JPS6348685Y2 - - Google Patents

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JPS6348685Y2
JPS6348685Y2 JP12236385U JP12236385U JPS6348685Y2 JP S6348685 Y2 JPS6348685 Y2 JP S6348685Y2 JP 12236385 U JP12236385 U JP 12236385U JP 12236385 U JP12236385 U JP 12236385U JP S6348685 Y2 JPS6348685 Y2 JP S6348685Y2
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JP
Japan
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metal foil
combustible material
winding core
heat
core
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JP12236385U
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JPS6236064U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、金属箔コイル状物に関するもので
ある。
一般に、軟質アルミニウム箔等の軟質金属箔
は、硬質金属箔を焼なまして製造される。
従来、上記金属箔の焼なましは、金属箔を巻芯
に巻回して金属箔コイル状物を形成し、この金属
箔コイル状物を電気炉等で加熱して行なつてい
る。
しかしながら、金属箔コイル状物を電気炉等で
熱処理する場合、温度の昇降過程において、巻芯
と外側の金属箔が膨脹、収縮する際に、両者の熱
伝導度、熱膨脹率等の差によつて巻芯近くの金属
箔が巻芯に強く押し付けられて金属箔が互いに密
着し、この密着により、金属箔コイル状物を巻戻
す際に金属箔が破れたり、表面のツヤが低下した
り、皺等の表面欠陥が生じたりするという問題が
あつた。
このように、従来の金属箔コイル状物において
は、上記のような熱処理の際に、巻芯部分の金属
箔に不良部分が発生するため、金属箔製品の規定
長さを保証するには、上記不良部分に相当する余
分な長さの金属箔を巻芯に巻付けておく必要があ
つた。
そこで、この考案は、焼なまし等の熱処理によ
つても、巻芯部分の不良部分が発生しない金属箔
コイル状物を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この考案は、巻芯
に、少くとも外面の耐熱層と可燃物の燃焼残滓か
ら成る薄膜層を介して金属箔を巻回したものであ
る。
このようにすると、燃焼残滓がクツシヨンの作
用をし、かつその外面又は内外面の耐熱層が残滓
の散逸を防止することができる。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
まず、第1図に示す第1の実施例の金属箔コイ
ル状物1の形成過程を説明する。
第2図に示すように、巻芯2の外周面に支持層
3を設け、この支持層3を介して、金属箔4を巻
芯2に巻回して金属箔コイル状物1を形成する。
上記支持層3は、第3図に示すように、紙、木、
布、セロフアン、デンプン糊等の可燃物5とその
外面に設けた金属箔、アスベスト紙、ガラスクロ
ス等の耐熱層6より成り、予め貼り合わせておく
か、或は巻芯2に可燃物5を巻き付け、その外面
に金属箔等の耐熱層6を巻き付けて、形成しても
よい。
また、上記可燃物5を構成する紙等にアルコー
ル等の蒸発性の液体を浸み込ませて紙等を膨潤さ
せておいてもよい。
巻芯と金属箔の組合せは、各種あるが、以下炭
素鋼鋼管にアルミニウム箔を巻回したコイル状物
を例にとり説明を続けることとする。
上記のようなアルミニウム箔コイル状物1を電
気炉等で焼なまし温度まで加熱する。この加熱工
程において、例えば硬質アルミニウム箔が軟質ア
ルミニウム箔になるために要する焼なまし温度で
可燃物5が燃焼し、燃焼残滓の薄膜層5′となり、
巻芯2の表面に形成される。このように、可燃物
5が燃焼した場合、その燃焼残滓は燃焼前より体
積が減少するため、巻芯2と箔4の巻芯部との間
に空隙が生じるとともに、灰化してクツシヨン層
となる。この後に、上記アルミニウム箔コイル状
物1の温度が下降する際、巻芯2よりも外側のア
ルミニウム箔4が先に収縮するが、上記のように
加熱工程の際に巻芯2とアルミニウム箔4の巻芯
部との間に空隙及びクツシヨン層が形成されるの
で、それらがアルミニウム箔4の収縮を吸収し、
アルミニウム箔4が巻芯2に圧着されず、アルミ
ニウム箔4に欠陥が生じない。
次に、コイル状物1を巻戻す場合、金属箔の巻
き始め部分まで巻戻すと、燃焼残滓が飛散するお
それがある。しかしながら、第1図に示すよう
に、金属箔4の巻き始め部分に耐熱層6が燃焼残
滓の薄膜層5′の外周面に残つているので、飛散
を防止することができる。
次に、第4図に示す第2の実施例の金属箔コイ
ル状物1を説明する。
図示のように、巻芯2の外周面に、可燃物5及
びその内外面に設けた耐熱層6,6′より成る支
持層3を介して、金属箔4を巻回して金属箔コイ
ル状物1を形成する。可燃物5は、第1の実施例
と同様燃焼して燃焼残滓の薄膜層5′となり、ク
ツシヨン層として働き金属箔の収縮を吸収する。
上記支持層3は、第5図に示すように、紙、
木、布、セロフアン、デンプン糊等の可燃物5と
その内外面に設けた金属箔、アスベスト紙、ガラ
スクロス等の耐熱層6′,6より成り、予め貼り
合せておくか、各層を順次巻芯2に巻き付けて形
成してもよい。
又、可燃物にアルコール等を浸み込ませておい
てもよい。
上述のように、この実施例によれば、燃焼残滓
の内外面に耐熱層が残つているので、金属箔を巻
き始め部分まで巻戻しても燃焼残滓が飛散する恐
れがない。
第6図及び第7図は、それぞれ第1の実施例及
び第2の実施例の支持層3を巻芯の外周面に複数
回、巻回した例を示す。これらのいずれにおいて
も、燃焼残滓の飛散もなく、金属箔の欠陥も生じ
ないことは、前記のものと同様である。
なお、可燃物層形成の際、その両側端が金属箔
の両側端よりやや内側になるようにしておくと、
燃焼残滓の側面よりの飛散防止に効果がある。ま
た、可燃物がシート状の場合、重なりによる段が
形成されないようにしておくのがよい。
上記のように、この考案の金属箔コイル状物
は、巻芯に、少なくとも外面の耐熱層と可燃物の
燃焼残滓からなる薄膜層を介して金属箔を巻回し
たものであるから、焼なまし等の熱処理によつて
も巻芯部分の金属箔相互が密着せず、金属箔の表
面欠陥を防止することができ、また巻き戻しの際
の燃焼残滓の飛散も防止することができる。した
がつて、この考案の金属箔コイル状物は金属箔の
規定長さを、巻芯部分まで確実に保証することが
できるので、従来の金属箔コイル状物のように、
規定長さを保証するために、余分な金属箔を巻芯
に巻付けておく必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す金属箔
コイル状物の斜視図、第2図は同上の製造方法を
示す説明斜視図、第3図は支持層の断面図、第4
図は第2の実施例を示す金属箔コイル状物の斜視
図、第5図は同例の支持層の断面図、第6図及び
第7図は他の実施例を示す金属箔コイル状物の斜
視図である。 1……金属箔コイル状物、2……巻芯、4……
金属箔、5……可燃物、5′……燃焼残滓の薄膜
層、6,6′……耐熱層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻芯に、少くとも外面の耐熱層と可燃物の燃焼
    残滓からなる薄膜層を介して金属箔を巻回した金
    属箔コイル状物。
JP12236385U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPS6348685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12236385U JPS6348685Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12236385U JPS6348685Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236064U JPS6236064U (ja) 1987-03-03
JPS6348685Y2 true JPS6348685Y2 (ja) 1988-12-14

Family

ID=31012479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12236385U Expired JPS6348685Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JP (1) JPS6348685Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS6236064U (ja) 1987-03-03

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