JPS63502433A - リゾホスホリピドを用いる疎水性物質の可溶化 - Google Patents
リゾホスホリピドを用いる疎水性物質の可溶化Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
リゾホスホ1ピドを いる 物 の可゛ ヒ充1B陀W月一
本発明は疎水性物質の可溶化の分野に関する。特に、本発明は可溶化剤及び非−
毒性の引き渡しくDelivery)媒体として成る種のりゾホスホリピドを用
いることを記載している。
疎水性物質、特に生物活性物質の可溶化は一般に、デオキシコール酸ナトリウム
又はプロピレングリコールのような表面活性剤を用いて達成されている。そのよ
うな表面活性剤は、それらの洗浄剤の性質のため、生物学的に相いれないもので
あり、そして、細胞に対する溶解(lytic)作用のため、毒性である。それ
故。
薬学的な使用のためには1表面活性剤のような毒性を有するものでない天然に生
ずる物質を使用することが望ましい。
リゾホスホリピドは、従来、細胞に対する溶解作用のため製薬学的賦形剤の候補
にはなりそうもないものであった0本発明者らはりゾホスファチドのための、殊
にリゾホスファチジルエタノールアミン単独及び疎水性物質を可溶化するための
不飽和リン脂質と組合わせたもののための方法及び組成物を記載している。
ペダーリン等のアーチ・バイオケミカル・バイオフィジックス(Arch Bi
ochem Biophys、) 179.218−228(1977)には、
生物膜におけるATPアーゼ抑制剤としての、リゾホスファチジルエタノールア
ミン(LPE)の性質が観察されており、これらは多分。
酵素の周りの薄膜中にLPHの侵入のために流動性の少ない脂質環境を作る作用
をする。リゾホスホリピド懸濁液は肪質細網の成分と混合され、ATPアーゼの
活性の変化が分光光度分析を用いて記録された。しかしながら、リゾホスファチ
ジルコリンと違って、LPEは、いかなる濃度においても生物膜を決して可溶化
しなかった。
本発明は、疎水性物質のミセル可溶化及び非−毒性生成物の引き渡しを行なうた
めに、リゾホスファチジルエタノールアミン類の相変化に依存しているpH及び
温度を開発するものである。
本X肌夏!豆
本発明は、LPE単独又は不飽和リン脂質と組合(結合さ)せたLPEを用いる
疎水性物質の可溶化に関するものである。
本発明のLPE類は次ぎの一般式を有するものである。
又は
式中、Rは炭素原予約11と21の間、二重結合的Oと6の間。
そして好ましくは炭素原予約13〜19、更に好ましくは炭素原子15〜17お
よび1〜3の二重結合を有する炭化水素鎖である。
好ましいLPEは、上記一般式Iにおけるように、RCO,が1−オレオイルで
あり、そのオレオイル基がその1位の炭素原子に結合されているものである。
ホスホリピド(リン脂質)はリン酸によりエステル化された1つのヒドロキシル
基を有するグリセロール分子であり、そのリン酸はさらにアルコール成分により
エステル化されている。そして、その他のグリセロールのヒドロキシル基はカル
ボキシル化脂肪酸類によりエステル化されている0本発明で用いられる不飽和リ
ン脂質は炭素原予約12と22の間及び二重結合的1から6個、好ましくは炭素
原子約16から20及び二重結合1から3個を有する脂肪酸類の少なくとも1つ
を含有する。第2脂肪酸鎖は炭素原子約12から22及び二重結合的0から6個
、好ましくは炭素原子14から18及び二重結合的0から2個、更に好ましくは
二重結合O又は1個を含有するものである。それらに限定されるものではないが
、適当なリン脂質はホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、
ホスファチジルイノシトール又はホスファチジルクロリンを含む、好ましい不飽
和リン脂質は卵ホスファチジルコリン、大豆ホスファチジルコリンスはジオレオ
イルホスファチジルコリンを含む。
そのリゾホスホリピド、LPE 単独又はリン脂質との組合せ(結合)物は、疎
水性物質と約1℃と90℃の間の温度及び約8.5と14.0の間のpH1好ま
しくは約25℃及び約PH8,5で水性媒体中で混合される。一方、さらに高不
飽和のLPEが用いられてもよい、この場合、その疎水性物質はその脂質及び水
性媒体と約0℃と約90℃の間の温度、好ましくは約25℃及び約pH7,0で
混合されてもよい、ついで、その懸濁液は0℃以下に低下させられる。
それらに限定されるものではないが、その疎水性物質は、薬剤。
ホルモン、蛋白質、染料、ビタミン又は映像剤(imaging agents
)を含む生物活性剤からなることができる。その水性媒体はホウ酸塩、又はN−
2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸のような緩衝系
であることができる。その結果、得られる懸濁液は積み重ねられたポリカーボネ
ートフィルターのようなフィルター系を通して加圧下で通過させることができ、
そして、その疎水性物質を更に分散するために、超音波で処理することができる
。
図面の簡単な 日
第1図は、pH7,0、−20℃と90℃の間の温度における1−オレオイルリ
ゾホスファチジルエタノールアミン(LOPE、又は5n−1−18: 1ci
s−P E)の水性分散液の81MH2”P−NMRスペクトルである。
第2図は、LOPEの多形相の作用(性質) (Polymorphic ph
ase behavior)に関するPHの変化に対する作用を示す31P −
NMRスペクトルである。
第3図は、(A) 5n−1−18: 2cis−PE及び(B) 5n−1−
18:3 cis−P Eの多形相の作用に関して、種々の温度の作用を示す3
1P−NMRスペクトルである。
第4図は、種々のリン脂質の溶血性特性を描写しているグラフである。
第5図は、種々のリン脂質の溶血性特性の拡大目盛でのグラフである。
明の詳細な 1
1−オレオイルリゾホスファチジルエタノールアミンはで表わされる0式中、R
は〔1〕と呼ばれるような、1−位の炭素に付加されたオレオイル基であり、従
って、1−オレオイルである。その(、OH)基は〔2〕の炭素に位置している
。この脂質は、さらに、シス型の1つの二重結合の場合に、その二重結合の数を
示す数に伴ってオレオイル基の18個の炭素構造(組成)を示す5n−1−18
: 1 cis−P Eと表わされてもよい、さらに、学名命名法の実例として
例えば、Rが1位にあって、二重結合が2又は3個及び炭素原子17個を有する
より高い不飽和のLPE類はそれぞれ5n−1−18: 2 cis−P E及
び5n−1−18: 3 cis−P Eとして表わされる。そのカルボキシル
化された炭素原子は第18番目の炭素原子である。
本発明者らは、1−オレオイルリゾホスファチジルエタノールアミン(LOPE
、又は5n−1−18: 1cis−PE)が生理学上のpHで、他のりゾホス
ホリピドのミセル(micellar)配列よりも大きいラメラ(lalfle
llar)相を示すことを見出した。しがしながら、LOPEは、そのような条
件下で疎水性物質のミセル可溶化を促進するより高いpH(即ち、8.5又はそ
れ以上)でミセル状態を示す、ミセルから二重層(bilayer)状態への、
この多形相作用は次の事によって実証される; (a)リゾホスファチジルコリ
ンとは対照をなして、pH7,−20’Cがら90”Cの間の温度でラメラ構造
に相当する31P−NMRスペクトル(第1図): (b)xiの散乱がラメラ
組織を表わす等距離に空間リングを形成するLOPE(i’lX線回折パターン
; (c) pH7,oで生成するLUVETSのユニラメラ(unilame
llar)特性を示す凍結破壊顕微鏡写真図およびミセル構造を示す、pH9,
0における等方性運動平均を示す″1P−NMRスペクトル(第2図)、この多
形相作用はpH約8.5で疎水性物質のミセルの可溶化が行なわれ、そして。
より低いpHでは二重N(bilayer)が形成されるものである。
本発明者らは、又、 5n−1−18: 2cis−PE及び5n−1−18:
3 cis−PEのような二重結合2又は3個を有するリゾホスファチジルエ
タノールアミンが種々の温度変化に応じて多形相作用を示すことを見出した。0
℃以下で、両方の脂質は、ピークに伴って低い肩の分野で示される全体のラメラ
組織を示す31P−NMRスペクトルの立ち上がりを与える(第3図) s 5
n−1−18: 2cis−PE及び5n−1−18: 3 cis−P Eの
両者はO−1℃で六角形構造を示す。
しかしながら、10−20”C及びそれ以上では、両脂質は(反転せる)ミセル
又はHエ 状態である。
本発明においては、脂質フィルムと疎水性物質とが水性媒体中で混合され、その
結果、その疎水性物質の可溶化が得られる。この可溶化は、いくつかの方法で達
成される。LOPEが使用される可溶化脂質である場合には、その疎水性物質は
、それを可溶化するに十分な量でLOPEと組合(結合)され1両者を容器中で
有機溶媒から乾燥してフィルムとした。適当な有機溶媒は、種々の極性及び誘電
特性を有するものであり、クロロボルム、アセトン、メチレンクロライド、ジエ
チル及び石油エーテル類、及びクロロホルムとメタノールの混合物を含有する。
上記溶媒のすべてがリン脂質を溶解するであろう、その後、その乾燥フィルムは
約8.2と約14.0の間のpHで水性媒体により水和される。一方、LOPE
の乾燥フィルムは、約8.2及び約14.0の間のpHで水性媒体により水和さ
れ、ついで疎水性物質が付加される。最後に、疎水性物質を含有するpH約8.
2と約14.0の間における、水性媒体はLOPEの乾燥フィルムを水和するの
に用いられる。その疎水性物質は生物活性剤であることができる。
好ましい具体例として、脂質と疎水性物質が真空下でクロロボルムから薄いフィ
ルムに乾燥される。ついで、その乾燥フィルムは、pH8,5〜14.0の範囲
、もっとも好ましくは約P H8,5で、ボウ酸塩、HEPES、又はグルタル
酸カリウム(K G 1 u )のような水性緩衝剤で水和される0通常8.5
〜14.0のpH領域で、リゾホスファチジルエタノールアミンはミセル状態に
なると推測される。約8.0及びそれ以下のpHでは、LOPEはラメラ状態に
ある。その疎水性物質は、撹拌しながら及び/又は渦巻き混合により水性媒体中
で、その脂質と共に再水和される。その疎水性物質の濃度は好ましくは緩衝剤の
約5〜25IIIg/IIQの範囲であることができる。そのLOPE分散はミ
セル化に好都合とするため約4℃で2〜3時間行なわれる。ついで、この分散は
任意に押出し装置を用いて約700p s iの圧力下で約10回繰り返し押出
しを行なう;この方法及び” L U V E T”装置は1984年7月20
日付で出願された出願中の出願番号(Serial No、) 622.690
号、ピータ−アール、クリス等の “ユニラメラ小胞体を製造するための押出し
技術″、参考例でここに加入されている関連部分に記載されている。その試料は
、沈殿がないことによって証明される完全な可溶化を確証するため、約20〜3
0℃、好ましくは約25℃で16〜18時間静置された。その溶解された生成物
は、人間のような哺乳動物を含む被験者に1例えば静脈内、筋肉内又は皮下に投
与される注射し得る生成物として用いることができる。その生成物は。
生理溶液を作るために1例えば十分な塩類又はグルコースのような他の溶液を含
有してもよい無菌の水溶液の形成に最もよく用いられる。
sn−1−18: 2cis−P E又は5n−1−18: 3cis−PE(
類)が可溶化脂質として用いられる場合には、その疎水性物質は可溶化するため
に十分な量で、その脂質と組合わ(結合)され、両者は容器中で有機溶媒からフ
ィルムになるまで乾燥される。ついで、その乾燥フィルムは、その脂質のラメラ
相に好都合な約6.0と8.0の間のpH及び約−90℃から0℃までの温度で
水性媒体により水和される。一方、乾燥脂質フィルムは、約6.0と8.0の間
のpHで水性媒体で水和されてもよく、ついでその疎水性物質の付加又は組合わ
せが行なわれる。その可溶化生成物は、貯蔵寿命を高めるためにラメラ相脂質中
に低温で貯蔵される。
腹!及墾友亘
ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)はコンフリウス、ピ
ー等のバイオフィジク・バイオケミカル・アクタ(跳動H,Biochem、
Acta、、) 488.36−42(1977)により確立された方法によっ
て、ジオレオイルPCからH4製された。リゾホスファチジルエタノールアミン
は次の原案によって調製された;D OP E 500 mgを無水ジエチルエ
ーテル50+sQ中に溶解し、それに、0.5M )−リス/HCQ緩衝液(p
H7,4)10mQ、 2.5 mM CaCQ、10mQ及び北米産のクロ
タルスアダマンテウス(Crotalusadamanteus)の毒液(シグ
マケミカル社、セントルイスMO)100 mgが加えられた。その反応容器は
窒素で充満され、密封され、アルミニウムで覆われ、そして、室温で激しく撹拌
された。その混合物はジエチルエーテルとクロロホルムメタノール2:1v/V
で、続いてクロロホルムで抽出された水性相を除去するために、減圧下でロート
エバポレーターにて蒸発処理された。その調製物は、ウォーターズプレプ(Wa
ters Prep) 500L Cユニットを用いて液体クロマトグラフで精
製された。純度は、さらにH−NMRで実証された。 本発明は次の実施例で例
証するが1本発明の範囲はそれに限定されるものではない。
失凰孤よ
21−アセトキシプレグネノロン(シグマケミカル社、セントルイス、MO)5
mgと組合(結合)されたLOPE50μmolを試験管の内部側面上にクロ
ロホルムからの乾燥フィルムとするためにロート蒸発した。1−Qのホウ酸塩緩
衝液(loOmMNaHCO,,50mMホウ酸塩)+pH8,5がその試験管
に加えられ、そしてその脂質が渦運動により分散された。渦運動による分散後、
そのrA製物は、100 nmポリカーボネートフィルターの2つを積重ねで装
備されたLUVET装置の圧力室中に移された。
正の圧力が、標準窒素シリンダーにより、500 psiにその加圧室に適用さ
れた。その圧力は、その膜フィルターが詰まることなく試料を完全に押出すこと
ができる200〜900 psiの範囲内に調節された。圧力を適用することに
より、そのフィルターを通して、試料を押出すことができる。各試料は全十回で
押出された。
上記操作は、21−アセトキシプレグネノロン10.15.20及び25mgを
用いて繰り返された。
それらの試料は25℃で16〜18時間静置され、その時間の後には、全ての試
料は透明であり、21−アセトキシプレグネノロン含有量が増加するにつれて粘
度が増加するものであった。
失え匹又
21−アセトキシプレグネノロン10 mgを可溶化するため、LOPE及びD
OPCを1=1の割合で用い、実施例1の操作及び物質が使用された。LUVE
T処理に続いて、その溶液は25℃で16〜18時間静置され、そして200
psi圧力で50nm フィルターを用いるLUVETろ過がさらに行なわれた
。この処理の後では。
特別の物質はそのフィルター上には観察されず、その調製物は半透明であった。
緩衝液1.Om Q中にステロイド20■gを可溶化する試みは不成功であった
。
寒庭鮭y
1−オレオイルリゾホスファチジルエタノールアミン(LOPE)の溶血特性が
pH7,0及び8.5の両者で試験され、そして、1−オレオイルリゾホスファ
チジルコリン(LOPC)及びジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン
(DPPE)のそれと比較すした。LOPE、LOPC及びDPPHの貯蔵溶液
はpH7,0及び8.5でホウ酸塩緩衝液50mM中12−13 mg/vaQ
を含む溶液で作られた。続いて、ヘパリン化された全血液の部分標本1.OmQ
に、これらの化合物の1つの貯蔵溶液0.1mAを加え、溶血活性が550 n
mでの遠心分離上澄液の分光測光法測定により分析された。
第4図は、LOPCと比較してpH7,0と8.5の両者において、LOPEの
溶血活性が減少することを示す、LOPCは、そのほとんどのヘモグロビンを解
放して、大量の赤血球の溶解(崩壊)が生ずる。最小の溶解が生ずるDPPHに
比して、高濃度のLOPEが溶解を生ぜしむる(第5図)。pH7,0と8.5
の両者におけるホウ酸塩緩衝液単独での対照実験は赤血球の崩壊は生じなかった
・
ス】1」先
21−アセトキシプレグネノロン5 mgと結合された5n−1−18:2ci
s−PE 50μmolが試験管の内部側面上にクロロホルムから乾燥フィルム
にロート蒸発される。ホウ酸塩緩衝液、pH7,01mQがその管に加えられ、
そして、その脂質は渦巻き混合により分散された。分散後、その懸濁液は一20
℃に冷却され、LUVETの圧力室に移され、実施例1の操作方法を用いて押出
された。
第1図
pH7におけるLOPEの31P−NMRスペクトルPPr”
第2図
第3図
光学密度550nm
光学密度550.rlm
国際調査報告
Claims (74)
- 1.次の工程を含む疎水性物質を可溶化する方法;(a)フィルムを得るために 、次の一般式:H2C(O2CR)CH(OH)CH2OP(O)2OCH2C H2NH3I又は H2C(OH)CH(O2CR)CH2OP(O)2OCH2CH2NH3II で示されるリゾホスファチジルエタノールアミンの疎水性物質一可溶化有効量を 含有する組成物が溶解されている有機溶媒を除去する工程;及び(b)そのフィ ルムを約8.5及び約14.0の間のpHで水性媒体により水和する工程; 式中、Rは炭素原子11及び21個及び二重結合1個を有する炭化水素鎖である 。
- 2.その組成物が疎水性物質を含有するものである請求の範囲第1項記載の方法 。
- 3.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第2項記載による方法。
- 4.工程(b)が続いて疎水性物質を加える工程を伴なうものである請求の範囲 第1項記載の方法。
- 5.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第4項記載による方法。
- 6.その疎水性物質が、工程(b)でそのフィルムを水和するより前に、水性媒 体と組合(結合さ)せられるものである請求の範囲第1項記載の方法。
- 7.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第6項記載による方法。
- 8.その水性媒体がpH約8.5のものである請求の範囲第1項記載による方法 。
- 9.そのリゾホスファチジルーエタノールアミンが一般式Iのものである請求の 範囲第1項記載による方法。
- 10.式中、Rが炭素原子約13から19個の間のものである請求の範囲第9項 記載による方法。
- 11.式中、Rが炭素原子約15から17個の間及び二重結合1個を有するもの である請求の範囲第9項記載による方法。
- 12.式中、RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第9項記載による方法 。
- 13.式中、RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第1項記載による方法 。
- 14.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第1項記載による方法。
- 15.その水性媒体が水性緩衝液を含有するものである請求の範囲第1項記載に よる方法。
- 16.付加工程として:(c)工程(b)の生成物をろ過する工程を含有する請 求の範囲第1項記載による方法。
- 17.その工程(b)の生成物を非経口的に投与する付加工程を含有する請求の 範囲第16項記載による方法。
- 18.その組成物が付加的に不飽和リン脂質を含有する請求の範囲第1項記載に よる方法。
- 19.その不飽和リン脂質が炭素原子約12と22個の間及び二重結合1から6 個の不飽和脂肪酸鎖の少なくとも1つを含有する請求の範囲第18項記載による 方法。
- 20.その不飽和リン脂質が炭素原子約16から20個の間及び二重結合1から 3個を有するものである請求の範囲第19項記載による方法。
- 21.その不飽和リン脂質の第二脂肪酸鎖が炭素原子約12と22個の間及び二 重結合0から6個を有するものである請求の範囲第19項記載による方法。
- 22.その不飽和リン脂質の第二脂肪酸鎖が炭素原子約16と20個の間及び二 重結合1〜3個を有するものである請求の範囲第21項記載による方法。
- 23.その不飽和リン脂質が卵ホスファチジルコリン、大豆ホスファチジルコリ ン及びジオレオイルホスファチジルコリンからなる群から選ばれるものである請 求の範囲第19項記載による方法。
- 24.工程(b)の生成物をろ過する付加工程を含有する請求の範囲第19項記 載による方法。
- 25.そのろ過工程の生成物を哺乳動物に非経口的に投与する付加工程を含有す る請求の範囲第24項記載による方法。
- 26.次の工程を含む疎水性物質を可溶化する方法:(a)フィルムを得るため に、次の一般式:H2C(O2CR)CH(OH)CH2OP(O)2OCH2 CH2NH3I 又は H2C(OH)CH(O2CR)CH2OP(O)2OCH2CH2NH3II で示されるリゾホスファチジルエタノールアミンの疎水性一物質一可溶化有効量 を含有する組成物が溶解されている有機溶媒を除去する工程;(b)そのフィル ムを約6.0と約8.0の間のpHで水性媒体により水和する工程;及び (c)その水性媒体中に分散された脂質を約0℃以下の温度に冷却する工程; 式中、Rは炭素原子約11と21個の間及び二重結合約2から6個を有する炭化 水素鎖である。
- 27.その組成物が疎水性物質を含有するものである請求の範囲第26項記載の 方法。
- 28.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第27項記載による方法。
- 29.工程(b)が続いてその疎水性物質を付加する工程を伴なうものである請 求の範囲第26項記載の方法。
- 30.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第29項記載による方法。
- 31.疎水性物質が、工程(b)におけるフィルムを水和する工程より前に水性 媒体と組合(結合さ)せられるものである請求の範囲第28項記載の方法。
- 32.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第31項記載による方法。
- 33.その水性媒体が約pH7.0である請求の範囲第26項記載による方法。
- 34.そのリゾホスファチジルーエタノールアミンが一般式Iを有するものであ る請求の範囲第26項記載による方法。
- 35.式中、Rが炭素原子約13から19個を有する請求の範囲第34項記載に よる方法。
- 36.式中、Rが炭素原子約15から17個の間及び二重結合2又は3個を有す る請求の範囲第34項記載による方法。
- 37.式中、RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第34項記載による方 法。
- 38.式中、RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第26項記載による方 法。
- 39.その水性媒体が水性緩衝液を含有するものである請求の範囲第26項記載 による方法。
- 40.付加工程として:(d)工程(c)の生成物をろ過する工程を含有する請 求の範囲第26項記載による方法。
- 41.その組成物が付加的に不飽和リン脂質を含有する請求の範囲第26項記載 による方法。
- 42.その不飽和リン脂質が炭素原子約12と22個の間及び二重結合1から6 個の不飽和脂肪酸鎖の少なくとも1つを含有する請求の範囲第41項記載による 方法。
- 43.その不飽和リン脂質が炭素原子約16から20個の間及び二重結合1から 3個を有するものである請求の範囲第42項記載による方法。
- 44.その不飽和リン脂質の第二脂肪酸鎖が炭素原子約12と22個の間及び二 重結合0から6個を有するものである請求の範囲第43項記載による方法。
- 45.その不飽和リン脂質が炭素原子約16と20個の間及び二重結合1から3 個を有するものである請求の範囲第44項記載による方法。
- 46.その不飽和リン脂質が卵ホスファチジルコリン、大豆ホスファチジルコリ ン、及びジオレオイルホスファチジルコリンからなる群から選ばれる請求の範囲 第45項記載による方法。
- 47.工程(c)の生成物をろ過する付加工程を含有する請求の範囲第41項記 載による方法。
- 48.疎水性物質及び次の一般式のリゾホスホリピドのpH約8.5から14. 0の間の水性溶液を含有する組成物:H2C(O2CR)CH(OH)CH2O P(O)2OCH2CH2NH3I 又は H2C(OH)CH(O2CR)CH2OP(O)2OCH2CH2NH3II 式中、Rは炭素原子約11と21個の間及び二重結合1個を有する炭化水素鎖で ある。
- 49.その水性溶液がpH約8.5である請求の範囲第48項記載による方法。
- 50.そのリゾホスファチジルエタノールアミンが一般式Iを有するものである 請求の範囲第48項記載の組成物。
- 51.式中、Rが炭素原子約13から19個の間を有するものである請求の範囲 第48項記載の組成物。
- 52.式中、Rが炭素原子約15から17個の間を有するものである請求の範囲 第48項記載の組成物。
- 53.式中、Rが二重結合1又は2個を有するものである請求の範囲第48項記 載の組成物。
- 54.式中、RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第48項記載の組成物 。
- 55.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第48項記載の組成物。
- 56.その水性溶液が水性緩衝液を含有する請求の範囲第48項記載の方法。
- 57.不飽和リン脂質を付加的に含有する請求の範囲第48項記載による方法。
- 58.その不飽和リン脂質が炭素原子約12と22個の間及び二重結合1から6 個の不飽和脂肪酸鎖の少くとも1つを含有するものである請求の範囲第57項記 載の組成物。
- 59.その不飽和リン脂質の第二脂肪酸鎖が炭素原子約12と22個の間及び二 重結合0から6個を含むものである請求の範囲第57項記載の方法。
- 60.その不飽和リン脂質が炭素原子約16から20個の間及び二重結合1から 3個を有するものである請求の範囲第57項記載の組成物。
- 61.その不飽和リン脂質が卵ホスファチジルコリン、大豆ホスファチジルコリ ン、及びジオレオイルホスファチジルコリンからなる群から選ばれるものである 請求の範囲第57項記載の組成物。
- 62.疎水性物質及び次の一般式のリゾホスホリピドのpH約6.0から8.0 の間の水性溶液を含有する組成物:H2C(O2CR)CH(OH)CH2OP (O)2OCH2CH2NH3I 又は H2C(OH)CH(O2CR)CH2OP(O)2OCH2CH2NH3II 式中、Rは炭素原子約11と21個の間及び二重結合約2から6個を有する炭化 水素鎖であり、そしてその組成物の温度が約−20℃と約0℃の間にあるもので ある。
- 63.その水性溶液がpH約7.0である請求の範囲第62項記載による組成物 。
- 64.そのリゾホスファチジルエタノールーアミンが一般式Iを有するものであ る請求の範囲第62項記載の方法。
- 65.式中、Rが炭素原子約13から19個の間を有するものである請求の範囲 第62項記載の組成物。
- 66.式中、Rが炭素原子約15と17個の間及び二重結合2又は3個を有する ものである請求の範囲第62項記載の組成物。
- 67.式中.RCO2が1−オレオイルである請求の範囲第62項記載の組成物 。
- 68.その疎水性物質が生物活性剤である請求の範囲第62項記載の組成物。
- 69.その水性溶液が水性緩衝液を含有するものである請求の範囲第62項記載 の組成物。
- 70.不飽和リン脂質を付加的に含有する請求の範囲第70項記載による組成物 。
- 71.その不飽和リン脂質が炭素原子12と22個の間及び二重結合1から6個 の不飽和脂肪酸鎖の少なくとも1つを含有する請求の範囲第70項記載の組成物 。
- 72.その不飽和リン脂質の第二脂肪酸鎖が炭素原子12と22個の間及び二重 結合0から6個を含有する請求の範囲第70項記載の組成物。
- 73.その不飽和リン脂質が炭素原子約16から20個の間及び二重結合1から 3個を有するものである請求の範囲第70項記載の組成物。
- 74.その不飽和リン脂質が卵ホスファチジルコリン、大豆ホスファチジルコリ ン、及びジオレオイルホスファチジルコリンからなる群から選ばれる請求の範囲 第70項記載の組成物。
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