JPS6353326A - 摩擦材用組成物

Info

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は自動車などの１ｔｉ１１′！ＪｉＪＪに用いら
れるディスクブレーキパッド、ブレーキライニング等の
摩擦材用組成物に関する。

（従来の技術）摩擦材の基材としては、従来からアスベスト繊維が使用
きれているが、最近は環境公害の問題で規制が厳しくな
ってきており、その代替繊維としてスチール繊維などを
用いたセミメタリック系摩擦材が主流となってきている
。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながらセミメタリック系のディスクブレーキパッ
ド、ブレーキライニング等の摩擦材は。

基材に硬質のスチール繊維などが用いられているため、
使用時に相手材である鋳鉄製ディヌクロータ、ブレーキ
ドラム等を攻撃し、相手材の表面を摩耗しやすいという
欠点がある。

本発明は、上記欠点を解消した。摩擦材用組成物を提供
することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明者は、セミメタリック系摩擦材におけるため上記欠点を解消するに種々検討した結果、スチール繊維
などにかえてモース硬度が３〜４と比較的柔らかいリン
酸塩繊維を使用すれば上記の欠点のない摩擦材が得られ
ることを見い出した。

本発明は全組成物中にリン酸塩繊維を５〜６０容ｉ％含
有せしめてなる摩擦材用組成物に関する。

本発明においでリン酸塩繊維の使用範囲は５〜６０容量
−であう、これが５容量−未満では他の成分が多量とな
り得られる摩擦材が硬質となり。

従来の欠点を解消することができず、また６０容量チを
越えると成形性が悪化し強度が低下するという欠点が生
ずる。

本発明におけるリン酸塩繊維は、その種類などについて
は特に制限はなく９例えば市販品としてはモンナント社
製のリン酸塩繊維がある。

本発明の摩擦材組成物は、リン酸塩繊維の他に。

カシュー殻油、フェノール樹脂等の結合剤樹脂。

黒鉛、二硫化モリブデン等の潤滑剤を含有し、さらに必
要に応じて有機質摩擦調整剤、硫酸バリウム、金属粉等
が添加される。

（実施例）以下実施例により本発明を説明する。

実施例１，２．比較例１第１表に示す成分を配合し、混合機により均一に混合し
たのち、所定の金型で成形温度１４５±５℃、成形圧力
６００　ｋｇ／ａｍ”の条件で１０分間裏金と一体に熱
圧成形し、成形後１８０℃で５時間熱処理して、ディス
クブレーキパッドを得た。

以下余白第　　１　　表（容量係・・・重量を密度で除して算出した）次に実施
例１，２および比較例１により製造されたディスクブレ
ーキパッドを使用して制動試験を行い、相手材であるデ
ィスクローターの摩耗量を測定した。制動試験は、慣性
ダイナモメータ−を使用し、第２表に示す条件で行った
。

箪た試験後のディスクローターの摩耗量を第３表に示す
。

第　３　表第３表の実施例１および実施例２に示さｎるように、リ
ン酸塩繊維を含有したディスクブレーキパッドを用いた
ものは、ディスクローターの摩耗量は少なく、スチール
繊維を含有した比較例１のディスクブレーキパッドを用
いたものに比較し。

ディスクローターの摩耗量は約１／２でめった。

（発明の効果ン本発明になる摩擦材用組成物は、スチール繊維などを用
いたセミメタリンク系摩擦材よりも相手材の摩耗量を少
なくすることが可能なディスクブレーキパッド、ブレー
キライニング等の摩擦材を提供する摩擦材用組成物であ
る。

【特許請求の範囲】