JPS6351034B2 - - Google Patents

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JPS6351034B2
JPS6351034B2 JP60064612A JP6461285A JPS6351034B2 JP S6351034 B2 JPS6351034 B2 JP S6351034B2 JP 60064612 A JP60064612 A JP 60064612A JP 6461285 A JP6461285 A JP 6461285A JP S6351034 B2 JPS6351034 B2 JP S6351034B2
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JP
Japan
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blood
ethylenediaminetetraacetic acid
reaction
reaction product
mol
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JP60064612A
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English (en)
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JPS61222454A (ja
Inventor
Yoshio Murashige
Akira Yanase
Yasunori Kawachi
Junko Fujimoto
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Priority to DE8686103857T priority patent/DE3680934D1/de
Priority to US06/914,512 priority patent/US4673688A/en
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Publication of JPS6351034B2 publication Critical patent/JPS6351034B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
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  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は血液抗凝固剤に関する。 近年、臨床医学の発達により、予防医学又は治
療の状況判断として血液検査のはたす役割は極め
て大きいものとなつている。このような状況にと
もなつて血液検査用に採血した血液の凝固を防止
する血液抗凝固剤の開発が盛んに進められてい
る。 本発明は、特にこのような目的に適した血液抗
凝固剤に関する。 〔従来の技術〕 血液抗凝固剤としては、ヘパリンナトリウム系
のものが最も知られており、人工透析、人工肺の
治療等の時の血液の添加、血液に接触する表面の
処理が行なわれている。 又、ある種の血液形態検査にはエチレンジアミ
ン四酢酸の金属塩系のものが抗血液凝固剤として
使用されている。これら血液抗凝固剤は、血液検
査の項目の一つであるヘマトクリツト管の内面塗
布剤、血、分離のための添加剤としても利用され
ている。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかし、ヘパリンは動物の臓器からの抽出によ
つてのみ得られるので合成品に較べると量的に充
分でなく、製造コストも格段に大きくなる。また
抽出原料臓器が異なると同一構造、同一性能のヘ
パリンを得ることが困難であり、かつ、輸入に依
存しているため安定な価格で供給され難いという
欠点を有している。 またエチレンジアミン四酢酸の金属塩系のもの
は血液形態検査用の血液抗凝固剤としては使用で
きるものの、生化学検査の一種である無機イオン
の定量ができないとか、酵素検査に対して妨害作
用を示す等の欠点があり、このため血液検査にあ
たつては各々の検査項目に応じて種々の抗血液凝
固剤を選んで用いたり、わざわざ血液から血清を
分離してから測定するという血清分離法を採用し
なければならないといつた繁雑な方法を余儀なく
されていた。 そこで、安価で血液抗凝固性を有し、しかも多
種にわたる血液検査に対して悪影響を与えない血
液抗凝固剤の開発が要望されているが、このよう
な要望を満足する血液抗凝固剤は未だ開発されて
いない。 かかる現状に鑑み鋭意検討を行なつた結果、
種々の血液検査に使用し得る血液抗凝固剤に関す
る本発明に到達したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明の要旨はエチレンジアミン四酢酸
と一般式H2N−R−NH2(RはC2〜C8の脂肪族ア
ルキレン基)で示されるアルキルジアミンとをエ
チレンジアミン四酢酸とアルキルジアミンとの反
応量比率が1モル対0.5モル以上1モル対2モル
以下の範囲で反応させてなる塩を主成分とする血
液抗凝固剤にある。 エチレンジアミン4酢酸としては鉄含有量
5ppm以下で、エチレンジアミン4酢酸含有量
99.0wt%以上のものを用いることが好ましい。 ここで、用いられるアルキルジアミンとして
は、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブ
チレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、
オクタメチレンジアミンが使用出来る。メチレン
ジアミンは水中で安定に存在しない為、使用出来
ない。又、アルキル基の炭素数が9個以上の場合
は水溶性がほとんどなくなる為使用出来ない。 又、エチレンジアミン4酢酸と、アルキルジア
ミンとの反応比率は、1モル/0.5モルないし、
1モル/2.0モルの範囲内で反応させるべきであ
る。望ましくは1モル/0.9モルないし、1モ
ル/1.5モルの範囲内である。エチレンジアミン
4酢酸1モルに対しアルキルジアミンの量が0.5
モルより少ない場合は、未反応エチレンジアミン
4酢酸が残存するようになり、血液抗凝固性に対
して悪影響を与える。逆に、エチレンジアミン4
酢酸1モルに対しアルキルジアミンの量が2.0モ
ルより多くても未反応アルキルジアミンが増大す
るだけで不適当である。 エチレンジアミン4酢酸とアルキルジアミンと
の反応はそのほとんどが1:1(mol比)で反応
し、過剰にアルキルジアミンを入れても、1:1
以上の比率になることはほとんどない。又、交互
付加によつて繰返し単位が数十個以上になるよう
なポリマーが形成されることもない。この反応は
室温℃までの温度範囲で迅速に反応するが、アル
キルジアミンが1分子付加したエチレンジアミン
への2分子目のアルキルジアミンの付加反応は非
常に進行し難く、上記温度範囲では実質的に反応
は進行しない。 エチレンジアミン4酢酸は水に溶解しにくく、
高濃度の水溶液は作成出来ない為、水に分散させ
た状態でアルキルジアミンを添加する。すると、
エチレンジアミン4酢酸とアルキルジアミンとの
反応生成物は、水への溶解度が高い為、反応の進
行とともに水に分散したエチレンジアミン4酢酸
の量が減少する。そして、アルキルジアミンの添
加モル数が、エチレンジアミン4酢酸の量とほぼ
等しくなつた時点で完全に均一溶液となる。 エチレンジアミン4酢酸水溶液へアルキルジア
ミンを添加すると中和反応に伴なう中和熱が生
じ、液温が上昇する。この中和熱は溶媒の水ある
いは反応容器をジヤケツトで冷却することにより
除去できる。本反応では溶媒として水を使用して
いるが、水の蒸発を防ぐため反応温度は20℃以上
80℃以下に維持することが好ましい。 又、エチレンジアミン4酢酸を水溶液で反応さ
せるのは反応生成物が水溶性であり、反応操作を
容易にできることによる。エチレンジアミン4酢
酸の濃度は反応生成物が水に溶解できる範囲、即
ち、5重量%乃至60重量%の範囲で行なうのが好
ましく、10重量%乃至30重量%の範囲で行なうの
がより好ましい。5重量%未満の場合は濃度が低
すぎて操作性が低下し、又、60重量%を越えると
反応生成物の溶解度が飽和状態となるため好まし
くない。 このようにして必要なモル比率になるようアル
キルジアミンを添加して作成された反応生成物は
未反応エチレンジアミン等の不純分を含有する
為、精製することが好ましい。 この精製法としては、純度98wt%以上のメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアル
コール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ジメチルホルムアミド等の水溶性有機溶
媒などを用いた再結晶法が挙げられる。メタノー
ルで精製する場合、反応生成物の水溶液をメタノ
ール中に添加する事により反応生成物を析出さ
せ、分離・乾燥して精製できる。血液抗凝固剤と
して使用する為には、再結晶に使用したメタノー
ルを充分除去することが好ましい。即ちメタノー
ルを血液抗凝固剤に多量に混入させて使用する
と、血液の溶血を引き起こす可能性があるからで
ある。従つて再結晶後の反応生成物中に残存して
いるメタノール量は1.0wt%以下とするのが良い。
この残存メタノールを低下させる方法として例え
ば再結晶で得た反応生成物を水に溶解させ、減
圧・乾燥する事により、脱水・脱メタノールを行
う方法をとることができる。本発明の血液抗凝固
剤は単独で用いることが好ましいが、血液検査結
果に影響を与えない程度の微量のヘパリン塩、蓚
酸塩、蓚酸複合塩、クエン酸塩等を含んでいても
よい。 〔実施例〕 次に本発明について、実施例により説明する。 実施例 1 エチレンジアミン四酢酸28.4gr(0.1モル)を純
水200mlに分散させ、室温で撹拌しながらエチレ
ンジアミン6.6gr((0.11モル)を0.1ml/minの速
度で滴下する。滴下終了後60℃で1時間反応を維
持したあと、冷却する。ここで純度98%のメタノ
ール1を加え、反応生成物を沈澱させる。反応
生成物をロ別したのち純水300mlに溶解させ、ロ
ータリーエバポレータにより、脱水・乾燥を行な
い、34.2grの結晶状微粉を得た。この微粉に含ま
れているメタノールは0.10wt%であり、含水率は
1.2wt%であつた。 この結晶状微粉末2mgを試験管に採取し、人間
の鮮血を2ml添加した所、抗凝固性を示し、凝血
しなかつた。又、サンプルを自動血球測定機によ
り赤血球・白血球・血小板・ヘマトクリツト値を
求め、第1表の結果を得た。得られた結晶状微粉
末は、第1表の対照例に示す市販血液抗凝固剤ア
ンチクロツトET(商品名、クリントンラボ製)と
同様に血液に対し優れた抗凝固性を有する事が判
つた。
【表】
【表】 実施例 2 実施例1でエチレンジアミン四酢酸と反応させ
るアルキルジアミンとして、エチレンジアミン
6.6grの替わりにプロピレンジアミン8.14gr(0.11
モル)及びヘキサメチレンジアミン12.76gr(0.11
モル)を各々反応させ、反応生成物を得た。反応
生成物は実施例1と同様の操作により精製し、結
晶性微粉末を得た。これら微粉末はいずれも、血
液抗凝固性を示し、人間の鮮血1mlを凝固させず
に安定化させるのに必要な反応生成物量を比較検
討し第2表の結果を得た。なお、この鮮血1mlを
凝固させずに安定化させるのに必要な量は種々の
量の反応生成物に各々鮮血1mlを添加して静かに
混和したのち5分毎に観察を行ない、15分後に凝
血を生じない最小の反応生成物量から求めた。エ
チレンジアミン四酢酸とプロピレンジアミンとの
反応生成物及びエチレンジアミン四酢酸とヘキサ
メチレンジアミンとの反応物のいずれも抗血液凝
固剤として作用し得る事が判つた。 実施例 3 実施例1で作成した反応生成物を抗血液凝固剤
として血液1mlに対し2mg用いた。この血液中の
ナトリウムイオン量、カリウムイオン量、
〔本発明の効果〕
本発明による反応生成物を抗血液凝固剤として
使用すると、市販の抗血液凝固剤を用いた場合と
ほぼ同様の赤血球数・白血球数・血小板数・へマ
トクリツト値を得る事が出来る。 さらに、ヘパリンナトリウム等市販の抗血液凝
固剤では測定不可能な血液中のナトリウムイオ
ン、カリウムイオン、塩素イオンも測定する事が
出来る。また、フツ化ナトリウムと本発明による
反応生成物とを併用する事により血糖値測定用の
抗血液凝固剤としても使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチレンジアミン四酢酸と一般式H2N−R
    −NH2(RはC2〜C8の脂肪族アルキレン基)で示
    されるアルキルジアミンとを四酢酸とアルキルジ
    アミンとの反応量比率が1モル対0.5モル以上1
    モル対2モル以下の範囲で反応させてなる塩を主
    成分とする血液抗凝固剤。
JP60064612A 1985-03-28 1985-03-28 血液抗凝固剤 Granted JPS61222454A (ja)

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EP86103857A EP0196568B1 (en) 1985-03-28 1986-03-21 Blood anticoagulant and process for preparing the same
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EP0196568A2 (en) 1986-10-08
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