JPS6349004B2 - - Google Patents

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JPS6349004B2
JPS6349004B2 JP15028880A JP15028880A JPS6349004B2 JP S6349004 B2 JPS6349004 B2 JP S6349004B2 JP 15028880 A JP15028880 A JP 15028880A JP 15028880 A JP15028880 A JP 15028880A JP S6349004 B2 JPS6349004 B2 JP S6349004B2
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Japan
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cracks
rubber
string
pavement
joints
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JP15028880A
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Kenji Oota
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Nichireki Kagaku Kogyo Co Ltd
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Nichireki Kagaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、瀝青舗装、コンクリート舗装等のク
ラツク、目地等をシールする方法に関する。更に
詳しくは、従来の加熱施工式注入目地材による加
熱注入方法を用いず、ゴム、エラストマー等で変
性した瀝青物をベースとする熱可塑性組成物の紐
状に成型したものとゴム、エラストマー変性瀝青
物系シートを用いて迅速に且つ効果的にシールす
る方法に関するものである。
最近、北海道の比較的寒さが酷しく交通量の少
ない地域のアスフアルト舗装による道路で、横断
方向に2〜20mごとに温度応力にもとづくクラツ
クが発生しているのが数多く見られる。この種の
クラツクは、アスフアルト舗装体を構成するアス
フアルト舗装用混合物の温度変化による収縮、膨
脹、路盤との魔擦による拘束ならびに混合物の応
力緩和性状が相互に関係し生ずるもので、冬季の
混合物の収縮により内部に引張り応力の働らく時
期に生じ、温度変化の繰返しによつてクラツクは
拡がり、コンクリート舗装版の目地のように挙動
する。即ち冬の低温時には、舗装体の収縮により
クラツク幅が広がり、夏の高温時には、舗装体の
膨脹によりクラツク幅がせまくなる。クラツクを
放置しておくと水の進入により路盤、路床を軟弱
化し、また冬季は凍結、融解によりクラツクは加
速的に増長し、交通荷重による舗装体の破壊を促
進するので、早急にシールする必要がある。この
シールには、従来ゴム化アスフアルト系加熱注入
式目地材を加熱溶融して注入し、填充する方法が
用いられている。
加熱注入目地材の充填は、クラツクの伸縮のあ
るものについては、シール性にすぐれていて良好
な結果を与える。しかしながら、目地材を加熱溶
融するための専用の溶融機(メルター)を必要と
し、目地材を加熱溶融して注入に適する粘度まで
にするのに長時間を要し、また溶融温度が200℃
をこえるため長時間加熱により目地材中における
ゴム、エラストマー等の熱分解による目地材の変
質、劣化がおこるおそれがあつた。また、加熱溶
解中に煙、臭等の発生があり、市街地では公害の
おそれがあつた。これらの目地材を注入するのに
注入機も必要とする。また、冬季や春先に行うク
ラツクのシールでは、クラツクが水で濡れてお
り、これを乾かして注入することが困難で、その
ため加熱注入の際に注入目地材がふいてきて密に
十分な充填できない。また、作業中やけどしやす
いなどの欠点があつた。
アスフアルト舗装体におけるクラツクには、そ
のほか凍上のためのクラツク、コンクリート舗装
体やソイルセメント路盤上のアスフアルト舗装体
におけるリフレクシヨンクラツクのように比較的
幅の広いクラツクがある。これらのクラツクもま
た加熱注入目地材の加熱注入によるシールが一般
に実施されているが上記したようないくつかの欠
点を有する。
またアスフアルト舗装体の継ぎ目、新旧舗装体
の継ぎ目(パツチングや打替え等による)は、ク
ラツクとはいえないが口があいている。また交通
荷重や老化により舗装面にクラツクが生じるが、
これらのクラツクで幅の広いものは加熱注入目地
材による注入が用いられているが、この場合にも
上記したようないくつかの欠点がある。またこれ
らのクラツクのシールにアスフアルト乳剤やゴム
入りアスフアルト乳剤による冷工式シールが行な
われているが付着が悪く、また水分の蒸発により
肉やせするので、クラツク幅の広いものには好ま
しくないなどの欠点がある。更にまた、これらの
クラツクのシールにストレートアスフアルトやブ
ローンアスフアルトに砂、石粉等を加熱混合した
マスチツクを充填する方法もあるが、加熱混合物
を用意しなければならない。また、加熱注入目地
材に比べて低温における結合性、伸長性がかける
ため寒冷地ではクラツクを生じやすい等の欠点が
ある。
コンクリート舗装体においても、目地やクラツ
クのシールに加熱注入目地材による加熱注入方法
が用いられている。とくにクラツクの幅の広いも
の、成長性のクラツク、伸縮のあるクラツクに
は、目地と同様加熱注入目地材が注入される。こ
の加熱注入目地材の注入も、アスフアルト舗装体
の場合と同様に上述のようないくつかの欠点を有
する。
本発明の目的は、舗装体におけるクラツクなど
をシールする加熱注入目地材の欠点を解消し、ゴ
ム、エラストマー等で変性した瀝青物をベースと
した熱可塑性組成物を紐状に成型し、その紐状と
した熱可塑性組成物を用いて舗装体のクラツク、
目地等を迅速で確実に、シール効果の良好な施工
性のよいシール方法を提供するものである。
そして本発明は、ゴム、エラストマー等で変性
した瀝青物などをベースとする熱可塑性組成物を
予め紐状に成型したもの(以下単に紐状シール材
と称する)を、舗装体のクラツク等における割れ
目に挿入充填し、その上面から適宜な加熱装置に
より加熱溶着せしめ、更にその上にクラツク等よ
り幅広く、ゴム、エラストマー変性瀝青物系シー
トを接着させることを特徴とする舗装体における
クラツク等のシール方法を要旨とするものであ
る。
本発明に使用されるゴム、エラストマー等で変
性した瀝青物をベースとする熱可塑性組成物と
は、軟化点65〜150℃好ましくは70〜140℃で低温
における結合性にすぐれたゴム、エラストマー等
で変性した瀝青物100〜65重量%とフイラー0〜
35重量%よりなる熱可塑性組成物である。ゴム、
エラストマー等で変性した瀝青物の軟化点が65℃
を下まわるときは耐熱性にかけ夏季に流動するお
それがあり、150℃をこえるときは加熱したとき
の溶融圧着性が低下し、エラストマーや目地への
なじみが悪く施工性が低下する。低温における結
合性については、日本道路協会発行「セメントコ
ンクリート舗装要綱」に規定された加熱施工式注
入目地材の引張試験方法(この試験方法は、注入
目地材がコンクリート版の収縮時に目地の水密性
を確保できるかどうか確める目的として行うもの
で注入目地材の試験のうち最も重要なもの)で、
−10℃で引張量が3mm以上あるものが好ましい。
寒冷地では引張り量は大きいものが好ましいが、
温暖地では引張量が3mmより下まわるものも用い
ることができる。ゴム、エラストマー等で変性し
た瀝青物は、加熱施工式注入目地材として公知の
アスフアルトにゴムその他を加熱溶融し分散させ
たゴム化アスフアルト、タールピツチにニトリル
ゴムその他を加熱溶融し分散させた耐油性の加熱
注入目地材等があり、これらも使用できるが一般
的には次のようなものである。
アスフアルト、タール、ピツチなどの瀝青物に
接着性、結合力、弾力性、耐燃性、耐寒性、耐衝
撃性、伸長性、耐候性等を改善するために、ゴ
ム、エラストマー等を混和して改質したものであ
る。ゴム、エラストマーとしては、瀝青物と相溶
性の良いものが用いられ、それらは単独の場合も
併用して用いる場合もある。ゴム、エラストマー
の例をあげると、例えば、天然ゴム、スチレン・
ブタヂエンゴム、スチレン・イソプレンゴム、イ
ソプレンゴム、ブタヂエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、
ハロゲン化ブチルゴム、クロルスルホン化ポリエ
チレン、塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレ
ンゴム、EPTゴム、アルフインゴム、スチレ
ン・ブタヂエンブロツク重合ゴム、スチレン・イ
ソプレンブロツク重合ゴム、エチレン・醋酸ビニ
ール共重合物、エチレン・アクリレート共重合
物、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ醋酸
ビニール、塩化ビニール・醋酸ビニール共重合
物、醋酸ビニール・アクリレート共重合物等であ
る。これらは種々の形態のものが使用される。新
しい材質のもの、再生したもの、粉末のもの、ラ
テツクスのもの等いろいろである。
瀝青物へのゴム、エラストマー等の混和方法の
例を2、3あげると瀝青物とゴム、エラストマー
等をゴムロール、バンバリミキサ等で混練する方
法。混練したもの(マスターバツチ)を加熱溶融
した瀝青物に添加し一定時間加熱混合する方法。
ラテツクスやエマルジヨンを加熱溶融した瀝青物
に添加し加熱混合し水分を蒸発させ分散させる方
法。ゴム粉末(例えば自動車タイヤの粉末ゴム)、
熱可塑性ゴム(例えばスチレン・ブタヂエンブロ
ツク共重合ゴム)、エチレン・醋酸ビニール共重
合物のように加熱溶融した瀝青物に添加し、一定
時間加熱混合して溶融分散させる方法等の方法が
ある。これらの方法はまた併用される。
上記のゴム、エラストマー等と共に粘着付与剤
として熱可塑性固形樹脂や液状ゴム、液状樹脂、
軟化剤、可塑剤などを添加することも行なわれ
る。例えば、ロヂンとその誘導体、テルペン樹
脂、石油樹脂とその誘導体、アルキルフエノール
樹脂、テルペンフエノール樹脂、クマロンインデ
ン樹脂、合成テルペン樹脂(例えば日本ゼオン
製、商品名クイントン)、アルキレン樹脂、ポリ
イソブチレン、ポリブタヂエン、ポリブデン、イ
ソブチレンとブタヂエンの共重合物(例えば、
SKポリマー1000(東燃石油化学製、商品名)、ク
イントール(日本ゼオン製、商品名))、プロセス
オイル、可塑剤、動植物油、重合動植物油等であ
る。また、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(例え
ば、カーボンブラツク)等も使用できる。さらに
また、硫黄その他の加硫剤等を加えて部分的に加
硫することもできる。
フイラーは、石綿、合成繊維、その他の繊維、
マイカ粉、石粉、顔料等である。これらは熱可塑
性組成物0〜35重量%の範囲で接着性、結合性、
伸長性等を低下させない範囲で用いられる。これ
らの添加は紐状シール材の耐熱性、低温時の衝撃
性を改善する。
ゴム、エラストマー等で変性した瀝青物等をベ
ースとする熱可塑性組成物を予め紐状に成型した
紐状シール材は、その断面が円、だ円、方形、矩
形その他いろいろの形をとることができる。太さ
は円形断面のもので直径3〜20mm程度のものであ
る。紐状シール材は、熱可塑性組成物を押出物で
押出して造る方法。加熱溶融した熱可塑性組成物
を型に流して冷却する方法。板状に流し冷却した
後長手方向に裁断して造る方法。ノズルから一定
断面形状と太さにて流下させこれを冷却する方法
等の方法で造ることができる。これらの紐状シー
ル材は、取扱い、保存、輸送を容易にするため通
常剥離紙をつけるが、ときには表面に石粉をつけ
ることもある。
ゴム、エラストマー変性瀝青物系シートは、ゴ
ム、エラストマー等で変性した瀝青物もしくは更
にフイラーを適当に添加混合したものをシート状
にしたもの、もしくは、合成繊維、天然繊維、無
機繊維、プラスチツクなどの不織布、織布、編
布、網状布、ネツトを芯材ないし補強材としてこ
れにゴム、エラストマー等で変性した瀝青物を含
浸被覆加工しシート状にしたものである。これら
のシートに使用されるゴム、エラストマーで変性
した瀝青物は、紐状シール材と同様なものが使用
されるが、組成や性質の異るものも使用できる。
これらのシートの表面には取扱い、保存、貯蔵等
を容易にするため表面に砂、石粉等の鉱物粉粒を
付けたり、表面の少くとも片面に剥離性を付して
感圧接着性を保持したり接着性をよくするように
したりされている。厚さは1〜5mm程度のもの
で、通常2mm厚程度のものである。これらのシー
トを舗装体のクラツクや目地等に対して紐状シー
ル材を充填した上にクラツクや目地等の幅より広
く貼るが、その幅はクラツクや目地がかくれる程
度から広いものでは1mをこえることもある。舗
装体にクラツクが網状に入つていたり、多くのク
ラツクがあるときは、これらを紐状シール材でシ
ールしたのち全面的にこれらをおおう様にシート
を接着する方法がとられる。これらのシートに
は、必要に応じて適当な間隔で孔をあけておくこ
とができる。孔は空気を包含せずシートを接着さ
せるのに有効である。
舗装体のクラツク、目地等のシール方法は、次
のように実施される。先づ舗装体のクラツク、目
地等の割れ目を清掃し乾燥する。そしてプライマ
ーを塗布する。プライマーとしては、瀝青乳剤、
溶剤タイプアスフアルトプライマー、溶剤タイプ
ゴム化瀝青物、エラストマー変性瀝青物などのプ
ライマーが用いられる。またゴム系接着剤、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ゴ
ム系の各種プライマーも用いることができる。次
で、紐状シール材を適当に剥離紙をとりながらク
ラツク等の割れ目に挿入、充填する。紐状シール
材は柔軟性があり、また手で引張れば容易に伸ば
すことができ、クラツクなどが曲がつていたり、
幅が狭くなつたりして一様でなくても、クラツク
に合せて紐状シール材を充填できる。クラツク幅
の広いものは、紐状シール材を複数本充填するか
太い紐状シール材を充填する。
次でバーナ等で上面より加熱するか、焼ゴテ、
スムーザー等で上面から紐状シール材を加熱し溶
着させる。次で、その上にクラツクや目地幅より
広い幅をもつゴム、エラストマー変性瀝青物系シ
ートを接着する。接着は、下地面(舗装面の)に
プライマーを塗布してゴム、エラストマー変性瀝
青物系シートの剥離紙を剥がし押圧して接着する
か、下地面をバーナーで加熱し或は下地面とシー
ル状シール材を加熱してから接着する。かくして
シールは完了する。
本発明の方法を図示実施例に従つて説明すれ
ば、本発明の舗装体におけるクラツク、目地等の
シール手順を第1図から第4図の順に示した。図
において1は舗装体であつて、アスフアルト舗装
体、コンクリート舗装体等である。2はクラツ
ク、目地等であつて、舗装体1の表面に発生した
ものであり、シールの施工に際しては良くそのク
ラツク、目地等2の割れ目内を清掃し乾燥する
(第1図)。3はプライマー塗布層であつて、シー
ルの施工に際してクラツク、目地等2の表面に塗
布したものである。4は紐状シール材であつて、
シールするクラツク、目地等2の割れ目内に挿入
充填する(第2図)。5は焼ゴテであつて、クラ
ツク、目地等2内に充填した紐状シール材4を加
熱し溶融圧着する(第3図)。6はゴム、エラス
トマー変性瀝青物系シートを示し、紐状シール材
4を溶融圧着したクラツク、目地等2の表面を幅
広く被覆するように接着する(第4図)ことによ
つてクラツク等はシールされる。
上記において、クラツクや目地の深さが深いと
きは、下部にバツクアツプ材等を挿入することも
できる。またクラツクや目地に複数本の紐状シー
ル材を挿入して充填することもできる。そのよう
なときは、バーナーを使用することにより容易に
充填できる。また上記においてクラツクや目地を
清掃後十分に乾燥できなかつたり、プライマー塗
布しないで施工することもできるが、良好なシー
ルを得るためには、十分に乾燥させ、プライマー
塗布することが望ましい。
次に本発明の方法に基づくすぐれた効果につい
て説明する。
(1) 本発明の方法による時には、加熱施工式注入
目地材を使用する場合のように、シールの際に
目地材をメルターで加熱溶融する必要がなく、
また注入機を必要としないため、人手を要せ
ず、施工が早く、容易である。
メルターを使用しないので、メルター内で目
地材が劣化したり、引火したりする心配がな
く、その溶融の際の煙や悪臭が立たない。
(2) 本発明の方法による時には、紐状シール材を
使用するので、直線だけでなく曲がりくねつた
クラツク、幅が太かつたりせまかつたり一様で
ないクラツクのシールも容易である。
(3) 本発明の方法による時には、バーナー、焼ゴ
テ、スムーザー等の加熱装置によつて、紐状シ
ール材の上から加熱することにより、紐状シー
ル材がクラツク、目地等の壁面になじみよく溶
融接着すると共に、その紐状シール材を溶融接
着したクラツク、目地等の表面に対し、シート
をクラツク、目地の幅より広く接着してこれを
覆うので、接着と結合が良好で、シールが完全
なものとなる。
(4) 本発明の方法による時には、寒冷地などの応
急クラツクのシールで水気があり乾燥できない
クラツクを容易に確実にシールすることができ
る。
等のすぐれた効果を有する。
次に2、3の実施例を説明する。
実施例 1 ゴム化アスフアルト系加熱施工式注入目地材セ
ロシール(日瀝化学工業製品、商品名、軟化点90
℃、引張量(−10℃、セメントコンクリート舗装
要綱、注入目地材の引張試験方法による。以下同
様)6mm)及びセロシールSS(日瀝化学工業製
品、商品名、軟化点95℃、引張量(−10℃)15
mm)をベースに径10mmφおよび25mmφの紐状シー
ル材を造る。また、セロシール及びセロシール
SSに5重量%の石綿、石粉等を混入したものを
ベースに厚約2.5mm幅6cmの帯状のシートを造る。
北海道のアスフアルト舗装体の温度応力による
クラツク(幅2mmから30mmまでいろいろある)
に、アスフアルト乳剤系プライマーを塗布乾燥し
た後、紐状シール材をクラツク幅に応じたものを
挿入してバーナー、焼ゴテ、スムーザー等を使用
して充填する。次でクラツクの両側の舗装面にア
スフアルト乳剤系プライマーを塗布乾燥した後、
バーナーで加熱しつつ、シートを接着し、施工後
直ちに交通開放したが、シール効果が非常に良好
である。
実施例 2 天然ゴム、スチレンブタジエンゴムおよび再生
ゴム(自動車タイヤ)とストレートアスフアルト
をゴムロールで練りマスターバツチ(ゴム分約50
重量%)を造る。加熱式ニーダーにストレートア
スフアルト、ブローンアスフアルト、マスターバ
ツチ、自動車タイヤのゴム粉末、ポリブデン、石
油樹脂等を入れ170〜230℃で3時間混合し均質に
ゴムが分散した熱可塑性変性瀝青物を造る。これ
を押出し機を用いて径10mmφと径25mmφの断面円
形の紐状シール材と、断面2mm×50mmの帯状シー
トを造る。このベースの軟化点は120℃、引張量
は15mm以上(−10℃)であつた。
北海道のアスフアルト舗装体の温度応力クラツ
クに実施例1と同様の方法で紐状シール材を挿入
充填したのち、クラツクの周囲にゴム化瀝青物系
プライマーを塗布して、帯状のシートの剥離紙を
はがして接着しシールした後直ちに交通開放し
た。施工性が良く、施工容易で非常に良好にシー
ルでき経時変化も非常に良好であつた。また、ア
スフアルト舗装体のリフレクシヨンクラツクやコ
ンクリート舗装体の収縮目地やクラツクに対して
も上記と同様の方法でシールを実施して見たが非
常に良好な結果が得られた。
実施例 3 ストレートアスフアルトにスチレン・ブタヂエ
ンブロツク共重合ゴム、テルペン樹脂等を加熱混
合して軟化点100℃、引張量5mm以上(−10℃)
の熱可塑性組成物を造る。このものをポリエステ
ル製不織布に含浸被覆した厚さ約2mmのシート状
シール材を造り、その表面に鉱物粉粒をつけ、裏
面に剥離紙を付した。
アスフアルト舗装体のクラツクに対し、実施例
1の紐状シール材を実施例1と同様の方法で挿入
充填した後、そのクラツクのある舗装面上にアス
フアルト乳剤系プライマーを塗布乾燥した後、シ
ール材からなるシールの剥離紙を剥がしながら接
着し、軽く輾圧した後、すぐ交通に開放した。施
工性が良く、施工性容易で、非常に良好なシール
が出来、経時変化も極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
図において第1図〜第4図は、本発明の舗装体
におけるクラツク等のシール方法のシール手順を
順次に示す施工断面図である。 図において符号1は舗装体、2は舗装体のクラ
ツク、目地等、3はプライマー塗布層、4は紐状
シール材、5は焼ゴテ、6はゴム、エラストマー
変性瀝青物系シートを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゴム、エラストマー等で変性した瀝青物をベ
    ースとする熱可塑性組成物を紐状に形成し、その
    紐状熱可塑性組成物を舗装体のクラツク等におけ
    る割れ目に挿入充填し、その紐状熱可塑性組成物
    を加熱溶着した後、その上面に対しゴム、エラス
    トマー変性瀝青物系シートをクラツク等より幅広
    く貼着することを特徴とする舗装体におけるクラ
    ツク等のシール方法。
JP15028880A 1980-10-27 1980-10-27 Sealing of crack or the like in pavement Granted JPS5774405A (en)

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