JPS6353371A - ガス遮断弁の復帰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は遮断弁を内蔵したガスメータに利用されるもの
で、ガス漏れ、ガスの異常使用等の異常時、遮断弁へ電
流を流して遮断させ、その後遮断弁を復帰させるための
復帰機構に関するものである０ 従来の技術 一般にガスメータの復帰部の構成は、第３図に示すよう
に、ガスメータボディ１があり、復帰軸ケース２がガス
メータボディ１のネジ部１ａと嵌合している。復帰軸３
は復帰軸ケース２の中へ入り、復帰軸キャップ４が復帰
軸ケース２と復帰軸３の間へ入る。ガスシール用のＯリ
ング６と平座金６と復帰スプリング７とが復帰軸ケース
２と復帰軸３の間に同様て入る。Ｅ型止め輪８は復帰軸
３の溝部３ａへ入り、内筒９がかぶさり、内筒９のツメ
部９２Ｌか復帰軸３の溝部３ｂへ入り、内筒９が固定さ
れる。Ｕ字状のパツキン１０はガスメータボディ１の溝
部１ｂへ入り、ガスメータボディ１と内筒９をシールす
る。１１は遮断弁であり、構成は電磁コイル１２があり
、この電磁コイル１２の外側を略Ｕ字状の対称形の固定
継鉄１３が覆い、かつ固定継鉄１３の内側底部に永久磁
石１４を設け、その上部に固定鉄心１６を設けている。

補助固定継鉄１６が電磁コイル１２の上からかぶさり、
保持金具１７が補助固定継鉄１６の上からかぶさる。１
８は可動鉄心であり、電磁コイル１２の内側の穴に挿入
され、内筒９側に弁ゴム１９．弁ゴム受け２０が挿入固
定される。遮断スプリング２１は弁ゴム受け２０と保持
金具１７の間に組み立てられる。

遮断弁１１は通常、永久磁石１４の吸引力で固定鉄心１
５と可動鉄心１８が遮断スプリング２１の力に抗して吸
着保持しており、電磁コイル１２へ通電することによっ
て永久磁石１４と逆方向の電磁力が発生して吸引力を低
減させ、遮断スプリング２１の反発力によって固定鉄心
１６から可動鉄心１８を離反させる。

通常時、遮断弁１１は固定鉄心１５と可動鉄心１８が吸
着した状態にあり、λ部から入ったガスは内筒９の穴部
９ｂｉ通ってＢ部へ流れる。ガス漏れ、ガスの異常使用
等の異常時はコントローラから遮断弁１１の電磁コイル
１２へ電流を流し、第４図に示す様に固定鉄心１５から
可動鉄心１８が離反して、弁ゴム１９がガスメータボデ
ィ１の弁座部１Ｃを閉塞させる。復帰させるため復帰軸
３を押すと復帰軸３に固定されている内筒９が遮断スプ
リング２１に抗して弁ゴム１９を押し、可動鉄心１８を
固定鉄心１５に接触烙せて遮断弁１１を復帰吸着させる
。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、遮断時、遮断弁１
１側Ａ部と復帰部側Ｂ部との差圧が小石ければ問題ない
が、大きくなり、弁ゴム受け２Ｑにかかる荷重ｆｐが固
定鉄心１５と可動鉄心１８との吸着力Ｆと遮断スプリン
グ２１０反力ｆ３　との差よりも大きくなった場合（ｆ
、＞Ｆ−１ｓ）復帰軸３を押しつけても遮断弁１１は復
帰吸着しなくなる。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、遮断弁側Ａ
部と復帰部側Ｂ部との差圧が大きくなっても遮断弁ヲ餐
易に復帰吸着させることを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、内筒と遮断弁の間
に位置して補助スプリングと補助内筒を復帰軸へ固定し
、かつ遮断弁から補助内筒までの寸法を内筒までの寸法
より小さくし、補助スプリングのセット荷重全遮断弁の
遮断スプリングの遮断時の荷重よりも小きくした復帰機
構の構成としたものである。

作用 本発明は上記構成によって、ガスメータの通路の遮断弁
側と復帰部側との差圧が大きくなっても遮断弁を容易に
復帰吸着させることができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面に基づいて説明す
る。第１図、第２図は本発明の実施例におけるガスメー
タの復帰部と遮断弁部の断面図である。そして上記従来
例と同一部分には同一符号をつけて詳細な説明を省略し
、異なる部分を中心に説明する。

第１図は弁ゴム１９が弁座部１Ｃに当接して遮断弁１１
が遮断した状態である。第１図において９は内側を短く
した内筒であり、３は先端を伸ばした復帰軸である。内
筒９はその内側へ補助スプリング２２を入れ、補助内筒
２３を復帰軸３へ入れて、止め輪２４で固定する。この
場合、遮断弁１１はその弁ゴム１９から補助内筒２３ま
での寸法Ｘは弁ゴム１９から内筒９までの寸法ｙより小
さくする。又、補助スプリング２２０セット荷重は遮断
弁１１の遮断スプリング２１の遮断時の荷重よりも小さ
くする。そして、復帰軸３を遮断弁１１側へ押すと補助
内筒２３が最初に弁ゴム１９に当り、続いて補助スプリ
ング２２が遮断スプリング２１よりも荷重が小さいため
補助スプリング２２がｙ−ｘの寸法分だけ圧、縮する。

次に内筒９が弁ゴム１９に当り、内筒９と補助内筒２３
で弁ゴム１９Ｑ押していき可動鉄心１８を固定鉄心１５
に当接させ遮断弁１１を吸着略せる〇 第２図は遮断弁１１が吸着した状態を示す。遮断弁１１
が吸着した後、押圧力をゆるめると、復帰軸３をｙ−ｘ
の寸法分離した間は補助内筒２３が弁ゴム１９を補助ス
プリング２２の荷重で押しており、内筒９と弁ゴム１９
の間には隙間が生じるのでガスはＡ部からＢ部へ流れる
。この場合、弁ゴム受け２０にかかる荷重ｆ、が固定鉄
心１６と可動鉄心１６との吸着力Ｆと遮断スプリング２
１の反力ｆ８との差に補助スプリング２２のセット荷重
ｆｒをたした荷重が小ざい場合Ｃｆ、＜Ｆ−ｆｓ＋ｆｒ
）遮断弁１１が復帰吸着する。従って従来の構成よりも
補助スプリング１１０セット荷重ｆｒの分、復帰吸着が
有利となる。

上記実施例において、内筒と遮断弁の間において補助ス
プリングと補助内筒を復帰軸へ止め輪で固定して、遮断
弁の弁体から補助内筒までの寸法を内筒までの寸法より
小さくし、補助スプリングのセット荷重全遮断弁の遮断
スプリングの遮断時の荷重よりも小さくした復帰機構の
構成とすることによって復帰軸を押し遮断弁を復帰吸着
させた後、復帰軸を離しても補助内筒が弁ゴムを補助ス
プリングの荷重で押し、内筒と弁ゴムの間に隙間ができ
る区間があるので、ガスが流れ、ガスメータの通路の遮
断弁側と復帰部側との差圧が大きくなっても遮断弁を復
帰吸着させることができる。

発明の効果 以上のように本発明はガスメータの通路の遮断弁側と復
帰部側との差圧が大きくなっても遮断弁を容易に復帰吸
着させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における遮断弁が遮断した時
の復帰部の断面図、第２図は同遮断弁を復帰吸着させた
時の復帰部の断面図、第３図は従来例における遮断弁が
吸着時の復帰部の断面図、第４図は同遮断弁が遮断した
時の復帰部の断面図である。 ３・・・・・・復帰軸、９・・・・・・内筒、１１・・
・・・・遮断弁、２１・・・・・・遮断スプリング、２
２・・・・・・補助スプリング、２３・・・・・・補助
内筒。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名り゛
−榎帰軸γ−ス Ｇ−４ｉ°斥軸 ７−　　　、、　　又丁ｌルク” ２ｌ−ｓｌＬｄ“スフーソンデ ２２・−楠μり ２３−＝、　　　書簡 ―　２　図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 遮断弁と、この遮断弁を弁座部に当接させる遮断スプリ
   ングと、この遮断スプリングに抗し前記遮断弁を元の位
   置へ押し戻す内筒および内筒を固定した復帰軸とを備え
   、前記内筒と遮断弁の間に位置して補助スプリングと補
   助内筒を復帰軸へ固定するとともに遮断弁から補助内筒
   までの寸法を、内筒までの寸法より小さくし、補助スプ
   リングのセット荷重を遮断弁の遮断スプリングの遮断時
   の荷重よりも小さくしたガス遮断弁の復帰装置。