JPH0547910U - 回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓 - Google Patents

回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓

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JPH0547910U
JPH0547910U JP10529591U JP10529591U JPH0547910U JP H0547910 U JPH0547910 U JP H0547910U JP 10529591 U JP10529591 U JP 10529591U JP 10529591 U JP10529591 U JP 10529591U JP H0547910 U JPH0547910 U JP H0547910U
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JP
Japan
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polygon mirror
transparent glass
case
light input
type optical
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Pending
Application number
JP10529591U
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English (en)
Inventor
直記 渡辺
Original Assignee
コパル電子株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0547910U publication Critical patent/JPH0547910U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓へ取り
付ける透過ガラスのひび割れ等の不具合を除去する。 【構成】 回転多面鏡12の鏡面13へ光が入射、反射
するようにケース30に設けた窓孔32へゴム枠34を
嵌挿し、その上に透過ガラス36を重ね、透過ガラス3
6方向へ湾曲した湾曲枠40を有する弾性保持部材38
により、ゴム枠34、透過ガラス36を光入、出射用窓
孔32へ組み付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はレーザビームプリンタの光走査等に採用されている回転多面鏡型光偏 向器に関するもので、詳説すれば、回転多面鏡型光偏向器のケースに設けた光入 、出射用窓の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例の回転多面鏡の光入、出射用窓には単に光透過用ガラスを接着剤等によ り固着していた。添付図面3を参照して従来例の光偏向器について説明する。 符号2,2は一対の軸受で、固定軸6の外周に配設され、ハブ8を有する回転 体10を支承し、軸受2,2間に存在する予圧ばね3により一定の予圧がかけら れている。回転体10の一部を形成するハブ8には回転多面鏡12を搭載する。 固定軸6はステータベース14により鉛直方向変位不動に立設され、このステー タベース14により水平に突設した鉄心16にはコイル18を巻回する。回転体 10と一体のハブ8の下面に固着した断面L字状のバックヨーク20の内側には 前記コイル18に対面するように駆動用マグネット22を取付け、又バックヨー ク20下端には、回転数の計測のためのF.Gマグネット24を装着する。符号 26はプリント基板、28はリード線、30はケースでその一側面に光入、出射 用窓32を設ける。前記光入、出射用窓32には通常透過ガラス31が嵌挿固着 してある。コイル18へ通電して鉄心16を励磁し、発生する磁束によりマグネ ット22は、その反発力により回転運動をなし、マグネット22を取り付けてあ るバックヨーク20は回転多面鏡12を搭載した回転体10と共に固定軸6の周 りを軸受け2,2に支承されつつ、回転自在となる。外部よりの光線例えばレー ザ光Lは前記窓32より入射して回転中の回転多面鏡12の一面13に反射して 後外部へ出射し、図示してないが、fθレンズ等により平行光となり被射体へ照 射するものである。
【0003】
【考案の解決すべき課題】 ところが従来例の回転多面鏡のケース30の窓32へ透過ガラス31を接着し た構成では、次に述べるような問題点があった。 (イ)回転多面鏡12のケース30と透過ガラス31との膨張係数が異なるため に亀裂が発生する恐れがある。 (ロ)接着剤の硬化中に透過ガラス31の位置が傾斜したり、位置ずれが発生す るのでこれを修正しなければならない。 (ハ)接着中に、透過ガラス31の外周や有効透過範囲に接着剤による汚染が発 生する。 その結果ケース30の窓32への透過ガラス31の接着作業は煩瑣且つ手数を 要するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前述の問題点を解決することを目的とし、その解決するための手段と して以下申し述べる構成を開示する。 回転多面鏡10の鏡面13へ光が入射、反射するようにケース30に穿設した 窓孔32へゴム枠34を嵌挿し、その上に透過ガラス36を重ね、前記ゴム枠3 4、透過ガラス36を湾曲枠40を有する保持部材38により、ゴム枠34、透 過ガラス36を前記ケース30の光入、出射窓32へ組み付けてなる回転多面鏡 型光偏向器の光入、出射窓で保持部材38の第1腕部46をケース30側面平坦 部47へ、第2腕部48をケースの前面平坦部33へ螺着してなる構成である。
【0005】
【作用】
本考案の回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓32の構成によれば、膨張係数 の異なることにより発生する透過ガラス36の歪をゴム枠34と保持部材38と により吸収するので透過ガラス36のひび割れ等の原因となる応力を押えること ができる。
【0006】
【実施例】
以下添付図面図1を参照して、本考案に係る回転多面鏡型光偏向器に採用した 回転多面鏡の光入、出射用窓の構成について説明する。光偏向器の光入、出射用 窓32はケース30の一側面に穿設される。先ずこの窓32の内側に緩み止め用 ゴム枠34を嵌挿する。このゴム枠34の形状は窓32の内側の形状と同一に形 成する。次に前記ゴム枠34と同一サイズの透過ガラス板36をゴム枠34の片 側に積み重ねる。最後に弾性部材よりなる保持部材38を用いて前記ゴム枠34 、透過ガラス36を動かないようケース30に固定する。弾性部材よりなる保持 部材38は、透過ガラス36、ゴム枠34と同一の寸法を有するが、その中央部 で前記部材36,34方向へ湾曲42した窓44を具えた中央湾曲枠40とこの 湾曲枠40とL字状に一体に形成した第1腕部46とこの腕部46と対抗する側 に湾曲枠40とL字状に且つケース30の窓32の前面平坦部33と対面するよ う水平面49を具えた第2腕部48とよりなる。前記保持部材38をゴム枠34 、透過ガラス36に積み重ねて、ケース30に取り付けるには、先ず窓44の中 央湾曲部40、湾曲部42を透過ガラス36に当てがい、第1腕部46を、ケー ス30の側面に設けたねじ孔52と第1腕部46の孔50を用いて、ねじ56に より、ケース30の側面に螺着すると同時に第2腕部48をこの腕部に穿設した ねじ孔58とケース前面平坦部33に穿設したねじ孔60を用いてねじ58によ りケース30前面へ螺着すると、湾曲枠40の中央湾曲部42はゴム枠34、透 過ガラス36へ押しつけられて、湾曲枠40の湾曲部42が水平に変形した状態 となる。従って、ゴム枠34、透過ガラス36はケース30の窓32内へ押しつ けられ、動かないように窓32に取り付けられる。尚、本実施例では、保持部材 38の材質については説明してないが、金属材は勿論、弾性材であれば金属でな くともよい。又本実施例では、第1腕部46をケース30の一平坦側面47へ、 又第2腕部48をケースの前面平坦面33へそれぞれねじにより螺着するように 構成しているが、ケース30の形状に対応して、第1腕部46を第2腕部48と 同一形状に構成しケースの前面平坦部33へ螺着してもよいことは勿論である。 以上のように構成してあるから、組立て用部材がそれぞれ異なった膨張係数を 持っていても、ゴム枠34、保持部材38の湾曲枠40等が、歪み分を吸収する ので、膨張、収縮が発生しても、透過ガラス36のひび割れ発生等の原因となる 応力を押えることができる。
【0007】
【効果】
本考案においては、膨張係数の違いによる関係部材の歪をケース、ゴム枠、透 過ガラス間及び弾性保持部材で吸収するから、透過ガラスのひび割れを防止する 。更に透過ガラス等の固定修正を保持部材の腕部をケースへ螺着することにより 、容易に実施でき、接着剤を用いた場合に発生する透過ガラスの有効透過範囲の 汚染をなくす等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転多面鏡型光偏向器の光入、出
射窓へ組み付ける部材の展開斜視図。
【図2】本考案に係る回転多鏡面型光偏向器の斜視図。
【図3】図2の内部構造を示す断面図。
【符号の説明】
12 回転多面鏡 30 ケース 32 光入出射窓 33 前面平坦部 34 ゴム枠 36 透過ガラス 38 保持部材 40 湾曲枠 42 湾曲部 46 第1腕部 47 側面平坦部 48 第2腕部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡の鏡面へ光が入射、反射する
    ようにケースに穿設した窓孔へゴム枠を嵌挿し、その上
    に透過ガラスを重ね、前記ゴム枠、透過ガラスを湾曲枠
    を有する保持部材により、前記ゴム枠、透過ガラスを前
    記ケースの光入、出射窓へ組み付けてなる回転多面鏡型
    光偏向器の光入、出射窓。
  2. 【請求項2】 保持部材の湾曲枠は、ゴム枠、透過ガラ
    スの方向へ湾曲形成してなる請求項1記載の回転多面鏡
    型光偏向器の光入、出射窓。
  3. 【請求項3】 保持部材の湾曲枠がケースに取り付けら
    れて水平に変形した際の枠のサイズはゴム枠と透過ガラ
    スのサイズとほぼ同一である請求項1又は2記載の回転
    多面鏡型光偏向器の光入、出射窓。
  4. 【請求項4】 保持部材の第1腕部をケース側面平坦部
    へ、第2腕部をケースの前面平坦部へ螺着してなる請求
    項1,2,3項のいずれか1項に記載の回転多面鏡型光
    偏向器の光入、出射窓。
  5. 【請求項5】 保持部材の第1腕部と第2腕部とをケー
    スの前面平坦部又は側面平坦部へそれぞれ螺着してなる
    請求項4記載の回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓
JP10529591U 1991-11-27 1991-11-27 回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓 Pending JPH0547910U (ja)

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JP10529591U JPH0547910U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓

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JPH0547910U true JPH0547910U (ja) 1993-06-25

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ID=14403704

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JP10529591U Pending JPH0547910U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 回転多面鏡型光偏向器の光入、出射窓

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237513A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd 光偏向器、光走査装置および画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624113B2 (ja) * 1978-11-17 1987-01-28 Hitachi Ltd
JPS6349726A (ja) * 1986-08-20 1988-03-02 Ricoh Co Ltd 回転多面鏡を用いた走査装置

Patent Citations (2)

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Effective date: 19960416