JPS6354326B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6354326B2
JPS6354326B2 JP53075244A JP7524478A JPS6354326B2 JP S6354326 B2 JPS6354326 B2 JP S6354326B2 JP 53075244 A JP53075244 A JP 53075244A JP 7524478 A JP7524478 A JP 7524478A JP S6354326 B2 JPS6354326 B2 JP S6354326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
seedling
box
hot water
seedlings
Prior art date
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Expired
Application number
JP53075244A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS553745A (en
Inventor
Yoshio Ookawa
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Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7524478A priority Critical patent/JPS553745A/ja
Publication of JPS553745A publication Critical patent/JPS553745A/ja
Publication of JPS6354326B2 publication Critical patent/JPS6354326B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Sowing (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、苗植機に用いる苗を育苗箱で仕立て
るために、その育苗に先立つて行なう育苗箱に入
れた床土に種籾を播付けて芽出させる芽出方法に
ついての改良に関するものである。
苗植機用の苗を仕立てるためのこの種籾の芽出
しは、従前手段にあつては、育苗箱内に床土を入
れ、その床土の表面を均平にならし、次いで潅水
し、その上に、種籾を所定の間隔寸法で播き付
け、さらに覆土する行程で播種を行ない、その播
種を終えた育苗箱を、適宜管理することで行なわ
れる。
しかして、この従来手段において、育苗箱内に
入れた床土に対する種籾の播付けまでの行程は、
通常、育苗箱内に床土を装填していく土入装置と
潅水装置と播種装置と覆土装置等が、セツトされ
た、プラント用の装置で行なわれることから、常
に前述した一定の行程で行なわれるが、種籾の播
付けを終えた後の育苗箱の管理は、仕立てようと
する苗が稚苗のときと中苗のときとで異なり、稚
苗を仕立てるときにあつては、育苗箱をむろ、あ
るいは、育苗機に入れて発芽するまで保温する
が、中苗を仕立てる場合にあつては、播種し終え
た育苗箱をそのまま屋外の苗圃に設置して発芽さ
せるようにする。このため、中苗を仕立てる場合
にあつては、育苗箱内の床土に播付けた種籾が発
芽してくるまでに要する目数が、その時間の気象
条件である外気温の影響を大きく受けて、早いと
きには3日位で発芽し遅いときには7日位かかる
ように不安定となるだけでなく、発芽に長い期間
を要することが根くされ病などの病気の発生を多
くする問題がある。
そこで、本発明は、特に、上述の中苗を育生す
る際における発芽に要する日時を短かくして、2
〜3日で確実に発芽してくるようにすることを目
的に、新たな芽出法を提起するものである。
次に本発明の育苗箱による育苗における芽出方
法の構成を実施例に従い具体的に説明すると、本
発明法においては、床土1を装填し、その床土1
の上面を均平に均らした育苗箱2を、第1図に示
している如くレール3上に設置した播種機4の下
方を一定の速度で通過せしめて、その播種機4か
ら繰出される種籾5…が第2図に示している如
く、ならされた床土1の上面に所定の密度で播付
けられた状態とするが、このとき、播種前の床土
1に対する潅水を控えて、床土の含有水分量を出
来るだけ少なくしておいて、その状態で種籾5の
播付けを行ない、床土1に対する潅水は、種籾5
の播付後で覆土作業の直前に行なうようにし、か
つ、この覆土の直前に行なう潅水を、湯7の散布
によつて行なうようにする。
床土1に対して潅水のために散布する湯は、床
土1に対し種籾5が発芽のために要する水分を保
有せしめると共に、発芽に要する温度を保有せし
めるためのものであつて、出来る限り熱くするこ
とが望ましいが、種籾5に対する影響から、35度
C〜40度C程度の温度の湯にすることが安全であ
る。また、かく、湯の散布による潅水を、覆土の
直前に行なうのは、湯を散布した床土1の上面を
直ちに覆土により被覆して、湯の散布により加温
した床土1の温度を持続せしめるためである。
このような、床土1に対する湯による潅水とそ
の潅水後に直ちに行なう覆土は、実際には、前記
第1図で示している如く、苗箱2を所望の速度で
移送する移送手段を具備するレール3(または機
台)上に、そのレール3上に装架してある公知の
播種機4と公知の覆土機60との中間に配位して
散水器70を設け、その散水器70を水槽71に
組付けたポンプ装置72には吐水管73に連通す
ると共にその水槽71には張り込んだ水を所望に
設定する温度に加熱し得るようサーモ機構74に
より制御された電熱器75を組付けておいて、そ
のポンプ装置72を駆動するモータ76を、播種
機4の下方を通過してきた育苗箱2が、散水器7
0の下方を通過していく間に作動するように制御
しておくことにより、従来の播種・覆土用の施設
を利用して行なつてよい。
そして、このようにして、湯による潅水後に直
ちに覆土機60から繰出される覆土6によつて第
4図に示している如く覆土された育苗箱2は、中
苗を仕立てるべく、第5図に示している如く、屋
外の苗圃Wにすぐに設置してそのまま放置して芽
出しさせる。
このようにして放置した育苗箱2内の種籾5…
は、湯による潅水で床土1に保有せしめた温度に
より、発芽が促進されることから、従来3日〜7
日の日時を発芽に要していたのを、2日〜3日の
短時日で確実に発芽してくるようになり、従来の
問題を有効に解消できる。
また、この床土1に対する潅水を湯の散布で行
なうようにする本発明による芽出し方法は、育苗
箱2を直ちに苗圃Wに下ろして芽出しさせる中苗
の育成の場合に限らず、稚苗を育成すべく、む
ろ、あるいは育苗機に入れて芽出しする場合に
も、そのまま利用でき、それにより保温のための
加温を軽減できる利益が得られるだけでなく、上
述の如く、むろ、あるいは育苗機を用いていた従
来の稚苗を仕立てる際の芽出しを、第6図に示し
ている如く、適宜の場所に湯による潅水を行なつ
て覆土6した育苗箱2…を所望枚数積層して、そ
の上にビニールシート8等の保温シートを被せて
おくだけで、2〜3日で発芽させ得る利益が得ら
れるようになる。
以上説明したように本発明手段は、育苗箱内に
装填した床土に対する潅水を、その床土の上面に
播き付けた種籾を被覆する覆土作業の直前に、種
籾に影響を与えない範囲で出来るだけ熱した、湯
の散布により行ない、その湯による潅水後直ちに
覆土して、そのまま苗圃に育苗箱を設置するか、
あるいは適宜保温して芽出しするのであるから、
潅水として行なつた熱い湯の散布による熱量が、
育苗箱内に装填した床土の内部に閉じ込められ
て、その床土に保持されることになつて、従来、
外気温の条件により、早いときには3日位で発芽
するが遅いときには7日位かかつていた発芽を、
2〜3日の間に、確実に発芽させ得るようになつ
て、発芽が遅れることにより発生してくる根くさ
れ病などの病害を有効に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の実施に用いる装置の斜視
図、第2図・第3図・第4図・第5図は、本発明
の行程を示す説明図、第6図は稚苗を育成すると
きの本発明による芽出方法の説明図である。 1…床土、2…育苗箱、3…レール、4…播種
機、5…種籾、6…覆土、60…覆土機、7…
湯、70…散水器、71…水槽、72…ポンプ装
置、73…吐水管、74…サーモ機構、75…電
熱器、76…モータ、8…ビニールシート、W…
苗圃。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 育苗箱内に装填した床土に対する潅水を、そ
    の床土の上面に播き付けた種籾を被覆する覆土作
    業の直前に、種籾に影響を与えない範囲で出来る
    だけ熱した、湯の散布により行ない、その湯によ
    る潅水後直ちに覆土して、そのまま苗圃に育苗箱
    を設置するか、あるいは適宜保温して芽出しする
    ことを特徴とする育苗箱による育苗における芽出
    方法。
JP7524478A 1978-06-21 1978-06-21 Sprouting method in breeding by breeding box Granted JPS553745A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7524478A JPS553745A (en) 1978-06-21 1978-06-21 Sprouting method in breeding by breeding box

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7524478A JPS553745A (en) 1978-06-21 1978-06-21 Sprouting method in breeding by breeding box

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS553745A JPS553745A (en) 1980-01-11
JPS6354326B2 true JPS6354326B2 (ja) 1988-10-27

Family

ID=13570608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7524478A Granted JPS553745A (en) 1978-06-21 1978-06-21 Sprouting method in breeding by breeding box

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037557Y2 (ja) * 1985-09-25 1991-02-25

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54111418A (en) * 1978-02-13 1979-08-31 Suzuki Tanko Kk Seed drilling device for nursery plant growing box

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JPS54111418A (en) * 1978-02-13 1979-08-31 Suzuki Tanko Kk Seed drilling device for nursery plant growing box

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JPS553745A (en) 1980-01-11

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