JPS63500587A - 容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 容　器 本発明は、開口部分と密閉部分とを有する容器本体と、中央蓋部分とこの蓋部分 の外側に設けられた周縁部分とを有する蓋と、容器を密閉するために蓋を容器本 体に密封式に固定する１つ以上の結合部材と、および開放手段とからなる簡易開 放容器に関する。開放手段は、蓋の中に設けられかつ強度低下領域で形成される 弱化部分を含み、弱化部分は結合部材の内側に位置しかつ開口部分の周縁方向に 伸長し、この場合間口部分の周りの少なくとも一部で伸長する。弱化部分におい て、中央部分は周縁部分ｌ１３接領域から切離し可能である。

簡易開放容器が必要となる場合は多い。多くの具体例において、開放された容器 が容易に再密封ができることを要求される場合もある。容易に再密封できること は一般に、容器の中味が順次に消費される場合に要求される。このように容器の 中味が少量づつ使用されるのは、容器が食品の貯蔵用に使用されるときにしばし ば行われる。

上記の目的のために容器に対しめられる他の要求は、不意に容器が開くことがで きるだけないような構造でなければならぬ点である。特に例えば周縁弱化部分の ような弱化部分が容器の蓋に設【プられた具体例においては、弱化領域の内側の 蓋部分に圧縮力がかかった場合、不意に口が開く危険性がある。

従って本発明は上記のような要求が満足される容器に関する。

本発明によれば、容器本体の開口部分には、所定領域内で弱化部分の下側に陥没 部即ち凹部が設けられる。開放手段は支持点く支持領域）内にジャーナル支持さ れた「てこ」作用ユニットを含み、このてこ作用ユニットは引張り部材と圧縮部 材とを含み、これらの部材は支持点（支持領域）をはさんで両側に配置される。

圧縮部材は陥没部、即ち凹部上に設けられた弱化部分の領域またはその隣接部内 の蓋の外面に衝当する。引張り部材を引上げると支持点（支持領域）の周りにて こ作用が形成され、圧縮部材は弱化部分の領域またはその隣接部内に押付けられ て、材料をその部分で切断する。弱化部分が切断または貫入されると弱化部分が 引離され、その後は容器を開放づるのに必要な力は極めて小さい。

スチツク材料のリベット状部材で中央蓋部分に固定される。蓋がプラスチック材 料からなる場合は、リベット状部材も一般にプラスナック材料とする。リベット 状器具がプラスチック材料のときは、一般に蓋と一体部分に構成される。

本発明の１つの実施例においては、圧縮部材は支持点の末端の領域でその端縁が 終端じ、端縁は弱化部分のほぼ上方に配置される。引張り部材は引張り輪として 設計されることが多い。

本発明のさらに他の好適実施例においては、間口部分にフレヤ付フランジが設け られ、このフランジに蓋の周縁部分が密封固定される。ある例では、蓋の周縁部 分がフレヤ付フランジからなっている 一般には蓋の中央周縁部分は蓋のフレヤ付フランジより低い位置に設けられるが 、一方他の例では蓋の中央部分はこのフレヤ付フランジと同位置かまたはそれよ り高い位置に設けられる。

本発明のさらに他の好適実施例においては、各結合部材は溶接で構成され、プラ スチック容器の場合溶接は超音波溶接で形成するのが好ましい。ある例では弱化 部分は、結晶化により強度を低下した材料領域で構成される。本発明の性質と概 要は、添付図面に関する下記の簡単な説明とそれに関する説明とから容易に理解 されよう。

添付図面において、 第１図から第７図は容器の外蓋が本発明により容易に開放できるように設けられ た本発明の一実施例を示し、第８図は工場密封容器の一実施例の切断部分を示し 、第９図は容器の開放が開始される領域で、容器の開口部分を切断した一実施例 の斜視図を示し、 第１０ａ図および第１０ｂ図は工場密封容器の開放が開始される領域で、工場密 封容器の開口部分を切断した一実施例の部分断面図であり、および 第１１図は本発明による容器の他の実施例の部分断面図である。

図面には、容器本体１１と底部部分１８とからなる容器１０の異なる実施例が示 される。容器本体は開口部１２を有し、開口部１２は蓋２０に対する固定部分１ ３で境界が形成される。図示の実施例は容器本体には、固定部分１３から底部部 分１８の方向を見ると、容器の周縁方向に伸長する肩部１４が設けられ、好適実 施例においては肩部１４は容器の全周縁に伸長する。第１図〜第７図から分かる ように、肩部は追加の内蓋即ち内隔壁３０の支持台を構成する。この場合肩部に は原則として、少なくとも１つの周縁に方向づけられかつ上方に突出したビード （盛り上げ部）１５が設けられ（第９図参照）、ビード１５は内蓋の引剥がしが 開始される領域内に出つばり部分１６を有する。ある例では肩部は主として間口 部分への支持部を提供するように設けられ、一方他の例ではその主目的は拘束手 段を構成することであり、拘束手段は容器を再密封するとき蓋の底部部分方向へ の移動を制限する。本発明はまた肩部またはその対向部が全く設けられない場合 も含んでいる。しかし上に開示された諸機能の１つで他の特許性をすべて無効に するものでないことは当業者には明らかであろう。

ある実施例では、容器本体には肩部１４と固定部分１３との間に壁部分１９が設 けられ、壁部分はぼ容器本体の軸方向を向くことが好ましい。図面はまた、容器 本体内に設けられた凹部即ち陥没部１７を示す。隅角部がある場合、１つの好適 実施例では、凹部は容器の１つの隅角部にずぐ隣接して設けられる。従って容器 の貯蔵空間への影響は最小限にくい止められ、同時に容器の開放は、弱化部分に 穴開けがなされるとただちに、穴開けおよび開放の観点から、言い換えると連続 的な引剥がしおよび開放工程に必要な引張力の方向という点から最も好ましい領 域から容器の開放が始まる。ある実施例では、容器本体には例えばアルミニウム 箔、エチルビニールアルコール、ポリ２塩化ビニルなどからなる遮断材料４０の 層が設けられる。

内蓋３０の寸法は、中に挿入されて開口部内の例えば肩部１４で密封固定される ように容器本体の開口部に合わせられる。本発明のある好適実施例では、このよ うな固定は、ビード１５に対して例えばヒートシール法で行なわれる。内蓋には その境界端縁３４につまみ部材３２が設【プられ、つまみ部材３２は図面におい てはフラップ３４として示されているが、他の実施例では内蓋３０の周縁の短い 部分または長い部分に沿った延長端縁３３の折返し部分で構成してもよい。ある 実施例においては、遮断材料４１の層が内蓋の中に含められ、遮断材料は例えば 前記の型の材料で構成される。

以後しばしば第１図の蓋または外蓋２０として呼ぶ蓋２０は一本発明の範囲に制 限解釈をつけるものではない一図示の通りである。ある実施例においては、蓋２ ０には容器本体の固定部分１３に対応し蓋の周縁方向に固定部分２３が設けられ る。弱化部分く引剥がし線２２、第８図参照）を間に挟んで固定部分は蓋の中心 に向かって中央蓋部分２９に結合されるが、中央蓋部分２９は、容器の開口部上 において、容器から引離される蓋の部分を構成する。

中央蓋部分には原則として引剥がし線２２に隣接した領域に垂下部分２４ａ、ｂ （第４図および第８図参照）が設けられ、垂下部分の底部方向への深さは、垂下 部分が肩部１４の付近まで伸長す流側においては、この蓋にもまた例えば前記の 型の遮断材料の層４２が含められる。

図面はまた容器本体の固定部分１３が第１の蓋の固定部分２３に対し永久結合部 ２１により密封結合される方法を示すが、この永久結合部は本発明の好適実施例 では垣音波溶接による溶接継手で構成される。溶接継手を位置決めしかつ溶接部 の形成を容易にするために、固定部分１３．２３の少なくともいずれか一方に少 なくとも１本の溶接カム６１が設けられ、相手側の固定部分と対面する。このよ うな溶接カムの位置は第４図の６１で図示されている。

図面はまた第１の蓋２０に引剥がし器具５０が設けられることを示す。引剥がし 器具５０には引剥がし器具を第１の１２０に取付ける固定部材５２の片方側に引 張り輪５１が配置され、一方引剥がし器具の固定部材５２の他方側には突起部分 ５４が設けられ、１つの好適実施例においては、突起部分５４は蓋の外面に当接 する端縁５５によりその端部領域で終端する。引剥がし器具は比較的剛性な材料 、好ましくはプラスチック材料で構成される。固定領域内またはその内側で、開 口部分に機械的に安定した端縁１００が設けられ、端縁１００はほぼ垂直な壁部 分１９と凹部１７との中間部を形成する。引剥がし器具は上記端縁の周りでてこ を形成する。

安定端縁１００と引張り輪５１のつまみ部分との間の距離は、安定端縁と突起部 分の端Ｉ！５０との間の距離より長いので、引張り輪が持上げられた際にてこ作 用が形成され、これにより弱化引剥がし線２２に沿った破壊が容易になる。

弱化引剥がし＄！２２に関して、これが溝状凹部として形成されるように図示さ れている。しかしある実施例においては、弱化部分が例えば材料の結晶を変える ように材料を熱処理することにより材料の強度を低下するべくプラスチック材料 を処理することにより形成可能であることは、当業者には明らかである。

同様に本仕様の本体では、本発明の実施例において弱化部分は閉ループとして示 されているが、ある具体例では弱化部分は、容器を開放するとき第１の蓋２０の 中央蓋部分２９が容器本体に固着されたまま残るように、容器開口部の周縁の１ 部分のみに設けることが可能であることは当業者に明らかである。

本発明による容器が使用されるとき、容器には所定の製品が充填され、その後第 ２のＭ２Ｏ（使用される場合）が装着され容器本体１１に密封固定される。その 後第１の蓋２０が装着されて同様に容器本体に密封状に固定される。容器が開放 されるとき、５　蓋２０の中央蓋部分２９が固定部分２３から全体でまたは一部 で切離されるが、これは図示例のように引剥がし器具５０により行なわれる。引 張り輪５１が持上げられると、引剥がし器具は中央蓋部分２つの結合部を固定部 分２３に達するまで破壊し、このとき弱化部分２２は貫通およびまたは破壊され る。部分２２が切断されるとき、蓋を連続的に引離すのに必要な力は比較的小さ くてよい（第６図および第７図参照）。第１図の蓋の中央蓋部分２９が引離され たあと、第２の蓋３０（使用される場合）は図示の実施例のようにつまみ部材３ ２により引離される。その後容器は完全に開放され、内容物は使用可能となる。

第１の蓋２０の中央蓋部分は容器の再閉止蓋として使用可能で、この場合本発明 のある実施例においては、底部方向に突出する垂下部門２４ａ、ｂは、肩部１４ と協働して中央蓋部分の容器内への下方運動を１ｌＩＩＩ限する拘束手段を構成 する。これは特に弱化部分が、容器本体の壁部分１９の内面とほぼ一致するよう に配置されたときに適用される。ある実施例においては弱化部分２２は、それが 切断されたときに蓋の中央蓋部分上にフレア付フランジが残るように配置される 。フランジは容器本体の固定部分１３と協働して蓋部分が容器の底部方向に移動 するのを制限する。弱化部分の上記のような配置の結果、工場蜜月容器の蓋材料 は、弱化部分の両側で間口部の固定部分１３により支持される。この配置により 、弱化部分付近で内蓋部分に向かって外力がかかっても弱化部分の破壊が防止さ れる。蓋部分の垂下部分２４ａ、ｂは原則として、間口部分の内壁に当接して容 器の再閉止蓋を密封するような寸法を有する 第９図は、第１の蓋２０と第２の蓋３０との開は始め領域がそれぞれ相互に離し て配置されている容器の１実施例を示す。従って第２の蓋のつまみ部材３２に手 が届くためには第１の蓋の中央蓋部分２９は比較的大きく持上げねばならないの で、なにが不正行為があればすぐ分かる。

第１１図は第１の蓋２０の１実施例の開口部分の部分断面図である。この部分断 面は引剥がし器具の横の位置に相当する。蓋には垂下部分２４ａに１個以上の突 起部分２５が設けられ、突起部分２５は、壁部分とともにスナップ係合機能を形 成するために肩部１４と固定部分１３との間の領域でほぼ垂直な壁部分１９と協 働する。

この目的のために壁部分１９は下方に向ってやや外側に傾斜する。

蓋の垂下部分２４ａ内にある程度のばね作用を形成するために、第１１図に示す 例ではこの部分は２つのほぼ垂直な壁部分２６ａ。

ｂからなり、壁部分２６ａ、ｂはほぼ水平な壁部分２８で結合され、壁部分２８ は垂直な壁部分と共にチャンネル状の溝２７を形成する。

このような構造にすることにより蓋は加熱成形で製作することも可能である。こ れらの図では容器は多角形断面を有するように図示されてきた。しかしながら本 発明は、例えば円形、楕円形、または多角形の一部と曲線とを含む組合わせなど の任意の断面形状にも適用可能であることは当業者には明らかである。

上記の本発明の実施例は原則として内蓋と外蓋とを有するけれども、本発明はま た、上記の第１０蓋（外蓋）に相当する設計の単一の蓋だけが設けられた容器も 含むことは当業者には明らかであろう。

上記の説明は本発明の限られた数の実施例について行なったが、本発明は添付の 請求の範囲の主旨と範囲内に入る多数の実施例をも予想するものであることは当 業者ならば容易に分かるであろう。

国際調査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. （１）開口部分と密閉底部部分とを有する容器本体と、中央蓋部分とこの中央蓋 部分の外側に設けられた周縁部分とを有する蓋と、前記容器を密閉すべく前記蓋 を前記容器本体に密封状に固定する１つ以上の結合部材と、前記蓋内に設けられ かつ強度低下の材料領域で形成される弱化部分を含む開放手段とからなる簡易開 放容器であって、前記弱化部分が前記結合部材の内側に位置してかつ前記開口部 分の周縁方向に伸長し、この場合開口部分の周りの少なくとも一部で伸長してお り、前記中央部分が前記弱化部分において前記周縁部分の隣接領域から切離し可 能であり、前記開口部分が限定領域において前記弱化部分の下側に凹部を備えて おり、および、前記開放手段が支持点または支持領域内にジャーナル支持された 「てこ」作用ユニットを含み、前記ユニットは引張り部材と圧縮部材とを含み、 圧縮部材が前記弱化部分の領域またはその隣接部材の前記蓋の外面に当接し、こ こで前記弱化部分が前記凹部上に整った状態で配置され、前記引張り部材を引上 げると前記領域に対してかかる圧縮力により前記弱化部分において材料を破壊可 能なことをを特徴とする簡易開放容器。
2. （２）前記弱化部分が、例えば前記蓋内の溝で形成された薄肉材料部分を構成す る請求の範囲１に記載の容器。
3. （３）前記圧縮部材には支持点または支持領域のそれぞれの末端に端縁が設けら れ、前記端縁はほぼ前記弱化部分の上部に配置される請求の範囲１または２に記 載の容器。
4. （４）前記蓋が結晶化可能プラスチック材料で製作され、前記弱化部分は結晶化 によって強度を低下した材料領域で構成される請求の範囲１から３のいずれかに 記載の容器。
5. （５）前記開口部分にフレア付フランジが設けられ、このフランジに前記蓋の周 縁部分が密封状に固定される請求の範囲１から４のいずれかに記載の容器。
6. （６）前記蓋の前記周縁部分がフレア付フランジを形成する請求の範囲５に記載 の容器。
7. （７）前記凹部が前記容器の前記開口部分の１つの隅角部に一致して設けられる 請求の範囲１から６のいずれかに記載の容器。
8. （８）各結合手段が溶接で構成される請求の範囲５または６に記載の容器。
9. （９）溶接がプラスチック材料容器においては超音波溶接で形成される請求の範 囲８に記載の容器。
10. （１０）前記てこ作用ユニットが中央蓋部分に固定される請求の範囲１から９の いずれかに記載の容器。
11. （１１）前記てこ作用ユニットが前記中央蓋部分にプラスチック材料のリベット 状部材で固定される請求の範囲１０に記載の容器。
12. （１２）前記リベット状部材が前記蓋と一体部分で横成される請求の範囲１１に 記載の容器。
13. （１３）前記引張り部材が引張り輪で構成される請求の範囲１から１２のいずれ かに記載の容器。