JPS6350069Y2 - - Google Patents

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JPS6350069Y2
JPS6350069Y2 JP17018686U JP17018686U JPS6350069Y2 JP S6350069 Y2 JPS6350069 Y2 JP S6350069Y2 JP 17018686 U JP17018686 U JP 17018686U JP 17018686 U JP17018686 U JP 17018686U JP S6350069 Y2 JPS6350069 Y2 JP S6350069Y2
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JP
Japan
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pouring
pressure
molten metal
chamber
pressure circuit
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JP17018686U
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JPS6376361U (ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気圧を利用して例えばアルミ鋳物
の製造の際にアルミニウムの金属溶湯を鋳型に自
動的に注湯する装置に関する。
(従来の技術) 金属溶湯を空気圧を利用して押出す注湯装置と
しては、第4図に示すように注湯室1と保持室2
を有すると共に両室は傾斜した貫通孔3で連通さ
れている。また、注湯室1には導湯管4が挿入さ
れ、導湯管の上部に注湯管5が設けられる。さら
に、注湯室1を密閉する蓋6に設けられた加圧口
7には並列に接続された本圧回路a、予備圧回路
bを経て空気圧用圧力源であるブロア8から高圧
空気が送られて注湯待機、注湯、排気の3工程を
行う。なお、本圧回路a、予備回路にはいずれも
減圧弁9,10及び電磁弁11,12が接続され
ている。なお16は排気弁である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来品ではブロアー自身の発熱により運転開始
時より徐々にブロアー付近の温度が上昇し、温度
が安定するまで季節により変動はあるが大凡15分
程度かかつた。また、これに伴い加圧空気も加熱
されるので、温度が安定するまでは空気密度の変
化により、加圧圧力も変動するため注湯量が一定
しない。すなわち運転開始時の低温時には加圧空
気の温度が低くて空気密度が高いため、安定時に
比べ減圧弁の一次側圧力が高くなり、減圧弁の二
次側もこの影響を受け、圧力が高くなる為、出湯
量が多くなりすぎるという問題があつた。
さらに、ブロアー運転中に注湯指令が出ない場
合には、電磁弁11,12が閉の状態で加圧空気
を封じ込んでブロアーが空転することになり、加
圧空気の温度が定常運転時より上昇し、空気密度
が低くなり圧力が低下することになり、出湯量が
通常運転時より減少するという問題があつた。
要するに、運転開始時と継続時とでは空気に温
度差が生じるため、減圧弁を通過した空気にも運
転開始時と継続時とでは温度差が生じて加圧力に
差が生じ、このために注湯量に差異が出て精度の
高い注湯が困難であつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、かかる問題を解決し、高精度に注
湯量を確保すべくなされたものであつて、注湯室
と保持室とを有し、保持室から注湯室に向けて上
向きに延びる貫通孔により注湯室と保持室を連通
し、その下端が前記貫通孔の注湯室開口部より下
方に位置する導湯管を注湯室に挿通し、該導湯管
に続き注湯管を設けると共に、空気圧用圧力源に
続き減圧弁と電磁弁とからなる予備圧回路と本圧
回路を並列に接続して、排気弁を経て注湯室の加
圧口に連通させた金属溶湯自動注湯装置におい
て、予備圧回路および本圧回路の一次側に本圧回
路の設定圧よりも高い圧力で作動するリリーフ弁
及び排気弁を接続したことを特徴とする金属溶湯
自動注湯装置に係る。
(作用) この考案では予備圧回路bまたは本圧回路aを
通して圧力空気を送り込んでいる時は、リリーフ
弁17が働き、余剰空気を大気中に放出する。こ
のため一次側圧力を常時安定させ減圧弁の二次側
圧力も安定する為、作業の経過時間に関係なく均
一の注湯量を確保する。
また予備圧回路bおよび本圧回路aに圧力空気
を送り込まない時には、排気弁18を開にし、発
生した圧力空気の全てを大気中に放出する。この
ため加圧空気を封じ込んだ状態でブロアが空転す
ることがなく、圧力空気の昇温を抑制し、一次側
圧力の低下を防止し、注湯量を安定させる。
(実施例) 次に図面によりこの考案の実施例を説明する
と、本考案の装置は耐火物と断熱材の組合せから
構成され、仕切壁13により注湯室1と保持室2
に区画される。仕切壁13には保持室2から注湯
室1に向けて上向きに延び、注湯室1における開
口部14が保持室2側の開口部15よりも上方に
位置するような貫通孔3が設けられ、該貫通孔に
より両室を連通する。注湯室1には導湯管4が挿
入され、さらに導湯管上部には注湯管5が形成さ
れる。
注湯室1に通ずる加圧口7は並列に接続された
本圧回路a、予備圧回路bを経て空気圧用圧力源
(ブロア)8と通じており、加圧空気が注湯室1
に送られる。また本圧回路aと予備圧回路bには
夫々減圧弁9,10と電磁弁11,12が接続さ
れ、また、両回路の二次側に排気弁16が設けら
れる。
さらに、両回路の一次側には本圧回路aの二次
側よりもやゝ高い圧力で作動するリリーフ弁17
を設けると共に、排気弁18を設けて、本圧回路
a、予備圧回路bが共に閉である場合に全ての圧
力空気を大気中に放出させる。
注湯待機状態においては、第1図に示すように
ブロア8で発生した圧力空気は予備圧回路bの減
圧弁10で必要な予備圧に減圧し、電磁弁12を
経て注湯室1に供給される。注湯室1では圧力空
気が室内の溶湯を押し下げて貫通孔3を通して保
持室2に押し出し、湯面を貫通孔3の開口部14
まで下げる。この際溶湯の一部は導湯管4内を上
昇して注湯管5の手前にまで達し注湯待機状態と
なる。この時点では予備圧回路bの電磁弁12は
開であり、本圧回路aの電磁弁11、減圧弁9は
閉となつており、リリーフ弁17が余剰の空気を
放出しブロア8近傍の圧力空気の上昇を防止す
る。
更に、第2図に示す注湯状態においてはブロア
8で発生した圧力空気は本圧回路aを通して注湯
に必要な圧力を注湯室1に送り込む。即ち本圧回
路では減圧弁9で予備圧よりも500mmAg程度高く
設定し、電磁弁11,12を開とし、他を全て閉
とすると、注湯室1の溶湯は導湯管4を経て注湯
管5から流出する。この際リリーフ弁17は余剰
の圧力空気を放出する。
第3図に示す排気状態においては、ブロア8が
回転を続けながら排気弁16を開にすると、注湯
室1内の圧力空気は大気に放出され、注湯室1と
保持室2の液面は同一高さとなる。この時、ブロ
ア8近傍の排気弁18も開にし、発生した圧力空
気の全てを大気中に放出する。
(効果) この考案は、予備圧回路及び本圧回路の一次側
に本圧回路の設定圧よりも高い圧力で作動するリ
リーフ弁及び排気弁を接続したので、温度変化に
よる一次側圧力の異常高圧をリリーフ弁により抑
制することができた。また、本圧回路、予圧回路
が閉の場合は余剰空気を排気弁により大気中に放
出するので圧力空気の昇温を防止できた。
この為、減圧弁の二次側の圧力変動を小さくす
ることができ、注湯開始時点から運転状態のいか
んにかかわらず常に一定の注湯量を確保すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の注湯待機時におけ
る概略図、第2図は注湯時の要部の概略図、第3
図は排気時の要部の概略図、第4図は従来品の概
略図である。 1……注湯室、2……保持室、3……貫通孔、
4……導湯管、5……注湯管、8……空気圧用圧
力源(ブロア)、9,10……減圧弁、14,1
5……貫通孔の開口部、16……排気弁、17…
…リリーフ弁、18……排気弁、a……本圧回
路、b……予備圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注湯室と保持室とを有し、保持室から注湯室に
    向けて上向きに延びる貫通孔により注湯室と保持
    室を連通し、その下端が前記貫通孔の注湯室開口
    部より下方に位置する導湯管を注湯室に挿通し、
    該導湯管に続いて注湯管を設けると共に、空気圧
    用圧力源に続き減圧弁と電磁弁とからなる予備圧
    回路と本圧回路を並列に接続して、排気弁を経て
    注湯室の加圧口に連通させた金属溶湯自動注湯装
    置において、予備圧回路および本圧回路の一次側
    に本圧回路の設定圧よりも高い圧力で作動するリ
    リーフ弁及び排気弁を接続したことを特徴とする
    金属溶湯自動注湯装置。
JP17018686U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPS6350069Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17018686U JPS6350069Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17018686U JPS6350069Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6376361U JPS6376361U (ja) 1988-05-20
JPS6350069Y2 true JPS6350069Y2 (ja) 1988-12-22

Family

ID=31104689

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JP17018686U Expired JPS6350069Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JPS6376361U (ja) 1988-05-20

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