JPS6349336A - タレツトパンチプレスにおけるワ−ク反転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）、産業上の利用分野 本発明は、ワークを自動的に反転することが出来る、タ
レットパンチプレスにおけるワーク反転装置に関する。

（ｂ）、従来の技術 通常、タレットパンチプレスにおいて、長尺状のワーク
を加工するには、該ワークの端部をワーククランプ装置
によって固定保持し、該ワーククランプ装置を遣宜移動
することにより、下部タレットと上部タレットに設けら
れたダイ及びパンチの間に、該ワークを挟さみ込む形で
所定の打ち抜き加工を行なっている。この際、長尺状の
ワークの全加工長さが、ワーククランプ装置の移動し得
るストロークよりも長い場合には、加工の途中で、ワー
クとワーククランプ装置との固定保持関係を解除し、作
業者が該ワークを反転させ、それまで固定保持していた
ワークの一端と対向する他端を、ワーククランプ装置に
よって固定保持して、打ち抜き作業を続行していた。

（Ｃ）４発明が解決しようとする問題点しかし、これで
は加工の途中で、作業者がワークを一々反転させ５該ワ
ークの他端を、ワーククランプ装置に固定保持させなけ
ればならず、加工効率が低下する欠点があった。また、
ワークが、軟質性の材料からなる場合には、ワークを反
転させる際に、該ワークが下部タレット等と接触して。

その表面に擦過傷が付きやすい不都合があった。

本発明は、上記した欠点を解消すべく、ワークの反転作
業を、作業者によることなく自動的に。

かつ該ワークに擦り傷を付けることなく、行なわせるこ
とが出来るタレットパンチプレスにおけるワーク反転装
置を提供することを目的とする。

（ｄ）０問題点を解決するための手段 即ち１本発明は、下部タレット（１０）の内周部（Ｌｏ
ｇ）に、ワーク旋回テーブル（２０）を回転駆動自在な
形で設け、前記ワーク旋回テーブル（２０）に、ワーク
吸着手段（２１）を設けて構成される。

なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない、以下のｒ　（ｅ）
、作用」の欄についても同様である。

（ｅ）１作用 上記した構成により、本発明は、ワーク（４０）の反転
に際して、ワーク（４０）がワーク吸着手段（２１）に
吸着された状態で、ワーク旋回テーブル（２０）と共に
回転するように作用する。

（ｆ）、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明によるワーク反転装置の一実施例が適用
されたタレットパンチプレスの下部タレットの一例を示
す拡大図、 第２図は本発明によるワーク反転装置の一実施例が適用
されたタレットパンチプレスの一例を示す正面図、 第３図は第２図の側面図。

第４図は第３図の平面図である。

タレットパンチプレス１は、第３図に示すように、下部
フレーム２ａ及び上部フレーム２ｂからなるＣ字形のフ
レーム２を有しており、下部フレーム２ａの図中上方に
は、テーブル３が、支持部材２ｃを介して設けられてい
る。テーブル３上にはガイドレール３ａ、３ａが、第４
図に示すように１図中水平方向である矢印Ａ−Ｂ方向に
並列して設けられており、ガイドレール３ａ、３ａ間に
は、駆動装置５が、矢印Ａ、Ｂ方向に移動駆動自在に支
持されている。駆動装置５は、本体５ａを有しており、
本体５ａの図中上下両端部には、駆動モータ５ｂ及び軸
受５ｃが設けられている。

駆動モータ５ｂ及び軸受５ｃ間には、駆動ネジ５ｄが、
軸継手５ｅを介して、回転駆動自在に設けられており、
駆動ネジ５ｄには、ワーククランプ装置６を構成するボ
ス部６ａが螺合している。

ワーククランプ装置６は、ボス部６ａを固着したスライ
ド部６ｂを有しており、スライド部６ｂは、駆動装置５
の第４図左側面に形成された案内面５ｆに、矢印Ａ、Ｂ
方向とは直角な方向である矢印Ｃ，Ｄ方向に摺動自在な
形で支持されている。なお、スライド部６ｂの図中上下
両端部には。

ワークの端部を把持し得る。２個のクランパ６ｃ。

６ｃが設けられている。また下部フレーム２ａには、＠
受２ｄが設けられており、軸受２ｄには。

駆動ネジ２ｅが回転駆動自在に支持されている。

駆動ネジ２ｅには、駆動装置５の軸受５ｇが螺合してお
り、また駆動ネジ２ｅの図中右端には、図示しない駆動
モータが回転駆動自在に接続されている。

更に、下部フレーム２ａの第３図左端部には、下部タレ
ットベース７が設けられており、下部タレットベース７
には、中空＠９が固設さ九でいる。

中空＃９には、第１図に示すように、円盤状に形成され
た下部タレット１０が、ベアリング１１．１１を介して
図中矢印Ｅ、Ｆ方向に回転自在に支持されており、下部
タレッ１−１０は、円形状の回転板１０ａ及び該回転板
１０ａ上に固着された支持板１０ｂにより構成されてい
る。回転板ＬＯａの図中下端部には、スプロケット１０
ｃが固着されており、スプロケットｌｏｃには、図示し
ないチェーン等の回転ｙＪＡ動系が接続している。

一方、支持板１０ｂの第１図上面には、複数個のダイホ
ルダ１２が、それぞれ支持板１０ｂの内周部に設けられ
た位置決めブロック１０ｄ及びボルト１３を介して装着
されており、各ダイホルダ１２には、それぞれワークの
打ち抜き加工に使用するダイ１５が嵌入保持されている
。なお１回転板１０ａ及び支持板１０ｂの、各ダイ１５
と整合する位置には、穴１０ｅ、１０ｆが、図中上下方
向である矢印Ｇ、Ｈ方向に貫通穿設されている。

ところで、中空軸９には駆動軸１６が、その第１図略中
央部をベアリング１７ａ、１７ａ、１７ｂ等を介して矢
印Ｅ、Ｆ方向に回転自在な形で嵌入支持されており、駆
動軸１６の図中上端部には、本発明によるワーク反転装
置１９を構成するワーク旋回テーブル２０が、下部タレ
ット１０の内周部１０ｇ上に、ベアリング１７ｃを介し
て、矢印Ｅ、Ｆ方向に回転自在な形で固着されている。

ワーク旋回テーブル２０の図中上面には、同様にワーク
反転装置１９を構成する。ゴム等の軟質弾性材料からな
る真空パッド２１が、所定の間隔で複数個設けられてお
り、各真空バッド２１の図中上置には、吸着面２１ａが
形成されている。また。

真空バッド２１には、空気流路２２が、該真空パッド２
１を貫通する形で穿設形成されており、空気流路２２の
図中上端には開口部２２ａが、吸着面２１ａに開口する
形で形成されている。なお。

空気流路２２の他端には、管２３が接続されており、管
２３の他端には、管継手２３ａを介して。

駆動軸１６に、その軸心に沿って貫通穿設さ九た空気流
路１６ａの一端が接続されている。

また、駆動軸１６の第１図下端部には、歯車２５が固着
されており、歯車２５には、歯車２６を回転自在に支持
したワーク旋回用駆動モータ２７が、歯車２５．２６間
に張設されたベルト２９を介して１回転駆動自在に接続
している。更に。

駆動＠１６の図中下端には、ロータリージヨイント３０
が装着されており、ロータリージヨイント３０には、真
空発生装置３１が接続されている。

また、ロータリージヨイント３０には、前述した駆動軸
１６内に形成された空気流路１６ａの一端が接続してい
る。

一方、上部フレーム２ｂの第３図左端部には、上部タレ
ットベース３２が設けられており、上部タレットベース
３２には、軸３３が固着されている。軸３３には１円盤
状の上部タレット３５が、軸３３を中心として、矢印Ｅ
、Ｆ方向に回転駆動自在に支持されており、上部タレッ
ト３５には。

ワークの打ち抜き加工に使用する複数個のパンチ３６が
、前述したダイ１５と対になる形で設けられている。ま
た、上部フレーム２ｂの所定の打撃位置ＳＰに対応した
位置には、第３図に示すように、ストライカ３７が、矢
印Ｇ、Ｈ方向に移動駆動自在に設けられており、ストラ
イカ３７は、上部フレーム２ｂに設けられた図示しない
ストライカ駆動用モータに、同様に上部フレーム２ｂに
設けられたブレーキ３９ａ及びクラッチ３９ｂ等を介し
て接続している。

タレットパンチプレス１は１以上のような構成を有する
ので、ワーク４０を加工する場合には。

まず該ワーク４ｏをテーブル３上に搭載し、その第４図
における右端部４０ａを、ワーククランプ装置６のクラ
ンパ６Ｃ１６Ｃによって固定保持する１次′に、この状
態で１図示しない駆動モータを駆動して、駆動ネジ２ｅ
を回転させ、該駆動ネジ２ｅと軸受５ｇを介して螺合す
る駆動装置５を。

第４図実線で示す待機位置ｘ１から矢印Ａ方向に移動さ
せると共に、駆動モータ５ｂを駆動して駆動ネジ５ｄを
回転させ、該駆動ネジ５ｄとボス部６ａを介して螺合す
るワーククランプ装置６を。

駆動袋＠５の案内面５ｆに沿って矢印Ｃ，Ｄ方向に適宜
移動駆動する。

すると、ワーククランプ装置６に固定保持されたワーク
４０の加工開始点は、第４図に示す所定の打撃位［５Ｐ
、即ちストライカ３７の設けられた位置に対応した位置
に位置決めされる。次に、上部タレット３５及び下部タ
レット１０を、矢印Ｅ又はＦ方向に同期的に回転させて
、加工に使用するパンチ３６及びダイ１５を、ストライ
カ３７と対向する所定の位置に位置決めする。

次に１図示しないストライカ駆動用モータ等を介して、
ストライカ３７を矢印Ｇ、Ｈ方向に移動駆動して、ワー
ク４０をパンチ３６及びダイ１５の間で挟さみ込む形で
打ち抜き加工を行なう。

ワーク４０が、パンチ３６及びダイ１５によって打ち抜
き加工されたところで、駆動装置５を、ワーククランプ
装置６と共に１図示しない駆動モータを駆動することに
より、駆動ネジ２ｅを介して矢印Ａ又はＢ方向に、更に
ワーククランプ装置６を、駆動モータ５ｂを駆動するこ
とにより、矢印Ｃ又はＢ方向に適宜移動駆動する。する
と、ワーククランプ装置６に固定保持されたワーク４０
も、矢印Ａ又はＢ方向に、更に矢印Ｃ又はＢ方向に適宜
移動される。こうして、次にパンチ３６により打ち抜く
べきワーク４０の所定の部位を所定の打撃位置ＳＰに位
置決めし、その状態でストライカ３７をダイ１５方向に
移動駆動し、ワーク４０をパンチ３６及びダイ１５の間
で挟さみ込む形で打ち抜き加工を行なう。

このように、駆動装置５を、第４図に示すストロークＬ
１の範囲で、矢印Ａ、Ｂ方向に、またワーククランプ装
置６を矢印Ｃ，Ｄ方向に移動駆動すると共に、ストライ
カ３７を矢印Ｇ、Ｈ方向に往復駆動させて、パンチ３６
をダイ１５方向に移動駆動することにより、図中想像線
で示すワーク４０の、ストロークＬ１に対応する加工長
さＬ２の範囲（即ち、図中斜線で示す範囲）に所定の打
ち抜き加工をして行く。

なお、駆動装置５は、ストロークＬ１の範囲内でしか矢
印Ｉ　Ｂ方向に移動することが出来ないため、このまま
ではワーク４０の図中左半分の加工長さＬ３の範囲は、
打ち抜き加工を行ない得ない。そこで、ワーク４０の加
工長さＬ３の範囲を打ち抜き加工するには、該ワーク４
０を反転し、その図中左端部４０ｂを、ワーククランプ
装置６のクランパ６ｃ、６ｃによって固定保持する必要
がある。そのためには、まず駆動装置５を矢印Ａ又はＢ
方向に、ワーククランプ装置６を矢印Ｃ又はＢ方向に移
動駆動し、ワーク・１０の第４図中央部が、ワーク反転
装置１９を構成するワーク旋回テーブル２０の第１図上
方に位置するように位置決めする。

ワーク４ｏの中央部が、ワーク旋回テーブル２ｏの第１
図上方に位置決めされたところで、真空発生装置３１を
駆動すると、ワーク４０は、ワーク反転装置１９を構成
する真空パッド２１に吸着されることになる。即ち、ワ
ーク４０の第１図下面と真空パッド２１の吸着面２１ａ
間の空気は。

該真空パッド２１に形成された空気流路２２の開口部２
２ａから、該空気流路２２、管２３、管継手２３ａ、駆
動軸１６内の空気流路１６ａ、ロータリージヨイント３
０を介して、真空発生装置３１によって吸い出される。

すると、真空パッド２１と当接するワーク４０の部位は
、該部位に作用する大気圧によって、真空パッド２１に
真空吸着される。

なお、真空パッド２１の吸着面２１ａと、下部タレット
１０に装置されたダイ１５の第１図上面１５ａとは、略
一致したレベルで組立てられているので、ワーク４ｏが
真空パッド２１に吸着されても、該ワーク４０に、歪が
殆ど生じることはない。

ワーク４０が、真空パッド２１に真空吸着されたところ
で、ワーククランプ装置６のクランパ６ｃ、６ｃと、ワ
ーク４０の第４図右端部４０ａとの固定保持関係を解除
する。次に、その状態で。

ワーククランプ装置６を矢印Ｃ，Ｄ方向に移動すること
なく、駆動装置５を、矢印Ｂ方向に移動して待機位置ｘ
１に位置決めする。駆動装置５が待機位置ｘ１に位置決
めされたところで、図示しないチェーン等の回転駆動系
を駆動して、下部タレット１０及び上部タレット３５を
、同期的に矢印Ｅ又はＦ方向に１８０°回転させる。こ
の際、第１図に示すワーク旋回用駆動モータ２７を駆動
することにより、駆動軸１６を、ワーク旋回テーブル２
０と共に、ベルト２９等を介して、下部タレット１ｏ及
び上部タレット３５と同期的に矢印Ｅ又はＦ方向に１８
０°回転させる。すると、ワーク旋回テーブル２０に設
けられた真空パッド２１も、ワ〜り４ｏのΣ４図中央部
を吸着した状態で。

下部タレット１０と同期的に矢印Ｅ又はＦ方向に１８０
“回転する。

こうして、ワーク４０が、真空パッド２１に吸着された
状態で１８０°回転、即ち反転すると、該ワーク４０の
第４図左端部４０ｂは、ワーククランプ装置６のクラン
パ６ｃ、６ｃと対向する位置に位置決めされることにな
る。該左端部４０ｂが、クランパ６ｃ、６ｃと対向した
ところで、駆動装置５を、それまでの待機位置ｘ１から
矢印Ａ方向に適宜移動して、該クランパ６ｃ、６ｃが、
該左端部４０ｂを把持し得る位置に位置決めする。

該クランパ６ｃ、６ｃが、該左端部４０ｂを把持し得る
位置に位置決めされたところで、該左端部４０ｂをクラ
ンパ６Ｃ１６Ｃによって固定保持する。

次に、その状態で、真空発生装置３１の駆動を停止し、
空気を、駆動＠１６内の空気流路１６ａ、管継手２３ａ
、管２３及び真空バッド２１に形成された空気流路２２
を介して、該空気流路２２の開口部２２ａに供給する。

すると、そ九まで真空パッド２１に吸着されていたワー
ク４Ｑの第１図下面は、該供給された空気によって、吸
着面２Ｌａより引き離され、該真空パッド２１とワーク
４０の真空吸着関係は、解除されることになる。

真空パッド２１とワーク４０との吸着関係が解除された
ところで、駆動装置５を矢印Ａ又はＢ方向に、ワークク
ランプ装置６を矢印Ｃ又はＤ方向に、移動駆動する。こ
うして、ワーク４０の第４図加工長さＬ３の範囲中に設
定された加工開始点を、所定の打撃位置ＳＰに位置決め
し、更に上部タレット３５及び下部タレット１０を矢印
Ｅ又はＦ方向に回転させて、加工に使用するバンチ３６
及びダイ１５を所定の打撃位置ＳＰに位置決めし、加工
を行なう。次に、駆動装置５を矢印Ａ。

Ｂ方向に、ワーククランプ装置６を矢印Ｃ−Ｄ方向に移
動駆動して、ワーク４０の加工長さＬ３の範囲を、バン
チ３６及びダイ１５によって連続的に打ち抜き加工する
。

こうして、ワーク４ｏの加工長さＬ２．Ｌ３の範囲を打
ち抜き加工することにより、駆動装置５のストロークＬ
１の略２倍の全加工長さＬ４（＝Ｌ２＋Ｌ３）を有すル
’７−１４０を、打ち抜き加工することが出来る。

なお１本実施例においては、ワーク４０の反転に際して
、下部タレット１ｏ及び上部タレット３５を、同期的に
矢印Ｅ、Ｆ方向に回転させた場合について述べたが、下
部タレット１０を、上部タレット３５とは独立して矢印
Ｅ、Ｆ方向に回転させてもよいことは勿論である。

更に、ワーク旋回テーブル２０のみを回転させ、下部タ
レット１０は固定保持するようにすることも可能である
。しかし、この場合、ワーク４０とダイ１５が、擦り合
わされて傷が付く恐れがあるので、軟質材料からなるワ
ーク４０には適用しないことが望ましい。

また１本実施例においては、ワーク反転装置１９のワー
ク吸着手段として、真空バッド２１を用いた場合につい
て述べたが、ワークが、磁石に吸着する性質を有する磁
性体からなる場合には、ワーク吸着手段として、電磁石
を用いることは当然可能である。この場合には、第１図
に示すロータリージヨイント３０の代わりに、ワーク旋
回テーブル２０上の電磁石と宝塚等を介して接続された
スリップリングを、駆動軸１６の図中下端に設けると共
に、該スリップリングに電源を、集電ブラシを介して接
続することにより、電磁石に電流を流して励磁し、該電
磁石にワークを吸着させることになる（なお、電磁石、
導電装置、集電ブラシ、電源等は図示せず）。

（ｇ）０発明の効果 以上、説明したように本発明によれば、下部タレット１
０の内周部ｌｏｇに、ワーク旋回テーブル２０を回転駆
動自在な形で設け、前記ワーク旋回テーブル２０に、真
空パッド２１等のワーク吸着手段を設けて構成したので
、ワーク４Ｑを、ワーク吸着手段に吸着させ、その状態
でワーク旋回テーブル２０を、矢印Ｅ、Ｆ方向に回転さ
せることにより、該ワーク４０の反転作業を１作業者に
よることなく自動的に行なわせることが出来る。

このため、該ワーク４ｏの加工効率を向上させることが
出来る。

また、ワーク４ｏを、ワーク吸着手段に吸着させた状態
で、ワーク旋回テーブル２ｏを下部タレット１０と同期
的に回転させた場合には、ワーク４０が、軟質材料であ
る場合でも、該ワーク４０が、該下部タレット１０と擦
り合わされて擦過傷が付くことは無く、加工品質を維持
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるワーク反転装置の一実施例が適用
されたタレットパンチプレスの下部タレットの一例を示
す拡大図、 第２図は本発明によるワーク反転装置の一実施例が適用
されたタレットパンチプレスの一例を示す正面図、 第３図は第２図の側面図。 第４図は第３図の平面図である。 １・・・・・・タレットパンチプレス １０・・・・・・下部タレット Ｌｏｇ・・・・・・内周部 １９・・・・・・ワーク反転装置 ２ｏ・・・・・・ワーク旋回テーブル ２１・・・・・・ワーク吸着手段（真空パッド）出願人
　　ヤマザキマザック株式会社 代理人　　　弁理士　　　相１）押上 （ほか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転駆動自在に設けられた下部タレットを 有するタレットパンチプレスにおいて、 前記下部タレットの内周部に、ワーク旋回 テーブルを回転駆動自在な形で設け、 前記ワーク旋回テーブルに、ワーク吸着手 段を設けて構成したタレットパンチプレスにおけるワー
   ク反転装置。