JPS6349726A - 回転多面鏡を用いた走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要］ 本発明は、回転多面鏡を用いる走査装置において、回転
多面鏡の前面に設けたガラス等の透明板により生ずるフ
レア光が感光体に’Ｊ６’ｌを与えるのを防止するため
の装置を提供するものである。

〔産業上の利用分野〕

回転多面境を用いる走査装置に係わる技術分野に関し、
回転多面鏡を用いるレーザー書き込み装置等の用途に用
いられる。

〔従来の技術〕

従来、回転多面境を用いた走査装置において、回転多面
鏡を密閉室内に配置した場合、密閉室への回転多面鏡の
光路にガラス等の透明板を設けており、入射光は透明板
を経て回転多面鏡に、そしてその反射光は透明板を介し
て例えば感光ドラムに到る光路についてみると、第４図
（イ）　（ロ）から明らかに示されるように、入射光の
一部は透明板１０の表面及び裏面で反射し、その反射光
は感光ドラム１７上の画像にノイズとして悪影響を与え
ている。第４図（イ）（ロ）において、入射光の一部は
透明板１０の表面で反射し、この反射光ａ１は感光ドラ
ム１７上の定位置ｂ１を照射しつづけると共に、透明板
１０を透過し回転多面鏡２により反射した光の一部が透
明板１０の裏面で反射し、再度回転多面鏡２へ向って透
明板１０を透過した光線ａ２は感光ドラム１７上の位置
ｂ２を照射し、このｂ２の位置は感光ドラノ・１７上の
主光線Ａによる感光ドラムエフ上の光像Ｂの動きに追従
して移動する。この主光線Ａによる感光ドラム１７上の
光像Ｂ以外の透明板１ｏによる光像ｔ）＋、ｂ２はノイ
ズとして感光ドラム１７上に記録され、このノイズを除
くため、ガラスの如き透明板に反射防止被覆をコーティ
ングする等の増透処理を施して、主光線Ａに対する透明
板の表面反射光ａ１％裏面反射光ａ２を小さくし、画像
に影響を与えないようにしている。

しかし、増透処理による反射光を小さくすることができ
ても、画像に対する影響をなくすことはできない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、従来の欠点を除くと共に、ガラスの如き透明
板に増透処理と全く異なる技術手段により、回転多面境
を用いた走査装置におけるガラスの如き透明板により画
像に生じる悪影響を■止する手段を提供するものである
。

ｃ問題点を解決するための手段〕 本発明は、回転多面鏡に対する光線の入出部に透明板に
配置しなる走査装置において、回転多面鏡の軸に対して
透明板の面を所定角度傾けたことを特徴とするものであ
る。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１図、第２図について説明する。

ハウジング１上には、入射ビームを回転多面鏡２に導び
く光路上に、ＬＤユニット３　（ＬＤとコリメータレン
ズからなる）、第一シリントリカルレンズ４が配置され
、回転多面鏡２からの反射光の光路上に、ｆθレンズ５
が配置されている。

ハウジング１には、ＬＤユニット３、第一シリントリカ
ルレンズ４、ｆθレンズ５に対応する位置に円筒状部６
が形成され、該円筒状部６には、モーター８のケーシン
グ９の」二部に位置した回転多面鏡２が収納される。

円筒状部６内に位置する回転多面鏡２は密閉状態に保持
されるため、円筒状部６の下端はケーシング９の円筒状
部９ａと嵌合密接され、円筒状部６の上端は遮音板１１
が固定され、且つ回転多面鏡２とＬＤユニット３、第一
シリントリカルレンズ４、ｆθレンズ５との間の円筒状
部６の切欠部６ａには、ガラス板１０が接着等の手段に
より、回転多面鏡２の軸Ｘ−Ｘに対して僅かな角度αの
（頃きをもって取付けられている。

１３はハウジング１全体を覆うユニットカバーであり、
螺子１４．１４・・・によりハウジング１に取付けられ
、螺子１２，１２・・・、螺子１５．１５は、遮音板１
１、基板７を夫々ハウジング１に固定するための部材で
あり、基板７の下面には回転多面鏡２を駆動するモータ
８が支持されている。

走査装置について簡単に説明すると、画像出力信号によ
りオン・オフされたレーザー光はＬＤユニソｈ　３で平
行光線に変えられ、第一シリントリカルレンズ４にて副
走査方向に圧縮され、遮音用ガラス板１０を通り、定速
回転制御される回転多面鏡２の一面に入射・走査された
光線は再度遮音用ガラス板１０を通り、ｒυレンズ５に
より光路変更ミラー１６を介して感光体１７面に結像し
、かつ感光体１７上を等速走査する。よって回転多面鏡
２の各面により順次走査される光線により感光体１７上
にドツトの集合体としての潜像が形成される。

本発明の場合に、遮音用ガラス板１０を回転多面鏡の軸
Ｘ−Ｘに対して遮音用ガラス板の面を僅かな角度αの傾
きをもって配置すると、第３図（イ）に示すように、直
進する主光線Ａは、主光線Ａに対して角度αのガラス板
１０により屈折した後、ガラス板１０を出た光線は回転
多面鏡２の面に垂直に入射し、且つ反射光はガラス板１
０を経て入射光Ａと同−平面上通り、感光ドラムの所定
の結像位置に向い（第３図（ロ））、この点、ガラス板
１０が回転多面鏡２の軸Ｘ−Ｘに対して平行に配置した
場合と同様であり（第３図（ホ））、第３図（ハ）に示
すように、ガラス板１０による表面反射光線ａｌは、角
度αに配置されたガラス板１０の表面で入射光線に対し
角度２αの方向に反射し、また第３図（ニ）に示すよう
に、ガラス板１０による裏面反射光線ａ２は、角度αに
配置されたガラス板１０の裏面で角度２αの方向に反射
し、夫々主光線Ａの平面に対して分離され、この結果、
従来の傾斜角度を有しないガラス板の場合と比較すると
、表面反射光ａｌ、裏面反射光ａ２は感光ドラム１７の
走査方向に対して垂直方向に分離され、感光ドラムに対
して全く影響を与えることがない。

本発明の遮音用ガラス板として、増透処理を施して回転
多面鏡の軸に対して所定角度傾斜させる構成とすること
も当然の実施態様である。

〔効　果〕

本発明の構成により、簡単な手段に基づき主光線以外の
フレア光を除きうる装置を提供するものであり、回転多
面鏡の前面に配置した透明板の表面、及び裏面の各反射
光は、感光ドラム上の主光線の走査方向に対して垂直方
向に分離されるため、感光ドラムに影響を与えることが
なく、フレア光に基因するノイズのない鮮明な画像を得
ることができる効果を有する。

また、ガラス板の表面に反射防止の被覆処理を施す従来
のものに比して、本発明は安価にフレア光を排除できる
効果も備え、ハウジングを成形品として製作する場合、
ガラス板の貼付部を抜き勾配としうるので製作容易であ
る利点をも有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例としての回転多面鏡の取付装
置の分解斜視図であり、第２図は、第１図の回転多面鏡
を用いた走査装置の一部を示し、第３図（イ）、（ロ）
、（ハ）、（ニ）、（ホ）は、本発明の説明図及び従来
例と本発明の詳細説明図であり、第４図（イ）、（ロ）
は、従来装置の説明図である６ ２・・・回転多面鏡、１０・・・遮音用透明板、Ａ・・
・主光線、ａｌ・・・表面反射光、ａ２・・・裏面反射
光。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転多面鏡に対する光線の入出部に遮音用透明板を配置
   してなる光学装置において、回転多面鏡の軸に対して透
   明板の面を所定の角度傾けたことを特徴とする回転多面
   鏡を用いた走査装置。