JP3953596B2 - 舗装面のひびわれ補修方法と補修構築物 - Google Patents

舗装面のひびわれ補修方法と補修構築物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、舗装面のひびわれ補修方法とひびわれ補修構築物に関し、更に詳しくは、既設舗装体との密着性に優れ、耐久性に富むとともに作業性にも優れた舗装面のひびわれ補修方法と補修構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、大型車両の増加や交通量の増大に伴って、舗装体が損傷や破損を受ける頻度も急激に増加している。舗装体の損傷としては、地下埋設復旧後のジョイント部におけるひびわれや、舗装の打ち継ぎ目におけるひびわれ、わだち割れひびわれ等の舗装面に現れるひびわれ現象が顕著であるが、これらのひびわれは、そのまま放置すると、ひびわれ部からの雨水の浸透等により、やがては舗装体の破壊に至るものであり、決してゆるがせにはできない問題である。
【0003】
従来、ひびわれ部の補修方法としては、大別して、シール工法、Vカット工法、狭小切削工法等の応急補修工法と、切削面でのシートおよびシール工法、線状打換え工法、線状打換えと切削オーバーレイの組合せ等の進行防止対策工法とが提案されているが、そのいずれもが、効果の持続性、作業性、経済性等の面で一長一短であり、満足できるものではない。
【0004】
即ち、シール工法、Vカット工法等の応急補修工法は、作業は比較的簡単であるものの、応急補修工法というその名のとおり、ひびわれ補修効果は一時的なものに過ぎない。また、線状打換え等の進行防止対策工法は、ひびわれ部を含めた舗装体の打換え等の作業を要する割には、補修効果の持続性に欠け、時間の経過とともに、補修部分に再びひびわれが浮上してくる頻度が高いという欠点があった。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】
本発明は、これら従来技術のひびわれ補修工法の欠点を解決するためになされたもので、作業性が良く、経済的で、しかも補修効果が持続する舗装面のひびわれ補修方法、並びに、舗装面のひびわれ補修構築物を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、舗装面のひびわれ補修方法について研究を重ねた結果、瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を舗装面のひびわれ部に充填し、瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物が充填されたひびわれ部を覆うように、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとを敷き均し、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層を構築することによって、補修効果に優れたひびわれ補修構築物が、簡単に、かつ、経済的に構築できることを見出して、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、流動性に優れた瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物によってひびわれ部を充填し、更に、その上を、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層によって覆うものである。本発明の瀝青質バインダー及び流動性加熱モルタル混合物は、流動性に優れているため、舗装面に現れたひびわれ内部にも良く浸透し、ひびわれ部を充填する。また、その上に構築される瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層は、既設舗装面やひびわれ部を充填した瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物とも強固に密着、一体化して、雨水の浸透を妨げ、交通荷重による路面のたわみや温度変化等による路面の歪みにも良く追従し、ひびわれの再発や伝搬を防止する有効なひびわれ補修構築物を形成するものである。特に、本発明のひびわれ補修方法にあっては、ひびわれ部を覆う層内に網状シートが存在するので、曲げや剪断応力に対する耐久力が増し、補修効果を持続させるのに効果的である。この網状シートは、ひびわれ部を覆う層内に、1層もしくは2層以上介在させることが可能で、層数が増すことによって、ひびわれ補修構築物の耐曲げ性、耐剪断応力性を高めることができる。
【0008】
本発明の舗装面のひびわれ部の補修方法においては、ひびわれ部を含めた舗装体面にプライマーを散布しておくのが好ましく、プライマーを散布しておくことによって、使用する瀝青質バインダー及び流動性加熱モルタル混合物とひびわれ部を含めた舗装体面との密着性を一層高めることができる。
【0009】
また、本発明においては、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層の上に、例えば砂等の細骨材を散布するのが好ましく、このようにすることによって、通行車両のタイヤ等とひびわれ補修された舗装面とが粘着するのを防止することができる。
【0010】
また、本発明のひびわれ補修方法は、従来のオーバーレイ工法と組み合わせることにより、補修構築物の耐久性を増すことも可能である。本発明のひびわれ補修構築物は、既設舗装体やひびわれ充填部との密着性に優れているため、オーバーレイ厚を低減させることもできる。
【0011】
さらに、本発明の舗装面のひびわれ補修方法は、加熱した瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を使用するため、施工から交通解放までの時間が短く、交通障害を最小限にできるという利点もある。以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】
〈使用材料〉
本発明で使用する瀝青質バインダーは、瀝青材料を主たる原料とし、それにゴム及び/又はエラストマーを添加して、接着力、結合力、弾力性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性、伸張性、耐候性等を改善したものである。
【0013】
使用される瀝青材料としては、レーキアスファルト等の天然アスファルト、ストレートアスファルト、セミブローンアスファルト、ブローンアスファルトなどの石油アスファルト等で、これらの瀝青材料の1種もしくは2種以上が必要に応じて混合使用される。これら瀝青材料としては、針入度が25℃、100g、5秒で、20〜150(1/10mm)、軟化点が50〜150℃のものが好ましい。
【0014】
添加されるゴムまたはエラストマーとしては、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、スチレン・イソプレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、クロルスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、EPTゴム、アルフィンゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合ゴム、スチレン・イソプレンブロック共重合ゴム、エチレン・酢酸ビニール共重合物、エチレン・アクリレート共重合物、エチレン・エチルアクリレート共重合物(EEA)、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニール、塩化ビニール・酢酸ビニール共重合物、酢酸ビニール・アクリレート共重合物等が挙げられる。これらのゴムまたはエラストマーは、固体状、粉末状、ラテックス状等、種々の状態のものが使用でき、また、再生物であっても構わない。
【0015】
瀝青材料とゴム及び/又はエラストマーとの混合方法は、特に問うものではないが、瀝青材料とゴム及び/又はエラストマーとを加熱して混練する方法(第1の方法)や、そのようにして得られた混練物をマスターバッチとして、加熱溶融した瀝青材料に添加して、一定時間加熱混合する方法(第2の方法)や、ラテックス状やエマルジョン状にしたゴム及び/又はエラストマーを加熱溶融した瀝青材料中に添加混合して、水分を蒸発させて分散させる方法(第3の方法)や、例えば自動車タイヤの粉末ゴムなどの粉末状のゴム、例えばスチレン・ブタジエンブロック共重合ゴムなどの熱可塑性ゴム、あるいは、エチレン・酢酸ビニール共重合物のようなエラストマーを加熱溶融して瀝青材料に添加し、一定時間加熱混合して溶融、分散させる方法(第4の方法)などがある。
【0016】
第1の方法における加熱温度は120〜220℃が好ましく、第2の方法、第3の方法及び第4の方法における瀝青材料の加熱溶融温度は150〜250℃が好ましい。加熱温度が所定の温度より低いと十分な混合ができず、また、加熱温度が所定の温度よりも高いと瀝青材料やゴムまたはエラストマーの性状に変質をきたし、不都合である。
【0017】
また、混合に使用する機械としては、第1の方法においては、ゴムロールやバンバリミキサーが、また、第2の方法、第3の方法及び第4の方法においては、混合撹拌機や、コロイドミルのような分散溶解機、超音波分散機、パルスエアーミキサーのような空気式混合機等が使用される。
【0018】
本発明の瀝青質バインダーにおける、瀝青材料とゴム及び/又はエラストマーとの配合割合は、瀝青材料:ゴム及び/又はエラストマー=(60〜80重量%):(40〜20重量%)の範囲が好ましい。瀝青材料が60重量%未満であると、決して使用できないという訳ではないが、既設舗装体やひびわれ部内面との密着性や、耐候性等に劣り、施工後、剥離現象が発生する率が高く、不都合であり、一方、瀝青材料が80重量%を越えると、耐候性や雨水の浸透防止効果は向上するものの、結合力、弾力性、耐衝撃性等の効果が減少し、瀝青質バインダーとしての所期の効果があまり期待できなくなる。
【0019】
本発明の瀝青質バインダーには、更に、粘着付与剤として、熱可塑性固形樹脂や液状ゴム、液状樹脂、軟化剤、可塑剤などを添加するのが好ましい。添加される粘着付与剤としては、例えば、ロヂンとその誘導体、テルペン樹脂、石油樹脂とその誘導体、クマロンインデン樹脂、合成テルペン樹脂(例えば、日本ゼオン製、商品名「クイントン」)、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリブデン、イソブチレンとブタジエンの共重合物(例えば、東燃石油化学製、商品名「SKポリマー 1000」、または、日本ゼオン製、商品名「クイントール」)、プロセスオイル、松根油、可塑剤等が挙げられる。
【0020】
粘着付与剤の添加量は、瀝青材料とゴム及び/又はエラストマーとの混合物100重量部に対して、2〜15重量部が好ましい。粘着付与剤の添加量が2重量部未満であると、粘着性向上に効果が見られず、一方、粘着付与剤の添加量が15重量部を越えると、粘性が著しく増大し、ひびわれ部への充填作業や本発明の補修構築物の構築作業に支障を来すので不都合である。
【0021】
本発明の瀝青質バインダーには、更に、鉱物油、プロセスオイル、パイン油、アントラセン油、松根油、動植物油、重合油等のオイルを添加することができる。これらオイルの添加量は、老化防止剤や酸化防止剤、カーボンブラック等の顔料なども有利に添加できる。瀝青材料とゴム及び/又はエラストマーとの混合物100重量部に対して、0.5〜8重量部が好ましい。
【0022】
本発明で使用する流動性加熱モルタル混合物は、上記、瀝青質バインダーと骨材とを混合することによって製造される。
【0023】
骨材と瀝青質バインダーとの配合割合は、骨材70〜60重量%に対し、瀝青質バインダー30〜40重量%の範囲が好ましい。瀝青質バインダーの量が30重量%未満であると、決して使用できないという訳ではないが、製造される流動性加熱モルタル混合物の流動性が失われ、作業性が悪くなるとともに、接着性、粘着性、弾力性、耐候性等が低下する。一方、瀝青質バインダーの量が40重量%を越えると、骨材と瀝青質バインダーの材料分離が生じ易い。
【0024】
本発明の流動性加熱モルタル混合物に使用する骨材としては、細骨材とフィラーとを混合したものが良く、その配合割合は、細骨材70〜95重量%に対し、フィラー30〜5重量%の範囲が好ましい。細骨材の量が70重量%未満であると、決して使用できないという訳ではないが、製造される流動性加熱モルタル混合物が細かいものになり過ぎ、粘性が高まって施工上支障をきたす恐れがある。一方、細骨材の量が95重量%を越えると、決して使用できないという訳ではないが、製造される流動性加熱モルタル混合物が粗くなり過ぎて、細かなひびわれ中に充填され難くなると共に、構築される補修構築物が粗いものとなり好ましくない。
【0025】
本発明で使用する細骨材とは、2.36mmふるいを通過し、かつ、0.075mmふるいに止まる骨材をいい、例えば、川砂、丘砂、山砂、スクリーニングス、砕石ダスト、シリカサンド、人工骨材等が挙げられる。本発明で使用する細骨材の粒度は、0.2〜0.075mmの範囲が特に好ましい。
【0026】
本発明で使用するフィラーとは、0.075mmふるいを通過するものであって、例えば、スクリーニングスのフィラー分、石粉、焼却炉灰、クレー、タルク、フライアッシュ、カーボンブラックなどであるが、このほか、ゴム粉粒、コルク粉粒、木質粉粒、樹脂粉粒、パルプ、人工骨材であっても、0.075mmふるいを通過するものならば、フィラーとして使用可能である。
【0027】
本発明の流動性加熱モルタル混合物に使用する骨材は、上記、細骨材及びフィラーの1種もしくは2種以上を混合したものであるが、単一の骨材によって細骨材とフィラーとが混じり合ったような所定の粒度が得られるのであれば、その単一の骨材を使用しても良いことは勿論である。
【0028】
本発明の流動性加熱モルタル混合物に使用する細骨材は、予め、アスファルト乳剤もしくはアスファルトでコーティングしておくのが好ましく、その場合、アスファルト乳剤もしくはアスファルトの使用量は、細骨材100重量部に対して、0.5〜2.0重量部の範囲が好ましい。また、細骨材とフィラーとの混じり合った単一の骨材を使用する場合にも、細骨材の場合と同様に、予め、アスファルト乳剤もしくはアスファルトによってコーティングしておくことが望ましい。
【0029】
本発明の流動性加熱モルタル混合物は、次のようにして製造することができる。即ち、予め、溶融釜の中に入れ、210〜230℃の温度で溶融しておいた瀝青質バインダーと、別途、細骨材とフィラーとを所定の割合に混合した骨材、もしくは、細骨材とフィラーとを所定の割合に混合した骨材と同じ粒度になっている骨材を、180〜200℃の温度で予備加熱しておいたものとを、加熱混合釜中に所定割合で投入し、210〜230℃の温度で加熱しながら混合して製造する。
【0030】
本発明で使用する網状シートとは、ポリエステル、ポリアミド、芳香族ポリアミド、ビニロン、アクリル等の合成繊維、半合成繊維、天然繊維、ガラス繊維、再生繊維、炭素繊維、金属繊維等の繊維の1種もしくは2種以上を、格子状、ハニカム状等の網目状としたシート又はネットであって、本発明の補修方法の施工温度に耐えるものであれば、使用する繊維や編み目の形状等は特に問うものではない。網状シートは、使用に先立ち、瀝青材料で含浸しておくことが、瀝青質バインダーや流動性加熱モルタル混合物との一体化を図る上では好ましい。
【0031】
本発明において、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層の上に散布する細骨材としては、流動性加熱モルタル混合物に使用できる細骨材と同じものが使用できる。使用する細骨材の量は、0.3〜1.0m3 /100m2 の範囲が好ましく、散布は人力によっても良いし、スプレッダーマシン等を使用する機械散布でも構わない。散布後、必要に応じて、軽く転圧しても良いことは勿論である。
【0032】
〈補修方法〉
以下、図面を用いて、本発明の舗装面のひびわれ補修方法について説明する。
【0033】
図1において、1は舗装体であり、2は補修すべきひびわれ部である。ひびわれ部2の内部には、通常、土砂等の夾雑物3が存在しており、本発明のひびわれ補修方法を施工するに先立って、前処理として、ひびわれ部2を含めた舗装体表面の清掃を行うのが好ましい。
【0034】
清掃には2種の方法があり、その1つは、物理的処理ともいうべきものであって、例えば、コンプレッサーを使用して圧搾空気をひびわれ部2内に吹き込み、あるいは、近傍の舗装体表面に吹き付けて、ひびわれ部2内にこびりついた土砂等の夾雑物3や、舗装体1の表面に付着している土砂等を除去する方法である。
【0035】
他の1つは、化学的処理ともいうべきものであって、例えば、過酸化水素単味か、又は、過酸化水素に界面活性剤や酵素等を混合した薬剤を、ひびわれ部2内に流し込み、あるいは近傍の舗装体表面に散布して、過酸化水素の発泡力を利用して、発生した泡圧によって、ひびわれ部2内の夾雑物を押し上げ、あるいは、近傍の舗装体表面に付着した土砂等を剥離させて、その後、水等によって洗浄除去する方法である。
【0036】
これら2種の方法は併用しても良く、いずれにしても、薬剤を使用した場合は勿論のこと、圧搾空気を使用した場合でも、ひびわれ部2内は、通常、湿潤状態にあることが多いため、清掃処理が終了した図2に示す状態で、携帯用プロパンガスバーナー等を使用して、ひびわれ部2内部及び近傍の舗装体表面を加熱し、乾燥しておくのが望ましい。
【0037】
次に、図3に示すように、プライマー4を散布する。プライマー4は、ひびわれ部2内は勿論のこと、必要施工幅員にわたる舗装体表面にも散布され、このプライマー4には、後の工程で充填もしくは敷き均される瀝青質バインダーや流動性加熱モルタル混合物等との密着性、接着性を高める効果がある。
【0038】
プライマー4としては、瀝青系の溶剤プライマー、瀝青系エマルジョン、瀝青材料にゴムや合成樹脂を加えたエマルジョン、瀝青材料にゴムや合成樹脂を加えた溶剤系プライマー、ゴムと合成樹脂を主成分とする溶剤系プライマーなどが使用できる。
【0039】
プライマー4の使用量は、通常、0.2〜1.0L/m2 程度であり、この範囲の量のプライマー4が、1回もしくは2回以上に分けて散布あるいは塗布される。プライマー4の量が0.2L/m2 未満の場合には、ひびわれ部2内面や近傍舗装体表面と、そこに充填もしくは敷き均される瀝青質バインダーや流動性加熱モルタル混合物との間の密着性や接着性を高める効果が薄く、逆に、1.0L/m2 を越えると、施工後、時間の経過とともにフラッシュ現象の原因ともなるので、好ましくない。
【0040】
次に、図4に示すように、ひびわれ部2内に、瀝青質バインダーもしくは流動性加熱モルタル混合物を充填し、充填物5を形成する。充填には、瀝青質バインダーあるいは流動性加熱モルタル混合物のいずれを用いても良く、どちらを使用するかは、補修すべきひびわれの幅や深さに応じて選択する。瀝青質バインダーの方が流動性加熱モルタル混合物よりも流動性に優れているので、狭い間隙からなるひびわれなどの場合には、瀝青質バインダーを充填するのが好ましく、また、やや幅広のひびわれの場合には、流動性加熱モルタル混合物を充填するのが好ましい。
【0041】
瀝青質バインダーあるいは流動性加熱モルタル混合物のいずれを用いるにしても、それらは、施工中、通常210〜230℃程度の温度に加熱して、流動性を高めた状態で使用するのが望ましい。
【0042】
続いて、図5に示すように、充填されたひびわれ部を覆うように、瀝青質バインダーもしくは流動性加熱モルタル混合物を敷き均し、第1の層6を形成する。充填物5を形成するのに使用する材料と、第1の層6を形成するのに使用する材料とは、同じでも、異なっていても良い。同じ材料、例えば、同じ瀝青質バインダーを、ひびわれ部2の充填にも、また、その上を覆うように敷き均して第1の層6を形成するのにも使用する場合には、ひびわれ部2の充填と敷き均しとは連続した作業として行うことができる。即ち、ひびわれ部2に瀝青質バインダーを流し込んで充填し、充填後もその流し込む作業を継続すれば、瀝青質バインダーはひびわれ部2から溢れ出るので、それを敷き均すことによって、ひびわれ部2の充填と第1の層の形成とを連続した作業として行うことができる。勿論、同じ材料を使用する場合でも、ひびわれ部2の充填と第1の層の形成とを別個の作業として行うことは可能であり、ひびわれ部2の充填を行った後に、充填されたひびわれ部2を覆うように、充填に使用したものと同じ瀝青質バインダーもしくは流動性加熱モルタル混合物を敷き均すようにしても良い。いずれの場合でも、高温で溶融状態にある充填物5とその上の第1の層6とは、短時間で、互いに密着、一体化する。
【0043】
次いで、形成した第1の層6の温度が冷えないうちに、図6に示すように、網状シート7を敷き均し、続いて、図7に示すように、第1の層6との間で網状シート7を上下から挟み込むように、瀝青質バインダーもしくは流動性加熱モルタル混合物を敷き均して第2の層8を形成する。第1の層6を形成するのに使用した材料と第2の層8を形成するのに使用した材料とは同じでも、異なっていても良い。但し、本発明においては、流動性加熱モルタル混合物は、基本的には、瀝青質バインダーに骨材を混合することによって製造されるので、基本となる瀝青質バインダーは、同一施工中は同じものを使用するのが好ましい。同じ瀝青質バインダーを使用している限り、瀝青質バインダーとそれに骨材を混合して製造される流動性加熱モルタル混合物との相性は良く、短時間で密着、一体化して、強靭な補修構築物を形成する。十分な密着性、一体化性が得られるのであれば、同一施工中においてさえ、使用場所毎に異なる瀝青質バインダーを用いても良いことは勿論である。
【0044】
温度が高く、溶融状態にある第1の層6と第2の層8とは、網状シート7を挟んで密着、一体化し、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとが一体化した層を短時間で形成する。
【0045】
図6と図7に示す工程は、必要に応じて、2回以上繰り返すことが可能である。交通量の多い道路、過酷な条件に晒される施工箇所にあっては、図6と図7に示す工程を複数回繰り返すことにより、挟み込まれる網状シートの層数を増し、補修構築物の耐久性を高めることが望ましい。複数層挟み込まれる網状シートは、同じものを用いても良いし、層毎に異なる網状シートを用いても良い。また、最後に敷き均される第2の層8には、骨材を含んだ流動性加熱モルタル混合物を使用するのが、耐久性の観点からは好ましい。
【0046】
最後に、仕上げとして、図8に示すように、砂もしくはプレコートした砂等の細骨材9を散布する。細骨材9には、付着防止の効果がある。
【0047】
なお、図には示さないが、図8に示す作業を終えた後に、通常のオーバーレイを施すことも適宜可能である。本発明においては、ひびわれ部の補修が、充填と敷き均しという比較的簡単な作業によって強固に行われているので、オーバーレイの厚さが、通常必要とされる厚さよりも低減することもできる。
【0048】
また、以上の例は、線状のひびわれについてのものであるが、面状に拡がったひびわれに対しても本発明の補修方法は有効である。上に説明したのと同様の手順で、ひびわれ部を充填し、充填されたひびわれが存在する領域を覆うように、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物を敷き均し、更に、網状シート、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物を、この順に、必要な回数だけ敷き均せば良い。網状シートとしては、ひびわれの存在する領域を覆うに足る幅の広いものを用いるのが効果的であるが、幅の狭い網状シートを複数並べて、必要な施工幅を得るようにしても良い。複数の網状シートを並べる場合には、隣り合う網状シート同士を部分的に重ね合わすように敷き均すのが好ましい。また、網状シートの層を複数設ける場合には、上下の層で、網状シートの接続部が重ならないように敷き均すのが効果的である。
【0049】
以下、実施例を用いて、本発明を更に詳細に説明するが、本発明が以下の実施例に限られるものでないことは勿論である。
【0050】
【実施例1】
大型車両が通行する構内道路のセンタージョイント部に発生した幅16mm、長さ50mの線状のひびわれを、本発明の補修方法によって補修した。使用した材料並びに配合割合は以下のとおりである。なお、施工は、10mの区間毎に行った。
【0051】
〈瀝青質バインダー〉
ストレートアスファルト(60/80) 74重量%
エラストマー(スチレン・ブタジエンブロック共重合ゴム) 10重量%
粘着付与剤(芳香族石油樹脂) 4重量%
粉末ゴム(スチレン・ブタジエンブロック共重合ゴム) 10重量%
プロセスオイル 2重量%
【0052】
〈骨材〉
細骨材:アスファルトコーティング川砂 75重量%
川砂は栃木県鬼怒川産のものを使用し、この川砂100重量部に対して、アスファルト1.2重量部を用いてコーティングしたものを用いた。
フィラー:石粉(菱光石灰株式会社製) 25重量%
【0053】
瀝青質バインダーは、予め工場で上記の配合割合で混合製造し、1辺が3cmの立方体形状としたものを、25kg入りの段ボール箱に詰めて、施工現場に搬入した。また、骨材は、同じく、予め工場で上記の配合割合で混合製造したものを、40kg入りの南京袋に詰めて施工現場に搬入した。
【0054】
〈前処理〉
コンプレッサーを用いて、ひびわれ内の夾雑物を圧搾空気によってひびわれ外に排出した。ひびわれの深部には湿気があったので、プロパン式ハンド加熱器を用いてひびわれ内を乾燥させた。乾燥作業後、バキューム式清掃機を用いて、ひびわれ内部に残存する、及び、舗装体表面に排出された土砂等の夾雑物を吸引回収した。
【0055】
続いて、溶剤型プライマー(商品名「カチコートS」、ニチレキ株式会社製)を、0.4L/m2 の割合で、ひびわれ部を含めて、ひびわれ部を中心に約20cmの幅で既設舗装体表面に空気式散布機を使用して散布した。
【0056】
〈流動性加熱モルタル混合物の製造〉
立方体形状の瀝青質バインダーを、施工現場において、溶解釜に投入し、220℃で溶解した。別途、施工現場に搬入した骨材を、携帯式加熱オーブンによって190℃に予備加熱した。次に、溶解した瀝青質バインダー35重量部と、予備加熱した骨材65重量部とを、混合撹拌ミキサーに投入し、220℃で加熱混合して、流動性加熱モルタル混合物を製造した。なお、この流動性加熱モルタル混合物の物性は表1に示すとおりであった。
【0057】
【表1】
Figure 0003953596
【0058】
〈施工〉
220℃に加熱され溶解状態にある瀝青質バインダーを、プライマー散布の終了したひびわれ部に注入し、ひびわれ部を完全充填した。続いて、同じく220℃に加熱され溶融状態にある流動性加熱モルタル混合物を、瀝青質バインダーを充填したひびわれ部を覆うように、ひびわれ部を中心に約20cmの幅で敷き均した。敷き均し厚さは平均して約2mmであった。
【0059】
続いて、敷き均された流動性加熱モルタル混合物状が冷めない内に、その流動性加熱モルタル混合物上に、ガラス繊維と綿糸を混紡したものにアスファルトを含浸させた網状シート(商品名「シルバーメッシュ」、ニチレキ株式会社製)を、15cm幅で、敷き均した。敷き均した網状シートの上に、更に、流動性加熱モルタル混合物を、約30cmの幅で敷き均した。敷き均し厚さは平均で約2mmであった。
【0060】
〈後処理〉
続いて、流動性加熱モルタル混合物の製造に使用したのと同じアスファルトでプレコートした細骨材を、190℃に予備加熱したものを、最後に敷き均した流動性加熱モルタル混合物上に散布した。散布量は1.0m3 /100m2 で、散布幅は約30cmであった。細骨材の散布後、30分で交通解放した。
【0061】
施工後、3ヶ月を経過した時点で、補修されたひびわれ部を含む舗装体を切り出して、断面を観察したが、構築された補修構築物と既設舗装体との間に剥離は一切観察されず、新たなひび割れの発生も、雨水の浸透も皆無であった。
【0062】
【実施例2】
亀甲状に発達したひびわれを、幅5m、長さ15mにわたって、本発明の補修方法によって補修した。
【0063】
網状シートの幅が1mのものを使用した以外は、実施例1で使用したものと同じ材料を用いて補修を行った。施工手順も実施例1と同じであり、但し、網状シートの敷き均しとその上への流動性加熱モルタル混合物の敷き均し工程を2回繰り返し、網状シートを2層とした。網状シートは、接続部が約10cmの幅で重なるように敷き均し、接続部が2層の網状シートで重ならないように敷き均した。実施例1と同様に、最後にアスファルトでプレコートした細骨材を散布した後、30分で交通解放した。
【0064】
施工後、3ヶ月を経過した時点で、補修されたひびわれ部を含む舗装体を切り出して、断面を観察したが、構築された補修構築物と既設舗装体との間に剥離は一切観察されず、新たなひびわれの発生も、雨水の浸透も皆無であった。
【0065】
【発明の効果】
本発明の補修方法は、以上のように、瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物のひびわれ部への充填と、瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物と網状シートとの敷き均しという極めて簡単な作業によって、既設舗装体との密着性に優れた強固な補修構築物が効率良く構築できるものである。
【0066】
構築された補修構築物は、内部に網状シートを一体化して有しており、雨水の浸透を防止すると共に、適度の弾性と強度とを兼ね備え、厚みが薄いながらも、車両の通行や温度変化等に伴う舗装体の変形や歪みにもよく追従し、曲げや剪断力にも強く、極めて耐久性に富む補修構築物である。
【0067】
しかも、加熱タイプの材料を使用しているので、冷却を待って直ちに交通解放することが可能であり、補修作業による交通障害も最小限で済むという利点もある。
【0068】
このように、本発明のひびわれ補修方法並びにひびわれ補修構築物は、極めて優れた効果を奏するものであり、その業界に与える影響には多大のものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施工前の舗装体とひびわれ部を示す断面図である。
【図2】 清掃後の舗装体とひびわれ部を示す断面図である。
【図3】 プライマーを散布した状態の断面図である。
【図4】 瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物をひびわれ部に充填した状態の断面図である。
【図5】 瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を敷き均した状態の断面図である。
【図6】 網状シートを敷き均した状態の断面図である。
【図7】 更に、瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を敷き均した状態の断面図である。
【図8】 細骨材を散布した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 舗装体
2 ひびわれ部
3 夾雑物
4 プライマー
5 充填物
6 第1の層
7 網状シート
8 第2の層
9 細骨材

Claims (6)

  1. 流動性を有する瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を舗装面のひびわれ部に流し込んで充填する工程流動性を有する瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物が充填されたひびわれ部を覆うように、流動性を有する瀝青質バインダー及び/又は流動性加熱モルタル混合物を敷き均し第1の層を形成する工程、形成された第1の層の上に網状シートを敷き均す工程、及び、第1の層との間で網状シートを挟み込むように、流動性を有する瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物を敷き均して第2の層を形成する工程とを含むことを特徴とする舗装面のひびわれ補修方法。
  2. 第2の層の上に、網状シートと流動性を有する瀝青質バインダー又は流動性加熱モルタル混合物とを、この順に、1回以上敷き均す工程を含む請求項1記載の舗装面のひびわれ補修方法。
  3. 網状シートが瀝青質材料で含浸されている請求項1又は2記載の舗装面のひびわれ補修方法。
  4. 更に舗装体をオーバーレイする工程を含む請求項1、2又は3記載の舗装面のひびわれ補修方法。
  5. 瀝青質材料とゴム及び/又はエラストマーの配合割合が、瀝青質材料60〜80重量%に対し、ゴム及び/又はエラストマー40〜20重量%の範囲にある瀝青質バインダーを使用する請求項1、2、3又は4記載の舗装面のひびわれ補修方法。
  6. 細骨材とフィラーとの配合割合が、細骨材70〜95重量%に対し、フィラー30〜5重量%である骨材と、瀝青質材料とゴム及び/又はエラストマーの配合割合が、瀝青質材料60〜80重量%に対し、ゴム及び/又はエラストマー40〜20重量%の範囲である瀝青質バインダーとを、骨材70〜60重量%に対し、瀝青質バインダー30〜40重量%の範囲で配合してなる流動性加熱モルタル混合物を使用する請求項1、2、3又は4記載の舗装面のひびわれ補修方法。
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