JP2002006836A - 楽譜画面表示装置及び演奏装置 - Google Patents

楽譜画面表示装置及び演奏装置

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JP2002006836A JP2000186920A JP2000186920A JP2002006836A JP 2002006836 A JP2002006836 A JP 2002006836A JP 2000186920 A JP2000186920 A JP 2000186920A JP 2000186920 A JP2000186920 A JP 2000186920A JP 2002006836 A JP2002006836 A JP 2002006836A
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    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/06Cathode-ray tube

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声によって表示制御等が可能な楽譜画面表
示装置及び演奏装置を提供する。 【解決手段】 自動ピアノ200の制御を司る制御部2
40には、音声認識部242、コマンド解釈部243、
コマンドデータベース部244、表示制御部245を設
ける。自動ピアノ200に入力された音声コマンドは、
認識データ音声認識部242からコマンド解釈部243
へ出力される。コマンド解釈部243は認識データを受
け取ると、該認識データに対応するコマンドデータをコ
マンドデータベース部244から読み出す。コマンド解
釈部243は読み出したコマンドデータを表示制御部2
45に出力する。表示制御部245は、該コマンドデー
タに基づき楽譜画面の切り換え等を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽譜画面表示装置
及び演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動ピアノ等の楽器においては、
液晶パネル等により構成された表示パネルに楽譜を表示
する機能を備えたものが普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図12は、自動ピアノ
の表示パネルに電子楽譜を表示した例を示す図である。
従来、自動ピアノを利用する演奏者は、表示パネルに表
示されたコントロールボタンを操作し、楽譜画面の切り
換え(次ページの楽譜をディスプレイに表示する等)を
行っていた。このため、両手を使用してピアノ演奏を行
う演奏者は、画面を切り換える際、いったん演奏を中断
するか、または演奏を中断しないにしても素早く楽譜画
面の切り換えを行う必要があった。このような楽譜画面
の切り換え作業を行う必要があったため、演奏者は演奏
に集中できないといった問題があった。また、楽譜画面
の切り換えを行う場合のみならず、音量や演奏テンポの
設定・変更等を行う場合にも、コントロールボタンを操
作する必要があり、このような場合にも、上述した場合
と同様の問題が発生していた。本発明は、以上説明した
事情を鑑みてなされたものであり、音声によって表示制
御等が可能な楽譜画面表示装置及び演奏装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、請求項1に記載の楽譜画面表示装置は、楽譜デー
タに基づき楽譜画面を表示する楽譜画面表示装置であっ
て、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段
によって入力された音声を認識し、音声認識情報を出力
する音声認識手段と、前記音声認識手段から出力される
音声認識情報が、表示すべき楽譜箇所を指定するコマン
ドである場合には、当該音声認識情報によって指定され
る楽譜箇所を含む楽譜画面を楽譜データに基づき表示す
る制御手段とを具備することを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の楽譜画面表示装置
は、楽譜データに基づき楽譜画面を表示する楽譜画面表
示装置であって、音声を入力する音声入力手段と、前記
音声入力手段によって入力された音声を認識し、音声認
識情報を出力する音声認識手段と、楽曲の歌詞を所定の
単語毎に分割した歌詞単語データと、各歌詞単語データ
の楽譜における位置を示す楽譜箇所データとを対応付け
て記憶する記憶手段と、前記音声認識手段から出力され
る音声認識情報が前記歌詞単語データのいずれかと一致
するか否かを比較し、一致する前記歌詞単語データがあ
る場合には、当該一致した歌詞単語データに対応付けて
記憶された楽譜箇所データに示される楽譜位置を歌詞位
置情報として出力する歌詞位置検出部と、前記歌詞位置
検出部から出力される歌詞位置情報に示される楽譜位置
を含む楽譜画面を前記楽譜データに基づいて表示する制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0006】また、請求項3に記載の楽譜画面表示装置
は、楽譜データに基づき楽譜画面を表示する楽譜画面表
示装置であって、音声を入力する音声入力手段と、前記
音声入力手段によって入力された音声のピッチを検出
し、入力音高列情報を出力するピッチ検出部と、楽譜デ
ータと、楽譜データに示される楽譜の音高データとを対
応付けて記憶する記憶手段と、前記ピッチ検出部から出
力される入力音高列情報と、前記記憶手段に記憶された
音高データとを比較することにより表示すべき楽譜箇所
を決定し、楽譜箇所情報を出力する音符列比較部と、前
記音符列比較部から出力される楽譜箇所情報に示される
楽譜位置を含む楽譜画面を前記楽譜データに基づいて表
示する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】また、請求項4に記載の演奏装置は、楽曲
データに基づき演奏を実行する演奏装置であって、音声
を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって
入力された音声を認識し、音声認識情報を出力する音声
認識手段と、音声認識手段から出力される音声認識情報
が前記楽曲データ中の演奏再生位置を指定するコマンド
である場合には、指定された演奏再生位置から楽曲デー
タに基づいて演奏を実行する制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項5に記載の演奏装置は、楽曲
データに基づき演奏を実行する演奏装置であって、音声
を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって
入力された音声を認識し、音声認識情報を出力する音声
認識手段と、楽曲の歌詞を所定の単語毎に分割した歌詞
単語データと、各歌詞単語データの楽譜における演奏位
置を示す演奏箇所データとを対応付けて記憶する記憶手
段と、前記音声認識手段から出力される音声認識情報が
前記歌詞単語データのいずれかと一致するか否かを比較
し、一致する前記歌詞単語データがある場合には、当該
一致した歌詞単語データに対応付けて記憶された演奏箇
所データに示される演奏位置を歌詞位置情報として出力
する歌詞位置検出部と、前記歌詞位置検出部から出力さ
れる歌詞位置情報に示される演奏位置を含む演奏を前記
楽曲データに基づき実行する制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0009】また、請求項6に記載の演奏装置は、楽曲
データに基づき演奏を実行する演奏装置であって、音声
を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって
入力された音声のピッチを検出し、入力音高列情報を出
力するピッチ検出部と、楽譜データと、楽譜データに示
される楽譜の音高データとを対応付けて記憶する記憶手
段と、前記ピッチ検出部から出力される入力音高列情報
と、前記記憶手段に記憶された音高データとを比較する
ことにより演奏すべき演奏箇所を決定し、演奏箇所情報
を出力する音符列比較部と、前記音符列比較部から出力
される演奏箇所情報に示される演奏位置を含む演奏を前
記楽曲データに基づき実行する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項7に記載の演奏装置は、楽曲
データに基づき演奏を実行する演奏装置であって、音声
を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって
入力された音声の音量を検出し、音量情報を出力する音
量検出部と、前記楽曲データに基づく演奏を、前記音量
検出部から出力される音量情報に基づいて実行する制御
手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項8に記載の演奏装置は、楽曲
データに基づき演奏を実行する演奏装置であって、音声
を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって
入力された音声を認識し、音声認識情報を出力する音声
認識手段と、所定のキーワードに対応した音声認識情報
が音声認識手段から出力された場合に、所定のキーワー
ドの入力に要した時間を検出し、検出結果を出力する時
間検出手段と、前記時間検出手段から出力される検出結
果に基づき、前記楽曲データの演奏テンポを決定し、演
奏テンポ情報を出力するテンポ決定手段と、前記楽曲デ
ータに基づく演奏を、前記テンポ決定手段から出力され
る演奏テンポ情報に基づいて実行する制御手段とを具備
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに理解しやす
くするため、実施の形態について説明する。かかる実施
の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明
を限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可
能である。
【0013】A.第1の実施形態 A−1;実施形態の構成 図1は、自動ピアノ200の外観を示す斜視図であり、
図2は、自動ピアノ200の構成を説明するための図で
ある。
【0014】A−1−1;自動ピアノ200の機械的構
成 図2に示すように、自動ピアノ200は鍵1の運動をハ
ンマ2に伝達するアクション機構3と、ハンマ2によっ
て打撃される弦4と、鍵1を駆動するソレノイド5と、
弦4の振動を止めるダンパ6と、ハンマ2の移動を規制
するストッパ8(図中矢印方向に移動可能)からなる消
音機構とを備えている。そのほかにも、この自動ピアノ
200は従来のピアノに搭載される機構(例えば、ハン
マ2の暴れを防止するバックチェック7等)と同様のも
のを備えるが、発明の趣旨とは関係がないため、説明を
省略する。
【0015】A−1−2;自動ピアノ200の電気的構
成 この自動ピアノ200は、CPU、ROM、RAM等か
ら構成され、自動ピアノ200全体の制御を司る制御部
240と、制御部240から供給される制御信号に基づ
いてサーボ機構の制御を行うサーボコントローラ212
と、後述するキーセンサ221から出力される制御信号
に基づいて電子的な楽音を発生する電子楽音発生部22
2と、電子楽譜画面等を表示する液晶パネル等からなる
表示パネル250と、電子楽譜データ及び演奏データ等
を格納する記憶部211とを有している。制御部240
は、記憶部211から供給される演奏データに基づい
て、各時刻で各鍵の位置を制御するための制御信号をサ
ーボコントローラ212へと供給する。サーボコントロ
ーラ212は、制御部240から供給される制御信号に
基づいて、各鍵1に対応する各ソレノイド5に対して各
鍵1の位置に対応する励磁電流を流すと共に、各鍵1に
対応して設けられている各ソレノイド5から入力される
フィードバック信号Vyを用いて各ソレノイド5に流す
励滋電流のフィードバック制御を行う。また制御部24
0は、図示せぬ駆動機構をオン・オフ駆動することによ
ってストッパ8の位置制御も行っている。制御部240
は、上述したようにして記憶部211等から供給される
演奏データに基づいて、サーボコントローラ212を介
して各鍵1に対応して設けられている各ソレノイド5の
位置制御を行い、打弦による機械的な楽音発生制御を行
う。
【0016】また、自動ピアノ200には、各鍵1の動
作を検出する複数のキーセンサ221が設けられてい
る。キーセンサ221は、各鍵1の下面に対応する位置
に設けられており、鍵1の状態変化(押鍵、離鍵等)に
応じた信号を制御部240に出力する。制御部240
は、キーセンサ221から供給される信号に基づいて、
電子楽音発生部222に制御信号を供給し、電子的な楽
音の発生等を制御する。また、制御部240は、鍵1の
動作に応じて電子的に楽音を発生させる際、ストッパ8
の位置制御を行うことによりハンマ2による弦4の打撃
を阻止し、打弦による発音を抑止する制御も行う。この
ように、自動ピアノ200は、打弦による機械的な楽音
発生制御を行う機能に加え、音源やスピーカから構成さ
れる電子楽音発生部222に制御信号を供給し、演奏デ
ータに応じた電子的な楽音発生制御を行う機能をも備え
ている。
【0017】また、本実施形態に係る自動ピアノ200
は、マイクロホン220及びA/D変換器230を備え
ている。マイクロホン220は、所定の指向性を有する
マイクロホンであり、ユーザが発する音声を拾いやすい
向きに取り付けられている(図1参照)。また、A/D
変換器230は、マイクロホン220を介して入力され
るアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御部240
出力する。制御部240は、マイクロホン220及びA
/D変換器230を介して入力されるユーザの音声コマ
ンドを認識し、認識結果に基づき楽譜画面の切り換え制
御等を行う。このように、制御部240は上述した演奏
制御機能の他、楽譜画面の切り換え制御を行う機能をも
備えている。以下、本発明の特徴部分である制御部24
0の表示内容制御機能の構成について、図3を参照して
説明する。
【0018】<制御部240の機能構成>図3は、制御
部240の機能構成を示すブロック図である。制御部2
40は、信号処理部241と、音声認識部242と、コ
マンド解釈部243と、コマンドデータベース部244
と、表示制御部245とを有している。信号処理部24
1は、A/D変換器230から出力されるデジタル信号
に対して信号処理を施し、これを音声データとして音声
認識部242に供給する。信号処理部241が行う信号
処理の内容は、音声認識部242から供給される信号処
理指示信号等に応じて変更される。
【0019】音声認識部242は、まず信号処理部24
1から入力された音声データを所定のフレーム単位のデ
ータに分割し、予め登録してある各音素モデルをモデル
化した音響モデルを比較対照として、波形比較を行い両
者がマッチしている確率の高い音素を決定する音素解析
を行う。次に、音声認識部242は、音素解析処理によ
って暫定的に決定された音素の並びと、単語辞書242
aとを比較し、単語として成立する可能性が高い単語を
決定する。そして、それらの単語に対して言語モデルを
用いて構文解析を行い、例えば日本語として成立する文
を決定し、決定した文を認識データとしてコマンド解釈
部243へ供給する。なお、この単語辞書242aに
は、予め自動ピアノ200の制御において用いられるコ
マンドに関する単語(例えば、制御の開始及び停止を指
示する「スタート」、「ストップ」等の単語)の他、電
子楽譜画面の切り換えコマンドに関連する単語(例え
ば、次ページ及び前ページの電子楽譜の表示を指示する
「ツギ」、「マエ」等の単語)が登録されている。
【0020】コマンド解釈部243は、音声認識部24
2から供給される認識データとコマンドデータベース部
244に予め登録されているコマンドに対応するデータ
とを比較することによって、認識データがどのようなコ
マンドに関する指示を行うものなのかを決定する。そし
て、最も確率の高い音声入力コマンドと、それに続くい
くつかの他のコマンドの候補とをあわせて、表示制御部
245で一意に解釈できる形態のデータ形式に変換し、
コマンドデータとして表示制御部245へ送出する。
【0021】コマンドデータベース部244は、電子楽
譜画面の切り換えコマンドに関連する単語と、コマンド
データとを対応付けて管理している。具体的には、図3
に示すように、次ページの電子楽譜表示を指示する単語
「ツギ」と、次ページの電子楽譜を表示するためのコマ
ンド「NEXT」とが対応付けられ、・・・、前ページの
電子楽譜表示を指示する単語「マエ」と、前ページの電
子楽譜を表示するためのコマンド「BACK」とが対応
付けられている。表示制御部245は、コマンド解釈部
243から供給されるコマンドデータに基づき、表示パ
ネル250に表示される電子楽譜画面の切り換え等の表
示内容に関する制御を行う。次に、ユーザが演奏を行う
際の自動ピアノ200の動作について説明する。
【0022】A−2;実施形態の動作 まず、ユーザは自動ピアノ200の図示せぬ操作部を操
作し、演奏曲の選択を行う。ユーザによって演奏曲の選
択が行われると、表示制御部245は、この演奏曲に対
応した電子楽譜表示用のデータ(以下、単に電子楽譜デ
ータという)を記録装置211から読み出す。そして表
示制御部245は、第1ページ目の電子楽譜を表示する
のに必要な電子楽譜データを生成し、これを表示パネル
250に出力する。これにより、表示パネル250に
は、第1ページ目の電子楽譜が表示される。
【0023】図4は、表示パネル250に表示された第
1ページ目の電子楽譜を例示した図である。同図に示す
楽譜aは、音高及び音の長さを示す音符等により構成さ
れた演奏情報であり、ユーザは、この楽譜aを参照しな
がらピアノの演奏を行う。テンポbは、楽譜を演奏する
目安としてのテンポ情報である。図に示す例は、1分間
に4分音符を60個演奏する演奏テンポであることを示
しているが、この演奏テンポは、ユーザが操作部を操作
することにより、設定・変更可能となっている。表示制
御部245は、ユーザによって演奏テンポの設定等が行
われると、この設定されたテンポbに応じてユーザが演
奏すべき音符を順次点滅させていく。タイトルcは、曲
のタイトルや、作曲者等のタイトル情報である。また、
このタイトルcには、曲のどの部分を演奏しているのか
(例えば、曲の頭から数えて第何小節目を演奏している
のか)等といった情報も含まれている。
【0024】このように第1ページ目の電子楽譜が表示
パネルに表示されている状態において、マイクロホン2
20及びA/D変換器230を介して「ツギ」という言
葉が自動ピアノ200に入力されると、制御部240
は、音声認識処理等を開始する。具体的には、マイクロ
ホン220及びA/D変換器230を介して自動ピアノ
200に入力された音声は、信号処理部241を介し音
声データとして音声認識部242に入力される。音声認
識部242は、入力された音声データの音素解析を行
い、これによって暫定的に決定された音素の並びと単語
辞書242aとを比較し、単語として成立する可能性が
高い単語を決定する。ここで、音声認識部242の単語
辞書242aには電子楽譜のページ送りを意味する「ツ
ギ」という単語が登録されている。従って、音声認識部
242は音素解析結果に基づき決定した「ツギ」という
単語の認識データをコマンド解釈部243に出力する。
コマンド解釈部243は、音声認識部242から認識デ
ータを受け取ると、コマンドデータベース部244を参
照することにより、認識データがどの様なコマンドを意
味するものであるのかを決定する。前述したように、コ
マンドデータベース部244には、電子楽譜のページ送
りを意味する「ツギ」という単語と、この電子楽譜のペ
ージ送りコマンド「NEXT」とが対応付けて格納され
ている。従って、コマンド解釈部243は、音声認識部
242から送られてくる認識データに対応するコマンド
「NEXT」をコマンドデータベース部244から読み
出し、これを表示制御部245に送出する。
【0025】表示制御部245は、コマンド解釈部24
3から電子楽譜のページ送りコマンド「NEXT」を受
け取ると、図5に示すフローを実行する。すなわち、表
示制御部245は、電子楽譜のページ送りコマンド「N
EXT」が入力されたことを検出すると(ステップS
1)、電子楽譜の表示ページが曲の最後のページである
か否かを判断する(ステップS2)。表示制御部245
は、電子楽譜の表示ページが最後のページであると判断
した場合には(ステップS2;YES)、処理を終了す
る。一方、表示制御部245は、ステップS2におい
て、電子楽譜の表示ページが曲の最後のページでないと
判断すると(ステップS2;NO)、ステップS3に進
む。表示制御部245は、ステップS3においてRAM
(図示略)から次ページの電子楽譜データを読み出し、
読み出した電子楽譜データを表示パネルに供給する。こ
れにより、表示パネルには、次ページの電子楽譜が表示
されることとなる。なお、ここでは、次ページの電子楽
譜表示を指示する単語「ツギ」が自動ピアノ200に入
力された場合を例に説明を行ったが、前ページの電子楽
譜表示を指示する単語「マエ」が自動ピアノ200に入
力された場合も、同様の処理が行われる。
【0026】以上の説明から明らかなように、本実施形
態に係る自動ピアノ200によれば、ユーザはマイクロ
ホン220にむかって、所定のキーワードを発声するこ
とにより、表示パネル250に表示される電子楽譜画面
を切り換えることができる。従って、ユーザは両手を使
ってピアノを演奏している場合であっても、演奏を中断
することなく表示画面を切り換えることができる。この
ため、ユーザはピアノ演奏に集中することができる。ま
た、表示パネル250には、電子楽譜のみを表示すれば
よく、従来のように電子楽譜とあわせて手動操作用のコ
ントロールボタンを表示する必要がない。従って、従来
と同じ表示面積を有する表示パネルを使用したとして
も、電子楽譜を表示するためのスペースを広くすること
ができる。
【0027】A−3;変形例 <変形例1>本実施形態では、表示パネルに表示される
電子楽譜画面を音声によって切り換える場合の説明を行
ったが、例えば表示パネルに表示される電子楽譜の大き
さ等を音声によって切り換えるようにしても良い。具体
的には、電子楽譜の拡大表示(例えば、1〜10倍等)
を指示する単語「ズーム」や、電子楽譜の分割表示(例
えば、上下方向に2分割して電子楽譜を表示する等)を
指示する単語「ブンカツ」等を音声認識部242の単語
辞書242a及びデータベース部244に登録してお
く。また、データベース部244には、電子楽譜の拡大
表示を指示する単語「ズーム」に対応するコマンド「E
XPAND」及び電子楽譜の分割表示を指示する単語
「ブンカツ」に対応するコマンド「DIVIDE」等を
登録しておく。これにより、ユーザは表示パネル250
に表示される電子楽譜の大きさ等を音声によって自由に
切り換えることができる。
【0028】<変形例2>また、本実施形態における電
子楽譜は、楽譜a、テンポb、タイトルcとにより構成
されていたが(図4参照)、例えば図6に示すように、
楽譜aの任意の箇所に練習マークdを設けるようにして
も良い。具体的には、制御部240に練習マーク書き込
み手段を設け、ユーザが図示せぬ操作部を操作すること
により、楽譜aの任意の箇所に練習マークdを付加でき
る構成とする(図6に示す、練習マークA参照)。もち
ろん、この練習マークは1つに限定することを趣旨とす
るものではなく、複数(例えば、練習マークA、練習マ
ークB等)設けることも可能であり、また任意に練習マ
ークdの追加及び削除も可能である。また、これに合わ
せて音声認識部242の単語辞書242a及びデータベ
ース部244には、練習マークAを含む電子楽譜画面の
表示を指示する単語「マークA」及びデータベース部2
44にはさらに、対応するコマンド「JUMP A」を
登録する。制御部240をこのように構成することで、
ユーザはいつでも練習マークAの付加された箇所を含む
楽譜を表示パネル250に表示させることができる。具
体的には、次の通りである。
【0029】例えば、練習マークAの付加された電子楽
譜のページ(第2ページ)とは異なるページ(第10ペ
ージ)の電子楽譜が表示パネル250に表示されていた
とする。ここで、ユーザが練習マークAの付加された部
分を練習しようとした場合、ユーザはマイクロホンに向
かって「マークA」と発声する。これにより、コマンド
解釈部243はコマンドデータベース部244に登録さ
れた「マークA」に対応するコマンド「JUMP A」
を読み出し、読み出したコマンドデータ「JUMP
A」を表示制御部245に供給する。表示制御部245
は、コマンド解釈部243からのコマンドデータ「JU
MP A」に基づき、マークAの付加された第2ページ
目の電子楽譜データを表示パネル250に供給する。こ
れにより、表示パネル250に表示される電子楽譜は、
第10ページから第2ページへと切り換わる。制御部2
40をこのように構成することで、ユーザは簡単な操作
により練習マークの付加された電子楽譜を表示パネル2
50に表示させることができる。
【0030】<変形例3>また、以上説明した変形例2
では、ユーザが操作部を操作して練習マークを付加する
場合を例に説明を行ったが、例えばユーザが音声で練習
マークの位置を指定する場合にも適用可能である。例え
ば、自動演奏モード等から練習マーク書き込みモードへ
の切り換えを指示する単語「カキコミモード」を単語辞
書242a及びデータベース部244に登録し、データ
ベース部244にはさらに、コマンド「MODE WR
ITE」を登録する。ユーザは音声によって練習マーク
の位置を指定する際、マイクロホンに向かって「カキコ
ミモード」と発声する。これにより、自動ピアノは練習
マーク書き込みモードに設定される。そして、ユーザ
は、練習マークの位置を指定すべく、マイクロホンに向
かって「ショウセツバンゴウ 11」、「マーク A」
と発声する。ここで、「ショウセツバンゴウ」に続く
「11」は、小節番号を指定する数であり、「マーク」
に続く「A」は、複数の練習マーク(例えば、練習マー
クA、練習マークB、・・・等)のうち、いずれの練習マ
ークであるかを指定するアルファベットである。なお、
これらの単語及び対応するコマンドは、すべて単語辞書
242a及びコマンドデータベース部244に登録され
ている。このようにして、ユーザがマイクロホンに向か
って「ショウセツバンゴウ 11」、「マークA」と発
声することにより、小節番号11の位置に練習マークA
を書き込むべきコマンドが制御部に入力され、これによ
り楽譜aの小節番号11の位置に練習マークAが書き込
まれる。
【0031】このように、音声によって練習マークの位
置を指定することができれば、ユーザは両手がふさがっ
ているような場合(例えば、演奏中である場合等)にお
いても、所望する位置に練習マークを付加することがで
きる。なお、練習マークはユーザが音声等により位置を
指定することも可能であるが、予め楽譜aの所定箇所に
練習マークが付加されているデータを用いることによっ
ても、音声による楽譜画面の切り換えが可能である。例
えば、練習マークAが予め小節番号33(第3ページ
目)に付加されていたとする。ここで、ユーザがマイク
ロホンに向かって「マーク A」と発声すると、上述し
た場合と同様に、練習マークAの付加された第3ページ
目の楽譜が表示パネルに表示される。ここで、練習マー
クAの付加された楽譜画面を表示パネルに表示する際に
は、練習マークAが付加された位置をユーザに教示すべ
く、練習マークAの付加された小節番号、表示ページ等
をタイトルcに表示するようにしても良い。
【0032】<変形例4>また、上述した自動ピアノ
は、練習マーク、小節番号等から表示すべき電子楽譜ペ
ージを特定し、当該電子楽譜ページを表示パネルに表示
する構成であったが、もちろんページ番号を直接音声入
力するように構成しても良い。
【0033】<変形例5>なお、変形例2及び変形例3
は、練習マークを用いて電子楽譜の表示ページを切り換
えることを想定しているが、これに限定する趣旨ではな
く、例えばユーザが小節番号(曲の頭から数えて第何小
節目であるかを示す番号)を指定することにより、電子
楽譜の表示ページを切り換えるようにしても良い。前述
したように、電子楽譜のタイトルc部分には、曲の頭か
ら数えて第何小節目を演奏しているのかといった情報が
表示される。従って、ユーザは、何回練習しても間違え
てしまう部分の小節番号(例えば、11)を覚えてお
き、電子楽譜の表示ページを切り換える際には小節番号
を指定することにより、練習マークの付加された電子楽
譜を表示パネル250に表示させることができる。な
お、小節番号を指定して電子楽譜画面の切り換えを行う
場合の制御部の構成は、変形例1と同様であるため、こ
れ以上の説明は省略する。
【0034】<変形例6>また、以上説明した本実施形
態及び変形例では、単に電子楽譜の表示ページを音声に
よって切り換える場合を説明したが、これに限定する意
味ではなく、例えば自動演奏機能等を利用して演奏を再
生しているような場合には、この表示ページの切り換え
に応じて演奏の再生位置を切り換えるようにしても良
い。具体的には、コマンド解釈部243の後段に、再生
位置制御部を設ける。この再生位置制御部は、コマンド
解釈部からのコマンドデータに基づき、楽譜に対応する
演奏データのどの部分を再生すべきか判断する。そし
て、再生位置制御部は、この判断結果に応じた制御デー
タを電子楽音発生部222等に出力し、再生位置の切り
換えを行う。電子楽音発生部222等は、この制御デー
タに基づき楽音を発生し、これにより電子楽譜の表示ペ
ージに応じた演奏が再現されることとなる。なお、電子
楽譜の表示ページに応じて自動演奏させる場合には、制
御対象をサーボコントローラ212に置き換えることに
よって同様に実施することができるため、これ以上の説
明を省略する。
【0035】B.第2の実施形態 B−1;実施形態の構成 上述した第1の実施形態に係る制御部240は、ユーザ
が発声したコマンドに基づき電子楽譜の表示制御を行っ
ていた。これに対し、本実施形態に係る制御部240a
は、ユーザが発声する歌詞により、電子楽譜の表示制御
を行う構成となっている。なお、自動ピアノのハードウ
ェア構成については、前掲図2と同様であるため説明を
省略する。
【0036】図7は、本実施形態に係る制御部240a
の機能構成を示す図である。本実施形態に係る制御部2
40aには、前掲図3に示すコマンド解釈部243及び
コマンドデータベース部244に換えて歌詞位置検出部
246が設けられている。この歌詞位置検出部246
は、記憶部211から転送される電子楽譜データに基づ
き、ユーザが発声する歌詞単語が電子楽譜のどの部分の
歌詞に対応するかを検索し、検索結果を表示制御部24
5に出力する。歌詞位置検出部246がこのような検索
を行う際に用いる電子楽譜データの構成について、図8
を参照して説明する。
【0037】図8は、電子楽譜データの主要構成を示す
図である。電子楽譜データは、音程データと、リズムデ
ータと、歌詞データと、ページデータとを有している。
その他にも、曲の題名、作曲者名、作詞者名等を示すデ
ータを含んでいるが、本願発明の趣旨とは関係がないた
め、その説明を省略する。音程データは、ド(C)〜シ
(B)までの音を数字で表現しており、ド(「0」)を
基準に半音の幅を1として各音を表現している。例え
ば、同図に示す「1」は、ドよりも半音高いド♯である
ことを意味し、「2」は、ドよりも1音高い(すなわ
ち、ド♯よりも半音高い)レであることを意味してい
る。また、基準の音よりも1オクターブ高い同名音に
は、数字の左方に+符号を、基準の音よりも1オクター
ブ低い同名音には、数字の右方に−符号を付している。
例えば、「+1」は、基準のドよりも1オクターブ高い
ド♯であることを意味している。
【0038】リズムデータは、4分音符を音の長さの基
準とし、この4分音符を「1」で表現している。例え
ば、同図に示す「0.5」は、4分音符の半分の8分音
符であり、「4」は、4分音符4つ分の全音符であるこ
とを意味している。歌詞データは、テキスト形式で作成
されており、各音程、リズムデータに対応した位置に歌
詞が記載されている。ページデータは、各音程、リズ
ム、歌詞データが何ページ目の電子楽譜に対応するもの
であるかを表現している。なお、電子楽譜データのフォ
ーマットは、ここで例示したものに限定するものではな
く、例えば音程データに代えて音高データとしても良
い。
【0039】本実施形態に係る自動ピアノの主要構成
は、以上説明した通りである。次に、本実施形態の動作
について説明する。なお、以下の説明は、自動演奏に合
わせて電子楽譜画面が切り換わっていくなかで、ユーザ
がマイクロホン220に向かって歌詞を発声することに
より、電子楽譜画面の切り換えを指示した場合を想定し
ている。
【0040】B−2;実施形態の動作 ユーザがマイクロホン220に向かって歌詞を発声する
と、自動ピアノの制御部240は、音声認識処理等を開
始する。ここで、ユーザがマイクロホン220に向かっ
て発声した歌詞は、「トナカイ」であったとする。マイ
クロホン220及びA/D変換器230を介して自動ピ
アノに入力されたユーザの音声は、信号処理部241を
介し音声データとして音声認識部242に入力される。
音声認識部242は、入力された音声データの音素解析
を行い、これによって暫定的に決定された音素の並びと
単語辞書242aとを比較し、単語として成立する可能
性が高い単語を決定する。ここで、本実施形態に係る音
声認識部242の単語辞書242aには自動ピアノの制
御に関連する単語のみならず、歌詞等にも用いられる様
々な単語も登録されている。従って、音声認識部242
は音素解析結果に基づき決定した「トナカイ」という単
語の認識データを歌詞位置検出部246に出力する。
【0041】歌詞位置検出部246は、音声認識部24
2から認識データを受け取ると、記憶部211から転送
された電子楽譜データを参照することにより、ユーザが
発声した歌詞「トナカイ」が電子楽譜のどの部分に対応
する歌詞であるのか検索を行う。前述したように、電子
楽譜データには、各音程、リズム、歌詞データが何ペー
ジ目の電子楽譜に対応するものであるかを示すページデ
ータが含まれている。従って、歌詞位置検出部246
は、当該歌詞が電子楽譜の第何ページに表示される歌詞
であるかを判断することができる。歌詞位置検出部24
6は、検出結果から歌詞「トナカイ」が電子楽譜の何ペ
ージ目に表示される歌詞であるかを認識すると、この認
識結果をページ情報として表示制御部245に出力す
る。ここで、歌詞位置検出部246は、歌詞「トナカ
イ」が電子楽譜の2ページ目に表示される歌詞であると
認識し、表示制御部245に対して2ページ目の電子楽
譜を表示すべき旨のページ情報を出力したとする。表示
制御部245は、歌詞位置検出部246からのページ情
報に基づき、第2ページ目の電子楽譜データをRAMか
ら読み出し、読み出した電子楽譜データを表示パネル2
50に供給する。この結果、表示パネル250には、歌
詞「トナカイ」が表示された第2ページ目の電子楽譜が
表示される。
【0042】以上説明したように、本実施形態に係る自
動ピアノは、ユーザが発声する歌詞単語により表示位置
を指定することができる。もちろん、単に電子楽譜の表
示ページを歌詞によって切り換えることもできるが、前
述した第1の実施形態における変形例6と同様、自動演
奏機能等を利用して演奏を再生しているような場合に
は、この表示ページの切り換えに応じて演奏の再生位置
を切り換えるようにしても良い。具体的には、歌詞位置
検出部246の後段に、再生位置制御部を設ける。この
再生位置制御部は、歌詞位置検出部からのページ情報に
基づき、電子楽譜のどの部分を再生すべきか判断する。
そして、再生位置制御部は、この判断結果に応じた制御
データを電子楽音発生部222等に出力し、再生位置の
切り換えを行う。電子楽音発生部222等は、この制御
データに基づき楽音を発生し、これにより電子楽譜の表
示ページに応じた演奏が再現されることとなる。なお、
電子楽譜の表示ページに応じて自動演奏させる場合に
は、制御対象をサーボコントローラ212に置き換える
ことによって同様に実施することができるため、これ以
上の説明を省略する。
【0043】B−3;変形例 以上説明した本実施形態に係る自動ピアノは、ユーザが
発声する歌詞に基づき電子楽譜の表示内容を制御する構
成であったが、これに限定する趣旨ではなく、例えばユ
ーザがハミングあるいは歌唱等を行い、このハミング等
から音の高さ(ピッチ)を検出し、これに基づき電子楽
譜の表示内容を制御するようにしても良い。図9は、変
形例に係る制御部240bの機能構成を示す図である。
制御部240bは、ピッチ検出部247と、音符列比較
部248と、表示制御部245とを有している。ピッチ
検出部247は、マイクロホン220及びA/D変換器
230を介して入力されるハミング等からピッチを抽出
して音高列を生成する。そして、ピッチ検出部247は
生成した音高列を音高列比較部248が一意に解釈でき
る形態のデータ形式(例えば、電子楽譜データと同様の
データ形式等)に変換し、音高列データとして音符列比
較部248に送出する。音高列比較部248は、記憶部
211から転送される電子楽譜データ(具体的には、音
程データ)に基づき、ピッチ検出部247から送られて
くる音高列データが電子楽譜のどの部分の音高列に対応
するか、そしてその音高列が表示される電子楽譜は第何
ページ目であるのかを検索し、検索結果をページ情報と
して表示制御部245に出力する。制御部240bをこ
のように構成することで、マイクロホン220及びA/
D変換器230を介して自動ピアノに入力されるハミン
グ等からピッチを検出し、この音高列と一致する音高列
を電子楽譜データから検出することにより電子楽譜の表
示ページを切り換えることができる。なお、ハミング等
からピッチを検出する際の具体的動作については、本実
施形態と同様に説明することができるため、説明を省略
する。また、変形例においても、本実施形態と同様、表
示ページの切り換えに応じて演奏の再生位置を切り換え
るようにしても良い。
【0044】C.第3の実施形態 C−1;実施形態の構成 上述した第2の実施形態に係る自動ピアノは、ユーザが
発声する歌詞及びハミング等に基づき、電子楽譜の表示
及び演奏の再生等を制御する構成であった。これに対
し、本実施形態に係る自動ピアノは、音声によるカウン
ト(例えば、「ワン、ツー、スリー、ハイ!」等)で、
テンポ設定等を行う構成となっている。なお、以下の説
明では、「ワン、ツー、スリー、ハイ!」等テンポ設定
を行うための音声をカウント音声という。
【0045】図10は、本実施形態に係る制御部240
cの機能構成を示す図である。本実施形態に係る制御部
240cには、テンポ検出部249が設けられている。
このテンポ検出部249は、音声認識部242からカウ
ント音声に対応した認識データを受け取り、この認識デ
ータの受け取りタイミングからテンポを算出する。そし
て、テンポ検出部249は、算出結果をテンポデータと
して表示制御部245に出力する。ここで、音声認識部
242には、マイクロホン220及びA/D変換器23
0を介してカウント音声以外の音声(例えば、演奏の開
始を指示する「スタート」等)も入力される。音声認識
部242は、入力される音声がカウント音声であるのか
(すなわち、入力される音声が「ワン」、「ツー」、
「スリー」、「ハイ!」であるのか)あるいはカウント
音声以外の音声であるのかを判断する音声種判断機能を
備えている。音声認識部242は、マイクロホン220
及びA/D変換器230を介して入力された音声がカウ
ント音声であると判断した場合には、認識データをテン
ポ検出部249に出力し、一方入力された音声がカウン
ト音声以外の音声であると判断した場合には、認識デー
タをコマンド解釈部243に出力する。次に、本実施形
態に係る自動ピアノにコマンド音声が入力された場合の
動作について、図11を参照して説明する。
【0046】C−2;実施形態の動作 図11は、自動ピアノにコマンド音声が入力された場合
を説明するための図である。まず、ユーザは演奏テンポ
を設定すべく、マイクロホン220に向かって「ワ
ン」、「ツー」、「スリー」、「ハイ!」と順番に発声
していく。マイクロホン220及びA/D変換器230
を介して自動ピアノに入力された各音声は、信号処理部
241において音声データに変換され、変換された音声
データが順次音声認識部242に入力される。ここで、
音声認識部242は、信号処理部241を介して順次入
力される音声データがカウント音声であるのか、あるい
はカウント音声以外の音声であるのかを判断する。音声
認識部242は、音声種判断機能を利用して入力された
音声がカウント音声であると判断すると、各音声に対応
する認識データをテンポ検出部249に出力する。
【0047】テンポ検出部249は、まず第1番目の認
識データ(すなわち、音声「ワン」に対応する認識デー
タ)を受け取ると、図示せぬタイマを参照することによ
り、認識データを受け取った時刻(T=t0)を読み出
し、読み出した計時データを図示せぬ記憶部の所定領域
に格納する。その後、第2番目の認識データ(すなわ
ち、音声「ツー」に対応する認識データ)及び第3番目
の認識データ(すなわち、音声「スリー」に対応する認
識データ)がテンポ検出部249に入力されると、テン
ポ検出部249はタイマの計時時刻をそれぞれ読み出し
(T=t1、t2)、この計時データを記憶部の所定領
域にそれぞれ格納する。また、テンポ検出部249は、
第3番目の認識データ(すなわち、音声「スリー」に対
応する認識データ)を受け取ると、演奏テンポT(te
mp)の算出を行う。演奏テンポT(temp)につい
ては、例えば下記に示す演算を行うことにより決定す
る。 Δt1=t1−t0 Δt2=t2−t1 Δt(ave)=(Δt1+Δt2)/2 T(temp)=60/Δt(ave) テンポ検出部249は、テンポ設定用に予め定められた
キーワード「ワン」、「ツー」、「スリー」の入力に要
した時間に基づき演算を行い、演算結果から得られた演
奏テンポT(temp)をテンポデータとして表示制御
部245に出力する。表示制御部245は、テンポデー
タを受け取ると、このテンポデータに基づき生成した電
子楽譜データを表示パネル250に供給する。これによ
り、電子楽譜のテンポb(図4参照)には、ユーザのカ
ウント音声により設定されたテンポ(例えば、1分間に
4分音符を120個演奏する演奏テンポ等)が表示され
る。そして、表示制御部245は、第4番目の認識デー
タ(すなわち、音声「ハイ!」に対応する認識データ)
を受け取ると、この設定されたテンポbに応じてユーザ
が演奏すべき音符の点滅を開始する。
【0048】以上説明したように、本実施形態に係る自
動ピアノは、ユーザのカウント音声を発するスピードに
応じて、電子楽譜画面上のテンポb(図4参照)を切り
換えることができる。もちろん、本実施形態において
も、上述した第2の実施形態と同様、自動演奏機能等を
利用して演奏を再生しているような場合には、電子楽譜
画面の表示切り換えに応じて演奏の再生テンポを切り換
えることも可能である。具体的には、テンポ検出部24
9の後段に、再生制御部を設ける。この再生制御部は、
テンポ検出部からのテンポデータに基づき、演奏の再生
速度を制御する役割を担っている。電子楽音発生部等
は、再生制御部による制御の下、楽音を生成する。これ
により、ユーザのカウント音声に応じたテンポで演奏が
再生されることとなる。
【0049】なお、このように自動演奏機能を利用して
再生しているような場合に適用できるのは勿論である
が、ユーザが自動演奏機能を利用して曲の頭から再生す
る場合にも適用可能である。例えば、ユーザが図示せぬ
操作部を操作し、再生曲の選択を行った後、演奏テンポ
を設定すべく、マイクロホンに向かって「ワン」、「ツ
ー」、「スリー」、「ハイ!」と発声したとする。この
場合には、第4番目の単語「ハイ!」が再生開始のトリ
ガとなり、ユーザのカウント音声に応じた演奏テンポで
自動的に演奏が開始される。すなわち、ユーザは演奏を
開始すべき音声コマンド(例えば、「スタート」等)を
マイクロホン220に向かって発声することなく、演奏
を開始させることができるのである。また、本実施形態
に係る自動ピアノは、カウント音声に基づき演奏テンポ
を決定する構成であったが、これに限定する趣旨ではな
く、例えばカウント音声から再生音等の音量を決定する
ようにしても良い。具体的には、音声認識部242の後
段に音量検出部を設ける。音量検出部は、入力されるカ
ウント音声の音量レベルが例えばレベル1〜レベル20
のいずれの音量レベルに相当するかを判断し、判断結果
を音量データとして再生制御部に出力する。ここで、再
生制御部は、テンポ検出部249からのテンポデータに
基づき、演奏の再生速度を制御すると共に、音量検出部
からの音量データに基づき、再生音の音量を制御する役
割を担っている。電子楽音発生部222等は、再生制御
部による制御の下、楽音を生成する。これにより、ユー
ザのカウント音声に応じた演奏テンポ及び音量で演奏が
再現されることとなる。なお、自動演奏させる場合に
は、制御対象をサーボコントローラ212に置き換える
ことによって同様に実施することができるため、これ以
上の説明を省略する。また、本願発明は、自動ピアノに
適用することを趣旨とするものではなく、ヴァイオリン
等の楽器は勿論のこと、パーソナルコンピュータ等楽器
以外の電子機器等にも適用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両手を使って演奏する必要がある楽器においても、演奏
を中断させることなく表示制御及び楽音制御を行うこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態における自動ピアノ200の
外観を示す斜視図である。
【図2】 同実施形態における自動ピアノ200の構成
を示す図である。
【図3】 同実施形態における制御部240の機能構成
を示す図である。
【図4】 同実施形態における電子楽譜の表示例を示す
図である。
【図5】 同実施形態における表示制御部245の動作
を示すフローチャートである。
【図6】 同実施形態における電子楽譜の表示例を示す
図である。
【図7】 第2の実施形態における制御部240aの機
能構成を示す図である。
【図8】 電子楽譜データの構成を説明するための図で
ある。
【図9】 同実施形態の変形例における制御部240b
の機能構成を示す図である。
【図10】 第3の実施形態における制御部240cの
機能構成を示す図である。
【図11】 同実施形態における自動ピアノにコマンド
音声が入力された場合を説明するための図である。
【図12】 従来の電子楽譜の表示例を示す図である。
【符号の説明】 240・・・制御部、250・・・表示パネル、242
・・・音声認識部、243・・・コマンド解釈部、24
4・・・コマンドデータベース部、245・・・表示制
御部、246・・・歌詞位置検出部、247・・・ピッ
チ検出部、248・・・音符列比較部、249・・・テ
ンポ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D015 AA04 BB01 HH01 KK01 5D082 AA03 AA04 AA10 AA15 AA27 AA28 5D378 MM36 MM38 MM42 MM47 MM53 MM62 MM65 MM67 MM72 MM82 MM89 MM93 NN23 TT02 TT03 TT22 TT34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽譜データに基づき楽譜画面を表示する
    楽譜画面表示装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声を認識し、音
    声認識情報を出力する音声認識手段と、 前記音声認識手段から出力される音声認識情報が、表示
    すべき楽譜箇所を指定するコマンドである場合には、当
    該音声認識情報によって指定される楽譜箇所を含む楽譜
    画面を楽譜データに基づき表示する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする楽譜画面表示装置。
  2. 【請求項2】 楽譜データに基づき楽譜画面を表示する
    楽譜画面表示装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声を認識し、音
    声認識情報を出力する音声認識手段と、 楽曲の歌詞を所定の単語毎に分割した歌詞単語データ
    と、各歌詞単語データの楽譜における位置を示す楽譜箇
    所データとを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記音声認識手段から出力される音声認識情報が前記歌
    詞単語データのいずれかと一致するか否かを比較し、一
    致する前記歌詞単語データがある場合には、当該一致し
    た歌詞単語データに対応付けて記憶された楽譜箇所デー
    タに示される楽譜位置を歌詞位置情報として出力する歌
    詞位置検出部と、 前記歌詞位置検出部から出力される歌詞位置情報に示さ
    れる楽譜位置を含む楽譜画面を前記楽譜データに基づい
    て表示する制御手段とを具備することを特徴とする楽譜
    画面表示装置。
  3. 【請求項3】 楽譜データに基づき楽譜画面を表示する
    楽譜画面表示装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声のピッチを検
    出し、入力音高列情報を出力するピッチ検出部と、 楽譜データと、楽譜データに示される楽譜の音高データ
    とを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記ピッチ検出部から出力される入力音高列情報と、前
    記記憶手段に記憶された音高データとを比較することに
    より表示すべき楽譜箇所を決定し、楽譜箇所情報を出力
    する音符列比較部と、 前記音符列比較部から出力される楽譜箇所情報に示され
    る楽譜位置を含む楽譜画面を前記楽譜データに基づいて
    表示する制御手段とを具備することを特徴とする楽譜画
    面表示装置。
  4. 【請求項4】 楽曲データに基づき演奏を実行する演奏
    装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声を認識し、音
    声認識情報を出力する音声認識手段と、 音声認識手段から出力される音声認識情報が前記楽曲デ
    ータ中の演奏再生位置を指定するコマンドである場合に
    は、指定された演奏再生位置から楽曲データに基づいて
    演奏を実行する制御手段とを具備することを特徴とする
    演奏装置。
  5. 【請求項5】 楽曲データに基づき演奏を実行する演奏
    装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声を認識し、音
    声認識情報を出力する音声認識手段と、 楽曲の歌詞を所定の単語毎に分割した歌詞単語データ
    と、各歌詞単語データの楽譜における演奏位置を示す演
    奏箇所データとを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記音声認識手段から出力される音声認識情報が前記歌
    詞単語データのいずれかと一致するか否かを比較し、一
    致する前記歌詞単語データがある場合には、当該一致し
    た歌詞単語データに対応付けて記憶された演奏箇所デー
    タに示される演奏位置を歌詞位置情報として出力する歌
    詞位置検出部と、 前記歌詞位置検出部から出力される歌詞位置情報に示さ
    れる演奏位置を含む演奏を前記楽曲データに基づき実行
    する制御手段とを具備することを特徴とする演奏装置。
  6. 【請求項6】 楽曲データに基づき演奏を実行する演奏
    装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声のピッチを検
    出し、入力音高列情報を出力するピッチ検出部と、 楽譜データと、楽譜データに示される楽譜の音高データ
    とを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記ピッチ検出部から出力される入力音高列情報と、前
    記記憶手段に記憶された音高データとを比較することに
    より演奏すべき演奏箇所を決定し、演奏箇所情報を出力
    する音符列比較部と、 前記音符列比較部から出力される演奏箇所情報に示され
    る演奏位置を含む演奏を前記楽曲データに基づき実行す
    る制御手段とを具備することを特徴とする演奏装置。
  7. 【請求項7】 楽曲データに基づき演奏を実行する演奏
    装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声の音量を検出
    し、音量情報を出力する音量検出部と、 前記楽曲データに基づく演奏を、前記音量検出部から出
    力される音量情報に基づいて実行する制御手段とを具備
    することを特徴とする演奏装置。
  8. 【請求項8】 楽曲データに基づき演奏を実行する演奏
    装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声を認識し、音
    声認識情報を出力する音声認識手段と、 所定のキーワードに対応した音声認識情報が音声認識手
    段から出力された場合に、所定のキーワードの入力に要
    した時間を検出し、検出結果を出力する時間検出手段
    と、 前記時間検出手段から出力される検出結果に基づき、前
    記楽曲データの演奏テンポを決定し、演奏テンポ情報を
    出力するテンポ決定手段と、 前記楽曲データに基づく演奏を、前記テンポ決定手段か
    ら出力される演奏テンポ情報に基づいて実行する制御手
    段とを具備することを特徴とする演奏装置。
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