JPS63501497A - 選択的冠血管拡張剤 - Google Patents

選択的冠血管拡張剤

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JPS63501497A JP60504950A JP50495085A JPS63501497A JP S63501497 A JPS63501497 A JP S63501497A JP 60504950 A JP60504950 A JP 60504950A JP 50495085 A JP50495085 A JP 50495085A JP S63501497 A JPS63501497 A JP S63501497A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 患者へのアデノシンの連続静脈注入 本発明は人の治療薬としてのアデノシンの使用に関する。さらに詳しくは本発明 はとりわけ血圧のコントロール、選択的血管拡張剤としての使用および心臓脈管 系の手術中の血小板の保存のために連続静脈内注入によってアデノシンを患者に 投与することに関する。
アデノシンは、プリン、アデニンおよび糖であるD−リボースによって構成され る天然に存在するヌクレオシドである。アデノシンの正常な基礎血漿レベルは、 約0.1から0.2μモル/lである。さらに、アデノシンは、通常、体内にア ゾンシンモノフォスフニー) (AMP)、アデノシンジフオスフエー) (A DP) 、アデノシントリフォスフニー) (ATP)の形で存在している。ア デノシンは体内で生産されるか、または体外より投与されるかの如何により、多 様な生物学的作用を持っていることが報告されている。上記の生物学的作用には 、中枢神経系に対する鎮静および抗癲澗性作用、呼吸に及ぼす伸性作用、房室伝 導時間の延長及び洞結節でのインパルス形成を含む心臓血管系に対する作用、血 管拡張、抗凝集作用、遊離脂肪酸の放出低下、胃における分泌抑制作用、そして 抗利尿作用があげられている。
しかしながら、一般に、アゾンシンとその生物学的作用は生理学的に大きな関心 がもたれてきた。アデノシンが医薬品として関心をもたれる限りでは、それは主 としてアデノシンの7才スフエート誘導体に集中していた。
フォスフェート誘導体は現在、循環中にすみやかに代謝されてアデノシ/とフォ スフェートを生じることが知られている。(5ollevi氏他、Acta、  Physiol、 5cand、 120: 171−6 (1984)参照) 。しかし、フォスフェートは、好ましくない副作用を起こす可能性がある。例え ば、高レベルのフォスフェートはマグネシウムおよびカルシウムのキレート化に 次いで不整脈を起こす可能性がある。
(Dedrick氏他、Anesthesiology、 53:3A、 66  (1982)参照)。
さらに、アデノシンは房室結節(A−V)のブロックによって、心ブロックを生 ずることが知られている。結果として特に心虚血または低酸素症により放出され るアデノシンによる心ブロックを防止するために、テオフィリンのようなメチル キサンチン類を用いることが米国特許第4.564,922号によって提案され ている。
さらに、頻拍性不整脈の治療にアデノシンを用いることによってアデノシンの持 つ房室伝導を妨げる能力を利用することが提案されている。そのような利用には 、アデノシンは、約37.5μ? /Kyから約450μt/Kgまでのアデノ シンを含有する注入可能な静脈内ポーラス(bolus)として投与される。そ のような利用方法に於て、アデノシンは、検出可能な血管拡張作用を殆んど示さ ない。アデノシンは、10〜20秒程度の非常に短い血漿半減期を有しているの で(Fre4ho1m及び5ollevi、 J 、 Physiol、 31 3:351−62(1981))、注入されたアデノシンの濃度は急速に正常な 血清レベル(約0.15μrnotμ)4で減少する。注入されたアデノシンの 一時的存在はほとんど一過性の血管拡張以外はもたらさない。
したがって、アデノシンが血管拡張剤としての使用に対し実用的な価値を有する 為には、血管拡張を達成するのに十分高い血漿レベルを保つため、連続的に投与 しなければならない。しかし、かかる連続投与が好ましくない副作用、例えば上 記の心ブロックを引き起こすかもしれないということが問題である。
また、血管拡張剤として一般に使用される化合物、例えば、ニトロプルシドナト リウム、ニトログリセリン、イソフルラン、ヒドララジン、プラゾシンなどは、 種々の副作用を有することが知られている。例えば、ニトロプルシドナトリウム は、タキフィラキシーや反動性高血圧をおこす欠点を有し、これらの症状は明ら かに、ニトロプルシドの血圧低下作用に逆らうアンギオテンシンの白服的発生に よって引き起こされている。その結果ニトロプルシドの投薬量は、アンギオテン シンの血圧上昇作用に打ち勝つ為連続使用によって次第に増加しなければならず 、残った過剰なアンギオテンシンの存在によるリバウンドの危険が存在する。ニ トログリセリンとプラゾシンは作用開始が遅くそして作用が予想できない欠点が アル。ニトロプルシド、ヒドララジンおよびプラゾシンが6搏度数を増加するの に対し、イソフルシンとニトロプルシドナトリウムは、心臓の血流を減少させる 傾向を有する。
したがって、連続静脈内注入による投与に適した血管拡張剤が依然として必要と されている。
本発明は有意な心ブロックをおこすことなく、有意な血管拡張が達成されるよう な条件下でアデノシンを患者に投与できるという知見に基づいている。また、本 発明は、アデノシンが従来一般に用いられた血管拡張剤のプロフィルとはかなり 異なった独特の今まで認められていなかった、ヒトにおける活性プロフィルを有 するという知見に基づいている。この知見の結果として、アデノシンは連続静脈 内注入法によって種々の状況の治療に使用できることがわかった。特に、アデノ シンは、次の性質を有することが見出された。
1、 アデノシンはその作用が心臓後負荷効果に限定されるという点において選 択的血管拡張作用を有する。すなわち、その作用は動脈の拡張に限定され、殆ん ど、あるいは全く心臓前負荷の作用を有さす、換言すれば静脈の拡張剤としての 作用を有しない。
2、 アデノシンはポーラス注入により房室系(A−#)伝導を妨げるのに有効 な作用を有するが、連続注入により投与できそして有意のA−V作用をもたらす よりも少ない投薬量で相描に有用な血管拡張作用を有する。
3、 アデノシンは、有意なタキフィラキシーの発生なしに、かなりの血圧低下 作用を有する。明らかに、アデノシンが、腎臓のレニンーアンギオテンシン系を 妨害し、かくして、低血圧に応答したアンギオテンシンの生成による高血圧を阻 止する。
4、 アデノシンは比較的少ない投与量で活性でありかつ血漿半減期(10〜2 0秒)が短いことによりアデノシンの作用は容易に制御される。さらに、アデノ シンの活性は、アデノシンの投与が中止されれば、速やかになくなる。
5、 アデノシンは心臓の仕事量を有意に増大させることなく心臓搏出量をかな り増大させうる。
6、 アデノシンは、本発明に従って用いられる量では、本質的に無毒性である 。アデノシンは体内に迅速に吸収されてATPを形成しそして分解する際の代謝 産物は、肉体運動で通常生じるレベルまたはそれ以下である。
前記の活性プロフィールは、手術中における低血圧のコントロール、種々の形態 の高血圧発症のコントロール、虚血性心臓疾患を有する患者の手術中の冠循環の 改善、冠状バイパス手術に続く移植片の血流を増加させることによる冠移植片の 閉塞の発生頻度の減少、そして低心臓搏出量状態での後負荷の減少のためのアデ ノシンの連続投与を可能とする。また、心臓バイパス手術中にアデノシンを連続 注入することはかかる手術中の血小板損失を減少させ得ることが判明した。
本発明によって、アデノシンを連続静脈内注入によって患者に投与してかなりの 血管拡張を与えることができ、しかも2つの状況下で心ブロックが存在しない。
第一に、アデノシンの心ブロック作用は、麻酔中のアデノシンの投与量が体重I  Kg当たり毎分a35ミvグラムまたはそれ以下の時には認められない。第二 に、アデノシンの心ブロック作用は、意識のある患者に於てさえも、体重1〜あ たり毎分約o、ioミリグラムまたはそれ以下のアデノシン投与量では認められ ない。
本発明の目的では、アデノシンは連続静脈内注入における使用に適した製薬上許 容できる形態で患者に投与することができる。好ましい形態はアデノシンの水溶 液であり、さらに好ましくは、等張食塩水中のアデノシンである。少なくとも5 ミリモル(あるいは約1.511g/ml )の溶液濃度が望ましい血清レベル を達成する為の過度の注入率の必要性を回避するために望まれるが、溶液中のア デノシンの濃度は厳密なものではない。所望により、濃度はアデノシンの溶解限 度(約20ミリモル/lまたは5.5〜6v97mりにまですることができる。
本発明によって連続注入に用いられる場合アデノシンの十分な供給を行なう為、 典型的な単位投与形態物は少なくとも250−1好ましくは250〜500−で ある。その結果、通常、単位投与形態物は約0.4〜約3グラムのアデノシンを 含有する。
勿論、アデノシン溶液は滅菌しており、真菌類や細菌が存在しないものである。
かかる溶液は少なくとも2年間室温で安定であった。
そのような溶液は、アデノシンを水性担体、例えば水または等張液および他の所 望の成分と混合して所望の濃度を有する溶液となした後溶液を滅菌することによ り調製される。
連続注入は当業者に知られた任意の技術によって行なうことができる。アデノシ ンは短い血漿半減期を有し、そして比較的低い濃度で活性であるので、投与方法 は血清のアデノシンレ(ルの変動を最少にするかまたは回避するものであること が望ましい。したがって、高精度ローラーポンプの使用が好ましい。
上記のように、本発明はアデノシンの投与量やアデノシンが麻酔された患者ある いは意識のある患者に投与されるか否かによって、多くの詳細な適用を有する。
適用の第一の一般的分類は心ブロックを引き起こさない投薬量において全身麻酔 下で手術中の患者にアデノシンを連続的に投与することである。詳細な適用には 手術特に脳動脈瘤の離断とクリッピング中の低血圧のコントロール、手術中の高 血圧発症(例えば、クローム親和、細胞腫手術中のカテコールアミンの放出に起 因)のコントロールおよび特に、虚血性心疾患の患者に於ける腹大動脈瘤手術中 の冠循環と後負荷減少の改善が挙げられる。かかる場合には、体重IKp6たり 、毎分0.05〜0.3my程度の投与量が有効な量である。
連続的アデノシン注入適用の第二の一般的分類は、アデノシンが、有意な心ブロ ック作用を示す以下のレベルで意識のある患者に投与することである。これらの レベルは典型的には毎分1にg当たりアデノシン0.05++yまたはそれ以下 の投与量によって達成される。意識のある患者がアデノシンによって治療される 状態の例としてはパイノξス手術に伴なう心臓バイパス移植片の閉塞防止、心臓 搏出量の低い患者の心臓搏出量の増加およびショックに対するドーパミン治療の 補助薬としてアデノシンの使用が挙げられる。
以下の例によって、本発明によるアデノシンの連続静脈内注入の詳細な適用をよ り詳しく説明する。
例 ■ 麻酔中のコントロールされた低血圧 手術中、しばしば患者の血圧を減少させることが望まれる。例えば、脳動脈瘤の 離断とクリッピングの場合、破裂と出血の危険を最小限にするために動脈瘤壁の 張力を減少させるコントロールされた低血圧が望まれる。また、コントロールさ れた低血圧は、他の形態の手術中での出血を少くさせるために用いられる。
本発明以前には血管拡張剤、例えば、ニトロシルシトナトリウムやニトログリセ リンがこの目的に用いられていたが、両者とも欠点を有している。例えば、ニト ロプルシドナトリウムはタキフィラキシーを来たすかあるいはアンギオテンシン の放出によって、ニトロプルシドの投与量を経時的に増加させる必要がるる。さ らに、ニトロプルシドの使用に伴って反動性高血圧が認められている。ニトログ リセリンは作用開始の遅いことおよび予測できない作用を有することを特徴とす る。
アデノシンは手術中血圧を低くコントロールするのに著しく効果的な薬剤である ことが見出された。アデノシンは、有効量で投与されると、その短い半減期のた め迅速に終了されうる、非常に速かな血圧低下作用を有している。さらに、アデ ノシンは、明らかに腎臓のレニンーアンギオテンシン系を遮断することにより、 低血圧を妨げる傾向にあるアンギオテンシンの生成を妨害するのでタキフィラキ シーを生じない。同じ理由で、注入中止後の反動性高血圧は避けられる。
このために、典型的にはアデノシンは所望の低血圧作用を達成するのに十分な量 (あるいは割合)で左尺側皮静脈または中心静脈から静脈内に投与される。左撓 骨動脈のカニユーレによって測定される平均動脈血圧の40mmHgまでの低下 が、重大な副作用なしに容易に達成されることが見出されている。特に、患者が 麻酔されている場合は、房室系伝導のブロックが全く認められない。
低血圧のコントロールに用いられるアデノシンの実際の血漿レベルは個々の患者 、患者の年令、そして所望される低血圧の程度のような要因によって変わるだろ う。
しかし、原側として40〜50 mmHgまで平均動脈血圧を低下させることは 、体重1′F4あたり毎分的0.2〜約0.55119の割合でアデノシンを投 与することにより達成される。
所定程度の血圧低下を達成するのに要求されるアデノシンの量は、ジピリダモー ルの如きアデノシン吸収抑制剤が患者に投与される場合には減少することができ る。アデノシンが人間にコントロールされた低血圧を引き起こすのに有用である という可能性は、犬の実験に基づいたKassell他のrJ、 Neuros urg、、 58: 69−76(1983) Jによって示唆されていた。し かし、この研究は、ジピリダモール、すなわちアデノシンの細胞吸収を抑制する ことによってアデノシンの作用を強化する別の血管拡張剤、の投与中に行なわれ た。ジピリダモールの投与量(1y/Kg)は多く、事実平均動脈血圧を20% 、減少させた。
次ICアデノシンの血圧低下作用が、このジピリダモールの血圧低下作用量に基 づき研究された。平均動脈血圧40 mm/Hgまで血圧を低下させることは5 0μ?/Ky1分の投与量で、標準塩水10〇−当り、アデノシンo、42の注 入で誘発されかつ維持されたことが報告されている。試験でジビリダモールを用 いない場合、低血圧を誘発させるのに5〜10薦y/Ky1分が必要とされ、そ れによって負荷される液体量が過剰になった。Kasselらは犬に低血圧を誘 発するのは困難であり、そして「ジピリグモールの相乗作用なしのアデノシン単 独で、液体量を過剰にしなくても、人に低血圧を誘発するのに十分であろう」と 推測した。前記したように、人での低血圧の効果的誘発はほんの0.2から0. 3 s yay/Kq/分すなわち、犬の有効量よりも30〜50倍低いアデノ シンの投薬レベルで達成される。
このような低い割合はKasselらの情報から予測することは困難である。
ヒトに低血圧コントロールをなすためのアデノシンの連続注入を示すための研究 において、脳動脈瘤手術が予定され、心肺の病歴のない10人の患者(7人は男 性、6人は女性、35〜58才)が選ばれた。
手術の1時間前に、患者にはジアゼパム(10〜20 mg )があらかじめ経 口投与された、アトロピン< o、 s my >とドロベリドール(0,1x y/Kg)が、麻酔の誘発に先立ち静注された。麻酔の招来はチオはンタール( 5翼g/Kr)、続いて作用期間がより長く鎮痛作用がZoであることを除けば 、フエンタニールと薬理作用の似た合成阿片剤であるフェノはリジン(1〜2m g)を用いて開始された。
臭化パンクロニウム(0,1mg/Ky )を投与して気管内挿管法を容易にし た。必要に応じ、麻酔はフェノRリジンおよびドロベリドールの追加投与によっ て維持された。ドロベリドールの総量は0.2 my/ K9を越えず、麻酔の 最初の2時間以内に投与された。フエノハリヂンは血圧が麻酔前レベルを越えな いようにする為に定期的に追加された(大体1g/30〜60分)。過度呼吸を 調節するために、PaCO2値を大体50mmHg(±t s / SEM ) に維持するため、酸素中の60%N20の加湿ガス混合物を用いた。マンニトー ル(1〜1.5r/V4)が手術開始時(例えば、低血圧コントロールの1〜2 時間前)に通常通り与えられた。患者は水平仰臥位で手術された。
1、2 msのプラスチック製カニユーレが全身動脈血圧(MABP)を監視し 、動脈血を採取するため、左撓骨動脈に挿入された。球状の先端で、流動方向を 向いた4重の内腔な有するSwan −Ganzカテーテル(型93A−831 −7,5F。
VIP )が左足側皮静脈を通して経皮的に挿入され、その肺動脈に於ける正確 な位置は圧力の追跡によって定められた。カテーテルは、平均、右心房圧(RA P)、平均肺動脈圧(PAP)、および平均肺毛細血管楔圧(pcwp )の監 視、心臓搏出量の測定と混合静脈血の採取、およびアデノシンの注入のために用 いられた。
もう1本のプラスチック製カニユーレが血液採取のため、右頚静脈球に、逆方向 に経皮的に挿入された。正確な位置はX−線で確かめられた。
ECGは標準胸部(■5)誘導で監視された。心得度数はR−R間隔から測定さ れた。血圧は、胸郭中央部におかれた交換器により測定された。心臓搏出量(Q T)は熱希釈技術を用いた6搏出量計算機(Edwards Lab、 mod e19510)を用いて3回測定された。1℃で10−の等張ブドー糖が、温度 指示薬として用いられた。ECG 、心得度数、血圧、および熱希釈曲線は、G rass[F]ポリグラフに記録された。
血液ガスは適当な電極を用い田、pc○2およびPO2について測定された(R adiorneter、 Copenhagen)。血色素濃度は分光測定によ り測定された。アデノシンとその代謝産物の測定のための試料は、5ollev i氏他、rActa Physiol。
5cand、J 120: 171−76(1984)に記載された方法で採取 された。アデノシンおよびイノシンは、 Fredholm 氏他のrJ、 P hysiol、 (London) 313: 351−67 (1981)記 載のHPLCにより精製および分析された。ヒポキサンチン、キサンチン、およ び尿酸は、Schweinsberg氏他の「J。
Chromatogr、j 181: 103−7 (1980)記載の方法に 従いHPLCにより分析した。ジピリダモールの動脈しくル)まHPLC(rJ 、 Chromatogr、J 162 : 9B−10!l (1979)  )によって測定された。血中乳酸塩は、Tfelt −HansenおよびSi ggard −Andersen (rscand、 C11n、 Lab+I nvest、 J27: 15−19(1971) )の方法に従い測定された 。
測定および血液試料採取は低血圧期の直前、低血圧期中のできるだけ遅い時期( 注入終了1〜5分前)、および低血圧期後の大体60分に行なわれた。
ジピリダモール(5mg/d)はコントロールされた低血圧の導入約20分前に 、(5〜10分間以上かけて、0.3〜D、4ng/に9)静脈内注入された。
この量のジピリタ1モールは、低血圧期中に血漿中に臨床的に適切なレベルを生 ずる(1.2±0.3 pM、 SEM) (Pedersen、 r、y 、  Chromatogr、J162: 9B−103(1979)参照)。
アデノシン(等侵食塩溶液中5 mM、 1.34 *97m1 )は連続注入 (Critikonローラーポンプ、2102A、上大静脈)によって毎分0. 01〜O,’32ry/Kf (x=0.14±0.043腹、8.0±2.7 19/分に相当)の速度で12〜71分間(父=33±3ISEM )で投与さ れた。注入は毎分0.01 yay/Kyの割合で開始され請求められるMAB Pレベルである40〜50 mmHgに達するまで15秒間隔で2倍にされた。
注入されるアデノシン溶液の対応する容量は毎分0.5から17ゴ(父=6±2 5SEM、)の範囲であった。平均低血圧期は32±8分であった。総アデノシ ン量は1.52を越えなかった。血清クレアチニンは、手術前と手術に続く2日 間測定された。標準ECGは手術前日と手術翌日に記録された。
MASP−RAP 全身血管抵抗(SVR)は、式SVR(mmHg/l、分)=。7PAP−PC WP により導かれ、肺虫管抵抗(PVR)は式PVR=QT より導かれた。
酸素含量は、式so2傘x1.34XHb+PO2X0.0!+より(802申 は酸素飽和度)導かれた( Foex氏他のrBr、 J、Anesth、 J 42: 803−4 (1970)参照)。動静脈酸素含有量差(AVDO2) が測定されそしてAVDO2およびQTの生成物としての総酸素消費量(VO2 )を計算するために用いられた。
本研究の結果は、表1〜■にまとめてらり、表中のデータは平均上SEMとして 表示される。統計的有意性(対照1対アデノシン、および対照1対対照2)は対 のデータに対するスチューデン) (Student)のt−テストによって判 定された。005未満のP量が有意であるとみなされた。
9人の患者のプリンレベルはアデノシンによるコントロールされた低血圧期の前 、中および後に測定された。
結果は表1にまとめられている。
表 1 9人の患者におけるアデノシンによって引き越こされたコントロールされた低血 圧期の前、中および後の動脈血漿中のプリンレベル(μM)アデノシン 015 ±0.02 2.45±0.65 0.24±0.060.19±0.03イノ シン 0.04±0.01 3.01±1.480.69±026 0.29± 0.15ヒボキサンチ/ 1.94±0.55 6.28±2.33 3.25 ±1.00(9) (9) (s) キサンチン 5,93±2.04 6.10±1.67 5.49±1.58尿  酸 1852±14.2 198.1±22.7 199.5±28f3*  p<o、oi *” P<0.05、対照ルベルより有意に異なっていることを示す。カシコ内 は観察数。
表■から明らかなように、アデノシンは基礎状態で10−7Mの範囲で存在して いる。アデノシンの連続注入は、動脈のアデノシンレベルを2.45±0.65 μMに増大させた。
キサンチンと尿酸レベルは影響を受けなかったのに対し、アデノシンの代謝産物 であるイノシンおよびヒボキサンチンは注入中に増加した。一度所望の血圧レベ ルに到達すると、注入速度は低血圧期全体を通じて一定に保持できた。注入終了 後、動脈アデノシンレベルは、5〜9分以内に対照値まで戻った。イノシンは循 環から比較的ゆっくりと排出され、注入後20〜40分間は基礎レベルよりも少 し上であった。
中心血行力学的変数は10人の患者全員においてコントロールされた低血圧期前 、中及び30分後に測定され、表■にまとめられている。
表 ■ 10人の患者におけるアデノシンによって引き起こされた、コントロールされた 低血圧期の前、中及び30分後の中央血行力学的変数対照1 アデノシン 対照 2 収縮期血圧(mmHg) 115±678±6キ 130±7*申拡張期血圧( mmHg)61±334±2$71±3*傘平均動脈血圧(mmHg) 82± 346±2*91±4峙右心房圧(mmHg ) ls、8±1172±0.7  5.7S±0.8肺動脈圧(mmHg ) 14.4±1.0 16.5±0 .9 14.7±1.4肺毛細血管楔圧(mmHg) 9.6±1.1 11. 0±1.0 9.9±1.46搏度数(打/分)54±263±3中 58±3 心臓搏出量(t/分’) 4.95±0.51 6.86±0.71中 5.1 7±0.54全身血管抵抗(mmHg7分) 16.65±1.95 6.22 ±060傘1Z70±1.72肺血管抵抗(mmHg7′t、分) 0.97± 0.15 0.82±0.08 0.97±0.15* P<0.01 申I P<0.05、対照1と有意に相異することを示す。
ジピリダモールの注入は、5人の患者で約10 mmHgずつMABPを減少さ せた。アデノシン注入開始時において、MABPは、表Hに示されるように、前 ジピリダモールレベルとは有意に相異してはいない。アデノシンは、1〜2分以 内で46 mmHg (45土5%)にMABPを減少させている。
MABPの減少は、収縮期及び拡張期圧の両者の並行した減少によって引き起こ された。MABPは、低血圧期間中を通じて安定していた。心臓搏出量は、心得 度数の9±2打/分なる小さい増加と並行して4.9から69t/分(44土9 %)に増加した。PVRが変化しなかったのに対し、SVRは16.7から6. 2 mmHg/l1分に減少し、これは61土3%の減少に相当する。RAP  、 PAP、及びPCVilFはアデノシンの影響を受けなかった。
注入中止後、MABPは1〜5分以内にもとに戻った。
MABPはコントロールされた期間中よりも、低血圧期間後に一貫して大体10 mmHg高かったが、反、動性高血圧は起こらなかった。しかし、低血圧期後の MABPはジピリダモール投与前のMABPよりも有意に高くはなかった。心得 度数、QTおよびSVRはMABPの回復と同時に速やかに対照レベルに戻った 。
コントロールされた低血圧期の前、中、及び30分後の9人の患者の酸素含有量 、消費量、及び乳酸塩濃度は表■にまとめられている。
表 m 9人の患者においてアデノシンによって引き起こされた低血圧期の前、中、及び 後に於ける総動静脈酸素含有量差(AVDTO2)、頚動静脈酸素含有量差(A vn502)、総酸素消費量(VTO2)、動脈酸素圧(pao2)、動脈乳酸 塩濃度(La )、及び頚動静脈乳酸塩含有量差(AVDjLa)対照1 アデ ノシン 対照2 AVDT02(d/l) 46.’5±’Ps 29.3±25” 46.8± 3.2AVD 、02 (ml/L ) 852:t:1 o、s 58.1± 14.1申* 74.9±17VT○2 (m//+w) 220±15 19 5±16牢傘 265±16PaO2(mmHg) 111.0±9.8 97 .5±9.0 93.0±52La (ミリ9シp/、乙) 1.46±0.1 7 1.73±[1,201,82±0.20”AVDj La (ミリ−eh /zJ O,02f=0.04 −0.05:I:0.05 −0.06−1= 0.04申P〈0.01 *傘p<o、os、対照1と有意に相異することを示す。
表■より、動脈酸素圧は、アデノシンによる低血圧期の間、変化しないままでら ることがわかる。vo2は、AVD○2が37±5チ減少しているのに伴い13 土4%減少している。動脈乳酸塩濃度は低血圧の影響を受けなかった。
脳のAVDO2は同様に37土13%減少しているが一方動脈−頚静脈の乳酸塩 含有量差は未変化であった。
低血圧期間中後、代謝変数は、動脈乳酸塩濃度における少量の増加を除けば対照 レベルに戻った。
手術翌日のECGは変化しなかった。平均血清クレアチニンレベルは術前83土 4μMでおり、術後の最初の2日間は70±3および71±4μMであった。
アデノシン注入割合は低血圧期間中一定であり、このことはタキフィラキシーが 生じなかったことを示唆する。
上記のテスト後、等侵食塩中の20mMアデノシン溶液が、ジピリダモールでの 前処置が省略された以外は前記と同様の方法を用いて50人の外科手術患者に投 与された。上記と同様の血行力学的作用が0.2〜0.25 my/Ky /分 なるアデノシン量で観察された。表■に示されるように左右心臓充填圧の維持と 結びついたアデノシンを用いて得られた心臓搏出量の高まりはニトロプルシドナ トリウムまたはニトログリセリンを用いて得られたコントロールされた低血圧下 の血行力学的効果と対照的である。
MABP −43$ −36中 −36*RAP +6 −39” −45中 PAP +15 −27中 −34中 PCWP +14 −44$ −45”HR+9中 +22中 +19゜ QT +44* −15傘 −24* SVR−611−29” −16” PVR−15+11 +12 * 、 P<0.01 傘傘 Lagerkranser 氏他、 rActa、Anesth、5ca nd、J 24 :426−52(1980)によるデータ。
申傘申 Lagerkranser 氏のrActa、Anestb、5can d、J 26:45!l−7(1982)によるデータ。
前記の記載から、麻酔中のアデノシンの連続注入は同時に末梢血管抵抗を減少さ せ、心臓搏出量を増加させ、6搏度数を穏やかに増加させる一方でタキフィラキ シーの形跡なしに血圧を有意に減少させうろことが明らかである。
このことは、アデノシンが動脈抵抗血管系の拡張によって血圧低下剤として作用 することを示唆する。対照的に、ニトロプルシドナトリウムおよびニトログリセ リンは前−および後−毛細血管拡張の両者による血圧低下を引き起こす。加えて 、アデノシンによるコントロールされた低血圧は、ニトロプルシドによってもた らされた低血圧よりも良好に組織の酸素圧を保持する。
使用されたアデノシンレベルに於て、麻酔中にこれら患者の房室伝導遮断が起こ らなかったことは特筆すべきである。事実、アデノシンはポーラスの形態でA− V伝導を特異的にブロックする為に用いられる。明らかにアデノシンの最大血漿 濃度は、ポーラス注入による場合はこれらの連続注入中に得られる定常状態レベ ルよりもかなり高い。
例 ■ 高血圧発症のコントロール アデノシンの連続注入はまた、外科手術中に発生する高血圧発症のコントロール にも用いられ得る。かかる発症は、例えば肺浮腫および死を惹起しうるカテコー ルアミンの存在によって特徴づけられるクローム親和細胞腫の手術中にカテコー ルアミンが放出される結果としておこり得る。現在、この状況は、α−及びβ− アドレノセプター遮断剤または血管拡張剤を予め投与することによって予防的に 処置されるが、作用はしばしば不十分である。今、カテコールアミンにより引き 起こされた高血圧発症の場合に、アデノシンの迅速な注入により速やかに血圧が 正常値に戻り、そして発症が去るまで容易に正常圧を維持し得ることが見出され た。かかる高血圧発症の制御に効果的なアデノシン量は、高血圧の程度の如何に よるであろう。しかし、一般に低血圧のコントロールに有用であると判明した量 の約半分、すなわち毎分アデノシン約0.1〜約2.0*y/Kyの範囲である 。
例 ■ 虚血性心疾患における冠循環の改善 腹部血管手術、例えば大動脈瘤の手術を要する患者もまたかかる手術中に、しば しば虚血性心疾患、または心臓組織への血流不全という望ましくない合併症を招 来する可能性がある。従ってイソフルランおよびニトロプルシドのような血管拡 張性質を有する薬物についてかかる手術中に心筋血流を増加させそして末梢血管 抵抗を減少(後負荷減少)させるための使用の可能性が研究されてきている。し かし、それらは冠血流については何ら有利な作用を有していないことが見出され ており、事実冠血流を減少させうる。これと対照的に、連続注入により投与され たアデノシンは、心筋血流の増加に非常に効果的であることが見出されており、 そしてかかる使用に於て、心搏出量の増大を伴っている。
かかる応用に対し、アデノシンの投与割合は、10〜20チより多い血圧減少が ないようにすべきである。一般的には、これはアデノシン0.05〜約0.1  xy/h/分の準位の投与割合を用いることによって達成される。かかる場合、 心筋血流は2倍になることが見出されており、心搏出量は10〜20%増加し、 そして血圧は10〜20%減少し、全てにおいて酸素消費量の変化及び心電図に 虚血の徴候はなかった。
例 ■ 冠血管拡張 アデノシンが、有意な血圧低下を引き起こさない割合での注入により投与される 場合、麻酔されていない、及び麻酔下の患者に於て臨床的に有用な局所作用を有 することが見出された。
例えば血圧低下レベルの10〜15%の準位の投薬量(例えば、0.02〜0. 05翼y/Ky/分)のアデノシンは、明らかに選択的冠血管拡張ゆえに冠バイ パス手術に対する有用な補助薬であり得る。手術中における移植片の血流が低い 場合に冠動脈移植片が手術後によりしばしば閉塞することが報告されている(G rOudin氏他のrcirculationJ42: 5uppl 5 :  106−111(1970)参照)。手術後に投与された低薬量のアデノシンは 、房室伝導に有意な作用を及ぼすことなく移植片の血流を増加させることが判明 した。この目的のためのアデノシンの低薬量投与は適当な移植片血流を生じさせ て閉塞の危険を減少させる必要のある間、実施され得るが、通常その期間は手術 後の48時間を超える必要はない。
冠移植片の閉塞を抑制する為のアデノシンの使用を調査する為に計画された研究 において、9人の患者(45〜65才、全員β−遮断剤を服用)が、冠動脈手術 中に調査された。モルヒネ(10〜15■)及びスコポラミン(0,4〜0.6 mg)を予め投薬した後、フエンタニル(30mcg/V4体重)によって麻酔 した。パンクロニウム(0,1y/縁体重)が気管内挿管な容易にする為に与え られた。麻酔はフエンタニール毎時0.5119、酸素中のN20(50%)及 びドロ/ リドール(0,1*97Ky体重)を用いて維持された。バイパス期 間中にチオメブマール(5mg/Kp体重)が与えられた。亜酸化窒素はバイパ ス後は用いられなかった。体外循環(FCC)はローラー・ポンプ及び結晶質溶 液を備えた5hileyのパプブ酸素供給器を用いて行なわれた。
ECG (修正されたVs )、動脈線及びSwan −Ganzカテーテルが 監視及び血行力学的測定に用いられた。パイ/ぞス移植片(n=15、内側乳房 及び静脈移植片)に於ける血流は、適切な寸法の矩形波電磁流量探針(Nyco tron 752 )を用いて測定された。調査はFCC終了後20〜50分間 行なわれた。対照期(5分)後、アデノシン(5,51117/ml、臨床溶液 )が、平均動脈血圧の約10%の減少を誘発させるために中心静脈に連続注入さ れた(約30〜50μf/Kg1分)移植片の血流はアデノシンの注入前及び1 0または30分の注入中、そして最後に続く5分間の対照期中に連続的に測定さ れた。データは平均±SEMであられされ、相異は先行する期間に対する5tu dent’sの対t−テストを用いて検査された。
本研究の結果は表vVcまとめられている。
平均動脈圧(mmHg) 84±3 74±3 85±3P<0.01 P<0 .01 心搏度数(打/分)82±582±1581±6心臓搏出量(tlo) 4,8 ±0.4 5.6±0.3 5.3±0.3p<o、os n、s。
肺動脈圧平均(mmHg) 16.7±1.2 18.8±1.2 19.9± 1,0RAP (平均) (mmHg) 4.7±0.5 5.3±0.4 5 .8±0.7搏動指数(me/ m2 ) 55.6±2.6 りB、B±2. 0 39.6±2.5身I♀為搏度指数ジシ脅 0.44±0.05 0.4壮 0.85 0.49±0.04表Vから明らかなように、平均動脈圧を12チを 減少させるしにルである49±4μW/Ky/分のアデノシン量が心臓搏出量を 12%増加させそして移植片の血流を倍加させた。同時に、6搏度数、平均肺動 脈圧、中心静脈圧、搏動指数及び左心室搏動仕事指数は実質的に未変化のままで あった。移植片の血流量はアデノシン投与を終了するとその本来の量に回復した 。不整脈は観察されなかった。
このことは、低い投与割合(60〜50μ9 /Ky/分)での静脈内アデノシ ンは、明らかに冠血管系のアデノシンの選択的血管拡張作用ゆえに、心筋の仕事 量を増大させることなく移植片血流の著しくそして再現可能な増大を引き起こす ことを示す。
例 ■ 心臓搏出量の増加 前記のデータから明らかなように、静脈内注入されたアデノシンは心臓の仕事を 増大させることなしに、心臓搏出量を増加させる能力を有する。このことは、患 者の血行力学的状態に応じて心臓搏出量を減少させうる他の血管拡張剤、例えば ニトロプルシド・ナトリウムと対照的である。結果として、アデノシンは、例え ば心臓手術、梗塞などの為、心臓搏出量が低い状態にある患者の心臓搏出を刺激 するために用いられ得る。これは明らかに前負荷への有意な作用を及ぼすことな く後負荷を減少させるアデノシンの能力の為である。対照的に、ニトロプルシド は、後負荷と前負荷の両者を減少させ、そしてニトログリセリンは主として(9 0%)前負荷を減少させることに効果があり、後負荷に対しては最低の作用しか 有していない。
この適用にとっての有効量は、移植片血流の増加に用いられる量と低血圧コント ロールの為に用いられる量の中間である。典型的には、有効量は40〜80μf /Ky1分の準位である。治療期間は、心臓を援助するのに要するだけの期間に し得る。また、アデノシン投与を終了した場合に心臓搏出量は、アデノシンでの 処置期間中における量以下であるが、しばしば処置前の心臓搏出量以上のままで ろることも見出された。
この点で、アデノシンは心臓原性ショックに対するドーパミン治療の補助薬とし て価置かある。ドーパミンは心臓活動を刺激し、それによって血圧を増大させる 為にショックの患者にしばしば与えられる。アデノシンは全身血圧に累を及ぼす ことなしに末梢抵抗を調節し、それにより心搏出量を増大させるために心臓ドー パミンと一緒に投与され得る。
アデノシンは6搏度数を有意に増大させることなしに後負荷を減少させ得るので 、この点に関してその活性が独特である。これと対照的に、心臓後負荷を減少さ せるためにこれまで用いられた薬剤例えば、ヒドララジン及びプラゾシンは6搏 度数を増大させる。
例 ■ 心肺バイノξス期間中の血小板保護 アデノシンの連続注入は、また心肺バイパス期間中血小板の保護に有用であるこ とも見出されている。そのような使用の為には、アデノシンの投薬量を有意な血 管拡張を生ずる量以下に維持することが望ましく、約100μり/Kg/分の投 与割合が効果的であることが見出されている。これと対照的に、血小板凝集を阻 害する為に用いられるプロスタグランジンであるプロスタサイクリンは冠バイパ ス手術中重い全身的血管拡張及び低血圧を生ずる。
冠動脈バイパス手術の予定された25人の患者が無作為に2つのグループに割り 当てられた。一方のグループにはアデノシンが注入され(n=13)、他方のグ ループにはプラシーボが注入された(n=12)。
凝固状態についてのルーチンテストは全ての患者に於て正常であり、誰も、血小 板機能に影響することが知られた薬物を摂取しなかった。高投薬量のフエンタニ ル(100〜150μf/Ky>または平衡麻酔(チオはンタール、フエンタニ ル、ジアゼパム及びN20102 )のどちらかによる静脈麻酔が用いられた。
心肺バイパス(CPB)中、70 mmHg以上の平均動脈血圧(MABP)は 、最終段階または再び暖める時を除いて、血管拡張剤二トロゾルシトナトリウム (SNP)を用いて治療された。CPBは5ARNローラーポンプ、及び200 0rntの結晶質溶液(75I1gヘパリン)を備えた5hiley酸素供給器 (1,0OA)を用いて行なわれた。潅流速度は体表面1m2当り約1.8 r ntに保たれた。穏やかな低体温(25℃)が導入された。心臓の麻痺は(カリ ウムを20mMμ迄加えたラリンゲル液を用いて得られた。ヘパリン(5*9/ Ky )がカニユーレ挿入前にポーラス注射として投与された。
ヘパリンの作用は活性凝固時間の測定により監視された(Hemocron■I nt、 Technidyne Corp、 USA)。この時間(ACT ) は、CPB中、全ての患者で7100秒よりも大であった。CPB終了時に、ヘ パリンの作用は、プロタミン(c、1.3肩g/■ヘハリン)で中和された。A CTはプロタミン注射後10〜20分間検査された。ACT値は120秒で十分 であると見なされた。
血小板数(Lin5on 431 A細胞計数器)およびヘマトクリット値が、 麻酔前、開胸術後、CPB期間中10.20.40.60.80及び100分、 CPB後3後発0分手術翌日に動脈から採取した試料で測定された。血小板数は 麻酔前レベルの百分率で表わされそして血液希釈に対し補正された。MABPは 、撓骨動脈に導入されたカテーテルを通し連続的に監視された。すべての患者は CPB中高張マンニトール(1〜1.5 Y /Ky )が投与されそして尿の 産生をCPB1分当りの−として計算した(表■)。
手術中の血液損失及び輸血は研究例の少なさおよび多くの外科医が関与しなけれ ばならないため、グループ間で比較できなかった。術後の出血量は手術の終了か ら翌朝迄チューブドレナージから血液損失として測定された。
アデノシンを投与されたグループの患者の1人は、CPB後6時間以内の外科的 の理由(移植片の吻合での縫合不全による大量出血のため)による再手術のため 除外された。
アデノシン(5,3■/rnt、臨床溶液)がCPB期間中、上大静脈中に10 0μ? /Ky/分の割合で注入された。アデノジ・lシ量乙に、血管拡張投薬 量一応答が観察された5つのパイロット例に基づく。全身の血管拡張を生じない 最大注入割合が本研究に選ばれた。6例に於て血漿アデノシンレベルは、高性能 液体クロマトグラフィー(HPLC)(Fredho1m氏他、rJ、 Pb1 .5io1.J (London)、 313:351−67(1981))に より、動脈及び静脈(酸素供給器への静脈ライン)血で測定された。アデノシン の代謝産物であるイノシン、ヒポキサンチン、及び尿酸もHPLCにより測定さ れた。試料は、CPB期間中の10.20.40及び80分、およびCPB期間 の20分後に、前述(Sollevi 。
rActa、 Ph1sio1.5cand、J 121: 165−72 ( 1984)のようにして採取された。
結果は、以下の表■及び■にまとめられており、表中でデータは平均上SEMで 表示されている。統計的有意性(対照対アデノシン群)は、不対データに対する 5tudentのt−テストで判定された。グループ内の有意性については、W ilcoxon Pank Sumテストが用いられた。Pが0.05未満のと き、有意であるとみなされた。
表 ■ 患者のデータ 年齢(年)57(範囲47〜66) 57(範囲42〜74)男性/女性 11 /1 12/I CPB時間(分)95±10 120±10アゾ/ シフ 0.3±0.2 3 .7−i=1.3” 5.7:I:2.114.51=1.1” 3.Ofl、 0” 0.4=I:0.P イ ノシン 0.2±0.1 0.9±0.3中 2.4±1.2本 1.6± 0.5中 1.6±0.4中 0.4±o、i動脈 アデノシン 0.3±0.1 0.7±0308±0.4” 0.6±0.3  0.4±0.2 0.3±0.1イノシン 02±0.1 1.5±0.7”  25±1.0中1.2±03中 1.4±0.4* 0.4±0.1尿 酸 2 50±30260±32269±35 250±32249±30 260±6 4中CPB前の値より有意に異なる 表 ■ 覚醒時 100 100 CPB前 9597 CPB中(100頒) 10分 80 96 20分 75 87 40分 65 85 60分 80 91 80分 78 100 100分 77 97 CPB後、 CPBの注入後の時間 30分 70 88 24時間 60 60 表■に示されるように、血小板数は2つのグループで麻酔前と同じでありそして 麻酔と開胸術により変化していない。対照グループでは血小板数は、CPHのは じめの40分間、速やかにそして著しく低下しそしてCPB期間中および後に有 意に減少したままであった。アデノシン注入中、初期の血小板減少は少なく、そ してCPB中20及び40分でのみ顕著であった。CPBの60分からCPB終 了時までと、CPB後60分に於て、血小板数は麻酔前の値と有意に異なっては いなかった。CPB期間全体およびCPB後60分で血小板数に、有意なグルー プ間の差が存在した。手術翌日に血小板数は両方のグループで、グループ間の有 意な差なしに、著しく減少した。
表■に示されるように、動脈及び静脈のアデノシンレベルは、CPB前は正常な 0.3μMの範囲であった。アデノシン注入で静脈血漿濃度が2〜10/JMに 上昇したが、動脈レベルでは最初のCPB期間中大体2倍になった。最初のアデ ノシンの代謝産物であるイノシンだけが注入中−貫して上昇した。
全てのパラメーターは、CPB後20分以内に対照レベルまで戻った。
平均動脈血圧(MABP)は、C’PB中2つのグループ間で有意には異なって いなかった。しかし、ゾラシーボグループでは、7人の患者が、MABPを70  mmHg以下に保つため、ニトロプルシドナトリウムの注入(〈5μ9/Ky /分)を要した。アデノシンを注入したグループではどの患者も血管拡張剤によ る治療を要しなかった。CPB後、アゾンジングループの患者は、やや低いMA BPを示したが、手術の終了時でグループ間に何ら差異がなかった。CPB中の 尿産生は、アデノシン・グループで250d/時であり、対照グループでは50 0m//時(P<0.01.表■)であった。
血清クレアチニンレベルの一過性上昇(正常範囲より10〜20%上)が、術後 2日間、アデノシン・グループの2人の患者と、対照グループの1人の患者に見 出された。
術後血液損失はグループ間で異なっていなかった。
患者は全員、術後24時間以内に抜管されそしてすべてが正常に回復した。神経 学的合併症の臨床的徴候は何らみられずそしてすべての患者が退院した。
例■ 心臓麻痺液へのアデノシンの添加 心臓麻痺は、心臓を止め、心肺パイノξス期間中の心筋酸素消費を減少させるた めに関心手術の間誘発される。
これは現在一般に、冠血管に注入される高濃度のカリウム(20ミリモル/L、 正常血清レベルの4倍)を含有する水冷溶液によって達成される。高濃度のカリ ウムは効果的に不全収縮を起こすが、また、血管内皮に損傷を引き起こすことも よく知られている。後者は、永久的な冠血管狭窄症を引き起こす可能性がある。
前記のデータは、人間の患者に於て、アデノシンが冠血管拡張剤として有効であ り、循環している血小板を保獲することを明確に示している。アデノシンは、ま た、種々の組織中で、高エネルギー燐酸塩(ATP)中に組み込まれることが知 られている。さらに、DruryおよびezentGyorgyi (rJ、  Physiol、 J (London) 68 : 213 (1929)の 早期の研究以来、高濃度のアデノシンは心ブロックを生じ得ることがよく知られ ている。
これらの4つのアデノシンの作用は全てヒトの患者に心臓麻痺を誘発させている 開存用である。第一に、血管拡張作用は、カリウムの血管収縮作用を打ち消し、 それによって心臓麻・痺液の投与に要する時間を減少させ得る。
このことは、より速やかな冷却およびそれによるより速やかな不全収縮をもたら すであろう。第二に、血小板活性化に及ぼすアデノシンの抑制作用によシ0、こ の冷却期中の冠循環における血小板凝集が阻止され得る。第三に、心臓が適切な 酸素供給を得ることなしに搏動している場合、アデノシンは、この状態下で、基 質として役立ちそして、心筋のATP中に組み込まれ得る。最後に、高濃度のア デノシンのよく知られたA−Vブロン2作用は、不全収縮の導入に用いられ得る 。かくして心臓麻痺液中のカリウム濃度は、血管内皮を損傷しないレベルにまで 減少され得る。
これらの4つのアデノシンの作用はすべて心臓麻痺の導入中に冠循環中へ0.5 〜1.5897m1のアデノシンを含有する心臓麻痺液を投与することにより、 達成され得る。通常、アデノシンが、この目的のために大動脈根を通して投与さ れる場合、心臓麻痺液は毎分50〜150ゴの割合で約10から約20分間にわ たり投与されよう。
国際調査報貨 mlemallIIlal am。llf#12゜IN6 訂/正85/α宵2 3b′f′″″I^−”’−昧PCT/jE851004231+nenw+u ′l^I′15−″””’PCT/SE85100423

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.房室心ブロツクが回避されるような状況下患者に血行力学的作用を及ぼすの に十分な量のアデノシンを患者の血流中に連続的に投与することからなる、患者 の血行力学性を調節する方法。
  2. 2.アデノシンが、手術中の麻酔された患者に投与される前記請求の範囲第1項 記載の方法。
  3. 3.アデノシンが、コントロールされた低血圧を誘発させるのに有効な量で前記 患者に投与される、前記請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 4.アデノシンが、体重1kg当たり、毎分約0.2〜約0.35mgの割合で 投与される、前記請求の範囲第3項記載の方法。
  5. 5.アデノシンが、高血圧発症をコントロールするのに有効友量で、投与される 、前記請求の範囲第2項記載の方法。
  6. 6.アデノシンが、体重1kgあたり毎分約0.1〜約0.2mgの割合で投与 される、前記請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 7.アデノシンが、房室伝導の有意なブロツクを生じるのに十分な量以下で意識 のある患者に投与される、前記請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.アデノシンが選択的冠血管拡張をもたらすのに有効な量で前記患者に投与さ れる、前記請求の範囲第7項記載の方法。
  9. 9.アデノシンが、冠動脈移植片の血流を増加させ、それによつて前記の移植片 の閉塞出現率を減少させるために投与される、前記請求の範囲第8項記載の方法 。
  10. 10.アデノシンが約0.03〜約0.05mg/kg/分の割合で投与される 、前記請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.アデノシンが前記患者に、心搏出量を増加させるのに十分な量で投与され る、前記請求の範囲第7項記載の方法。
  12. 12.アデノシンが、約0.03〜約0.05mg/kg/分の割合で投与され る、前記請求の範囲第11項記載の方法。
  13. 13.患音の冠バイパス手術中の血小板の損失を減少させるのに有効な量のアデ ノシンを患者の血流中に連続的に投与することからなる、冠バイパス手術中の血 小板の損失を抑制する方法。
  14. 14.アデノシンが、約0.05〜約0.15mg/kg/分の割合で前記患者 に投与される、前記請求の範囲第13項記載の方法。
  15. 15.心臓麻痺の誘発を促進するのに十分な量のアデノシンを前記の患者の冠循 環中に連続的に導入することからなる、前記請求の範囲第1項記載の方法。
  16. 16.アデノシンが前記患者に、約1〜約1.5mg/mlの濃度で約50〜約 150ml/分の割合で投与される、前記請求の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.少なくとも1mg/mlのアデノシン濃度にて約0.4〜約3gのアデノ シンを含有する、生理学的に許容し得る水溶液からなる、患者への連続静脈注入 に適したアデノシンの単位投与形態。
  18. 18.前記アデノシンが等張食塩水中に存在する、前記請求の範囲第15項記載 の単位投与形態。
  19. 19.患者の高血圧発症をコントロールするための薬剤の調製にアデノシンを使 用すること。
  20. 20.患者に選択的冠血管拡張を生ずる薬剤の調製にアデノシンを使用すること 。
  21. 21.患者の冠動脈移植片の血流を増加させる薬剤の調製にアデノシンを使用す ること。
  22. 22.患者の心搏出量を増加させる薬剤の調製にアデノシンを使用すること。
  23. 23.患者の冠バイパス手術中の血小板損失を防止する薬剤の調製にアデノシン を使用すること。
  24. 24.患者に心臓麻痺の誘発を促進させる薬剤の調製にアデノシンを使用するこ と。
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