JPH0639698A - ワーク保持装置 - Google Patents

ワーク保持装置

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Publication number
JPH0639698A
JPH0639698A JP21855892A JP21855892A JPH0639698A JP H0639698 A JPH0639698 A JP H0639698A JP 21855892 A JP21855892 A JP 21855892A JP 21855892 A JP21855892 A JP 21855892A JP H0639698 A JPH0639698 A JP H0639698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
lens
holding device
shaft
roller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21855892A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Iwano
克彦 岩野
Toshiya Akita
俊哉 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP21855892A priority Critical patent/JPH0639698A/ja
Publication of JPH0639698A publication Critical patent/JPH0639698A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気圧による保持力より大きな保持力を得る
ことができ、ワークを強制的に回転させても滑りが生じ
ることなく、回転数の伝達ロスのない効率的なものとす
る。 【構成】 レンズ1をその背面にて保持するワーク支持
体2を、垂下されたワーク支持軸3の下端部で揺動自在
に支持する。モータ7に、鉛直下方に回転駆動軸8を接
続し、回転駆動軸8の下端部に、レンズ1の側面に当接
してモータ7の回転をレンズ1に伝える円板状の駆動ロ
ーラ9を設ける。ローラ支持軸16の下端部に、レンズ
1の回転に伴って従属的に回転する円板状の従動ローラ
17を設ける。引きばね19の一定の力で従動ローラ1
7はレンズ1の側面に押し当てられるようになってい
る。20はレンズ1を研磨加工する研磨具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ等のワークの表
面の研削、研磨加工におけるワーク保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワーク保持装置としては、例えば
特開昭53−18089号公報に開示されたものが知ら
れている。図7はワークを装着した状態の上記ワーク保
持装置を示す縦断面図である。すなわち、上記従来のワ
ーク保持装置100は、回転可能に支持された回転軸1
01と、下端面にワーク102を吸着保持するチャック
具103と、回転軸101に遊嵌する逆カップ状のカバ
ー体104とから構成され、回転軸101とカバー体1
04の内側とチャック具103の上面との間には内隙1
04aが形成されている。
【0003】回転軸101は、その先端部に半球状部1
01aを有しており、軸心には図示しない吸引装置に接
続されている中空孔101bおよび中空孔101bから
前記内隙104aに貫通している吸引口101cが径方
向に対し垂直に設けられている。また、回転軸101に
は、チャック具103を外したときにカバー体104の
落下を防止する横軸105が取り付けられている。
【0004】チャック具103の上面には、前記横軸1
05と係合することにより、回転軸101の回転駆動を
チャック具103に伝達する駆動ピン106が2本植設
されているとともに、チャック具103の上面の回転中
心には、前記半球状部101aと当接している円錐穴1
03aが設けられている。また、チャック具103の下
端面には、ワーク102を保持する円形の嵌合穴103
bが設けられ、該嵌合穴103bは、細孔103cによ
って、チャック具103の上端面に貫通している。
【0005】このような構成のワーク保持装置100を
用いてワーク102の加工を行うには、ワーク102を
チャック具103の嵌合穴103bに装着し、このチャ
ック具103をカバー体104に当接するとともに、チ
ャック具103の円錐穴103aを回転軸101の半球
状部101aに係合させ、図7の状態のもとで図示しな
い吸引装置にて前記内隙104aを減圧し、ワーク10
2を吸着保持する。以後、ワーク102の下面を加工工
具(図示省略)に接触させ、回転軸101の回転によ
り、横軸105、駆動ピン106を介してチャック具1
03およびワーク102を回転させて加工を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク保持装置100では、ワーク102は背面の
エアー吸着だけでチャック具103に吸着保持されてい
るため、ワーク102とチャック具103間の摩擦力は
最大で大気圧によるものまでしか得ることができず、水
晶片などの研磨加工より高い加工圧力を必要とするワー
ク保持装置100においては、加工抵抗に対し摩擦力に
よる保持力が不足となり、チャック具103との間に滑
りが生じ、目標とする回転数をワーク102に伝えるこ
とができないという問題点を有していた。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、ワークをローラで挟むことで、大気圧に
よる保持力より大きな保持力を得ることができ、ワーク
を強制的に回転させても滑りが生じることなく、回転数
の伝達ロスのない効率的なワーク保持装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ワークを研削、研磨する際に用いるワー
ク保持装置において、ワークを支持するワーク支持体
と、ワーク支持体を回転動自在に支持するワーク支持軸
と、前記ワークの側面に当接する複数の回転動自在なロ
ーラとを備えることとした。
【0009】
【作用】上記構成のワーク保持装置によれば、ワーク支
持体に支持されたワークはその側面にて複数のローラで
挟み込まれ、大気圧による保持力よりも大きな保持力を
得ることができる。したがって、加工抵抗が加わっても
ワーク支持体との間に滑りを生じることがない。また、
回転数の伝達にもロスがなく、効率が良い。
【0010】
【実施例1】本実施例は、ガラスレンズをワークとし、
ガラスレンズの研磨加工に用いるワーク保持装置の例で
ある。図1および図2は本発明の実施例1のワーク保持
装置を示すもので、レンズ1をその背面にて保持するワ
ーク支持体2は、垂下されたワーク支持軸3の下端部で
揺動自在に支持されている。また、ワーク支持軸3の下
端部には、ワーク支持体2を囲繞するように逆カップ状
のホルダ外枠4が止めねじ5によって固定されている。
【0011】ワーク支持軸3の上部には、モータ固定ア
ーム6が取り付けられており、そのモータ固定アーム6
の一端には、モータ7が下向きに取り付けられている。
モータ7には、鉛直下方に回転駆動軸8が接続されてお
り、回転駆動軸8の下端部には、レンズ1の側面に当接
してモータ7の回転をレンズ1に伝える円板状の駆動ロ
ーラ9が、軸用C型止め輪10で固定されている。回転
駆動軸8と駆動ローラ9との間には、沈みキー11が介
在されており、回転駆動軸8の回転を駆動ローラ9に確
実に伝えることができるようになっている。
【0012】ワーク支持軸3には、止めねじ12によ
り、ワーク支持軸3を挟持するように水平方向にアーム
13が固定されており、前記回転駆動軸8はベアリング
14を介してアーム13に軸支されている。また、ワー
ク支持軸3を介して回転駆動軸8とは対称位置のアーム
13には、止めピン15によりローラ支持軸16が回動
自在に取り付けられている。このローラ支持軸16の下
端部には、レンズ1の回転に伴って従属的に回転する円
板状の従動ローラ17が、ベアリング18を介して、前
記駆動ローラ9と同様に軸用C型止め輪10で固定され
ている。さらに、ローラ支持軸16とワーク支持軸3と
の間には、引きばね19が介装されており、この引きば
ね19の一定の力で従動ローラ17はレンズ1の側面に
押し当てられるようになっている。20はレンズ1を研
磨加工する研磨具である。
【0013】このような構成のワーク保持装置を用いて
加工を行うには、従動ローラ17をローラ支持軸16ご
と止めピン13を中心に跳ね上げ、レンズ1をワーク支
持体2に当接させた後、ローラ支持軸16および従動ロ
ーラ17を元の位置に戻す。これにより、レンズ1をそ
の側面の左右から駆動ローラ9と従動ローラ17とで挟
み込む。この時、ローラ支持軸16に取り付けられた引
きばね19の作用により、レンズ1は両ローラ9,17
間で一定の力で回転動自在に支持される。
【0014】レンズ支持軸3より一定の加工圧を加えて
研磨具20により研磨を開始するとともに、モータ7を
起動させ、回転駆動軸8および駆動ローラ9を介してレ
ンズ1に回転を与える。加工完了後は、レンズ取り付け
時と同様にしてレンズ1を外す。なお、本実施例におい
て、研磨中の揺動は球心揺動とする。
【0015】本実施例のワーク保持装置によれば、引き
ばね19によりレンズ1の保持力を得るため、ばねの強
さによりその保持力を調整でき、レンズ1の外周に駆動
ローラ9を直接接触させて研磨するため、レンズ1に確
実に回転を与えることができ、効率的である。また、レ
ンズ1を支持するワーク支持軸3を回転させるときに比
べてホルダの構造が簡単になり、従来の加工機にも取り
付け易い。
【0016】
【実施例2】図3、図4および図5はそれぞれ本実施例
のワーク保持装置を示すもので、前記実施例1と異なる
点のみ説明する。本実施例のアーム13は、円周を三等
分して120度おきに分岐した三本の分岐アーム13
a、13b,13cからなり、一つの分岐アーム13a
には駆動ローラ9が、他の二つの分岐アーム13b、1
3cには従動ローラ17が、それぞれ実施例1と同様に
して設けられている。
【0017】加工は、実施例1と同様にして行うため、
説明は省略する。また、加工中の揺動も実施例1と同様
に球心揺動とする。
【0018】本実施例のワーク保持装置によれば、実施
例1と同様の作用、効果を奏するとともに、レンズ1を
その外周で三点支持するので、加工中にレンズ1の位置
ずれがなく、レンズ1中心軸を中心に確実に回転するた
め、レンズ1の面精度が良くなる。
【0019】
【実施例3】図6は本実施例のワーク保持装置を示すも
ので、前記実施例1と異なる点のみ説明する。本実施例
では、駆動ローラ9の他にワーク支持体2の外周側面に
当接してモータ7の回転をワーク支持体2に伝達する円
板状の第2駆動ローラ21が設けられている。両ローラ
9,21はスペーサ22,23およびナット24で回転
駆動軸8に固定されている。
【0020】加工は、実施例1と同様にして行うため、
説明は省略する。また、加工中の揺動も実施例1と同様
に球心揺動とする。
【0021】本実施例のワーク保持装置によれば、実施
例1と同様の作用、効果を奏するとともに、レンズ1の
他にワーク支持体2も同時に回転させるため、レンズ1
単体を回転させた時よりも慣性モーメントが大きくなる
ので、安定した回転を確実にレンズ1に伝達することが
できる。
【0022】なお、上記各実施例では2または3個のロ
ーラにてワーク保持装置を構成したが本発明はかかる実
施例に限定されるものではなく、ワークを十分に保持で
きるものであれば、4個以上の複数個のローラを用いて
も良い。また、上記各実施例から、駆動ローラ9を回転
駆動させるモータ7を取り除くことで、回転駆動される
砥石(研磨具)による従属回転により、ワークの加工を
行うこともできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のワーク保持装置
によれば、大気圧よりも高い保持力を得ることができる
とともに、回転をロスなくワークに伝達することがで
き、また、従来の回転研磨装置に取り付けることにより
簡単に強制回転研磨装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のワーク保持装置を示す一部
破断正面図である。
【図2】同実施例1のワーク保持装置を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例2のワーク保持装置を示す縦断
正面図である。
【図4】同実施例2のワーク保持装置を示す平面図であ
る。
【図5】同実施例2のワーク保持装置を示す一部正面図
である。
【図6】本発明の実施例3のワーク保持装置を示す一部
破断正面図である。
【図7】従来のワーク保持装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ(ワーク) 2 ワーク支持体 3 ワーク支持軸 7 モータ 8 回転駆動軸 9 駆動ローラ 13 アーム 16 ローラ支持軸 17 従動ローラ 20 研磨具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを研削、研磨する際に用いるワー
    ク保持装置において、ワークを支持するワーク支持体
    と、ワーク支持体を回転動自在に支持するワーク支持軸
    と、前記ワークの側面に当接する複数の回転動自在なロ
    ーラとを有することを特徴とするワーク保持装置。
JP21855892A 1992-07-24 1992-07-24 ワーク保持装置 Withdrawn JPH0639698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21855892A JPH0639698A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ワーク保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21855892A JPH0639698A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ワーク保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0639698A true JPH0639698A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16721830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21855892A Withdrawn JPH0639698A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ワーク保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0639698A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285059A (ja) * 1994-04-19 1995-10-31 Canon Inc 光学素子の加工方法およびその実施に用いる保持体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285059A (ja) * 1994-04-19 1995-10-31 Canon Inc 光学素子の加工方法およびその実施に用いる保持体

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005