JPS6348231A - 保護基の脱離によるアルコ−ル化合物の製造法 - Google Patents

保護基の脱離によるアルコ−ル化合物の製造法

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JPS6348231A
JPS6348231A JP61190800A JP19080086A JPS6348231A JP S6348231 A JPS6348231 A JP S6348231A JP 61190800 A JP61190800 A JP 61190800A JP 19080086 A JP19080086 A JP 19080086A JP S6348231 A JPS6348231 A JP S6348231A
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JP
Japan
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group
compound
catalyst
protecting group
alcohol
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Application number
JP61190800A
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English (en)
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Junzo Odera
純蔵 大寺
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Nitto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kasei Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテトラヒドロピラニル基又はトリアルキルシリ
ル基を有するエーテル化合物から保護基を脱離させ、ア
ルコール化合物を製造する方法に関する。
アルコール化合物におけるヒドロキシ基をテトラヒドロ
ピラニル基やトリアルキルシリル基などで保護し、その
後の合成に利用した後、これらの保護基を脱離させて再
びヒドロキシ基を生成させる方法は、有機合成化学上重
要な手段であシ、特に天然物の合成に利用されている。
テトラヒドロピラニル基やトリアルキルシリル基で保護
して得られたエーテル化合物から保護基を脱離させてア
ルコール化合物とする方法は1通常酸や弗素イオンなど
の触媒と溶媒の存在下で行われている。
しかしこの方法では反−系に強い酸性物質や弗素イオン
が存在するため、酸や弗素イオンに対して不安定なアル
コール化合物やエーテル化合物には適用できない欠点が
ある。
そこでさらに温和な条件下で保護基の脱離を行う種々の
努力がなされているが、効率的な方法は確立されていな
い。
本発明者は種々研究の結果、触媒としてジスタノキサン
化合物を用いれば、温和な条件(中性)下でかつ広範囲
の保護されたアルコール化合物から保護基を脱離させて
アルコール化合物とじうろことを見出し9本発明に到っ
た。
すなわち9本発明は。
一般式〔■〕 R’−0−Z[I) (式中R1は有機基を、Zは置換又は非置換のテトラヒ
ドロピラニル基又はトリアルキルシリル基なる保護基を
それぞれ示す)で表わされるエーテル化合物から保護基
を脱離させて 一般式〔II〕 R” −OH[:ID (式中R1は有機基を示す)で表わされるアルコール化
合物を製造するに当り、該脱離反応を、触媒として 一般式[IID RR 〔式中Rはアルキル基又はフエーT/I/基を、X、Y
はハロゲン原子、 −OH、−NC8又は−OR’  
(ここでR4はアルキル基又はアリール基である)をそ
れぞれ示す〕で表わされるジスタノキサン化合物と溶媒
を用いて行うことを特徴とする保護基の脱離によるアル
コール化合物の製造法である。
上記一般式〔■〕で表わされるエーテル化合物は通常種
々の触媒及び溶媒の存在下に、一般式〔II〕で表わさ
れるアルコール化合物に9例えば置換又は非置換のジヒ
ドロピラン、トリアルキルシリルクロリド、ヘキサアル
キルジシラザンその他のトリアルキルシリル誘導体を作
用させることによシ得られ名。
このようなアルコール化合物としては9例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、ブチルアル コ − ル
 、 ヘ キ シルア ル コ − ル 、 オ り 
チル ア ル コー ル 、 ラ ウ リ ル ア ル
 コ − ル 、 ミ リ ヌ チ ル ア ルコ −
ル、パルミチルアルコール、ヌテアリルアルコール、オ
レイルアルコール、リシルイルアルコールコ ール、エチレングリコール、トリメチレングリ一一ル,
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール
、オクタメチレングリコール、グリセリン。
CH2 0H       、   CH2 0 CH
2 Ca Hs  +ルコール化合物などが挙げられる
アルコール化合物を保護して得た本発明方法に使用のエ
ーテル化合物としては,一般式〔■〕R’ー0ーZ において R1は上記アルコール化合物から少くとも1
個のヒドロキシ基を除いた有機基を示し,2ハ例えばテ
トラヒドロピラニル基,4−メトキシテトラヒドロピラ
ニル基などの置換又ハ非i 換。
テトラヒドロピラニル基,トリメチルシリル基。
トリエチルシリル基,t−ブチルジメチルシリル基など
のトリアルキルシリル基を示す化合物が挙げられる。
本発明において,触媒に使用できるジスタノキサン化合
物としては,上記一般式〔■〕において。
Rは,例えばメチル基,エチル基,プロピル基。
ブチル基,オクチル基,フェニル基などを示し。
X,Yは,例えばCl 、 Br 、 F 、 −OH
 、 −NCS 。
− O CHs 、 − O C2H5 +  O C
6 R5などの基を示すものを挙げることができる。
また本発明に用いる溶媒としては,アルコール類及び含
水溶媒を挙げることができる。アルコ−ル類としては9
例えばメチルアルコール、エチルアルコール、プロピル
アルコール、メトキシエチルレア ル コ − ル 、
 エ ト キ シ エ チ ルア ル コ − ル々 
トラ。
含水溶媒としては9例えばテトラヒドロフランと水、ジ
エチレングリコールと水、ジオキサンと水などを挙げる
ことができる。
本発明の方法は通常数のようにして行われる。
反応容器にテトラヒドロピラニルエーテルマタはトリア
ルキルシリルエーテルを入れ、触媒としてジスタノキサ
ン化合物、溶媒としてアルコール類又は含水溶媒の存在
下に室温で又は加熱して攪拌すれば容易に保護基を脱離
でき、アルコール化合物が得られる。
上記脱離反応において、エーテル化合物と触媒とのモル
比は1:0.001〜1:0.1の範囲で使用しうる。
また溶媒の量はエーテル化合物の溶解を妨げない範囲で
用いられる。
このようにして得られた本発明の生成物は、溶媒で抽出
後、蒸留、カラムクロマトグラフィー。
ガヌクロマトグラフイーなどの常用の手段で精製され、
公知のものは標品(市販品)との比較で。
その他のものはNMR々どで確認することができる。
本発明方法によると1分子中に二種以上の保護 “基を
有する場合に、保護基の脱離に選択性があシ脱離の容易
さは、 (CH3)3St)THP>(t−04H9)
(CHa)2Si(ここでTHPはテトラヒドロピラニ
ル基を示す)と考えられる。また本発明によると、メト
キシメチル基、メチルチオメチル基、ベンジ/4で保護
されたアルコール化合物、アセタールまたはケタールと
して保護されたカルボニル化合物に対してはその保護基
に影響を及ぼさない利点がある。
本発明方法によれば、皺めて少量の触媒を用いて、エー
テル化合物よシ保護基を脱離させ、相当するアルコ−“
ル化合物を極めて高収率で得ることができるので、有機
合成上、特に天然物合成上。
極めて有利な方法である。
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 還流冷却器、攪拌機及び温度計を備えた三ツロフラヌコ
に、オクチルテトラヒドロピラニルエーテ)v2.13
f(10mlTIo! ) 、 1 、3−ジイソチオ
シアナートテトラブチルジスタノキサン60■(Q、l
 mmol )及びメタノール30m1を仕込み、攪拌
還流下に、2時間反応を行なった。反応混合物からメタ
ノールを留去、蒸留を行ない沸点196℃を有するオク
タツール1.265’を得た。収率は97%であった。
実施例2 実施例1と同様な反応容器に、オクチ)V )リメチル
シリルエーテル2.02f(IQmmol) 、 1 
 、3−ジイソチオシアナートテトラブチルジスタノキ
サ:/ 60+v (0,1mmol )及びメタノ−
/L’30−を仕込み攪拌下、室温で17時間反応を行
なった。反応混合物をジクロロメタン−水(5: 1 
)i媒で抽出し硫酸マグネシウムで乾燥した後、蒸留を
行ない沸点196℃を有するオクタノ−/L’1.25
tを得た。収率は96%であった。
実施例8 実施例1と同様な反応容器に、オクチルテトラヒドロピ
ラニルエーテル2,132(IQmmol)、下記第1
表のジスタノキサン化合物0.1mmol及びメタノ−
/L’30+++/を仕込み、下記第1表の反応条件で
反応を行ない、沸点196℃のオクタツールを得た。
結果を第1表に示す。
第   1   表 RR (注)表中の記号は次の意義を示す。
Buニブチル基 Ph:フェニル基 Me:メチル基実
施例4 実施例1と同様な反応容器に、オクチルトリメf−wシ
リノvx−テzv2.021i’(10mmOI ) 
 +下記第2表のジスタノキサン化合物Q、1mmol
及びメタノ−)v30−を仕込み、下記第2表の反応条
件で反応を行ない、沸点196℃のオクタツールを得た
結果を第2表に示す。
第   2   表 (注)表中の記号は次の意義を示す。
Buニブチル基 Ph:フェニル基 Me:メチル基実
施例5 実施例1と同様な反応容器に、下記第3表のテトラヒド
ロピラニルエーテル化合物10 mmol 、 1 。
3−ジイソチオシアナートテトラブチルジスタノキサン
60 ”? (0,1mmol )及び溶媒30fn1
.を仕込み。
下記第8表の反応条件で反応を行ない、溶媒を留去後、
蒸留その他の手段で相当するアルコール化合物を得た。
結果を第8表に示す。
(注)第3表中の記号は次の意義を示す。
TIP :テトラヒドロピラニル基  THF :テト
ラヒドロフラン   TBDMS : t−ブチルジメ
チルシリル基 実施例6 実施例1と同様な反応容器に、下記第4表のトリアルキ
ルシリルエーテル化合物lQ mmol 、 1 、3
−ジイソチオシアナートテトラブチルジスタノキサン6
0 mg (Q、 l mmol )及び溶媒30fn
1.を仕込み。
下記第4表の反応条件で反応を行なった。反応混合物を
ジクロロメタン−水溶媒で抽出し、蒸留その他の手段で
相当するアルコール化合物を得た。
結果を第4表に示す。
(注)第4表中の記号は次の意義を示す。
TMS : )リメチルシリル基   THF :テト
ラヒドロフラン    TBDMS : t−ブチルジ
メチルシリル基THP :テトラヒドロビラニル基 特許出願入 日東化成株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 触媒と溶媒の存在下、 一般式〔 I 〕 R^1−O−Z〔 I 〕 (式中R^1は有機基を、Zは置換又は非置換のテトラ
    ヒドロピラニル基又はトリアルキルシリル基なる保護基
    をそれぞれ示す)で表わされるエーテル化合物から保護
    基を脱離させて 一般式〔II〕 R^1−OH〔II〕 (式中R^1は有機基を示す)で表わされるアルコール
    化合物を製造するに当り、該脱離反応を、触媒として一
    般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 〔式中Rはアルキル基又はフェニル基を、X、Yはハロ
    ゲン原子、−OH、−NCS又は−OR^4(ここでR
    ^4はアルキル基又はアリール基である)をそれぞれ示
    す〕で表わされるジスタノキサン化合物と溶媒を用いて
    行うことを特徴とする保護基の脱離によるアルコール化
    合物の製造法。
JP61190800A 1986-08-13 1986-08-13 保護基の脱離によるアルコ−ル化合物の製造法 Pending JPS6348231A (ja)

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