JPS635038B2 - - Google Patents

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JPS635038B2
JPS635038B2 JP57201847A JP20184782A JPS635038B2 JP S635038 B2 JPS635038 B2 JP S635038B2 JP 57201847 A JP57201847 A JP 57201847A JP 20184782 A JP20184782 A JP 20184782A JP S635038 B2 JPS635038 B2 JP S635038B2
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JP
Japan
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group
fluoro
deoxyuridine
phosphate
acetyl
Prior art date
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Expired
Application number
JP57201847A
Other languages
English (en)
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JPS5993096A (ja
Inventor
Kenzo Watanabe
Yoshinori Kato
Masahiko Saito
Takeo Ooba
Hisashi Fukushima
Takeshi Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP57201847A priority Critical patent/JPS5993096A/ja
Publication of JPS5993096A publication Critical patent/JPS5993096A/ja
Publication of JPS635038B2 publication Critical patent/JPS635038B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は5―フルオロ―2′―デオキシウリジン
誘導体及びその製造法に関する。 制癌剤5―フルオロウラシル(5―FU)は乳
ガン,胃ガン,肺ガン,膵ガン,肝ガン,子宮ガ
ン等広い範囲の悪性腫瘍に対して単独又は他剤と
の併用などで用いられ有効性を有している。しか
しながらこの5―FUは有効性,副作用,体内動
態などの面でまだ改善の余地が残されており各方
面で精力的な研究が行なわれている。5―FUは、
細胞内において5―フルオロ―2′―デオキシウリ
ジン―5′―ホスフエートとなり、これがチミジン
合成酵素を阻害することが主な制癌の作用機序で
あることが知られている。実際、5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン(5―FUdR)は5―FU
よりも活性体に近いので、in vitroでの制ガン活
性は5―FUに比べてはるかに強いものである。
しかしながら、5―FUdRのin vivoの活性は、
強いin vitroの活性にもかかわらず、極めて弱い
とされている。この原因は、主として5―FUdR
の生体内動態があまりよくないことによるものと
考えられる。 この様な欠点を改善するために、現在まで種種
の5―FUdR誘導体の研究がなされている。例え
ば、3―アシル―5―FUdR(特開昭54−
163586),3′,5′―ジアシル―5―FUdR(日本薬
学会第100年会講演要旨集p.321(1980))、3位及
び3′,5′位の両者をアシル化した5―FUdR(特開
昭56−113795,56−113796,56−113797)などが
知られている。 又、5―フルオロウリジン(5―FUR)の誘
導体として、5′位にホスホジエステル結合を有す
るもの(特開昭53−29938)も知られている。し
かしながら、これらの誘導体も制癌作用、副作用
などの点から十分なものではなく、依然として改
良の余地が残されている。 本発明者等はかかる知見にかんがみ、さらに有
効な5―FUdR誘導体を得るべく鋭意検討した結
果、本発明の化合物は強力な制癌活性を有し、し
かも経口投与法においても有効であることを見い
出し、本発明に到達したものである。 即ち、本発明は一般式〔〕 〔式中、Aは炭素数1〜30の飽和又は不飽和の
2価の脂肪族炭化水素基を表わす。nは0又は1
を表わし、nが0の場合はYは酸素原子に直接結
合していることを示す。Yは水素原子,フエニル
基又は置換フエニル基を表わす。但し、Yが水素
原子の場合には、nは1である。Rは水素原子又
はアルコールの保護基を表わす。〕 で表わされる5―フルオロ―2′―デオキシウリジ
ン誘導体及びその薬理学的に許容される塩ならび
にその製造法に関する。 本発明によつて得られる5―FUdR誘導体は新
規物質であり、すぐれた抗腫瘍活性を示すことが
明らかになつた。 前記式〔〕において、Aは炭素数が1〜30
個、好ましくは3〜24個の飽和又は不飽和の2価
の脂肪族炭化水素基を表わす。脂肪族炭化水素基
は、直鎖状のものであつても分枝を有しているも
のであつてもよい。不飽和の脂肪族炭化水素と
は、分子中の任意の位置に、二重結合又は三重結
合を1〜5個、好ましくは1〜3個有するものを
いう。 一般式〔〕のYが水素原子の場合、基Y―(A)
はH―A―と表わされるが、これは炭素数が1
〜30個の飽和又は不飽和の1価の脂肪族炭化水素
基を表わす。 飽和の脂肪族炭化水素基の例としては、例え
ば、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル
基,ペンチル基(C5),ヘキシル基(C6),ヘプ
チル基(C7),オクチル基(C8),ノニル基
(C9),デシル基(C23),ウンデシル基(C11),ド
デシル基(C12),トリデシル基(C13),テトラデ
シル基(C14),ペンタデシル基(C15),ヘキサデ
シル基(C16),ヘプタデシル基(C17),オクタデ
シル基(C18),ノナデシル基(C19),エイコシル
基(C20),ヘンエイコシル基(C21),ドコシル基
(C22),トリコシル基(C23),テトラコシル基
(C24),ペンタコシル基(C25),ヘキサコシル基
(C26),ヘプタコシル基,オクタコシル基,ノナ
コシル基,トリアコンチル基,イソプロピル基,
イソブチル基,sec―ブチル基,tert―ブチル基,
イソペンチル基,2―ウンデシル基,2―メチル
―2―ウンデシル基,3―ドデシル基,2―テト
ラデシル基,2―メチル―2―テトラデシル基,
4―メチル―2―テトラデシル基,2―ペンタデ
シル基,2―メチル―2―ペンタデシル基,2―
メチル―3―ヘキサデシル基,2―ヘプタデシル
基,2―メチル―2―ヘプタデシル基,2―ノナ
デシル基,2―メチル―2―ノナデシル基,3―
エチル―3―エイコシル基,2―ヘンエイコシル
基,2―メチル―2―ヘンエイコシル基,2―ト
リコシル基,2―メチル―2―トリコシル基,
4,6―ジメチル―2―トリコシル基等を挙げる
ことが出来るがこれに限定されるものではない。 不飽和の脂肪族炭化水素基の例としては、例え
ば、アリル基,3―ブテニル基,イソブテニル
基,2―ヘキセニル基,3―ヘキセニル基,4―
オクテニル基,2―オクテニル基,3―ノネニル
基,2―デセニル基,2―ドデセニル基,2―ト
リデセニル基,4―テトラデセニル基,4―ペン
タデセニル基,2―ヘキサデセニル基,9―ヘキ
サデセニル基,9―ヘプタデセニル基,シス―6
―オクタデセニル基,シス―9―オクタデセニル
基,トランス―11―オクタデセニル基,2―エイ
コセニル基,2―トリアコンテニル基,ゲラニル
基,2,5―デカジエニル基,2,5,8―テト
ラデカトリエニル基,リノリル基,リノレニル
基,アラキドニル基,エイコサペンタエニル基,
プロピニル基,3―ブチニル基,3―ペンチニル
基,4―オクチニル基,2―デシニル基,3―テ
トラデシニル基,3,5―テトラデカジイニル
基,3―オクタデシニル基,4―エイコシニル
基,エイコサペンタイニル基,テトラデカ―3―
エン―6―イニル基,オクタデカ―3―エン―6
―イニル基が挙げられる。 これらの中で好ましいのは、炭素数が8〜24個
の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基である。 一般式〔〕のYがフエニル基の場合、基Y―
(A)o―は、C6H5―又はC6H5―A―と表わされる
が、後者の例としては、例えば、ベンジル基,フ
エネチル基,3―フエニルプロピル基,2―フエ
ニルプロピル基,4―フエニルブチル基,5―フ
エニルペンチル基,3―フエニルペンチル基,6
―フエニルヘキシル基,7―フエニルヘプチル
基,8―フエニルオクチル基,9―フエニルノニ
ル基,10―フエニルデシル基,12―フエニルウン
デシル基,14―フエニルテトラデシル基,16―フ
エニルヘキサデシル基,20―フエニルエイコシル
基,シンナミル基,4―フエニル―3―ブテニル
基,6―フエニル―2―ヘキセニル基,5―フエ
ニル―3―ヘキセニル基,8―フエニル―3―オ
クテニル基,7―フエニル―3―オクテニル基,
9―フエニル―3―ノネニル基,10―フエニル―
2―デセニル基,14―フエニル―3―テトラデセ
ニル基,6―フエニル―2,4―ヘキサジエニル
基,8―フエニル―3,6―オクタジエニル基,
11―フエニル―2,5,8―ウンデカトリエニル
基,18―フエニル―2,6,10,14―オクタデカ
テトラエニル基,3―フエニル―2―プロピニル
基,4―フエニル―2―ブチニル基,6―フエニ
ル―3―ヘキシニル基,8―フエニル―3―オク
チニル基,8―フエニル―5―オクチニル基,10
―フエニル―2―デシニル基,14―フエニル―3
―テトラデシニル基,18―フエニル―3―テトラ
デシニル基,6―フエニル―2,4―ヘキサジイ
ニル基,6―フエニルヘキサ―2―エン―4―イ
ニル基,8―フエニル―2,5―オクタジイニル
基,10―フエニル―デカ―2,5―ジエン―8―
イニル基,14―フエニル―2,5,8―テトラデ
カトリイニル基が挙げられる。 一般式〔〕のYが置換フエニル基の場合、こ
の置換フエニル基は、前述のC6H5―又はC6H5
A―のフエニル基上に1〜5個の置換基を導入し
たものである。置換基としては、ハロゲン原子,
炭素数1〜20の直鎖状又は分枝を有する飽和又は
不飽和の脂肪族炭化水素基,炭素数1〜20の直鎖
状又は分枝を有するアシル基及び不飽和アシル
基,炭素数1〜10の直鎖状又は分枝を有するアル
キルオキシ基及び不飽和アルキルオキシ基,炭素
数1〜10の直鎖状又は分枝を有するアシルオキシ
基及び不飽和アシルオキシ基等が挙げられる。更
に具体的には、フツ素,塩素,臭素,ヨウ素等の
ハロゲン原子;メチル基,エチル基,プロピル
基,イソプロピル基,ブチル基,t―ブチル基,
ペンチル基,3―メチルブチル基,ヘキシル基,
2―ヘキシル基,ヘプチル基,3―ヘプチル基,
オクチル基,ノニル基,デシル基,ドデシル基,
テトラデシル基,オクタデシル基,8―エチルデ
シル基,3―ブチル―テトラデシル基等のアルキ
ル基;ビニル基,アリル基,3―ブテニル基,イ
ソペンテニル基,3―ヘキセニル基,4―デセニ
ル基,6―テトラデセニル基,3―メチル―4―
オクテニル基,7―エチル―5―メチル―3―デ
セニル基,2,4―ヘキサジエニル基,エチニル
基,プロパギル基,3―ブチニル基,2―ペンチ
ニル基,6―オクチニル基,5―デシニル基,
3,5―デカジイニル基等の不飽和脂肪族炭化水
素基;ホルミル基,アセチル基,プロパノイル
基,ブタノイル基,イソブタノイル基,ペンタノ
イル基,ピバロイル基,ヘキサノイル基,オクタ
ノイル基,6―メチルヘプタノイル基,デカノイ
ル基,テトラデカノイル基,オクタデカノイル
基,アクリロイル基,2―ブテノイル基,4―ヘ
セノイル基,5―デシノイル基等のアシル基;メ
トキシ基,エトキシ基,プロピルオキシ基,ブト
キシ基,ペンチルオキシ基,ヘキシルオキシ基,
ヘプチルオキシ基,オクチルオキシ基,デシルオ
キシ基,イソプロポキシ基,イソブトキシ基,イ
ソアミルオキシ基,4―エチルヘキシルオキシ
基,3―プロピルヘプチルオキシ基,アリルオキ
シ基,2―ブテニルオキシ基,イソペンテニルオ
キシ基,プロパギルオキシ基,3―オクチニルオ
キシ基等のアルコキシ基;ホルミルオキシ基,ア
セトキシ基,プロパノイルオキシ基,ブタノイル
オキシ基,イソブタノイルオキシ基,ペンタノイ
ルオキシ基,ピバロイルオキシ基,ヘキサノイル
オキシ基,ヘプタノイルオキシ基,オクタノイル
オキシ基,ノナノイルオキシ基,デカノイルオキ
シ基,アクリロイルオキシ基,2―ブテノイルオ
キシ基,4―ヘキセノイルオキシ基,5―デシノ
イルオキシ基等のアシルオキシ基が例示される。
置換基として好ましいのは、ハロゲン,炭素数1
〜8個のアルキル基又は炭素数1〜8個のアシル
基である。 一般式〔〕のYがフエニル基又は置換フエニ
ル基の場合には、Aは炭素数3〜8個の飽和又は
不飽和の脂肪族炭化水素基が好ましく、あるいは
n=0、即ちフエニル基又は置換フエニル基が直
接に酸素原子に結合しているものが好ましい。 一般式〔〕において、Rは水素原子又はアル
コールの保護基を表わす。アルコールの保護基と
しては、例えば、ホルミル基,アセチル基,プロ
パノイル基,ブタノイル基,イソブタノイル基,
ペンタノイル基,ヘキサノイル基,オクタノイル
基,デカノイル基,テトラデカノイル基,オクタ
デカノイル基,ベンゾイル基,トルオイル基,p
―クロロベンゾイル基等のアシル基,テトラヒド
ロピラニル基,テトラヒドロフリル基,2,2,
2―トリクロロエチル基,メトキシメチル基,1
―エトキシエチル基,4―メトキシ―4―ピラニ
ル基,トリメチルシリル基,ジメチル―t―ブチ
ルシリル基,t―ブチル―ジフエニルシリル基等
のエーテル基等が挙げられる。Rとして好ましい
のは、水素原子又は炭素数1〜10のアシル基であ
る。 前記式〔〕で表わされる、本発明の5―フル
オロ―2′―デオキシウリジン誘導体は、下記の一
般式〔〕で表わされる、3′―置換―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン 〔式中、R′はアルコールの保護基を表わす。〕 と、一般式〔〕で表わされるリン酸モノエステ
ル類 〔式中、A,n及びYの定義は一般式〔〕の
場合と同じ〕 を縮合剤の存在下に反応せしめ、必要に応じて保
護基を除去することによつて得られる。 本発明において用いられる前記式〔〕で表わ
される3′―アシル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジンは、いかなる方法で製造してもかまわな
いが、例えば、J.A.Montgomery等により2′―デ
オキシ―5―フルオロウリジンより3行程で3′―
アシル―5―フルオロ―2′―デオキシウリジンが
合成されている(Journal of Medical and
Pharmaceutical Chemistry,,24(1962)参
照)。 本発明において用いられる前記式〔〕で表わ
されるリン酸モノエステル類は、例えば、過剰の
オキシ塩化リンとアルコール類とを縮合させモノ
アルキルホスホリルクロライドとし、これを加水
分解することによつて得られる(Synt―hesis,
704(1974)参照)。 前記一般式〔〕の化合物と前記一般式〔〕
の化合物との間の縮合反応は、有機溶媒中で縮合
剤を用いて行なわれる。縮合剤としては、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド
類,2,4,6―トリイソプロピルベンゼンスル
ホニルクロリド,ベンゼンスルホニルクロリド,
p―トルエンスルホニルクロリド,2,4,6―
トリメチルベンゼンスルホニルクロリド,8―キ
ノリンスルホニルクロリド等のアリールスルホニ
ルクロリド類,2,4,6―トリメチルベンゼン
スルホニルイミダゾリド,2,4,6―トリイソ
プロピルベンゼンスルホニルイミダゾリド,2,
4,6―トリメチルベンゼンスルホニルトリアゾ
リド,2,4,6―トリイソプロピルベンゼンス
ルホニルトリアゾリド,2,4,6―トリメチル
ベンゼンスルホニル―3―ニトロトリアゾリド,
2,4,6―トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ル―3―ニトロトリアゾリド等のアリールスルホ
ンアミド類が好ましく用いられる。反応溶媒は、
溶解力が充分でかつ反応の進行をさまたげない非
プロトン性の有機溶媒が好ましい。最も良い結果
を得るためには、反応基質の種類及び用いられる
縮合剤によつて選定する必要があるが、一般的に
好ましい溶媒として、ピリジン,N,N―ジメチ
ルホルムアミド,N,N―ジメチルアセトアミ
ド,ジメチルスルホキシド,ヘキサメチルホスフ
オラストリアミド,酢酸エチル,テトラヒドロフ
ラン,ジメトキシエタン,ジオキサン,クロロホ
ルム,塩化メチレン等を単独もしくは混合溶媒と
して用いることが出来る。また、本縮合反応にお
いては、縮合補助剤として、例えば、トリエチル
アミン,ピリジン,γ―ジメチルアミノピリジ
ン,ジメチルアニリン,トリブチルアミン等の有
機塩基を用いる場合もある。 本縮合反応の反応時間は、反応基質,縮合剤の
種類,溶媒によつても異なるが、一般に1時間〜
4日間程度である。反応温度は一般に−30℃〜
100℃で、好ましくは0℃〜室温で反応させるの
がよいが、反応性が悪い場合には加熱してもよ
い。 縮合反応終了後、保護基R′は必要に応じて除
去してもよい。すなわちアセチル基,ベンゾイル
基等のアシル基は生体内でも容易に脱離すると考
えられるので除去しなくても、除去してもかまわ
ないが、エーテル基,シリル基等の場合には除去
した方が好ましい。保護基を脱離する方法は保護
基の種類によつて異なるが、例えば、アシル基の
場合には、アンモニア/メタノール,炭酸カリウ
ム/メタノール―水,トリエチルアミン/メタノ
ール―水等を作用させることにより容易に脱離す
ることが出来る。 また、エーテル基の除去法はその種類によつて
異なるが、例えば、酢酸―水,濃硫酸/酢酸―
水,塩酸/メタノール,塩酸/テトラヒドロフラ
ン,p―トルエンスルホン酸/メタノール,亜
鉛/酢酸,n―Bu4NF/テトラヒドロフラン,
フツ化水素酸/アセトニトリル,BF3・Oεt2/ク
ロロホルム等の中から最適な条件を選択すれば容
易に除去することが出来る。 かかる操作の後に得られた5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン誘導体は、抽出,シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー,イオン交換カラムクロ
マトグラフイー,高速液体クロマトグラフイー
(HPLC),再結晶等の通常の操作を適宜に選択応
用し、組合わせて施すことにより単離することが
できる。 得られた5―フルオロ―2′―デオキシウリジン
誘導体は、所望により、公知の方法で、薬理学的
に許容される塩の形にされる。5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン誘導体の塩としては、例え
ば、アンモニア塩,モルホリン塩,ピロリジン
塩,ピペリジン塩,ピリジン塩,トリエチルアミ
ン塩のようなアンモニウム塩、ナトリウム,カリ
ウム,リチウムのようなアルカリ金属塩、カルシ
ウム,マグネシウム,バリウムのようなアルカリ
土類金属塩、銅,亜鉛,銀,アルミニウムのよう
な遷移金属塩を挙げることができる。 本発明の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン
誘導体及びその薬理学的に許容される塩は文献未
記載の新規化合物であり、経口投与により強い抗
腫瘍活性を示す。 以下、実施例により、本発明を詳述する。 実施例 1 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ド
コシルホスフエートの合成 (Y=H,A=―(CH222―,R=H) ドコシルホスフエート(C22)1.9g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3mmole)を80mlの
無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエン
スルホニルクロリド1.72g(9mmole)を加え、
室温で一夜撹拌した。これに水3mlを加え30分撹
拌した後、溶媒を減圧にて留去した。前記縮合反
応で得られた粗生成物を濃アンモニア水20mlとメ
タノール40ml中で一夜室温で撹拌した。反応混合
物から溶媒を減圧にて留去し、残渣に水と2規定
水酸化ナトリウム水溶液を加えPHを約12とし、こ
れをブタノールで洗つた。水層を氷冷下2規定塩
酸を加え、PHを約12とし、これをブタノールで洗
つた。水層を氷冷下2規定塩酸を加え、PHを約2
とし、析出した沈殿を遠心分離した。この沈殿を
少量のブタノールに溶かし、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付し、ブタノール―酢酸―水
(20:1:1)〜(10:1:1)溶出部分を集め、
濃縮して得られた粉末を、少量のメタノールで洗
い、485mgの5―フルオロ―2′―デオキシウリジ
ン―5′―ドコシルホスフエートを得た。収率23%
であつた。 IR(KBr): 3490,2940,2860,1710,1465,1265,1210,
1130,1070,1040cm-1。 UV:λnax268nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),1.0〜2.0(m,40H),2.0〜2.5
(m,2H),3.9〜4.7(m,6H),6.28(br.t,
1H),7.90(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 2 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―オ
クタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH218―,R=H) オクタデシルホスフエート(C18)1.35g
(3.7mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン881mg(3.06mmole)を50
mlの無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トル
エンスルホニルクロリド0.86g(6.6mmole)を
加え、室温で一夜撹拌した。 以後は実施例1の場合と同様に処理して、920
mgの5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
オクタデシルホスフエートの粉末を得た。収率は
51%であつた。 融点:121〜124℃ IR(KBr): 3480,2940,2855,1705,1268,1210,1130,
1060,1040cm-1。 UV:λnax268nm NMR(δTMS CDCl3): 0.88(br.t,3H),0.9〜2.0(m,32H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.7(m,6H),6.36(br.t,
1H),7.98(d,1H,J=6Hz) 実施例 3 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH214―,R=H) テトラデシルホスフエート(C14)1.39g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3mmole)を50mlの
無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエン
スルホニルクロリド3.0g(15.7mmole)を加え
室温にて2日間撹拌した。これを再び氷冷し水3
mlを加え30分撹拌した後、溶媒を減圧にて留去し
た。得られた粗縮合生成物を濃アンモニア水20ml
とメタノール40ml中で一夜室温で撹拌した。反応
混合物から溶媒を減圧にて留去し、残渣に水と2
規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、PHを約12と
し、これをブタノールで洗つた。水層を氷冷下2
規定塩酸を加え、PHを約2とした。この溶液から
ブタノールにて目的物を抽出し、ブタノール層を
水洗後減圧濃縮した。得られた残渣を少量のブタ
ノールに溶かし、これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにより分離し、ブタノール―酢酸―
水(20:1:1)〜(7:1:1)溶出部分を集
め溶媒を留去した。残渣を少量のメタノールに溶
解し、不溶物を去した後エーテル400ml中に滴
下し、析出した沈殿を遠心分離により集め843mg
の粉末の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―
5′―テトラデシルホスフエートを得た。収率は48
%であつた。 上記で得られた生成物をさらに高度に精製する
ために、高速液体クロマトグラフイー(HPLC)
で分離し(機器:Waters LTD S―500,カラ
ム:μ Bondapack C―18,溶媒:CH3CN―
H2O―AcOH(59:39:2))、次いで、アセトニ
トリル―水―酢酸(20:10:1)の混合溶媒を用
いて再結晶した。かくして得られた精製品の物性
は下記の通りであつた。 融点:125〜126℃ IR(KBr): 3490,2950,2875,1716,1692,1660,1268,
1218,1132,1060,1040cm-1。 UV:λnax268nm 元素分析: 計算値 C=52.86 H=7.72 N=5.36 実測値 C=53.0 H=8.1 N=5.1 NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.8〜1.9(m,27H),2.1〜2.4(m,2H),3.8〜
4.6(m,6H),6.1〜6.5(m,1H),7.89(d,
1H,J=7Hz) 実施例 4 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―デ
シルホスフエート (Y=H,A=―(CH210―,R=H) デシルホスフエート(C10)1.43g(6mmole)
と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン1.15g(4mmole)を60mlの無水ピリジン
に溶解し、氷冷撹拌下p―トルエンスルホニルク
ロリド2.3g(12mmole)を加え室温で一夜撹拌
した。 以後はHPLCによる精製以外は実施例3の場合
と同様に処理して、1.1gの5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―デシルホスフエートを得
た。収率は59%であつた。 IR(KBr): 3490,2940,2860,1710,1270,1218,1124,
1060,1040cm-1。 UV:λnax268nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜1.9(m,16H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.7(m,6H),6.28(br.t,
1H),7.89(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 5 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラコシルホスフエート (Y=H,A=―(CH224―,R=H) テトラコシルホスフエート(C24)697mg
(1.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン288mg(1.0mmole)を無水
ピリジン30mlに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエン
スルホニルクロリド573mg(3.0mmole)を加え、
室温で一夜撹拌した。 以後は実施例1の場合と同様に処理して、83mg
の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラコシルホスフエートを得た。収率は12%であ
つた。 IR(KBr): 3490,2945,2860,1706,1664,1268,1212,
1130,1050cm-1。 UV:λnax266nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜2.0(m,44H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.6(m,6H),6.30(br.t,
1H),7.91(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 6 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―エ
イコシルホスフエート (Y=H,A=―(CH220―,R=H) エイコシルホスフエート(C20)1.77g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.72g(9mmole)を加え、
室温で一夜撹拌した。 以後は実施例1の場合と同様に処理して、1.06
gの5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
エイコシルホスフエートを得た。収率は57%であ
つた。 IR(KBr): 3490,2950,2875,1710,1264,1212,1135,
1062,1040cm-1。 UV:λnax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.90(br.t,3H),0.9〜1.9(m,36H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.6(m,6H),6.33(br.t,
1H),7.95(d,1H,J=7Hz) 実施例 7 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ド
デシルホスフエート (Y=H,A=―(CH212―,R=H) ドデシルホスフエート(C12)1.2g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を無水
ピリジン80mlに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエン
スルホニルクロリド1.72g(9mmole)を加え室
温で一夜撹拌した。 以後はHPLCによる精製以外は実施例3の場合
と同様に処理して、870mgの5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―ドデシルホスフエートの
粉末を得た。収率は59%であつた。 融点:109〜114℃ IR(KBr): 3490,2950,2875,1710,1668,1270,1218,
1138,1060,1040cm-1。 UV:λnax268nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜1.9(m,20H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.6(m,6H),6.29(br.t,
1H),7.90(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 8 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ヘ
キサデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH216―,R=H) ヘキサデシルホスフエート(C16)1.52g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.72g(9mmole)を加え
室温で一夜撹拌した。 以後はHPLCによる精製以外は実施例3の場合
と同様に処理して、795mgの5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―ヘキサデシルホスフエー
トの粉末を得た。収率は47%であつた。 融点:121〜124℃ IR(KBr): 3495,2945,2870,1705,1268,1220,1138,
1062,1052,1040cm-1。 UV:λnax268nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.90(br.t,3H),1.0〜1.9(m,28H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.6(m,6H),6.26(br.t,
1H),7.89(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 9 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―デシルホスフエート (Y=H,A=―(CH210―,R=―
COCH3) デシルホスフエート(C10)1.07g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.3g(6.82mmole)を加
え、これを室温で一夜撹拌した。これに水10mlを
加え30分撹拌した後、溶媒を減圧にて留去した。
残渣にブタノール約200mlと水約200mlを加え、目
的物をブタノール層に抽出し、その後ブタノール
層を2回水洗し精製した。次いで、ブタノール層
から減圧でブタノールを留去し、得られた残渣を
少量のブタノールに溶解し、この溶液をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーに付し、ブタノール
―酢酸―水(10:1:1)溶出部分を集めた。集
められた溶出部分から溶媒を留去し、得られた残
渣を再び上記と同じ様にブタノールと水で抽出・
精製を行ない、ブタノール層からブタノールを減
圧で留去して除いた。かくして得られた残渣を、
少量のブタノールに溶解し、不溶物を過した
後、液をエーテル中に滴下し、析出した沈殿を
遠心分離にて集め865mgの3′―アセチル―5―フ
ルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―デシルホス
フエートを得た。収率は57%であつた。 IR(KBr): 2945,2860,1720,1240,1198,1110,1060cm
-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理*後のNMR(δTMS CDCl3): 0.87(br.t,3H),1.0〜2.0(m,16H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3.31(s,3H),3.74
(d,1H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),5.1
〜5.35(m,1H),6.28(br.t,1H),7.68(d,
1H,J=6Hz) * 3位とリン酸部分の両方がメチル化され
る。 実施例 10 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―ドデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH212―,R=―
COCH3) ドデシルホスフエート(C12)1.20g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.3g(6.82mmole)を加
えこれを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、660
mgの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―ドデシルホスフエートを得た。収
率は41%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1720,1238,1200,1105,1060cm
-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜2.0(m,20H),2.06(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3.30(S,3H),3.73
(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),5.1
〜5.35(m,1H),6.30(br.t,1H),7.69(d,
1H,J=6Hz) 実施例 11 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH214―,R=―
COCH3) テトラデシルホスフエート(C14)1.4g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.3g(6.82mmole)を加
え、これを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様にして、500mgの
3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウリ
ジン―5′―テトラデシルホスフエートを得た。収
率は29%であつた。 IR(KBr): 2955,2880,1725,1712,1680,1242,1198,
1120,1070cm-1。 UV:λnax268nm NMR(CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜1.9(m,24H),2.04(s,
3H),2.15〜2.5(m,2H),3.75〜4.45(m,
5H),5.1〜5.45(m,1H),6.1〜6.45(m,
1H),7.89(d,1H,J=7Hz) 実施例 12 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―ヘキサデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH216―,R=―
COCH3) ヘキサデシルホスフエート(C16)1.45g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.3g(6.82mmole)を加
え、これを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、559
mgの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―ヘキサデシルホスフエートの粉末
を得た。収率は32%であつた。 融点:195〜199℃ IR(KBr): 2940,2860,1718,1235,1200,1112,1062cm
-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.89(br.t,3H),1.0〜2.0(m,28H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3.32(s,3H),3.74
(d,1H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),5.1
〜5.35(m,1H),6.29(br.t,1H),7.69(d,
1H,J=6.5Hz) 実施例 13 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―オクタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH218―,R=―
COCH3) オクタデシルホスフエート(C18)1.65g
(4.5mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン864mg(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.3g(6.82mmole)を加
え、これを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.60
gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―オクタデシルホスフエートの粉末
を得た。収率は84%であつた。 融点:198〜202℃ IR(KBr): 2940,2860,1710,1235,1200,1110,1060cm
-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.89(br.t,3H),1.0〜2.0(m,32H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3,30(s,3H),
3.75(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),
5.1〜5.35(m,1H),6.30(br.t,1H),7.68(d,
1H,J=6.5Hz) 実施例 14 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―エイコシルホスフエート (Y=H,A=―(CH220―,R=―
COCH3) エイコシルホスフエート(C20)1.18g
(3.0mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン578mg(2.0mmole)を60ml
の無水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエ
ンスルホニルクロリド1.14g(5.98mmole)を加
えこれを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、770
mgの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―エイコシルホスフエートの粉末を
得た。収率は58%であつた。 融点:187〜193℃ IR(KBr): 2945,2860,1720,1700,1362,1240,1200,
1120,1070cm-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.89(br.t,3H),1.0〜2.0(m,36H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H)3,31(s,3H),
3.76(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),
5.1〜5.35(m,1H),6.27(br.t,1H),7.68(d,
1H,J=6.5Hz) 実施例 15 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(9―シス―オクタデセニル)ホ
スフエートの合成 (Y=H,A=―(CH28CH=CH(CH28―,
R=―CDCH3) 9―シス―オクタデセニルホスフエート1.89g
(5.2mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン1.15g(4.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トル
エンスルホニルクロリド2.3g(12.1mmole)を
加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、982
mgの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―(9―シス―オクタデセニル)ホ
スフエートを得た。収率は39%であつた。 IR(KBr): 2950,2870,1710,1240,1108,1068cm-1。 UV:λMsOH nax267nm NMR(CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜2.5(m,30H),2.03(s,
3H),3.8〜4.4(m,5H),5.26(br.t,2H,J
=4.5Hz,+1H),6.22(br.t,1H,J=6Hz),
7.88(d,1H,J=7Hz)。 実施例 16 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(9―シス―オクタデセニル)ホスフエートの
合成 (Y=H,A=―(CH28CH=CH(CH28―,
R=H) 実施例15で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(9―シス―オ
クタデセニル)ホスフエート500mg
(0.789mmole)を、メタノール10mlと30%アンモ
ニア水5mlの混合溶媒に溶解し、室温で一夜撹拌
した。溶媒とアンモニアを減圧にて留去し、残渣
をブタノールに溶解し、水で2回洗い、ブタノー
ル層を濃縮した。濃縮物を少量のブタノールに溶
解し、得られた溶液をエーテル中に滴下し、析出
した粉末を遠心分離にて集め370mgの5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(9―シス―オ
クタデセニル)ホスフエートを得た。収率は80%
であつた。 IR(KBr): 3460,2950,2880,1705,1460,1358,1266cm
-1。 UV:λMlOH nax266nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): (3位とリン酸部分の水酸基がともにメチル化
される) 0.86(br.t,3H),1.0〜2.6(m,30H),3.30(s,
3H,N―Me),3.74(d,3H,J=11Hz),3.7
〜4.6(m,6H),5.26(br.t,2H,J=4.5Hz),
6.23(br.t,1H,J=6Hz),7.65(d,1H,J
=6.5Hz)。 実施例 17 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―リノリルホスフエートの合成 (Y=H R=―COCH3) リノリルホスフエート2.0g(5.8mmole)と
3′―アセチル―5―フルオロウリジン1.1g
(3.9mmole)を無水ピリジン20mlに溶解し、氷冷
下撹拌しながらp―トルエンスルホニルクロリド
3.0g(15.6mmole)を加え、これを室温で一夜
撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、133
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―リノリルホスフエートを
得た。収率は55%であつた。 IR(KBr): 2950,2875,1710,1240,1110,1060cm-1。 UV:λMlOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜2.8(m,26H),2.06(s,
3H),3.28(s,3H,N―Me),3.72(d,3H,
J=11Hz,OMe),3.7〜4.6(m,5H),5.25
(br.t,4H,+1H),6.20(br.t,1H,J=6
Hz),7.67(d,1H,J=6Hz)。 実施例 18 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―リ
ノリルホスフエートの合成 (Y=H, R=H) 実施例17で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―リノリルホスフ
エート1.1g(1.8mmole)を、実施例16の場合と
同様に処理して、0.88gの5―フルオロ―2′―デ
オキシウリジン―5′―リノリルホスフエートを得
た。収率は83%であつた。 IR(neat): 3490,2950,2875,1705,1265,1050cm-1。 UV:λMeOH nax268nm ジアゾメタン処理後のNMR(CDCl3): 0.87(br.t,3H),1.0〜2.8(m,26H),3.29(s,
3H,N―Me),3.73(d,3H,J=11Hz,
OMe),3.7〜4.6((m,6H),5.26(br.t,4H),
6.21(br.t,1H,J=6Hz),7.62(d,1H,J
=6Hz)。 実施例 19 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―リノレニルホスフエートの合成 (Y=H, R=―COCH3) リノレニルホスフエート2.7g(7.5mmole)と
3′―アセチル―5―フルオロウリジン1.44g
(5.0mmole)を80mlの無水ピリジンに溶解し、撹
拌下室温でp―トルエンスルホニルクロリド2.86
g(15.0mmole)を加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.36
gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―リノレニルホスフエートを得た。
収率は43%であつた。 IR(KBr): 2955,2890,1710,1245,1120,1070cm-1。 UV:λnax266nm 実施例 20 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―リ
ノレニルホスフエートの合成 (Y=H, R=H) 実施例19で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―リノレニルホス
フエート500mg(0.794mmole)を、実施例16の場
合と同様に処理して、365mgの粉末状の5―フル
オロ―2′―デオキシウリジン―5′―リノレニルホ
スフエートを得た。収率は78%であつた。 IR(KBr): 3490,2950,2875,1710,1260,1210,1065cm
-1。 UV:λnax268nm 実施例 21 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(3―テトラデシニリ)ホスフエ
ートの合成 (Y=H,A=―(CH210C≡C(CH22―,
R=―COCH3) 3―テトラデシニルホスフエート0.65g
(2.2mmole)と3′―アセチル―5―フルオロウリ
ジン0.54g(1.9mmole)を無水ピリジン20mlに
溶かし、氷冷下撹拌しながら、これにp―トルエ
ンスルホニルクロリド1.41g(7.6mmole)を加
え、これを室温で一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、0.96
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロウリジ
ン―5′―(3―テトラデシニル)ホスフエートを
得た。収率は87%であつた。 融点:170〜175℃ IR(KBr): 2950,2880,1710,1242,1115,1070cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 22 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(3―テトラデシニル)ホスフエートの合成 (Y=H,A=―(CH210C≡C(CH22―,
R=H) 実施例21で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(3―テトラデ
シニル)ホスフエート0.8g(1.4mmole)を、実
施例16の場合と同様に処理し、そして、ブタノー
ル溶液からブタノールを減圧で除いて0.65gの粉
末状の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―
5′―(3―テトラデシニル)ホスフエートを得
た。収率は91%であつた。 融点:107〜108.5℃ IR(KBr): 3500,2950,2860,1710,1260,1210,1060cm
-1。 UV:λnax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.88(br.t,3H),1.0〜1.7(m,16H),1.8〜2.8
(m,6H),3.8〜4.7(m,6H),6.28(br.t,
1H),7.86(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 23 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(3―フエニルプロピル)ホスフ
エートの合成 (
【式】A=―(CH23―,R= ―COCH3) 3―フエニルプロピルホスフエート1.30g
(6.0mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン1.15g(4.0mmole)を10ml
の無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トル
エンスルホニルクロリド2.29g(12.0mmole)を
加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.14
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(3―フエニルプロピ
ル)ホスフエートを得た。収率は59%であつた。 IR(KBr): 3070,3030,2950,1702,1192,1124,1060cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 1.7〜2.85(m,6H),2.06(s,3H),3.29(s,
3H,N―Me),3.72(d,3H,J=11Hz),3.8
〜4.5(m,5H),5.1〜5.35(m,1H),6.25(br.
t,1H),7.12(s,5H),7.68(d,1H,J=
6Hz)。 実施例 24 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(3―フエニルプロピル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH23―,R= H) 実施例23で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(3―フエニル
プロピル)ホスフエート600mg(1.23mmole)を、
実施例10の場合と同様に処理し、そして、ブタノ
ール溶液からブタノールを減圧で除いて、479mg
の油状の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―
5′―(3―フエニルプロピル)ホスフエートを得
た。収率は87%であつた。 IR(KBr): 3490,3050,2990,1710,1602,1500,1472,
1452,1405,1358,1264,1124cm-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 1.7〜2.85(m,6H),3.29(s,3H,N―Me),
3.73(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.55(m,
6H),6.21(br.t,1H),7.12(s,5H),7.62
(d,1H,J=6Hz)。 実施例 25 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(3―(p―クロロフエニル)プ
ロピル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH23―,R =―COCH3) 3―(p―クロロフエニル)プロピルホスフエ
ート1.94g(7.7mmole)と3′―アセチル―5―フ
ルオロウリジン1.48g(5.2mmole)を無水ピリ
ジン40mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらp―トル
エンスルホニルクロリド3.93g(20.6mmole)を
加え、これを室温で一夜撹拌した。これを再び氷
冷し、水10mlを加え30分間撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.17
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(3―(p―クロロフエ
ニル)プロピル)ホスフエートを得た。収率は44
%であつた。 IR(KBr): 3100,2980,1710,1360,1240,1064cm-1。 UV:λnax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 1.75〜2.85(m,6H),2.06(s,3H),3.31(s,
3H,N―Me),3.76(d,3H,J=11Hz),3.9
〜4.5(m,5H),5.1〜5.4(m,1H),6.28(br.t,
1H),6.9〜7.35(m,4H),7.68(d,1H,J=
6Hz)。 実施例 26 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(4―フエニルブチル)ホスフエ
ートの合成 (
【式】A=―(CH24―,R= ―COCH3) 4―フエニルブチルホスフエート1.38g
(6.0mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン1.15g(4.07mmole)を100
mlの無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―ト
ルエンスルホニルクロリド2.29g(12.0mmole)
を加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.48
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(4―フエニルブチル)
ホスフエートを得た。収率は74%であつた。 IR(KBr): 3070,3025,2950,1710,1232,1185,1125,
1140cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 27 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(4―フエニルブチル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH24―,R= H) 実施例26で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(4―フエニル
ブチル)ホスフエート940mg(1.88mmole)を、
実施例16の場合と同様に処理し、そして、ブタノ
ール溶液からブタノールを減圧で除いて、667mg
の油状の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―
5′―(4―フエニルブチル)ホスフエートを得
た。収率は93%であつた。 IR(KBr): 3480,3100,2975,1710,1500,1452,1408,
1358,1268,1128,1136,1010cm-1。 UV:λMeOH nax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 1.5〜1.9(m,4H),2.1〜2.8(m,4H),3.7〜
4.6(m,6H),6.3(br.s,1H),7.25(s,5H),
7.82(d,1H,J=7Hz)。 実施例 28 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(8―フエニルオクチル)ホスフ
エートの合成 (
【式】A=―(CH28―,R= ―COCH3) 8―フエニルオクチルホスフエート1.59g
(5.56mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン1.15g(4.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トル
エンスルホニルクロリド2.29g(12.0mmole)を
加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理し、そし
て、ブタノール溶液からブタノールを減圧で除い
て、1.03gの油状の3′―アセチル―5―フルオロ
―2′―デオキシウリジン―5′―(8―フエニルオ
クチル)ホスフエートを得た。収率は46%であつ
た。 IR(neat): 3100,3050,2955,2880,1710,1366,1240,
1070cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 29 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(8―フエニルオクチル)ホスフエートの合成
(Y= ―,A=―(CH28―,R=H) 実施例28で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(8―フエニル
オクチル)ホスフエート515mg(0.93mmole)を、
実施例16の場合と同様に処理し、そして、ブタノ
ール溶液からブタノールを減圧で除いて、445mg
の油状の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―
5′―(8―フエニルオクチル)ホスフエートを得
た。収率は94%であつた。 IR(neat): 3490,3100,3045,2975,2950,2875,1708,
1265,1208,1070cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 30 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(8―フエニル―3―オクチニ
ル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH24C≡C (CH22―,R=―COCH3) (8―フエニル―3―オクチニル)ホスフエー
ト1.80g(6.38mmole)と3′―アセチル―5―フ
ルオロ―2′―デオキシウリジン1.31g
(4.56mmole)を90mlの無水ピリジンに溶解し、
撹拌下室温でp―トルエンスルホニルクロリド
2.61g(13.7mmole)を加え、これを一夜撹拌し
た。 以後は実施例9の場合と同様に処理し、そし
て、ブタノール溶液からブタノールを減圧で除い
て、1.73gの油状の3′―アセチル―5―フルオロ
―2′―デオキシウリジン―5′―(8―フエニル―
3―オクチニル)ホスフエートを得た。収率は69
%であつた。 IR(neat): 3100,3045,2955,2890,1710,1240,1070cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 31 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(8―フエニル―3―オクチニル)ホスフエー
トの合成 (
【式】A=―(CH24C≡C (CH22―,R=H) 実施例30で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(8―フエニル
―3―オクチニル)ホスフエート575mg
(1.04mmole)を、実施例16の場合と同様に処理
し、そして、ブタノール溶液からブタノールを減
圧で除いて、424mgの油状の5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(8―フエニル―3―オ
クチニル)ホスフエートを得た。収率は82%であ
つた。 IR(neat): 3490,2950,2860,1718,1692,1660,1268,
1208,1132,1070,1040cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 32 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(o―クロロフエニル)ホスフエ
ートの合成 (
【式】n=0,R=―COCH3) o―クロロフエニルホスフエート1.44g
(7mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン2.0g(7mmole)を50mlの無水
ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンス
ルホニルクロリド4.0g(21mmole)を加え、こ
れを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理し、そし
て、ブタノール溶液からブタノールを減圧で除い
て、1.5gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デ
オキシウリジン―5′―(o―クロロフエニル)ホ
スフエートを得た。収率は58%であつた。 IR(KBr): 1710,1480,1240,1100,1060cm-1。 UV:λMeOH nax264nm 実施例 33 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(p―オクチルフエニル)ホスフ
エートの合成 (
【式】n=0,R=― COCH3) p―オクチルフエニルホスフエート858mg
(3.0mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン576mg(2.0mmole)を40ml
の無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トル
エンスルホニルクロリド1.18g(6.2mmole)を
加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、917
mgの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(p―オクチルフエニ
ル)ホスフエートを得た。収率は82%であつた。 IR(KBr): 3095,2950,2870,1708,1510,1465,1360,
1235,1100,1060cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 34 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(p―オクチルフエニル)ホスフエート (
【式】n=0,R= H) 実施例33で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(p―オクチル
フエニル)ホスフエート460mg(0.83mmole)を、
実施例16の場合と同様に処理して、386mgの粉末
状の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(p―オクチルフエニル)ホスフエートを得た。
収率は91%であつた。 IR(KBr): 3400,3055,2950,2880,1720,1698,1665,
1505,1465,1262,1238,1204,1025cm-1。 UV:λMeOH nax268nm 実施例 35 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(3―(p―ペンチルフエニル)
プロピル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH22―, R=―COCH3) 3―(p―ペンチルフエニル)プロピルホスフ
エート1.86g(6.5mmole)と3′―アセチル―5―
フルオロ―2′―デオキシウリジン1.44g
(5.0mmole)を75mlの無水ピリジンに溶解し、撹
拌下室温でp―トルエンスルホニルクロリド2.86
g(15.0mmole)を加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.17
gの粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―(3―(p―ペンチルフ
エニル)プロピル)ホスフエートを得た。収率は
42%であつた。 IR(KBr): 3100,3025,2975,2950,2865,1710,1512,
1464,1360,1230,1110,1060cm-1。 UV:λMeOH nax266nm 実施例 36 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(3―(p―ペンチルフエニル)プロピル)ホ
スフエートの合成 (
【式】A=―(CH23 ―,R=H) 実施例35で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(3―(p―ペ
ンチルフエニル)プロピル)ホスフエート500mg
(0.90mmole)を、実施例16の場合と同様に処理
して、347mgの粉末状の5―フルオロ―2′―デオ
キシウリジン―5′―(3―(p―ペンチルフエニ
ル)プロピル)ホスフエートを得た。収率は75%
であつた。 融点:123〜125℃ IR(KBr): 3480,3095,2950,2865,1710,1260,1210cm
-1。 UV:λMeOH nax265nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜1.9(m,12H),1.9〜2.8
(m,4H),3.9〜4.7(m,4H),6.32(br.t,
1H),7.20(s,4H),7.88(d,1H,J=6
Hz) 実施例 37 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―(3―(p―ペンタノイルフエニ
ル)プロピル)ホスフエートの合成 (
【式】A=―(CH23 ―,R=―COCH3) 3―(p―ペンタノイルフエニル)プロピルホ
スフエート2.9g(9.7mmole)と3′―アセチル―
5―フルオロ―2′―デオキシウリジン1.85g
(6.4mmole)を無水ピリジン50mlに溶解し、氷冷
下撹拌しながらp―トルエンスルホニルクロリド
3.67g(19.2mmole)を加え、これを室温で一夜
撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.96
gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―(3―(p―ペンタノイルフエニ
ル)プロピル)ホスフエートを得た。収率は54%
であつた。 IR(KBr): 2990,1710,1410,1364,1212,1036cm-1。 UV:λCH3CNH2O nax257nm 実施例 38 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―
(3―(p―ペンタノイルフエニル)プロピル)
ホスフエート (
【式】A=― (CH23―,R=H) 実施例37で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―(3―(p―ペ
ンタノイルフエニル)プロピル)ホスフエート
1.8g(3.16mmole)を、実施例16の場合と同様
に処理し、そして、ブタノール溶液からブタノー
ルを減圧で除いて、油状の5―フルオロ―2′―デ
オキシウリジン―5′―(3―(p―ペンタノイル
フエニル)プロピル)ホスフエートを0.99g得
た。収率は53%であつた。 IR(neat): 2980,2895,1705,1608,1466,1410,1358,
1260cm-1。 UV:λCH3CNH2O nax256nm 実施例 39 3′―オクタノイル―5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―デシルホスフエート (Y=H,A=―(CH210―,R=―COn
C7H15) デシルホスフエート432mg(1.81mmole)と
3′―オクタニル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン450mg(1.21mmole)を30mlの無水ピリジ
ンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホニ
ルクロリド950mg(5.0mmole)を加え、これを一
夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、538
mgの固型の3′―オクタノイル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―デシルホスフエート
を得た。収率は75%であつた。 IR(KBr): 2945,2865,1710,1464,1358,1250,1220,
1110,1065cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 40 3′―ブタノイル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―ドデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH212―,R=―COn
C3H7) ドデシルホスフエート860mg(3.23mmole)と
3′―ブタノイル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン680mg(2.15mmole)を30mlの無水ピリジ
ンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホニ
ルクロリド1.23g(6.45mmole)を加え、これを
一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、689
mgの3′―ブタノイル―5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―ドデシルホスフエートを得た。
収率は57%であつた。 IR(KBr): 2950,2865,1710,1468,1358,1250,1100,
1064cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 41 3′―オクタノイル―5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―オクチルホスフエート (Y=H,A=―(CH28―,R=―COn
C7H15) オクチルホスフエート398mg(1.89mmole)と
3′―オクタノイル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン470mg(1.26mmole)を30mlの無水ピリ
ジンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホ
ニルクロリド720mg(3.78mmole)を加え、これ
を一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、570
mgの油状の3′―オクタノイル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―オクチルホスフエー
トを得た。収率は80%であつた。 IR(neat): 2950,2870,1710,1465,1360,1250,1110,
1065cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 42 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―ウンデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH211―,R=―
COCH3) ウンデシルホスフエート2.27g(9.0mmole)
と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン1.73g(6.0mmole)を160mlの無水ピリジ
ンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホニ
ルクロリド3.44g(18.0mmole)を加え、これを
一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、白色
粉末状の2.24gの3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―ウンデシルホスフエ
ートを得た。収率は71%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1710,1240,1198,1115,1065cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.89(br.t,3H),1.0〜2.0(m,18H),2.04(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3.30(s,3H),3.75
(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),5.1
〜5.35(m,1H),6.28(br.t,1H),7.68(d,
1H,J=6Hz) 実施例 43 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―ヘプタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH217―,R=―
COCH3) n―ヘプタデシルホスフエート1.52g
(3.0mmole)と3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン0.86g(3.0mmole)を80ml
の無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―トル
エンスルホニルクロリド1.72g(9.0mmole)を
加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、1.25
gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―ヘプタデシルホスフエートの白色
粉末を得た。収率は69%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1710,1240,1198,1110,1062cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜2.0(m,30H),2.06(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3,31(s,3H),
3.76(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),
5.1〜5.35(m,1H),6.28(br.t,1H),7.69(d,
1H,J=11Hz) 実施例 44 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ヘ
プタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH217―,R=H) 実施例43で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―ヘプタデシルホ
スフエート701mg(1.16mmole)を、実施例16の
場合と同様に処理して、519mgの5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―ヘプタデシルホスフ
エートの白色粉末を得た。収率は79%であつた。 融点:132〜133.5℃ IR(KBr): 3490,2940,2860,1718,1690,1658,1262,
1220,1130,1065,1040cm-1。 UV:λMeOH nax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.88(br.t,3H),1.0〜1.9(m,30H),2.0〜2.5
(m,2H),3.8〜4.6(m,6H),6.28(br.t,
1H),7.89(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 45 3′―ベンゾイル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―テトラデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH214
【式】) テトラデシルホスフエート1.16g
(3.75mmole)と3′―ベンゾイル―5―フルオロ
―2′―デオキシウリジン0.88g(2.5mmole)を80
mlの無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―ト
ルエンスルホニルクロリド1.43g(7.5mmole)
を加え、これを一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、799
mgの3′―ベンゾイル―5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―テトラデシルホスフエートを得
た。収率は50%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1718,1262,1210,1105,1065cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 46 3′―ブタノイル―5―フルオロ―2′―デオキシ
ウリジン―5′―テトラデシルホスフエート(Y
=H,A=―(CH214―,R=COnC3H7) テトラデシルホスフエート0.83g
(2.68mmole)と3′―ブタノイル―5―フルオロ
―2′―デオキシウリジン564mg(1.78mmole)を
30mlの無水ピリジンに溶解し、撹拌下室温でp―
トルエンスルホニルクロリド1.02g
(5.35mmole)を加え一夜撹拌した。 以後は実施例9の場合と同様に処理して、743
mgの粉末状の3′―ブタノイル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―テトラデシルホスフ
エートを得た。収率は69%であつた。 IR(KBr): 2950,2870,1710,1468,1360,1250,1210,
1100,1064cm-1。 UV:λMeOH nax267nm 実施例 47 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ウ
ンデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH211―,R=H) 実施例42で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―ウンデシルホス
フエート701mg(1.34mmole)を実施例16の場合
と同様に処理して、467mgの5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン―5′―ウンデシルホスフエート
の粉末を得た。収率は73%であつた。 融点:128〜130℃ IR(KBr): 3490,2940,2860,1705,1262,1220,1128,
1065,1038cm-1。 UV:λMeOH nax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜2.0(m,18H),2.0〜2.5
(m,2H),3.7〜4.6(m,6H),6.29(br.t,
1H),7.90(d,1H,J=6.5Hz) 実施例 48 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―トリデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH213―,R=COCH3) トリデシルホスフエート1.26g(4.5mmole)
と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン0.86g(3.0mmole)を80mlの無水ピリジ
ンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホニ
ルクロリド1.72g(9.02mmole)を加え一夜撹拌
した。 以後実施例9の場合と同様に処理して粉末状の
1.34gの3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオ
キシウリジン―5′―トリデシルホスフエートを得
た。収率は82%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1710,1240,1115,1065cm-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.88(br.t,3H),1.0〜2.0(m,22H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3.31(s,3H),3.73
(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),5.1
〜5.35(m,1H),6.29(br.t,1H),7.69(d,
1H,J=6.5Hz) 実施例 49 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ト
リデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH213―,R=H) 実施例48で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―トリデシルホス
フエート702mg(1.24mmole)を実施例16の場合
と同様に処理して569mgの粉末状の5―フルオロ
―2′―デオキシウリジン―5′―トリデシルホスフ
エートを得た。収率は87%であつた。 融点:127〜130℃ IR(KBr): 3495,2930,2850,1710,1262,1128,1038cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜2.0(m,22H),2.0〜2.5
(m,2H),3.7〜4.7(m,6H),6.28(br.t,
1H),7.89(d,1H,J=6Hz) 実施例 50 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―ペンタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH215―,R=COCH3) ペンタデシルホスフエート2.78g(9.0mmole)
と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン1.73g(6.0mmole)を160mlの無水ピリジ
ンに溶解し、撹拌下室温でp―トルエンスルホニ
ルクロリド3.44g(18.0mmole)を加え一夜撹拌
した。 以後実施例9の場合と同様に処理して2.11gの
粉末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオ
キシウリジン―5′―ペンタデシルホスフエートを
得た。収率は61%であつた。 IR(KBr): 2940,2860,1710,1238,1110,1062cm-1。 UV:λMeOH nax267nm ジアゾメタン処理後のNMR(δTMS CDCl3): 0.88(br.t,3H),0.9〜2.0(m,26H),2.05(s,
3H),2.0〜2.5(m,2H),3,30(s,3H),
3.75(d,3H,J=11Hz),3.8〜4.4(m,5H),
5.1〜5.35(m,1H),6.27(br.t,1H),7.67(d,
1H,J=6Hz) 実施例 51 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―ペ
ンタデシルホスフエート (Y=H,A=―(CH215―,R=H) 実施例50で合成した3′―アセチル―5―フルオ
ロ―2′―デオキシウリジン―5′―ペンタデシルホ
スフエート702mg(1.18mmole)を実施例16の場
合と同様に処理して、525mgの粉末状の5―フル
オロ―2′―デオキシウリジン―5′―ペンタデシル
ホスフエートを得た。収率は81%であつた。 融点:130〜132℃ IR(KBr): 3495,2940,2860,1705,1262,1128,1038cm
-1。 UV:λMeOH nax267nm NMR(δTMS CDCl3D3COD): 0.89(br.t,3H),0.9〜2.0(m,26H),2.0〜2.5
(m,2H),3.7〜4.7(m,6H),6.29(br.t,
1H),7.90(d,1H,J=6Hz) 実施例 52 固型癌に対する効果 1群5匹のICRマウス(7週令,雄,体重約30
g)の鼠径部皮下に、3×106個のSarcoma180腫
瘍細胞を移植した。移植後1日,3日,5日目に
前記実施例で合成した化合物を経口投与した。な
お、対照薬剤として用いた5―FUは経口投与で
は効果が小さいことが知られているので、腹腔内
投与した。移植後10日目に腫瘍重量を測定し、薬
剤を含まないリン酸緩衝生理食塩水(PBS)の
みを投与した対照群の腫瘍重量に対する比率
(%)で抗腫瘍活性を示した。結果は第1表に示
した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 なお、抗腫瘍活性の評価結果はT/C70〜51が
やや有効(+),50〜21が有効(++),20以下を
極めて有効(+++)とした(応用薬理7,1277
―1292,1973参照)。 実施例 53 腹水腫瘍に対する効果 1群5匹のCDF1マウス(雄,8W令,体重約27
g)の腹腔に、マウス白血病細胞L12101×105
を移植した。移植後1日目,3日目,5日目の3
回前記実施例で合成した薬剤を経口投与した。抗
腫瘍活性は、対照群である薬剤懸濁に使用したリ
ン酸緩衝生理食塩水のみを投与したマウスに対す
る生命延長率(ILS%)で表示した。結果を第2
表に示した。比較のために、5―FUdRの結果も
記載した。
【表】
【表】 第2表に示すように本発明の実施例の化合物は
低用量から活性が認められた。 実施例 54 マウス乳癌に対する抗腫瘍効果 C3Hマウスの同系乳癌MM46細胞4×106個を、
1群5匹のC3Hマウスのそ径部皮下に移植して、
1,3,5,7,9,11日後の6回薬剤を経口投
与した。 移植14日後に腫瘍を摘出し、重量を測定し、対
象群の重量に対する百分比により抗腫瘍効果を判
定した。 T/C(%)=薬剤投与群の腫瘍重量/対象群の腫瘍
重量×100 結果は第3表に示した通りであつた。
【表】 実施例 55 ルイス肺癌の原発抑制および転移抑制効果 C57BL/6マウスの同系腫瘍であるルイス肺
癌細胞1.5×105個を、1群5匹のC57BL/6マウ
ス足蹠に移植して、1,3,5,7,9日目の5
回薬剤を経口投与した。12日後に移植部位を切除
し重量を測定し、対象群に対する百分比を求め、
原発巣に対する抗腫瘍効果とした。さらに移植後
21日目に肺転移数を測定し、対象群に対する百分
比を求め転移抑制効果とした。結果を第4表に示
した。
【表】 実施例 56 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエートのナト
リウム塩 テトラデシルホスフエート(C14)1.98g
(6.6mmol)と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン1.73g(6.0mmol)を60mlの無
水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエンス
ルホニルクロリド2.52g(13.2mmol)を加え、
室温で一夜撹拌した。これに氷水を加え20分撹拌
した後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル100ml,
水70ml,ギ酸2mlを加え抽出し、有機層を無水
MgSO4にて乾燥,過後減圧濃縮した。これを
酢酸エチルに溶解後、アンバーリストA―21陰イ
オン交換樹脂(ギ酸型)カラムにチヤージし、酢
酸エチル150mlを流した。次いでこれに、3%ト
リフルオロ酢酸/酢酸エチル150mlを流し、溶出
部分を濃縮し、3′―アセチル―5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―テトラデシルホスフ
エート1.47gを得た。 これを50mlの水に溶解し、氷冷下0.5規定の水
酸化ナトリウムを加えPH6.5とした。これを減圧
濃縮後、少量のエーテルで洗い、減圧乾燥して粉
末状の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―テトラデシルホスフエートのナ
トリウム塩1.37gを得た。 元素分析値 C% H% N% P% Na% 計算値:51.1 7.2 4.76 5.27 3.91 実測値:50.7 6.97 4.4 5.06 4.06 UV:λnax267nm 実施例 57 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエートとカル
シウムの2:1塩 実施例56と同様にして製造した、3′―アセチル
―5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラデシルホスフエート1.55gを50mlの水に溶解
し、これに0.046規定の水酸化カルシウムを滴下
しPH6.0とした。 析出した結晶を集し、減圧乾燥して、1.24g
の3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエートの2:1
カルシウム塩を得た。 元素分析値 C% H% N% P% Ca% 計算値:51.45 7.08 4.79 5.30 3.43 実測値:51.43 6.87 4.73 5.34 3.34 実施例 58 3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエートとエチ
レンジアミンの2:1塩 実施例56と同様にして製造した、3′―アセチル
―5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラデシルホスフエート360mgを水30mlに溶解し、
これに10mMのエチレンジアミン水溶液を加え、
PH5.0とした。 これを減圧濃縮した後、残渣にジエチルエーテ
ルを加え固体を集し、減圧乾燥して、270mgの
3′―アセチル―5―フルオロ―2′―デオキシウリ
ジン―5′―テトラデシルホスフエートの2:1エ
チレンジアミン塩を得た。 元素分析値 C% H% N% P% 計算値:52.5 7.8 7.06 5.2 実測値:52.06 7.68 6.84 5.54 実施例 59 5―フルオロ―2′―デオキシウリジン―5′―テ
トラデシルホスフエートのナトリウム塩 テトラデシルホスフエート(C14)2.06g
(7.0mmol)と3′―アセチル―5―フルオロ―2′―
デオキシウリジン2.02g(7.0mmol)を40mlの無
水ピリジンに溶解し、氷冷撹拌下p―トルエンス
ルホニルクロリド2.67(14mmol)を加え、室温で
一夜撹拌した。 これに氷水を加え20分撹拌後、減圧濃縮した。
残渣に酢酸エチル100ml,水70ml,ギ酸2mlを加
え抽出し、有機層を無水MgSO4にて乾燥,過
後濃縮した。 これをメタノール50mlに溶解し、2規定水酸化
ナトリウム14mlを加え、30分間撹拌した。これを
減圧濃縮した後、2規定塩酸17mlを添加し、酢酸
エチルを加えて抽出した。有機層を無水MgSO4
にて乾燥後過,濃縮した。これをエタノール水
―酢酸混合溶媒より再結晶して、5―フルオロ―
2′―デオキシウリジン―5′―テトラデシルホスフ
エート2.36gを得た。 融点:124〜6℃ 元素分析 C% H% N% P% 計算値: 52.87 7.72 5.36 5.96 実測値: 52.77 7.43 5.29 5.86 上記方法で得られた5―フルオロ―2′―デオキ
シウリジン―5′―テトラデシルホスフエート1.04
gを、20mlの水に懸濁し、0.5規定水酸化ナトリ
ウムを添加しPH6.5とした。この時点で不溶物は
完全に溶解していた。この溶液を減圧にて濃縮
後、ジエチルエーテルで固体を洗い集し、減圧
乾燥して粉末状の5―フルオロ―2′―デオキシウ
リジン―5′―テトラデシルホスフエートのナトリ
ウム塩1.07gを得た。 UV:λnax267nm 元素分析値 C% H% N% P% Na% 計算値:50.73 7.21 5.14 5.68 4.22 実測値:50.37 7.02 5.11 5.73 4.36 実施例 60 腹水腫瘍に対する効果(その2) 1群5匹のCDF1マウス(雄,8W令,体重約27
g)の腹腔に、マウス白血病細胞L12101×105
を移植した。移植後1日目,3日目5日目の3回
前記実施例で合成した薬剤を経口投与した。抗腫
瘍活性は、対照群である薬剤懸濁に使用したリン
酸緩衝生理食塩水のみを投与したマウスに対する
生命延長率(ILS%)で表示した。結果を第5表
に示した。
【表】 実施例 61 腹水腫瘍に対する効果(その3) 1群5匹のCDF1マウス(雄,6週令,体重22
〜24g)の腹腔に、マウス白血病細胞L1210 1
×105個を移植した。移植後1日目〜5日目の5
回、本発明の薬剤を経口投与した。抗腫瘍効果
は、対照群であるリン酸緩衝生理食塩水のみを投
与したマウスに対する、生命延長率で表示した。
結果を第6表に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、Aは炭素数1〜30の飽和又は不飽和の
    2価の脂肪族炭化水素基を表わす。nは0又は1
    を表わし、nが0の場合はYは酸素原子に直接結
    合していることを示す。Yは水素原子,フエニル
    基又は置換フエニル基を表わす。但し、Yが水素
    原子の場合には、nは1である。Rは水素原子又
    はアルコールの保護基を表わす。〕 で表わされる5―フルオロ―2′―デオキシウリジ
    ン誘導体及びその薬理学的に許容される塩。 2 前記式〔〕中、Yが水素原子,フエニル
    基,ハロゲン置換フエニル基,炭素数1〜8個の
    アルキル置換フエニル基及び炭素数1〜8個のア
    シル置換フエニル基からなる群から選ばれたもの
    であるところの、特許請求の範囲第1項記載の5
    ―フルオロ―2′―デオキシウリジン誘導体。 3 前記式〔〕中、Yが水素原子のとき、Aは
    炭素数8〜24個の飽和又は不飽和の2価の脂肪族
    炭化水素基の中から選ばれたものであるところ
    の、特許請求の範囲第1項記載の5―フルオロ―
    2′―デオキシウリジン誘導体。 4 前記式〔〕中、Yがフエニル基又は置換フ
    エニル基のとき、Aは炭素数3〜8個の飽和又は
    不飽和の2価の脂肪族炭化水素基の中から選ばれ
    たものであるところの、特許請求の範囲第1項記
    載の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン誘導
    体。 5 前記式〔〕中、Yがフエニル基又は置換フ
    エニル基のとき、n=0であるところの、特許請
    求の範囲第1項記載の5―フルオロ―2′―デオキ
    シウリジン誘導体。 6 前記式〔〕中、Rが水素原子及び炭素数が
    1〜10個のアシル基からなる群から選ばれたもの
    であるところの、特許請求の範囲第1項〜第5項
    記載の5―フルオロ―2′―デオキシウリジン誘導
    体。 7 下記式〔〕 〔式中、R′はアルコールの保護基を表わす。〕 で表わされる3′―置換―5―フルオロ―2′―デオ
    キシウリジンと、下記式〔〕 〔式中、A,n及びYは式〔〕の場合と同
    じ〕 で表わされるリン酸モノエステル類を縮合剤の存
    在下に反応せしめ、必要に応じて保護基を除去せ
    しめることを特徴とする、上記式〔〕 〔式中、A,n,Y及びRは前記定義と同じ〕 で表わされる5―フルオロ―2′―デオキシウリジ
    ン誘導体の製造法。
JP57201847A 1982-11-19 1982-11-19 5−フルオロ−2′−デオキシウリジン誘導体及びその製造法 Granted JPS5993096A (ja)

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