JPS63502369A - 曲射砲における衝撃吸収移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 曲射砲における衝撃吸収移動装置 本発明は曲射砲、殊に強力な曲射砲尾砲身の衝撃吸収移動装置に関するものであ る。

大射程曲射において２曲射砲では内部構成として減衰機構を持っていないため、 射撃に際して大きな反発力を発生するようになる。従って、この反発力が短時間 に加わると曲射砲を設けた輸送器機は極めて危険な状態になる。

一般に従来の曲射砲は、ベースプレートに搭載されており、射撃中は該ベースプ レートを介して接地する構造に成っている。また該曲射砲は二個の脚台を介して 位置決めされるもので、射撃時に曲射砲全体を安定させるため該ベースプレート には、主な推力方向に向かって星形に配置した３個のリブ状突起からなる起伏が 構成されている。この型のベースプレートを地面に固定することにより、高い射 撃精度を確保するために充分な安定性が保証される。車輌に搭載して牽引される 曲射砲の場合１曲射砲をベースプレートに支承すると共に、二個の脚台を車軸に よって構成しているため、該ベースプレートは反発エネルギーを受け、最大の効 率で地面に伝達する必要がある。

また、相互間の距離がある反撃戦闘では、効率と安全性の面から優れた移動性能 を有する自走式の個別射撃装置が要望されていた。

この種の曲射砲を搭載する輸送車輌は、一般に反力によって破壊されないように １重厚になり耐久性能に優れたものが使用されているが、可動性能に乏しい決定 的な問題を有しており、むしろ軽量な車輌で移動性能の優れたものが要望されて いた。

更には、この種の曲射砲は、攻撃に充分な台数を一部で保有することができない ほど高額なものであった。

本発明によれば、上記問題に鑑みてなされたもので、生産価格を引き下げると共 に、移動性能を向上せしめ、さらに反発力による急激且つ強大な推力に対して充 分に耐える機械的能力を発揮する条件を両立させることができる曲射砲を構成す ることができる。

本発明の第一の目的は１曲射砲が射撃直後に反撃の標的にならないように１曲射 砲が必要な砲列をすばやく敷き。

且つ射程からすばやく退去することができるようにすることである。

このため本発明は、輸送車輌とベースプレートに搭載された曲射砲から成り、該 輸送車輌が車台の高速降下を可能にする引込式サスペンションを有し、ベースプ レートが弾性連結装置を介して上記輸送車輌の車台に接続されることに特徴付け られる曲射砲における衝撃吸収移動装置に関するものである。

モして曲射砲に、荒れ地において輸送車輌を射程から撤去させるための迅速可動 性能を持たせることが本発明の利点と成る。

更に、本発明による輸送車輌の小型軽量化は、この型の曲射砲を運搬する従来の 輸送装置より生産価格を引き下げることができる。

本発明のその他の特徴並びに利点は、−例として図示した以下の記述によって明 らかになるであろう。

第１図：走行状態にある射撃走行装置の側面図。

第２図：射撃状態にある射撃走行装置の略側面図、第３図：キャタピラ付車輌に 搭載した射撃走行装置のサスペンションの引込機構型機能に関する側面図。

第４図：キャタピラ付車輌への速射砲の搭載例に関する側面図。

第５図：速射砲サポートと特に車輪付き車輌の場合に使用される車台の底部の間 にあるケーブル付きダンパの弾性リンクの透視図、 第６図：車輪付き車輌への速射砲の搭載例に関する側面図。

第７図：射撃状態にあり、上記第６図の機械装置を備えた車輪に乗った射撃走行 装置の略側面図。

第８図は走行状態にある車輪に乗った射撃走行装置の略側面図である。

本発明による曲射砲における衝撃吸収移動装置は、キャタピラ又は車軸が設けら れており、荒れ地走行用の軽運搬車輌である。該車輌には、射撃状態で支持サポ ートを接地させるために車台を降下させる機構として、油、空気、電気又はその 他の駆動型から成る引込式サスペンションを具備しており、上記支持サポートは 、車台又は曲射砲を支持する他のサポートと弾性的に接続される。

第１図乃至第４図は第一の具体例を示すものであり、第５図以下は他の具体例に 関するものである。

本発明は、キャタピラと車軸を設けた一車輌の具体例について示しているが、該 車輌の型について限定する必要はない。

第１図について、本発明の曲射砲における衝撃吸収移動装置は、キャタピラ又は 車輪付きの荒れ地用軽輸送車輌１である０曲射砲２は友禅３を介して連設されて いる。該友禅３は、輸送車輌１車台７の中央部に固設したベースプレート６に載 設してなるベッド５に対し、玉ヒンジ４を介して枢着してなる。

ここに示すように１本発明の主な特徴の一つは、すばやくベースプレート６を接 地させ、射撃時に曲射砲を安定支持せしめることを可能にする引込式サスペンシ ョンを計画することである。このサスペンションは、更に装置がすばやく射撃状 態の位置から離れるように、上記ベースプレート６と曲射砲２を持ち上げること ができる。

第２図は該ベースプレート６が接地している状態を示す。

該ベースプレート６は車台７に固設されないで、減衰効果を有する弾性リンク８ を具備することが望ましい、該弾性リンク８は１例えばワイヤを並設した複数の 巻線によって実現することができる。射撃時、該弾性リンクは車台７に対してベ ースプレート６が相対移動するようになり１曲射砲２が伝達する機械的応力の一 部を吸収する。

このサスペンションの形状は第３図に示されており、サスペンションの両側、キ ャタピラ１０の各駆動軸９，９には、各アーム１３の水平位置に対する傾きを変 更し接地を軽くするため、レバー１２を介して隣接するサスペンションの該各ア ーム１３に働くシリンダ１１が設けられる。

この構成により輸送車輌１は射撃を行うことができるように、すばやく姿勢を降 下することができる。

また射撃終了後、逆の作動によって車台７が浮上し、射撃装置は荒れ地を走行す ることができる。

上記ベースプレート６は様々な形状や起伏が作動に影響を与えるものであり、こ こではクランプ形状物１５を接続する鋤の形をした複数のリブ１４を特に構成す る。

輸送車輌１が硬質の地面で射撃を行う場合１反動の影響を完全になくするため、 該輸送車輌１の重量による慣性を利用することができるものであるが、この発明 の場合、該輸送車輌１では上記ベースプレート６が支承する。

一方、より柔軟な地面で使用する場合は、輸送車輌１の重量が接地固定に好都合 であり、地面に接地したベースプレート６が安定的に接地して低い発射角で射撃 する場合の滑りを阻止し、安定支持することができる。

一般に１本発明により射撃による強大な衝撃を全て地面に伝達し、その影響を弱 めることができる。

第４図は曲射砲１とベースプレート６から成る全体の構成を、輸送車輌１に対し て弾性的に搭載する構造を一層具体的に示したものである０弾性リンク８は、弾 性リングを横方向の連結部材によって相互に接続したワイヤからなる少なくとも 二つの巻線１６．１７によって構成される。該ベースプレート６は、引込式サス ペンションによって輸送車輌１が降下するとき、該ベースプレート６が必ず地面 と接触するように、車台７に対して僅かに下垂するように支承してなる。

前記ベッド５は１曲射砲１の台座とベースプレート６の固定化した接続を改善す るための補強された機械的リンク８を介してベースプレート６と一体になってい る。

このサスペンションの典型的な実施例を示す第５図に従って、以下詳細に述べる 。

第５図乃至第８図に示した具体的な実施例は、車台７に浮上取付された（例えば 上記と同型の弾性リンクサスペンションによって）ベッド５に曲射砲２の友禅３ を取付ける構造を示す、即ち、輸送車輌１の車台７底部２３に嵌合する二個の突 起状部２１．２２と１曲射砲２のベッド５にそれぞれ固着した上下の縦方向の支 持部材１９．２０によってワイヤの螺旋状部各線を互いに連結した横方向の巻線 １６．１７によって構成しである。

該巻線１６．１７は、輸送車輌１に対して前後位置になるように幅方向に配置す ることが望ましい。

上記支持部材１９．２０は、巻線を貫通する多数の小孔を穿設した桿状体である 。

本発明はこのように構成することにより、射撃によって発生する全ての振動効果 をすばやく全面的に吸収するととを可能にする極めて効果的な自動減衰機能を有 する特殊な弾性サスベンジ１ンを実現した。

第８図にみられるように上記構成に依れば、射撃状態では輸送車輌１のサスペン ションが支持面と地面に対する側方の安定化のために、車台７底部２３が接地す るまで、その姿勢を降下するようになる。　゛ 特に本発明による自動減衰機能を有する弾性サスペンションの極めて効果的な特 徴は、地面に対する支持力を形成する該底部２３の全表面にあり、該部の構成に より低い発射角でも射撃による機械的応力及び衝撃を装置の損傷なく吸収除去す ることができる。

本発明による曲射砲における衝撃吸収移動装置は、一定の技術的設計変更や二次 的な発明又は変更を行うことができるものであるが、本発明の範躊から逸脱しな いものとする。更に１本発明に係る直接的な変様、材料又は想到することができ る手段の変更、無駄な要素の付加、その他発明上の寄与のない改造は、完全に本 発明の範囲に入れるべきである。

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Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）輸送車輌が、射撃エネルギーを伝達するための車台をベースプレートによ って地面と直接又は間接的に接触させ、該車台の高速降下を可能にする引込式サ スペンションを具備すると共に、上記ベースプレートに弾性連結装置を介して輸 送車輌の車台に接続して成ることを特徴とする、輸送車輌にベースプレートを介 して搭載した曲射砲から成る曲射砲における衝撃吸収移動装置。
2. （２）前記サスペンションが油又は空気型であることを特徴とする特許請求の範 囲第１項記載の曲射砲における衝撃吸収移動装置。
3. （３）前記サスペンションの各ローラに、レバーで操作し、隣接するサスペンシ ョンアームに働くシリンダを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載 の曲射砲における衝撃吸収移動装置。
4. （４）前記ペースプレートの下面に、停止用起伏を構成したことを特徴とする特 許請求の範囲第１項記載の曲射砲における衝撃吸収移動装置。
5. （５）前記起伏が、クランプ形状のものを連結する複数の鋤状のリブから成るこ とを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の曲射砲における衝撃吸収移動装置。
6. （６）前記ベースプレートが二重の突起状部に一対の横方向の巻線から成る弾性 連結サスペンションを介し、車台底部の上に浮上支持されている支持プレートで あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の曲射砲における衝撃吸収移動 装置。
7. （７）前記サスベンションが、二個の横方向巻線と、該巻線を一方では車台と、 他方では曲射砲と連結する縦方向の支持部材によって相互に連結したワイヤから 成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項及び第６項記載の曲射砲における衝 撃吸収移動装置。
8. （８）前記上下の支持部材が、それぞれ車台及びベースプレートに接続して成る ことを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の曲射砲における衝撃吸収移動装置 。
9. （９）前記上下の支持部材が、それぞれ曲射砲のベッドと車台に接続して成るこ とを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の曲射砲における衝撃吸収移動装置。