す
るテンレギ装置62側のバネの附勢力によつて第
6A図で矢印i方向に回転附勢されて、往復動レ
バー88の上下の中間部88cの一方端に当接さ
れている。またこの連動レバー98の一端上には
ピン100が固着されていて、そのピン100を
押圧する突起101がカムギヤ84の下端の一部
に一体的に成形されている。
なお第6A図及び第7図に示す如く、引出ガイ
ド51を第1図に実線で示された往動位置で傾斜
させて固定のガイドとする為のガイド規制板10
3がメカ基板37の上部に固設されている。
次にローデイングリング32の正回転又は逆回
転動作に同期する引出ガイド51の往復動動作を
説明する。
先ずアンローデイング完了状態では引出ガイド
51及び往復動レバー88は第6A図に示された
復動位置に復動されている。この状態でモータ6
6が正回転駆動されると、リング駆動ギヤ73に
てローデイングリング32が駆動されて、このロ
ーデイングリング32が第6A図で矢印c方向に
回転されて前述したローデイングが行われる。一
方この際2段ギヤ80によつてカムギヤ84が第
6A図で矢印j方向に回転される。するとカム8
3によつてピン96が押され、往復動レバー88
が捩りバネ93に抗して第6A図で矢印g′方向に
回転され、引出ガイド51が同方向に移動され
る。
そしてローデイングリング32の矢印c方向へ
の回転に伴い、前述した如く回転ガイド49aが
第1図に鎖線で示された復動位置から点線で示さ
れた位置までほゞ移動された時に、引出ガイド5
1及び往復動レバー88は第6B図の往動位置へ
移動される。なおこの時点でピン96はカム83
の最大半径部分83aに作用しており、この後カ
ムギヤ84は引き続き矢印j方向に回転される
が、往復動レバー88は上記往動位置にて固定さ
れたまゝになる。
しかして往復動レバー88が第6B図の往動位
置に達した時、第7図に鎖線で示す如く、引出ガ
イド51の上端ががガイド規制板103に当接さ
れる。この結果支持レバー87が捩りバネ94に
抗して第11図で矢印h′方向に回転され、それと
共に引出ガイド51が第11図に鎖線で示した如
くに傾斜される。そしてこの後引出ガイド51は
その傾斜された状態で固定され、いわゆる傾斜ガ
イドとなる。なおこの時引出ガイド51はテープ
34のほゞセンター位置を中心として矢印h′方向
に回転される。
以上要するに引出ガイド51は第6A図の復動
位置から垂直状態のまゝ、テープ34に直角に作
用して矢印g′方向に移動され、第6B図の往動位
置にて第11図で鎖線の如く傾斜されて固定の傾
斜ガイドとなる。
一方往復動レバー88の第6A図で矢印g′方向
への回転により、その中間部88cが連動レバー
98を第6A図で矢印i′方向に回転させる。そし
てローデイング完了直前に第6B図に示す如くカ
ムギヤ84の突起101が連動レバー98のピン
100に当接してこれを押す為、連動レバー98
は往復動レバー88にて回転された第6B図で鎖
線の位置から更に矢印i′方向に回転されて、第6
B図に実線で示された往動位置まで回転される。
なおモータ66が逆回転駆動されると、ローデ
イングリング32が第6B図で矢印c′方向に回転
されて前述したアンローデイングが行われる。そ
して前述の逆動作で引出ガイド51、往復動レバ
ー88、連動レバー98が夫々第6A図の復動位
置へ復動される。
次に第13A図〜第15図によつてテンレギ装
置62を説明する。
先ず第14図及び第15図に示す如く、テンレ
ギ52は回転ローラにて構成されていて、テンレ
ギアーム(テンシヨンレギユレーターアームの
略)107の先端上に固着された支軸108に回
転自在に枢支されている。そしてローデイングリ
ング32の一側部でメカ基板37上にはほゞコ字
状をなすテンレギ取付板109が固着されてい
て、そのテンレギ取付板109に上下一対のピボ
ツト軸受110を介して支点軸111が回転自在
に枢支されている。そしてテンレギアーム107
がその他端によつて支点軸111の上端に回転自
在に枢支されている。そして支点軸111にはレ
バー支持筒112が挿入されて止ネジ113にて
固定されており、テンレギアーム107の下部で
そのレバー支持筒112にはテンレギ駆動レバー
114とブレーキ駆動レバー115とが上下に重
ねられて夫々回転自在に枢支されている。そして
ブレーキ駆動レバー115に一体的に成形されて
上方に延出されたピン116がテンレギ駆動レバ
ー114の一側部を挿通してテンレギアーム10
7の高さまで延出されている。そしてテンレギア
ーム107の一部と、テンレギ駆動レバー114
の一部とに夫々一体に設けられた爪117,11
8が第13A図の如くピン116の両側に対向さ
れて配置されている。
ところでテンレギアーム107の一部に一体に
設けられたバネ受120と、ブレーキ駆動レバー
115の一部に一体的に成形されたバネ受121
との間に引張バネからなるテンレギ戻しバネ12
2が架張されている。またテンレギ駆動レバー1
14の一部に一体に設けられたバネ受123と、
ブレーキ駆動レバー115の一部に一体的に成形
されたバネ受124との間に引張バネからなり、
かつ上記テンレギ戻しバネ122より強いバネか
らなるテンレギバネ(テンシヨンレギレーターバ
ネの略)125が架張されている。従つてこれら
両バネ122,125によつてテンレギアーム1
07が第13A図で矢印k方向に回転附勢され、
またテンレギ駆動レバー114が第13A図で矢
印k′方向に回転附勢されて、これらの両爪11
7,118によつてブレーキ駆動レバー115の
ピン116が両側から挾み付けられている。そし
てこの状態で上記3つのレバー107,114,
115は一体となつて支点軸111を中心に回転
出来る状態となる。なおレバー支持筒112の下
端部の外周に嵌装されて、両端がピン116の下
端とテンレギ取付板109の一部とに当接された
捩りバネ126によつて上記3つのレバー10
7,114,115が一体となつて第13A図で
矢印k方向に回転附勢されている。
なお第5図に示す如く、往復動駆動装置61の
連動レバー98と、テンレギ装置62のテンレギ
駆動レバー114とが連動杆128によつて互に
連動されている。この際第6A図及び第13A図
に夫々示す如く、連動杆128の両端部にU字状
部128a,128bが折曲げ加工されていて、
これらが連動レバー98とテンレギ駆動レバー1
14とに夫夫固着されたピン129,130に遊
びを有して係合されている。また第13A図に示
す如く、一端がメカ基板37に枢支されて供給リ
ール台43の周面にほゞ180゜に巻付けられたバン
ドブレーキ131の他端がブレーキ駆動レバー1
15の一部に一体的に成形されたピン132に枢
支されている。
次に引出ガイド52の往復動に連動するテンレ
ギ52の往復動動作を説明する。
先ずアンローデイング完了状態ではテンレギ5
2及びテンレギアーム107は第13A図に示さ
れた復動位置に復動されている。この状態で前述
した如くローデイングが行われて、カムギヤ84
によつて往復動レバー88が第6A図で矢印g′方
向に回転されて、連動レバー98が第6A図で矢
印i′方向に回転されると、連動杆128が第6A
図及び第13A図で矢印l方向に引張られる。す
るとテンレギ駆動レバー114とブレーキ駆動レ
バー115とテンレギアーム107とが一体とな
つて捩りバネ126に抗して第13A図で矢印
k′方向に回転され、テンレギ52及びテンレギア
ーム107が第13B図に鎖線で示された動作位
置へ移動される。そして前述した如くローデイン
グ完了直前にカムギヤ84の突起101により連
動レバー98が第6B図で矢印i′方向に回動され
ると、テンレギ52及びテンレギアーム107が
第6B図に実線で示された往動位置へ移動され
る。なおこの際、テンレギ駆動レバー114の矢
印K′方向への回転によりテンレギバネ125を
介してブレーキ駆動レバー115が矢印k′方向に
回転され、そのブレーキ駆動レバー115に一体
的に成形されたピン133がテンレギアーム10
7に当接して、このテンレギアーム107を矢印
k′方向に回転させる。そしてテンレギバネ125
のバネ力によりバンドブレーキ131が引張られ
て供給リール台43の周面に圧接される。
ところで記録又は再生時には、テープ34にテ
ンシヨンが加えられる為、テンレギ52及びテン
レギアーム107はそのテープテンシヨンによつ
てテンレギバネ125に抗して第13B図に鎖線
で示された動作位置へ移動される。なおこの時テ
ンレギアーム107がピン133を介してブレー
キ駆動レバー115を第13B図で矢印k方向に
回転させてテンレギバネ125が引張られる。そ
してこれに伴いバンドブレーキ131が緩められ
る。そして記録又は再生時のテープテンシヨンの
変化に伴い、テンレギ52及びテンレギアーム1
07が第13B図で矢印k方向又はk′方向に移動
され、バンドブレーキ131による供給リール台
43のブレーキ力が自動調整されて、テープ34
のテンシヨンを定テンシヨン状態に調整すること
になる。
なお前述した如くアンローデイングが行われ
て、往復動レバー88が第6A図の復動位置へ復
動されると、前述した逆動作でテンレギ52及び
テンレギアーム107が捩りバネ126によつて
第13A図の復動位置へ復動される。
次に第16A図〜第20図によつてピンチロー
ラ圧着装置63を説明する。
先ず第16A図及び第17図に示す如く、ピン
チローラ50はローデイングリング32上に支点
軸136を介して回転自在に枢支されたピンチロ
ーラレバー137上に支軸138を介して回転自
在に枢支されている。なお支軸138はその下端
をピンチローラレバー137に圧入により垂直状
に固着され、その支軸138の上下ほゞ中央部に
嵌装されたベアリング139によつてピンチロー
ラ50が回転自在に枢支されている。そして支軸
138の上端には半円形状の受板140が圧入に
より固着されている。なおピンチローラレバー1
37は支点軸136部分に嵌装された捩りバネ1
41によつて第16A図で矢印n方向に回転附勢
され、ローデイングリング32上に固着されたピ
ン142に当接して規制されている。またキヤプ
スタン53は傾斜台48に設けられた切欠部14
4内に挿入されて、その傾斜台48とその下部に
配置された補助基板145とに固着された軸受ブ
ロツク146に上下一対のオイルレスメタル14
7を介して回転自在に枢支されている。なおこの
際前述の如く傾斜されているローデイングリング
32の傾斜最下位置(第1図で左側端部)は第1
7図に示す如く切欠部144内に入り込んでい
て、ローデイング装置31全体の上下高さの減少
に役立つている。
次に第19図に示す如く、ピンチローラ圧着装
置63は、プランジヤーソレノイド(以下単にプ
ランジヤーと記載する)149と、ピンチローラ
圧着レバー150と、吸引作動レバー151と、
これらの共通の支点軸152と、引張バネからな
るピンチローラ圧着バネ153及び戻しバネ15
4等にて構成されている。そして第16A図及び
第17図に示す如くプランジヤー149はローデ
イング完了状態で第16A図の往動位置へ移動さ
れたピンチローラ50に極めて近接された位置で
メカ基板37上に取付板156を介して取付けら
れている。そしてこのプランジヤー149の上部
に固着された支持板157と取付板156との間
に支点軸152がその上下端を支持されて垂直状
に支持されている。
一方ピンチローラ圧着レバー150は側面形状
がほゞコ字状をなしていて、一対の上下腕部15
0a,150bに設けられた一対の貫通孔158
によつて支点軸152の上下両端に回転自在に枢
支されている。また吸引作動レバー151も側面
形状がほゞコ字状をなしている。そしてこの吸引
作動レバー151はピンチローラ圧着レバー15
0の内側に挿入されて、一対の上下腕部151
a,151bに設けられた一対の貫通孔159に
よつて支点軸152の上下両端に回転自在に枢支
されている。なお上記取付け状態でピンチローラ
圧着レバー150の上下腕部150a,150b
の先端が第17図に示す如くピンチローラ50の
ピンチローラレバー137と受板140との一側
面に近接して対向されている。そしてピンチロー
ラ圧着レバー150の上下腕部150a,150
b間を垂直状に連結する連結部150cに一体に
設けられたバネ受160と、吸引作動レバー15
1の上腕部151aの一部に一体に設けられたバ
ネ受161との間にピンチローラ圧着バネ153
が架張されている。なおこの際第16A図及び第
18図に示す如く、吸引作動レバー151の上下
腕部151a,151b間を垂直状に連結する連
結部151cに一体に設けられたストツパー片1
62がピンチローラ圧着レバー150の作用点X
であるバネ受160部分に当接されて、これら両
レバー150,151どうしが互に当接し合うよ
うに構成されている。なお吸引作動レバー151
の上腕部151aの一部から延出された腕部16
3がプランジヤー149の吸引杆164の先端部
分に設けられた環状溝165の下側にこれを横切
る状態で係合されている。そしてその腕部163
の先端に設けられたバネ受166と取付板156
の一部に一体に設けられたバネ受167との間に
戻しバネ154が架張されている。
次にピンチローラ圧着動作を説明する。
先ずプランジヤー149への非通電時には、第
16A図に示す如く吸引作動レバー151が戻し
バネ154によつて矢印o方向に回転附勢されて
いる。またピンチローラ圧着バネ153によつて
相互に引張られた吸引作動レバー151とピンチ
ローラ圧着バネ150とはストツパー片162と
バネ受160とで互に当接されている。
次に前述した如くローデイングが行われて、そ
のローデイング完了状態となると、第16A図の
如くピンチローラ50がピンチローラ圧着レバー
150の一側部へ移動されてその位置で停止され
る。そしてこの後記録釦又は再生釦が押される
と、プランジヤー149が通電され、第16B図
の如く吸引杆164が矢印p方向に吸引される。
すると吸引作動レバー151が戻しバネ154に
抗して第16B図で矢印o′方向に回転され、ピン
チローラ圧着バネ153を介してピンチローラ圧
着レバー150が同方向に回転される。そしてそ
のピンチローラ圧着レバー150の上下腕部15
0a,150bの先端がピンチローラレバー13
7と受板140との側面に当接されてこれらを同
時に第16B図で矢印q方向に押す。この結果ピ
ンチローラレバー137が捩りバネ141に抗し
て第16B図で矢印n′方向に回転されて、ピンチ
ローラ圧着バネ153のバネ力により、ピンチロ
ーラ50がテープ34をキヤプスタン53に平行
に圧着する。
なおプランジヤー149が再び非通電状態にな
ると、戻しバネ154によつて吸引作動レバー1
51及びピンチローラ圧着レバー150が第16
A図の復動位置へ復動される。そしてピンチロー
ラレバー137が捩りバネ141によつて第16
A図の復動位置へ復動され、ピンチローラ50が
キヤプスタン3から離間される。
しかしてこのピンチローラ圧着装置63によれ
ば、非動作状態において、ピンチローラ圧着バネ
153によつて相互に引張られたピンチローラ圧
着レバー150と吸引作動レバー151とが、そ
のピンチローラ圧着バネ153の作用点Xにおい
てバネ受160とストツパー片162とによつて
互に当接されている。従つてピンチローラ圧着バ
ネ153による相互引張力がそのバネ受160と
ストツパー片162との当接箇所においてキヤン
セルされ、そのピンチローラ圧着バネ153によ
る相互引張力によるピンチローラ圧着レバー15
0と吸引作動レバー151とのこじれ力が支点軸
152に作用することが全くない。
即ち例えば第20図に示す如く、ストツパー片
162がピンチローラ圧着バネ153の作用点X
より支点軸152側に偏倚した位置でピンチロー
ラ圧着レバー150の連結部150cに当接され
るような構造のものでは、ピンチローラ圧着バネ
153による矢印r及びr′方向の引張力によつて
ピンチローラ圧着レバー150と吸引作動レバー
151とがそのストツパー片162を支点とする
テコ作用によりこじれを発生して矢印s及びs′方
向に回転されて支点軸152を互に反対方向(矢
印s及びs′方向)に強く引張ることになる。この
結果これらピンチローラ圧着レバー150と吸引
作動レバー151とは支点軸152に対して強く
摩擦し、これらの回転を円滑に行えなくなり、か
つまたこれらを回転駆動するプランジヤー149
も上記摩擦力に打ちかつだけの大容量(大型)の
ものが必要となる。この為上記構造のものでは、
第20図に示したように支点軸152の外周にス
リーブ169を回転自在に挿入し、そのスリーブ
169の外周にピンチローラ圧着レバー150と
吸引作動レバー151とを回転自在に枢支して、
上記のこじれ力が支点軸152に作用しないよう
な処理を施す必要がある。しかして、支点軸15
2の外周にスリーブ169を挿入すると、その支
点軸152部分の直径が実質的に拡大され、その
拡大された径に相当する隙間だけ、この支点軸1
52をピンチローラ50の中心から離間させなけ
ればならなくなる。
しかるにこのピンチローラ圧着装置63によれ
ば、上記の如きこじれ力が支点軸152に作用す
ることが全くなく、ピンチローラ圧着レバー15
0と吸引作動レバー151とは支点軸152を中
心に極めて円滑に回転されるから、第20図の構
造のものゝ如く、支点軸152の外周にスリーブ
169を挿入する必要がなく、その支点軸152
の直径を非常に小さく出来て、その直径が小さく
なつた分だけ、その支点軸152をピンチローラ
50の中心に近接させることが出来る。
従つてこのピンチローラ圧着装置63によれ
ば、第16A図の如く、支点軸152の直径が非
常に細く、かつその支点軸152はピンチローラ
50の中心に極めて近接されて配置されている。
そしてこの結果プランジヤー149と支点軸15
2との間の距離l1を非常に小さくして、プランジ
ヤー149を支点軸152に非常に近接させて配
置させても、その吸引杆164と吸引作動レバー
151との作用点と、支軸点152の中心との間
の回転モーメントの腕長さl2と、ピンチローラ圧
着レバー150の上下腕部151a,151bと
ピンチローラレバー137及び受板140との押
圧点と支点軸152の中心との回転モーメントの
腕長さl3との比を充分に大きくとることが実現出
来た。
以上の結果このピンチローラ圧着装置63によ
れば、上記回転モーメントの腕長さl2とl3との比
を充分に大きくとれることで、プランジヤー14
9として非常に小容量(小型)のものを用いて、
ピンチローラ50をキヤプスタン53に所定の圧
着力にて確実に圧着出来ると共に、その小容量の
プランジヤー149を支点軸152に非常に近接
して配置出来ることにより、テープローデイング
装置31全体の横幅を著しく小さく出来て、装置
の小型化を図り得る。なお直径の細い支点軸15
2はその上下両端を取付板156と支持板157
とによつて両端支持されているので、その支持状
態は極めて安定している。
ところで第2図に示す如く、回転ガイド49a
〜49dは総て回転ローラ171にて構成されて
いる。
即ちローデイングリング32上に固着された取
付けボス172に支軸173がその下端によつて
圧入されて垂直状に固着されている。そしてその
支軸173に回転ローラ171が回転自在に挿入
されている。なお回転ローラ171の下端には下
フランジ174が一体的に成形されており、上フ
ランジ175は回転ローラ171の上端に設けら
れた凹部176内に圧入されている。また回転ロ
ーラ171と取付けボス172との間にはワツシ
ヤー177が介在され、かつ支軸173の上端に
は抜け止め具178が圧入やネジ止め等にて取付
けられている。
また第5図に示す如く、ローデイングリング3
2は傾斜台48上に互にほゞ等間隔の円形配置で
取付けられた3個のガイド180a〜180cに
よつて支持されて回転自在に取付けられている。
そしてこれらのガイド180a〜180cにより
ローデイングリング32はガタツキが殆んどない
状態で、極めて円滑に回転出来るように構成され
ている。なお3個のガイド180a〜180cの
うち2個180aと180bとは傾斜台48に直
接取付けられていて、1個180cはローデイン
グリング32の半径方向の移動調整板181を介
して傾斜台48に取付けられている。そして移動
調整板181に取付けられるか、傾斜台48に直
接取付けられるかの違いはあつても、これらのガ
イド180a〜180cの構造は実質的に同じで
ある。
即ち第21図に示す如く、ガイド180aにお
いて、182は旋盤加工にて高精度に加工された
丸軸であり、下端182aによつて傾斜台48に
圧入されて固定され、下端182aの上部に円形
のフランジ182bが一体に設けられ、そのフラ
ンジ182bの上部にローラ保持部182cが設
けられ、上端182dの直径はローラ保持部18
2cの直径より小径に構成されている。一方ロー
デイングリング32は板金にて構成されていて、
ローラ保持部182cの高さt1はそのローデイン
グリング32の厚さt2より数ミクロン大きく構成
されている。そしてローデイングリング32の厚
さt2と等しい高さのプラスチツクローラ183が
ローラ保持部182cの外周に回転自在に挿入さ
れており、そのプラスチツクローラ183の直径
はフランジ182bの直径より小さく構成されて
いる。そして上端182dにフランジ182bと
ほゞ同じ直径の円形の押え板184が圧入されて
おり、この押え板184はローラ保持部182c
と上端182dとの直径差により形成された段部
185まで圧入されて固定されている。
従つてフランジ182bと押え板184との間
の隙間186は、ローデイングリング32の厚さ
t2と等しい厚さのプラスチツクローラ183の厚
さより数ミクロンだけ大きい隙間に構成されてい
る。そしてローデイングリング32はその内周縁
によつて上記隙間186内に挿入されて、プラス
チツクローラ183にて回転自在にガイドされて
いる。
以上の結果ローデイングリング32は上下方向
のガタツキが殆んどない状態で、極めて円滑に回
転出来るように構成されている。なお従来一般的
には傾斜台48に固着した支軸に、プラスチツク
成形された上下一対のフランジ付ローラを回転自
在に枢支し、そのローラの上下一対のフランジ間
でローデイングリング32の内周縁をガイドする
構造が採用されるが、このようなプラスチツク成
形された上下一対のフランジ付ローラの場合に
は、成形誤差が大きく、その上下一対のフランジ
間の隙間をローデイングリング32の厚さと等し
く加工することは出来ず、その成形誤差分の上下
方向のガタツキがローデイングリング32にどう
しても発生してしまう。そしてローデイングリン
グ32に上下方向のガタツキが発生すると、テー
プ34の安定走行に著しい悪影響を及ぼすが、上
記ガイド180a〜180cによれば、このよう
な不都合が全く発生しない。
なおこのテープローデイング装置31には、第
5図に示す如く、ローデイングリング32上で先
行する回転ガイド49aの更に前方位置にプラス
チツクのテープ受ガイド192が固着されてお
り、前述したテープ34のローデイング及びアン
ローデイング時に、テープ34が弛んで回転ガイ
ド49aからローデイングリング32上に不測に
落ちるようなことがあつた場合に、そのテープ3
4をそのテープ受ガイド192上で受け止め、そ
のテープ34がリングギヤ82に接触して著しく
損傷されるようなことを防止している。
また第5図に示す如く、メカ基板37上で装着
されたテープカセツト33の直前位置でローデイ
ングリング32の外周の一部に沿つてピンチロー
ラガイド193が取付けられている。そして前述
したテープ34のローデイング及びアンローデイ
ング時において、ピンチローラ50がテープカセ
ツト33の前面開口40を出入りする時に、第1
6A図で示した如く、捩りバネ141にてローデ
イングリング32の外側(矢印n方向)に回転附
勢されているピンチローラレバー137がそのピ
ンチローラガイド193に当接されて捩りバネ1
41に抗して若干ローデイングリング32の内側
(矢印n′方向)に押し込まれるように構成されて
いる。なおこれによりピンチローラ50部分がテ
ープカセツト33の開口縁194部分に当接され
るような不都合を防止し、合せてテープカセツト
33をローデイングリング32に非常に近接して
装着出来るように構成している。
本発明は上述の如く、テープガイドが植設され
た支持レバーをそのテープガイドに対してほゞ直
交する支点軸を介して往復動レバーに回動自在に
枢支し、その往復動レバーにてテープガイドを往
復移動させると共に、所定位置にて支持レバーを
支点軸を中心に回動させてテープガイドを傾斜状
態に保持させるように構成して成る傾斜ガイド装
置において、上記支点軸を上記テープガイドにて
案内されるテープの幅方向のほゞ中心位置に配置
させたことを特徴とする傾斜ガイド装置であるか
ら、テープガイドを傾斜させた状態でテープを案
内する際に、テープテンシヨンによつてそのテー
プガイドが支点軸を中心に回転されることを極力
防止出来る。従つてテープガイドの傾斜状態が不
測に変化されることがなく、テープを極めて安定
して案内させることが出来て、テープ走行を著し
く向上させることが出来る。そしてテープガイド
を傾斜状態に保持する保持力は非常に弱いもので
良いので、その保持機構の構造を非常に簡単なも
のにすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を適用したビデオテープレコーダ
のテープローデイング装置の一実施例を示したも
のであつて、第1図はテープのローデイング状態
を示した全体の平面図、第2図は第1図2−2線
矢視図、第3図は第1図3−3線矢視図、第4図
は第1図4−4線矢視図、第5図はテープローデ
イング装置の詳細を示した全体の平面図、第6A
図及び第6B図は引出ガイドの往復動駆動装置部
分の動作状態を示した平面図、第7図は同上のモ
ータと往復動レバーとの間の伝動系部分を示した
展開断面図、第8図は同上のモータとリング駆動
ギヤとの間の伝動系部分を示した展開断面図、第
9図はカムギヤと連動レバーとの間の伝動系部分
を示した展開断面図、第10図は往復動レバーに
対する引出ガイドの取付部分を示した一部切欠側
面図、第11図は第10図の11−11線矢視
図、第12図は往復動レバーとカムギヤと連動レ
バー部分を示した分解斜視図、第13A図及び第
13B図はテンレギ装置部分の動作状態を示した
平面図、第14図はテンレギアームの枢支部分を
示した一部切欠側面図、第15図はテンレギ装置
部分の分解斜視図、第16A図及び第16B図は
ピンチローラ圧着装置部分の動作状態を示した平
面図、第17図はプランジヤーソレノイドの吸引
杆とキヤプスタンとの間のピンチローラ圧着動作
部分の展開断面図、第18図は第16A図の18
−18線矢視図、第19図はピンチローラ圧着装
置部分の分解斜視図、第20図はピンチローラ圧
着装置の参考例を示した平面図、第21図は回転
ガイドとローデイングリングのガイドとを示した
拡大断面図である。第22図は従来例を示した斜
視図である。また図面に用いられている符号にお
いて、 31……テープローデイング装置、51……テ
ープガイドである引出ガイド、87……支持レバ
ー、88……往復動レバー、91……支点軸、9
1……捩りバネ、103……ガイド規制板であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープガイドが植設された支持レバーをその
    テープガイドに対してほゞ直交する支点軸を介し
    て往復動レバーに回動自在に枢支し、その往復動
    レバーにてテープガイドを往復移動させると共
    に、所定位置にて支持レバーを支点軸を中心に回
    動させてテープガイドを傾斜状態に保持させるよ
    うに構成して成る傾斜ガイド装置において、上記
    支点軸を上記テープガイドにて案内されるテープ
    の幅方向のほゞ中心位置に配置させたことを特徴
    とする傾斜ガイド装置。
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