JPH1177496A - 薄型ワーク駆動装置及び薄型ワークが適用された研削装置 - Google Patents

薄型ワーク駆動装置及び薄型ワークが適用された研削装置

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JPH1177496A
JPH1177496A JP25434997A JP25434997A JPH1177496A JP H1177496 A JPH1177496 A JP H1177496A JP 25434997 A JP25434997 A JP 25434997A JP 25434997 A JP25434997 A JP 25434997A JP H1177496 A JPH1177496 A JP H1177496A
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JP
Japan
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work
thin work
thin
grinding
driving belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP25434997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Hara
一敬 原
Yoshiyuki Tomita
良幸 冨田
Ryuzo Mazaki
隆三 真崎
Akio Iwase
昭雄 岩瀬
Hiroshi Nagata
浩 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面共に平行度が求められる薄型ワークの加
工に使用される両頭研削装置において、加工ワークの使
用面にダメージを与えないように円形のワークの周縁に
ついて効率よく自転駆動させることができる薄型ワーク
駆動装置を提供すること、及び該駆動装置を適用した研
削装置を提供する。 【解決手段】 両面がワーク保持器13で保持されてい
る円板状の薄型ワーク12を自転させる駆動装置であ
る。さらに該駆動装置は、該薄型ワーク12の周縁に沿
って180°以上の角度に渡って駆動ベルト18で接触
保持し該駆動ベルト18を回転させることにより、薄型
ワーク12を自転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型ワーク、例え
ば、光学部品のガラス、半導体シリコンウエハ、CD、
MD等のガラスディスクのような薄型ワークの両面を処
理する加工装置に適用でき、薄型ワークを自転させなが
ら適用する場合の薄型ワークの駆動装置に関する。特
に、両頭研削砥石を有する研削装置に適用する場合の薄
型ワークの回転駆動装置、及び駆動されている薄型ワー
クが適用された研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両頭研削砥石を有する研削装置へ
ワークを適用するための技術として、ワークより薄いキ
ャリアでワークを固定して研削装置の両頭研削砥石間に
保持挿入する方式が知られている。このようなワーク保
持挿入方式には、ベアリング、ピストンリング等のシン
プルな形状の部品を保持挿入して研削する場合に用いら
れるスルーフィード方式、また、小物品を保持挿入して
研削を行うロータリーキャリア方式、また、ブレーキデ
ィスク等の特殊な形状のものや加工物の一部分の両面研
削に用いられるガンフィード方式、また、クロスピン等
の複雑な形状のものや加工物の一部分の両面研削に用い
られるスイングアーム方式があった。
【0003】しかしながら、これらのワーク保持挿入方
式においては、厚みが1mm未満のワークに対して、ワ
ークを固定するためのキャリアはさらに薄くせねばなら
ず、薄すぎて剛性が不足してキャリアとして機能せず、
またそのような薄いキャリアを製造することも困難であ
った。
【0004】一方、厚みが1mm未満のワークに対して
も適用可能であり、ワークをより柔らかい材料で製作し
たローラ型保持器で挟み込み、該保持器のローラに対し
てモータ等により自動運転を与えることによりワークを
回転駆動し研削を行う方法が知られている。図1、図2
は、カップ型砥石1を2個向かい合わせてなる両頭研削
砥石を有する研削装置に対して、従来のローラ型保持器
に保持された薄型ワークを適用した例を示す。図1は側
断面図、図2は平面図である。図1及び図2において、
薄型ワーク2は、自身より柔らかい材料で製作したロー
ラ型保持器3で保持、回転駆動されている。薄型ワーク
2は、端面に平坦な研削動作面4を有する一対のカップ
型両頭研削砥石からなる研削装置に適用されている。
【0005】しかしながら、薄型ワークを該ローラ型保
持器により挟み込み回転駆動する従来の方式は、ローラ
がワークより柔らかいため、ローラの磨耗が発生し、ダ
ストの発生が著しく、コンタミネーションを著しく嫌う
クリーンルーム環境での使用はできないという問題があ
った。また、該方式では、ローラの圧力によりワークが
歪みを起こしやすいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、両
面共に平行度が求められるワーク(例えば光学部品のガ
ラスや半導体シリコンウェハなど)の加工に使用される
両頭研削装置に適用でき、加工ワークの使用面にダメー
ジを与えないように円形のワークを効率よく自転させる
ことができる薄型ワーク駆動装置を提供すること、及び
2個のカップ型砥石を向かい合わせてなる研削装置に対
して、該薄型ワーク駆動装置を適用可能に配置した研削
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明は、両面が保持されている円板状の薄
型ワークを自転させる駆動装置であって、該駆動装置
は、該薄型ワークの周縁に沿って180°以上の角度に
渡って駆動ベルトで接触保持し該駆動ベルトを回転させ
ることができることを特徴とする薄型ワーク駆動装置で
ある。
【0008】また、本発明の前記薄型ワーク駆動装置を
研削装置に適用した好ましい態様は、開放側の端面は平
坦な研削動作面となっている2個のカップ型砥石の開放
側を向かい合わせて、薄型ワークが存在する方向にイン
フィード或いはアウトフィード可能に配置し、且つカッ
プ型砥石自体を回転可能に構成してなる研削装置に対し
て、両面が保持され且つ前記の駆動ベルトを用いた薄型
ワーク駆動装置で自転するように駆動されている薄型ワ
ークを適用可能に配置したことを特徴とする研削装置で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の薄型ワーク駆動装置を、
両頭研削砥石を有する研削装置に適用する場合を例にし
て以下に説明する。図3、図4は、両頭研削砥石を有す
る研削装置に適用した薄型ワーク駆動装置の概略図を示
し、図3は側面図、図4は平面図である。
【0010】11は、カップ型砥石であり、カップ型砥
石11の開放側の端面は平坦な研削動作面14となって
いる。カップ型砥石11は2個がペアとなり開放側が互
いに向かいあって、横型の両頭研削砥石装置を形成して
いる。両頭研削砥石装置は互いの研削動作面14の間隔
が調整自在となるように移動装置(図示せず)により保
持されており、且つ薄型ワーク12に対して切り込むこ
とが可能な駆動装置を有しており、薄型ワーク12の両
面研削ができる研削装置を形成している。上記の研削装
置は、両面に研削処理を要する薄型ワーク12の研削に
適している。横型の両頭研削砥石を有する研削装置にお
いては、カップ型砥石11の径に比べて、薄型ワーク1
2の径は、通常、1/2か若しくはそれ以下とすること
により効率的に研削加工が行える。
【0011】13は薄型ワーク12を保持するためのワ
ーク保持器であり、ワーク保持器13の両面の内側には
薄型ワーク12を保持する静圧パッド部15或いは、ワ
ーク保持用パッド(図示せず)が設けられている。ワー
ク保持器13において静圧パッド部15を採用する場合
には、潤滑剤としての液体或いは気体等の流体を圧力を
かけて供給することにより、薄型ワーク12の両面を流
体圧で保持することができる。液体は気体に比べて熱容
量が高いので、研削時に発生する熱を効率よく吸収して
取り除くことができ、したがって、薄型ワーク12の熱
歪みを最小に抑制するので、静圧パッド部15に好まし
く使用される。特に被加工物の研削の際に使用される研
削液は、静圧パッド部15に適用される流体に最も適し
ており、粘性、加工対象物、加工熱による歪みの最小化
において適している。水も好ましく使用される流体であ
る。
【0012】171、172、173はサーボモータ1
6により回転できるように構成されたプーリーであり、
該プーリー171、172、173は少なくとも3個設
けられている。該プーリー171、172、173に掛
けられた駆動ベルト18は、薄型ワーク12の周縁に沿
って180°以上の角度に渡って接触保持して、本発明
の薄型ワーク駆動装置を構成している。
【0013】上記本発明の薄型ワーク駆動装置を研削装
置に適用した場合の作動を説明する。2個のカップ型砥
石11,11を有する横型両頭研削砥石装置は、その2
個のカップ型砥石11、11の研削面14、14の間に
薄型ワーク12を挿入した後、両側のカップ型砥石1
1、11を薄型ワーク12が存在する方向へインフィー
ドすることによって薄型ワーク12の両面を一度に加工
する形態をとる。図3は、同方向もしくは逆方向に回転
する2個のカップ型砥石11、11の間に、カップ型砥
石11の径と同等もしくはそれ以上の径を持つ薄型ワー
ク12がはさまれて、2個のカップ型砥石11、11に
より両面を加工されている状態を示す断面図である。
【0014】このとき薄型ワーク12は、ワーク保持器
13の内側に用意された静圧パッド部15や回転パッド
(図示せず)によってカップ型砥石11がインフィード
する方向に保持される。この薄型ワーク12が保持され
た状態で、駆動源としてのサーボモータ16により各プ
ーリー171、172、173を回転させて、駆動ベル
ト18を回転させることにより、薄型ワーク12の周縁
に沿って180°以上の角度に渡って接触保持していた
駆動ベルト18と薄型ワーク12との間の摩擦力によ
り、薄型ワーク12を自転させる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、駆動ベルトと薄型ワー
クとの間の摩擦によって薄型ワークを回転させる構造を
とることで、薄型ワークの加工面が駆動機構に接触する
ことなく薄型ワークを自転させることができるようにな
るので、加工面が駆動機構によって傷つけられることが
なく、精度の高い薄型ワーク駆動装置となり、特に、2
個のカップ型砥石を向かい合わせてなる研削装置に対し
て、薄型ワークを高精度に適用可能に配置し自転させる
ことができる。
【0016】また本発明によれば、円板状の薄型ワーク
の周縁が180°以上の角度に渡って駆動ベルトで保持
されることから薄型ワークを回転駆動するのに摩擦力の
発生によりすべりがなくなり、薄型ワークの自転速度が
一定に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】両頭研削砥石を有する研削装置に対して、従来
のローラ型保持器に保持された薄型ワークを適用した例
を示す側断面図である。
【図2】両頭研削砥石を有する研削装置に対して、従来
のローラ型保持器に保持された薄型ワークを適用した例
を示す平面図である。
【図3】両頭研削砥石を有する研削装置に適用した、本
発明の薄型ワーク駆動装置の概略を示した側面図であ
る。
【図4】両頭研削砥石を有する研削装置に適用した、本
発明の薄型ワーク駆動装置の概略を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
1、11 カップ型砥石 2、12 薄型ワーク 3 ローラ型保持器 4、14 研削動作面 13 ワーク保持器 15 静圧パッド部 16 サーボモータ 171、172、173 プーリー 18 駆動ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 昭雄 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 永田 浩 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面が保持されている円板状の薄型ワー
    クを自転させる駆動装置であって、該駆動装置は、該薄
    型ワークの周縁に沿って180°以上の角度に渡って駆
    動ベルトで接触保持し該駆動ベルトを回転させることが
    できることを特徴とする薄型ワーク駆動装置。
  2. 【請求項2】 開放側の端面は平坦な研削動作面となっ
    ている2個のカップ型砥石の開放側を向かい合わせて、
    薄型ワークが存在する方向にインフィード或いはアウト
    フィード可能に配置し、且つカップ型砥石自体を回転可
    能に構成してなる研削装置に対して、 両面が保持され且つ請求項1記載の薄型ワーク駆動装置
    で回転駆動されている薄型ワークを適用可能に配置した
    ことを特徴とする研削装置。
JP25434997A 1997-09-03 1997-09-03 薄型ワーク駆動装置及び薄型ワークが適用された研削装置 Pending JPH1177496A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005070620A1 (ja) 2004-01-22 2005-08-04 Koyo Machine Industries Co.,Ltd. 両頭平面研削装置
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