JPS6354518B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、自動制御裁断刃により裁断される
柔軟なシート材料、特にその積重ね体の加工装置
に関するものである。

柔軟なシート材料用の自動制御裁断機械を含む
従来の裁断システムは、米国特許第3495492号明
細書及び米国特許第4328726号明細書に開示され
ている。これらの従来の裁断機械は、柔軟なシー
ト材料を裁断のために位置付ける裁断テーブル内
に真空保持システムを用いており、真空（大気圧
より低い圧力）がシート材料に付与されるとき、
シート材料は大気圧によりテーブル上の所定の位
置に圧縮され固定的に保持されて、その裁断は容
易にかつ正確に行ないうるものであつた。

自動制御裁断機械において裁断される柔軟なシ
ート材料は、織成布、不織布、皮革、紙、ビニー
ルのような合成物、プラスチツク、フオイル、複
合物、その他の材料を包含し、シート材料は、し
ばしば、残りのシート材料の量を最小にするため
に、マーカーといわれている近接状態で組合わさ
れた列に配置されたパターンで裁断されている。
たとえば衣服を製造するために使用するパターン
片のマーカーは、通常、６フイート（約２ｍ）幅
と24フイート（約８ｍ）またはそれ以上の長さの
サイズを有しており、シート材料を多層の堆積体
すなわち積重ね体として配列しそしてパターン片
を積重ね体から裁断することによつて単一の作業
で複数のパターン片が裁断されている。一積重ね
体の全長よりも長さの短かいコンベヤ式の裁断テ
ーブルが一般的に用いられており、連続した２区
分またはそれ以上の連続した区分で積重ね体を裁
断している。すなわち、積重ね体の第１の区分が
コンベヤテーブルの加工表面上に位置付けられて
第１の作業で裁断され、その後に第１区分が排送
される間に第２の区分が裁断のために裁断テーブ
ル上に移動される形式のものである。

シート材料の積重ね体を吸着するために、特に
シート材料が裁断刃によつて部分的に裁断された
後のシート材料を吸着するために、実質的に大き
なエネルギーが必要とされる故に、従来の裁断機
械は区画化された裁断テーブルを使用していた。
この区画化されたテーブルでは、積重ね体におけ
る裁断刃が作動する極く限定された部分にのみ真
空を付与している。そして裁断刃を支持する裁断
キヤリツジがテーブルベツド内の弁およびチヤン
バーシステムを介するテーブルの適切な区画部分
への真空の付与を制御している。

区画化された裁断テーブルは、積重ね体内での
真空の損失を減少させ、かつ裁断中にシート材料
を所定の位置へ固定的に保持するのに必要とされ
るエネルギー量を最小にするように構成されてい
るが、これらの構造は複雑でコストが高く、そし
てシート材料の裁断切目を介して実質的な漏洩が
生じ、さらに往復動する裁断刃の損傷を防止する
ために剛毛のような多孔質材料により作成される
テーブルベツドを介しても漏洩が生じていた。区
画化されたテーブルに加えて漏洩を減少させるた
めに、作動区画と非作動区画との間の水平方向の
空気の流れを阻止するように通気性ベツド内に非
通気性防護部材を配設し、柔軟なシート材料積重
ね体とベツドの露出部分の上に非通気性覆いを配
置し、さらに裁断作業によつてシート材料内に生
じる裁断切目または孔を被覆するように積重ね体
の上面に非通気性材料の無端ベルトを装着してい
る。

裁断された材料を介する真空の損失および漏洩
を最小するために構成されたその他の措置は米国
特許第3742802号に開示されている。この米国特
許においては、離間して平行に配列されかつ裁断
刃を有する裁断キヤリツジに装着された２個のロ
ーラのまわりに２個の非通気性カバー材料がそれ
ぞれ反対方向に巻回されており、これらのカバー
材料の自由端部は裁断テーブルの端部にそれぞれ
固定されている。それ故にカバー材料は、裁断キ
ヤリツジが裁断刃による裁断中にテーブルの上方
で前後に移動するとき、ローラから繰出されかつ
ローラ上に巻取られる。このような従来のものに
おいて裁断中に積重ね体の露出した部分は、裁断
刃が材料に達することができるように離間した２
個のローラ間に形成された間隙内に位置する材料
部分のみであつて、裁断刃により切断される使い
捨ての覆いと比較して、米国特許第3742802号に
おけるロール状カバー材料は切断されることな
く、数多くの裁断作業に繰返し使用することがで
きるものであつた。

そこで、この発明の目的は、裁断中にシート材
料の上に非通気性カバー材料を拡げるためのそし
てその後に裁断されたシート材料を取り除くため
に該カバー材料を取り外すためのシーリングキヤ
リツジ（sealing carriage）を用いる自動制御裁
断機械を提供することにある。

発明の概要 この発明は、柔軟なシート材料を真空（大気圧
より低い圧力）の作用により所定の位置に固定的
に保持して該シート材料を裁断するための装置に
関するものである。

この発明の装置は、柔軟なシート材料の積重ね
体をテーブルの両端部間で移動させるための無端
コンベヤベルトを有するコンベヤテーブルの如き
裁断テーブルを具備する。コンベヤベルトは、シ
ート材料をテーブル上へそしてテーブルから移動
させるときならびにシート材料を裁断する間に、
該シート材料を保持するための加工支持表面を限
定する。テーブルは、その支持表面上にシート材
料を裁断のために圧縮状態で固定的に保持する真
空システムを有する。コンベアベルトは通気性ベ
ルトとし、真空システムは該ベルトを通してシー
ト材料に連通させることが好ましい。

シート材料が非通気性であるとき、または覆い
によつて非通気的にされているとき、真空が材料
内に引き入れられ、大気圧がシート材料を支持表
面上の所定の位置に固定的に圧縮する。そしてそ
の後に工具キヤリツジが往復裁断刃のような裁断
工具を裁断作業中にシート材料上を移動させて、
予じめ定められた裁断プログラムに相応してパタ
ーン片等を裁断する。

覆い及びシート材料が裁断され、そして裁断切
目において材料を介して空気が真空システムへ漏
洩するときに、非通気性カバー材料がシーリング
キヤリツジによつてシート材料の裁断された部分
の上面に拡げられる。シーリングキヤリツジは、
裁断作業中に移動しうるように工具キヤリツジに
連結され、そして裁断が完了したときにカバー材
料をシート材料から取り外しうるように工具キヤ
リツジからその連結が離脱される。カバー材料は
シーリングキヤリツジ上の自動巻取ローラに巻取
られ、同時にシーリングキヤリツジを裁断テーブ
ル上の待機位置の方へ引き寄せる。

実施例 第１図および第２図には、この発明に基づいて
構成された自動制御裁断機械を全体的に符号１０
で図示し、この自動制御裁断機械１０は柔軟なシ
ート材料の多層積重ね体Ｌからパターン片Ｐを裁
断するために使用されるものである。柔軟なシー
ト材料は典型的なものとしては織成布または不織
布であるが、合成物、プラスチツク、紙、皮革等
の多くのシート材料を包含する。バターン片は
種々のサイズと形状を有し、シート材料を最も径
済的に使用しうるようにマーカーまたは列に配置
することができる。パターン片は衣服または室内
装飾品の製造に用いるのが典型的な例であるが、
最終製品の種類や数は限定されるものではない。

柔軟なシート材料の積重ね体Ｌは、複数のシー
ト材料をそれに相応する数の布ロールから同時に
繰出すことによつて形成することができるが、図
示の例においては積重ね体は裁断機械１０の一端
部に隣接した延展テーブル１２上で布延展機（図
示しない）により形成している。

裁断機械１０は、裁断作業中に積重ね体Ｌの一
区分を支持するコンベヤテーブル１４を具備し、
このテーブル１４は、裁断のために積重ね体を延
展テーブル１２からコンベヤテーブル１４上へ移
動させそして裁断後に積重ね体をコンベヤテーブ
ル１４から排出移動させるためのモータ駆動コン
ベヤベルト１６を有する。コンベヤベルト１６は
延展テーブル１２に隣接したテーブルのローデイ
ング端部から傾斜排出テーブル１８に隣接した反
対側のアンローデイングまたは排出端部まで延び
ている。積重ね体Ｌ内の裁断されたパターン片Ｐ
は排出テーブル１８上で束にたばねられ、その後
に縫製部署または組立部署へ移送される。残余の
布は台車２０へ送出される。

延展テーブル１２からコンベヤテーブル１４上
への積重ね体Ｌの移動を容易にするために、延展
テーブルとコンベヤの隣接エプロンにエア浮上装
置を配設する。エアポンプ２６がテーブルのそれ
ぞれのチヤンバー２２，２４へ大容量の低圧エア
を供給し、テーブルエプロンの支持表面には第１
図に図示するような孔２８，３０を形成してな
り、支持表面と積重ね体との間にエアベアリング
効果を生じさせる。このエアベアリングは、モー
タ駆動コンベヤベルト１６が積重ね体の一区分を
コンベヤテーブルへ移動させるときに、最小の摩
擦で積重ね体を支持する。

往復動裁断刃３４の形態の裁断工具は、コンベ
ヤテーブル１４の上方で２個の載断工具キヤリツ
ジ、すなわちＸキヤリツジ３６とＹキヤリツジ３
８、に装着され、Ｘキヤリツジ３６はコンベヤテ
ーブルの両側部の案内面４２，４４上に装着され
て、Ｘ駆動モータ４６の駆動力によつて裁断刃３
４とＹキヤリツジ３８と共に前後に移動する。案
内面の下方の固定ラツク４９に噛合うピニオン４
７（第３図）を回転駆動する駆動モータ４６が、
ＸキヤリツジのＸ座標軸方向の移動を精密に制御
する。

Ｙキヤリツジ３８はＸキヤリツジ３６上に装着
され、Ｙキヤリツジ３８に係合するリードねじ５
０とＹ駆動モータ４８の制御のもとでコンベヤテ
ーブル１４に対してＹ座標軸方向に移動する。裁
断刃３４はＹキヤリツジ３８から懸垂され、Ｙキ
ヤリツジ３８に同様に装着された回転駆動モータ
５２が裁断刃３４をシート材料積重ね体の裁断線
にほぼ接する方向に方向付ける。このような駆動
モータ４６，４８と５２および裁断刃に連結され
た往復動駆動モータ（図示しない）の全ては、積
重ね体Ｌから裁断されるパターン片Ｐの輪郭と位
置付けを限定する裁断プログラムに応答する制御
器５４に基づいて作動する。

コンベヤテーブル１４の支持表面上に位置する
積重ね体の一区分において全てのパターン片Ｐが
裁断されたときに、裁断作業はしばらく中断さ
れ、コンベヤ駆動モータ６０が付勢されてコンベ
ヤを駆動し、裁断されていない新たな区分を延展
テーブル１２からコンベヤテーブル１４上へ移動
させる。同時に積重ね体の裁断された部分はコン
ベヤテーブルの排出端部からテーブル１８へ移動
され、テーブル１８上において裁断パターン片は
束ねられ取除かれる。

裁断機械１０の一態様において、裁断作業はま
ずコンベヤテーブル１４の排出端部の近くで始め
られ、裁断刃３４はテーブル１４に沿つて漸次作
動し、キヤリツジ３６と３８がテーブルのローデ
イング端部に近接した第１図に図示する破線位置
に達するまでパターン片を裁断する。シート材料
移送作業または割出し作業のためにＸキヤリツジ
３６上に取付けられた回転エンコーダ６２がＸキ
ヤリツジとコンベヤベルト１６間の相対的な移動
を計測するように付勢される。このためにエンコ
ーダ６２はコンベヤベルトに装着された分割ラツ
ク６６に噛合うピニオン６４を有している。Ｘキ
ヤリツジ３６が第１図の破線位置から実線位置へ
復帰するとき、エンコーダ６２の出力信号がコン
ベヤ駆動モータ６０へ付与され、モータを付勢し
てコンベヤとＸキヤリツジ３６を連動させ一体的
に移動させる。即ち、エンコーダ６２、コンベヤ
駆動モータ６０及びピニオン６４によりカツプリ
ング装置が構成され、このカツプリング装置がコ
ンベヤベルト１６とＸキヤリツジ（工具キヤリツ
ジ）３６を選択的に連動する。かくしてコンベヤ
上のシート材料の位置は裁断プログラムにおける
Ｘキヤリツジの位置と精確に同調させることがで
きる。積重ね体の新たな区分がコンベヤテーブル
上に移動された後にＸキヤリツジの位置と積重ね
体の割出しされた位置との間にもし差異が存在す
るならば、ＸキヤリツジをＸ座標軸方向において
再調整するためにエラー検出回路を用いることが
できる。この割出し作業bito−Feedingの詳細に
ついては米国特許第4328726号明細書に開示され
ており、これを参照することができる。

テーブル１４のコンベヤベルト１６は気密包囲
体７０内に装着され、該包囲体７０はシート材料
の積重ね体を保持する支持表面を限定するベルト
部分を除いてコンベヤベルトを完全に包囲する。
第２図に図示する包囲体７０は底壁７２と２個の
端壁７４，７６と２個のエプロン７８，８０とか
らなり、これらのエプロンはコンベヤベルト１６
の長手方向の両端部と端壁７４，７６との間のそ
れぞれの開孔部分の架橋するものである。包囲体
７０はさらに第３図に図示するようにテーブルの
両端部で底壁７２と２個の端壁７４，７６とエプ
ロン７８，８０へ結合された２個の側壁８２，８
４を有する。全ての壁は非通気性のものであつ
て、溶接またはその他の手段によつて密封状態に
結合されて、コンベヤを内部に収容する気密タン
ク状の容器を形成する。テーブルの外部から包囲
体７０内への全ての連通部分は密封されており、
空気はコンベヤの支持表面を実質的に形成する上
方の開孔部分を介してのみ包囲体７０へ流入する
ことができる。

真空ポンプ９０は、底壁７２へ連通されてお
り、コンベヤベルト上に柔軟なシート材料を位帝
付け、シート材料およびシート材料のまわりの包
囲体開孔部分を密封するとき、包囲体７０が真空
チヤンバーを形成する。このような密封は、第３
図に図示するように積重ね体上の非通気性覆い９
２とコンベヤベルト１６の両側部でその上方走行
路に沿つた一組の摺動シール９４，９６とによつ
て形成することができる。覆い９２は、積重ね体
が延展テーブル１２の上で形成された後に、積重
ね体の上面に拡げられる。

第３図、第５図および第６図に図示するよう
に、この例におけるコンベヤベルト１６は通気性
のものであつて、穿孔された底部を備えた剛毛ブ
ロツク体１００で構成され、剛毛はコンベヤから
外方に突出し支持表面１０２を限定する自由端部
を有する。この支持表面１０２が柔軟なシート材
料の積重ね体Ｌを保持する。列となして配置され
たブロツク体１００は第５図に明瞭に図示するよ
うに穿孔を有する格子状部材１０４上に保持され
ており、積重ね体Ｌから吸引される空気は包囲体
７０により形成された真空チヤンバー内へ下方へ
引かれ、同時に柔軟なシート材料を支持表面１０
２上に圧縮する。格子状部材と剛毛ブロツク体の
詳細な説明は、前記米国特許明細書に開示されて
おり、これを参照することができる。

剛毛ブロツク体１００は、コンベヤベルト１６
の両側縁部に沿つて設けられた非通気性防護ブロ
ツク体１０１，１０３とシーリングバー１０７に
よつてそれぞれ囲繞されており、摺動シール９
４，９６はそれぞれバー１０７に接続して、裁断
中およびシート材料積重ね体がコンベヤによつて
移動する裁断休止中に包囲体７０を閉鎖するよう
に密封を維持する。非通気性覆い９２は、ブロツ
ク体とシーリングバーと共に積重ね体と側壁８
２，８４との間の積重ね体の各縁部に沿つた開孔
部分をも完全に密封する。

各格子状部材１０４は第６図に図示するよう
に、その剛毛ブロツク体と共に、ヒンジ１０５に
よつて相互に連結され、分割されたコンベヤベル
ト１６を形成する。コンベヤのローデイング端部
においてスターホイールまたはスプロケツト１０
６が個々の格子状部材に係合し、同様に反対端部
で一組のスプロケツト１０８が格子状部材に係合
する。第２図に図示するように、スプロケツト１
０８はコンベア駆動モータ６０により駆動され
て、コンベヤベルト１６を前進させ、シート材料
積重ね体を流展テーブル１２からコンベヤテーブ
ル１４上へ引出しそして裁断された積重ね体部分
をコンベヤテーブル１４から排出テーブル１８へ
移動させる。

コンベヤテーブル１４のローデイング端部にお
いて、第６図および第７図に図示するように、エ
プロン８０はブロツク体１００の剛毛内へ突出す
る複数の傾斜した歯１１２を有する移送櫛部材１
１０を含む。歯１１２はエプロン８０から剛毛ブ
ロツク体によつて限定される支持表面１０２の位
置より僅か下方の面へ下方に傾斜しており、シー
ト材料積重ね体はエプロン８０上に形成されたエ
アベアリングによつてコンベヤの支持表面上へス
ムーズに移動することができ、このローデイング
過程においてシート材料が歪曲されたり厳しく伸
張されることはない。

コンベヤテーブルのアンローデイング端部のエ
プロン７８も同様に、傾斜した歯１１６を有する
櫛部材１１４を含み、栽断されたシート材料を歪
曲させたり伸張させることなく積重ね体を支持表
面１０２からすくい取りエプロン上にスムーズに
案内する。歯１１６は支持表面１０２のやゝ下方
の面から上方に傾斜しており、格子状部材１０４
と剛毛ブロツク体１００がコンベヤの上方走行路
から下方走行路へ転回するときに裁断されたパタ
ーン片を支持表面１０２から確実に取り除くこと
ができる。

シート材料積重ね体と非通気性覆い９２がコン
ベヤテーブル１４の長手方向の両端部のエプロン
領域において包囲体７０の開孔部分を密封するこ
とは明白であろう。覆い９２と摺動シール９４，
９６は前記したようにコンベヤベルトと積重ね体
の側部に沿つた開孔部分を密封する。したがつ
て、開孔部分の実質的に完全な密封が、上方の積
重ね体から包囲体内に形成された真空チヤンバー
への空気の漏洩を阻止して、真空ポンプ９０の作
動負荷を軽減し、同時にシート材料を裁断のため
に圧縮し所定の位置に固定的に保持するように積
重ね体に所望の圧力差を作用させることができ
る。

積重ね体Ｌの重量により生じる下方への重力及
び覆い９２と積重ね体Ｌ上に作用する大気圧は、
包囲体内の真空が大気圧よりも水柱数インチ（10
数cm）低いときに実質的に作用し、この実質的な
負荷はコンベヤベルト１６の上方走行路で支持し
なければならない。このために、複数のビーム１
２０をコンベヤの上方走行路の下で長手方向に延
設する。第６図に図示するように、ビーム１２０
はスプロケツト１０６，１０８のそれぞれの軸１
２６と１２８の間に延設され、スプロケツトとビ
ーム１２０間で各格子状部材１０４上の負荷をス
ムーズに移送させるために各端部にわずかな斜面
を有している。ビーム１２０の上方表面は４フツ
化エチレン樹脂の板１２２のような低摩支持材料
で被覆されており、ヒンジ付けられた格子状部材
はコンベヤの上方走行路において低摩擦支持板の
上に載りビーム１２０に支持される。この低摩擦
材料は、格子状部材がビーム１２０に沿つてスム
ーズに摺動することを可能にする。ビーム１２０
は長手方向のビーム１２０の下方に延設された横
方向のビーム１２４にさらに支持され、横ビーム
１２４は包囲体７０の両側壁８２，８４へ固定さ
れている。

コンベヤ１６の下方走行路は、第３図に明瞭に
図示するようにコンベヤの各格子状部材と側壁８
２，８４の内面に設けたレール１３４，１３６と
の間のローラ１３０，１３２対によつて包囲体７
０内に支持される。レール１３４，１３６はビー
ム１２０とほぼ同じ長さを有している。

積重ね体がコンベヤによつて移動する際には、
シート材料をコンベヤに固定的に保持する真空の
レベルを低下させる即ち、圧力を大気圧に近づけ
ることが望ましい。このような低下は、支持ビー
ム１２２，１２４上のコンベヤの上方走行路の負
荷を減少させ、さらに支持板１２２とコンベヤの
格子状部材１０４との間の摩擦を軽減する。この
真空レベルの低下は、第２図に示すブリード弁１
３５によつて達成することができ、また真空ポン
プ９０の速度を落すことによつても達成すること
ができる。通常、積重ね体Ｌにおけるコンベヤテ
ーブル１４のローデイング端部に近接するわずか
な部分は裁断されない。この裁断されていない部
分を介する空気の漏洩はほとんどなく、コンベヤ
テーブル１４のローデイング端部におけるコンベ
ヤと積重ね体との間に固定付着力が生じ、この付
着力によつて延展テーブル１２から積重ね体の次
の区分をコンベヤテーブル上へ引き出すことがで
きる。

第２図には、コンベヤテーブル１４のローデイ
ング端部における付着力を損なうことなく、支持
ビーム１２０のほぼ全長に沿つて摩擦力および真
空を低下させることができるコンベヤテーブル１
４の一態様を図示する。タンク状包囲体７０内
で、ブリード弁１３５と真空ポンプ９０の連通部
分の中間に一組の垂直なバツフル板１３７，１３
８が装着され、真空ポンプ９０はバツフル板より
テーブルのローデイング端部側に位置する包囲体
７０の一部分に連通されている。

裁断作業中においては、ブリード弁１３５は閉
鎖され、全包囲体７０内の圧力すなわち真空はコ
ンベヤ１６の支持表面における圧力と同じであ
る。シート材料積重ね体Ｌがコンベヤにより移動
されるとき、テーブル１４の排出端部に近接した
ブリード弁が開放され、空気の動的な流れが包囲
体を介して一端から他方へ生じる。バツフル板１
３７，１３８はコンベヤの上方および下方走行路
と緊密な接合関係に配設されているが、コンベヤ
の移動を可能にしかつ空気の極く僅かな漏れを許
容する間隙を有している。この間隙は動的な流れ
のオリフイスとして作用して、バツフル板の一側
から他方へ圧力降下を発生させる。その結果、コ
ンベヤの排出端部に近接した部分の摩擦力および
シート材料保持力は低下する。一方ローデイング
端部におけるこれらの力は、積重ね体をテーブル
１４にローデイングするために積重ね体の裁断さ
れていない部分をコンベヤへ固定的に保持するこ
とができるように維持される。

従来のテーブルに対するこの発明のコンベヤテ
ーブル１４の主たる特徴の一つは、シート材料積
重ね体を裁断中に保持する支持表面の限定された
区画へ真空を付与する真空区画化システムを有し
ていないことである。この発明においては、コン
ベヤの上方走行路の下方に複数の真空チヤンバー
を形成する複雑な構造、チヤンバーの各々を作用
させるための弁機構、および積重ね体に沿つた裁
断刃３４の移動に相応して弁を移動させる機構は
全て排除することができる。したがつてここに開
示したコンベヤテーブルは構造が簡単であり、製
造および保守が低コストですむ。さらにテーブル
の支持表面を区画化することなく包囲体７０に連
通する真空ポンプの負荷は、裁断されたシート材
料を介する漏洩を制限するために必要とされるよ
うな特有な手段を設けなくてもよい。これは種々
の理由によつて達成される。従来のコンベヤテー
ブルにおいて、剛毛ブロツク体は、コンベヤを介
する真空チヤンバーへの垂直方向の空気の流れを
生じさせ、さらに壁部７４，７６、エプロン７
８，８０のような端壁によつて密封されていない
コンベヤの端部から水平方向の空気の流れをも生
じさせていた。通常使い捨ての防護部材が剛毛内
で横方向に装着されているけれども、数回の裁断
作業の後に防護部材は破損し、コンベヤの端部か
らの水平方向の空気の流れを抑制する裁断ベツド
を維持するために必要とされるような交換が頻繁
には行なわれていなかつた。

さらに、この発明のコンベヤテーブル１４は、
真空システムの漏洩の原因となるような弁、ダク
ト、チヤンバー等をコンベヤの下方に有していな
い。従来の区画化されたコンベヤテーブルでは、
種々の漏洩の原因となる部材を有しており、この
ために大容量の真空発生機を必要としていた。た
とえば、剛毛ブロツク体の支持表面において水柱
５インチ（約13cm）の真空を維持するために、ダ
クトおよび弁を介して剛毛へ連通したポンプでは
水柱10インチ（約25cm）の真空を生じさせること
が必要であつた。この発明のコンベヤテーブル１
４においては、ポンプにおける６インチ（約15
cm）の真空は、適切なカバー材料で裁断されたシ
ート材料を被覆するとき剛毛支持表面において６
インチ（約15cm）の真空を実質的に発生させるこ
とができる。真空システムに必要とされる動力の
実質的な軽減はこのように達成することができ
る。

柔軟なシート材料と覆い９２が裁断刃３４によ
つて裁断された後にそれらを密封するために、コ
ンベヤテーブル１６は積重ね体の上面に非通気性
カバー材料１４２を拡げるシーリングキヤリツジ
１４０を具備している。

第１図および第２図には、裁断作業が進行して
いるときに積重ね体の裁断された部分の上面に非
通気性カバー材料１４２を拡げることができるシ
ーリングキヤリツジ１４０とその関連部材を図示
する。ツーリングキヤリツジ１４０はコンベヤテ
ーブルの上方に架橋し、Ｘキヤリツジ３６と同様
に同じ案内面４０，４２上でコンベヤテーブルに
沿つて移動しうるように構成される。第４図に明
瞭に図示するように、ツーリングキヤリツジ１４
０は、案内面４４の上面に載る２個のホイール１
４６と１４８およびＸキヤリツジ３６の駆動ピニ
オンに噛合するラツク４９と係合して走行する下
方歯車１５０を有する。キヤリツジ１４０の反対
側も同様に案内面４２上に支持される。

非通気性カバー材料１４２は3mil（約0.08mm）
厚のマイラー（Mylar；強化ポリエステルフイル
ムの商品名）のような材料のストリツプ片であつ
て、その一端は、テーブルのアンローデイング端
部でテーブル上の積重ね体を跨ぐように取付けら
れた静止架橋部１４４に固定されている。そして
ストリツプ片の他端は、第５図に詳細に示すよう
にキヤリツジ１４０に装着された自動巻取ローラ
１６０上に巻込まれている。ローラ１６０は外シ
リンダー１６２を有し、この外シリンダー１６２
はその軸方向の一端部が固定カラー１６４上にそ
して他端部が回転しない軸１６８上に位置して回
転可能に装着される。軸１６８のまわりに同心円
的に装着されたコイルばね１７０は、その一端部
が固定カラー１６４へ固定され他端部がローラ１
６２へ固定されている。したがつてコイルばね１
７０はローラ１６０に牽引トルクを発生させて、
カバー材料１４２を繰出した状態からローラ上へ
巻取る作用をなす。ばね１７０により生じる牽引
力に抗してカバー材料１４２を積重ね体に確実に
圧接させるために、加重バー（Weighted bar）
１９０がツーリングキヤリツジ１４０へ枢動可能
に連結され、第４図に図示するようにカバー材料
１４２の上を横方向に延びている。

一端部が架橋部１４４に固定されているカバー
材料１４２は、ツーリングキヤリツジ１４０をＸ
キヤリツジ３６へ連結させかつツーリングキヤリ
ツジを積重ね体の上方でコンベヤテーブルに沿つ
て移動させることによつて、積重ね体の裁断され
た部分の上面に拡げられる。このために一対の連
結リンク１８０がＸキヤリツジ３６の各側面に枢
動可能に取付けられ、リンク１８０の突出端部に
はツーリングキヤリツジ１４０の各側面に設けた
連結ピン１８６に係合するラツチ部１８４を有す
る。Ｘキヤリツジ３６に装着された電気または空
気アクチユエータ１８２によつてリンク１８０を
ツーリングキヤリツジ１４０のピン１８６から上
昇させることにより、リンク１８０はツーリング
キヤリツジ１４０から離脱する。リンクがピンに
係合しておらず、アクチユエータ１８２が付勢さ
れていないときは、リンク１８０は連結ピン１８
６と実質的に同じ高さに位置するストツパー１８
８上に当接する。

したがつて、裁断刃３４はコンベヤテーブル１
４の排出端部に近接した位置において裁断作業を
始め、パターン片Ｐを裁断しながらローデイン端
部に向つて漸次作動する。裁断作業の間にツーリ
ングキヤリツジ１４０はリンク１８０によつてＸ
キヤリツジ３６へ連結して、キヤリツジ３６とテ
ーブルの排出端部との間に位置する積重ね体の裁
断された部分をカバー材料１４２で被覆する。こ
のようにカバー材料１４２はシート材料および使
い捨ての覆い９２の裁断刃による裁断切目を密封
する。裁断が行なわれているときに裁断切目を密
封することによつて、積重ね体と通気性コンベヤ
を介する包囲体７０内への空気の漏洩はほとんど
なく、そのために真空ポンプ９０の作動負荷は大
きく軽減される。

米国特許第3742802号に開示されたものと相違
して、カバー１４２は、コンベヤベルト１６によ
る積重ね体の移動に先だつてカバー材料１４２を
シート材料積重ね体から取り外すことができるよ
うに、独立したシーリングキヤリツジ１４０上に
装着されている。コンベヤは積重ね体を移動させ
るためにＸキヤリツジ３６と一体的に移動し、そ
してカバー材料１４２は積重ね体の移動前に取り
外さなければならないので、積重ね体Ｌがテーブ
ルの排出端部へ移動される前にシーリングキヤリ
ツジ１４０はＸキヤリツジ３６から係合を離脱
し、シーリングキヤリツジ１４０は第４図に破線
で示す待機位置へ復帰していなければならない。
また、カバー材料１４２が積重ね体の最上層に対
して保持された状態ならば、裁断されたシート材
料が架橋部１４４の下方を通過するときに架橋部
１４４に絡まるであろう。

したがつて、裁断機械１０においてコンベヤテ
ーブルのローデイング端部の近傍で裁断作業が完
了したとき、Ｘキヤリツジ３６の移動が停止し、
アクチユエータ１８２がリンク１８０をシーリン
グキヤリツジ１４０から離脱させる。この時にロ
ーラ１６０の牽引トルクがカバー材料１４２を積
重ね体から上方に持ち上げ、カバー材料１４２を
ローラ１６０上に巻取る。同時にカバー材料１４
２がシーリングキヤリツジ１４０を引張り、案内
面４２，４４に沿つてテーブルの排出端部へ復帰
させる。排出端部において、巻込まれたカバー材
料は架橋部１４４から突出した傾斜部材１９２上
の待機位置へ引込まれる。この位置において、カ
バー材料は積重ね体から上方に離間しており、架
橋部１４４下方の積重ね体の移動は、カバー材料
を積重ね体上で滑らせることなくそして裁断され
たパターン片をほとんど乱雑にすることなく、行
なうことができる。

Ｘキヤリツジ３６がコンベヤベルトと積重ね体
とを一体的になしてコンベヤテーブル１４の排出
端部へ復帰するとき、ラツチ部１８４が連結ピン
１８６へ自動的に再び係合する。かくして、シー
リングキヤリツジ１４０を待機傾斜部材１９２か
ら引出しうるようにそして積重ね体の次の区分を
裁断する間にカバー材料１４２をシート材料の上
面に拡げ被覆しうるように準備体制をとる。

カバー材料はコンベヤ１６による積重ね体の移
動間は積重ね体の上面に拡げられていないけれど
も、真空発生手段による真空レベルは低下されて
おりかつ移動作業は短時間であるので、これは真
空発生手段の負荷にとつて重要な問題ではない。
低下された真空レベルは、コンベヤを支持するビ
ーム１２０とコンベヤベルト１６間の摩擦力およ
び負荷を軽減させるものであり、シート材料を圧
縮するための高レベルの真空は、裁断作業が行な
われていないときには必要としない。この低レベ
ルの真空はコンベヤが積重ね体の新たな区分をテ
ーブル１４上へ引出すときに積重ね体をコンベヤ
上に捕捉するためにのみ利用されるものである。

したがつて、ここに開示した裁断機械における
真空保持システムは、裁断されたシート材料の上
方にシーリングキヤリツジによつて拡げられる非
通気性カバー材料を用いることにより補助され
る。シーリングキヤリツジは、裁断作業中に積重
ね体の上方で漸次移動するように、裁断刃を支持
する工具キヤリツジへ連結される。そしてシート
材料の個々の区分での裁断作業が完了したとき
に、シーリングキヤリツジが工具キヤリツジから
離脱され、自動巻取ローラが拡げられたカバー材
料をシーリングキヤリツジ上で再び巻取り、同時
にこのキヤリツジをテーブルの一端部に近接した
待機位置の方へ引き寄せる。

以上、この発明を好ましい実施態様について説
明したが、この発明の精神から逸脱することなく
数多くの組合わせおよび置換を行いうることは理
解されよう。たとえば、シーリングキヤリツジ上
の自動巻取ローラは図示する金属製コイルばねま
たはエラストマーばねあるいは小トルクモータの
いずれかによつて付勢することができる。シーリ
ングキヤリツジを工具キヤリツジと係合させ離脱
させるラツチ部は種々の形態にすることができ、
そして両キヤリツジを連結するためにシーリング
キヤリツジまたは工具キヤリツジのいずれかに装
着することができる。また空気的、電気的および
電磁的な連結部のような種々の連結部を用いるこ
とができる。したがつて、この発明は例示として
種々の実施態様について説明したものであつて、
それらに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を具体化した自動制御裁断
機械の平面図であり、第２図は、第１図に示す裁
断機械の側面図であり、第３図は、第２図の線３
−３に沿つた拡大断面図であり、第４図は、第２
図に示す裁断機械の拡大部分側面図であつて、工
具キヤリツジに連結されたシーリングキヤリツジ
を部分的に破断して示し、第５図は、第４図の線
５−５に沿つた拡大断面図であつて、中央部分を
破断して示し、第６図は、裁断機械のコンベヤの
両端部を示す拡大部分側面図であり、第７図は、
第６図に示すコンベヤの一端部の移送櫛部材の部
分上面図である。 （符号の説明）、Ｌ……シート材料積重ね体、
１０……自動制御裁断機械、１４……コンベヤテ
ーブル、１６……コンベヤベルト、３４……裁断
刃、３６……工具キヤリツジ、６０……コンベヤ
駆動モータ、６２……エンコーダ、６４……ピニ
オン、７０……包囲体、９０……真空ポンプ、９
２……非通気性覆い、１００……剛毛ブロツク
体、１０２……支持表面、１０４……格子状部
材、１３５……ブリード弁、１３７，１３８……
バツフル板、１４０……シーリングキヤリツジ、
１４２……非通気性カバー材料、１４４……架橋
部、１６０……自動巻取ローラ、１７０……コイ
ルばね、１８０……連結リンク、１８４……ラツ
チ部、１９０……加重バー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 柔軟なシート材料の積重ね体を裁断するシー
   ト材料裁断機械において、 柔軟なシート材料の多層積重ね体Ｌを裁断のた
   めに広げる支持表面を限定する裁断テーブル１
   ４、 裁断テーブルの上方で往復動可能な工具キヤリ
   ツジ３６であつて、該工具キヤリツジと共に移動
   可能であり該シート材料上で裁断作業を行う裁断
   工具３４を有するもの、及び、 支持表面上の積重ね体に該支持表面を介して連
   通可能な真空発生機９０であつてシート材料の積
   重ね体Ｌ内に真空を生じさせ該シート材料を支持
   表面に圧縮するためのもの、を具備し、 裁断テーブル上で往復動可能なシーリングキヤ
   リツジ１４０が、非通気性カバー材料１４２の巻
   取可能なロールを支持し、該ロールの自由端部が
   該裁断テーブルの一端部に結合され、該シーリン
   グキヤリツジが、裁断作業中に裁断工具と共に移
   動し得るように工具キヤリツジに着脱可能に連結
   され、そして該裁断テーブルの一端部と該シーリ
   ングキヤリツジの間のシート材料の部分に非通気
   性カバー材料１４２を広げ、シート材料の裁断切
   目を密封し積重ね体内での真空の損失を防止する
   ことを特徴とするシート材料裁断機械。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載のシート材料裁
   断機械において、該非通気性カバー材料１４２の
   巻取可能なロールが自動巻取ローラ１６０上に取
   付けられたことを特徴とするシート材料裁断機
   械。 ３ 特許請求の範囲第１項に記載のシート材料裁
   断機械において、該裁断テーブル１４が、裁断テ
   ーブルの支持表面を限定するコンベヤベルト１６
   を有し該シート材料の積重ね体Ｌを該裁断テーブ
   ルに沿つて移動させるコンベヤテーブルであり、
   シーリングキヤリツジ１４０と工具キヤリツジ３
   ６が裁断作業中に一緒に移動するとき、該非通気
   性カバー材料１４２が積重ね体Ｌ上に広げられ又
   は積重ね体から巻取られ、該シーリングキヤリツ
   ジ１４０は、該工具キヤリツジとの係合をはずさ
   れることが可能であり、該非通気性カバー材料を
   ロール上に巻取つた状態で裁断テーブルの前記一
   端部に近接して留めて置き、積重ね体Ｌ上に非通
   気性カバー材料１４２が位置しない状態で積重ね
   体Ｌが該コンベヤベルトにより移動されるように
   したことを特徴とするシート材料裁断機械。 ４ 特許請求の範囲第３項に記載のシート材料裁
   断機械において、シート材料の積重ね体の異なる
   区分上での裁断作業の合間にコンベヤベルト１６
   及びその上のシート材料を工具キヤリツジと同期
   させて移動させるように、カツプリング装置６
   ２，６４，６０が、コンベヤベルト１６と工具キ
   ヤリツジ３６を選択的に連動させることを特徴と
   するシート材料裁断機械。 ５ 特許請求の範囲第４項に記載のシート材料裁
   断機械において、該コンベヤテーブルは、コンベ
   ヤベルトを駆動するように連結されたコンベヤ駆
   動モータ６０を含み、該カツプリング装置は、コ
   ンベヤベルト１６の支持表面に対する工具キヤリ
   ツジ３６の移動を検出しその相対的な移動を指示
   する信号を発生するセンサ６２、及びコンベヤ駆
   動モータ６０を付勢しかつ工具キヤリツジの運動
   にコンベヤベルトを従動させるように、コンベヤ
   駆動モータに連結され該センサからの信号に選択
   的に応答するモータ制御装置を含むことを特徴と
   するシート材料裁断機械。 ６ 特許請求の範囲第１項に記載のシート材料裁
   断機械において、該非通気性カバー材料１４２の
   巻取可能なロールは、回転可能なローラ１６０で
   あつてその上に該非通気性カバー材料１４２を巻
   取るもの、及び非通気性カバー材料を該ローラ上
   に巻取り又はローラから繰り出すことを可能にす
   る弾性収縮機構１７０を含むことを特徴とするシ
   ート材料裁断機械。 ７ 特許請求の範囲第１項に記載のシート材料裁
   断機械において、裁断テーブル１４の支持表面が
   通気性を有し、真空発生器９０は、シート材料積
   重ね体内に真空を生じるように該通気性支持表面
   を介して該積重ね体に連通していることを特徴と
   するシート材料裁断機械。