JPS6353517B2 - - Google Patents

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JPS6353517B2
JPS6353517B2 JP56092881A JP9288181A JPS6353517B2 JP S6353517 B2 JPS6353517 B2 JP S6353517B2 JP 56092881 A JP56092881 A JP 56092881A JP 9288181 A JP9288181 A JP 9288181A JP S6353517 B2 JPS6353517 B2 JP S6353517B2
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JP
Japan
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tempo
beat
signal
data
input
Prior art date
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Application number
JP56092881A
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English (en)
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JPS57206883A (en
Inventor
Takao Sugaya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9288181A priority Critical patent/JPS57206883A/ja
Publication of JPS57206883A publication Critical patent/JPS57206883A/ja
Publication of JPS6353517B2 publication Critical patent/JPS6353517B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F5/00Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards
    • G04F5/02Metronomes
    • G04F5/025Electronic metronomes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子メトロノームに関する。
従来の電子メトロノームは、基準周波数信号を
分周し、その信号にもとづいて表示手段あるいは
発音手段によりテンポを指示するものである。そ
してこの種の電子メトロノームでは、テンポの設
定方法をダイヤル操作によるものとなつており、
したがつて演奏中にテンポを変えたい場合には、
片手を鍵盤等から離し、上記ダイヤル操作を行う
必要があり、演奏がしにくくなる問題があつた。
この発明は上述した事情を背景になされたもの
で、その目的とするところは、音声によつてテン
ポ情報等を入力し、テンポ等の設定、変更が演奏
者の手足によるマニユアル操作によらず自由に行
えるようにした電子メトロノームを提供すること
である。
以下、図面を参照してこの発明の各種実施例を
説明する。第1図および第2図は第1実施例を示
す。第1図は本実施例の電子メトロノームの外観
図である。図において、電子メトロノームの機体
1、前面部2および上側面部3には夫々、入力部
4、表示部5、放音部6が設けられている。また
機体1内部には、第2図に示す電子回路を構成す
る各種電子部品が内蔵される。入力部4上のテン
キー(□0〜□9)7、セツトキー(□S)8はそのキ
ー操作によつて40〜208までの範囲に規定されて
いるテンポデータが入力設定できる。
モードスイツチ9は切換え位置「VOICE」、
「KEY」を夫々有し、夫々上記テンポデータを音
声によつて入力するモードまたはテンキー7、セ
ツトキー8によつて入力するモードを設定する。
拍子入力キー10は2/4、3/4、4/4、3/8、6/8
の各拍子を夫々指示するキーであり、モードスイ
ツチ9を切換え位置「KEY」に設定中入力され
る。またモードスイツチ9を切換え位置
「VOICE」に設定中には、音声によつて上記拍子
が入力される。
スタート/ストツプスイツチ11は、上述した
各キー操作や音声によつて入力したテンポデー
タ、拍子データにもとづく発音、表示の各動作を
スタート/ストツプさせるための制御スイツチで
ある。また12はマイク、13はパワースイツチ
である。
表示部5は例えば液晶表示装置から成り、設定
されたテンポデータは4分音符を示す記号表示体
「♪=」と共に数値により表示される。
次に第2図により回路構成を説明する。
信号発生器20はこの電子メトロノームの発
音、表示動作を実行可能とするために基準となる
信号を発生する回路であり、発振器21を有して
いる。この発振器21は周波数200KHzの基準周
波数信号S1を発生し、該信号S1を切換えスイツチ
SWの接点C1および1/2分周器22に与える。1/2
分周器22は基準周波数信号S1の周波数200KHz
を1/2に分周して周波数100KHzの周波数信号S2
出力し、該周波数信号S2を切換えスイツチSWの
接点C2に与える。切換えスイツチSWはコントロ
ール回路23によりその切換え動作を制御され
る。即ち、このコントロール回路23は上述した
拍子入力キー10の出力または音声による拍子入
力に応じた制御動作を行うもので、2/4、3/4、4/
4の各拍子が入力されると切換えスイツチSWの
接点C2切換え指定して接点C3から周波数100KHz
の周波数信号S2を出力し、後述するテンポ制御回
路25内のアンドゲート26に与える一方、3/8、
6/8の各拍子が入力されると接点C1を切換え指定
して周波数200KHzの基準周波数信号S1を接点C3
から出力し、上記アンドゲート26に与える。
テンポ制御回路25は、設定されたテンポデー
タに基づきテンポ進行動作を制御する。即ち、テ
ンポレジスタ27には、テンキー7から例えばテ
ンポデータ「120」が入力されると、入力部4内
の図示しない変換回路により該テンポデータ
「120」が数値データ「50000」に変換されて後述
するテンポ変換部32より入力される。そしてこ
の数値データ「50000」は一致回路28のA入力
端子に与えられる。一方、一致回路28のB入力
端子にはテンポカウンタ29の計数値データが与
えられる。このテンポカウンタ29はアンドゲー
ト26を介したクロツクψO(上記スイツチSW出
力)を計数するカウンタである。なお、上記アン
ドゲート26はスタート/ストツプスイツチ11
の出力によつてゲート制御される。またテンポカ
ウンタ29は上記スタート/ストツプスイツチ1
1出力をオアゲート30を介して信号によつてテ
ンポ進行動作開始時にクリアされる。
一致回路28はA入力端子とB入力端子との入
力データを比較し、一致を検出すると一致信号
φCを出力し、オアゲート30を介しテンポカウ
ンタ29をクリアする。そしてテンポカウンタ2
9に計数動作を再開させる。
茲で、入力部4内の上記変換回路の機能を説明
する。上述したようにテンポデータは40〜208の
範囲内で入力される。そしてこれは、テンポカウ
ンタ29を上述した周波数100KHzの信号S2によ
り駆動することと関連する。
即ち、いまテンポデータをN(即ち、♪=
「N」)、このテンポデータNの変換データをnに
より表わすとき、変換データnは次式により表わ
される。
n=60f/N、f=100KHz ……式(1) (1)式に拠る場合、テンポデータNが例えば208、
150、120、100、40の場合、対応する変換データ
nは夫々、28846、40000、50000、60000、150000
となる。
次にテンポ変換部32の構成を説明する。この
回路は、テンキー7によりテンポを設定した後音
声入力によつてテンポの変化分データを上記テン
ポレジスタ27に設定する機能をもつ。
今、モードスイツチ9を「KEY」の位置に設
定する。この時、モード変換時にクリア信号
CLR1が出力し、又KEYモードに設定した時出
力する信号と上記クリア信号CLR1とを入力と
するアンドゲート33を介してクリア信号CLR
2が出力する。テンキー7から入力するテンポデ
ータNの変換データnはKEYモード切換時に出
力する信号で開成するゲート回路26aを介して
一致回路34のA入力端子に入力される。なお、
この変換データnは更に、表示部5に供給され、
内部の変換回路によりテンポデータNに変換され
て表示される。
更に、一致回路34のB入力端子には、カウン
タ35の計数値データが入力する。このカウンタ
35はアンドゲート36、オアゲート37を介し
て印加されるクロツクψOをカウントする。そし
て上記一致回路34の一致出力はSR型フリツプ
フロツプ38のセツト入力端子Sに印加する。
又、このフリツプフロツプ38のセツト出力はイ
ンバータ39を介して上記アンドゲート36の入
力端子にセツトキー8の出力と共に印加する。
またフリツプフロツプ38のセツト出力はセツ
トキー8出力と共にアンドゲート40に供給され
る。そしてアンドゲート40出力はオアゲート4
1を介しテンポレジスタ27にセツト信号として
印加され、そのときのカウンタ35の計数値デー
タをテンポレジスタ27に設定する。またアンド
ゲート40出力は同時に信号KEY SETとして表
示部5に供給され、これにより「KEY SET」と
いう表示がなされ、テンキー7により入力したテ
ンポデータNが設定されたことが示される。また
上記カウンタ35はモードスイツチ9において、
KEYモードに切換えた時出力するクリア信号
CLR2によりクリアされる。一方上記フリツプ
フロツプ38はモード切換時に出力するクリア信
号CLR1にてリセツトされる。
次に音声入力処理部45の構成を説明する。こ
の回路は、テンキー7によつてテンポレジスタ2
7に当初設定したテンポデータを、音声により
「FAST」または「SLOW」と発声入力すること
により、上記テンポデータを一定値だけアツプま
たはダウンさせる回路である。
即ち、マイク12から入力する音声信号はA/
D変換器46によりデイジタル信号に変換され、
音声認識部47に印加される。この音声認識部4
7はモードスイツチ9がVOICEモードに設定さ
れた時出力する信号で駆動制御される。そして
「FAST」と発声されたときには音声認識部47
は信号ψFAを出力し、他方、「SLOW」と発声さ
れたときには信号ψSLを出力し、共にオアゲート
48を介しD型フリツプフロツプ49のD入力端
子に印加する。なお、拍子が音声により入力され
た場合、音声認識部47は拍子データを発生し、
上記コントロール回路23および後述する拍子レ
ジスタ56に供給する。
フリツプフロツプ49はクロツクψOをCK入力
端子に印加されて動作し、そのセツト出力はアン
ドゲート50に印加される。このアンドゲート5
0にはクロツクψOが印加され、またその出力は
カウンタ51のCK入力端子に印加されて計数さ
れ、同時にカウンタ35にオアゲート37を介し
印加されて計数される。なお、カウンタ35のダ
ウン入力端子には信号ψFAが印加され、この信号
ψFAの発生時にカウンタ35にダウンカウント動
作を実行させる。
カウンタ51の計数値データは一致回路52の
B入力端子に印加され、他方、一致回路52のA
入力端子には、テンポ変化分レジスタ53にプリ
セツトされている一定値データ、例えば「5000」
が印加される。そしてカウンタ51の計数値デー
タが一定値データと同一の「5000」となると一致
回路52は一致信号を出力し、D型フリツプフロ
ツプ54のD入力端子に印加する。このフリツプ
フロツプ54はクロツクψOにより駆動され、ま
たそのセツト出力はフリツプフロツプ49および
カウンタ51の各CLR入力端子に印加されてフ
リツプフロツプ49、カウンタ51を同時にリセ
ツトさせ、また音声認識部47に印加されて信号
ψFAまたは信号ψSLの出力を停止させ、更にオアゲ
ート41を介しテンポレジスタ27に印加されて
そのときのカウンタ35の計数値データをテンポ
レジスタ27にセツトさせる。この結果、テンポ
レジスタ27には、当初テンキー7から入力設定
されたテンポデータNの変換データnから、上記
一定値データ「5000」を減算(信号ψFA出力時、
テンポアツプ)または加算(信号ψSL出力時、テ
ンポダウン)したデータがあらたに設定される。
次に拍子制御回路55の構成を説明すると、拍
子レジスタ56には拍子入力キー10の入力デー
タが記憶される。この場合、2/4、3/4、4/4、3/
8、6/8の各拍子を入力するとき拍子レジスタ56
には夫々、数値データ「2」、「3」、「4」、「3」

「6」が記憶される。そして拍子レジスタ56に
記憶されたデータは一致回路57のA入力端子に
入力される。一方、一致回路57のB入力端子に
は拍子カウンタ58の計数出力が入力され、而し
て一致回路57は両入力端子A,Bの入力データ
を比較して両者が一致すると一致パルスψCHを出
力し、オアゲート59を介し拍子カウンタ58に
クリア信号として与えるものである。拍子カウン
タ58は拍子レジスタ56に入力されるデータの
内容に応じて2進、3進、4進、6進の各カウン
タとして動作するもので、また何れの場合でもそ
の計数値が「0」になると信号ψHを出力し、リ
ズム音発生部60に与える。リズム音発生部60
は上記一致パルスψCを入力するとその都度、1
つのリズム音を発生し、該リズム音をアンプ6
1、スピーカ62を介し放音部6から放音させる
回路である。而して信号ψHを入力したとき(1
拍目)とそれ以外のとき(2拍目以下)では発生
音の音質が異なるように構成されており、例えば
3拍子の場合、ピツ、ポツ、ポツ、ピツ、ポツ、
ポツ、……という如くリズム音を放音するもので
ある。なお、上記拍子入力キー10のキー操作信
号はオアゲート59を介し拍子カウンタ58にク
リア信号として与えられている。
次に上記第1実施例の動作を説明する。先ず、
モードスイツチ9を切換え位置「KEY」に設定
する。次にテンキー7から、テンポデータNを例
えば「120」として入力する。このテンポデータ
Nは変換データn=「50000」に変換され、一致回
路34のA入力端子に入力し、更に表示部5に送
られて表示される。なお、表示部5ではテンポデ
ータNに変換され「♪=120」と表示される。
次にセツトキー8をオンすると、その出力がア
ンドゲート36,40に印加され、而していまフ
リツプフロツプ38はリセツトされているからそ
のセツト出力は“0”、したがつてアンドゲート
36が開成し、且つアンドゲート40が閉成す
る。したがつてアンドゲート36からクロツク
ψOが出力し、カウンタ35によつて計数される。
そしてその計数値データは一致回路34のB入力
端子に印加される。カウンタ35の計数値データ
が「50000」に達すると、一致回路34は一致信
号(“1”)を出力し、フリツプフロツプ38をセ
ツトさせる。したがつてそのセツト出力“1”に
より、アンドゲート36が閉成し、且つアンドゲ
ート40が開成する。このためカウンタ35の計
数動作が停止し、同時にアンドゲート40出力
“1”によつてテンポレジスタ27にカウンタ3
5の計数値データ「50000」が設定される。同時
に表示部5上には「KEY SET」と表示され、テ
ンキー7によるテンポデータ「N=120」の設定
完了が示される。
次に拍子入力キー10を操作し、例えば3/4拍
子を入力する。このときコントロール回路23に
3/4拍子を示すデータが印加され、これに応じて
スイツチSWの接点C2,C3を介し周波数100KHz
の周波数信号S2が出力しはじめ、アンドゲート2
6に供給される。また拍子レジスタ56にはデー
タ「3」がセツトされる。
次に電子メトロノームによるテンポをとりなが
ら演奏を行うために、スタート/ストツプスイツ
チ11をオンするとその出力によつてテンポカウ
ンタ29がクリアされ、また以後アンドゲート2
6が開成し、周波数信号S2がクロツクψOとして
テンポカウンタ29に印加され、計数される。そ
してその計数値データは一致回路28のB入力端
子に印加され、A入力端子へのデータ「50000」
との一致検出動作が実行される。そしてテンポカ
ウンタ29の計数値が「50000」となると一致回
路28からの1発目の一致パルスψC(“1”)が出
力され、この一致パルスψCによつてテンポカウ
ンタ29がクリアされ、次の計数動作を開始する
と共に、リズム音発生部60に、一致パルスψC
が印加される。而して、今の場合、拍子カウンタ
58の内容は「0」であつたので、信号ψH
“1”であり、リズム音発生部60からは相対的
に高音の「ピツ」というリズム音が生成され、ス
ピーカ62から放音される。そして、また拍子カ
ウンタ58の内容を「+1」して「1」とする。
次いでテンポカウンタ29の計数値が再び
「50000」となり、2発目の一致パルスψCが出力
されると、リズム音発生部60は一致パルスψC
および“0”の信号ψHに応じて、1発目の一致
パルスψCのときと比較して相対的に低音の「ポ
ツ」というリズム音を作成し、スピーカ62より
放音させる。また、拍子カウンタ58の内容は
「2」となる。
次いでテンポカウンタ29の計数値が「50000」
になり、3発目の一致パルスψCが出力されると
リズム音発生部60は一致パルスψCと“0”の
信号ψHに応じて、上述した「ポツ」というリズ
ム音を放音する。そして、拍子カウンタ58の内
容が「3」となるが、一致回路57にて、拍子レ
ジスタ56の内容と一致することが検出され、拍
子カウンタ58をクリアし、その内容を「0」と
する。
以下は上述した動作が繰返され、スピーカ62
から「ピツ」、「ポツ」、「ポツ」、「ピツ」、「ポツ
」、
「ポツ」、……という放音が0.5秒間隔で繰返され
る。一方、電子メトロノームの動作を止めるとき
にはスタート/ストツプスイツチ11をオフす
る。このときアンドゲート26が閉成してテンポ
カウンタ29の計数動作が停止し、またテンポカ
ウンタ29がクリアされる。
一方、上述の如くして設定したテンポデータN
=「120」を演奏途中で音声によつて変更したい場
合、演奏開始前に予めモードスイツチ9を
「VOICE」にセツトしておく。そしてスタート/
ストツプスイツチ11をオンし、テンポデータN
=「120」のテンポで演奏を開始する。
そして演奏中にテンポを速くするときには演奏
者はマイク12に向つて「FAST」と発音する。
このとき音声認識部47はこの音声「FAST」を
認識し、信号ψFAを“1”として出力する。した
がつてフリツプフロツプ49がセツト状態となり
同時にカウンタ35にダウンカウント指令が印加
される。
フリツプフロツプ49のセツト出力(“1”)に
よりアンドゲート50が開成され、カウンタ51
がクロツクψOを計数開始すると同時にこのクロ
ツクψOはカウンタ35にも印加され、カウンタ
35がその計数値データ「50000」から1ずつの
ダウンカウント動作を実行開始する。そしてカウ
ンタ51の計数値データは一致回路52のB入力
端子へ供給され、A入力端子への一定値データ
「5000」と比較される。
カウンタ51の計数値データが「5000」となる
と一致回路52は一致信号“1”を出力し、フリ
ツプフロツプ54に印加する。このためそのセツ
ト出力が“1”となり、フリツプフロツプ49が
リセツト状態とされ、また音声認識部47は信号
ψFAの出力を停止し、更にカウンタ51がリセツ
ト状態とされ、またテンポレジスタ27にカウン
タ35の計数値データ「45000」がセツトされる。
したがつて以後は、上記式(1)からテンポデータ
N=「133」となり、表示部5上に「♪=133」と
表示されてテンポデータNが「13」だけアツプさ
れたことが確認でき、またテンポレジスタ27内
のデータが以前より一定値データ「5000」だけ小
となつたから、一致回路28から出力する一致信
号ψCの出力周期が短かくなり、テンポがテンポ
データNが「120」から「133」へ変化した分だけ
速くなつてアツプされる。
一方、テンポデータNが「120」のテンポで演
奏中に、このテンポを一定値データ「5000」分だ
け遅くしたい場合には、演奏者はマイク12に向
つて「SLOW」と発音すればよい。このとき音
声認識部47から信号ψSL(“1”)が出力し、フリ
ツプフロツプ49がセツトされる。そして上述同
様にしてカウンタ51が計数動作を開始する。ま
たこの場合には、カウンタ35にはダウンカウン
ト指令が与えられず、したがつてカウンタ35は
カウンタ51と同期してアツプカウント動作を開
始する。そしてカウンタ51の計数値データが
「5000」となると一致回路52が一致信号を出力
する。これにより上述同様にしてフリプフロツプ
49、カウンタ51が同時にリセツトし、また信
号ψSLが出力されなくなる。更にカウンタ35の
そのときの計数値データ「55000」がテンポレジ
スタ27にセツトされる。
したがつて以後は、表示部5上に、上記式(1)に
よるテンポデータN=「109」の表示「♪=109」
がなされ、テンポのダウンが確認できる一方、テ
ンポレジスタ27内のデータが以前より一定値
「5000」だけ大となつたから、上記一致信号ψC
出力周期がその分長くなり、テンポが遅くなつて
ダウンするものである。
次に第3図を参照して第2実施例を説明する。
この第2実施例ではCPUの処理動作によつて、
マイク12から音声によつて入力される任意のテ
ンポデータNをテンポレジスタ27にセツトで
き、またこのようにして一旦セツトされたテンポ
データNを、音声によつて「FAST」または
「SLOW」を発音することにより、例えば「5」
ずつの間隔でアツプまたはダウンできるようにな
つている。このため、マイク12から演奏前に、
あるいは演奏中に40〜208の範囲内で発音入力さ
れる音声によるテンポデータNに対する音声認識
データDが音声認識部47から出力し、CPU7
0に入力されている。また「FAST」、「SLOW」
の音声入力に対する信号ψFA,ψSLが夫々、音声認
識部47から出力し、CPU70に入力されてい
る。
而してCPU70には、上記音声認識データD
をテンポデータNの範囲40〜208に対応する範囲
28846〜150000内のデータnに変換する第1変換
プログラムと、また音声入力FAST、SLOWによ
りテンポレジスタ内のデータをダウンまたはアツ
プさせるための次式にもとづく第2変換プログラ
ムが組まれている。
即ち、第2変換プログラムは、いま、テンポデ
ータNの変化する値をa、テンポレジスタ27内
の変換データnの変化量をxとするとき、テンポ
データNにおける1拍の間隔Sは S=60/N ……式(2) テンポを変化させたときの1拍の間隔SVは SW=60/N±x/105 ……(3) 但し、アツプのとき(−)、ダウンのとき
(+)、また4分音符を基準とするテンポデータN
の基準周波数f=100KH=105Hzとする。
したがつて変化したテンポデータNVは、 NV=N〓a=60/60/N±x/105 ……式(4) したがつてアツプのときの変化量xは、 x=60×105(1/N+a−1/N) ……式(5) またダウンのときの変化量xは、 x=60×105(1/N−a−1/N) ……式(6) 即ち、上記第2変換プログラムとしては、式
(5)、式(6)から変化量xを夫々求め、テンポレジス
タ27にあらたな変換データnをセツトするプロ
グラムが組まれていることになる。
そして第3図の回路構成中、第1実施例の回路
構成と同一機能をもつ同一回路部分には同一番号
を付し、説明の重複をかけることにする。なお、
CPU70によつて算出された変換データnは表
示部5に送出され、第1実施例同様に表示され
る。
次に上記第2実施例の動作を説明する。モード
スイツチ9を先ず、「VOICE」に設定しておく。
そして例えば、テンポデータNとして「120」を
設定するためにマイク12に向つて「120」と発
音すると、対応する音声認識データDが発生し、
CPU70に与えられる。そしてCPU70はこれ
に応じて第1変換プログラムにもとづき、テンポ
データN=「120」を変換データn=「50000」を算
出し、テンポレジスタ27に設定する処理動作を
実行する。また表示部5には「♪=120」と表示
される。
次に音声により所望の拍子、例えば“ヨンブン
ノサン”と入力する。するとコントロール回路2
3がスイツチC2を選択し、拍子レジスタ56は
「3」進に設定される。次いでスタート/ストツ
プスイツチ11をオンすると、設定したテンポデ
ータN=120と、入力した拍子によつて計数動作
が進行する。
一方、上述の如くしてテンポデータN=120に
よるテンポが進行中、マイク12に向つて
「FAST」と発音すると、信号ψFAが発生し、
CPU70に印加される。これによりCPU70は
第2変換プログラムによる処理を開始し、式(5)に
よる変化量xが算出され、その結果、テンポレジ
スタ27には以前より小さい変換データnが設定
され、またこれに応じて発音されるテンポは、テ
ンポデータNが「5」だけアツプした「125」の
テンポとなつている。
他方、テンポデータN=120によるテンポの進
行中、「SLOW」と発音すると信号ψSLが発生し、
CPU70に印加される。これによりCPU70は
第2変換プログラムによる処理を開始し、式(6)に
よる変化量xを算出する。その結果、テンポレジ
スタ27には以前より大きい変換データnが設定
され、またこれに応じて発音されるテンポはテン
ポデータNが「5」だけダウンした「115」のテ
ンポとなつている。
なお、上記実施例では、基準周波数信号の周波
数を200KHzとしたが、勿論この周波数は任意で
あり、したがつてテンポデータの値の範囲も対応
して変化させてもよい。また入力できる拍子の種
類、数も任意である。拍子の発音を、音声によつ
て、例えば「イチ」、「ニイ」、「サン」、……と放
音してもよい。
更に上記第1実施例においてテンポ変化分レジ
スタ「5000」に固定したが、これに限定されるも
のではなく、自由に設定可能である。又、上記第
2実施例においても、テンポの間隔を「5」に設
定したが、自由に設定可能は勿論のことである。
また、テンポの設定も、数値入力により直接指
示するようにしてもよく、例えば“テンポヒヤク
ニジユウ”と発声することによりテンポ「♪=
120」を設定するようにしてもよい。
加えて、上記実施例では、テンキー7、拍子入
力キー10あるいはスタート/ストツプスイツチ
11を備えた電子メトロノームに本発明を適用し
たが、テンキー7、拍子入力キー10をなくし、
全て音声入力によりテンポあるいは拍子を設定す
るようにしてもよく、また、計数動作のスター
ト/ストツプも音声入力により制御するようにし
てもよい。
この発明は以上説明したように、音声によつ
て、テンポのアツプダウンもしくはテンポを決定
する数値そのものを入力するようにする。この音
声入力を音声認識手段にて認識して対応するテン
ポ情報をテンポ情報発生手段にて発生するように
し、このテンポ情報に従つた期間毎にクロツク信
号をテンポ制御手段から出力させて、更に拍子制
御手段にて拍子制御して出力手段へ拍子指示信号
を与える。そして、出力手段からこの拍子指示信
号に従つて各拍毎に対応する発音あるいは表示の
少なくとも一方を行い、特定の拍とその他の拍と
を選択したテンポにて区別して知覚させるように
した。
従つて、本発明によれば、楽曲の演奏者のマニ
ユアル操作なしに演奏中でもテンポの設定、変更
が容易に行える。また、強拍、弱拍などの理解も
出力結果から容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の第1実施例を
示し、第1図は同例の電子メトロノームの外観を
示す斜視図、第2図は要部の回路構成図、第3図
は第2実施例の要部の回部構成図である。 4……入力部、5……表示部、6……放音部、
7……テンキー、8……セツトキー、9……モー
ドスイツチ、10……拍子入力キー、11……ス
タート/ストツプスイツチ、12……マイク、2
0……信号発生器、21……発振器、25……テ
ンポ制御回路、27……テンポレジスタ、29…
…テンポカウンタ、32……テンポ変換部、34
……一致回路、35……カウンタ、45……音声
入力処理部、46……A/D変換器、47……音
声認識部、49……フリツプフロツプ、51……
カウンタ、52……一致回路、53……テンポ変
化分レジスタ、54……フリツプフロツプ、70
……CPU。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テンポを所定量だけアツプするかダウンする
    かを指示する音声入力を受けて、該音声入力を識
    別する音声認識手段47と、 この音声認識手段47にて認識された音声入力
    に従つて、アツプもしくはダウンされたテンポ情
    報(35の出力情報)を発生するテンポ情報発生
    手段45,32と、 基準となる信号を発生する信号発生手段20
    と、 この信号発生手段20が発生する上記信号を計
    数して上記テンポ情報発生手段45,32が発生
    する上記テンポ情報(35の出力情報)に対応す
    る期間毎にクロツク信号を発生するテンポ制御手
    段25と、 このテンポ制御手段25から出力される上記ク
    ロツク信号を拍子制御して、特定の拍とその他の
    拍とを区別しながら拍子指示をする拍子指示信号
    を出力する拍子制御手段55と、 この拍子制御手段55から出力する上記拍子指
    示信号に従つて、各拍毎に対応する発音あるいは
    表示の少なくとも一方を行うことによつて、上記
    特定の拍とその他の拍とを選択したテンポにて区
    別して知覚させるようにした出力手段60と、 を具備したことを特徴とする電子メトロノーム。 2 テンポを決める数値を指示する音声入力を受
    けて、該音声入力を識別する音声認識手段47
    と、 この音声認識手段47にて認識された音声入力
    に従つて、テンポ情報(27への入力情報)を発
    生するテンポ情報発生手段70と、 基準となる信号を発生する信号発生手段20
    と、 この信号発生手段20が発生する上記信号を計
    数して上記テンポ情報発生手段70が発生する上
    記テンポ情報(27への入力情報)に対応する期
    間毎にクロツク信号を発生するテンポ制御手段2
    5と、 このテンポ制御手段25から出力される上記ク
    ロツク信号を拍子制御して、特定の拍とその他の
    拍とを区別しながら拍子表示をする拍子指示信号
    を出力する拍子制御手段55と、 この拍子制御手段55から出力する上記拍子指
    示信号に従つて、各拍毎に対応する発音あるいは
    表示の少なくとも一方を行うことによつて、上記
    特定の拍とその他の拍とを選択したテンポにて区
    別して知覚させるようにした出力手段60と、 を具備したことを特徴とする電子メトロノーム。
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